JP2529453Y2 - ウェブの乾燥装置 - Google Patents

ウェブの乾燥装置

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JP2529453Y2
JP2529453Y2 JP1995001016U JP101695U JP2529453Y2 JP 2529453 Y2 JP2529453 Y2 JP 2529453Y2 JP 1995001016 U JP1995001016 U JP 1995001016U JP 101695 U JP101695 U JP 101695U JP 2529453 Y2 JP2529453 Y2 JP 2529453Y2
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ウェデル、グレゴリー・エル
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ベロイト・コーポレイション
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F5/02Drying on cylinders
    • D21F5/04Drying on cylinders on two or more drying cylinders
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
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    • D21F5/046Drying on cylinders on two or more drying cylinders in combination with suction or blowing devices using pocket ventilation systems

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はウェブを乾燥するための
乾燥装置に関する。特に本考案は二列のドライヤを備
え、ウェブがドライヤの列の間でオープン・ドロー式に
延びるドライヤ部装置に関する。
【0002】
【従来の技術,考案が解決しようとする課題】従来型の
二重フェルト式の二列のドライヤ部では、シートは“オ
ープン・ドロー”と呼ばれる支持されないスパンを経て
一つのドライヤから次のドライヤへと移送される。シー
ト中の湿気の大部分はウェブが前記“オープン・ドロ
ー”を通過する際にウェブから蒸発する。シートとドラ
イヤ表面とフェルトとが一連の密閉されたドライヤポケ
ットを形成し、その端はドライヤ部の機械室に開放され
ている。このような“オープン・ドロー”でシートに残
る水蒸気は前記の密閉ポケット内に累積し易い。そこで
高い湿気が各々のポケットに沿ってポケットの開放端の
方向に拡散する。ポケット内の最高の湿度はポケットの
中心部の近傍に残り、ポケット内の最低の湿度はポケッ
トの横縁の近傍で発生する。その結果生ずる高いポケッ
ト内の湿度は乾燥率を遅らせる傾向があり、機械の横方
向での乾燥率が不均一になる原因となる。
【0003】湿った空気を希薄にし、ドライヤポケット
から空気を排除するため、ヨハンソン(Johanss
on)氏の米国特許第3,384,973号明細書に開
示されている形式のポケット換気ダクトが使用される。
このようなダクトは、ポケットの外側のポケット・フェ
ルト移送ロールの近傍に配設されている。このダクトは
フェルトを通し、ドライヤポケット内に乾燥空気を送風
する。空気はフェルトと移送ロールとの間に形成される
入りニップを通ってポケット内に吸い込まれる傾向があ
るので、ポケット換気ダクトは一般に乾燥空気を前記入
りニップ内に供給するように構成されている。
【0004】更に、空気は、フェルトと関連するドライ
ヤとの間に形成される出ニップを通ってポケットから排
出される傾向がある。一般にポケット内に吸い込まれる
空気量は、ポケットから排出される空気量よりも多い。
ポケット内の余剰空気は余儀なくポケットの端部から流
出する。このような自然の気流の不均衡は、ポケット換
気ダクトにより追加の空気が入りニップ内に送風される
ことによって更に悪化する。
【0005】このような不均衡によってドライヤポケッ
