JPH0740749B2 - テレビジヨン信号処理装置 - Google Patents

テレビジヨン信号処理装置

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JPH0740749B2
JPH0740749B2 JP61180338A JP18033886A JPH0740749B2 JP H0740749 B2 JPH0740749 B2 JP H0740749B2 JP 61180338 A JP61180338 A JP 61180338A JP 18033886 A JP18033886 A JP 18033886A JP H0740749 B2 JPH0740749 B2 JP H0740749B2
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television
television signal
video
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能夫 阿部
吉雄 安本
秀士 井上
均 高井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、現行のテレビジョン放送信号に別の信号を多
重伝送しワイドアスペクト比の映像を得る装置に関する
ものである。
従来の技術 我が国の現在のNTSC[ナショナル テレビジョン シス
テム コミッティ(National Television System Commi
ttee)]方式によるカラーテレビジョン放送が昭和35年
に開始されて以来、25年以上が経過した。その間、高精
細な画面に対する要求と、テレビジョン受信機の性能向
上に伴い、各種の新しいテレビジョン方式が提案されて
いる。また、サービスされる番組の内容自体も単なるス
タジオ番組や中継番組などから、シネマサイズの映画の
放送など、より高画質で臨場感を伴う映像を有する番組
へと変化してきている。
このような背景のもので、日本放送協会(NHK)は高品
位テレビジョン方式を提案した。(例えば、文献特集高
品位テレビジョン(テレビジョン学会誌 第36巻、第10
号、1982年、参照))その内容は、走査線数1125本、2:
1飛越走査、輝度信号水平帯域幅20MHz、と高精細化を計
ると共に、臨場感などの視覚工学の立場からアスペクト
比(画面の横と縦の比)を5:3としたものである。この
方式はクローズド系ではすでにほぼ完成し、さらに衛星
放送の開始とともに衛星1チャンネルの帯域で高品位テ
レビを伝送するMUSE方式(文献、二宮佑一他、高品位テ
レビの衛星1チャンネル伝送方式(MUSE)(電子通信学
会技術研究報告 IE84−72、1984年))を提案し、実験
を進めている。
一方現行放送は、走査線数525本、2:1飛越走査、輝度信
号水平帯域幅4.2MHz、アスペクト比4:3という諸仕様を
有している。(例えば、文献 放送技術双書 カラーテ
レビジョン 日本放送協会編、日本放送出版協会、1961
年、参照)そして前記番組として映画をサービスする場
合には、その画面サイズを現行のテレビ受信機のアスペ
クト比4:3になるよう両端を切るか、もしくは画面の上
下に無効画面を設けて有効画面のアスペクト比を映画の
値になるように送出している。
発明が解決しようとする問題点 以上のように、現行放送で映画番組や臨場感ある画面を
送出・サービスする場合、画面が一部カットされると
か、画面面積が小さくなるなどのため、製作者の意図が
十分に伝わらない、という問題があった。また、単に、
アスペクト比が4:3より大きい信号を単純に伝送したの
では、通常の受信機では、受信できなくなる。走査線
数、フレーム周波数が現行放送と等しい場合、同じ水平
解像度を得るためには、アスペクト比m:3(mは4以上
の実数)では現行のm/4倍の映像帯域を必要とする。し
かし電波資源の有効利用という点からすると、徒に伝送
帯域を拡張するわけにはいかない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、現行のテレ
ビジョン方式の両立性があり、更により横長のアスペク
ト比を有するテレビジョン信号を生成させるテレビジョ
ン信号合成装置及び前記テレビジョン信号を再生するテ
レビジョン信号復号装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本発明のテレビジョン信号
