JP2529092Y2 - 工作物搬入・搬出装置 - Google Patents

工作物搬入・搬出装置

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JP2529092Y2
JP2529092Y2 JP8671391U JP8671391U JP2529092Y2 JP 2529092 Y2 JP2529092 Y2 JP 2529092Y2 JP 8671391 U JP8671391 U JP 8671391U JP 8671391 U JP8671391 U JP 8671391U JP 2529092 Y2 JP2529092 Y2 JP 2529092Y2
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正昭 水野
義広 安藤
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Toyoda Koki KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、工作物搬送ライン装
置、例えばコンベアと工作機械等の加工装置との間にお
いて工作物を姿勢を変えて搬入・搬出する工作物搬入・
搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術による工作物搬送ライン装
置、例えばコンベアと工作機械等の加工装置との間にお
いて工作物を搬送されてくる水平面に対する傾きを変え
て工作機械に対し搬入・搬出する工作物搬入・搬出装置
は、次のようなものである。第1ステップとしてコンベ
アから工作物の水平面に対する姿勢を変えてないまま途
中まで搬入し、第2ステップとして途中位置まで工作物
を引き入れた後、水平面に対する姿勢をやや傾け、更に
第3ステップとして工作機械に搬入するのに一層傾けて
工作機械に取付け、搬出は、その逆に行われるようにな
っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の工作物搬入・搬
出装置は、その構成が複雑であり、ステップが3段階に
分れているため、搬入・搬出の時間が長くなる欠点があ
る。この考案は、そのような欠点がない工作物搬入・搬
出装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案の工作物搬入・
搬出装置は、工作物を搬送する搬送ライン装置と加工装
置との間に設置される工作物搬入・搬出装置であって、
基台が2枢着点をもつ固定節をとなり、それら枢着点に
夫々の一端が枢着された2つの回動杆が腕節となり、両
回動杆の他端に枢着された工作物把持装置が中間節とな
って四辺形リンク機構が構成され、且つ工作物把持装置
がコンベア装置における工作物搬出入位置と加工装置に
おける装着位置との間を往復公転し得る範囲及び方向で
少なくとも一つの回動杆を回転駆動する手段が具備さ
れ、前記四辺形リンク機構の各節長は、工作物把持装置
が前記範囲の公転中に所定角度の自転を行う関係にあ
る。好ましい形式としては、工作物把持装置が、2組の
対向した四辺形リンク機構の中間節となり、対向進退す
る締付板を具備している。
【0005】
【作用】上記の工作物搬入・搬出装置は、先ず、工作物
把持装置が搬出入位置と装着位置との中間の中立位置に
ある。それは、回動杆が略直立した状態で、工作物把持
装置が上位位置となる。その際、締付板が互に離れる方
向の後退位置にある。
【0006】搬入作動について述べると、搬送ライン装
置によって、工作物が搬出入位置に搬送されて停止する
と共に、回動杆が一方向に回動され、工作物把持装置が
搬出入位置に位置し、締付板が工作物の両側に位置す
る。更に、締付板が互に接近するよう前進する。その結
果、締付板によつて工作物は両側から把持される。
【0007】次いで、回動杆が反対方向に回動され、工
作物把持装置が装着位置に位置する。その間の回動杆の
回動において、四辺形リンク機構の各節長の関係によ
り、締付板は公転しながら所定の角度だけ自転する。か
くして、搬送ライン装置において基面が水平であった工
作物は、基面が所定角傾斜して加工装置に載置される。
【0008】次いで、締付板が互に離れる方向に後退
し、工作物を解放する。そして回動杆が一方向に略直立
した状態になるまで回動され、工作物把持装置が上位位
置である中立位置に復位する。それと共に、工作物は、
加工装置に装着される。工作物の加工時の姿勢は、搬送
ライン装置における搬送姿勢に対し所定角度だけ傾いて
いる。
【0009】加工が終ると、今度は、搬入作動と同様の
工作物把持装置の把持・解放及び搬入作動と逆方向の回
転杆の回動とが行われ、その結果、加工済の工作物は、
搬入時に姿勢と同じ姿勢で搬送ライン装置上に載置され
た上、搬送される。再び、回動杆の反対方向の回動で、
工作物把持装置は、上位位置である中立位置に復位す
る。
【0010】
【実施例】この考案の実施例における工作物搬入・搬出