ト端部から流出する気流は、シートの縁部が“オープン
・ドロー”内でフラッターを起す原因となりがちであ
る。このような縁部のフラッターは、ポケットの換気空
気の流量を低下することによって軽減することができ
る。しかし、このことはポケットを換気する必要性と逆
行する。
【0006】自然の気流の不均衡は、更に、ドライヤフ
ェルトの透過性を低下させることによっても軽減するこ
とができる。このような透過性の低下によって、ポケッ
トに吸い込まれ、そこから排出される空気量と、不均衡
な体積流量が減少する。しかし、これもポケットを換気
する必要性と逆行する。
【0007】より安定したオープン・ドロー移送を行い
つつ、前記の不均衡を軽減する別のアプローチは、エス
ケリネン(Eskelinen)氏への米国特許第4,
694,587号明細書に開示されている。
【0008】この特許は、両方がフェルトと移送ロール
との間の入りニップから離れる方向へ向けられた2つの
機械横方向の気流噴射装置を備えていてフェルト・ロー
ルの近傍に配設されたポケット換気ダクトを教示してい
る。このような噴流は、オープン・ドローの長さの大部
分にわたってウェブをフェルトとの接触状態に保つ真空
を誘発する。これによってオープン・ドローの有効長さ
が縮小されるだけではなく、シートの安定性も向上す
る。
【0009】しかし、前記の構成では、ドライヤポケッ
トへの自然の空気流を阻止することによって安定性の向
上を達成する。自然の気流は、フェルトと関連するドラ
イヤとによって形成される出ニップを通ってポケットか
ら出続け、その結果、換気が行なわれない不均衡なポケ
ットになる。前記特許は、出ニップからの空気の排出を
特別に阻止する追加された空気噴射を用いることを示唆
している。このような第3の空気ノズルでは、ポケット
換気ダクト用の気流の必要量が高まる他、ポケットから
の空気の自然の流出と対向するため高い体積流量を必要
とする。第3のノズルが乾燥空気の一部をポケットに強
制的に戻すことに成功しても、ポケットは再度不均衡に
なる。
【0010】本考案は、空気が入りニップに入る自然傾
向を利用して乾燥空気でポケットを換気することにより
オープン・ドロー式移送においてより安定したシートを
提供することで前述の問題点を解決し、かつポケットの
端部での最小限の流入又は流出で均衡のとれたポケット
を保持しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用】前記の課題はドラ
イヤポケット内の移送(フェルト)ロールをオフセット
し、特別の換気ダクトを設けることによって達成され
る。より詳細には、第1ドライヤと第3ドライヤの間の
接線及び第1ドライヤと移送ロールの間のドライヤフェ
ルトとの間の角度が1°ないし12°の範囲となるよう
に、移送ロールが第1ドライヤと第3のドライヤの間の
接線方向へ向ってオフセットされる。そこで、送風ボッ
クスは、ドライヤポケットの外側の移送ロールの近傍に
配設される。
【0012】ボックスは4個の空気ノズルを有し、その
うちの2個は機械横方向に配置され、残りの2個は機械
方向に配置される。第1の機械横方向のノズルは入りニ
ップ内へ空気を直接送風し、一方、第2の機械方向のノ
ズルは空気噴射をフェルトの進行方向と実質的に反対の
方向へ送る。2個の機械方向ノズルはボックスの縁の近
傍に配置され、これらのノズルは空気を外側方向に吹き
出す。第1の機械横方向のノズルは2つの目的を果た
す。第1に同ノズルは入りニップ内へ、またフェルトを
通して空気を吹き出す。第2に、高速運転時には、空気
は移動するフェルトによって加速され、ドライヤポケッ
ト内へ排出される。加速された空気は、シートがロール
の中心線に到達するまでフェルトと安定した接触状態に
保たれるようにする僅かな真空を誘発する傾向がある。
次に、空気はシートを緩やかにフェルトから遠ざけ、フ
ェルトの接線点の近傍で均一に離す。次に空気はポケッ
トに入り、湿気を低減させる。
【0013】第2の機械横方向ノズルも2つの機能を有
している。第1に、これはドライヤフェルトに従動する
湿気を引き剥がそうとし、第2に同ノズルは湿気がドラ
イヤポケットに入ることを防止する。第2の噴射は、ま
た、シートをフェルトとの接触状態に保持する僅かな真
空を誘発する。
【0014】移送(フェルト)ロールは入りニップの近
