JP2529217B2 - テレビジヨン信号復号装置 - Google Patents

テレビジヨン信号復号装置

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JP2529217B2
JP2529217B2 JP61231664A JP23166486A JP2529217B2 JP 2529217 B2 JP2529217 B2 JP 2529217B2 JP 61231664 A JP61231664 A JP 61231664A JP 23166486 A JP23166486 A JP 23166486A JP 2529217 B2 JP2529217 B2 JP 2529217B2
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signal
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定司 影山
能夫 阿部
▲吉▼雄 安本
秀士 井上
均 高井
耕二 青野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、現行のテレビジョン放送信号に多重された
信号を復調するテレビジョン信号復号装置に関するもの
である。
従来の技術 我が国の現在のNTSC[ナショナル テレビジョン シ
ステム コミッティ(National Television System Com
mittee)]方式によるカラーテレビジョン放送が昭和35
年に開始されて以来、25年以上が経過した。その間、高
精細な画面に対する要求と、テレビジョン受信機の性能
向上に伴い、各種の新しいテレビジョン方式が提案され
ている。また、サービスされる番組の内容自体も単なる
スタジオ番組や中継番組などから、シネマサイズの映画
の放送など、より高画質で臨場感を伴う映像を有する番
組へと変化してきている。
現行放送は、走査線数525本、2:1飛越走査、輝度信号
水平帯域幅4.2MHz、アスペクト比4:3という諸仕様(例
えば、文献放送技術双書 カラーテレビジョン 日本放
送協会編、日本放送出版協会、1961年、参照)を有して
いるが、このような背景のもとで現行放送との両立性及
び、水平解像度の向上を図ったテレビジョン信号構成方
法が提案されている。一例を以下に述べる。NTSC方式の
テレビジョン信号を時間周波数と垂直周波数
2次元平面で図示すると第4図のようになる。色信号C
は色副搬送波fscの位相関係から第2,第4象限に存在す
ることになる。ここで空いている第1,第3象限に輝度信
号の高域成分を多重し、受信側ではフィールド演算によ
り色信号と多重高域成分を分離し水平解像度を向上させ
るということを特徴としている。(特開昭59−171387号
公報参照) 発明が解決しようとする問題点 以上のように、現行のテレビジョン放送は、信号の帯
域が規格で制限されており、更に何らかの多重情報を付
加することは容易ではない。例えば水平解像度を向上さ
せる方法の提案がなされているが、現行のテレビジョン
放送に対する両立性及び、動画像時における高域成分復
調特性の劣化という観点からすると問題が残されてい
る。また電波資源の有効利用という点からすると、徒に
伝送帯域を拡張するわけにはいかない。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、現行
のテレビジョン方式と両立性があり、規格で定められた
帯域内で多量の情報を多重伝送することができる信号
を、復調するテレビジョン信号復号装置を提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明のテレビジョン
信号複号方法は、映像搬送波と同一周波数でかつ位相が
90度異なる搬送波を多重信号で搬送波除去両側波帯振幅
変調し、前記映像搬送波の周波数で半分に減衰し、かつ
前記映像搬送波の周波数に関して奇対称な振幅特性を有
するナイキストフィルタにより残留側波帯にした信号
を、前記映像搬送波を残留側波帯振幅変調したテレビジ
ョン信号の帯域内に重畳した信号を受信するテレビジョ
ン信号復号装置であって、受信された信号から映像搬送
波を再生する搬送波再生手段と、前記搬送波再生手段の
出力の位相を90度移相する移相手段と、前記移相手段の
出力により受信信号を同期検波する検波手段と、前記検
波手段の出力をフィルタで帯域制限するフィルタ手段を
具備し、前記フィルタ手段の出力として前記多重信号を
復調することを特徴とするものである。
作用 本発明は、上記した構成によって、現行テレビジョン
放送の規格の帯域内で別の情報を多重伝送可能とするテ
レビジョン信号から、テレビジョン放送の映像のみなら
ず多重した信号も復調することができる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第3図は、本発明の一実施例に係る送信側でのテレビ
ジョン信号処理方法を示すスペクトル図である。第3図
(a)は現行テレビジョン方式における残留側波帯振幅
変調されたテレビジョン信号のスペクトル図である。こ
こでは映像搬送波P1の下側波帯が残留側波帯となってい
る場合を示す。第3図(b)は第3図(a)で示したテ
レビジョン信号とは別の多重信号で、映像搬送波P1と同
一周波数でかつ位相が90゜異なる搬送波P2を、帰線期間
で搬送波P2を除去するように残留側波帯振幅変調したも
のである。第3図(b)の信号を第3図(a)のテレビ
ジョン信号に多重したものが第3図(c)である。なお
多重信号はアナログ信号に限らずディジタル信号でもよ
い。
次に本発明の一実施例における受信側での多重信号復
調処理について説明する。以下では地上放送の場合を例
にとる。第1図は多重信号を復調するテレビジョン受信
機のブロック図の一例である。1はアンテナ、2はチュ
ーナ、3は映像中間周波フィルタ、4は映像検波器、5
は搬送波再生回路、6は映像ベースバンド信号出力端
子、7は移相器、8は多重信号検波器、9はフィルタ、
10は多重信号出力端子である。送信側から送出された信
号はアンテナ1で受信され、チューナ2で中間周波数帯
に周波数変換され、映像中間周波フィルタ3で帯域制限
される。帯域制限された信号は映像検波器4、搬送波再
生回路5に供給される。搬送波再生回路5では、同期検
波用の搬送波I1を再生する。帯域制限された信号は、搬
送波I1で映像検波器4において検波され、映像ベースバ
ンド信号となる。即ち従来のテレビジョン信号を再生す
ることができる。またチューナ2の出力は多重信号検波
器8に入力される。搬送波再生回路5から得られる搬送
波I1を移相器7により90゜位相シフトさせた搬送波I
2で、チューナ2の出力を多重信号検波器8において同
期検波する。その出力をフィルタ9で帯域制限すれば多
重信号が得られる。これをベクトル表示で説明する。映
像ベースバンド信号が両側波帯となる周波数帯域で考え
ると、ベクトル図は第2図のようになる。多重信号は搬
送波I2を中心に考えると残留側波帯となっているので、
上下側波帯はベクトルbU、ベクトルbLとなり直交ベクト
ルに分解するとベクトルb1、ベクトルb2となる。また映
像ベースバンド信号は両側波帯となるので、上下側波帯
をベクトルaU、ベクトルaLとすればそれらの合成ベクト
ルはa1となり、ベクトルI2と直交する成分だけとなる。
即ち映像ベースバンド信号が両側波帯となる周波数帯域
で考えると、搬送波I2で同期検波するとベクトルa1、ベ
クトルb1成分による直交ひずみは発生せず、多重信号成
分のみを復調することができる。従って同期検波したの
ちに、映像ベースバンド信号が両側波帯となる帯域に相
当する通過帯域を有するフィルタで帯域制限すれば多重
信号成分のみを復調することができる。また同期検波し
たのちに帯域制限するフィルタはベースバンド程度の低
い周波数でよく、位相特性の良好なディジタルフィルタ
等が利用できるので、VIF(映像中間周波数)等の高い
周波数で帯域制限する場合よりも有利である。
発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明のテレビジョ
ン信号複号装置は、映像搬送波と同一周波数でかつ位相
が90度異なる搬送波を多重信号で搬送波除去両側波帯振
幅変調し、前記映像搬送波の周波数で半分に減衰し、か
つ前記映像搬送波の周波数に関して奇対称な振幅特性を
有するナイキストフィルタにより残留側波帯にした信号
を、前記映像搬送波を残留側波帯振幅変調したテレビジ
ョン信号の帯域内に重畳した信号を受信するテレビジョ
ン信号復号装置であって、受信された信号から映像搬送
波を再生する搬送波再生手段と、前記搬送波再生手段の
出力の位相を90度移相する移相手段と、前記移相手段の
出力により受信信号を同期検波する検波手段と、前記検
波手段の出力をフィルタで帯域制限するフィルタ手段を
具備し、前記フィルタ手段の出力として前記多重信号を
復調するものであり、これにより、現行のテレビジョン
方式の帯域内に別の信号を多重することができ、現行の
テレビジョン受信機に何等妨害を与えずに、直交変調さ
れた信号の送受信を実現できる。よって、伝送情報量の
増大を図ると言う点からも、また電波資源の有効利用と
いう観点からしても非常に効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例における多重信号を復調す
るテレビジョン受信機のブロック図、第2図は多重信号
復調時のベクトル図、第3図(a)は現行テレビジョン
方式における残留側波帯振幅変調されたテレビジョン信
号のスペクトル図、第3図(b)は第3図(a)で示し
た信号とは別の信号で映像搬送波を変調し帯域制限した
スペクトル図、第3図(c)は第3図(b)で示した信
号を第3図(a)の信号に多重したスペクトル図、第4
図はNTSC方式のテレビジョン信号を時間周波数と垂
直周波数の2次元平面で示したスペクトル図であ
る。 7……移相器、3……映像中間周波フィルタ、9……フ
ィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 秀士 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (72)発明者 高井 均 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (72)発明者 青野 耕二 高松市寿町2丁目2番10号 松下寿電子 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−221286(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像搬送波と同一周波数でかつ位相が90度
    異なる搬送波を多重信号で搬送波除去両側波帯振幅変調
    し、前記映像搬送波の周波数で半分に減衰し、かつ前記
    映像搬送波の周波数に関して奇対称な振幅特性を有する
    ナイキストフィルタにより残留側波帯にした信号を、前
    記映像搬送波を残留側波帯振幅変調したテレビジョン信
    号の帯域内に重畳した信号を受信するテレビジョン信号
    復号装置であって、受信された信号から映像搬送波を再
    生する搬送波再生手段と、前記搬送波再生手段の出力の
    位相を90度移相する移相手段と、前記移相手段の出力に
    より受信信号を同期検波する検波手段と、前記検波手段
    の出力をフィルタで帯域制限するフィルタ手段を具備
    し、前記フィルタ手段の出力として前記多重信号を復調
    することを特徴とするテレビジョン信号復号装置。
JP61231664A 1986-09-30 1986-09-30 テレビジヨン信号復号装置 Expired - Lifetime JP2529217B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07105941B2 (ja) * 1986-03-24 1995-11-13 株式会社日立製作所 伝送信号伝送方法ならびに伝送信号伝送装置

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