JP2529081B2 - 耐酸化性ポリフェニレンスルフィド系組成物の製造法 - Google Patents

耐酸化性ポリフェニレンスルフィド系組成物の製造法

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JP2529081B2 JP5242064A JP24206493A JP2529081B2 JP 2529081 B2 JP2529081 B2 JP 2529081B2 JP 5242064 A JP5242064 A JP 5242064A JP 24206493 A JP24206493 A JP 24206493A JP 2529081 B2 JP2529081 B2 JP 2529081B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリアミド樹脂を、酸
またはアミンと反応しうる官能基を有する化合物と混合
し、えられた予備混合物をポリフェニレンスルフィド樹
脂と混合することによって、耐酸化性の優れたポリフェ
ニレンスルフィド系組成物を製造する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】ポリフェ
ニレンスルフィド樹脂は、優れた耐熱性ならびに耐酸化
性を有する高性能なエンジニアリングプラスチックとし
て知られている。しかし、ポリフェニレンスルフィド樹
脂は製造コストが高く、そのため、通常、ほかの樹脂と
アロイ化したり、充填剤と混合したりして、そのコスト
を下げている。充填剤と混合すると、ポリフェニレンス
ルフィド樹脂の機械的強度、流動性および熔接強度が必
然的に低減してしまうので、精密電子部品に応用するば
あいには、充填剤との混合は望ましくない。ほかのプラ
スチック、たとえばポリアミド樹脂などとアロイ化する
と、相溶性が悪くなり、耐熱性ならびに耐酸化性が損な
われてしまう。
【0003】特開昭59−155462号公報には、ポ
リフェニレンスルフィドおよびポリアミド樹脂をエポキ
シ樹脂と混合すると、両者の相溶性が向上することが開
示されている。特開昭63−56559号公報には、酸
で変性したゴムを使用して、ポリフェニレンスルフィド
とポリアミド樹脂との相溶性を改善することが示唆され
ている。特開昭61−53356号公報には、酸基とエ
ポキシ基を含む混合物を使用して、ポリフェニレンスル
フィドとポリアミド樹脂との相溶性を改善しうることが
示唆されている。
【0004】ポリフェニレンスルフィドとポリアミド樹
脂との相溶性を改善して機械的強度を保持することは可
能であっても、ポリアミド樹脂の耐酸化性はポリフェニ
レンスルフィド樹脂ほど良好ではないので、アロイ化ポ
リフェニレンスルフィドの耐酸化性がある程度犠牲にな
ってしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの目的は、
優れた耐酸化性を有するポリフェニレンスルフィド系組
成物の製造法を提供することである。
【0006】本発明者らは鋭意研究を行った結果、ポリ
フェニレンスルフィドとポリアミド樹脂を混合する前
に、ポリアミド樹脂を、酸またはアミンと反応しうる官
能基を有する多官能性化合物と反応させておくと、ポリ
フェニレンスルフィドをアロイ化しても、耐酸化性が保
持されることを見いだした。
【0007】より詳細には、本発明は、40〜60重量
部のポリアミド樹脂と、酸またはアミンと反応しうる官
能基を有する多官能性化合物とを、ポリアミド樹脂の融
点よりも高い温度で混合し、えられた予備混合物と、6
0〜40重量部のポリフェニレンスルフィドとを、ポリ
フェニレンスルフィドの融点よりも高い温度で混合する
ことによって、ポリフェニレンスルフィド系組成物を製
造する方法である。多官能性化合物の量は、ポリアミド
樹脂の1〜10重量%とする。
【0008】
【実施例】本発明で用いられるポリフェニレンスルフィ
ドは、メルトインデックスが500g/10分(荷重5
kg、316℃)以下のものが最も好ましい。たとえ
ば、米国特許第3,354,129号明細書の実施例1
に記載の方法にしたがって、1,4−ジクロロベンゼン
と硫化ナトリウムとをN−メチルピロリドン中で重縮合
することによって製造されたポリフェニレンスルフィド
