JP2528351Y2 - 自動パイプ切断機 - Google Patents

自動パイプ切断機

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JP2528351Y2
JP2528351Y2 JP1992020861U JP2086192U JP2528351Y2 JP 2528351 Y2 JP2528351 Y2 JP 2528351Y2 JP 1992020861 U JP1992020861 U JP 1992020861U JP 2086192 U JP2086192 U JP 2086192U JP 2528351 Y2 JP2528351 Y2 JP 2528351Y2
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夏雄 宮崎
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モリ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動パイプ切断機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ベアリングの内輪や外輪などに
使用するために、長尺の中空パイプを複数の突切りバイ
ト等のカッターにて輪切状に、次々と切断する自動パイ
プ切断機が用いられている。
【0003】この自動パイプ切断機は、従来、油圧シリ
ンダの作動でスライドするスライドテーブルを、中空パ
イプの軸心を中心にして対称に一対配設し、パイプ回転
用主軸本体部のチャックでクランプした中空パイプを回
転させ、各スライドテーブルに取付けられたカッター
を、(各油圧シリンダを介して)同期させて中空パイプ
の外周部から内径方向に切込んで切断する構造であっ
た。そして、上記各油圧シリンダを油圧回路で同期させ
ていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のように
油圧回路で上記各油圧シリンダを同期させると、油温の
変化によって油圧シリンダの作動速度、つまり、カッタ
ーの切込速度が変化して切削条件が変わるため、一日の
内で数回上記パイプ切断機を停止させて、油の圧力や流
量等の微調整を行う必要があり、生産性が低下する問題
があった。
【0005】また、エアーが混入した場合など作動油の
圧縮性のために、油圧シリンダを正確に同期させること
が困難であった。
【0006】そこで、本考案は上記問題点を解決する自
動パイプ切断機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、回転する長尺の中空パイプを挟むように
して対向配置され該中空パイプの径方向へスライド自在
な一対の第1スライドテーブル及び第2スライドテーブ
ルと、該第1スライドテーブル及び第2スライドテーブ
ルに取付けられて上記中空パイプを輪切状に切断する第
1カッター及び第2カッターと、上記第1スライドテー
ブル及び第2スライドテーブルに連結された第1ナット
部材及び第2ナット部材と、該第1ナット部材及び第2
ナット部材を螺進退自在に螺合させた第1ボールネジ及
び第2ボールネジと、該第1ボールネジ及び第2ボール
ネジを回転させる第1サーボモータ及び第2サーボモー
タと、該第1サーボモータ及び第2サーボモータを同期
させて回転駆動させると共 に上記第1カッター及び第2
カッターが複数回往復動して上記中空パイプを断続的に
切削するように該第1サーボモータ及び第2サーボモー
タの回転を制御する制御手段と、を備え、上記第1カッ
ター及び第2カッターは、夫々、複数枚の帯状突切りバ
イトから成り、該突切りバイトの切刃の先端を、上記中
空パイプの先端から基端に向かって順次、径方向外方へ
ずらしたものである。
【0008】
【作用】上述の如く構成された自動パイプ切断機は、第
1サーボモータ及び第2サーボモータにて、第1カッタ
ーと第2カッターを同期させているので、同期精度が良
好となり、第1カッターと第2カッターの切込速度が、
一日の内で度々自然に変化することがない。しかも、制
御手段にて、第1カッター及び第2カッターが複数回往
復動して中空パイプを断続的に切削するように第1サー
ボモータ及び第2サーボモータの回転が制御されるの
で、中空パイプへの切込み及び逃がしを繰り返して切り
粉を短くカットすることができる。