処理装置は4:3より大きいアスペクト比を有する原画像
を撮像して得られる電気信号の一部を、時間軸伸張した
後にコンポジットテレビジョン信号とし残留側波帯振幅
変調する手段と、前記残留側波帯振幅変調されたテレビ
ジョン信号の残留側波帯域内または前記残留側波帯振幅
変調の搬送波の周波数に関して前記残留側波帯とは対称
な帯域内もしくは両帯域内に、前記搬送波と同一周波数
でかつ位相が90゜異なる搬送波を、前記電気信号の残り
の部分から得られるコンポジットテレビジョン信号を時
間軸伸張した多重信号で両側波帯振幅変調し、受信機の
映像中間周波増幅段の周波数特性とは逆の周波数特性を
もつナイキストフィルタにより残留側波帯にしたものを
多重することを特徴とし、また映像搬送波で同期検波し
たテレビジョン信号をYC分離し色復調した輝度信号、I
信号、Q信号を時間軸圧縮する手段と、前記映像搬送波
と同一周波数でかつ位相が90゜異なる搬送波で同期検波
した信号を時間軸圧縮する手段と、直交ひずみを除去す
るフィルタを具備し、前記アスペクト比を有する原画像
に相当する映像信号を再生することを特徴とする。
作用 本発明は、前記した装置によって、現行テレビジョン放
送の規格の帯域内で別の情報を多重伝送可能とするテレ
ビジョン信号を生成することにより、専用の受信機では
従来のテレビジョン放送の映像のみならず多重された情
報をも得ることができる、すなわちワイドアスペクト比
を有する映像を得ることができ、さらに現行のテレビジ
ョン受信機でも従来のテレビジョン放送の映像として殆
ど支障なく受信することができる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。第2図(a)は、現行テレビジョンの表示画面
の一例を、第2図(b)は前記画面中央付近の一走査線
期間の複合映像信号を示したものである。アスペクト比
が4:3であるため、第2図(a)の表示例のように3つ
の円のうち左右の円の一部が欠けてしまうことがある。
第3図(a)はアスペクト比を現行のものより大きくし
たもの、例えば5:3にした場合の表示画面の一例を、第
3図(b)は前記画面中央付近の一走査線期間の映像信
号を、第3図(c)は時間軸のスケールが第2図(b)
と等しくなるように第3図(b)の映像信号を書きかえ
同期信号とカラーバースト信号を付加した複合映像信号
を示したものである。なおアスペクト比は5:3に限るも
のではない。第3図(a)のようにアスペクト比を大き
くすれば、第2図(a)のような画面よりも、より多く
の映像情報を得ることができる。ここで、現行のテレビ
ジョン受信機で、前記アスペクト比5:3の映像信号を受
信した際にも、従来と比べて支障なく受像できる、すな
わち両立性を保つために、現行のテレビジョン受信機の
画面に表示される期間のテレビジョン信号に対して、時
間軸伸張を施す。これは、第2図(b)と第3図(c)
を比較してもわかるように、第3図(c)の信号を現行
のテレビジョン受信機で受信すると、原画像は円である
にもかかわらず、縦長の楕円になってしまうので、第3
図(c)の信号を時間軸伸張してやる必要がある。即ち
従来より横長のアスペクト比m:3(mは4以上の実数)
で原画像を撮像した場合には、現行テレビジョン受信機
の画面に表示される部分に相当する撮像信号をm/4倍時
間軸伸張すればよい。更に、アスペクト比m:3の画面情
報を得るために残りの信号部分は、周波数多重により送
ることにする。
第4図は、本発明の一実施例に係るテレビジョン信号合
成装置の処理方法を示すスペクトル図である。第4図
(a)は現行テレビジョン方式における残留側波帯振幅
変調されたテレビジョン信号のスペクトル図である。こ
こでは映像搬送波P1の下側波帯が残留側波帯となってい
る場合を示す。第4図(b)は第4図(a)で示したテ
レビジョン信号とは別の多重信号で、映像搬送波P1と同
一周波数でかつ位相が90゜異なる搬送波P2を、搬送波P2
を除去するように両側波帯振幅変調したものである。な
お搬送波P2を除去するのは帰線期間だけとし、映像信号
期間では搬送波P2を除去しないようにすれば、直流成分
も多重伝送することができる。第4図(c)は前記にお
ける両側波帯振幅変調を単側波帯振幅変調としたもので
ある。第4図(d)は前記における両側波帯振幅変調を
残留側波帯振幅変調としたものである。第4図(d)の
信号を第4図(a)のテレビジョン信号に多重したもの
