JP2529480Y2 - 電線接続端子及び配線板 - Google Patents
電線接続端子及び配線板Info
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- JP2529480Y2 JP2529480Y2 JP1991021436U JP2143691U JP2529480Y2 JP 2529480 Y2 JP2529480 Y2 JP 2529480Y2 JP 1991021436 U JP1991021436 U JP 1991021436U JP 2143691 U JP2143691 U JP 2143691U JP 2529480 Y2 JP2529480 Y2 JP 2529480Y2
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- Japan
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- electric wire
- connection terminal
- wire connection
- circular hole
- terminal
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電線の配索(配線)方
向に関係なく、電線を簡単に接続することができる接続
端子及び該接続端子を用いて薄型化を図った配線板に関
するものである。
向に関係なく、電線を簡単に接続することができる接続
端子及び該接続端子を用いて薄型化を図った配線板に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図24は、特公昭57−10592号公
報に記載されたと同様な電線接続端子の構造を示すもの
である。
報に記載されたと同様な電線接続端子の構造を示すもの
である。
【0003】図で、61は、接続端子、62は、絶縁基
板、63は、電線を示す。該絶縁基板61の表面には、
接着性樹脂材64をコーティングしてあり、該樹脂材6
4に複数の電線63を配索固着させ、電線63の交差部
65に、絶縁基板62を貫通する孔66を設け、該孔6
6の内面に導電メッキ67を施して、電線63と電気的
に接触した接続端子61を形成している。該接続端子6
1には、ピン状端子68を突設したり、孔66内に、図
示しない雄端子を挿着したりして、外部との電気的接続
を行う。しかしながら、上記構造にあっては、構造が複
雑で、多くの製造工程を必要とし、コストが高いという
問題があった。
板、63は、電線を示す。該絶縁基板61の表面には、
接着性樹脂材64をコーティングしてあり、該樹脂材6
4に複数の電線63を配索固着させ、電線63の交差部
65に、絶縁基板62を貫通する孔66を設け、該孔6
6の内面に導電メッキ67を施して、電線63と電気的
に接触した接続端子61を形成している。該接続端子6
1には、ピン状端子68を突設したり、孔66内に、図
示しない雄端子を挿着したりして、外部との電気的接続
を行う。しかしながら、上記構造にあっては、構造が複
雑で、多くの製造工程を必要とし、コストが高いという
問題があった。
【0004】図25は、特開昭56−13674号公報
に記載された圧接端子構造を示すものである。該圧接端
子69は、導電金属片の両端部にそれぞれ一対の圧接刃
70,70を90°位相させて形成してなるものであ
る。そして、絶縁基板71の対角方向に複数の該圧接端
子69の中間部72を埋め込んで、各圧接刃70を絶縁
基板71の表裏に突出させている。該圧接刃70には、
それぞれ電線73を圧接接続して縦横方向に配索する。
に記載された圧接端子構造を示すものである。該圧接端
子69は、導電金属片の両端部にそれぞれ一対の圧接刃
70,70を90°位相させて形成してなるものであ
る。そして、絶縁基板71の対角方向に複数の該圧接端
子69の中間部72を埋め込んで、各圧接刃70を絶縁
基板71の表裏に突出させている。該圧接刃70には、
それぞれ電線73を圧接接続して縦横方向に配索する。
【0005】該圧接端子71は、構造が簡単で、容易に
製造でき、コスト的に安いものである。しかしながら、
電線73を特定の方向、すなわち圧接端子69の圧接刃
70に対して直交する方向からしか接続できず、電線7
3の配索方向が制限されてしまうという欠点があった。
さらに、絶縁基板71上に圧接刃70を突出させるため
に、圧接刃70をぶつけて変形させたり、配線板74が
厚さ方向に肥大化するという問題があった。
製造でき、コスト的に安いものである。しかしながら、