傍でオフセットされているので、ポケットに自然に吸い
込まれる空気量は減少する。
【0015】次に、ポケットに入る空気流は、送風ボッ
クスの流量を調整することによって制御される。同時
に、ポケットからの自然の流出もフェルト・ロールをオ
フセットすることによって増大する。それによって、ド
ライヤポケットは自然に負の均衡のとれた状態になる。
すなわち、空気はドライヤポケットの端部に流入しなけ
ればならない。このような状態では、均衡のとれたポケ
ットを得ると同時に換気用空気を得ることができるよう
に、送風ボックスへの空気の供給を増加することができ
る。
【0016】本考案は、ウェブを乾燥するための乾燥装
置に関する。この装置は回転可能なドライヤの第1列を
備えており、この第1列には第1ドライヤが備えられ、
ウェブは第1ドライヤと第1ドライヤの下流に配置され
た第2ドライヤの周りを移動している。ドライヤの第2
列は、第1ドライヤの下流に、また、第2ドライヤの上
流に配置された第3ドライヤを備えており、ウェブが第
1ドライヤから第3ドライヤの方向へ、また、第3ドラ
イヤの周りを通過して移動し、次いで第2ドライヤの方
向へ、また、第2ドライヤの周りを通過して移動するよ
うになっている。
【0017】移送ロールは、移送ロールと第1ドライヤ
との間隔が移送ロールと第2ドライヤとの間隔よりも短
くなるように第1と第2と第3のドライヤの間に配置さ
れている。ドライヤフェルトは、ウェブと接触して第1
ドライヤの周りを移動し、同フェルトは次に移送ロール
の周りを移動し、その後第2ドライヤの周りを移動し
て、ドライヤの間を移動するウェブ、第3ドライヤ及び
フェルトとの間にポケットが形成されるように構成され
ている。送風ボックスが前記ロールと第1及び第2のド
ライヤとの間に配設され、同ボックスは、第1ドライヤ
と前記ロールとの間を移動するフェルトを通して第1の
空気流をポケットに吹き込むようにポケットの外側に配
置されている。第1の空気流は、第1ドライヤと前記ロ
ールとの間を移動するフェルトを通ってポケット内に流
入する第1の空気の流れを増大して、ロールと第2ドラ
イヤとの間を移動するフェルトを通ってポケットから流
出する第2の空気の流れと均衡する。
【0018】送風ボックスは圧縮空気供給源に連結され
ており、第1の空気流が送風ボックスにより形成された
スロットを経て流れるようになっている。スロットはウ
ェブの幅を横切って機械横方向に延在し、第1の空気流
がフェルトを通過してフェルトとロールとの間に形成さ
れた入りニップの近傍を流れるようになっている。
【0019】送風ボックスは、第2の空気流が送風ボッ
クスから開口部を通過して第1と第3のドライヤの間を
移動するフェルトの移動方向とは反対方向に流れるよう
に機械横方向の開口部を有しており、それによって第1
ドライヤに沿って流れる湿った境界層空気層を除去する
ようになっている。
【0020】送風ボックスには、更に、第1及び第2の
縁部スロットが設けられている。この縁部スロットは、
第1と第2の空気カーテンが縁部スロットを通過して外
側に第1と第3のドライヤの間を移動するフェルトへ向
って流れるように機械方向に延在しており、それによっ
て、オープン・ドローをなして第1と第3のドライヤの
間を移動するウェブのそれぞれの縁にフラッターが発生
することが防止される。
【0021】本考案のより特別な実施態様では、第1列
の各ドライヤの回転軸は第1平面内に配置され、第2列
の各ドライヤの回転軸は第2平面内に配置されており、
第2平面は第1平面に対して平行であり、かつ間隔を隔
て位置する。
【0022】ウェブは第1ドライヤと第3ドライヤとの
間を第1のオープン・ドローをなして移動し、ウェブ
は、更に、第3ドライヤから第2ドライヤへと第2のオ
ープン・ドローをなして移動する。前記第1,第2のド
ローの長さは同一である。
【0023】移送ロールは第1のドローに対して間隔を
おいて配置され、ドライヤフェルトは第1ドライヤとロ
ールとの間を移動して第1のドローに対して1°ないし
12°の範囲の角度を形成している。
【0024】添付図面を参照した本考案の詳細な説明に
よって、当業者には本考案の多くの変更及び修正が可能
であることが明らかになろう。しかし、このような変更
及び修正は実用新案登録請求の範囲によって規定される
