JPH0711232U - 封口体の自動組立機 - Google Patents

封口体の自動組立機

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JPH0711232U
JPH0711232U JP4509693U JP4509693U JPH0711232U JP H0711232 U JPH0711232 U JP H0711232U JP 4509693 U JP4509693 U JP 4509693U JP 4509693 U JP4509693 U JP 4509693U JP H0711232 U JPH0711232 U JP H0711232U
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sealing plate
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sealing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は二次電池の封口体の自動組立機を提
供する。 【構成】 第1ステーションで封口板1をシュート21
よりエスケープ22,転送機25を介して治具台20上
に供給する。第2ステーションで押さえ板付弁板2を同
様に治具台20上の前の封口板1上に供給する。第3ス
テーションで陽極キャップを同様に治具台20の前の封
口板1上に供給する。第5ステーションで左側の封口板
と陽極キャップを溶接機66によりスポット溶接する。
第6ステーションで同様に右側のものをスポット溶接す
る。第7ステーションで今まで検査でNGのものを排出
し、第8ステーションで良品を排出する。一巡してワー
クが完成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は二次電池の封口体の自動組立機に関する。
【0002】
【従来の技術】
二次電池に用いる爆発防止機能付の封口体は図1〜図3に示すものであって、 その封口板1は、一段目の円形凹部1aの中心に更に二段目の円形凹部1bが形 成され中心穴1cを穿設した円板である。この二段目の円形凹部1b上には密着 側をゴム材の円形の弁板2とその表に同形の押さえ板3が接着されたものが載置 される。更にその上に載置される陽極キャップ4は一段目の凹部1aより僅か小 径の円板からなる外側フランジ4bに二段目凹部1bの反対位置に凹部4aを形 成し、外側フランジ部4b上に凹部4aと反対側に同心等角度位置数箇所に突起 4cが形成されフランジ基部数箇所にガス抜き穴4dが穿設されている。そして 陽極キャップ4の凹部4aと押さえ板3との間に円錐ばね5が介在される。封口 板1との一段目の凹部1aと陽極キャップ4との外側フランジ部4bとは嵌合さ れたあと一体化されるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように弁板2と押さえ板3と一体にされた弁板部材の弁板側を組立時封口 板1側に対応させる必要があり、また陽極キャップ4には円錐ばね5が予め組付 けられていて組付時に円錐ばね5が押さえ板3に対応する必要がある。そしてば ね5は円錐形でありその小径部を下側にして載置するため不安定で正しく保持す る必要があり、形,大きさが三者異なる等の問題があって連続した能率の良い自 動組立機がなかった。 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであって、 その目的とするところは検査機能をもった能率の良い自動組立機を提供しようと するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本考案は、中心穴を穿孔した電池の封口板と陽極 キャップとの間に中心穴を塞ぐ弁板部材を介在させばねで圧着して封口板と陽極 キャップを封口する組立機であって、数ステーションに旋回割出される旋回テー ブルと、該旋回テーブル上割出ステーションと同数放射方向同心に配列され封口 板受け治具及び進退可能な陽極キャップの案内を備える治具台と、第1番ステー ションで封口板を治具台に供給する第1装置と、第2番ステーションで弁板部材 を供給する第2装置と、第3番ステーションで陽極キャップを供給する第3装置 と、第4番ステーションで封口板と陽極キャップとを溶接する第4装置と、第5 番ステーションで不良品を排出する第5装置と、第6番ステーションで完成品を 排出する第6装置とを設け、更に第1番,第2番,第3番,第4番の各ステーシ ョンで検査する装置を装備して組立中に良品,不良品が判別可能であるものであ る。
【0005】
【作用】