などである。米国のフィリップペトロケミカル社(Phili
p Petrochemical Co.)製のライトン(Ryton) P4(メル
トインデックス=60g/10分)、ライトンP6(メ
ルトインデックス=650g/10分)、およびライト
ンV1(メルトインデックス=4000〜6000g/
10分)などの市販のポリフェニレンスルフィドが、本
発明の使用に適している。架橋ポリフェニレンスルフィ
ド、直鎖ポリフェニレンスルフィドおよびそれらの混合
物のいずれをも、用いることができる。
【0009】本発明で用いられるポリアミド樹脂は、炭
素数が2個以上の二酸を、等モル量のジアミンと反応さ
せることによって製造したものである。二酸としては、
イソフタル酸などの芳香族の二酸、および一般式:HO
OC−Y−COOH(式中、Yは炭素数が2個以上の脂
肪族基である)で表わされる脂肪族の酸をあげることが
できる。脂肪族の酸の具体例としては、セバシン酸、オ
クタデカン二酸、スベリン酸、グルタル酸、およびアジ
ピン酸などがあげられる。なお、前記の二酸のエステル
または塩化物も、本発明での使用に適している。ジアミ
ンとしては、アルキルジアミン、アリールジアミンまた
はアルキル−アリールジアミンがあげられる。アルキル
ジアミンの具体例としては、一般式:H2 N−(C
2 n −NH2 (式中、nは2〜16の整数である)
で表わされるジアミン、たとえば、プロピルジアミン、
ブチルジアミン、ペンチルジアミン、ヘキシルジアミ
ン、ヘプチルジアミンおよびオクチルジアミンなどがあ
げられる。これらのうち、ヘキシルジアミンが好まし
い。ほかのジアミンの例としては、3−メチルヘキシル
ジアミン、m−フェニレンジアミンおよびm−キシリレ
ンジアミンなどがある。
【0010】前記の二酸とジアミンとを用いて製造され
る代表的なポリアミド樹脂としては、ポリヘキサメチレ
ンアジパミド(ナイロン6、6)、ポリヘキサメチレン
アゼライアミド(ナイロン6、9)、ポリヘキサメチレ
ンセバクアミド(ナイロン6、10)、ポリヘキサメチ
レンイソフタルアミド(ナイロン6、I)、ポリヘキサ
メチレンテレフタルアミド(ナイロン6、T)、ポリヘ
キサメチレンドカミド(ナイロン6、12)などがあ
る。これらのうち、ナイロン6、6が好ましい。さら
に、ポリアミドの混合物または共重合体も、本発明での
使用に適している。
【0011】また、強化ポリアミド樹脂または超強化ポ
リアミド樹脂も、本発明での使用に適している。これら
の強化ポリアミド樹脂としては、ザイテル (Zytel)(登
録商標、E.I.デュポン社 (E.I.Du Pont)(米国)
製)、カーピオン (CARPION)(登録商標、アライド社(A
llied corporation)(米国)製)、NY樹脂(商品名、
ウィルソンファイバーフィル(Wilson Fiberfil) 社(米
国)製)、およびULトラミド(UL TRAMID) 樹脂(登録
商標、BASF社(ドイツ)製)などがあげられる。こ
れら強化ポリアミド樹脂は、1種以上のナイロン樹脂
を、1種以上のエラストマー強化材と混合することによ
って製造することができる。
【0012】酸またはアミンと反応しうる官能基を含む
多官能性化合物としては、α,β−不飽和酸のグリシジ
ルエステルとα−オレフィンとの共重合体、およびα,
β−不飽和酸のグリシジルエステルをグラフトさせたα
−オレフィン重合体があげられる。
【0013】「α−オレフィン」という語は、エチレ
ン、プロピレンおよびブテンなどを示す。これらのう
ち、エチレンが好ましい。「α,β−不飽和酸のグリシ
ジルエステル」という語は一般式:
【0014】
【化1】 (式中、Rは水素原子、またはC1 〜C5 のアルキル基
である)で表わされるもの、たとえばアクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸グリシジルおよびエタクリル酸グリ
シジルなどを示す。
【0015】α,β−不飽和酸のグリシジルエステルの
量は、共重合体の0.5〜40重量%、好ましくは3〜
30重量%を構成する量とする。また、この共重合体
を、さらにビニルエステル、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アク
リロニトリルおよびスチレンなどのほかの不飽和単量体
