JP2528962Y2 - 封口体の自動組立機 - Google Patents

封口体の自動組立機

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JP2528962Y2
JP2528962Y2 JP4509693U JP4509693U JP2528962Y2 JP 2528962 Y2 JP2528962 Y2 JP 2528962Y2 JP 4509693 U JP4509693 U JP 4509693U JP 4509693 U JP4509693 U JP 4509693U JP 2528962 Y2 JP2528962 Y2 JP 2528962Y2
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明人 福岡
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は二次電池の封口体の自動
組立機に関する。
【0002】
【従来の技術】二次電池に用いる爆発防止機能付の封口
体は図1〜図3に示すものであって、その封口板1は、
一段目の円形凹部1aの中心に更に二段目の円形凹部1
bが形成され中心穴1cを穿設した円板である。この二
段目の円形凹部1b上には密着側をゴム材の円形の弁板
2とその表に同形の押さえ板3が接着されたものが載置
される。更にその上に載置される陽極キャップ4は一段
目の凹部1aより僅か小径の円板からなる外側フランジ
4bに二段目凹部1bの反対位置に凹部4aを形成し、
外側フランジ部4b上に凹部4aと反対側に同心等角度
位置数箇所に突起4cが形成されフランジ基部数箇所に
ガス抜き穴4dが穿設されている。そして陽極キャップ
4の凹部4aと押さえ板3との間に円錐ばね5が介在さ
れる。封口板1との一段目の凹部1aと陽極キャップ4
との外側フランジ部4bとは嵌合されたあと一体化され
るものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように弁板2と押
さえ板3と一体にされた弁板部材の弁板側を組立時封口
板1側に対応させる必要があり、また陽極キャップ4に
は円錐ばね5が予め組付けられていて組付時に円錐ばね
5が押さえ板3に対応する必要がある。そしてばね5は
円錐形でありその小径部を下側にして載置するため不安
定で正しく保持する必要があり、形,大きさが三者異な
る等の問題があって連続した能率の良い自動組立機がな
かった。本考案は従来の技術の有するこのような問題点
に鑑みなされたものであって、その目的とするところは
検査機能をもった能率の良い自動組立機を提供しようと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本考案は、中心穴を穿孔した電池の封口板と陽極キ
ャップとの間に中心穴を塞ぐ弁板部材を介在させばねで
圧着して封口板と陽極キャップを封口する組立機であっ
て、数ステーションに旋回割出される旋回テーブルと、
該旋回テーブル上割出ステーションと同数放射方向同心
に配列され封口板受け治具及び進退可能な陽極キャップ
の案内を備える治具台と、第1番ステーションで封口板
を治具台に供給する第1装置と、第2番ステーションで
弁板部材を供給する第2装置と、第3番ステーションで
陽極キャップを供給する第3装置と、第4番ステーショ
ンで封口板と陽極キャップとを溶接する第4装置と、第
5番ステーションで不良品を排出する第5装置と、第6
番ステーションで完成品を排出する第6装置とを設け、
更に第1番,第2番,第3番,第4番の各ステーション
で検査する装置を装備して組立中に良品,不良品が判別
可能であるものである。
【0005】
【作用】第1番ステーションにおいて封口板が治具台に
供給され、第2番ステーションにおいて正しい状態の弁
板部材が治具台の封口板上に供給される。第3番ステー
ションにおいてばね付の陽極キャップが治具台のキャッ
プ案内に供給され封口板上に載せられる。第4番ステー
ションaにおいて治具台の左側の封口板と陽極キャップ
がスポット溶接され、第4番ステーションbにおいて治
具台の右側の封口板と陽極キャップがスポット溶接され
る。今までの工程でNGが出ていればそのものを第5番
ステーションで排出する。第6番ステーションで良品が
排出される。
【0006】
【実施例】次いで本考案の実施例の自動組立機を図4〜
図21にもとづき説明する。機台11の上面中心に設け
た固定軸12に固定テーブル13並びに後述する第1,