第1番ステーションにおいて封口板が治具台に供給され、第2番ステーション において正しい状態の弁板部材が治具台の封口板上に供給される。第3番ステー ションにおいてばね付の陽極キャップが治具台のキャップ案内に供給され封口板 上に載せられる。第4番ステーションaにおいて治具台の左側の封口板と陽極キ ャップがスポット溶接され、第4番ステーションbにおいて治具台の右側の封口 板と陽極キャップがスポット溶接される。今までの工程でNGが出ていればその ものを第5番ステーションで排出する。第6番ステーションで良品が排出される 。
【0006】
【実施例】
次いで本考案の実施例の自動組立機を図4〜図21にもとづき説明する。 機台11の上面中心に設けた固定軸12に固定テーブル13並びに後述する第 1,第2ステーションでキャップ案内板を後退させるカム板14が水平に固着さ れている。この固定軸12には軸受により円筒15が回転可能に軸承されていて 固定テーブル13の下位置に旋回テーブル16が水平に固着されている。そして 円筒15は本実施例ではステーション数8に割り出す割出装置17の出力軸と連 結されており、割出装置17は機台11に内蔵された減速機付のモータ18によ って駆動される。 旋回テーブル16上の8等分位置には治具台20が放射方向 同心に配置されている。
【0007】 第1ステーションでは封口板1が治具台20に供給される。以下この供給装置 を説明する。 図示しない周知のパーツフィーダ(例えばナック工業株式会社製)のシュート 21上に2列に封口板1が移送される。なお二列以上の複列とすることも可能で ある。この封口板1を受け取るエスケープ22は後述の転送機25に設けられて おり図6〜図7に示すように例えばSMC株式会社製のエアスライドテーブルを 用いることができる。このものは案内台22a上を摺動可能なテーブルに封口板 1を一個ずつ受け取る凹所22cを2個所に並べて設けたエスケープ板22bを 取付けたものであって、シュート21の先端において直角方向に移動可能に配置 したもので、シュート21からの封口板受取位置と転送機への受渡し位置の2位 置に位置決めされる。そして受渡位置にエスケープ板22bが移動したときは、 その側面によりシュート21からの送り込みが阻止される。
【0008】 次いでエスケープ22から治具台20へ転送する転送機25を図6〜図8にも とづいて説明する。 転送機25上のエスケープ22と治具台20との中央に設立された転送機25 はその中心に図示しないスプライン中心穴を有する傘歯車軸が旋回可能にのみ軸 承されており、傘歯車軸はロータリアクチュエータ31の出力軸に固定の傘歯車 と嵌合されていて180°旋回可能である。そして傘歯車軸のスプライン中心穴 にスプライン軸26が上下動(軸方向)移動可能に挿通されている。
【0009】 このスプライン軸26の下端には軸受で回転可能に設けられたブッシュにロー ラが突設されていて、ロータリアクチュエータ32の出力軸に固定の溝カムと係 合されており、溝カムの旋回によってスプライン軸26が上下動される。またス プライン軸26の上端にはツインアーム27が水平に取付けられており、その両 端でエスケープ22,治具台20との対応位置に真空吸着筒28A1,28A2 ;28B1,28B2のそれぞれ2本がスプライン軸26と平行に固定されてい る。
【0010】 この真空吸着筒28A1,28A2;28B1,28B2のそれぞれには真空 ソースと圧力空気ソースとを図示しない切換電磁弁で回路を切り換えるようにな されている。真空吸着筒28A1,28A2;28B1,28B2は第1ステー ションでは封口板1に対応して図8に示すように中心に封口板1の第1段凹所1 aに当接するゴム製のスカート28bが取付けられており、その中心に封口板1 の中心穴1cに嵌入して位置決めするとともに穴を塞ぐテーパピン28aが固定 されていて、スカート28bとテーパピン28aの間に吸引路が形成されている 。そして真空吸着筒(図8では28A1)はばね29によって常時下方向に付勢 されている。
【0011】 次に旋回テーブル16上に放射状に配設される治具台20について特に図9〜 図15にもとづいて説明する。 取付台35は旋回テーブル16の中心に向かう台形案内面35aを中央上面に その両横に中心盲穴を穿孔したリブ35b,35bが突設されている。この台形 案内面35aには摺動子36が載置されており、その上面には取付台37が固定 されている。この取付台37にはほぼ中央位置で摺動方向と直角な支軸38が両 端を突出した状態で固着されている。また旋回テーブル16中心側端にはL形ア ングル39が位置調整可能に固着されていて、板カム14のカム面に当接するカ ムフオロア72が枢支されている。