が第4図(e)であり、本発明により合成されるテレビ
ジョン信号となる。なお第4図(e)では多重する信号
を第4図(d)の信号としたが、第4図(b)、第4図
(c)の信号であってもよい。
第1図(a)は、本発明の一実施例に係るテレビジョン
信号合成装置のブロック図である。第1図(a)におい
て、1は現行のアスペクト比より大きいカメラで撮像し
た信号より得られる輝度信号Yの入力端子、4は前記信
号から得られる広帯域色差信号Iの入力端子、7は前記
信号から得られる狭帯域色差信号Qの入力端子、2,5,8
は信号分配器、3,6,9,14は時間軸伸張回路、11,13,22は
加算器、10,12は平衡変調回路、15は信号発生回路、16
は振幅変調器、17は第1フィルタ、18は発振器、19は移
相器、20は変調器、21は第2フィルタ、23は合成テレビ
ジョン信号出力端子である。現行のアスペクト比より大
きいカメラで撮像した信号からマトリクス回路等を経て
得られる輝度信号Yは、信号分配器2に入り、時間軸伸
張回路3及び、加算器13に分配される。同様に広帯域色
差信号I、及び狭帯域色差信号Qは、それぞれ信号分配
器5,8に入り、時間軸伸張回路6,9及び平衡変調回路12に
分配される。時間軸伸張は、たとえばメモリへの書込み
と読出しクロックを変えることによって行なうことがで
きる。従来より横長のアスペクト比m:3(mは4以上の
実数)で原画像を撮像した場合には、現行テレビジョン
受信機の画面に表示される部分に相当する撮像信号を時
間軸伸張回路3,6,9でm/4倍時間軸伸張する。次に、信号
分配器5,8で分配された色差信号のうち、時間軸伸張回
路6,9で伸張される色差信号以外の残りの色差信号成分
が平衡変調回路12で変調され加算器13で、輝度信号のう
ち時間軸伸張回路3で伸張される輝度信号以外の残りの
輝度成分と加算される。加算器13の出力は、時間軸伸張
回路14により帯域圧縮され変調器20に入力される。時間
軸伸張回路6,9の出力信号は平衡変調回路10で変調さ
れ、その出力は、時間軸伸張回路3の出力信号と信号発
生回路15からの同期信号、バースト信号、該合成テレビ
ジョン信号と現行放送のテレビジョン信号とを識別する
ための識別信号とが加算器11で加算される。識別信号は
例えば、垂直帰線期間に重畳させることができる。加算
器11の出力を映像ベースバンド信号、時間軸伸張回路14
の出力を多重信号とする。加算器11の出力である映像ベ
ースバンド信号で、発振器18から得られる搬送波P1を振
幅変調器16により振幅変調する。得られた振幅変調波を
第1フィルタ17で帯域制限し残留側波帯にした後に加算
器22に加える。発振器18から得られる搬送波P1を移相器
19により90゜位相シフトさせたものを搬送波P2とする。
時間軸伸張回路14の出力である多重信号で、搬送波P2
両側波帯振幅変調する。帰線期間では搬送波P2は除去す
る。なお、移相器19の位相シフト方向は固定でもよい
が、例えば一水平走査期間毎に、また一フィールド毎
に、あるいは一フレーム毎に位相シフト方向を変えてや
れば、現行のテレビジョン受信機に与える妨害はさらに
少なくなる。変調器20の出力を第2フィルタ21で帯域制
限した後に加算器22に加える。加算器22の出力が合成テ
レビジョン信号となる。すなわち映像ベースバンド信号
に多重信号が重畳されて合成テレビジョン信号となる。
なお第2フィルタ21の周波数特性により、多重される信
号は第4図(b)、第4図(c)、第4図(d)のよう
な帯域を有する信号となる。
次に受信側でのテレビジョン信号処理方法について説明
する。以下では地上放送の場合を例にとる。第5図
(a)は映像同期検波をおこなっている現行のテレビジ
ョン受信機のブロック図である。41はアンテナ、42はチ
ューナ、43は映像中間周波フィルタ、44は映像検波器、
45は搬送波再生回路、46は映像ベースバンド信号出力端
子である。送信側から送出された信号はアンテナ41で受
信され、チューナ42で中間周波数帯に周波数変換され、
映像中間周波フィルタ43で帯域制限される。帯域制限さ
れた信号は、映像検波器44、搬送波再生回路45に供給さ
れる。搬送波再生回路45では、同期検波用の搬送波I1
再生する。帯域制限された信号は、搬送波I1で映像検波
器44において検波され、映像ベースバンド信号となる。
ここで映像中間周波フィルタ43の周波数特性について述
べる。その周波数特性を示したものが第5図(b)であ
る。すなわち映像搬送波I1のところで振幅が6dB減衰