第2ステーションでキャップ案内板を後退させるカム板
14が水平に固着されている。この固定軸12には軸受
により円筒15が回転可能に軸承されていて固定テーブ
ル13の下位置に旋回テーブル16が水平に固着されて
いる。そして円筒15は本実施例ではステーション数8
に割り出す割出装置17の出力軸と連結されており、割
出装置17は機台11に内蔵された減速機付のモータ1
8によって駆動される。 旋回テーブル16上の8等分
位置には治具台20が放射方向同心に配置されている。
【0007】第1ステーションでは封口板1が治具台2
0に供給される。以下この供給装置を説明する。図示し
ない周知のパーツフィーダ(例えばナック工業株式会社
製)のシュート21上に2列に封口板1が移送される。
なお二列以上の複列とすることも可能である。この封口
板1を受け取るエスケープ22は後述の転送機25に設
けられており図6〜図7に示すように例えばSMC株式
会社製のエアスライドテーブルを用いることができる。
このものは案内台22a上を摺動可能なテーブルに封口
板1を一個ずつ受け取る凹所22cを2個所に並べて設
けたエスケープ板22bを取付けたものであって、シュ
ート21の先端において直角方向に移動可能に配置した
もので、シュート21からの封口板受取位置と転送機へ
の受渡し位置の2位置に位置決めされる。そして受渡位
置にエスケープ板22bが移動したときは、その側面に
よりシュート21からの送り込みが阻止される。
【0008】次いでエスケープ22から治具台20へ転
送する転送機25を図6〜図8にもとづいて説明する。
転送機25上のエスケープ22と治具台20との中央に
設立された転送機25はその中心に図示しないスプライ
ン中心穴を有する傘歯車軸が旋回可能にのみ軸承されて
おり、傘歯車軸はロータリアクチュエータ31の出力軸
に固定の傘歯車と嵌合されていて180°旋回可能であ
る。そして傘歯車軸のスプライン中心穴にスプライン軸
26が上下動(軸方向)移動可能に挿通されている。
【0009】このスプライン軸26の下端には軸受で回
転可能に設けられたブッシュにローラが突設されてい
て、ロータリアクチュエータ32の出力軸に固定の溝カ
ムと係合されており、溝カムの旋回によってスプライン
軸26が上下動される。またスプライン軸26の上端に
はツインアーム27が水平に取付けられており、その両
端でエスケープ22,治具台20との対応位置に真空吸
着筒28A1,28A2;28B1,28B2のそれぞ
れ2本がスプライン軸26と平行に固定されている。
【0010】この真空吸着筒28A1,28A2;28
B1,28B2のそれぞれには真空ソースと圧力空気ソ
ースとを図示しない切換電磁弁で回路を切り換えるよう
になされている。真空吸着筒28A1,28A2;28
B1,28B2は第1ステーションでは封口板1に対応
して図8に示すように中心に封口板1の第1段凹所1a
に当接するゴム製のスカート28bが取付けられてお
り、その中心に封口板1の中心穴1cに嵌入して位置決
めするとともに穴を塞ぐテーパピン28aが固定されて
いて、スカート28bとテーパピン28aの間に吸引路
が形成されている。そして真空吸着筒(図8では28A
1)はばね29によって常時下方向に付勢されている。
【0011】次に旋回テーブル16上に放射状に配設さ
れる治具台20について特に図9〜図15にもとづいて
説明する。取付台35は旋回テーブル16の中心に向か
う台形案内面35aを中央上面にその両横に中心盲穴を
穿孔したリブ35b,35bが突設されている。この台
形案内面35aには摺動子36が載置されており、その
上面には取付台37が固定されている。この取付台37
にはほぼ中央位置で摺動方向と直角な支軸38が両端を
突出した状態で固着されている。また旋回テーブル16
中心側端にはL形アングル39が位置調整可能に固着さ
れていて、板カム14のカム面に当接するカムフオロア
72が枢支されている。
【0012】さらに取付台37の下面には案内棒取付板
73が設けられており、二個のリブ35b,35bの盲
穴に挿通する二本の案内棒74が設けられていて、案内
棒取付板73とリブ35bとの間に介挿したばね75に
よってカムフオロア72をカム面に常時当接させてい
る。支軸38の突出端には揺動板41の両横が枢支され
ている。この揺動板41にはその前進端でツインアーム
27の真空吸着筒28A1,28A2(又は28B1,
28B2)と中心を一致させる案内穴42aを有するキ
ャップ案内板42が絶縁体43を介して取付けられてい
る。
【0013】このキャップ案内板42は案内穴42aの
