JP2528348B2 - 気流式粉砕装置 - Google Patents

気流式粉砕装置

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JP2528348B2
JP2528348B2 JP63150977A JP15097788A JP2528348B2 JP 2528348 B2 JP2528348 B2 JP 2528348B2 JP 63150977 A JP63150977 A JP 63150977A JP 15097788 A JP15097788 A JP 15097788A JP 2528348 B2 JP2528348 B2 JP 2528348B2
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光雄 宮地
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株式会社 栗本鐵工所
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、食品添加物,有機顔料,その他有機化合物
などの粉粒体原料(以下原料という)を微細化する気流
式粉砕装置に関するものである。
[従来の技術] 食品添加物などのワックスを粉砕する場合において説
明する。
従来より、該ワックス原料は通常25mm以下位まで粗粉
砕され、それを原料として、100メッシュ以下に微粉砕
する。
この種装置として、最も多く使用されたのが、アトマ
イザーなどの高速回転式粉砕機である。
一方、該ワックスの融点は40〜70℃と低融点であるた
め、粉砕中の発熱により粉砕機の内壁に付着する傾向が
ある。
このため、前記粉砕装置により、100メッシュ以下の
細かさに粉砕することは至難なことである。
そこで、近年は気流式粉砕装置が使用されるようにな
ってきた。
この装置の1つとして、原料が粉砕ノズル中を通るよ
うにしたものがあるが、原料が大きいとノズルを通らな
いので、予備粉砕しなくてはならない。従って予備粉砕
するための装置が必要となる。
また、この装置の他の例として、ジェット噴流と原料
を別々に粉砕室に導入するようにしたものがあり、以下
この方式について述べる。
そして、この装置の代表例として特開昭60−168547号
公報が挙げられる(第3図〜第4図参照)。
このものは、粉砕室1の底部から、該室内上方に向け
られた粉砕ノズル2の1個と粉砕室1の側壁に複数個の
粉砕ノズル3を設けたものからなり、前記複数個の粉砕
ノズル3はその軸線が水平方向よりやや下向きであっ
て、一点0で交わり、その合力が零となるように等分角
度に配置されている。
4は前記粉砕ノズル2,3に接続する圧縮空気管であ
る。
粉砕室の上方には駆動手段6により回転する分級ロー
タ7からなる分級機5が取付けられるとともに、この分
級機5は配管8により集塵機9,排風機10に連結された構
造である。
前記装置において、原料はホッパ11からスクリューフ
ィーダ12により粉砕室内に供給され、所定の原料層を形
成する。この原料層の上面は少なくとも前記粉砕ノズル
3より上である。
前記のように原料が貯留された状態で、粉砕ノズル2,
3からジェット気流を噴出すると、このジェット気流に
より原料は加速され、この加速によって原料が相互に衝
突と摩擦を繰り返して微粉化される。
細かくなった微粉は排風機10の吸引により生じる気流
とともに上昇し、気流分級機5にて所定の分岐点で分級
される。
分級された微粉は気流とともに排出通路8から集塵機
9に入って微粉と気流とに分離され、微粉は製品として
取り出され、気流は排風機10を経て大気に放出される。
前記粉砕機によれば原料寸法が比較的大きい25mm程度
のものであっても、該原料は粉砕ノズル2,3とは別に供
給されるため、原料供給の障害とならず、しかもよく微
粉化される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来のものは、原料寸法が大きい
と処理能力が大巾に低下する。その理由は原料同志の衝
突,摩擦による粉砕である。すなわち、大きい粒と小さ
い粒、小さい粒同志、大きい粒同志と色々な場合が考え
られるが、特に大きい粒子が小さい粒子に衝突してもな
かなか砕かれず、これを所望の粒度まで微粉化するのに
多大な時間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は原料寸法が比較的大きい場合であっ
ても従来の如き予備粉砕することなく、しかも短時間に
粉砕効果を上げることができる気流式粉砕装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の気流式粉砕装置
においては、前記粉砕ノズルを前記粉砕室の水平面内に
おいて略中心方向に向けて配設するとともに、前記粉砕
室の中心位置に質量の大なるセンタコアを立設し、該粉
砕ノズルから噴出するジェット気流により前記粉砕室内
の原料を加速し、前記センタコアに衝突させて粉砕する
ようにしたことである。
また、センタコアがセラミックからなるものである。
[作用] 粉砕室に貯留された原料は粉砕ノズルから噴出するジ
ェット気流により巻き込まれて加速され、センタコアに
衝突して粉砕される。
すなわち、粉砕ノズルからのジェット気流は、粉砕室
の略中心方向、つまりセンタコアの中心に向って噴出す
る。該ジェット気流によって粉砕室内で加速された原料
は、センタコアの略軸心方向に向い、該センタコアの外
周面にほぼ直角に衝突し、これによって、極めて大きな
衝突力が得られ、効率よく粉砕される。特に原料の大き
い粒子はそれより質量の大きいセンタコアに直接衝突す
ることとなって、大きな粉砕効果が得られ迅速かつ確実
に粉砕される。
しかも原料の衝突によって原料とセンタコア外周面と
の間で生じる滑りが極めて少ない。