電線73を特定の方向、すなわち圧接端子69の圧接刃
70に対して直交する方向からしか接続できず、電線7
3の配索方向が制限されてしまうという欠点があった。
さらに、絶縁基板71上に圧接刃70を突出させるため
に、圧接刃70をぶつけて変形させたり、配線板74が
厚さ方向に肥大化するという問題があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した点
に鑑み、構造が簡単で、容易に製造できることは勿論の
こと、電線の配索方向が制限されず、且つ圧接端子のよ
うに圧接刃をぶつける心配がなく、配線板に適用した場
合に厚さ方向に肥大化させることのない電線接続端子及
びその配線板を提供することを目的とする。
に鑑み、構造が簡単で、容易に製造できることは勿論の
こと、電線の配索方向が制限されず、且つ圧接端子のよ
うに圧接刃をぶつける心配がなく、配線板に適用した場
合に厚さ方向に肥大化させることのない電線接続端子及
びその配線板を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、導電板に電線挿入用の円孔が貫設された
電線接続端子において、該円孔の内周がテーパ面であ
り、該円孔の小径部側において該テーパ面と該導電板の
表面とが鋭角的に交差することで、この交差部に電線接
続用の環状刃が構成されたことを特徴とする第一の電線
接続端子、及び、導電板に電線挿入用の円孔が貫設され
た電線接続端子において、該導電板の板厚の範囲内で該
円孔の内周面に電線接続用の多条環状刃が形成されたこ
とを特徴とする第二の電線接続端子をそれぞれ採用す
る。また、前記第一の電線接続端子又は第二の電線接続
端子が絶縁基板の表裏に配設されたことを特徴とする配
線板も有効である。
に、本考案は、導電板に電線挿入用の円孔が貫設された
電線接続端子において、該円孔の内周がテーパ面であ
り、該円孔の小径部側において該テーパ面と該導電板の
表面とが鋭角的に交差することで、この交差部に電線接
続用の環状刃が構成されたことを特徴とする第一の電線
接続端子、及び、導電板に電線挿入用の円孔が貫設され
た電線接続端子において、該導電板の板厚の範囲内で該
円孔の内周面に電線接続用の多条環状刃が形成されたこ
とを特徴とする第二の電線接続端子をそれぞれ採用す
る。また、前記第一の電線接続端子又は第二の電線接続
端子が絶縁基板の表裏に配設されたことを特徴とする配
線板も有効である。
【0008】
【作用】電線を電線接続端子の円孔に押し込むことによ
り、円孔内の環状刃が電線の被覆を剥がして電線の導体
部と電気的に接触する。円孔のテーパ面と導電板の表面
とが交差してできた環状刃は鋭利であり、皮剥き性・耐
磨性が高く、また環状刃に対して電線をあらゆる方向か
ら配索し接続可能である。環状刃は導電板の板厚の範囲
内で形成されるから、電線接続端子自体が偏平に形成さ
れ、それにより配線板も蒲型化される。配線板の表裏両
側から電線を接続可能である。
り、円孔内の環状刃が電線の被覆を剥がして電線の導体
部と電気的に接触する。円孔のテーパ面と導電板の表面
とが交差してできた環状刃は鋭利であり、皮剥き性・耐
磨性が高く、また環状刃に対して電線をあらゆる方向か
ら配索し接続可能である。環状刃は導電板の板厚の範囲
内で形成されるから、電線接続端子自体が偏平に形成さ
れ、それにより配線板も蒲型化される。配線板の表裏両
側から電線を接続可能である。
【0009】
【実施例】図1は、本考案に係る電線接続端子の一実施
例を示す要部斜視図、図2は、図1のA−A断面図であ
る。
例を示す要部斜視図、図2は、図1のA−A断面図であ
る。
【0010】該電線接続端子1は、銅合金等を材料とし
たブスバー2や端子板等の先端部を矩形状に屈曲させ、
この矩形部3の天板部4に下向きテーパ面5を有する円
孔6を穿設して、該テーパ面5と天板部上面4aとの交
点に環状刃7を形成させたものである。該環状刃7の直
径Dは、接続しようとする電線8の径dの概ね二倍程度
に設定してある。また、前記矩形部3の内側には、空間
部9を設けておく。
たブスバー2や端子板等の先端部を矩形状に屈曲させ、
この矩形部3の天板部4に下向きテーパ面5を有する円
孔6を穿設して、該テーパ面5と天板部上面4aとの交
点に環状刃7を形成させたものである。該環状刃7の直
径Dは、接続しようとする電線8の径dの概ね二倍程度
に設定してある。また、前記矩形部3の内側には、空間
部9を設けておく。
【0011】以下に、該電線接続端子1における種々の
変形例を列挙する。図3に示す例は、ブスバー2′の上