と共重合させることもでき、えられた共重合体は本発明
での使用に適している。
【0016】α,β−不飽和酸のグリシジルエステルを
グラフトさせたα−オレフィン重合体も、本発明の要件
を満たすものである。このグラフト重合体は、たとえ
ば、α−オレフィン、グリシジルエステルおよびラジカ
ル開始剤を混合したのち押出機中で溶融グラフトさせる
方法、グリシジルエステルおよびラジカル開始剤を、α
−オレフィンの有機溶液に加え、グラフトさせたのち、
濾過、乾燥させる方法、または、グリシジルエステル単
量体の溶液に含まれるα−オレフィンをラディエートさ
せてグラフトさせる方法によって製造することができ
る。
【0017】無水マレイン酸と不飽和単量体との共重合
体も、本発明において多官能性化合物として使用するの
に適している。不飽和単量体の具体例としては、ビニル
エステル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、メタクリ
ル酸エステル、メタクリル酸メチル、アクリロニトリル
およびスチレンなどがあげられる。これらのうち、スチ
レンが好ましい。無水マレイン酸の量は、共重合体の
0.5〜40重量%、好ましくは3〜30重量%を構成
する量とする。
【0018】このようにしてえられた本発明のポリフェ
ニレンスルフィド系組成物に、粉末状または繊維状の強
化材を含有させて、生成した組成物の機械的強度、寸法
安定性および耐熱性を向上させることもできる。強化材
の量は、ポリフェニレンスルフィドとポリアミド樹脂の
合計量100重量部に対し、300重量部以下とする必
要があり、30〜150重量部とするのが好ましい。
【0019】繊維状の強化材としては、ガラス繊維、金
属繊維、炭化ケイ素繊維およびアスベスト繊維などの有
機または無機繊維があげられる。粉末状の強化材として
は、ウォラストナイト、カオリン、雲母、クレー、ベン
トナイト、アスベスト、タルク、アルミナなどのケイ酸
塩;酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化マグネシウ
ム、ジルコニウムおよび酸化チタンなどの金属酸化物;
炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウムなどの炭酸塩;
硫酸カルシウムおよび硫酸バリウムなどの硫酸塩;およ
びそのほか、ガラスビーズ、ホウ素、ニトリル、ケイ
素、カーバイドおよびシリカなどがあげられる。これら
粉末状の強化材は、単独で加えても、ほかの強化材と組
み合わせて加えてもよい。また、粉末状および繊維状の
強化材をシランまたはチタンカップリング剤で処理し
て、強化材の分散効果および強化効果を改善することも
できる。
【0020】さらに、組成物に有機または無機の防火剤
を加えて、組成物の防火特性を改善することもできる。
有機防火剤の例としては、臭化スチレン、デカブロモジ
フェニルオキシドおよびオクタブロモジフェニルオキシ
ドなどのハロゲン化有機化合物、ならびにリン酸エステ
ルなどの非ハロゲン化有機化合物があげられる。無機防
火剤の例としては、酸化アンチモンおよびスズ化合物な
どがあげられる。
【0021】本発明の組成物は、ポリアミド樹脂と、酸
またはアミンと反応しうる官能基を有する多官能性化合
物とを、ポリアミド樹脂の融点よりも高い温度で混合し
て予備混合物をえたのち、この予備混合物とポリフェニ
レンスルフィドとを、ポリフェニレンスルフィドの融点
よりも高い温度で混合することによって製造される。混
合方法は、熱可塑性組成物を製造するのに通常使用され
る任意の強力ミキサー、たとえば一軸押出機、二軸押出
機、射出成形機、ミル、密閉室ミキサーなどを使用する
ことによって行なうことができる。これらのうち、押出
機を使用する方法が好ましい。かかる多官能性化合物の
量は、ポリアミド樹脂の1〜10重量%とする。ポリフ
ェニレンスルフィドのポリアミド樹脂に対する重量比
は、40:60〜60:40の範囲、好ましくは45:
55〜55:45の範囲とする。
【0022】以下の具体的な実施例によって、本発明を
さらにくわしく説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。
【0023】実施例1 50重量部のポリアミド樹脂(ザイテル101(E.