範囲に含まれるものである。
【0025】
【実施例】図1は、符号10で全般的に示されるウェブ
Wを乾燥するための従来型の乾燥装置の立面図である。
乾燥装置10は、回転可能なドライヤの第1列(符号1
2で全般的に示される)を備えている。前記第1列12
は、第1ドライヤ14と第2ドライヤ16とを備え、ウ
ェブWは第1ドライヤ14の周りに延びている。第2ド
ライヤ16は第1ドライヤ14の下流に配置されてい
る。回転可能なドライヤの第2列(符号18で全般的に
示される)は第1ドライヤ14の下流に、また、第2ド
ライヤ16の上流に配置された第3ドライヤ20を備
え、ウェブWは、第1ドライヤ14から第3ドライヤ2
0の方向へ、かつ同ドライヤ20の周囲を通過して移動
し、次いでウェブWは第2ドライヤ16の方向へ、かつ
同ドライヤ20の周囲を通過して移動するようにされて
いる。
【0026】移送ロール22は、移送ロール22と第1
ドライヤ14との間隔が移送ロール22と第2ドライヤ
16との間隔と等しいように第1,第2及び第3のドラ
イヤ14,16及び20の間にそれぞれ配設されてい
る。
【0027】ドライヤフェルト24はウェブWと接触し
て第1ドライヤ14の周りを移動し、フェルト24は次
に移送ロール22の周りを移動し、その後第2ドライヤ
16の周りを移動して、ドライヤ14,20及び16の
間を移動するウェブW,第3ドライヤ20及びフェルト
24との間にポケット26が形成されるように構成され
ている。
【0028】図2は図1に示した従来型の乾燥装置10
の斜視図である。図1の矢印30で示すフェルト24を
通る空気の流入量が、移送ロール22と下流のドライヤ
16との間のフェルトを通る矢印32で示す空気の流出
量よりも多いことに起因するポケット26内の不均衡に
鑑み、矢印28はポケット26から横方向へ出る空気の
流出する流れを示している。
【0029】図3は米国特許第3,384,973号に
開示されている符号10Aで全般的に示される従来型の
二重フェルト式乾燥装置の立面図である。この装置10
Aは、複数個の送風ボックス34,36及び38を備え
ている。ボックス36は、ドライヤ14A,20A及び
16A間に形成されたポケット26A内に乾燥空気を吹
き込むように配置されている。
【0030】図4は従来型の二重フェルト式乾燥装置1
0Bの立面図であり、この場合には、矢印30Bで示さ
れる空気の流入量が矢印32Bで示されるポケット26
Bからの空気の流出量よりも多い。その結果生ずるポケ
ット26B内の不均衡は、矢印28Bで示すポケットか
らの空気の横方向の流出によって補償される。
【0031】図5は米国特許第4,694,587号に
開示された送風ボックス36Cの立面図であり、送風ボ
ックス36Cから流れる2つの空気流40及び42を示
し、両方の空気流40及び42とも移送ロール22Cと
ドライヤフェルト24Cとの間に形成された入りニップ
INから離れる方向へ流れる。
【0032】図6は全般的に符号10Dで示される本考
案に従ったウェブWを乾燥するための乾燥装置の立面図
である。乾燥装置10Dは回転可能なドライヤの第1列
12Dを備えている。第1列12Dは、第1ドライヤ1
4Dを備え、ウェブWDが第1ドライヤ14Dの周りを
移動するようになっている。第1列12Dは、更に第1
ドライヤ14Dの下流に配置された第2ドライヤ16D
を備えている。回転可能なドライヤの第2列18Dは、
第1ドライヤ14Dの下流に、また、第2ドライヤ16
Dの上流に配置された第3ドライヤ20Dを備え、ウェ
ブWDが第1ドライヤ14Dから第3ドライヤ20Dの
方向へ、また、その周りを通過して移動し、次いで第2
ドライヤ16Dの方向へ、また、その周りを通過して移
動するようになっている。移送ロール22Dは、移送ロ
ール22Dと第1ドライヤ14Dとの間隔が移送ロール
22Dと第2ドライヤ16Dとの間隔よりも短いように
第1,第2及び第3のドライヤ14D,16D及び20
Dの間に配置されている。
【0033】ドライヤフェルト24Dは、ウェブWDと
接触して第1ドライヤ14Dの周りを移動する。フェル
ト24Dは、次に移送ロール22Dの周りを移動し、そ
の後第2ドライヤ16Dの周りを移動して、ドライヤ1
4D,20D及び16Dの間を移動するウェブWDと第
3ドライヤ20Dとフェルト24Dとの間にポケット2