面に矩形部3′を折り返し連成して、天板部4′に上向
きテーパ面5′を有する円孔6′を穿設して、該テーパ
面5′と天板部下面4bとの交点に環状刃7′を形成さ
せたものである。
変形例を列挙する。図3に示す例は、ブスバー2′の上
面に矩形部3′を折り返し連成して、天板部4′に上向
きテーパ面5′を有する円孔6′を穿設して、該テーパ
面5′と天板部下面4bとの交点に環状刃7′を形成さ
せたものである。
【0012】図4に示す例は、上記実施例におけると同
様な矩形部3″の天板部4″に、円孔6″のテーパ面
5″から径方向に複数(図では三本)のスリット10を
切欠して、該円孔6″の周縁部11にばね性を付与させ
たものである。
様な矩形部3″の天板部4″に、円孔6″のテーパ面
5″から径方向に複数(図では三本)のスリット10を
切欠して、該円孔6″の周縁部11にばね性を付与させ
たものである。
【0013】図5に示す例は、矩形部12の天板部13
にバーリング加工を施してボス部14に形成した円孔1
5の内周面に、ホーニングやローレットあるいはタッピ
ング加工により、断面鋸歯状の多条環状刃16を形成し
たものである。
にバーリング加工を施してボス部14に形成した円孔1
5の内周面に、ホーニングやローレットあるいはタッピ
ング加工により、断面鋸歯状の多条環状刃16を形成し
たものである。
【0014】図6に示す例は、一枚の導電金属板19に
多条環状刃18を有する円孔17を設けると共に、該導
電金属板19を合成樹脂基板20の貫通孔21の内壁2
2に一体成形したものである。
多条環状刃18を有する円孔17を設けると共に、該導
電金属板19を合成樹脂基板20の貫通孔21の内壁2
2に一体成形したものである。
【0015】図7に示す例は、クランク状に屈曲させた
導電金属板80の天板部81と底板部82とに環状刃8
3を有するテーパ状円孔84を穿設したものである。こ
のクランク状接続端子85は、図8に示す如く、合成樹
脂製の絶縁基板86に形成した角孔87の内壁に端子端
部を埋め込んで固定される。該天板部81と底板部82
の内側にはそれぞれ空間部88が形成される。
導電金属板80の天板部81と底板部82とに環状刃8
3を有するテーパ状円孔84を穿設したものである。こ
のクランク状接続端子85は、図8に示す如く、合成樹
脂製の絶縁基板86に形成した角孔87の内壁に端子端
部を埋め込んで固定される。該天板部81と底板部82
の内側にはそれぞれ空間部88が形成される。
【0016】次に、上記したそれぞれの接続端子に電線
を接続する方法を説明する。図9は、図1で説明した接
続端子1を示し、天板4部の円孔6上に電線23を載置
し、先端に凹部24を有する薄板ヘラ状の治具25で該
電線23を該円孔6から矩形部3の空間9内に折り返し
た状態に押し込む。該電線23は、図10に示すよう
に、環状刃7で外側の被覆23aを剥がされると同時
に、導体部23bを該環状刃7に食い込ませて電気的に
接続される。
を接続する方法を説明する。図9は、図1で説明した接
続端子1を示し、天板4部の円孔6上に電線23を載置
し、先端に凹部24を有する薄板ヘラ状の治具25で該
電線23を該円孔6から矩形部3の空間9内に折り返し
た状態に押し込む。該電線23は、図10に示すよう
に、環状刃7で外側の被覆23aを剥がされると同時
に、導体部23bを該環状刃7に食い込ませて電気的に
接続される。
【0017】該電線23は、導体部23bがイ方向に輪
状に復元しようとする力と、天板部4の弾性力(図4の
例では特に顕著である)とで、空間部9内に保持され
る。ここで特筆すべきは、電線23が円孔6に対して3
60°の平面上で矢印ロ(図7)に示す如くどの方向に
配索されようとも、簡単に接続が可能であり、しかも、
電線23が空間部9内に進入するから、従来の圧接端子
69(図25)のような外部への突出部分がないという
ことである。
状に復元しようとする力と、天板部4の弾性力(図4の
例では特に顕著である)とで、空間部9内に保持され
る。ここで特筆すべきは、電線23が円孔6に対して3
60°の平面上で矢印ロ(図7)に示す如くどの方向に
配索されようとも、簡単に接続が可能であり、しかも、
電線23が空間部9内に進入するから、従来の圧接端子
69(図25)のような外部への突出部分がないという
ことである。
【0018】なお、電線23をより強固に保持させるた
めに、図11に示すように、導体部23bと円孔6のテ
ーパ面5とをロウ付け26等により溶着させてもよい。
あるいは、図12に示すように、固定用ブッシュ27
(図13参照)により電線23を円孔6内に押し込んだ
状態で固定させることもできる。