左右側で案内する形状をなしている。揺動板41の下面
には旋回テーブル16の半径方向に山カム面を有する板
カム45が取付けられている。この板カム45はカムフ
オロア72が板カム14のカム面に追従して揺動板41
が前後するとき供給されたワークと係合して位置をずら
さないように後述のローラ52に乗り上げてキャップ案
内板42を持ち上げる役目をする。
【0014】旋回テーブル16上の前進端の案内穴42
aと同心位置には中心穴を有する封口板1の受座台46
が固定されている。この受座台46の中心穴にクロム銅
材のリング状下電極47を受ける中心穴を有する黄銅材
の電極受け筒48が上下動可能に挿通されており、電極
受け筒48はばね50によって受座台46より浮かされ
ていて下端が旋回テーブル16の穴を貫通して下側に突
出している。そして電極受け筒48の中心穴にはノック
アウト51が移動可能に挿通されている。
【0015】さらに摺動子36の前進端位置で板カム4
5の後側の谷部に当接するローラ52を枢支するブラケ
ット53が旋回テーブル16上に設けられている。この
ブラケット53には旋回テーブル16を貫通するエアブ
ロー用流路を穿設した接手54が設けられており、封口
体排出方向の図示しないノズルと接続されている。そし
て接手54の流路は第7,第8ステーションにおいて図
示しない空気圧源に接続される。またブラケット53は
旋回テーブル16に植設した二本の頭付ピン55,55
に、上下動可能に案内され介挿したばね80,80によ
って常に旋回テーブル16に圧着されている。さらにブ
ラケット53の中央には旋回テーブル16を貫通して下
方に突出するピン53aが設けられている。
【0016】取付台37上には揺動板41を貫通する頭
付軸56が設立されており介在したばね57により板カ
ム45をローラ52に常時圧接している。なお、下電極
47上に載置された封口板1の有無並びに陽極キャップ
4の凹所4aが下向きであるかを検査する光電検出器5
8,58が転送機25と固定テーブル13とに設けられ
ていて、電極受け筒48上面の直径方向の切欠き溝48
aを光線が通過してワークを検出するようになってい
る。
【0017】第2ステーションでは押さえ板3を接着し
たゴム材の弁板2が治具台20に供給される。以下この
検出器を説明する。パーツフィーダ,転送機25は第1
ステーションのものと同じであるが、供給部品の変更に
ともなうシュート21,エスケープ22の部品受け凹
所,真空吸着筒28の吸着面を対応する大きさ、形とす
るものである。また移送された弁板2は表面の押さえ板
3を上面として送られたかを検出するため、エスケープ
板22bの2個所の凹所22c,22cのそれぞれの上
面に向かって図16に示すように投受光面を対峙させる
光路管60aを有する反射光形検出器60がシュート2
1の側面に設けられている。ツインアーム27の真空吸
着筒59(59A1,59A2;59B1,59B2)
はノズル端を押さえ板3の大きさとし中心に空気吸引穴
59aを設けたものである。
【0018】第3ステーションでは円錐ばね5を内挿し
た陽極キャップ4が治具台20に供給される。第2ステ
ーションと同様パーツフィーダのシュート21,エスケ
ープ板の凹所22cが対応する形状に、また転送機25
の真空吸着筒28の先端が陽極キャップ4の円筒部4e
に嵌合する凹所を有し中心に吸引穴を穿孔したものであ
る。なお陽極キャップ4の有無並びにばねが下側として
治具台20上に移載されたかを検査する図示しない光電
検出器がキャップ案内板42を挟んで転送機25と固定
テーブル13とに設けられている。
【0019】第4ステーションはアイドルステーション
で、第5ステーションでは2列に並べられた封口板1と
陽極キャップの組の一方を、第6ステーションでは他方
をそれぞれスポット溶接するものである。以下その溶接
装置を図17,図18にもとづいて説明する。上記第
5,第6ステーションの旋回テーブル16の電極受け筒
48に対応させる電極台62が設けられている。電極台
62のテーブル62a上面に絶縁板を介して図4に示す
溶接機66の下電極板63が位置しており、この下電極
板63に対応して上電極板64が設けられている。そし
てこれらの上・下電極板付溶接機66は例えば日本アビ
オニクス株式会社製のNT−8Aが用いられる。必要に
より溶接コントローラは例えば日本アビオニクス株式会
社製のNRW−25Aを用いるものである。
【0020】上電極板64は電極台62に左又は右の電
極受け筒48と左右対称位置で上下に摺動可能に案内6