【0009】また、第1カッター及び第2カッターが、
夫々、複数枚の帯状突切りバイトから成り、突切りバイ
トの切刃の先端を、中空パイプの先端から基端に向かっ
て順次、径方向外方へずらしたので、中空パイプを先端
側から順次所定寸法毎に切断することができると共に、
一連の切削動作で複数個のワークを作成できる。
【0010】
【実施例】以下実施例を示す図面に基づいて本考案を詳
説する。
【0011】図1と図2は本考案に係る自動パイプ切断
機の一実施例を示しており、1は第1スライドテーブル
であって、この第1スライドテーブル1と第2スライド
テーブル2が、長尺円筒状の中空パイプ3を挟むように
して対向配置される。
【0012】つまり、第1スライドテーブル1と第2ス
ライドテーブル2は、中空パイプ3の軸心を中心にし
て、所定間隔をもって対称に配設されており、中空パイ
プ3の径方向へスライド自在となっている。
【0013】第1スライドテーブル1は、基台4に固着
された第1案内テーブル5と、第1案内テーブル5にス
ライド自在に取付けられた第1主スライド体6と、第1
主スライド体6にスライド自在に取付けられた第1副ス
ライド体7と、第1副スライド体7の上面に固着された
第1刃物台8と、を有している。
【0014】第1案内テーブル5の上部長手方向(中空
パイプ3の軸心と直交する方向)には、第1主スライド
体6の下面長手方向に形成された蟻溝等に、摺動自在に
嵌合する主ガイドレール9が形成される。
【0015】また、第1主スライド体6の上部長手方向
(中空パイプ3の軸心と直交する方向)には、第1副ス
ライド体7の下面長手方向に形成された蟻溝等に、摺動
自在に嵌合する副ガイドレール10が形成される。
【0016】第1刃物台8の上部には、上方に開口する
カッター固定用凹所11が形成され、この凹所11に、
複数の帯板状突切りバイト12…からなる第1カッター
13が止着ボルトにて固定される。
【0017】突切りバイト12…は、中空パイプ3の軸
心と直交する方向に取付けされ、所定厚みの角棒状スペ
ーサ43…を介装して等ピッチで並設される。
【0018】また、中空パイプ3の要部平面断面図であ
る図3に示すように、突切りバイト12…は、中空パイ
プ3の先端3aから基端(図の上方)に向かって順次、
突切りバイト12…の切刃の先端を径方向外方へずらし
た状態で取付けされる。
【0019】次に、図1と図2に示すように、第2スラ
イドテーブル2は、基台4に固着された第2案内テーブ
ル14と、第2案内テーブル14にスライド自在に取付
けられた第2主スライド体15と、第2主スライド体1
5にスライド自在に取付けられた第2副スライド体16
と、第2副スライド体16の上面に固着された第2刃物
台17と、を有している。
【0020】第2案内テーブル14の上部長手方向(中
空パイプ3の軸心と直交する方向)には、第2主スライ
ド体15の下面長手方向に形成された蟻溝等に、摺動自
在に嵌合するガイドレール18が形成される。
【0021】第2主スライド体15の上部には、第2副
スライド体16の下面に(ガイドレール18と直交する
方向に)形成された蟻溝等に、摺動自在に嵌合するクロ
スガイドレール19が形成される。
【0022】第2刃物台17は第1刃物台8と同様の構
成となっており、第2刃物台17のカッター固定用凹所
20には、複数の帯板状突切りバイト21…からなる第
2カッター52が上述と同様に固定され、第1カッター
13と第2カッター52は、中空パイプ3の外周を18
0°反対の両側方(同図の左右方向)から挟むように配
設される。
【0023】なお、第1カッター13と第2カッター5
2は、第1・第2カッター13,52の切刃のすくい面
が対向状となるように、何れか一方を上下逆にして第1
刃物台8と第2刃物台17に取付けられる。
【0024】次に、図4に示すように、第1スライドテ
ーブル1の第1主スライド体6の一端縁部には第1ナッ
ト部材22が連結される。
【0025】第1ナット部材22は、固定用ボルトにて
第1主スライド体6に固定される有底筒状の連結ケース
23と、連結ケース23の大径孔部24に内嵌固着され
たボールベアリングナット25とからなる。
【0026】このボールベアリングナット25に、所定
長さのネジ部を有する第1ボールネジ26を螺合させ、
第1ナット部材22を螺進退自在とする。
【0027】第1ボールネジ26の一端側(図4の右
側)は、スライドベアリングを内装した軸受部材51に