めに、図11に示すように、導体部23bと円孔6のテ
ーパ面5とをロウ付け26等により溶着させてもよい。
あるいは、図12に示すように、固定用ブッシュ27
(図13参照)により電線23を円孔6内に押し込んだ
状態で固定させることもできる。
【0019】該ブッシュ27は、金属やセラミック等の
硬質材料を用いて、先端に電線支持用二股28を有する
支柱29に押圧用円板30を連成し、該支柱29の先半
部に、ゴム等を材料とした円錐状弾性体31を固着した
ものである。該弾性体31は、円孔6に押し込む際に撓
み、押し込み後に復元して電線23の抜け出しを阻止
し、また、押圧用円板30は、電線23をぶらつかない
ように天板4と平行に折曲させる。
硬質材料を用いて、先端に電線支持用二股28を有する
支柱29に押圧用円板30を連成し、該支柱29の先半
部に、ゴム等を材料とした円錐状弾性体31を固着した
ものである。該弾性体31は、円孔6に押し込む際に撓
み、押し込み後に復元して電線23の抜け出しを阻止
し、また、押圧用円板30は、電線23をぶらつかない
ように天板4と平行に折曲させる。
【0020】図14は、複数の矩形部32を並列に連成
した接続端子33を示すものであり、各矩形部32の円
孔34に電線35を連続して接続するには、図15に示
すような固定板36を用いる。
した接続端子33を示すものであり、各矩形部32の円
孔34に電線35を連続して接続するには、図15に示
すような固定板36を用いる。
【0021】該固定板36は、合成樹脂を材料として、
基板37の裏面にくさび状突起38を並設したものであ
り、図示しない係止手段により前記接続端子33に係着
可能である。この際、該突起38は、電線39を円孔3
4内で押し拡げ、環状刃40に強く接触させて、電気的
接触を強める。
基板37の裏面にくさび状突起38を並設したものであ
り、図示しない係止手段により前記接続端子33に係着
可能である。この際、該突起38は、電線39を円孔3
4内で押し拡げ、環状刃40に強く接触させて、電気的
接触を強める。
【0022】図16は、本考案の電線接続端子をコネク
タ端子に応用した例を示すものである。この接続端子4
1は、電気接触部42を有する端子本体43の基端方に
立上板44を介して天板部45を連成し、該天板部45
に、図1で示したと同様な環状刃46を有するテーパ状
円孔47を設けたものである。該円孔47には、電線4
8の端末を押し込んで接続し、合成樹脂製のコネクタハ
ウジング49の端子収容室50に挿入係止させる。
タ端子に応用した例を示すものである。この接続端子4
1は、電気接触部42を有する端子本体43の基端方に
立上板44を介して天板部45を連成し、該天板部45
に、図1で示したと同様な環状刃46を有するテーパ状
円孔47を設けたものである。該円孔47には、電線4
8の端末を押し込んで接続し、合成樹脂製のコネクタハ
ウジング49の端子収容室50に挿入係止させる。
【0023】図17は、図7,8で説明したクランク状
接続端子85に固定用ブッシュ89等を用いて基板86
の表裏両側から電線90,90を天板81と底板82の
円孔84に押し込んで接続させる状態を示すものであ
る。押し込まれた電線90は空間部88内に収容され
る。固定用ブッシュ89の長さは、電線90の先端が外
部に突出しないように設定される。
接続端子85に固定用ブッシュ89等を用いて基板86
の表裏両側から電線90,90を天板81と底板82の
円孔84に押し込んで接続させる状態を示すものであ
る。押し込まれた電線90は空間部88内に収容され
る。固定用ブッシュ89の長さは、電線90の先端が外
部に突出しないように設定される。
【0024】図18は、絶縁基板86に複数のクランク
状接続端子85を配設して、分岐接続用の配線板91を
形成した例を示すものである。電線90は、配線板91
の平面上のどの方向からでも簡単に接続することができ
る。なお、電線90の配索密度を高めるために、図19
に示す如く、楕円形の円孔92を形成して板幅sを狭め
たクランク状接続端子85′を用いることもできる。
状接続端子85を配設して、分岐接続用の配線板91を
形成した例を示すものである。電線90は、配線板91
の平面上のどの方向からでも簡単に接続することができ
る。なお、電線90の配索密度を高めるために、図19
に示す如く、楕円形の円孔92を形成して板幅sを狭め
たクランク状接続端子85′を用いることもできる。
【0025】図20は、縦置きブスバー93の上下端
に、環状刃94付きの円孔95を有する複数の端子板9
6を左右対称方向に突設してなる端子付きブスバー97