【0012】 さらに取付台37の下面には案内棒取付板73が設けられており、二個のリブ 35b,35bの盲穴に挿通する二本の案内棒74が設けられていて、案内棒取 付板73とリブ35bとの間に介挿したばね75によってカムフオロア72をカ ム面に常時当接させている。 支軸38の突出端には揺動板41の両横が枢支されている。この揺動板41に はその前進端でツインアーム27の真空吸着筒28A1,28A2(又は28B 1,28B2)と中心を一致させる案内穴42aを有するキャップ案内板42が 絶縁体43を介して取付けられている。
【0013】 このキャップ案内板42は案内穴42aの左右側で案内する形状をなしている 。揺動板41の下面には旋回テーブル16の半径方向に山カム面を有する板カム 45が取付けられている。 この板カム45はカムフオロア72が板カム14のカム面に追従して揺動板4 1が前後するとき供給されたワークと係合して位置をずらさないように後述のロ ーラ52に乗り上げてキャップ案内板42を持ち上げる役目をする。
【0014】 旋回テーブル16上の前進端の案内穴42aと同心位置には中心穴を有する封 口板1の受座台46が固定されている。この受座台46の中心穴にクロム銅材の リング状下電極47を受ける中心穴を有する黄銅材の電極受け筒48が上下動可 能に挿通されており、電極受け筒48はばね50によって受座台46より浮かさ れていて下端が旋回テーブル16の穴を貫通して下側に突出している。そして電 極受け筒48の中心穴にはノックアウト51が移動可能に挿通されている。
【0015】 さらに摺動子36の前進端位置で板カム45の後側の谷部に当接するローラ5 2を枢支するブラケット53が旋回テーブル16上に設けられている。このブラ ケット53には旋回テーブル16を貫通するエアブロー用流路を穿設した接手5 4が設けられており、封口体排出方向の図示しないノズルと接続されている。そ して接手54の流路は第7,第8ステーションにおいて図示しない空気圧源に接 続される。またブラケット53は旋回テーブル16に植設した二本の頭付ピン5 5,55に、上下動可能に案内され介挿したばね80,80によって常に旋回テ ーブル16に圧着されている。さらにブラケット53の中央には旋回テーブル1 6を貫通して下方に突出するピン53aが設けられている。
【0016】 取付台37上には揺動板41を貫通する頭付軸56が設立されており介在した ばね57により板カム45をローラ52に常時圧接している。なお、下電極47 上に載置された封口板1の有無並びに陽極キャップ4の凹所4aが下向きである かを検査する光電検出器58,58が転送機25と固定テーブル13とに設けら れていて、電極受け筒48上面の直径方向の切欠き溝48aを光線が通過してワ ークを検出するようになっている。
【0017】 第2ステーションでは押さえ板3を接着したゴム材の弁板2が治具台20に供 給される。以下この検出器を説明する。 パーツフィーダ,転送機25は第1ステーションのものと同じであるが、供給 部品の変更にともなうシュート21,エスケープ22の部品受け凹所,真空吸着 筒28の吸着面を対応する大きさ、形とするものである。また移送された弁板2 は表面の押さえ板3を上面として送られたかを検出するため、エスケープ板22 bの2個所の凹所22c,22cのそれぞれの上面に向かって図16に示すよう に投受光面を対峙させる光路管60aを有する反射光形検出器60がシュート2 1の側面に設けられている。ツインアーム27の真空吸着筒59(59A1,5 9A2;59B1,59B2)はノズル端を押さえ板3の大きさとし中心に空気 吸引穴59aを設けたものである。
【0018】 第3ステーションでは円錐ばね5を内挿した陽極キャップ4が治具台20に供 給される。第2ステーションと同様パーツフィーダのシュート21,エスケープ 板の凹所22cが対応する形状に、また転送機25の真空吸着筒28の先端が陽 極キャップ4の円筒部4eに嵌合する凹所を有し中心に吸引穴を穿孔したもので ある。なお陽極キャップ4の有無並びにばねが下側として治具台20上に移載さ れたかを検査する図示しない光電検出器がキャップ案内板42を挟んで転送機2 5と固定テーブル13とに設けられている。
【0019】 第4ステーションはアイドルステーションで、第5ステーションでは2列に並 べられた封口板1と陽極キャップの組の一方を、第6ステーションでは他方をそ れぞれスポット溶接するものである。以下その溶接装置を図17,図18にもと づいて説明する。 上記第5,第6ステーションの旋回テーブル16の電極受け筒48に対応させ る電極台62が設けられている。電極台62のテーブル62a上面に絶縁板を介 して図4に示す溶接機66の下電極板63が位置しており、この下電極板63に 対応して上電極板64が設けられている。そしてこれらの上・下電極板付溶接機 66は例えば日本アビオニクス株式会社製のNT−8Aが用いられる。必要によ り溶接コントローラは例えば日本アビオニクス株式会社製のNRW−25Aを用 いるものである。