6Dが形成されるように構成されている。
【0034】送風ボックス36Dがロール22Dと第1
及び第2ドライヤ14D及び16Dとの間に配置されて
いる。ボックス36Dは、第1ドライヤ14Dとロール
22Dとの間を移動するフェルト24Dを通して矢印4
0Dで示す第1の空気流をポケット26Dに吹き込むた
めにポケット26Dの外側に配置されている。第1の空
気流40Dは、第1ドライヤ14Dとロール22Dとの
間を移動するフェルト24Dを通ってポケット26D内
に流入する矢印30Dで示す第1の空気の流れを増大し
て、ロール22Dと第2ドライヤ16Dとの間を移動す
るフェルト24Dを通ってポケット26Dから流出する
矢印32Dで示す第2の空気の流れと均衡する。
【0035】第1列12Dの各ドライヤ14D,16D
の回転軸はそれぞれ第1平面48内に配置されている。
更に、第2列18Dのドライヤ20Dの回転軸は第2平
面52内に配置されており、第2平面は第1平面48に
対して平行であり、かつ間隔を隔て配置されている。図
6に示すように、ウェブWDは第1ドライヤ14Dと第
3ドライヤ20Dとの間で第1のオープン・ドロー54
をなして移動し、ウェブWDは、更に、第3ドライヤ2
0Dから第2ドライヤ16Dへと第2のオープン・ドロ
ー56をなして移動している。第1ドロー54と第2の
ドロー56の長さは同一である。
【0036】移送ロール22Dは、図6に示すように、
第1のドロー54と間隔を隔てて配置されている。
【0037】更に、図6に示すように、別のドライヤフ
ェルト58がウェブWDと接触して第3ドライヤ20D
の周りを移動している。
【0038】ドライヤフェルト24Dは、第1ドライヤ
14Dとロール22Dとの間を移動して第1のドロー5
4に対して1°ないし12°の範囲の角度を形成してい
る。
【0039】本考案の特定の実施例では、前記の範囲に
は10°までの角度が含まれる。
【0040】送風ボックス36Dは圧縮空気供給源60
に連結されており、第1の空気流40Dが送風ボックス
36Dにより形成された第1スロット62を通って流れ
るようになっている。
【0041】図7は送風ボックス36Dのより詳細な斜
視図であり、第1スロット62はウェブWDの幅を横切
って矢印CDで示す機械横方向に延在し、第1の空気流
40Dがフェルト24Dを通過してフェルト24Dとロ
ール22Dとの間に形成された入りニップINDの近傍
を流れるようにされている。
【0042】図7に示すように、送風ボックス36D
は、矢印42Dで示す第2の空気流が送風ボックス36
Dから開口部64を通過して第1と第3のドライヤ14
D,16Dの間を移動するフェルト24Dの移動方向と
は反対方向へ流れるように機械横方向の開口部64を有
しており、それによって図6に示すように第1ドライヤ
14Dの後の湿った境界層空気層66を除去するように
なっている。図7に示した送風ボックス36Dは、更
に、第1及び第2の縁部スロット68,70をそれぞれ
設けている。この縁部スロット68,70は、矢印72
と74で それぞれ示した第1と第2の空気カーテンが
縁部スロット68と70をそれぞれ通過して外側に第1
と第3のドライヤ14D,16Dの間を移動するフェル
ト24Dへ向って流れるように矢印MDで示す機械方向
に延在しており、それによって、第1と第3のドライヤ
14Dと16Dとの間にオープン・ドロー54をなして
移動するウェブWDのそれぞれの縁がフラッターするこ
とが防止される。
【0043】図6及び図7に示した本考案に基づく乾燥
装置の作動に際しては、移送ロール22Dが第1ドライ
ヤ14Dの方向へオフセットされることによって、ポケ
ット26D内に吸い込まれる空気量30Dが減少し、一
方、ポケット26Dから吐き出される空気量32Dが増
大する。従って、送風ボックス36Dが備えられていな
ければ、ポケット26D内の不均衡によって、ポケット
26D内で補償空気の横方向の流れが誘発されるであろ
う。送風ボックス36Dが第1の空気流40Dを供給し
て空気の流れ30Dを増大することにより、複合した気
流40Dと30Dとが気流32Dと均衡し、それによっ
てポケット26Dに対する空気の横方向の流入及び流出
が最小限になる。更に、第2の空気流42Dによって湿
った境界層空気66がポケット26D内に流入すること
が阻止され、かつ、第1の空気流40Dによって第1ド