さらに、粉砕ノズルから噴出するものはジェット気流
のみであるから、粉砕ノズル自体の摩耗がない。
[実施例] 本発明の気流式粉砕装置の一実施例を第1図〜第2図
によって説明する。
1は円筒状の粉砕室、3は前記粉砕室1の側壁の下方
位置に設けた粉砕ノズルで、該ノズルは略水平方向、か
つ粉砕室1の中心に向けて2個配設したものである。4
は圧縮空気配管である。
5は該粉砕室1の上部に設けた分級機で、これは粉砕
室1内の分級ロータ7を駆動モータ6により高速回転す
るようになっている。
8は微粉排出通路で、集塵機9,排風機10に接続され
る。
13は前記ノズル2より上部の粉砕室側壁に設けた原料
供給管で、斜め下向き状となっており、該供給管の先端
は粉砕室1内に開口し、後部には原料ホッパ11がロータ
フィーダ14を介して設けられる。
以上の構成は、前述した従来のものと大差がない。
次に、本発明の特長的部分を述べる。
15は前記粉砕室1の中心軸線上にあって、底部より立
設した円柱状のセンタコアで、粉砕室1の底板16上にボ
ルト17により取付け固定したものである。そして、該セ
ンタコア13の上端は、後述の理由から、粉砕ノズル3の
位置よりも上方に延びたものとなっている。
次に、上記実施例の作用について述べる。
原料ホッパ11内の原料はロータリフィーダ14、供給管
13を経て粉砕室1内に流入し、貯留さる。貯留された原
料層の上面は図示の如く粉砕ノズル3より上方である。
上記原料の貯留状態において、圧縮空気を圧縮空気配
管4を経て粉砕ノズル3に供給する。粉砕ノズル3に供
給された圧縮空気はジェット気流となって原料層中に噴
出する。このジェット気流により、原料は加速され、こ
の勢いでセンタコア15に衝突し破砕される。
このように原料は、該原料よりもはるかに大きい質量
のセンタコア15に衝突することから、確実かつ短時間に
粉砕されるのである。
特に、大きい原料粒子の微粉化が効率的に行われる。
そして、粉砕された微粉は、排風機10の運転により発
生する気流とともに上昇し、分級機5において所定の分
級点で分級される。該分級機5を通過した微粉含有気流
は排出通路8を経て、集塵機9に入り、ここで微粉は補
集されて製品として取出され、気流は排風機10を経て大
気に放出される。一方、分級機5を通過しなかった微粉
は粉砕室の下方に落ち、再び粉砕される。
なお、前記実施例におけるセンタコア5の形状は前記
した円柱の他にに三角注,多角柱などがあり、また筒状
でもよい。
また、センタコア15の材質は、好ましくは耐摩耗性の
あるセラミックの他にステンレス鋼を用いることができ
る。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。
粉砕室の中心位置に質量の大なるセンタコアを立設し
たから、大小さまざまな原料は直接該センタコアに衝突
して短時間かつ確実に粉砕され、このため、従来のよう
な前処理用粉砕機を用いることもなく、生産性を著しく
向上することができる。
また、粉砕室に貯溜された原料は、粉砕ノズルから粉
砕室の略中心方向(センタコアの軸心)に向って噴出す
るジェット気流によって粉砕室内で加速され、加速され
た原料はセンタコアの略軸心方向に向い、該センタコア
の外周面にほぼ直角に衝突するため、原料は極めて著大
な衝突力によって、効率よく粉砕され、したがって破砕
効率を一層アップすることができる。
さらに、原料がセンタコアの外周面にほぼ直角に衝突
することから、該センタコア外周面の滑りが極めて少な
く、したがってこの滑りによりセンタコアの摩耗が大幅
に軽減されて長寿命となるばかりか該摩耗によるコンタ
ミも極めて少ない。
さらに、粉砕ノズルから噴出するものはジェット気流
すなわち空気のみであるから従来のようなノズルから原
料をも噴出するようにしたものに比べて、粉砕ノズル自
体の摩耗が無いばかりか該摩耗によるコンタミも皆無で
あり、原料寸法(粒径)が比較的大きいものであっても
粉砕ノズル口径を何等変更することなく所要口径のもの
を使用することができる。
しかも、センタコアは粉砕室内に単に立設するだけで
あるから、構造が簡単であり、製作費が安価につく。
また、粉砕ノズルはその軸線をセンタコアに向けるだ
けで、従来のような該ノズル軸線を正確に一致させるも
のに比べてそれほどシビアな精度を要しないことから、
製作が容易であり、調整も不要となる。
さらに、センタコアをセラミックスにすることにより
大なる耐摩耗制を発揮し、長寿命となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す縦断面図、第2図は第1
図のA−A線断面図、第3図は従来例を示す縦断面図お
よび第4図は従来例の各ノズルの位置関係を示した図で
ある。 1……粉砕室、3……粉砕ノズル 13……原料供給管、15……センタコア

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉砕室の側壁に原料供給管を設けるととも
    に、該供給管の下方に粉砕ノズルを複数個設けた 気流式粉砕機において、前記粉砕ノズルを前記粉砕室の
    水平面内において略中心方向に向けて配設するととも
    に、前記粉砕室の中心位置に質量の大なるセンタコアを
    立設し、該粉砕ノズルから噴出するジェット気流により
    前記粉砕室内の原料を加速し、前記センタコアに衝突さ
    せて粉砕するようにしたことを特徴とする気流式粉砕装
    置。
  2. 【請求項2】センタコアがセラミックからなる請求項1
    項記載の気流式粉砕装置。
JP63150977A 1988-06-17 1988-06-17 気流式粉砕装置 Expired - Lifetime JP2528348B2 (ja)

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