【0020】 上電極板64は電極台62に左又は右の電極受け筒48と左右対称位置で上下 に摺動可能に案内65,65で支持された案内棒67,67に絶縁ブッシュを介 して取付けられている。上電極板64の中心には陽極キャップ4のフランジ部4 bに当接するリング状のクロム銅材の上電極68が取付けられている。そして上 電極板64は案内65,65の中央に電極台62に取付けられたエアアクチュエ ータ69のピストンロッド70端に吊り下げる状態で後退可能に支持され、ピス トンロッド70の途中に形成したフランジと上電極板64の間に上電極を下方に 付勢するばね71が介挿されている。
【0021】 第7ステーションでは第1〜第6ステーションで検査され不良と判断された部 品が排除される。この排除装置を図19にもとづいて説明する。 旋回テーブル16の第7ステーションの下にはスタンド76が設立されており 、その背面にはエアアクチュエータ77が取付けられていて、そのピストンロッ ド端の取付板78の中央には上昇時ブラケット53(図9,図12)の下方に突 出するピン53aを突き上げる突き上げピン78aを有し、その両側にそれぞれ 流路の接手54(図12)の雌テーパと接続する図示しない雄接手が設立されて いる。そして雄接手は圧力空気源と接続されるものである。
【0022】 スタンド76の前面には2列に配列され独立して作用するエアアクチュエータ 79が取つけられており、そのピストンロッド81がノックアウト51(図9, 図13)を突き上げるようになっている。そして第7ステーションの外側には治 具台20に対応して不良品排出シュート83が設けられており、排出シュート8 3に垂直に2本のエアアクチュエータ84がノックアウト51に対応して設けら れていて、不良品排出時良品側のワークを押さえ棒85で押さえるようになって いる。
【0023】 第8ステーションでは完成した良品を排出する。この排出装置を図20,図2 1にもとづいて説明する。 第8ステーションの旋回テーブル16の下にはスタンド86が設立され、エア アクチュエータ87が垂直に取付けられている。エアアクチュエータ87のピス トンロッド88端にはブラケット53のピン53a及び2個のノックアウト51 を同時に突き上げるそれぞれのピン88a,88bと接手54に接続する2本の エア雄接手88c,88cが植設されている。そしてこのエア雄接手88c,8 8cは圧力空気源に接続されている。さらに治具台の外側に対応して排出シュー ト89が設けられている。
【0024】 本考案の構成による封口体自動組立機の動作をフローチャートの図22〜図2 7にもとづき説明する。 今、ステーション#1のパーツフィーダのシュート21より封口板1がエスケ ープ22のエスケープ板22bの2個所の凹所22c,22cに受け入れられて いる。ステーション#2のパーツフィーダのシュート21より押さえ板3付の弁 板2がエスケープ板22bの2個所の凹所22c,22cに受け入れられている 。またステーション#3のパーツフィーダのシュート21より円錐ばね付陽極キ ャップ4がエスケープ板22bの2個所の凹所22c,22cに受け入れられて いるものとする。
【0025】 そしてステーション数8に対応して治具台20が8個設けられているが、その 内の1個の各ステーションでの作用を説明する。 ステップS1において、旋回テーブル16が割出し位置に正しく位置決めされ ているか判断する。NOであれば運転を中止して補正する。一方ステップS1と 並行してステップS2において、エスケープ22のエスケープ板22bを転送機 25への渡し位置にエアシリンダを作動させて移動させる。ステップS1におい てYESであれば、ステップS3においてローラ72は板カム14の谷部にあっ てキャップ案内板42が後退してるかを判断する。NOであれば運転停止して調 整する。YESであればステップS4において治具台20の下電極47上に封口 体(以下ワークという)が残っていないかを判断する。
【0026】 NOであれば旋回テーブルの旋回ステップに移行する。YESであればステッ プS5において転送機25のロータリアクチュエータ32を作動させてツインア ーム27を下降させ真空吸着筒28A1,28A2の中心テーパピン28aを封 口板1の中心穴1cに嵌合して穴を塞ぎスカート28bにより封口板1を吸着す る。