し、映像搬送波I1に関してほぼ奇対称な振幅特性を有す
るようなナイキストフィルタ特性となっている。一方第
4図(d)で示したように、多重信号を前記受信機の映
像中間周波フィルタの周波数特性とは逆の特性をもつフ
ィルタで帯域制限すれば、第5図(b)の斜線部分の多
重信号成分はほぼ両側波帯となる。これをベクトル表示
すると第5図(c)のようになる。ここでI1は映像ベー
スバンド信号の映像搬送波、I2は多重信号の搬送波でI1
と同一周波数でかつ位相が90゜異なる搬送波である。映
像ベースバンド信号は搬送波I1を中心に考えると残留側
波帯となっているので、上下側波帯はベクトルaU、ベク
トルaLとなり直交ベクトルに分解するとベクトルa1、ベ
クトルa2となる。また多重信号はほぼ両側波帯となって
いるので、上下側波帯をベクトルbU、ベクトルbLとすれ
ばそれらの合成ベクトルはb2となり、ベクトルI1と直交
する成分だけとなる。すなわち搬送波I1で同期検波する
とベクトルa2、ベクトルb2成分による直交ひずみは発生
せず、映像同期検波をおこなっている現行のテレビジョ
ン受信機に対する多重信号による妨害は原理的におこら
ない。多重する信号が第4図(b)のような信号の場合
には、映像中間周波フィルタ43で帯域制限されたとき両
側波帯とならないので、直交ひずみが発生する可能性が
ある。しかし例えばレベルを下げて多重すれば、現行の
テレビジョン受信機に与える妨害は少なくなる。また多
重する信号が第4図(c)にような信号の場合にも同様
であるが、スペクトルの関係で妨害の程度はさらに少な
くなる。
次に本発明の一実施例におけるテレビジョン信号復号装
置の処理方法について説明する。チューナの出力である
映像中間周波帯の信号を第6図(a)のように直交ひず
みを除去するフィルタで帯域制限する。これをベクトル
表示すると第6図(b)のようになる。映像ベースバン
ド信号はフィルタによりほぼ両側波帯となるので、上下
側波帯をベクトルaU、ベクトルaLとすればそれらの合成
ベクトルはa1となり、ベクトルI2と直交する成分だけと
なる。また多重信号は搬送波I2を中心に考えると残留側
波帯となっているので、上下側波帯はベクトルbU、ベク
トルbLとなり直交ベクトルに分解するとベクトルb1、ベ
クトルb2となる。すなわち搬送波I2で同期検波するとベ
クトルa1、ベクトルb1成分による直交ひずみは発生せ
ず、多重信号成分のみを復調することができる。
第1図(b)は、本発明の一実施例に係るテレビジョン
信号復号装置のブロック図である。第1図(b)におい
て61はアンテナ、62はチューナ、63は映像中間周波フィ
ルタ、64は映像検波器、65は搬送波再生回路、66はフィ
ルタ、67は移相器、68は多重信号検波器、70,77はYC分
離回路、72,73,74,76は送り側での時間軸伸張に対応し
た時間軸圧縮回路、71,78はI、Q復調回路、75は信号
切替回路、69は信号分離回路、79はマトリクス回路、80
はR、G、B信号出力端子である。送信側から送出され
た信号はアンテナ61で受信され、チューナ62で中間周波
数帯に周波数変換され、映像中間周波フィルタ63で帯域
制限される。帯域制限された信号は、映像検波器64、搬
送波再生回路65に供給される。搬送波再生回路65では、
同期検波用の搬送波I1を再生する。帯域制限された信号
は、搬送波I1で映像検波器64において同期検波される。
映像検波器64の出力を映像ベースバンド信号とする。ま
たチューナ62の出力はフィルタ66で第6図(a)のよう
に帯域制限する。搬送波再生回路65から得られる搬送波
I1を移相器67により90゜位相シフトさせた搬送波I2で、
帯域制限された信号を多重信号検波器68において同期検
波する。なお搬送波I2の位相シフト方向は送り側と一致
させる。検波出力が多重信号となる。なお多重信号が第
4図(b)、第4図(c)のような信号であっても、同
様に復調することができる。映像ベースバンド信号は、
YC分離回路70により、Y信号とC信号に分離される。Y
信号は時間軸圧縮回路72により、時間軸圧縮されY1信号
となる。またC信号は、I、Q復調回路71により、I信
号とQ信号に分離される。I信号は時間軸圧縮回路73に
より、時間軸圧縮されI1信号となる。Q信号は時間軸圧
縮回路74により、時間軸圧縮されQ1信号となる。多重信
号は時間軸圧縮回路69により時間軸圧縮されその出力は
YC分離回路77、I、Q復調回路78によりY2信号、I2
