JP2527401Y2 - カセットテープレコーダ - Google Patents

カセットテープレコーダ

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JP2527401Y2
JP2527401Y2 JP1990027535U JP2753590U JP2527401Y2 JP 2527401 Y2 JP2527401 Y2 JP 2527401Y2 JP 1990027535 U JP1990027535 U JP 1990027535U JP 2753590 U JP2753590 U JP 2753590U JP 2527401 Y2 JP2527401 Y2 JP 2527401Y2
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JP
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cassette
holder
tape
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cassette tape
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則浩 黒川
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案はカセットテープレコーダに関し、さらに詳
しくは、ヘッドホン式ステレオカセットテープレコーダ
(以下、「ヘッドホンステレオ」と略称する)のカセッ
トホルダー部分の改良に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、ヘッドホンステレオのカセットホルダーは、第
7図に示すように、ピンチローラ56、テープガイド57、
サブシャーシ58、磁気ヘッド59、カセットアングル60な
どを搭載している。すなわち、このカセットホルダー52
はテープ走行の良否を決定する主要部品のほとんどを搭
載している。
このため、第8図に示すカセットホルダー52には高い
精度が要求される。また、カセットホルダー52をメイン
シャーシに取り付けるにはホルダーアングルを用いる必
要があるため、カセットホルダー52は複雑な形状とな
る。さらに、ヘッドホンステレオは軽量・薄肉・小型が
生命であるため、カセットホリダー52を弾性率の高い材
料からつくる必要があり、かつ安価でなければならな
い。
以上の理由により、従来のカセットホルダー52は、亜
鉛ダイカスト製のものが用いられていた。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ヘッドホンステレオの宿命である軽量化・薄肉化・小
型化を進めるに当り、たとえばアルミニウムダイカスト
の採用が考えられる。しかし、ダイカスト用アルミニウ
ム合金は、ダイカスト用亜鉛合金に比べて一般に鋳造時
の流動性が悪いため、ダイカスト鋳物の薄肉化が困難で
ある。このため、カセットホルダーのサイズの大型化に
つながり、軽量化もあまり効果がなくなる。また、アル
ミニウムダイカスト製品は亜鉛ダイカスト製品に比べて
寸法精度が劣り、後加工によって仕上げをする必要があ
るなど、コスト面でも不利である。
一方、軽量の板金を曲げて同等の機能を持たせるとい
うことも考えられる。しかし、曲げ部分の強度が十分と
れるほど、カセットホルダーのサイズを大きくすること
はできず、板金の板厚もサイズや重量の関係で制限があ
る。
このように、カセットテープレコーダの軽量化・薄肉
化・小型化を進める上で、カセットホルダーが大きな障
害となっていた。
(ニ)課題を解決するための手段およびその作用 この考案は、磁気テープをキャプスタンに押し付けて
一定速度で送り出すピンチローラ、磁気テープを録音・
再生する磁気ヘッド、および磁気ヘッドを録音・再生位
置とテープ停止位置とに往復移動させるサブシャーシを
搭載し、カセットテープを装着・脱着可能位置と録音・
再生位置とに回動させるカセットホルダーを備えたカセ
ットテープレコーダにおいて、上記カセットホルダー
が、アルミニウム合金やマグネシウム合金などからなる
低比重金属板の絞り加工によって成形されてピンチロー
ラ、磁気ヘッドおよびサブシャーシを搭載するメインホ
ルダー部と、このメインホルダー部の両端部にそれぞれ
メインホルダー部とは別体に設けられてカセットテープ
の保持部材を取り付け固定する鋼材製の2つのサブホル
ダー部とからなることを特徴とするカセットテープレコ
ーダである。
メインホルダー部の材料となる低比重金属としては、
たとえばアルミニウム合金やマグネスム合金などが用い
られる。サブホルダー部の材料としては、強度に優れた
鋼材、たとえばステンレス鋼が用いられる。
かくして、このカセットテープレコーダによれば、カ
セットホルダーの主要部分を占めるメインホルダー部が
低比重金属板の絞り加工により成形されているうえ、カ
セットホルダーの両端部分を占める2つのサブホルダー
部−−カセットテープの保持部材が取り付け固定される
ため一定強度の要求される部分−−が強度にすぐれた鋼
材製であるため、カセットホルダーの軽量化、薄型化、
小型化および高強度化が可能となる。
(ホ)実施例 以下、図に示す1実施例に基づいてこの考案を詳述す
る。なお、この考案はこれによって限定されるものでは
ない。
第5図において、ヘッドホン式ステレオカセットテー
プレコーダのカセットホルダー2は、ホルダーアングル
3によって略上下へ回動可能にメインシャーシ1に取り
付けられている。一対のカセットアングル5はそれぞれ
サブホルダー部4に取り付けられている。フロントキャ
ビネット13は、カセットホルダー2と同じく略上下へ回
