JP2528478B2 - ノイズフィルタ回路 - Google Patents

ノイズフィルタ回路

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JP2528478B2
JP2528478B2 JP62229817A JP22981787A JP2528478B2 JP 2528478 B2 JP2528478 B2 JP 2528478B2 JP 62229817 A JP62229817 A JP 62229817A JP 22981787 A JP22981787 A JP 22981787A JP 2528478 B2 JP2528478 B2 JP 2528478B2
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diode
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diodes
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義弘 望月
正己 野中
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富士電気化学株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、ノイズフィルタに関するもので、より具
体的には、温度保障を図ったものに関する。
《従来の技術》 配電線路を伝播するパルス性ノイズとしてトランジェ
ントノイズやスパイクノイズがあげられる。このパルス
性ノイズは電子回路等に悪影響を及ぼすため、ノイズフ
ィルタ回路によって十分に除去する必要がある。
そこで、従来は第3図に示すようなノイズフィルタ回
路を用い、ノイズを除去するようにしていた。
すなわち、同図に示すように、交流電源1より引出さ
れた配電線路には負荷3が接続されており、この負荷3
と交流電源1との間には、配電線路を伝播するパルス性
ノイズの除去を図るためのノイズフィルタ回路7が設け
られている。そしてこのノイズフィルタ回路7は、コイ
ル2と、このコイル2の一端に接続された第1,第2のダ
イオード4,5と、このダイオード4,5に直列接続されたコ
ンデンサ6とを有してなる。コイル2は交流電源1と負
荷3との間に直列接続され、第1,第2のダイオード4,5
は逆並列接続されている。
上記の構成において、配電線路を伝播するパルス性ノ
イズは第1のダイオード4又は第2のダイオード5及び
コンデンサ6を介して流れることで除去される。
《発明が解決しようとする問題点》 しかしながら、上記した従来のノイズフィルタによれ
ば、温度変化により第1,第2のダイオード4,5のブレー
クダウン電圧が変動し、このためにパルス性ノイズ除去
にバラツキを生じ、ノイズ除去の安定性が低いという問
題がある。
本発明は上記した問題点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、パルス性ノイズ除去の安定性の
向上を図ったノイズフィルタ回路を提供することにあ
る。
《問題点を解決するための手段》 上記した目的を達成するため、本発明では、交流電源
から負荷に接続した一組の配電線路の一方に配設された
コイルと、前記コイルの前記負荷側に前記負荷と並列し
て接続したコンデンサと、前記コイルと前記コンデンサ
との間に前記負荷と並列に接続され、且つ互いに逆方向
に並列接続した複数のダイオードとを備えたノイズフィ
ルタ回路において、前記各ダイオードにツェナーダイオ
ードをそれぞれ逆直列接続することにより前記ダイオー
ド及び該ツェナーダイオード双方の温度特性を打消しあ
うようにした 《作 用》 本発明では、先ずコイルで所定の周波数以上のノイズ
を除去し、このコイルで除去できないパルス性ノイズ
は、ダイオード及びツェナーダイオードとコンデンサと
によって除去できる。また、ダイオードにツェナーダイ
オードを逆直列接続したため、ダイオード及びツェナー
ダイオード双方の温度特性が打消しあい、温度変化に依
存しないブレークダウン電圧が得られる。これによりパ
ルス性ノイズ除去の安定性の向上を図ることができる。
《実 施 例》 以下、本発明の好適な実施例について添付図面を参照
にして説明する。
第1図は本発明の一実施例を示している。
尚、第1図において第3図に示す従来例と同一機能を
有するものには同一符号を付してその詳細な説明を省略
する。
本実施例のノイズフィルタ回路10について説明する
と、一組の配電線路が交流電源1から負荷3に接続さ
れ、この配電線路の一方にコイル2が配設されている。
このコイル2の負荷3側にはコンデンサ6が負荷3と並
列して接続され、これらコイル2とコンデンサ6との間
には、二つのダイオード4,5が互いに逆方向に並列接続
した状態で負荷3と並列に接続されている。各ダイオー
ド4,5にツェナーダイオード8,9がそれぞれ逆直列接続す
ることにより、ダイオード4とツェナーダイオード8、
及びダイオード5とツェナーダイオード9についてそれ
ぞれ互いに逆直列接続された双方の温度特性を打消しあ
うように構成している。
本実施例回路10が第3図に示す従来例回路7と相違す
るのは、第1,第2のダイオード4,5に第1,第2のツェナ
ーダイオード8,9をそれぞれ逆直列接続した点である。
ここで逆直列接続とはダイオードのカソードとツェナー
ダイオードのカソードとを直列に接続することを意味し
ている。すなわち、第1のダイオード4のカソードに第
1のツェナーダイオード8のカソードを接続し、第1の
ツェナーダイオード8のアノードをコイル2の一端に接
続する。また、同様に第2のダイオード5のカソードに
第2のツェナーダイオード9のカソードを接続し、第2
のツェナーダイオード9のアノードをコンデンサ6の一
端に接続している。
次に、本実施例における作用について説明する。
第1,第2のダイオード4,5の順方向特性は、温度上昇
により第2図の実線11から破線12で示すように変化し、
ブレークダウン電圧が正方向にΔe1だけ上がる。
一方、第1,第2のツェナーダイオード8,9の逆方向特
性は、温度上昇により第2図の実線13から破線14で示す
ように変化し、ブレークダウン電圧が負方向にΔe2だけ
変化する。
従って、回路設計において、Δe1≒Δe2となるように
素子を選択すると、ダイオードとツェナーダイオードと
の逆直列回路では、両素子の温度特性が打消しあい、温
度変化に依存しない一定のブレークダウン電圧が得られ
る。従って本実施例においては、ブレークダウン電圧以
上のパルス性ノイズが進入すると当該ノイズの大小にか
かわらず当該ノイズを除去することができ、従来温度が
変化するとブレークダウン電圧が変動して除去不可能だ
ったパルス性ノイズをも温度に関係なく適確に除去する
ことができる。
このように本実施例においては、ダイオードの順方向
特性とツェナーダイオードのツェナー特性とを利用して
温度変化に依存しないブレークダウン電圧を得ているの
で、パルス性ノイズ除去の安定性の向上を図ることがで
きる。
以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施
が可能であるのはいうまでもない。
《発明の効果》 以上のように、本発明に係るノイズフィルタ回路によ
れば、温度変化に依存しないブレークダウン電圧が得ら
れるため、パルス性ノイズ除去の安定性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るノイズフィルタ回路の一実施例を
示す回路図、第2図はダイオード及びツェナーダイオー
ドのブレークダウン電圧を説明するための特性図、第3
図は従来のノイズフィルタ回路を示す回路図である。 4……第1のダイオード 5……第2のダイオード 8……第1のツェナーダイオード 9……第2のツェナーダイオード 10……ノイズフィルタ回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源から負荷に接続した一組の配電線
    路の一方に配設されたコイルと、該コイルの該負荷側に
    該負荷と並列して接続したコンデンサと、該コイルと該
    コンデンサとの間に該負荷と並列に接続され、且つ互い
    に逆方向に並列接続した複数のダイオードとを備えたノ
    イズフィルタ回路において、該各ダイオードにツェナー
    ダイオードをそれぞれ逆直列接続することにより該ダイ
    オード及び該ツェナーダイオード双方の温度特性を打消
    しあうようにしてなることを特徴とするノイズフィルタ
    回路。
JP62229817A 1987-09-16 1987-09-16 ノイズフィルタ回路 Expired - Lifetime JP2528478B2 (ja)

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