JP2528508Y2 - 射出成形機用ネジ抜き装置 - Google Patents
射出成形機用ネジ抜き装置Info
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、射出成形機用ネジ抜き装置に関するもので
ある。
ある。
(従来の技術) 従来、加熱シリンダ内で加熱され流動化された成形材
料を高圧により金型内に射出し、その中で冷却固化又は
硬化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出す射出成
形機において、ネジ付きの製品、例えば容器の蓋等を成
形する場合、可動プラテン側にネジを形成したコアを回
転自在に配設し、該ネジ部分を固定プラテン側に形成さ
れたキャビティ内に臨ませた状態で射出成形するように
している。
料を高圧により金型内に射出し、その中で冷却固化又は
硬化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出す射出成
形機において、ネジ付きの製品、例えば容器の蓋等を成
形する場合、可動プラテン側にネジを形成したコアを回
転自在に配設し、該ネジ部分を固定プラテン側に形成さ
れたキャビティ内に臨ませた状態で射出成形するように
している。
第7図は従来のラック・ピニオンによる射出成形機用
ネジ抜き装置の断面図である。
ネジ抜き装置の断面図である。
図において、71は固定側型板、72は該固定側型板71内
に形成されるキャビティであり、ランナ73、スプル74、
スプルブシュ75を介して図示しないノズルに連絡してい
る。76はランナストリッパプレート、77は固定側取付板
である。該固定側取付板77には、上記ランナストリッパ
プレート76のほかスプルブシュ75がロケートリング78を
介して取り付けられている。
に形成されるキャビティであり、ランナ73、スプル74、
スプルブシュ75を介して図示しないノズルに連絡してい
る。76はランナストリッパプレート、77は固定側取付板
である。該固定側取付板77には、上記ランナストリッパ
プレート76のほかスプルブシュ75がロケートリング78を
介して取り付けられている。
一方、81は可動側型板、82は受板である。該受板82に
は軸受83を介してコア84が回転自在に支持されており、
該コア84の先端には、成形品85の内側に形成される雌ネ
ジ86に対応する雄ネジ87が形成されている。
は軸受83を介してコア84が回転自在に支持されており、
該コア84の先端には、成形品85の内側に形成される雌ネ
ジ86に対応する雄ネジ87が形成されている。
上記コア84の他端側には、ピニオン91が形成されてい
て、ラック92と噛合する。該ラック92は第二のピニオン
93と噛合し、該第二のピニオン93は更に第二のラック94
に噛合するようになっている。したがって、第二のラッ
ク94が矢印A方向に移動すると、第二のピニオン93がB
方向に回転し、ラック92が矢印C方向に移動するように
なっている。
て、ラック92と噛合する。該ラック92は第二のピニオン
93と噛合し、該第二のピニオン93は更に第二のラック94
に噛合するようになっている。したがって、第二のラッ
ク94が矢印A方向に移動すると、第二のピニオン93がB
方向に回転し、ラック92が矢印C方向に移動するように
なっている。
すなわち、射出成形が終了して型開きが開始される
と、第二のラック94が矢印A方向に移動するとともに第
二のピニオン93がB方向に回転し、ラック92を矢印C方
向に移動させることによって、ピニオン91が回転し、上
記コア84が回転して型開きを行うと同時に雄ネジ87から
成形品85を脱離させる。
と、第二のラック94が矢印A方向に移動するとともに第
二のピニオン93がB方向に回転し、ラック92を矢印C方
向に移動させることによって、ピニオン91が回転し、上
記コア84が回転して型開きを行うと同時に雄ネジ87から
成形品85を脱離させる。
上記構成のネジ抜き装置が複数配設され、同時に複数
のネジ付きの成形品85を成形することができる。
のネジ付きの成形品85を成形することができる。
上記コア84を駆動する方法として、他に第8図〜第10
図に示すものがある。
図に示すものがある。
第8図は従来のスプロケットによる射出成形機用ネジ
抜き装置を示す図、第9図は従来のシリンダによる射出
成形機用ネジ抜き装置を示す図、第10図は従来のコラプ