回転自在に枢支され、この軸受部材51は基台4に固着
される。さらに、第1ボールネジ26の一端部にはネジ
側プーリーギヤ27が固着される。
【0028】そして、図1と図2に示すように、エンコ
ーダ内蔵型ACサーボモータである第1サーボモータ2
8の回転軸部に固着されたモータ側プーリーギヤ29
と、ネジ側プーリーギヤ27との間に、第1サーボモー
タ28の回転トルクを第1ボールネジ26に伝達する歯
付ベルト30が介装される。
【0029】第1サーボモータ28は基台4に固着され
ており、この第1サーボモータ28を回転駆動させるこ
とにより、第1スライドテーブル1の第1主スライド体
6が主ガイドレール9に沿ってスライドし、同時に第1
カッター13,第1刃物台8及び第1副スライド体7が
第1主スライド体6と一体に移動する。
【0030】また、第1スライドテーブル1側の第1ナ
ット部材22,第1ボールネジ26,軸受部材51,ネ
ジ側プーリーギヤ27,モータ側プーリーギヤ29,歯
付ベルト30及び第1サーボモータ28と、同様の構成
の第2ナット部材31,第2ボールネジ32,軸受部材
53,ネジ側プーリーギヤ33,モータ側プーリーギヤ
34,歯付ベルト35及び第2サーボモータ36が、第
2スライドテーブル2側にも設けられる。
【0031】従って、第2サーボモータ36を回転駆動
させることにより、第2スライドテーブル2の第2主ス
ライド体15がガイドレール18に沿ってスライドし、
同時に第2カッター52,第2刃物台17及び第2副ス
ライド体16が第2主スライド体15と一体に移動す
る。
【0032】49はパイプ回転用駆動モータを備えた主
軸本体部で、主軸本体部49のチャック50で中空パイ
プ3をクランプして、所定方向に所望回転数にて回転さ
せることができる。
【0033】そして、第1サーボモータ28と第2サー
ボモータ36の回転速度、回転角度及び回転方向は、制
御手段37によって制御される。
【0034】第1・第2サーボモータ28,36は(油
圧と比べ)応答性に優れ、制御手段37により、第1・
第2サーボモータ28,36を正確に同期させて回転駆
動させることができる。
【0035】従って、第1主スライド体6(第1カッタ
ー13)と第2主スライド体15(第2カッター52)
を正確に同期させて、所望速度で所望位置に位置決めす
ることができ、しかも、微小な往復動作を行わせること
が可能となる。従って、中空パイプ3の切削状態が安定
すると共に、切削時の第1・第2カッター13,52の
ビビリや食い込み等を防止できる。
【0036】ところで、図4に示すように、第1スライ
ドテーブル1は、カッタ突出量調整機構Fを備えてい
る。
【0037】カッタ突出量調整機構Fは、第1副スライ
ド体7の一端部に内設されたネジ孔付連結板38と、第
1主スライド体6の上面に固着されたアジャスト板39
と、アジャスト板39に内装されたベアリングにて回転
自在に枢支されたアジャストボルト40と、アジャスト
ボルト40の基端部に止着ピン等により固着されたボル
ト操作用ナット41とからなる。
【0038】アジャストボルト40の先端側は連結板3
8のネジ孔に螺着されており、ナット41を回動操作す
ることによって連結板38が螺進退し、第1副スライド
体7(と一体に第1刃物台8及び第1カッター13)が
副ガイドレール10に沿ってスライドする。42はアジ
ャストボルト40先端部の逃がし孔である。
【0039】このカッタ突出量調整機構Fにより、図5
に示すように、(後述の如く第1カッター13と第2カ
ッター52を同期させて切込むときの)第2カッター5
2の切込切削量T1に対して、第1カッター13の切込
切削量T2を微調整することができる。
【0040】図6は第2スライドテーブル2の要部側面
断面図を示しており、第2スライドテーブル2は、図2
と図6の如く、カッタ位置調整機構Hを備えている。
【0041】カッタ位置調整機構Hは、第2主スライド
体15の一端部に内設されたネジ孔付連結板44と、第
2副スライド体16の一端面に固着されたアジャスト板
45と、アジャスト板45に内装されたベアリングにて
回転自在に枢支されたアジャストボルト46と、アジャ
ストボルト46の基端部に止着ピン等により固着された
ボルト操作用ナット47とからなる。
【0042】アジャストボルト46の先端側は連結板4
4のネジ孔に螺着されており、ナット47を回動するこ
とによって連結板44が螺進退し、第2副スライド体1
6(と一体に第2刃物台17及び第2カッター52)が