5,65で支持された案内棒67,67に絶縁ブッシュ
を介して取付けられている。上電極板64の中心には陽
極キャップ4のフランジ部4bに当接するリング状のク
ロム銅材の上電極68が取付けられている。そして上電
極板64は案内65,65の中央に電極台62に取付け
られたエアアクチュエータ69のピストンロッド70端
に吊り下げる状態で後退可能に支持され、ピストンロッ
ド70の途中に形成したフランジと上電極板64の間に
上電極を下方に付勢するばね71が介挿されている。
【0021】第7ステーションでは第1〜第6ステーシ
ョンで検査され不良と判断された部品が排除される。こ
の排除装置を図19にもとづいて説明する。旋回テーブ
ル16の第7ステーションの下にはスタンド76が設立
されており、その背面にはエアアクチュエータ77が取
付けられていて、そのピストンロッド端の取付板78の
中央には上昇時ブラケット53(図9,図12)の下方
に突出するピン53aを突き上げる突き上げピン78a
を有し、その両側にそれぞれ流路の接手54(図12)
の雌テーパと接続する図示しない雄接手が設立されてい
る。そして雄接手は圧力空気源と接続されるものであ
る。
【0022】スタンド76の前面には2列に配列され独
立して作用するエアアクチュエータ79が取つけられて
おり、そのピストンロッド81がノックアウト51(図
9,図13)を突き上げるようになっている。そして第
7ステーションの外側には治具台20に対応して不良品
排出シュート83が設けられており、排出シュート83
に垂直に2本のエアアクチュエータ84がノックアウト
51に対応して設けられていて、不良品排出時良品側の
ワークを押さえ棒85で押さえるようになっている。
【0023】第8ステーションでは完成した良品を排出
する。この排出装置を図20,図21にもとづいて説明
する。第8ステーションの旋回テーブル16の下にはス
タンド86が設立され、エアアクチュエータ87が垂直
に取付けられている。エアアクチュエータ87のピスト
ンロッド88端にはブラケット53のピン53a及び2
個のノックアウト51を同時に突き上げるそれぞれのピ
ン88a,88bと接手54に接続する2本のエア雄接
手88c,88cが植設されている。そしてこのエア雄
接手88c,88cは圧力空気源に接続されている。さ
らに治具台の外側に対応して排出シュート89が設けら
れている。
【0024】本考案の構成による封口体自動組立機の動
作をフローチャートの図22〜図27にもとづき説明す
る。今、ステーション#1のパーツフィーダのシュート
21より封口板1がエスケープ22のエスケープ板22
bの2個所の凹所22c,22cに受け入れられてい
る。ステーション#2のパーツフィーダのシュート21
より押さえ板3付の弁板2がエスケープ板22bの2個
所の凹所22c,22cに受け入れられている。またス
テーション#3のパーツフィーダのシュート21より円
錐ばね付陽極キャップ4がエスケープ板22bの2個所
の凹所22c,22cに受け入れられているものとす
る。
【0025】そしてステーション数8に対応して治具台
20が8個設けられているが、その内の1個の各ステー
ションでの作用を説明する。ステップS1において、旋
回テーブル16が割出し位置に正しく位置決めされてい
るか判断する。NOであれば運転を中止して補正する。
一方ステップS1と並行してステップS2において、エ
スケープ22のエスケープ板22bを転送機25への渡
し位置にエアシリンダを作動させて移動させる。ステッ
プS1においてYESであれば、ステップS3において
ローラ72は板カム14の谷部にあってキャップ案内板
42が後退してるかを判断する。NOであれば運転停止
して調整する。YESであればステップS4において治
具台20の下電極47上に封口体(以下ワークという)
が残っていないかを判断する。
【0026】NOであれば旋回テーブルの旋回ステップ
に移行する。YESであればステップS5において転送
機25のロータリアクチュエータ32を作動させてツイ
ンアーム27を下降させ真空吸着筒28A1,28A2
の中心テーパピン28aを封口板1の中心穴1cに嵌合
して穴を塞ぎスカート28bにより封口板1を吸着す
る。
【0027】ステップS7においてツインアーム27を
上昇させる。同時にステップS8において、エスケープ
板22bを受取位置に戻し封口板1を受け取る。ステッ
プS9において封口板1が吸着されているかを図示しな
い真空ソース中の圧力計によって判断する。NOであれ
ば封口板1の表裏が反対で吸着されていなかったとして