シブルコアによる射出成形機用ネジ抜き装置を示す図、
第10図(A)は射出時の横断面図、第10図(B)は射出
時の縦断面図、第10図(C)は型抜き時の横断面図、第
10図(D)は型抜き時の縦断面図である。
抜き装置を示す図、第9図は従来のシリンダによる射出
成形機用ネジ抜き装置を示す図、第10図は従来のコラプ
シブルコアによる射出成形機用ネジ抜き装置を示す図、
第10図(A)は射出時の横断面図、第10図(B)は射出
時の縦断面図、第10図(C)は型抜き時の横断面図、第
10図(D)は型抜き時の縦断面図である。
第8図においては電動機101、スプロケット102及びギ
ヤ103によって、第9図においてはシリンダ110、ラック
111及びギヤ112によって型開きのタイミングに合わせて
該コア84の回転開始、終了をコントロールする。
ヤ103によって、第9図においてはシリンダ110、ラック
111及びギヤ112によって型開きのタイミングに合わせて
該コア84の回転開始、終了をコントロールする。
第10図において、121は成形品、122は複数に分割され
ていて、射出時に径を大きくし、型抜き時に内側に折り
込んで径を小さくすることができるコラプシブルコアで
ある。123はコアピン、124はスリーブである。
ていて、射出時に径を大きくし、型抜き時に内側に折り
込んで径を小さくすることができるコラプシブルコアで
ある。123はコアピン、124はスリーブである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の射出成形機用ネジ抜き装置
においては、各金型についてギヤ、付属部品等を製造す
る必要があるだけでなく、その組立調整が必要となる。
また、各金型は回転機能を具備しているので大きく、し
かも重く、金型の保管スペースが大きくなって製造コス
トが上昇する。
においては、各金型についてギヤ、付属部品等を製造す
る必要があるだけでなく、その組立調整が必要となる。
また、各金型は回転機能を具備しているので大きく、し
かも重く、金型の保管スペースが大きくなって製造コス
トが上昇する。
さらに、射出成形機に取り付ける際に、ネジ山の開始
点の位置調整を行う必要があるとともに、配線、配管等
に技術を必要とし、電動機、シリンダ、ラック、ギヤ等
が外部に突出しているので取付け、取外し及び調整時に
安全性に対する配慮が必要となる。
点の位置調整を行う必要があるとともに、配線、配管等
に技術を必要とし、電動機、シリンダ、ラック、ギヤ等
が外部に突出しているので取付け、取外し及び調整時に
安全性に対する配慮が必要となる。
また、金型の運搬時にもそれら突出した部品を破損し
ないように注意する必要があある。
ないように注意する必要があある。
回転機構によって成形品が限定され、成形品の取出し
に特殊な機能が必要となる場合もある。
に特殊な機能が必要となる場合もある。
本考案は、上記従来の射出成形機用ネジ抜き装置の問
題点を解決して、各金型について特殊な機構を必要とせ
ず、製造コストが低く、組み立てが容易で、射出成形機
に取り付ける際にネジ山の開始点の位置調整を行う必要
のない射出成形機用ネジ抜き装置を提供することを目的
とする。
題点を解決して、各金型について特殊な機構を必要とせ
ず、製造コストが低く、組み立てが容易で、射出成形機
に取り付ける際にネジ山の開始点の位置調整を行う必要
のない射出成形機用ネジ抜き装置を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本考案の射出成形機用ネジ抜き装置にお
いては、プラスチック成形による成形品にネジを形成す
るための金型に配設されるようになっている。
いては、プラスチック成形による成形品にネジを形成す
るための金型に配設されるようになっている。
そして、上記成形品のネジに対応するネジ部を備えた
コアと、該コアを回転させる回転機構を構成する歯車列
を備えたギヤボックスと、上記歯車列を正回転及び逆回
転させるオイルモータと、該オイルモータの回転トルク
及び回転数を調整する手段と、上記コアと回転機構とを
ワンタッチ結合する手段と、上記ギヤボックスに配設さ
れるとともに、上記オイルモータを回転させることによ
って成形品に形成されるネジの開始位置を設定位置に置
く原点復帰手段とを有する。
コアと、該コアを回転させる回転機構を構成する歯車列
を備えたギヤボックスと、上記歯車列を正回転及び逆回
転させるオイルモータと、該オイルモータの回転トルク