クロスガイドレール19に沿ってスライドする。48は
アジャストボルト46先端部の逃がし孔である。
【0043】このカッタ位置調整機構Hにより、図3に
示すように、第2カッター52の位置を矢印C方向(中
空パイプ3の軸方向)に微調整でき、第1カッター13
との位置ずれを修正することができる。
【0044】このように構成された自動パイプ切断機に
よれば、回転する中空パイプ3の周速に合った切込速度
───即ち最適切削条件───にて、中空パイプ3に第
1カッター13と第2カッター52を正確に同期させて
切込んで、輪切状に切断することができる。
【0045】従って、第1・第2カッター13,52の
切削抵抗のバランスが良好となって、中空パイプ3を安
定した状態で切削できる。また、第1・第2カッター1
3,52の切込速度が一日の内で度々自然に変化するこ
とがないので自動パイプ切断機を止めて調整する必要が
なく、従来と比べて生産性が向上する。
【0046】具体的には、所定の突出し長さでチャック
50にクランプした中空パイプ3を所定回転数で回転さ
せ、第1カッター13と第2カッター52を同期させて
図3の矢印A方向(内径方向)に前進させ、中空パイプ
3を短円筒状に切断する。
【0047】このとき、上述の如く、突切りバイト12
…,21…の切刃の先端を順に径方向外方へずらしてあ
るので、中空パイプ3の先端3aから基端へ向かって、
順次中空パイプ3が等ピッチで切断されていく。
【0048】そして、最も基端側寄り(図3の上側)の
突切りバイト12a,21aが、中空パイプ3を切断す
れば、第1カッター13と第2カッター52が矢印B方
向(径方向外方)に後退し、中空パイプ3の回転が停止
する。
【0049】その後、チャック50のクランプを緩め、
図示省略のパイプ送り機構により中空パイプ3を所定の
突出し長さだけ(図3の下方に)送り出して、チャック
50で再クランプすることができるようになっている。
【0050】このサイクルを自動で繰返して、中空パイ
プ3を定寸で次々と切断することができる。なお、切断
された中空パイプ3は、図示省略の排出機構により取出
される。
【0051】また、第1カッター13と第2カッター5
2を複数回往復動(前後進)させて、中空パイプ3を断
続的に切削することにより、(連続的に切削した場合に
線状に連続して排出される)切り粉を短くカットして、
第1・第2カッター13,52への切り粉の巻付きや、
切り粉詰まりを防止できる。つまり、制御手段37は、
第1カッター13及び第2カッター52が複数回往復動
して中空パイプ3を断続的に切削するように第1サーボ
モータ28及び第2サーボモータ36の回転を制御す
る。
【0052】具体的には、図3と図7に示す第1カッタ
ー13の突切りバイト12aを例にして説明すると、例
えば、突切りバイト12aを、(ACサーボモータ内臓
のエンコーダの機械原点である)加工原点OからP1点
まで図の左方向に早送り及び切削送りにて前進させて中
空パイプ3を切削した後、加工原点Oまで一旦後退さ
せ、次に、P1点の手前まで早送りにて前進させ、ソフ
トランディング切削及び通常切削にてP2点まで前進さ
せて切削した後、再度加工原点Oまで後退させる。
【0053】同様に、P3点からP5点まで順次、突切
りバイト12aを加工原点Oへ復帰させながら、断続的
に中空パイプ3を切削し、切り粉を短くカットする。な
お、中空パイプ3が小径の場合は、必ずしも加工原点O
に復帰させる必要がなく、中空パイプ3と加工原点Oの
中間位置に復帰させ、その中間位置を仮の加工原点と
し、上記同様に順次切断し、切り粉を短くカットする。
【0054】ここで、P6点は、最も先端3a側(図3
の下側)の突切りバイト12が最初に中空パイプ3を切
断する位置で、このP6点まで突切りバイト12aを前
進させた後は、加工原点Oまで後退させずに、S2点ま
で前進させて切削した後、S1点まで一旦後退させる。
【0055】さらに、突切りバイト12aをS3点まで
ソフトランディング切削及び通常切削にて前進させて中
空パイプ3を切削した後、S2点まで後退させ、次に、
S3点を越えてソフトランディング切削及び通常切削に
て前進させて中空パイプ3を切断する。このP6点から
S3点を越える間に、順次、中空パイプ3の先端3aか
ら基端へ向かって、中空パイプ3が等ピッチで切断され
ていく。
【0056】そして、第2カッター52は、この例にあ
げた第1カッター13の突切りバイト12aと同様の動
