JP2527567Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2527567Y2
JP2527567Y2 JP1990099458U JP9945890U JP2527567Y2 JP 2527567 Y2 JP2527567 Y2 JP 2527567Y2 JP 1990099458 U JP1990099458 U JP 1990099458U JP 9945890 U JP9945890 U JP 9945890U JP 2527567 Y2 JP2527567 Y2 JP 2527567Y2
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JP
Japan
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tube
heat exchanger
side plate
fin
concave portion
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JP1990099458U
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JPH0457079U (ja
Inventor
宣昭 郷
寛彦 渡辺
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、カーエアコンやルームエアコン用の凝縮
器あるいはラジエーター等として用いられる熱交換器に
関する。
従来の技術 従来、例えばカーエアコン用の凝縮器として、並列状
に配置された偏平チューブと、隣接チューブ間および最
外側のチューブの外側に配置されたコルゲートフィンと
を備え、かつ最外側のフィンの外側にサイドプレートが
沿接固定された熱交換器が広く使用されている。
ところで、この種の熱交換器は車体等の取付側に取付
けて使用に供されるものであるが、その取付に際して熱
交換器の上方または下方位置に取付障害となるような部
品等が取付側に存在して十分な取付スペースを確保する
ことができない場合が往々にしてある。かかる場合でも
取付可能とするために、チューブ本数を少なくして高さ
を低く抑えた熱交換器や、第4図に示すようにサイドプ
レート(14)とコルゲートフィン(12)の一部を切欠い
て障害物(X)回避用の凹部(Y)を形成した熱交換器
が既知である。なお、同図において、(11)は偏平チュ
ーブ、(13)はサイドプレート、(15)(16)はヘッダ
ーである。
考案が解決しようとする課題 ところが、前者のようにチューブ本数を減らして高さ
を低く抑えたものにあっては熱交換面積が少なく熱交換
性能に劣る。
一方、後者のように最外側のフィン(12)およびサイ
ドプレート(14)の一部を切り欠いて一部に障害物
(X)回避用の切欠部(Y)を形成したものにあって
は、部品点数が増加して製造、組立が面倒である。しか
も上記切欠部(Y)においてチューブ(11)はサイドプ
レート(14)により保護されない露出状態となってい
る。従って該露出部分が傷付いたり、腐食され易く、か
かる場合当該露出部分より液洩れが発生するおそれがあ
る。
この考案は、上述の問題点を解消すべくなされたもの
であって、熱交換効率を可及的大きく確保しつつも構成
部品点数の増大を招くことなく、しかも最外側のチュー
ブを十分に保護しうるようになされた熱交換器を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 而して、この考案においては、部品点数の増加および
チューブの露出を回避すべく、従来のようにサイドプレ
ートやコルゲートフィンを切り欠くことなく、サイドプ
レートの一部に曲成加工を施すと共に、コルゲートフィ
ンに引き伸し加工を施し、これらを接合一体化したもの
である。
即ち、この考案は、並列状に配置された偏平チューブ
と、隣接チューブ間および最外側のチューブの外側に配
置されたコルゲートフィンとを備え、かつ最外側のフィ
ンの外側にサイドプレートが沿接固定された熱交換器に
おいて、 前記サイドプレートの一部がチューブ側に窪んだ凹状
に曲成されると共に、該凹部の対応位置におけるコルゲ
ートフィンが隣接するチューブに沿接するように引き伸
ばされ、かつ該フィンの引伸部が前記凹部底と上記チュ
ーブとの間に挾着された状態でこれら三者が接合一体化
されてなることを特徴とする熱交換器を要旨とするもの
である。
作用 サイドプレートの一部に凹部が形成されているので、
該凹部に取付側の障害物を嵌め合わせた状態で熱交換器
を取付けることができる。
しかも、上記凹部における最外側のチューブは、引き
伸ばされたコルゲートフィンおよびサイドプレートの凹
部底により二重に保護されているので、傷がつくような
こともなくまた腐食が効果的に防止される。
実施例 以下、この考案をカーエアコン用凝縮器に適用した図
示実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第3図において、(A)は熱交換器本体
であり、該本体は水平状態で上下に配置された複数のア
ルミニウム製偏平チューブ(1)と、その隣接するチュ
ーブ(1)(1)間のフィン介在間隙に配置されたアル
ミニウム製のフィン(2)とを有する。チューブ(1)
はアルミニウム材による偏平状の押出型材をもって構成
されたものである。このチューブ(1)はいわゆるハモ
ニカチューブと称される多孔型のものを用いても良い。
フィン(2)は蛇行状に曲成したいわゆるコルゲートフ
ィンであり、ろう付によりチューブに接合されている。
なお、このフィン(2)としては熱交換効率向上の目的
でルーバーを切り起こしたものを用いるのが良く、また
チューブ(1)より広幅状に設定されたものを用いても
良い。
(3)(4)はアルミニウム製のサイドプレートであ
る。(5)(6)は左右一対の中空ヘッダーであり、そ
れぞれ一本の断面円形のアルミニウム製パイプ材をもっ
て形成されたものである。各中空ヘッダー(5)(6)
には、チューブ挿入孔(5a)(6a)が穿設されると共
に、該孔(5a)(6a)に各チューブ(1)の両端が挿入
され、かつろう付により液密状態に強固に接合連結され
ている。かかるろう付に関しては、ヘッダー(5)
(6)を外面にろう材層が被覆形成されたブレージング
シートからなる電縫管により、またフィン(2)をブレ
ージングシートによりそれぞれ形成し、各チューブ