及び回転数を調整する手段と、上記コアと回転機構とを
ワンタッチ結合する手段と、上記ギヤボックスに配設さ
れるとともに、上記オイルモータを回転させることによ
って成形品に形成されるネジの開始位置を設定位置に置
く原点復帰手段とを有する。
本発明の他の射出成形機用ネジ抜き装置においては、
さらに、上記原点復帰手段は、カム板、該カム板のカム
の位置を検出する位置検出器、及び上記カム板が原点に
復帰するまで上記オイルモータを回転させる手段を備え
る。
さらに、上記原点復帰手段は、カム板、該カム板のカム
の位置を検出する位置検出器、及び上記カム板が原点に
復帰するまで上記オイルモータを回転させる手段を備え
る。
本発明の更に他の射出成形機用ネジ抜き装置において
は、さらに、上記コアを回転させる際に、同時に成形品
が回転するのを防止する回転止め部と、該回転止め部を
押し付ける押付けシリンダと、該押付けシリンダに供給
される油圧を調整する手段とを有する。
は、さらに、上記コアを回転させる際に、同時に成形品
が回転するのを防止する回転止め部と、該回転止め部を
押し付ける押付けシリンダと、該押付けシリンダに供給
される油圧を調整する手段とを有する。
本発明の更に他の射出成形機用ネジ抜き装置において
は、さらに、上記コアの回転を任意の型開き位置におい
て開始させ、停止させ、再開する手段を有する。
は、さらに、上記コアの回転を任意の型開き位置におい
て開始させ、停止させ、再開する手段を有する。
(作用) 本考案によれば、上記のように、射出成形機用ネジ抜
き装置においては、プラスチック成形による成形品にネ
ジを形成するための金型に配設されるようになってい
る。
き装置においては、プラスチック成形による成形品にネ
ジを形成するための金型に配設されるようになってい
る。
そして、上記成形品のネジに対応するネジ部を備えた
コアと、該コアを回転される回転機構を構成する歯車列
を備えたギヤボックスと、上記歯車列を正回転及び逆回
転させるオイルモータと、該オイルモータの回転トルク
及び回転数を調整する手段と、上記コアと回転機構とを
ワンタッチ結合する手段と、上記ギヤボックスに配設さ
れるとともに、上記オイルモータを回転させることによ
って成形品に形成されるネジの開始位置を設定位置に置
く原点復帰手段とを有する。
コアと、該コアを回転される回転機構を構成する歯車列
を備えたギヤボックスと、上記歯車列を正回転及び逆回
転させるオイルモータと、該オイルモータの回転トルク
及び回転数を調整する手段と、上記コアと回転機構とを
ワンタッチ結合する手段と、上記ギヤボックスに配設さ
れるとともに、上記オイルモータを回転させることによ
って成形品に形成されるネジの開始位置を設定位置に置
く原点復帰手段とを有する。
この場合、該原点復帰手段によってネジの開始位置を
設定位置に置き、プラスチック成形を行うと、成形品に
ネジが形成される。そして、上記オイルモータによって
歯車列を回転させると、コアが回転させられ、成形品の
ネジ抜きが行われる。
設定位置に置き、プラスチック成形を行うと、成形品に
ネジが形成される。そして、上記オイルモータによって
歯車列を回転させると、コアが回転させられ、成形品の
ネジ抜きが行われる。
本発明の他の射出成形機用ネジ抜き装置においては、
さらに、上記原点復帰手段は、カム板、該カム板のカム
の位置を検出する位置検出器、及び上記カム板が原点に
復帰するまで上記オイルモータを回転させる手段を備え
る。
さらに、上記原点復帰手段は、カム板、該カム板のカム
の位置を検出する位置検出器、及び上記カム板が原点に
復帰するまで上記オイルモータを回転させる手段を備え
る。
この場合、上記カム板が原点に復帰するまでオイルモ
ータを回転させると、ネジの開始位置を設定位置に置く
ことができる。
ータを回転させると、ネジの開始位置を設定位置に置く
ことができる。
本発明の更に他の射出成形機用ネジ抜き装置において
は、さらに、上記コアを回転させる際に、同時に成形品
が回転するのを防止する回転止め部と、該回転止め部を
押し付ける押付けシリンダと、該押付けシリンダに供給
される油圧を調整する手段とを有する。
は、さらに、上記コアを回転させる際に、同時に成形品
が回転するのを防止する回転止め部と、該回転止め部を
押し付ける押付けシリンダと、該押付けシリンダに供給
される油圧を調整する手段とを有する。
この場合、上記回転止め部を押し付けた状態でコアを