装置を図面に従って説明する。図1の右側に示され、紙
面に垂直方向に工作物Wを搬送するコンベア装置Cと、
同じく左側に示された直立主軸Sを備えた竪型工作機械
(図示の例では竪型穴加工機)Mとの間に工作物搬入・
搬出装置Aが設置されている。
【0011】そして、コンベア装置Cにおける工作物W
の搬送姿勢における直立軸線に対し工作機械Mにおける
工作物Wの加工孔軸線が角度θだけ傾いている場合、搬
送姿勢において水平である工作物Wの基面が傾斜角θの
傾斜するように工作機械MのベッドB上の傾斜角θの傾
斜面をもつ治具Jに工作物Wは装着されるのである。
【0012】工作物搬入・搬出装置Aは、図2及び図3
に更に詳しく示されいる。間隔をあけて設置された基台
1,1の上部には水平、且つコンベア装置Cの搬送方向
と平行な回転軸線位置に回転軸2の両端部が支承され、
回転軸2は一方の基台1に取付けられた減速機付きモー
タ3に結合されで回転駆動されるようになっている。
【0013】回転軸2(軸心O1 )の両端には平行な回
動腕4,4の基端部が固着されている。基台1,1の上
部には、工作機械側に向いたブラケット5,5と、コン
ベア装置側に向いたブラケット6,6とが取付けられ、
ブラケット5,5の各先端部には、リンク7の基端が枢
着(枢着点O2 )されていると共に回動腕4のストッパ
8が固着され、ブラケット6,6の各先端部には、回動
腕4のストッパ9が固着されている。ストッパ8とスト
ッパ9との回転軸2の軸線の距離は等しく、回動腕4に
は、ストッパ8及びストッパ9に当接する当金10が取付
けられている。又、枢着点O2 は、軸心O1 に対して所
定量高い位置に設定されている。
【0014】そして、同一側の回動腕4及リンク7の各
先端は、側板11の下側縁部に間隔をあけて枢着(枢着点
3 ,枢着点O4 )されている。つまり、基台1・ブラ
ケット5を固定節、回動腕4とリンク7とを腕節、側板
11を中間節とした四辺形リンク機構が構成されている。
そして各軸心・枢着点(O1 ,O2 ,O3 ,O4 )間の
距離、即ち各節の長さ関係は、軸心O1 ,枢着点O3
と枢着点O2 ,O4 間とは、等しく設定されると共に、
軸心O1 ,枢着点O2 間は、枢着点O3 ,O4 間よりも
長く設定されている。従って、後記される腕節である回
動腕4の所定角度の回動において中間節である側板11,
11、即ち締付板15,15が公転と共に別の適宜の所定角度
だけ自転するような関係に設定されている。
【0015】側板11,11には、図3に示すように工作物
把持具が取付けられ、工作物把持装置が構成されてい
る。回動腕4及びリンク7の枢着点の略中間で枢着軸線
と平行に各側板11に形成された案内12に進退杆13が進退
自在に嵌挿され、進退杆13,13の対向内端の夫々には把
持爪14が形成された締付板15が固着され、互に対向して
いる。各側板11の上側縁部の外側面に形成された耳部16
にベルクランク17の屈曲部が側板11と平行な軸線で枢着
され、ベルクランク17の先端は、進退杆13の外端に係合
されている。
【0016】両側板11,11の上縁部の一部で両者を連結
して一体化した横桁18の中央には流体圧シリンダ19が装
着され、ベルクランク17の枢着軸線に直角に交差する方
向に両側板間に突出した流体圧シリンダ19のピストン棒
20の先端は、両ベルクランク17,17の基端に係合されて
いる。回動腕4,4は、コンベア装置C側の搬出入位置
と工作機械M側の装着位置との間を回転軸2の軸線回り
に回動するのであるが、コンベア装置Cのコンベア、搬
送レール等は、搬出入位置に回動した回動腕4,4に干
渉しないように中断されている。
【0017】上記の工作物搬入・搬出装置Aの作用を説
明する。工作物把持装置は、工作物の搬入・搬出を行わ
ない時には、搬出入位置と装着位置との中間の中立位置
にある。それは、回動腕4,4が略直立した状態で、工
作物把持装置が上位位置となる。その際、流体圧シリン
ダ19のピストン棒20は、流体圧シリンダ19の作動により
伸出状態にあって、ベルクランク17の回動により、進退
杆13,13、即ち締付板15,15が互に離れる方向の後退位
置にある。
【0018】先ず搬入作動について述べる。コンベア装
置Cによって、工作物Wが搬出入位置に搬送されて停止
すると共に、減速機付きモータ3が作動して、上記の中
立位置から回転軸2が図2で時計回りに回転されると、
回動腕4も時計回りにリンク7の回動を伴って回動さ
れ、当金10がストッパ9に当接して搬出入位置に位置
し、締付板15,15が工作物Wの両側に位置する。(この
とき、枢着点O3 と枢着点O4 とを結ぶ直線は、水平状
態となる。)更に、流体圧シリンダ19の作動によりピス
トン棒20が退縮すると、ベルクランク17,17が回動し、
進退杆13,13、即ち締付板15,15が互に接近するよう前
進する。その結果、締付板15,15の把持爪14,14‥‥に
よって工作物Wは両側から把持される。
【0019】次いで、減速機付きモータ3が作動して、
