JP2529371Y2 - 確認ピン付電気コネクタ - Google Patents

確認ピン付電気コネクタ

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JP2529371Y2
JP2529371Y2 JP1989015374U JP1537489U JP2529371Y2 JP 2529371 Y2 JP2529371 Y2 JP 2529371Y2 JP 1989015374 U JP1989015374 U JP 1989015374U JP 1537489 U JP1537489 U JP 1537489U JP 2529371 Y2 JP2529371 Y2 JP 2529371Y2
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Japan
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housing
pin
latch arm
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female housing
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JP1989015374U
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良英 松坂
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日本エー・エム・ピー 株式会社
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電気コネクタに関し、特に、雄ハウジングと
雌ハウジングとの結合状態を確認し得る確認ピン付電気
コネクタに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のラッチアームを備えた電気コネクタと
して第3図に示すようなものがある。この電気コネクタ
は、本考案者が既に提案(実開昭60−183380号公報)し
たものであり、雌ハウジング1の上壁2に突状係合部3
を設ける一方、この雌ハウジング1に挿入される雄ハウ
ジング4の上部にラッチアーム5を設けたものである。
すなわち、このラッチアーム5は、雄ハウジング4の
一端から他端に向かって張り出すように設けられ、ま
た、このラッチアーム5は前記雌ハウジング1の突条係
合部3に係合する係止突起6と、他端に向かって張り出
した自由端部に押圧用突起7とを有している。
なお、上記の雌ハウジング1内には、その幅方向に区
画された複数の部屋にそれぞれ接触ピン8が挿入され、
また、雄ハウジング4内にも前記接触ピン8を受入れる
図示しない複数の電気接続子が挿入されている。
上記の構成において、雌ハウジング1の組合面に対向
させて雄ハウジング4を対向させ、雄ハウジング4を雌
ハウジング1内に挿入する。すると、ラッチアーム5の
係止突起6が雌ハウジング1の突状係合部3の傾斜面に
規制され、下方に押し下げられて突条係合部3を乗り越
える。この突状係合部3を係止突起が乗り越えたところ
で、ラッチアーム5自体の弾性により初期位置に復元
し、雌ハウジング1の突状係合部3と雄ハウジング4の
係止突起6とが係合し、上記雌ハウジング1と雄ハウジ
ング4との結合がなされるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ラッチアーム5を備えた従来の電気コネクタは、上記
のように構成されているので、雌ハウジング1に対する
雄ハウジング4の結合状態、すなわち、雌ハウジング1
の内部に挿入された接触ピン8に対して、雄ハウジング
4内の電気接続子が確実に挿入され、電気的接続不良を
生じていないかどうかを確認する適当な方法がなかっ
た。そこで、従来では、雄ハウジング4に設けたラッチ
アーム5の係止突起6が、雌ハウジング1の突状係合部
3を乗り越えて上方へ復元する時に発するクリック音に
より上記の結合状態を確認していた。
しかしながら、上記各部の寸法誤差等によるクリック
音の発生の有無、大小があり、また、騒音の激しい環境
での作業等では、上記結合状態が確認できない場合があ
り、高い安全性が要求される機器、装置類の電気接続不
良を事前にかつ確実に回避することが困難である等の解
決すべき課題があった。
本考案は上記のような課題を解決するためになされた
もので、雄、雌ハウジングの結合状態が完全であるか否
かを目視的に確認でき、内部の接触ピンと電気接続子と
の接続不良を防止し、電気回路の完全な動作を通して高
い安全性を保持した機器、装置とすることができる確認
ピン付電気コネクタを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の確認ピン付電気コネクタは、複数の端子収容