回転させることによって、コアと成形品とが同時に回転
させられるのを防止することができる。
回転させることによって、コアと成形品とが同時に回転
させられるのを防止することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本考案の射出成形機用ネジ抜き装置の正面
図、第2図は同平面図、第3図はカップリング駆動用の
第二歯車列を示す図、第4図は第二歯車列を駆動する第
一歯車列を示す図、第5図は第2図のA−A矢視図、第
6図は第1図のB−B矢視図である。
図、第2図は同平面図、第3図はカップリング駆動用の
第二歯車列を示す図、第4図は第二歯車列を駆動する第
一歯車列を示す図、第5図は第2図のA−A矢視図、第
6図は第1図のB−B矢視図である。
図において、1は可動プラテン2に対して着脱自在に
取り付けられるギヤボックスであり、標準化して分離か
つ独立されている。該ギヤボックス1の表面には、カッ
プリング3が4列4行に配列され回転可能に支持されて
おり、後述する歯車列を介してオイルモータ4で発生し
た回転が伝達されるようになっている。上記カップリン
グ3の先端には、適宜ネジを形成した図示しないおも型
とコアが配設される。そして、上記カップリング3を介
してコアとその回転機構間がワンタッチ結合される。
取り付けられるギヤボックスであり、標準化して分離か
つ独立されている。該ギヤボックス1の表面には、カッ
プリング3が4列4行に配列され回転可能に支持されて
おり、後述する歯車列を介してオイルモータ4で発生し
た回転が伝達されるようになっている。上記カップリン
グ3の先端には、適宜ネジを形成した図示しないおも型
とコアが配設される。そして、上記カップリング3を介
してコアとその回転機構間がワンタッチ結合される。
5は油圧エジェクタロッド、6は金型取付用ネジ穴、
7はガイドブシュ、8はストッパ、9はプラテン取付ボ
ルトである。
7はガイドブシュ、8はストッパ、9はプラテン取付ボ
ルトである。
次に、上述したように配設されるカップリング3を回
転駆動するための第二歯車列について説明する。
転駆動するための第二歯車列について説明する。
第3図において、31〜34はカップリング3(第1図)
を駆動するためにギヤボックス1内に配設された駆動歯
車である。該駆動歯車31〜34は、後述する第一の歯車列
によって回転させられ、周囲にある4個の従動歯車31a,
31b,31c,31d(駆動歯車31についてのみ符号を付してあ
る。)と噛合して回転を伝達する。各従動歯車31a,31b,
31c,31dには、それぞれカップリング3a,3b,3c,3d(第1
図)が接続される。上記駆動歯車31〜34及び従動歯車31
a,31b,31c,31dによって第二歯車列35が形成される。
を駆動するためにギヤボックス1内に配設された駆動歯
車である。該駆動歯車31〜34は、後述する第一の歯車列
によって回転させられ、周囲にある4個の従動歯車31a,
31b,31c,31d(駆動歯車31についてのみ符号を付してあ
る。)と噛合して回転を伝達する。各従動歯車31a,31b,
31c,31dには、それぞれカップリング3a,3b,3c,3d(第1
図)が接続される。上記駆動歯車31〜34及び従動歯車31
a,31b,31c,31dによって第二歯車列35が形成される。
第4図において、41はオイルモータ4(第2図)が発
生させた回転を伝達する主駆動歯車であり、該主駆動歯
車41と他の一連の歯車とによって第一歯車列43が形成さ
れる。上記主駆動歯車41の回転は、第一歯車列43を介し
て第二歯車列35に伝達され、伝達された回転と同方向の
回転が駆動歯車31〜34に伝達される。上記第一歯車列43
の一端には、原点復帰用歯車45が配設され、該原点復帰
用歯車45の運動を規制することによって原点復帰を行う
ことができる。
生させた回転を伝達する主駆動歯車であり、該主駆動歯
車41と他の一連の歯車とによって第一歯車列43が形成さ
れる。上記主駆動歯車41の回転は、第一歯車列43を介し
て第二歯車列35に伝達され、伝達された回転と同方向の
回転が駆動歯車31〜34に伝達される。上記第一歯車列43
の一端には、原点復帰用歯車45が配設され、該原点復帰
用歯車45の運動を規制することによって原点復帰を行う
ことができる。
そして、回転トルク及び回転数が調整されたオイルモ
ータ4の回転は、第一歯車列43及び第二歯車列35を介し