回転軸2が図2で反時計回りに回転されると、回動腕4
も時計回りにリンク7の回動を伴って回動され、当金10
がストッパ8に当接して、工作機械Mの装着位置に位置
する。その間の回動腕4及びリンク7の回動において、
基台1・ブラケット5と回動腕4と側板11とリンク7と
により構成される四辺形リンク機構の各軸心・枢着点
(O1 ,O2 ,O3 ,O4 )間の距離関係と軸心・枢着
点(O1 ,O2 )の高さ関係により、側板11,11、即ち
締付板15,15が適宜の所定角度θだけ時計回りに自転す
る。(このとき、枢着点O3 ,O4 を結ぶ直線は、図2
において右下りの傾きをもつ。)かくして、コンベア装
置Cにおいて基面が水平であった工作物Wは、基面が傾
斜角θの傾斜するように工作機械MのベッドBにおける
治具Jの傾斜面上に載置される。
【0020】次いで、流体圧シリンダ19のピストン棒20
は、流体圧シリンダ19の作動により伸出され、ベルクラ
ンク17の回動により、進退杆13,13、即ち締付板15,15
が互に離れる方向に後退し、締付板15,15の把持爪14,
14‥‥は工作物Wを解放する。この状態で、工作物W
は、治具Jに装着され、竪型工作機械の主軸頭が下降し
てドリルTで孔あけ加工が行われる。
【0021】加工時において、加工孔の軸線は、コンベ
ア装置Cにおける工作物Wの搬送姿勢における直立軸線
に対し角度θだけ傾いている。加工が終ると、今度は、
搬入作動と同様の工作物把持装置の把持・解放及び搬入
作動と逆方向の回転軸2の回動が行われ、その結果、加
工済の工作物は、搬入時に姿勢と同じ姿勢でコンベア装
置C上に載置された上、搬送される。この後、再び、回
転軸2、即ち回動腕4,4の反時計回りの回動で、工作
物把持装置は、上位位置である中立位置に復位する。
【0022】
【考案の効果】この考案による工作物搬入・搬出装置
は、回動杆の回動だけで、搬送ライン装置におれる搬出
入位置から加工装置の装着位置に搬入すると同時に工作
物の水平に対する姿勢を搬出入位置と加工装置との間で
所定角度だけ傾けることができる。即ち、搬送ライン装
置における直立軸線に対して傾いた軸線を加工位置の直
立軸線として加工を行うことができる。
【0023】従つて、従来の工作物搬入・搬出装置のよ
うに搬出入作動と別に中間において傾動作動を行うよう
な複雑な作動をしないので、搬入・搬出の時間が短縮さ
れ、生産性が高まり、しかも、上記のような作動が簡単
な機構で実行されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例における工作機械とコンベア
装置との間に設置された工作物搬入・搬出装置の正面図
である。
【図2】この考案の実施例における工作物搬入・搬出装
置の拡大正面図である。
【図3】この考案の実施例における工作物搬入・搬出装
置の展開平面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 回転軸 3 減速機付きモータ 4 回動腕 5,6 ブラケット 7 リンク 8,9 ストッパ 10 当金 11 側板 12 案内 13 進退杆 14 把持爪 15 締付板 16 耳部 17 ベルクランク 18 横桁 19 流体圧シリンダ 20 ピストン棒 A 工作物搬入・搬出装置 C コンベア装置 M 工作機械 S 直立主軸 B ベッド J 治具 T ドリル W 工作物

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作物を搬送する搬送ライン装置と加工
    装置との間に設置される工作物搬入・搬出装置であっ
    て、基台が2枢着点をもつ固定節をとなり、それらの枢
    着点に夫々の一端が枢着された2つの回動杆が腕節とな
    り、両回動杆の他端に枢着された工作物把持装置が中間
    節となって四辺形リンク機構が構成され、且つ工作物把
    持装置がコンベア装置における工作物搬出入位置と加工
    装置における装着位置との間を往復公転し得る範囲及び
    方向で少なくとも一つの回動杆を回転駆動する手段が具
    備され、前記四辺形リンク機構の各節長は、工作物把持
    装置が前記範囲の公転中に所定角度の自転を行う関係に
    ある工作物搬入・搬出装置。
  2. 【請求項2】 工作物把持装置が、2組の対向した四辺
    形リンク機構の中間節となり、対向進退する締付板を具
    備している実用新案登録請求の範囲の請求項1に記載の
    工作物搬入・搬出装置。
JP8671391U 1991-09-30 1991-09-30 工作物搬入・搬出装置 Expired - Lifetime JP2529092Y2 (ja)

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JPH0529654U JPH0529654U (ja) 1993-04-20
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