運転を停止エスケープ板22bの2個所の凹所22c,
22c内の封口板1を点検してその表裏を正す。YES
であればステップS10において転送機25のエアアク
チュエータ31を作動させてツインアーム27を180
°旋回させる。ステップS11において転送機25のツ
インアーム27を下降させる。
【0028】ステップS12において図示しない電磁切
換弁により真空ソースを遮断するとともに圧力空気ソー
スに接続して真空吸着筒28A1,28A2より圧力空
気を噴出し封口板1をリング状の下電極47の上に移し
封口板1を外周及び1段目の凹所1aの下側で中心及び
高さを正しく位置決めする。ステップS13においてツ
インアーム27を上昇させる。ステップS14で光電検
出器58で封口板1が移載されたかを判断し、NOであ
ればNGを出力する。YESであればステップS15に
おいて旋回テーブルを1ピッチ旋回してステーション#
2に割り出す。
【0029】ステップS16においてステーション#1
でNGがなきかを判断しNOであれば旋回テーブル旋回
ステップに移行する。また同時にステップS17におい
て反射光形検出器60によって押さえ板3は弁板2の表
側即ち押さえ板3が上面になっているかを判断しNOで
あればNGを出力する。YESであればステップS18
においてエスケープ板22bを移動してワークを転送機
渡し位置とする。ステップS16でYESであればステ
ップS19において転送機のロータリアクチュエータ3
2を作動してツインアーム27を下降させる。真空吸着
ノズル59A1,59A2により弁板2を吸着する。
【0030】ステップS21においてツインアーム27
を上昇させる。同時にステップS22においてエスケー
プ板22bをシュート21からの弁板受取位置へ移動さ
せ押さえ板3付弁板2を受け取る。ステップS23にお
いて真空吸着筒29A1,29A2に弁板2が吸着され
ているかを判断する。NOであれば運転を停止させる。
YESであればステップS24においてロータリアクチ
ュエータ31でツインアーム27を180°旋回させ
る。
【0031】ステップS25においてツインアーム27
を下降させる。ステップS26において図示しない電磁
切換弁により真空ソースと圧力空気ソースを切り換え圧
力空気で下電極47上の封口板1の2段目の凹所1bに
移す。ステップS27においてツインアーム27を上昇
させる。ステップS28においてリング状の下電極47
上にワークがあるかどうかを光電検出器58により判断
する。NOであればNGを出力し、YESであればステ
ップS29において旋回テーブル16を1ピッチ旋回し
ステーション#3に割り出す。
【0032】ステップS30においてキャップ案内板4
2が前進完了して前進端にあるかを判断する。NOであ
れば運転を停止する。また同時にステップS31におい
てエスケープ板22を転送機渡し位置へ移動させる。ス
テップS30においてYESであればステッフS32に
おいてステーション#1,#2でNGなきかを判断す
る。NOであれば旋回テーブルの旋回ステップへ移行す
る。YESであればステップS33において転送機25
のツインアーム27を下降する。ステップS34におい
て真空吸着筒にて陽極キャップ4の円筒部4dを案内と
して吸着する。
【0033】ステップS35においてツインアーム27
を上昇させ、同時にステップS36においてエスケープ
板22bを元の位置に戻し、シュータ21より予め円錐
ばね5が組み付けられた陽極キャップ4を受け取る。ス
テップS37において真空ソース内の圧力センサで陽極
キャップ4が吸着されているかを判断する。NOであれ
ば運転を停止する。陽極キャップ4の表裏が反対かをみ
て入れ直す。YESであればステップS38においてツ
インアーム27を180°旋回させ、ステップS39に
おいてツインアーム27を下降させる。
【0034】ステップS40において電磁切換弁で真空
ソースと圧力空気ソースとを切り換え、圧力空気で陽極
キャップ4をキャップ案内板42の案内穴42aに移
し、封口板1の上に載せる。ステップS41においてツ
インアーム27を上昇させる。ステップS42において
光電検出器58の光が陽極キャップ4の有無を検出す
る。NOであればNGを出力する。YESであればステ
ップS43において旋回テーブル16をステーション#
4に旋回割出す。このステーションはアイドルステーシ
ョンで他のステーションの動作完了まで待つ。所定時間
経過したらステップS44において旋回テーブル16を
ステーション#5へ旋回割出す。
【0035】ステップS45においてステーション#