ライヤ1 4Dと第3ドライヤ20Dとの間に延在する
ウェブWDがフェルト24Dから離れることが援助され
る。
【0044】
【考案の効果】本考案では、前記のようにオフセットさ
れた移送ローラと送風ボックスとを組み合わせることに
よって乾燥装置のポケット内の均衡を保つことが可能で
あり、同時にポケットには送風ボックスを介して連続的
に乾燥空気を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来型の二重フェルト式乾燥装置の立面図であ
る。
【図2】図1に示した装置の斜視図であるがドライヤポ
ケットから流出する空気の横方向の流れを示している。
【図3】種々の送風ボックスを使用したことを示す米国
特許第3,384,973号に開示されている従来型の
二重フェルト式乾燥装置の立面図である。
【図4】ポケットへの空気の流入とポケットからの空気
の流出及び空気の流入と流出は不均衡であるのでポケッ
トから機械横方向の流出が生ずる状態を示す従来型の二
重フェルト式乾燥装置の立面図である。
【図5】入りニップから離れる方向への空気流を示す米
国特許第4,694,587号に開示された従来型の送
風ボックスの立面図である。
【図6】ドライヤ部の湿潤端へ向ってオフセットされた
移送ロールを示す本考案に従った乾燥装置の立面図であ
る。
【図7】図6に示した送風ボックスの拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
10D 乾燥装置 12D ドライヤの第1列 14D 第1ドライヤ 16D 第2ドライヤ 18D ドライヤの第2列 20D 第3ドライヤ 22D 移送ロール 24D ドライヤフェルト 26D ポケット 30D 第1の空気の流れ 32D 第2の空気の流れ 36D 送風ボックス 40D 第1の空気流 42D 第2の空気流 54 第1のオープン・ドロー 56 第2のオープン・ドロー 58 別のドライヤフェルト 60 圧縮空気源 62 スロット 64 開口部 66 境界層空気層 68,70 縁部スロット 72 第1の空気カーテン 74 第2の空気カーテン WD ウェブ CD 機械横方向 IND 入りニップ

Claims (8)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブ(WD)がその周りに延びる第1
    ドライヤ(14D)と、第1ドライヤ(14D)の下流
    に配置された第2ドライヤ(16D)とを備えた回転可
    能なドライヤの第1列(12D);第1ドライヤ(14
    D)の下流に、また、第2ドライヤ(16D)の上流に
    配置された第3ドライヤ(20D)であって、ウェブ
    (WD)が第1ドライヤ(14D)から同第3ドライヤ
    (20D)の方向へ、また、第3ドライヤ(20D)の
    周りを通過して移動し、次いで第2ドライヤ(16D)
    の方向へ、また、第2ドライヤ(16D)の周りを通過
    して移動するようにされた第3ドライヤ(20D)を備
    えた回転可能なドライヤの第2列(18D);第1ドラ
    イヤ(14D)との間の間隔が第2ドライヤ(16D)
    との間の間隔よりも短いように第1,第2及び第3のド
    ライヤ(14D,16D,20D)の間に配置された移
    送ロール(22D);ウェブ(WD)と接触して第1ド
    ライヤ(14D)の周りを移動するドライヤフェルト
    (24D)であって、同フェルト(24D)は次いで移
    送ロール(22D)の周りを移動し、その後第2ドライ
    ヤ(16D)の周りを移動して、ドライヤ(14D,2
    0D,16D)の間を移動するウェブ(WD)と第3ド
    ライヤ(20D)と同フェルト(24D)との間にポケ
    ット(26D)が形成されるように構成されたドライヤ
    フェルト(24D);及びロール(22D)と第1及び
    第2ドライヤ(14D,16D)との間に配置されてい
    る送風ボックス(36D)であって、同ボックス(36
    D)は第1ドライヤ(14D)とロール(22D)との
    間を移動するドライヤフェルト(24D)を通して第1
    の空気流(40D)をポケット(26D)に吹き込むよ