て各カップリング3に伝達され、該カップリング3に接
続されたコアを回転させる。すなわち、射出成形が終了
した後、上記オイルモータ4が回転することによってコ
アが回転し、成形品からコアのネジ部を抜き出すことが
できる。そして、この時同時に油圧シリンダによって可
動プラテン側の送りが行われ、ネジのリードと回転速度
に応じてこの送り速度を設定する。
ータ4の回転は、第一歯車列43及び第二歯車列35を介し
て各カップリング3に伝達され、該カップリング3に接
続されたコアを回転させる。すなわち、射出成形が終了
した後、上記オイルモータ4が回転することによってコ
アが回転し、成形品からコアのネジ部を抜き出すことが
できる。そして、この時同時に油圧シリンダによって可
動プラテン側の送りが行われ、ネジのリードと回転速度
に応じてこの送り速度を設定する。
第5図において、51は上記原点復帰用歯車45と連結さ
れるカム板であり、その円周方向所定位置にカム52が形
成される。一方、ギヤボックス1側にはリミットスイッ
チ53が配設される。
れるカム板であり、その円周方向所定位置にカム52が形
成される。一方、ギヤボックス1側にはリミットスイッ
チ53が配設される。
また、上記構成の原点復帰装置において、各カップリ
ング3(第1図)に接続されるコアに形成されたネジの
開始点を所定の位置に置くための原点復帰動作を行うた
めに、オイルモータ4が図示しないタイマによって駆動
され、カム板51は所定時間ごとに正回転と逆回転を繰り
返す。
ング3(第1図)に接続されるコアに形成されたネジの
開始点を所定の位置に置くための原点復帰動作を行うた
めに、オイルモータ4が図示しないタイマによって駆動
され、カム板51は所定時間ごとに正回転と逆回転を繰り
返す。
この時、上記リミットスイッチ53は、上記カム板51の
位置を検出してオイルモータ4を制御して最終的に上記
カム板51を原点に復帰させる。
位置を検出してオイルモータ4を制御して最終的に上記
カム板51を原点に復帰させる。
第6図において、成形品の回転止め部を有している図
示しないストリッパプレートを押し付けるために押付け
シリンダが設けられ、調整されて油路62,63から供給さ
れる油圧によってピストン61が作動するようになってい
る。そして、上記油圧によって押付け力と押付け速度を
変えることができる。
示しないストリッパプレートを押し付けるために押付け
シリンダが設けられ、調整されて油路62,63から供給さ
れる油圧によってピストン61が作動するようになってい
る。そして、上記油圧によって押付け力と押付け速度を
変えることができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
これらを本考案の範囲から排除するものではない。
く、本考案の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
これらを本考案の範囲から排除するものではない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、射出成形機用
ネジ抜き装置においては、プラスチック成形による成形
品にネジを形成するための金型に配設されるようになっ
ている。
ネジ抜き装置においては、プラスチック成形による成形
品にネジを形成するための金型に配設されるようになっ
ている。
そして、上記成形品のネジに対応するネジ部を備えた
コアと、該コアを回転させる回転機構を構成する歯車列
を備えたギヤボックスと、上記歯車列を正回転及び逆回
転させるオイルモータと、該オイルモータの回転トルク
及び回転数を調整する手段と、上記コアと回転機構とを
ワンタッチ結合する手段と、上記ギヤボックスに配設さ
れるとともに、上記オイルモータを回転させることによ
って成形品に形成されるネジの開始位置を設定位置に置
く原点復帰手段とを有する。
コアと、該コアを回転させる回転機構を構成する歯車列
を備えたギヤボックスと、上記歯車列を正回転及び逆回
転させるオイルモータと、該オイルモータの回転トルク
及び回転数を調整する手段と、上記コアと回転機構とを
ワンタッチ結合する手段と、上記ギヤボックスに配設さ
れるとともに、上記オイルモータを回転させることによ
って成形品に形成されるネジの開始位置を設定位置に置
く原点復帰手段とを有する。
この場合、上記コアと回転機構とがワンタッチ結合さ
れるようになっているので、ギヤボックス及び原点復帰