(1)、フィン(2)、サイドプレート(3)(4)お
よびヘッダー(5)(6)を真空加熱炉等において一括
ろう付にて接合一体化するものとなすのが、生産性を向
上する点で極めて望ましい。
なお、(7)は冷媒入口管、(8)は冷媒出口管、
(9)は左右両ヘッダーに設けられた仕切板であり、冷
媒入口管(7)から流入した冷媒は熱交換器本体(A)
内の冷媒通路を蛇行状に流通して冷媒出口管(8)から
流出し、この間に、チューブ(1)(1)間に形成され
たフィン(2)を含む空気流通間隙を流通する空気と熱
交換を行い、凝縮するものとなされている。
前記上側サイドプレート(3)は、従来品と同様に最
外側のフィン(2)の外側に沿接固定された真っ直ぐな
平板状のものであるが、下側サイドプレート(4)は、
その一部が所定長に亘ってチューブ側に窪んだ凹状に曲
成され、凹部(4a)を有するものとなされている。そし
てこの凹部(4a)の対応位置において該プレート(4)
に沿接されたフィン(2)が、特に第3図に示すよう
に、隣接するチューブ(1)に沿接するように引き伸ば
されている。この引伸部(2a)は上記凹部底(4b)とチ
ューブ(1)との間に挾着された状態でこれら三者がろ
う付により接合一体化されている。而して、この熱交換
器は、その下側に障害物(X)を回避するための凹陥部
を有するものとなされている。
従って、取付側に障害物(X)が存在する場合であっ
ても、該障害物(X)を前記凹部(4a)に嵌め込むこと
によって嵩張らない状態で取付けることができるもので
ある。
なお、上記実施例においては、下側サイドプレート
(4)のみに凹部(4a)を形成したものを示したが、必
要に応じて上側サイドプレート(3)のみ、あるいは上
下両サイドプレート(3)(4)に形成するようにして
も良い。また、その凹部の大きさや個数も特に限定され
るものではない。また、この考案はカーエアコン用凝縮
器以外にラジエーター等その他の熱交換器にも適用され
うるものである。
考案の効果 この考案に係る熱交換器は、上述のとおり、サイドプ
レートの一部がチューブ側に窪んだ凹状に曲成されると
共に、該凹部の対応位置におけるコルゲートフィンが隣
接するチューブに沿接するように引き伸ばされ、かつ該
フィンの引伸部が前記凹部底と上記チューブとの間に挾
着された状態でこれら三者が接合一体化されているの
で、熱交換器を車体等の取付側に取付ける際に取付側の
障害物を凹部に嵌め合わせることによって該障害物を回
避することができる。
しかも、上記障害物回避箇所における最外側のチュー
ブは、引き伸ばされたコルゲートフィンおよびサイドプ
レートの凹部底により外側から二重に保護されるものは
もとより、それらと三者一体に接合されて強度が補われ
る。したがって熱交換器の取扱い時あるいはそれを車体
等に取付ける作業時等にあたって、障害物回避用の上記
凹部に外力が加わるようなことがあっても、チューブが
変形したり損傷を受けるのを防止することができると共
に、上記三者が擦れ合って騒音を生じたり摩耗を生じる
おそれもない。更には一般に犠牲防食作用をもつ材質が
用いられるフィンの引伸部がチューブとサイドプレート
の凹部との間に介在されていることにより、障害物回避
箇所の対応部位におけるチューブの早期腐食の発生を防
止しうる。
また、サイドプレートとしてその一部が曲成された一
体成形物が用いられ、かつコルゲートフィンとしてその
一部が引き伸ばされたものが用いられているから、サイ
ドプレートおよびコルゲートフィンの一部を切り欠いた
従来品のように、部品点数の増大を招くこともない。し
かも上記コルゲートフィンは他のフィンと同様のものを
用いてその一部を引き伸ばすだけで対処することができ
るので長さの異なる複数種のフィンを準備する必要もな
い。従って製造・組立を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の実施例を示すもので、
第1図はこの考案に係る熱交換器の正面図、第2図は同
右側面図、第3図は要部の拡大正面図である。 第4図は従来品の熱交換器の正面図である。 (1)…チューブ、(2)…フィン、(2a)…引伸部、
(3)(4)…サイドプレート、(4a)…凹部、(4b)
…凹部底、(X)…障害物。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列状に配置された偏平チューブと、隣接
    チューブ間および最外側のチューブの外側に配置された
    コルゲートフィンとを備え、かつ最外側のフィンの外側
    にサイドプレートが沿接固定された熱交換器において、 前記サイドプレートの一部がチューブ側に向って凹状に
    曲成されると共に、該凹部の対応位置におけるコルゲー
    トフィンが隣接するチューブに沿接するように引き伸ば
    され、かつ該フィンの引伸部が前記凹部底と上記チュー
    ブとの間に挾着された状態でこれら三者が接合一体化さ
    れてなることを特徴とする熱交換器。
JP1990099458U 1990-09-21 1990-09-21 熱交換器 Expired - Lifetime JP2527567Y2 (ja)

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JP1990099458U JP2527567Y2 (ja) 1990-09-21 1990-09-21 熱交換器

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JP1990099458U JP2527567Y2 (ja) 1990-09-21 1990-09-21 熱交換器

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JPH0457079U JPH0457079U (ja) 1992-05-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58185778U (ja) * 1982-06-02 1983-12-09 昭和アルミニウム株式会社 ラジエ−タ

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JPH0457079U (ja) 1992-05-15

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