【0027】 ステップS7においてツインアーム27を上昇させる。同時にステップS8に おいて、エスケープ板22bを受取位置に戻し封口板1を受け取る。 ステップS9において封口板1が吸着されているかを図示しない真空ソース中 の圧力計によって判断する。NOであれば封口板1の表裏が反対で吸着されてい なかったとして運転を停止エスケープ板22bの2個所の凹所22c,22c内 の封口板1を点検してその表裏を正す。YESであればステップS10において 転送機25のエアアクチュエータ31を作動させてツインアーム27を180° 旋回させる。ステップS11において転送機25のツインアーム27を下降させ る。
【0028】 ステップS12において図示しない電磁切換弁により真空ソースを遮断すると ともに圧力空気ソースに接続して真空吸着筒28A1,28A2より圧力空気を 噴出し封口板1をリング状の下電極47の上に移し封口板1を外周及び1段目の 凹所1aの下側で中心及び高さを正しく位置決めする。ステップS13において ツインアーム27を上昇させる。ステップS14で光電検出器58で封口板1が 移載されたかを判断し、NOであればNGを出力する。YESであればステップ S15において旋回テーブルを1ピッチ旋回してステーション#2に割り出す。
【0029】 ステップS16においてステーション#1でNGがなきかを判断しNOであれば 旋回テーブル旋回ステップに移行する。また同時にステップS17において反射 光形検出器60によって押さえ板3は弁板2の表側即ち押さえ板3が上面になっ ているかを判断しNOであればNGを出力する。YESであればステップS18 においてエスケープ板22bを移動してワークを転送機渡し位置とする。ステッ プS16でYESであればステップS19において転送機のロータリアクチュエ ータ32を作動してツインアーム27を下降させる。真空吸着ノズル59A1, 59A2により弁板2を吸着する。
【0030】 ステップS21においてツインアーム27を上昇させる。同時にステップS2 2においてエスケープ板22bをシュート21からの弁板受取位置へ移動させ押 さえ板3付弁板2を受け取る。 ステップS23において真空吸着筒29A1,29A2に弁板2が吸着されて いるかを判断する。NOであれば運転を停止させる。YESであればステップS 24においてロータリアクチュエータ31でツインアーム27を180°旋回さ せる。
【0031】 ステップS25においてツインアーム27を下降させる。ステップS26にお いて図示しない電磁切換弁により真空ソースと圧力空気ソースを切り換え圧力空 気で下電極47上の封口板1の2段目の凹所1bに移す。ステップS27におい てツインアーム27を上昇させる。ステップS28においてリング状の下電極4 7上にワークがあるかどうかを光電検出器58により判断する。NOであればN Gを出力し、YESであればステップS29において旋回テーブル16を1ピッ チ旋回しステーション#3に割り出す。
【0032】 ステップS30においてキャップ案内板42が前進完了して前進端にあるかを 判断する。NOであれば運転を停止する。また同時にステップS31においてエ スケープ板22を転送機渡し位置へ移動させる。ステップS30においてYES であればステッフS32においてステーション#1,#2でNGなきかを判断す る。NOであれば旋回テーブルの旋回ステップへ移行する。YESであればステ ップS33において転送機25のツインアーム27を下降する。ステップS34 において真空吸着筒にて陽極キャップ4の円筒部4dを案内として吸着する。
【0033】 ステップS35においてツインアーム27を上昇させ、同時にステップS36 においてエスケープ板22bを元の位置に戻し、シュータ21より予め円錐ばね 5が組み付けられた陽極キャップ4を受け取る。ステップS37において真空ソ ース内の圧力センサで陽極キャップ4が吸着されているかを判断する。NOであ れば運転を停止する。陽極キャップ4の表裏が反対かをみて入れ直す。YESで あればステップS38においてツインアーム27を180°旋回させ、ステップ S39においてツインアーム27を下降させる。
【0034】 ステップS40において電磁切換弁で真空ソースと圧力空気ソースとを切り換 え、圧力空気で陽極キャップ4をキャップ案内板42の案内穴42aに移し、封 口板1の上に載せる。 ステップS41においてツインアーム27を上昇させる。ステップS42にお いて光電検出器58の光が陽極キャップ4の有無を検出する。NOであればNG を出力する。YESであればステップS43において旋回テーブル16をステー ション#4に旋回割出す。このステーションはアイドルステーションで他のステ ーションの動作完了まで待つ。所定時間経過したらステップS44において旋回 テーブル16をステーション#5へ旋回割出す。