作にて、第1カッター13と同期して切込みされる。な
お、上述の突切りバイト12aの動作以外の前後進動作
の制御も、もちろん可能である。
【0057】このように、第1・第2カッター13,5
2の切込みにおいて、第1・第2サーボモータ28,3
6(図1参照)を毎回原点復帰させているのでフィード
バックが不要となり、位置決めの際にバックラッシュ等
による累積誤差が生じない。
【0058】従って、位置検出やフィードバックのため
の機器が不要となって、フィードバック制御と比べ、自
動パイプ切断機の安価製作が可能となる。
【0059】また、油圧回路と比べ騒音が少なく、複雑
で高精度な制御が可能となり、保守点検が容易で、しか
も、油タンク等の装置が不要となって、自動パイプ切断
機全体をコンパクトにすることができ、省スペース化を
図り得る。
【0060】
【考案の効果】本考案は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0061】 中空パイプ3の切断の際に出る切り粉
を短くカットすることができ、第1・第2カッター1
3,52の突切りバイト12…,21…への切り粉の巻
突きや切り粉詰まりを防止できる。従って、突切りバイ
ト12…,21…の破損等のトラブルを回避することが
でき、厚肉のパイプでも確実に切断できる。
【0062】 一連の動作で中空パイプ3を複数個の
リング状ワークに切断することができる。従って、短時
間にて効率良く多数個のリング状ワークを形成すること
ができる。
【0063】 中空パイプ3の先端側から基端側へ順
にリング状ワークを1個ずつ切り取ることができるの
で、個々のワークを確実に切断分離することができる。
従って、2個以上のワークが繋がったままとなった不良
品は発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】正面図である。
【図3】中空パイプの先端部の平面断面図である。
【図4】第1スライドテーブルの要部正面図である。
【図5】第1・第2カッターの中空パイプへの切込み状
態を示す説明図である。
【図6】第2スライドテーブルの要部側面断面図であ
る。
【図7】第1カッターの切削動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1スライドテーブル 2 第2スライドテーブル 3 中空パイプ3a 先端 12 突切りバイト 13 第1カッター21 突切りバイト 22 第1ナット部材 26 第1ボールネジ 28 第1サーボモータ 31 第2ナット部材 32 第2ボールネジ 36 第2サーボモータ 37 制御手段 52 第2カッター

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する長尺の中空パイプ3を挟むよう
    にして対向配置され該中空パイプ3の径方向へスライド
    自在な一対の第1スライドテーブル1及び第2スライド
    テーブル2と、該第1スライドテーブル1及び第2スラ
    イドテーブル2に取付けられて上記中空パイプ3を輪切
    状に切断する第1カッター13及び第2カッター52
    と、上記第1スライドテーブル1及び第2スライドテー
    ブル2に連結された第1ナット部材22及び第2ナット
    部材31と、該第1ナット部材22及び第2ナット部材
    31を螺進退自在に螺合させた第1ボールネジ26及び
    第2ボールネジ32と、該第1ボールネジ26及び第2
    ボールネジ32を回転させる第1サーボモータ28及び
    第2サーボモータ36と、該第1サーボモータ28及び
    第2サーボモータ36を同期させて回転駆動させると共
    に上記第1カッター13及び第2カッター52が複数回
    往復動して上記中空パイプ3を断続的に切削するように
    該第1サーボモータ28及び第2サーボモータ36の回
    転を制御する制御手段37と、を備え、上記第1カッタ
    ー13及び第2カッター52は、夫々、複数枚の帯状突
    切りバイト12…,21…から成り、該突切りバイト1
    2…,21…の切刃の先端を、上記中空パイプ3の先端
    3aから基端に向かって順次、径方向外方へずらした
    と特徴とする自動パイプ切断機。
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