号、Q2信号となる。前記Y1、I1、Q1、Y2、I2、Q2信号
は、信号切替回路75に入力され、ここでアスペクト比4:
3の現行テレビジョン受信機の画面に相当する部分に対
しては、Y1、I1、Q1信号を選択し、これらは、時間軸圧
縮されているので、1水平走査期間の残りの期間につい
ては、まず現行の放送に対しては、ブランキング信号等
を信号切替回路72の内部で発生させ選択するようにし、
また前記ワイドテレビジョン信号を受信する際には、
Y2、I2、Q2信号を選択するようにする。信号切替回路75
の出力は、マトリクス回路79によりR、G、B信号とな
る。なお時間軸圧縮回路72,73,74,76は現行のテレビジ
ョン放送が支障なく受信できるように、また横長のアス
ペクト比を有するテレビジョン信号を時間軸伸張された
部分を圧縮することにより、前記テレビジョン信号を復
元するためのものである。すなわち、第2図(b)と第
3図(c)を比較してもわかるように、現行放送の画像
の縦横比がかわらないように受信するためには、現行の
テレビジョン信号を時間軸圧縮してやる必要がある。そ
の圧縮比はアスペクト比により定まる。信号分離回路69
は、映像ベースバンド信号から同期信号,カラーバース
ト信号,該ワイドテレビジョン信号と現行放送のテレビ
ジョン信号とを識別するための識別信号(これらは図示
していない)を分離し、前記識別信号を用いて、信号切
替回路75を制御する。なお、現行のテレビジョン信号を
受信する際には、アスペクト比4:3の画面を中央付近に
映し、横長のアスペクト比をもつ受信機画面の残りの領
域についてはブランキング等により画面を暗くする等の
処理を施せばよい。なお識別信号は、例えば垂直帰線期
間に重畳されているものとする。
なお時間軸伸張された信号は、受信側で時間軸圧縮する
ことにより帯域は広がるので、アスペクト比が大きくな
ったからといって解像度が低下するということはない。
アスペクト比4:3の画面に入らない両サイドの情報に相
当する多重信号は、現行の受信機では映像搬送波で同期
検波することによりほぼ打ち消されるので、多重信号に
よる妨害は殆ど発生しない。また多重信号復調用の受信
機では、現行の受信機と同様に映像ベースバンド信号
を、そしてフィルタリング及び位相制御された映像搬送
波で同期検波することにより、アスペクト比4:3の画面
に入らない両サイドの情報に相当する多重信号も直交ひ
ずみなく取り出すことができ、送信側で撮像された4:3
以上のアスペクト比をもつ原画像を再生することができ
る。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、残留側波帯振幅変調さ
れたテレビジョン信号の残留側波帯域内または前記残留
側波帯振幅変調の搬送波の周波数に関して前記残留側波
帯とは対称な帯域内もしくは両帯域内に、前記テレビジ
ョン信号とは異なる信号を重畳させることにより、現行
のテレビジョン方式の帯域内に別の信号を多重すること
ができ、電波資源の有効利用という観点からしても非常
に効果がある。そして現行のテレビジョン受信機で受信
した場合も妨害を殆ど与えず両立性がある。また専用の
受信機では多重した信号を直交ひずみなく取り出すこと
により、ワイドアスペクト比の映像を得ることができ、
さらに現行のテレビジョン放送も支障なく受信すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例におけるテレビジョン
信号合成装置のブロック図、第1図(b)は本発明の一
実施例におけるテレビジョン信号復号装置のブロック
図、第2図(a)は現行テレビジョンの表示画面の一例
を示した図、第2図(b)は前記画面中央付近の一走査
線期間の複合映像信号を示した図、第3図(a)はアス
ペクト比を例えば、5:3にした場合の表示画面の一例の
図、第3図(b)は前記画面中央付近の一走査線期間の
映像信号を示した図、第3図(c)は時間軸のスケール
が第2図(b)と等しくなるように第3図(b)で示し
た映像信号を書きかえ同期信号とカラーバースト信号を
付加した複合映像信号を示した図、第4図(a)は、現
行テレビジョン方式における残留側波帯振幅変調された
テレビジョン信号のスペクトル図、第4図(b)、第4
図(c)、第4図(d)は本発明の一実施例における第
4図(a)で示した信号とは別の信号で変調し帯域制限
したスペクトル図、第4図(e)は第4図(d)で示し