【0035】 ステップS45においてステーション#1,#2,#3においてNGなきかを 判断する。NOであれば旋回テーブル16を旋回のステップに移行する。YES であればステップS46において電極を破損しないように左側のワークあるかを 光電検出器61によって判断する。NOであれば旋回テーブル16を旋回ステッ プに移行する。YESであればステップS47において、エアアクチュエータ6 9を作動させて上電極68を下降させる。 ステップS48においてキャップ案内板42の左側案内穴42aに保持された 陽極キャップ4を封口板1に突起4cにおいてスポット溶接する。
【0036】 ステップS49において上電極68を上昇させる。ステップS50において図 示しない検出器で溶接時の電流,電圧及び時間が正常か否かを判断する。NOで あればNGを出力する。YESであればステップS51において旋回テーブル1 6をステーション#6へ旋回割出す。ステップS52においてステーション#1 ,#2,#3でNGなきかを判断する。NOであれば旋回テーブル旋回ステップ に移行する。YESであればステップS53において同様に右側のワークあるか を判断する。NOであれば旋回テーブル旋回ステップに移行する。
【0037】 ステップS54において上電極68を下降する。ステップS55においてキャ ップ案内板の右側案内穴42aに保持された陽極キャップ4を突起4cにおいて 封口板1にスポット溶接する。ステップS56において上電極を上昇させる。ス テップS57において検出器により溶接が正常か否かを判断する。NOであれば NGを出力する。ステップS58において旋回テーブル16をステーション#7 へ旋回させる。 ステップS60においてステーション#1,#2,#3でNGなきかを判断す る。NOであればステップS61においてエアアクチュエータ77を作動させ突 き上げピン78aでカム板45を介してキャップ案内板42を上昇させる。
【0038】 ステップS62において左右二個のエアアクチュエータ79を作動させ二本の ノックアウト81を上昇させる。ステップS63において治具台20の接手54 の流路より圧力空気を噴出させ、エアブローによりワークをシュート83に排出 する。ステップS64においてエアブローを閉じ、ステップS65において左右 のノックアウト81を下降させる。ステップS66において突き上げピン78a を下げキャップ案内板42を下降させる。
【0039】 ステップS67においてYESであれば旋回テーブル16の旋回のステップに 移行する。NOであればステップS68においてステーション#5でNGありか を判断する。NOであればステップS69において突き上げピン78aによりキ ャップ案内板42を上昇させる。ステップS70において右側のエアアクチュエ ータ84を作動させて押さえ棒85で良品側のワークを押さえる。ステップS7 1において左側のアクチュエータ79を作動してノックアウト51を上昇させる 。ステップS72において接手54の流路からの圧力空気噴出エアブローして不 良側のワークをシュート83に排出する。
【0040】 ステップS73においてエアブローを閉じ、ステップS74において右側押さ え棒85を上昇させる。ステップS75において左側ノックアウト5を下降させ 、ステップS76において突き上げピン78aを下げキャップ案内板42を下降 させる。ステップS68においてYESであればステップS77において、突き 上げピン78aでキャップ案内板42を上昇させる。ステップS78で左側押さ え棒85を下降させ良品をワーク押さえ、ステップS79において右側のノック アウト51を上昇させる。ステップS80においてエアブローして不良のワーク をシュート83に排出する。ステップS81においてエアブローを閉じ、ステッ プS82において左側の押さえ棒85を上昇させる。ステップS83において右 側のノックアウト51を下降させ、ステップS84においてキャップ案内板42 を下降させる。
【0041】 以上の3系路のステップの何れか一つが終わるとステップS85において旋回 テーブル16をステーション#8に旋回させる。ステップS86においてエアア クチュエータ87を作動して88a,88bによりキャップ案内板42,ノック アウト51を同時に上昇させる。ステップS87においてエアブローし、良品の ワークをシュート89に排出する。ステップS88においてエアブロー閉じる。 ステップS89においてキャップ案内板42,ノックアウト51を下降させる。 ステップS90において旋回テーブル16をステーション#1に旋回して初めの 位置に戻す。 以上で工程が一巡し終わる。
【0042】
【考案の効果】
上述のように構成したので本考案は一つの機械で工程を連続して実行するので 省力化ができ、不良品のチェックをも同時に行うので品質の向上が計れるととも に能率的に封口体を安価に製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】封口板を示し(a)は半裁断面の側面図、
(b)は平面図である。
【図2】陽極キャップを示し(a)は半裁断面図の側面
図、(b)は平面図である。
【図3】封口体を示し(a)は半裁断面の側面図、
(b)は平面図である。
【図4】自動組立機の説明平面図である。
【図5】自動組立機の説明側面図である。
【図6】シュート,エスケープ,転送機,治具台の説明
平面図で治具台は揺動板が後退位置にある図ある。
【図7】転送機,治具台の説明側面図である。
【図8】ステーション#1の転送機の真空吸着筒を示す
図である。
【図9】図6のD−D線で断面した治具台の揺動板が前
進位置にある説明断面図である。
【図10】治具台の半裁断面の平面図である。
【図11】図9のA−A線断面図である。
【図12】図9のB−B線断面図である。
【図13】図9のC−C線断面図である。
【図14】キャップ案内板の後退位置を示す図である。
【図15】キャップ案内板の上方への逃げた状態を示す
図である。
【図16】ステーション#2のエスケープ上の押さえ板
の反射光形検出器を示す図である。
【図17】溶接機の電極部分を示す正面図である。
【図18】溶接機の電極部分を示す側面図である。
【図19】不良品のワーク排出装置を示す側面図であ
る。
【図20】良品ワーク排出装置を示し排出時の状態を示
す説明図である。
【図21】同説明正面図である。
【図22】工程を示すフローチャートである。
【図23】工程を示すフローチャートである。
【図24】工程を示すフローチャートである。
【図25】工程を示すフローチャートである。
【図26】工程を示すフローチャートである。
【図27】工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 機台 14 カム板 16 旋回テーブル 20 治具台 21 シュート 22 エスケープ 25 転送機 27 ツインアーム 28(A1,A2,B1,B2),59(A1,A2,
B1,B2)真空筒 41 揺動板 42 キャップ案内
板 45 板カム 47 リング状下電
極 51 ノックアウト 58,61 光電検
出器 60 反射光形検出器 63 下電極板 64 上電極板 66 溶接機 72 ローラ 77,79,84,87 エアアクチュエータ 85 押さえ棒 83,89 排出シ
ュート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心穴を穿孔した電池の封口板と陽極キ
    ャップとの間に中心穴を塞ぐ弁板部材を介在させばねで
    圧着して封口板と陽極キャップを封口する組立機であっ
    て、数ステーションに旋回割出される旋回テーブルと、
    該旋回テーブル上割出ステーションと同数放射方向同心
    に配列され封口板受け治具及び進退可能な陽極キャップ
    の案内を備える治具台と、第1番ステーションで封口板
    を治具台に供給する第1装置と、第2番ステーションで
    弁板部材を供給する第2装置と、第3番ステーションで
    陽極キャップを供給する第3装置と、第4番ステーショ
    ンで封口板と陽極キャップとを溶接する第4装置と、第
    5番ステーションで不良品を排出する第5装置と、第6
    番ステーションで完成品を排出する第6装置とを設け、
    更に第1番,第2番,第3番,第4番の各ステーション
    で検査する装置を装備して組立中に良品,不良品が判別
    可能であることを特徴とする封口体の自動組立機。
  2. 【請求項2】 第1番乃至第3番ステーションで同時に
    複数個を組み付け第5番ステーションで不良品を個別に
    排出する装置において、第4番ステーションではその複
    数個を別々に溶接するステーションに分けられている請
    求項1に記載の封口体の自動組立機。
JP4509693U 1993-07-26 1993-07-26 封口体の自動組立機 Expired - Lifetime JP2528962Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009104250A1 (ja) * 2008-02-20 2009-08-27 平田機工株式会社 生産装置
KR101029234B1 (ko) * 2009-11-18 2011-04-18 (주)비젼텍 배터리 조립용 가압장치
KR101518025B1 (ko) * 2015-02-11 2015-05-14 기가테크(주) 모터컨트롤러부품 자동용접장치
CN115055963A (zh) * 2022-08-01 2022-09-16 厦门鹏拓塑胶制品有限公司 一种用于化妆品包装容器组装件的组装机

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