孔にそれぞれ電気接続子が収容される雌ハウジングの上
壁の表面に、該表面より上方に突出して前記雌ハウジン
グの前端から後端に向かって延びる、二条の水平アーム
部を有するラッチアーム及び前記二条の水平アーム部の
間にあって該水平アーム部の略半分の長さを有する邪魔
板を夫々設け、前記雌ハウジングに対応して複数の端子
収容孔にそれぞれ接触ピンが収容される雄ハウジングに
は、該雄ハウジングの上壁の表面から上方に突出すると
共に前記雄ハウジングの前端から後端に延び、前記ラッ
チアームを受容して前記雌ハウジングと前記雄ハウジン
グを結合するための角型のラッチアーム受部を設け、該
ラッチアーム受部の両側壁には、前記両ハウジングの完
全嵌合時に、前記邪魔板の後方、且つ前記水平アーム部
の下方となる位置に確認ピン用貫通孔を設け、該確認ピ
ン用貫通孔には、前記両ハウジングの完全嵌合時に前記
確認ピン用貫通孔に挿通可能な、弾性を有するくさび状
係止部を設けた確認ピンが装着されるよう構成される。
〔作用〕
本考案の確認ピン付電気コネクタは、雄、雌ハウジン
グの結合が不完全な場合、雄ハウジングのラッチアーム
受部に設けた確認ピン用貫通孔に確認ピンを挿入して
も、雌ハウジングのラッチアームに設けた邪魔板に遮ら
れて確認ピン用貫通孔を確認ピンが貫通することができ
ないので、それら雄、雌ハウジングの結合が不完全であ
ることが目視的に確認することができる。このような場
合には、再び、上記コネクタハウジング同士を結合する
修正作業を行うことにより完全な結合状態を得ることが
でき、電気回路の完全な動作を通して安全性の高い機
器、装置類とすることができる。
〔実施例〕
以下に、本考案の確認ピン付電気コネクタの実施例を
図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の確認ピン付電気コネクタの組立図
である。図において、10は雌ハウジングであり、この雌
ハウジング10には、その幅方向に仕切壁11aによって仕
切られた複数の端子収容孔11が設けられている。この端
子収容孔11には、電子接続子12がそれぞれ挿入されてい
る。この電気接続子12は、図示しない一方の回路基板か
ら導出されたリード線13の端部に圧着固定されている。
上記雌ハウジング10の上壁14には、その表面から上方
に突出するラッチアーム15が設けられている。このラッ
チアーム15は、雌ハウジング10の前端10aから後端10bに
向かって延びる二条の水平アーム部16、16を有し、この
水平アーム部16、16の後端に連続して垂直方向に立ち上
がる押圧用突起部17が設けられている。また、上記水平
アーム部16、16のほぼ中央位置には、傾斜面18a、18aを
有する係止突起部18、18が形成されている。
上記二条の水平アーム16、16の間には、雌ハウジング
10の前端10aから後端10bに向かって延びる邪魔板19が設
けられている。この邪魔板19の長さ寸法は、水平アーム
部16、16の長さ寸法のほぼ半分になっている。
20は雌ハウジング10と組合される雄ハウジングであ
る。この雄ハウジング20の上壁21の表面から上方へ突出
するようにラッチアーム受部22が形成されている。この
ラッチアーム受部22の内部は、第2図に示すように空洞
23に形成され、このラッチアーム受部22の両側壁22a、2
2bを横切るように、ほぼ四角形の形状をした確認ピン用
貫通孔24が形成されている。また、ラッチアーム受部22
の上壁22cの前端には、その内面から下方に突出する突
条係合部25が形成されている(第2図参照)。なお、上
記雄ハウジング20の内部には、雌ハウジング10内に挿入
された電気接続子12を受ける複数の接触ピン26が並列に
配置され、その一端が雄ハウジング20の後壁20aから導
出され、下方に折り曲げられて脚部26aを形成してい
る。この脚部26aは図示しない他の回路基板の透孔に挿
入・固定される構成となっている。
27は、雄ハウジング20のラッチアーム受部22に形成し
た確認ピン用貫通孔24に挿入される角柱状の確認ピンで
ある。この確認ピン27は、その先端の角柱部28に連続し
てその後方にくさび状係止部29を有する。このくさび状
係止部29は、その中央にすり割り部30が形成され、後端
の把持部31、31を指で摘むことによりすり割り部30の間
隙が狭められ、くさび状係止部29、29の確認ピン用貫通
孔24への挿入が可能な構成となっている。
次に、上記のような構成の雄ハウジング20に対して雌
ハウジング10を結合する場合の作用について説明する。
雄ハウジング20の組合面に対して互いに対向するよう
に雌ハウジング10を持ち、雄ハウジング20内に雌ハウジ
ング10を挿入する。すると、ラッチアーム15の係止突起
部18の傾斜面18aが雄ハウジング20のラッチアーム受部2