た信号を第4図(a)の信号に多重したスペクトル図、
第5図(a)は映像同期検波をおこなっている現行のテ
レビジョン受信機のブロック図、第5図(b)、第5図
(c)は現行のテレビジョン受信機の同期検波時のスペ
クトル図およびベクトル図、第6図(a)、第6図
(b)は多重信号復調時のスペクトル図およびベクトル
図である。 3,6,9,14……時間軸伸張回路、10,12……平衡変調回
路、19……移相器、17……第1フィルタ、21……第2フ
ィルタ、67……移相器、63……映像中間周波フィルタ、
66……フィルタ、72,73,74,76……時間軸圧縮回路、75
……信号切替回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 秀士 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高井 均 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 青野 耕二 香川県高松市寿町2丁目2番10号 松下寿 電子工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4:3より大きいアスペクト比を有する原画
    像を撮像して得られる電気信号の一部を、時間軸伸張し
    た後にコンポジットテレビジョン信号とし残留側波帯振
    幅変調する手段と、前記残留側波帯振幅変調されたテレ
    ビジョン信号の残留側波帯域内または前記残留側波帯振
    幅変調の搬送波の周波数に関して前記残留側波帯とは対
    称な帯域内もしくは両帯域内に、前記搬送波と同一周波
    数でかつ位相が90゜異なる搬送波を、前記電気信号の残
    りの部分から得られるコンポジットテレビジョン信号を
    時間軸伸張した多重信号で変調した信号を重畳する手段
    を具備し、前記アスペクト比を有する原画像に相当する
    映像信号を生成することを特徴とするテレビジョン信号
    合成装置と、 映像搬送波で同期検波したテレビジョン信号をYC分離し
    色復調した輝度信号、I信号、Q信号を時間軸圧縮する
    手段と、前記映像搬送波と同一周波数でかつ位相が90゜
    異なる搬送波で同期検波した信号を時間軸圧縮する手段
    と、直交ひずみを除去するフィルタを具備し、前記アス
    ペクト比を有する原画像に相当する映像信号を再生する
    ことを特徴とするテレビジョン信号復号装置とからなる
    テレビジョン信号処理装置。
  2. 【請求項2】多重信号で変調した信号は、前記多重信号
    で搬送波除去両側波帯振幅変調した信号であることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のテレビジョン
    信号処理装置。
  3. 【請求項3】多重信号で変調した信号は、前記多重信号
    で搬送波除去単側波帯振幅変調した信号であることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のテレビジョン
    信号処理装置。
  4. 【請求項4】多重信号で変調した信号は、前記多重信号
    で搬送波除去残留側波帯振幅変調した信号であることを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のテレビジョ
    ン信号処理装置。
  5. 【請求項5】多重信号で変調した信号は、前記多重信号
    で搬送波除去両側波帯振幅変調し、搬送波周波数で半分
    に減衰し、前記搬送波周波数に関して奇対称な振幅特性
    を有するナイキストフィルタにより残留側波帯にした信
    号であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記
    載のテレビジョン信号処理装置。
  6. 【請求項6】多重信号で変調した信号は、前記多重信号
    で両側波帯振幅変調し、搬送波周波数で半分に減衰し、
    前記搬送波周波数に関して奇対称な振幅特性を有するナ
    イキストフィルタにより残留側波帯にし、帰線期間で搬
    送波除去とした信号であることを特徴とする特許請求の
    範囲第(1)項記載のテレビジョン信号処理装置。
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