手段を標準化することができる。したがって、おも型及
びコアだけを製造するだけでよいので、コストを低くす
ることができる。しかも、上記コアの取付け時の作業性
を向上させることができるので、段取時間を短縮するこ
とができる。
れるようになっているので、ギヤボックス及び原点復帰
手段を標準化することができる。したがって、おも型及
びコアだけを製造するだけでよいので、コストを低くす
ることができる。しかも、上記コアの取付け時の作業性
を向上させることができるので、段取時間を短縮するこ
とができる。
また、金型に回転機構を配設する必要がないので、金
型を軽量化することができるだけでなく、金型の保管ス
ペースを小さくすることができる。
型を軽量化することができるだけでなく、金型の保管ス
ペースを小さくすることができる。
本発明の他の射出成形機用ネジ抜き装置においては、
さらに、上記原点復帰手段は、カム板、該カム板のカム
の位置を検出する位置検出器、及び上記カム板が原点に
復帰するまで上記オイルモータを回転させる手段を備え
る。
さらに、上記原点復帰手段は、カム板、該カム板のカム
の位置を検出する位置検出器、及び上記カム板が原点に
復帰するまで上記オイルモータを回転させる手段を備え
る。
この場合、上記カム板が原点に復帰するまでオイルモ
ータを回転させると、ネジの開始位置を設定位置に置く
ことができるので、オペレータの操作性を向上させるこ
とができる。
ータを回転させると、ネジの開始位置を設定位置に置く
ことができるので、オペレータの操作性を向上させるこ
とができる。
本発明の更に他の射出成形機用ネジ抜き装置において
は、さらに、上記コアを回転させる際に、同時に成形品
が回転するのを防止する回転止め部と、該回転止め部を
押し付ける押付けシリンダと、該押付けシリンダに供給
される油圧を調整する手段とを有する。
は、さらに、上記コアを回転させる際に、同時に成形品
が回転するのを防止する回転止め部と、該回転止め部を
押し付ける押付けシリンダと、該押付けシリンダに供給
される油圧を調整する手段とを有する。
この場合、上記押付けシリンダに供給される油圧を調
整することによって、回転止め部の押付力及び押付速度
を任意に設定することができる。
整することによって、回転止め部の押付力及び押付速度
を任意に設定することができる。
第1図は本考案の射出成形機用ネジ抜き装置の正面図、
第2図は同平面図、第3図はカップリング駆動用の第二
歯車列を示す図、第4図は第二歯車列を駆動する第一歯
車列を示す図、第5図は第2図のA−A矢視図、第6図
は第1図のB−B矢視図、第7図は従来のラック・ピニ
オンによる射出成形機用ネジ抜き装置の断面図、第8図
は従来のスプロケットによる射出成形機用ネジ抜き装置
を示す図、第9図は従来のシリンダによる射出成形機用
ネジ抜き装置を示す図、第10図は従来のコラプシブルコ
アによる射出成形機用ネジ抜き装置を示す図、第10図
(A)は射出時の横断面図、第10図(B)は射出時の縦
断面図、第10図(C)は型抜き時の横断面図、第10図
(D)は型抜き時の縦断面図である。 1…ギヤボックス、2…可動プラテン、3…カップリン
グ、4…オイルモータ、31〜34…駆動歯車、35……第二
歯車列、41…主駆動歯車、43…第一歯車列、51…カム
板、52…カム、53…リミットスイッチ、61…ピストン。
第2図は同平面図、第3図はカップリング駆動用の第二
歯車列を示す図、第4図は第二歯車列を駆動する第一歯
車列を示す図、第5図は第2図のA−A矢視図、第6図
は第1図のB−B矢視図、第7図は従来のラック・ピニ
オンによる射出成形機用ネジ抜き装置の断面図、第8図
は従来のスプロケットによる射出成形機用ネジ抜き装置
を示す図、第9図は従来のシリンダによる射出成形機用
ネジ抜き装置を示す図、第10図は従来のコラプシブルコ
アによる射出成形機用ネジ抜き装置を示す図、第10図
(A)は射出時の横断面図、第10図(B)は射出時の縦
断面図、第10図(C)は型抜き時の横断面図、第10図
(D)は型抜き時の縦断面図である。 1…ギヤボックス、2…可動プラテン、3…カップリン
グ、4…オイルモータ、31〜34…駆動歯車、35……第二
歯車列、41…主駆動歯車、43…第一歯車列、51…カム
板、52…カム、53…リミットスイッチ、61…ピストン。
Claims (4)
- 【請求項1】プラスチック成形による成形品にネジを形
成するための金型に配設される射出成形機用ネジ抜き装