I.デュポン社(米国)製)と5重量部のエポキシメタ
クリレート−エチレン共重合体を配合し、300rpm
で回転させた押出機(ZSK−25(W&P社(ドイ
ツ)製))中で290℃にて混合した。つぎに、えられ
た予備混合物に、50重量部の架橋したポリフェニレン
スルフィドを配合し、押出機中で同一条件で混合して、
ペレット化した。えられたペレットを切断し、リンタン
グステン酸で染色したのち、TEM(透過型電子顕微
鏡)で調べた。TEM写真を図1に示す。図中の黒い部
分はポリアミド樹脂を示し、白い部分はポリフェニレン
スルフィドを示す。
【0024】比較例1 ポリアミド樹脂、エポキシメタクリレート−エチレン共
重合体およびポリフェニレンスルフィドを押出機中で一
緒に混合してから、ペレット化した以外は、実施例1と
同じ手順を繰返した。えられたペレットのTEM写真を
図2に示す。
【0025】実施例1でえられた組成物は、図1に示す
ように、ポリフェニレンスルフィドが連続相を形成して
おり、ポリアミド樹脂は分散相を形成している。これと
は逆に、図2に示すように比較例1でえられた組成物で
は、分散相を形成しているのはポリフェニレンスルフィ
ドで、連続相を形成しているのがポリアミド樹脂であ
る。このことから、本発明の製造法によってえられた組
成物の方が、耐酸化特性に優れていることが示唆され
る。
【0026】実施例2 50重量部のポリアミド樹脂(ザイテル101)と、エ
ポキシメタクリレートをグラフトさせたポリエチレン5
重量部とを配合し、300rpmで回転させた押出機
(ZSK−25)中で290℃にて混合した。えられた
予備混合物をペレット化し、乾燥させたのち、50重量
部の架橋したポリフェニレンスルフィドを配合し、押出
機中で混合した。押出機の後部に、45重量部のガラス
繊維を加えた。えられたペレットを乾燥させ、290〜
300℃の温度で射出成形して試験片を形成した。この
射出成形の金型温度は150〜170℃とした。試験片
の熱変形温度およびノッチなしアイゾット衝撃強度の残
率を調べた。結果を表1に示す。
【0027】比較例2 表1に示す成分を押出機中ですべて一緒に混合した以外
は、実施例2と同じ手順を繰返した。試験結果も表1に
示す。
【0028】実施例3 表1に示す成分を使用した以外は、実施例2と同じ手順
を繰返した。試験結果も表1に示す。
【0029】実施例4 表1に示す成分を使用した以外は、実施例2と同じ手順
を繰返した。試験結果も表1に示す。
【0030】実施例5 表1に示す成分を使用した以外は、実施例2と同じ手順
を繰返した。試験結果も表1に示す。
【0031】
【表1】 表中の記号a〜fに関しては以下のとおりである。
【0032】a.PPS−1:ポリフェニレンスルフィ
ド、ライトンP4(メルトインデックス=60g/10
分) PPS−2:ポリフェニレンスルフィド、ライトンP6
(メルトインデックス=650g/10分) PPS−3:ポリフェニレンスルフィド、ライトンV1
(メルトインデックス=4000〜6000g/10
分) b.PA−1:ポリアミド樹脂、ザイテル101 PA−2:ポリアミド樹脂、ザイテル42 c.ボンドファーストE:商品名、住友化学工業(株)
製(エポキシメタクリレート−エチレン共重合体) d.SMA:スチレン−無水マレイン酸、ダイラーク(D
ylark)樹脂(商品名、アルコ社(Arco.Co.)(フランス)
製) e.溶融グラフト法によって製造した製品、グラフト
率:5% f.240℃で416時間エージングさせたのちに測定
した。
【0033】表1に示されるように、本発明の製造法に
よる組成物(実施例2〜5)の熱変形温度は、従来技術
による組成物(比較例2)の熱変形温度とほぼ同一に保
持された。しかし、表1に示されるように、比較例2の
組成物では、ノッチなしアイゾット衝撃強度の残率は5
0%に低減しており、240℃で416時間酸化させた
ことによって、この組成物の耐酸化性が低減したことが
示唆された。一方、本発明による組成物では表1に示さ
れているように、ノッチなしアイゾット衝撃強度が10
0%保持された。
【0034】
【発明の効果】本発明の製造法によれば、耐酸化性の優
れたポリフェニレンスルフィド系組成物を製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で例示する方法によって製造された切
断ペレットの粒子構造を示す透過型電子顕微鏡写真(1
5000倍)。
【図2】比較例1で例示する方法によって製造された切
断ペレットの粒子構造を示す透過型電子顕微鏡写真(1
5000倍)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 7/02 KLC C08K 7/02 KLC C08L 81/02 LRG C08L 81/02 LRG (56)参考文献 特開 昭59−155462(JP,A) 特開 昭63−56559(JP,A) 特開 昭61−53356(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)40〜60重量部のポリアミド樹
    脂と、酸またはアミンと反応しうる官能基を有する多官
    能性化合物とを、ポリアミド樹脂の融点よりも高い温度
    で混合して予備混合物をえ、その際、該多官能性化合物
    の量がポリアミド樹脂の1〜10重量%である工程、お
    よび(b)この予備混合物と、60〜40重量部のポリ
    フェニレンスルフィドとを、ポリフェニレンスルフィド
    の融点よりも高い温度で混合する工程からなる、耐酸化
    性ポリフェニレンスルフィド系組成物の製造法。
  2. 【請求項2】 ポリフェニレンスルフィドのポリアミド
    樹脂に対する重量比が45:55〜55:45である請
    求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 工程(b)において、ポリフェニレンス
    ルフィドとポリアミド樹脂の合計量100重量部に対し
    て、300重量部以下の強化材を加える請求項1記載の
    製造法。
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