1,#2,#3においてNGなきかを判断する。NOで
あれば旋回テーブル16を旋回のステップに移行する。
YESであればステップS46において電極を破損しな
いように左側のワークあるかを光電検出器61によって
判断する。NOであれば旋回テーブル16を旋回ステッ
プに移行する。YESであればステップS47におい
て、エアアクチュエータ69を作動させて上電極68を
下降させる。ステップS48においてキャップ案内板4
2の左側案内穴42aに保持された陽極キャップ4を封
口板1に突起4cにおいてスポット溶接する。
【0036】ステップS49において上電極68を上昇
させる。ステップS50において図示しない検出器で溶
接時の電流,電圧及び時間が正常か否かを判断する。N
OであればNGを出力する。YESであればステップS
51において旋回テーブル16をステーション#6へ旋
回割出す。ステップS52においてステーション#1,
#2,#3でNGなきかを判断する。NOであれば旋回
テーブル旋回ステップに移行する。YESであればステ
ップS53において同様に右側のワークあるかを判断す
る。NOであれば旋回テーブル旋回ステップに移行す
る。
【0037】ステップS54において上電極68を下降
する。ステップS55においてキャップ案内板の右側案
内穴42aに保持された陽極キャップ4を突起4cにお
いて封口板1にスポット溶接する。ステップS56にお
いて上電極を上昇させる。ステップS57において検出
器により溶接が正常か否かを判断する。NOであればN
Gを出力する。ステップS58において旋回テーブル1
6をステーション#7へ旋回させる。ステップS60に
おいてステーション#1,#2,#3でNGなきかを判
断する。NOであればステップS61においてエアアク
チュエータ77を作動させ突き上げピン78aでカム板
45を介してキャップ案内板42を上昇させる。
【0038】ステップS62において左右二個のエアア
クチュエータ79を作動させ二本のノックアウト81を
上昇させる。ステップS63において治具台20の接手
54の流路より圧力空気を噴出させ、エアブローにより
ワークをシュート83に排出する。ステップS64にお
いてエアブローを閉じ、ステップS65において左右の
ノックアウト81を下降させる。ステップS66におい
て突き上げピン78aを下げキャップ案内板42を下降
させる。
【0039】ステップS67においてYESであれば旋
回テーブル16の旋回のステップに移行する。NOであ
ればステップS68においてステーション#5でNGあ
りかを判断する。NOであればステップS69において
突き上げピン78aによりキャップ案内板42を上昇さ
せる。ステップS70において右側のエアアクチュエー
タ84を作動させて押さえ棒85で良品側のワークを押
さえる。ステップS71において左側のアクチュエータ
79を作動してノックアウト51を上昇させる。ステッ
プS72において接手54の流路からの圧力空気噴出エ
アブローして不良側のワークをシュート83に排出す
る。
【0040】ステップS73においてエアブローを閉
じ、ステップS74において右側押さえ棒85を上昇さ
せる。ステップS75において左側ノックアウト5を下
降させ、ステップS76において突き上げピン78aを
下げキャップ案内板42を下降させる。ステップS68
においてYESであればステップS77において、突き
上げピン78aでキャップ案内板42を上昇させる。ス
テップS78で左側押さえ棒85を下降させ良品をワー
ク押さえ、ステップS79において右側のノックアウト
51を上昇させる。ステップS80においてエアブロー
して不良のワークをシュート83に排出する。ステップ
S81においてエアブローを閉じ、ステップS82にお
いて左側の押さえ棒85を上昇させる。ステップS83
において右側のノックアウト51を下降させ、ステップ
S84においてキャップ案内板42を下降させる。
【0041】以上の3系路のステップの何れか一つが終
わるとステップS85において旋回テーブル16をステ
ーション#8に旋回させる。ステップS86においてエ
アアクチュエータ87を作動して88a,88bにより
キャップ案内板42,ノックアウト51を同時に上昇さ
せる。ステップS87においてエアブローし、良品のワ
ークをシュート89に排出する。ステップS88におい
てエアブロー閉じる。ステップS89においてキャップ
案内板42,ノックアウト51を下降させる。ステップ
S90において旋回テーブル16をステーション#1に