    うにポケット(26D)の外側に配置されており、第1
    の気流(40D)は第1ドライヤ(14D)とロール
    (22D)との間を移動するドライヤフェルト(24
    D)を通ってポケット(26D)内に流入する第1の空
    気の流れ(30D)を増大して、ロール(22D)と第
    2ドライヤ(16D)との間を移動するドライヤフェル
    ト(24D)を通ってポケット(26D)から流出する
    第2の空気の流れ(32D)と均衡するように構成され
    た送風ボックス(36D);から構成され;前記送風ボ
    ックス(36D)は前記第1の空気流(40D)が送風
    ボックス(36D)により形成されたスロット(62)
    を通って流れるように圧縮空気供給源(60)に連結さ
    れていて、前記スロット(62)はウェブ(WD)の幅
    を横切って機械横方向(CD)に延在し、前記第1の空
    気流(40D)が前記ドライヤフェルト(24D)を通
    過して該ドライヤフェルト(24D)と前記ロール(2
    2D)との間に形成された入りニップ(IND)の近傍
    を流れるようになっており;また、前記送風ボックス
    (36D)は、第2の空気流(42D)が該送風ボック
    ス(36D)から開口部(64)を通過して前記第1と
    第3のドライヤ(14D,20D)の間を移動する前記
    ドライヤフェルト(24D)の移動方向とは反対方向へ
    流れるように機械横方向の開口部(64)を有してお
    り、それによって前記第1ドライヤ(14D)に沿って
    流れる湿った境界層空気層(66)を除去するようにな
    っている;ウェブ(WD)を乾燥する乾燥装置(10
    D)。
  2. 【請求項2】 前記第1列(12D)の各ドライヤ(1
    4D,16D)の回転軸(44,46)がそれぞれ第1
    平面(48)内に配置されており、 前記第2列(18D)の各ドライヤ(20D)の回転軸
    (50)が第2平面(52)内に配置されており、第2
    平面は第1平面(48)に対して平行であり、かつ間隔
    をおいて位置している請求項1に記載の乾燥装置(10
    D)。
  3. 【請求項3】 ウェブ(WD)が前記第1ドライヤ(1
    4D)と前記第3ドライヤ(20D)との間で第1オー
    プン・ドロー(54)をなして移動し、ウェブ(WD)
    は、更に、前記第3ドライヤ(20D)から前記第2ド
    ライヤ(16D)まで第2オープン・ドロー(56)を
    なして移動し、前記第1と第2のオープン・ドローの長
    さは等しい請求項1に記載の乾燥装置(10D)。
  4. 【請求項4】 前記移送ロール(22D)が前記第1の
    オープン・ドロー(54)と間隔をおいて位置している
    請求項3に記載の乾燥装置(10D)。
  5. 【請求項5】 別のドライヤフェルト(58)がウェブ
    (WD)と接触して第3ドライヤ(20D)の周りに延
    在している請求項1に記載の乾燥装置(10D)。
  6. 【請求項6】 前記第1ドライヤ(14D)と前記ロー
    ル(22D)との間を移動する前記ドライヤフェルト
    (24D)は、前記第1のドロー(54)に対して1°
    ないし12°の範囲の角度を形成している請求項3に記
    載の乾燥装置(10D)。
  7. 【請求項7】 前記送風ボックス(36D)が第1及び
    第2の縁部スロット(68,70)をそれぞれ備え、該
    縁部スロット(68,70)は、第1と第2の空気カー
    テン(72,74)が該縁部スロット(68,70)を
    それぞれ通過して外側へ前記第1と第3のドライヤ(1
    4D,16D)の間を移動する前記ドライヤフェルト
    (24D)へ向って流れるように機械方向(MD)に延
    在しており、それによって、前記第1と第3のドライヤ
    (14D,16D)との間にオープン・ドロー(54)
    をなして移動するウェブ(WD)のそれぞれの縁がフラ
    ッターすることが防止される請求項1に記載の乾燥装置
    (10D)。
  8. 【請求項8】 ウェブ(WD)がその周りを移動する第
    1ドライヤ(14D)と、第1ドライヤ(14D)の下