置において、 (a)上記成形品のネジに対応するネジ部を備えたコア
と、 (b)該コアを回転させる回転機構を構成する歯車列を
備えたギヤボックスと、 (c)上記歯車列を正回転及び逆回転させるオイルモー
タと、 (d)該オイルモータの回転トルク及び回転数を調整す
る手段と、 (e)上記コアと回転機構とをワンタッチ結合する手段
と、 (f)上記ギヤボックスに配設されるとともに、上記オ
イルモータを回転させることによって成形品に形成され
るネジの開始位置を設定位置に置く原点復帰手段とを有
することを特徴とする射出成形機用ネジ抜き装置。 - 【請求項2】上記原点復帰手段は、カム板、該カム板の
カムの位置を検出する位置検出器、及び上記カム板が原
点に復帰するまで上記オイルモータを回転させる手段を
備える請求項1に記載の射出成形機用ネジ抜き装置。 - 【請求項3】(a)上記コアを回転させる際に、同時に
成形品が回転するのを防止する回転止め部と、 (b)該回転止め部を押し付ける押付けシリンダと、 (c)該押付けシリンダに供給される油圧を調整する手
段とを有する請求項1又は2に記載の射出成形機用ネジ
抜き装置。 - 【請求項4】上記コアの回転を任意の形開き位置におい
て開始させ、停止させ、再開する手段を有する請求項1
〜3のいずれか1項に記載の射出成形機用ネジ抜き装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990085457U JP2528508Y2 (ja) | 1990-08-14 | 1990-08-14 | 射出成形機用ネジ抜き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990085457U JP2528508Y2 (ja) | 1990-08-14 | 1990-08-14 | 射出成形機用ネジ抜き装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0445019U JPH0445019U (ja) | 1992-04-16 |
JP2528508Y2 true JP2528508Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=31816740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990085457U Expired - Fee Related JP2528508Y2 (ja) | 1990-08-14 | 1990-08-14 | 射出成形機用ネジ抜き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528508Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5161358B1 (ja) * | 2011-10-06 | 2013-03-13 | ファナック株式会社 | ねじ抜き金型の回転中子制御装置 |
CN111361095A (zh) * | 2020-03-18 | 2020-07-03 | 朱建璐 | 一种注塑机的外挂式伺服驱动绞牙器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2145042B1 (de) * | 1971-09-09 | 1972-07-06 | HASCO-Normalien Hasenclever & Co, 5880 Lüdenscheid | Vorrichtung zur Herstellung von Spritzguß artikeln , wie Schraubverschlußkappen od.dgl |
JPS5593524U (ja) * | 1978-09-29 | 1980-06-28 | ||
JPH069802Y2 (ja) * | 1988-10-25 | 1994-03-16 | 日精樹脂工業株式会社 | 成形用金型 |
-
1990
- 1990-08-14 JP JP1990085457U patent/JP2528508Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0445019U (ja) | 1992-04-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |