JP2528916B2 - 隙間飛越し機構 - Google Patents

隙間飛越し機構

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JP2528916B2
JP2528916B2 JP62321902A JP32190287A JP2528916B2 JP 2528916 B2 JP2528916 B2 JP 2528916B2 JP 62321902 A JP62321902 A JP 62321902A JP 32190287 A JP32190287 A JP 32190287A JP 2528916 B2 JP2528916 B2 JP 2528916B2
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Inventor
雅一 金山
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富士ファコム制御株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 各種電子機器の床面移動させる時に必要な隙間飛越し
機構に関し、 運搬経路に存在する隙間あるいは段差を簡単に飛び越
すことができて、大型機器を1人で移動させることを目
的とし、 キャスターの車輪を床面より任意の寸法浮す半径で円
弧面を形成し、両端縁を小さな曲率で成形した当接面を
設け、前記円弧の中心に回転用の支点孔を配した扇形の
飛越金具と、該支点孔に遊合する支え部材からなり、該
支え部材を介して該筐体の側面に該飛越金具を軸着する
ことにより、該床面の隙間を飛び越しできるように構成
する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、各種電子機器の床面移動させる時に必要な
隙間飛越し機構に関する。
最近、建物内を頻繁に移動して使用される機器が増加
しており、その内の小型機器は運搬車に搭載して移動し
ているが、床面設置型の大きな重量を有する大型機器は
筐体の下部に配設されたキャスターにより手押しで移動
させている。
しかし、運搬経路にエレベータの入り口の隙間や戸口
等で形成される段差があり、大型機器の筐体下部に配設
されたキャスターの車輪径が小さなので、その車輪が隙
間に嵌まり込んだり突き当たって移動しなくなり、一人
の運搬者で隙間や段差を越すことができない場合が多い
ため、その隙間や段差を簡単に通過できる隙間飛越し機
構が要求されている。
〔従来の技術〕
従来広く行われている隙間飛越し方法は、第4図に示
すように、筐体1の進行方向側を上,即ち矢印C方向へ
持ち上げて進行側に配設したキャスター2の車輪2−1
を床面3から受かせ、その状態で筐体1を矢印C方向に
移動して隙間3−1の進行側床面3、あるいは段差の上
面に移動し、つづいて後方側を持ち上げて後部キャスタ
ー2を飛び越させている。
また、筐体1が通過できる長さで隙間3−1に橋架で
きる幅の一般構造用圧延鋼板よりなる2点鎖線で示す敷
板4を使用し、床面3の隙間3−1を塞ぐように橋架、
あるいは敷板4を段差の下段と上段に橋架してスロープ
を形成して、その敷板4を上面をキャスター2で通過す
るようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上説明した従来の隙間飛越し方法で問題となるの
は、筐体下部に配設されたキャスターの車輪が小径のた
め床面の隙間に嵌まり込むか段差に突き当たって移動し
なくなるので、大きな重量を有する機器の進行方向側を
持ち上げて前部キャスターの隙間の進行側床面、あるい
は段差の上部床面へ移動させ、つづいて後方側を持ち上
げて後部キャスターを飛び越させているため、その持ち
上げ移動に多くの作業者が必要となるという問題が生じ
る。
また、敷板を隙間あるいは段差に橋架して移動させる
方法は、機器の移動とともに常に多きな重量を有する敷
板を運搬しなければならないための運搬に労力がかか
り、大型機器を1人の作業者で移動することができない
という問題が生じている。
本発明は上記問題点に鑑み、運搬経路に存在する隙間
あるいは段差を簡単に飛び越すことができて、大型機器
を1人で移動させることができる隙間飛越し機構の提供
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は第1図に示すように、キャスター2の車輪2
−1を床面3より任意の寸法浮かすことができる半径で
広幅の円弧面を形成して、第2図に示すようにその円弧
面の半径より小さな曲率で円弧面の両端縁を成形して滑
り止めを施した当接面14−2を設け、円弧面を形成する
中心に回転用の支点孔14−1を配した扇形の飛越金具14
と、 前記支点孔14−1に遊合する直結を有する支え部材,
例えば支えボルト15からなり、 第1図に示すように上記飛越金具14をキャスター2を
配設した筐体1の側面に支えボルト15を介して軸着し
て、床面3に存在する隙間3−1を飛び越しできるよう
に構成される。
〔作 用〕
本発明では、床面3に存在する隙間3−1に達する手
前でキャスター2を配設した筐体1の移動を停止し、大
きな半径で扇形に形成した飛越金具14を筐体1の両側面
に支えボルト15を介して軸着してその当接面14−2の一
方端縁を、第3図(a)に示すように筐体1のキャスタ
ー2と床面3の隙間3−1の間に当接させて筐体1を矢
印Aで示す方向に移動させると、(b)図に示すように
キャスター2の車輪2−1が床面3より浮き上がると共
に、大きな半径を有する飛越金具14の当接面14−2が矢
印B方向回転して隙間3−1を跨ぎ、更に筐体1を矢印
A方向に移動させると、(c)図に示すように、キャス
ター2の車輪2−1が床面3に着地すると同時に当接面
14−2が矢印B方向に回転して他方端縁が床面3より離
れるので、進行方向前部に配設したキャスター2が床面
3の隙間3−1を飛び越す。
そして、進行方向後部に配設したキャスター2におい
ても隙間3−1に達する手前で飛越金具14を軸着するこ
とにより、上記と同様に床面3の隙間3−1を飛び越す
ことできるので大型機器を1人で移動させることが可能
となった。
〔実施例〕
以下第1図乃至第3図について本発明の実施例を説明
する。
第1図は本実施例において隙間飛越し機構の側面図を
示し、図中において、第4図と同一部材には同一記号が
付してあるが、その他の14は床面に存在する隙間および
段差を飛び越させる飛越金具,15は飛越金具を筐体の側
壁に軸着する支えボルトである。
飛越金具14は、第1図に示すように筐体1の下面に配
設したキャスター2の車輪2−1を床面3より任意の寸
法浮上させる寸法の半径で、第2図に示すように広幅の
円弧面を形成した扇形となるように成形して、その円弧
面を形成する中心に回転用の支点孔14−1を配し、その
円弧面両端縁で前記車輪2−1が床面3に接触するよう
に小さな曲率で成形して当接面14−2を設けて滑り止
め,例えばローレット状の凹凸を形成した金属,例えば
鋳鉄よりなるものである。
支えボルト15は、第1図に示すように前記支点孔14−
1に遊合する軸直径で例えば炭素鋼棒より形成した六角
ボルトである。
上記部材を使用した隙間飛越し機構は、床面3の隙間
3−1に達する手前で、飛越金具14を第1図の(a)に
示す筐体1の側面で、(b)図に示すように筐体1下面
に配設したキャスター2の垂直線上となる位置へ支えボ
ルト15を介して軸着することにより、床面3に存在する
隙間3−1を飛び越しできるように構成される。
その結果、第3図の(a)(b)(c)に示すように
筐体1を矢印A方向に移動させると、大きな半径で扇形
に形成した飛越金具14の当接面3と接触して矢印B方向
回転し、その当接面14−2により床面3の隙間3−1を
跨いでキャスター2の車輪2−1を隙間3−1の進行側
床面3に着地させるので、床面3に存在する隙間3−1
および段差を容易に飛び越すことができる。
以上、図示実施例に基づき説明したが、本発明は上記
実施例の態様のみに限定されるものではなく、例えば当
接面14−2に形成する滑り止め方法は床面との摩擦係数
が高く弾性を有する板状の部材を貼り付けても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば極めて簡単な構成
で、床面に存在する隙間および段差を簡単に通過するこ
とができて運搬作業が容易となる等の利点があり、著し
い経済的な効果が期待できる隙間飛越し機構を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による隙間飛越し機構を示す
図、 第2図は本実施例による飛越金具を示す斜視図、 第3図は作用を説明する図、 第4図は従来の隙間の飛越し方法を示す側面図である。 図において、 1は筐体、 2はキャスター、2−1は車輪、 3は床面、3−1は隙間、 14は飛越金具、 14−1は支点孔、14−2は当接面、 15はボルト、 を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャスター(2)の車輪(2−1)を床面
    (3)より任意の寸法浮す半径で円弧面を形成して、両
    端縁を小さな曲率で成形した(14−2)を設け、前記円
    弧の中心に回転用の支点孔(14−1)を配した扇形の飛
    越金具(14)と、 該支点孔(14−1)に遊合する支え部材(15)からな
    り、 該支え部材(15)を介して該筐体(1)の側面に該飛越
    金具(14)を軸着することにより、該床面(3)の隙間
    (3−1)を飛び越しできるように構成してなることを
    特徴とする隙間飛越し機構。
JP62321902A 1987-12-18 1987-12-18 隙間飛越し機構 Expired - Lifetime JP2528916B2 (ja)

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JP62321902A JP2528916B2 (ja) 1987-12-18 1987-12-18 隙間飛越し機構

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Publication Number Publication Date
JPH01164601A JPH01164601A (ja) 1989-06-28
JP2528916B2 true JP2528916B2 (ja) 1996-08-28

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