    流に配置された第2ドライヤ(16D)とを備えた回転
    可能なドライヤの第1列(12D);第1ドライヤ(1
    4D)の下流に、また、第2ドライヤ(16D)の上流
    に配置された第3ドライヤ(20D)であって、ウェブ
    (WD)が第1ドライヤ(14D)から同第3ドライヤ
    (20D)の方向へ、また、第3ドライヤ(20D)の
    周りを通過して移動し、次いで第2ドライヤ(16D)
    の方向へ、また、第2ドライヤ(16D)の周りを通過
    して移動するようにされた第3ドライヤ(20D)を備
    えた回転可能なドライヤの第2列(18D);第1ドラ
    イヤ(14D)との間の間隔が第2ドライヤ(16D)
    との間の間隔よりも短いように第1,第2及び第3のド
    ライヤ(14D,16D,20D)の間に配置された移
    送ロール(22D);ウェブ(WD)と接触して第1ド
    ライヤ(14D)の周りを移動するドライヤフェルト
    (24D)であって、同ドライヤフェルト(24D)は
    次いで移送ロール(22D)の周りを移動し、その後第
    2ドライヤ(16D)の周りを移動して、ドライヤ(1
    4D,20D,16D)の間を移動するウェブ(WD)
    と第3ドライヤ(20D)と同ドライヤフェルト(24
    D)との間にポケット(26D)が形成されるように構
    成されたドライヤフェルト(24D);及びロール(2
    2D)と第1及び第2ドライヤ(14D,16D)との
    間に配置されている送風ボックス(36D)であって、
    同ボックス(36D)は第1ドライヤ(14D)とロー
    ル(22D)との間を移動するドライヤフェルト(24
    D)を通して第1の空気流(40D)をポケット(26
    D)に吹き込むようにポケット(26D)の外側に配置
    されており、第1の空気流(40D)は第1ドライヤ
    (14D)とロール(22D)との間を移動するドライ
    ヤフェルト(24D)を通ってポケット(26D)内に
    流入する第1の空気の流れ(30D)を増大して、ロー
    ル(22D)と第2ドライヤ(16D)との間を移動す
    るドライヤフェルト(24D)を通ってポケット(26
    D)から流出する第2の空気の流れ(32D)と均衡す
    るように構成された送風ボックス(36D);から構成
    され;前記送風ボックス(36D)は前記第1の空気流
    (40D)が送風ボックス(36D)により形成された
    スロット(62)を通って流れるように圧縮空気供給源
    (60)に連結されていて、前記スロット(62)はウ
    ェブ(WD)の幅を横切って機械横方向(CD)に延在
    し、前記第1の空気流(40D)が前記ドライヤフェル
    ト(24D)を通過して該ドライヤフェルト(24D)
    と前記ロール(22D)との間に形成された入りニップ
    (IND)の近傍を流れるようになっており;また、前
    記送風ボックス(36D)は、第2の空気流(42D)
    が該送風ボックス(36D)から開口部(64)を通過
    して前記第1と第3のドライヤ(14D,20D)の間
    を移動する前記ドライヤフェルト(24D)の移動方向
    とは反対方向へ流れるように機械横方向の開口部(6
    4)を有しており、それによって前記第1ドライヤ(1
    4D)に沿って流れる湿った境界層空気層(66)を除
    去するようになっており、 ウェブ(WD)が前記第1ドライヤ(14D)と前記第
    3ドライヤ(20D)との間で第1オープン・ドロー
    (54)をなして移動し、更に同ウェブ(WD)は前記
    第3ドライヤ(20D)から前記第2ドライヤ(16
    D)まで第2オープン・ドロー(56)をなして移動
    し、前記第1ドライヤ(14D)と前記ロール(22
    D)との間を移動する前記ドライヤフェルト(24D)
    が第1のオープン・ドロー(54)に対して1°ないし
    12°の範囲の角度を形成する;ウェブ(WD)を乾燥
    する乾燥装置(10D)。
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