旋回して初めの位置に戻す。以上で工程が一巡し終わ
る。
【0042】
【考案の効果】上述のように構成したので本考案は一つ
の機械で工程を連続して実行するので省力化ができ、不
良品のチェックをも同時に行うので品質の向上が計れる
とともに能率的に封口体を安価に製造することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】封口板を示し(a)は半裁断面の側面図、
(b)は平面図である。
【図2】陽極キャップを示し(a)は半裁断面図の側面
図、(b)は平面図である。
【図3】封口体を示し(a)は半裁断面の側面図、
(b)は平面図である。
【図4】自動組立機の説明平面図である。
【図5】自動組立機の説明側面図である。
【図6】シュート,エスケープ,転送機,治具台の説明
平面図で治具台は揺動板が後退位置にある図ある。
【図7】転送機,治具台の説明側面図である。
【図8】ステーション#1の転送機の真空吸着筒を示す
図である。
【図9】図6のD−D線で断面した治具台の揺動板が前
進位置にある説明断面図である。
【図10】治具台の半裁断面の平面図である。
【図11】図9のA−A線断面図である。
【図12】図9のB−B線断面図である。
【図13】図9のC−C線断面図である。
【図14】キャップ案内板の後退位置を示す図である。
【図15】キャップ案内板の上方への逃げた状態を示す
図である。
【図16】ステーション#2のエスケープ上の押さえ板
の反射光形検出器を示す図である。
【図17】溶接機の電極部分を示す正面図である。
【図18】溶接機の電極部分を示す側面図である。
【図19】不良品のワーク排出装置を示す側面図であ
る。
【図20】良品ワーク排出装置を示し排出時の状態を示
す説明図である。
【図21】同説明正面図である。
【図22】工程を示すフローチャートである。
【図23】工程を示すフローチャートである。
【図24】工程を示すフローチャートである。
【図25】工程を示すフローチャートである。
【図26】工程を示すフローチャートである。
【図27】工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 機台 14 カム板 16 旋回テーブル 20 治具台 21 シュート 22 エスケープ 25 転送機 27 ツインアーム 28(A1,A2,B1,B2),59(A1,A2,
B1,B2)真空筒 41 揺動板 42 キャップ案内
板 45 板カム 47 リング状下電
極 51 ノックアウト 58,61 光電検
出器 60 反射光形検出器 63 下電極板 64 上電極板 66 溶接機 72 ローラ 77,79,84,87 エアアクチュエータ 85 押さえ棒 83,89 排出シ
ュート

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心穴を穿孔した電池の封口板と陽極キ
    ャップとの間に中心穴を塞ぐ弁板部材を介在させばねで
    圧着して封口板と陽極キャップを封口する組立機であっ
    て、数ステーションに旋回割出される旋回テーブルと、
    該旋回テーブル上割出ステーションと同数放射方向同心
    に配列され封口板受け治具及び進退可能な陽極キャップ
    の案内を備える治具台と、第1番ステーションで封口板
    を治具台に供給する第1装置と、第2番ステーションで
    弁板部材を供給する第2装置と、第3番ステーションで
    陽極キャップを供給する第3装置と、第4番ステーショ
    ンで封口板と陽極キャップとを溶接する第4装置と、第
    5番ステーションで不良品を排出する第5装置と、第6
    番ステーションで完成品を排出する第6装置とを設け、
    更に第1番,第2番,第3番,第4番の各ステーション
    で検査する装置を装備して組立中に良品,不良品が判別
    可能であることを特徴とする封口体の自動組立機。
  2. 【請求項2】 第1番乃至第3番ステーションで同時に
    複数個を組み付け第5番ステーションで不良品を個別に
    排出する装置において、第4番ステーションではその複
    数個を別々に溶接するステーションに分けられている請
    求項1に記載の封口体の自動組立機。
JP4509693U 1993-07-26 1993-07-26 封口体の自動組立機 Expired - Lifetime JP2528962Y2 (ja)

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