を示すものである。図21に示すように、該端子付きブ
スバー97は、絶縁基板98の内部に配索され、各端子
板96を絶縁基板98に貫設した開口孔99内に位置さ
せてブスバー配線板100を構成させる。
に、環状刃94付きの円孔95を有する複数の端子板9
6を左右対称方向に突設してなる端子付きブスバー97
を示すものである。図21に示すように、該端子付きブ
スバー97は、絶縁基板98の内部に配索され、各端子
板96を絶縁基板98に貫設した開口孔99内に位置さ
せてブスバー配線板100を構成させる。
【0026】図22は、横置きブスバー53の表裏に矩
形状の端子部54を交互に突出させてなる端子付きブス
バー52を示す。該端子部54の天板部57には、環状
刃58を有する円孔56を形成してある。図23に示す
ように、該端子付きブスバー52は、二枚の絶縁基板5
1の間に挟み込んで配設し、該絶縁基板51の開口孔5
5に端子部54を位置させてブスバー配線板60を構成
させる。
形状の端子部54を交互に突出させてなる端子付きブス
バー52を示す。該端子部54の天板部57には、環状
刃58を有する円孔56を形成してある。図23に示す
ように、該端子付きブスバー52は、二枚の絶縁基板5
1の間に挟み込んで配設し、該絶縁基板51の開口孔5
5に端子部54を位置させてブスバー配線板60を構成
させる。
【0027】これらの配線板60,91,100によれ
ば、配線板60,91,100上のあらゆる方向に電線
59,90を簡単に接続及び配索させることができると
共に、配線板上に端子部54,85,96が突出しない
から、薄型化を達成することができる。
ば、配線板60,91,100上のあらゆる方向に電線
59,90を簡単に接続及び配索させることができると
共に、配線板上に端子部54,85,96が突出しない
から、薄型化を達成することができる。
【0028】
【考案の効果】以上の如くに、本考案によれば、従来の
圧接刃の外部干渉が防止され、且つ電線接続端子の環状
刃に対して電線をあらゆる方向から配索し接続すること
ができるのは勿論のこと、請求項1,2記載の環状刃が
導電板の板厚の範囲内で形成され、電線接続端子自体が
偏平に構成されるから、電線接続部及び請求項3記載の
配線板の薄型化が達成される。該配線板によれば薄型で
あるにもかかわらず表裏両側から電線を接続できる。
圧接刃の外部干渉が防止され、且つ電線接続端子の環状
刃に対して電線をあらゆる方向から配索し接続すること
ができるのは勿論のこと、請求項1,2記載の環状刃が
導電板の板厚の範囲内で形成され、電線接続端子自体が
偏平に構成されるから、電線接続部及び請求項3記載の
配線板の薄型化が達成される。該配線板によれば薄型で
あるにもかかわらず表裏両側から電線を接続できる。
【図1】本考案に係る電線接続端子の一実施例を示す要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】上記電線接続端子の第一変形例を示す縦断面図
である。
である。
【図4】同じく第二変形例を示す要部斜視図である。
【図5】同じく第三変形例を示す縦断面図である。
【図6】同じく第四変形例を示す縦断面図である。
【図7】クランク状接続端子を示す斜視図である。
【図8】クランク状接続端子を基板に固定した状態を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図9】接続端子に電線を接続する方法の一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図10】電線を接続した状態を示す縦断面図である。
【図11】電線の固定手段の一例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図12】他の挿入固定手段を示す縦断面図である。
【図13】挿入固定に用いる固定用ブッシュを示す斜視
図である。
図である。
【図14】複数の円孔を並設した接続端子を示す斜視図
である。
である。
【図15】上記接続端子に電線を固定する構造を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図16】コネクタ端子に応用した例を示す分解斜視図
である。
である。
【図17】クランク状接続端子に電線を接続する状態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図18】クランク状接続端子を用いた配線板を示す斜
視図である。
視図である。