2の突状係合部25の傾斜面25aと当接した後、ラッチアー
ム15は、その傾斜面25aに規制されて下方に押圧されつ
つ、突状係合部25を乗り越えたところで、互いの垂直背
面を接触させてロック状態を形成する。このロック状態
を形成した位置では、邪魔板19の後端部19aよりも確認
ピン用貫通孔24の側縁が後方に位置し、邪魔板19によっ
て確認ピン用貫通孔24が閉塞されない。そのため、確認
ピン27の前記確認ピン用貫通孔24に対する貫通が可能と
なる。
一方、両者の結合が確実でない場合には、雄ハウジン
グ20に対して、所定の位置まで雌ハウジング10が挿入さ
れず、不完全な挿入状態となる。このため、ラッチアー
ム受部22の両側壁22a、22bに対向するように形成した確
認ピン用貫通孔24間に邪魔板19が介在することになり、
確認ピン27の挿通が阻止される。したがって、かかる確
認ピン27の状態は目視することができるので、雄、雌ハ
ウジング20、10の不完全な結合状態が容易に分かり、所
定の修正作業を加えることにより電気的接触不良による
機器、装置類の動作不良を事前に回避することができ
る。
なお、確認ピン27の挿入により係止突起部18と突状係
合部25とで構成されるロック状態が、ラッチアーム15の
ロックを解除する方向への移動が阻止されるのでさらに
補強され、雄、雌ハウジング20、10の離脱を確実に防止
できる効果がある。
〔考案の効果〕
本考案の確認ピン付電気コネクタは、雌ハウジングに
は二状の水平アーム部を有するラッチアームと水平アー
ム部の間にあって水平アーム部の略半分の長さを有する
邪魔板を夫々設け、雄ハウジングには角型のラッチアー
ム受部とその両側壁に両ハウジングの完全嵌合時に邪魔
板の後方、且つ水平アーム部の下方となる位置に確認ピ
ン用貫通孔を設け、この確認ピン用貫通孔に弾性を有す
るくさび状係止部を設けた確認ピンを装着して両ハウジ
ングの完全嵌合を確認するよう構成したので次の効果を
奏する。
即ち、雄、雌ハウジングが完全に嵌合したか否かを確
認ピンにより目視で確認できると共に、ラッチアームの
撓みが規制され、更に確認ピンが確認ピン用貫通孔から
抜けにくい形状とした為確実に嵌合状態が維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気コネクタの組立
図、第2図は雄、雌ハウジングを結合した状態の縦断面
図、第3図は従来の電気コネクタの断面図である。 10…雌ハウジング 10a…前端 10b…後端 11…端子収容孔 12…電子接続子 14…上壁 15…ラッチアーム 16…水平アーム部 19…邪魔板 20…雄ハウジング 22…ラッチアーム受部 22a、22b…側壁 24…確認ピン用貫通孔 26…接触ピン 27…確認ピン 29…くさび状係止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端子収容孔にそれぞれ電気接続子が
    収容される雌ハウジングの上壁の表面に、該表面より上
    方に突出して前記雌ハウジングの前端から後端に向かっ
    て延びる、二条の水平アーム部を有するラッチアーム及
    び前記二条の水平アーム部の間にあって該水平アーム部
    の略半分の長さを有する邪魔板を夫々設け、 前記雌ハウジングに対応して複数の端子収容孔にそれぞ
    れ接触ピンが収容される雄ハウジングには、該雄ハウジ
    ングの上壁の表面から上方に突出すると共に前記雄ハウ
    ジングの前端から後端に延び、前記ラッチアームを受容
    して前記雌ハウジングと前記雄ハウジングを結合するた
    めの角型のラッチアーム受部を設け、該ラッチアーム受
    部の両側壁には、前記両ハウジングの完全嵌合時に前記
    邪魔板の後方、且つ前記水平アーム部の下方となる位置
    に確認ピン用貫通孔を設け、 該確認ピン用貫通孔には、前記両ハウジングの完全嵌合
    時に前記確認ピン用貫通孔に挿通可能な、弾性を有する
    くさび状係止部を設けた確認ピンが装着されることを特
    徴とする確認ピン付電気コネクタ。
JP1989015374U 1989-02-14 1989-02-14 確認ピン付電気コネクタ Expired - Lifetime JP2529371Y2 (ja)

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JPH02108271U JPH02108271U (ja) 1990-08-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01103185U (ja) * 1987-12-28 1989-07-12

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