【図19】クランク状接続端子の変形例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図20】端子付きブスバーを示す斜視図である。
【図21】端子付きブスバーを用いた配線板を示す斜視
図である。
図である。
【図22】端子付きブスバーの他の例を示す斜視図であ
る。
る。
【図23】端子付きブスバーを用いた配線板を示す縦断
面図である。
面図である。
【図24】一従来例を示す要部切欠斜視図である。
【図25】他の従来例を示す斜視図である。
1,33,41,54,85 接続
端子 6,15,17,34,47,56,84,95,円孔 7,16,18,40,46,58,83,94 環状
刃 8,23,35,39,48,59,90 電線 23a 被覆 23b 導体
部 51,86,98 絶縁
基板 55,87,99 開口
孔 91,100 ブス
バー配線板
端子 6,15,17,34,47,56,84,95,円孔 7,16,18,40,46,58,83,94 環状
刃 8,23,35,39,48,59,90 電線 23a 被覆 23b 導体
部 51,86,98 絶縁
基板 55,87,99 開口
孔 91,100 ブス
バー配線板
Claims (3)
- 【請求項1】 導電板に電線挿入用の円孔が貫設された
電線接続端子において、該円孔の内周がテーパ面であ
り、該円孔の小径部側において該テーパ面と該導電板の
表面とが鋭角的に交差することで、この交差部に電線接
続用の環状刃が構成されたことを特徴とする電線接続端
子。 - 【請求項2】 導電板に電線挿入用の円孔が貫設された
電線接続端子において、該導電板の板厚の範囲内で該円
孔の内周面に電線接続用の多条環状刃が形成されたこと
を特徴とする電線接続端子。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の電線接続端子が絶
縁基板の表裏に配設されたことを特徴とする配線板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991021436U JP2529480Y2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 電線接続端子及び配線板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991021436U JP2529480Y2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 電線接続端子及び配線板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04118563U JPH04118563U (ja) | 1992-10-23 |
JP2529480Y2 true JP2529480Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=31907197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991021436U Expired - Lifetime JP2529480Y2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 電線接続端子及び配線板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529480Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3670529B2 (ja) * | 1999-09-07 | 2005-07-13 | 矢崎総業株式会社 | 分岐接続器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4926042A (ja) * | 1972-07-03 | 1974-03-08 | ||
JPS61148776A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-07 | 東芝機器株式会社 | 電線接続端子 |
-
1991
- 1991-04-03 JP JP1991021436U patent/JP2529480Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04118563U (ja) | 1992-10-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961022 |