動可能に取り付けられている。そして、フロントキャビ
ネット13を回動させると、カセットホルダー2もいっし
ょに回動するようになっている。
カセットテープ14を装着するには次のようにする。す
なわち、フロントキャビネット13を第5図のように開け
てカセットテープ14をフロントキャビネット13に平行に
スライドさせ、カセットアングル5に挿入する。そし
て、フロントキャビネット13を閉じればよい。
これを側面から見たのが第6図である、すなわち、カ
セットホルダー2の円形穴2aにホルダーアングル3の支
軸3aが挿入されている。この支軸3aを中心にカセットホ
ルダー2およびカセットテープ14が図の矢印の範囲内に
回動する。そして、カセットテープ14が装着・脱着され
る。
第1図において、6はカセットホルダー2に設けられ
た垂直軸2eに挿入されて回転可能に取り付けられた一対
のピンチローラである。ピンチローラ6は、磁気テープ
をキャプスタン12に押し付けて一定速度で送り出す働き
をする。7は一対のテープガイドであり、磁気テープの
走行を整え、アジマスずれを防ぐ働きをする。8はサブ
シャーシであり、右側の垂直軸2eに挿入されて水平回動
可能に取り付けられている。サブシャーシ8は、図示し
ない他のレバーにより、テープ停止位置と録音・再生位
置との2つの位置をとる。サブシャーシ8には磁気ヘッ
ド9が取り付けられている。
第2図はカセットホルダー2単体の斜視図である。上
記のように、ピンチローラ6、テープガイド7、サブシ
ャーシ8、磁気ヘッド9などを取り付けるだけであれ
ば、カセットホルダー2は単に板金の絞り成型によりつ
くればよい。しかし、その場合は、第3図に示すように
一対のカセットアングル5を取り付ける必要がある。
カセットアングル5はカセットテープ14を保持してお
き、それをカセットホルダー2の回動に合わせて回動さ
せる働きをする。そのために、カセットアングル5は横
断面が略コ字状をしている。カセットアングル5を固定
するためには、カセットアングル5の穴5aにサブホルダ
ー部4の突起4aを挿入する。これで、カセットアングル
5は完全に固定される。
第4図はカセットホルダー2単体の分解斜視図であ
る。カセットホルダー2はメインホルダー部2dと2つの
サブホルダー部4とからなる。
すなわち、メインホルダー部2dはアルミニウム板を絞
り加工したものから一側面を取り去ったような形状(横
断面がL字形)をしている。メインホルダー部2dの両端
面部には、円形穴2a,2bおよび方形の上縁切欠2cが設け
られている。一対のサブホルダー部4は高強度材である
ステンレス鋼からなり、図のように横断面が略コ字状を
している。サブホルダー部4の一方の端面部には、中央
に円形穴4bが、上縁に直方体状の突起部4cが設けられて
いる。突起部4cは、サブホルダー部4の一方の端面部か
ら外方へ突出状に設けられ、またその幅が切欠2cの幅よ
りわずかに狭くされている。
11は締結部材である。第4図のようにサブホルダー部
4の突起部4cをメインホルダー部2dの切欠2cに挿入す
る。ついで、締結部材11をサブホルダー部4の穴4bおよ
びメインホルダー部2dの穴2bに挿入する。そして、かし
めによりサブホルダー部4とメインホルダー部2dを締結
する。サブホルダー部4は、突起部4cがメインホルダー
部2の切欠2cにがたつきなく挿入されるため、位置精度
が高い。
このように構成されたカセットホルダー2(アルミダ
イカスト製のメインホルダー部2dとステンレス鋼製のサ
ブホルダー部4とからなる)の重量と、従来の亜鉛ダイ
カスト製カセットホルダー52の重量を次に記す。
このように、サブホルダー部4にステンレス鋼を用い
ても、カセットホルダー2の重量は従来のそれの約2/5
まで大幅に低減している。
また、メインホルダー部2dは絞り構造をしているた
め、強度的にも十分である。さらに、従来の機能はすべ
て満たしている。
(ヘ)考案の効果 この考案のカセットテープレコーダは、カセットホル
ダーの主要部を占めるメインホルダー部がアルミニウム
合金やマグネシスム合金などからなる低比重金属板の絞
り加工により成型されているうえ、カセットホルダーの
両端部分を占める2つのサブホルダー部−−カセットテ
ープの保持部材が取り付け固定されるため一定強度の要
求される部分−−が強度にすぐれた鋼材製であるため、
カセットホルダーは十分な強度を保ちながらきわめて軽
量であり、薄型化・小型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの考案の1実施例を示し、第1図は
関係部品の組み込まれたカセットホルダーの斜視図、第
2図はカセットホルダー単体の斜視図、第3図はカセッ
トホルダーとカセットアングルの分解斜視図、第4図は
カセットホルダーの分解斜視図、第5図はヘッドホンス
テレオにカセットテープを装着する状態の斜視図、第6
図はヘッドホンステレオに装着されたカセットテープの
回動を説明する側面図である。 第7図〜第9図は従来例を示し、第7図は関係部品の組
み込まれたカセットホルダーの斜視図、第8図はカセッ
トホルダー単体の斜視図、第9図はカセットホルダーと
カセットアングルの分解斜視図である。 1……メインシャーシ、2……カセットホルダー、2d…
…メインホルダー部、4……サブホルダー部、5……カ
セットアングル、6……ピンチローラ、8……サブシャ
ーシ、9……磁気ヘッド、12……キャプスタン、14……
カセットテープ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープをキャプスタンに押し付けて一
    定速度で送り出すピンチローラ、磁気テープを録音・再
    生する磁気ヘッド、および磁気ヘッドを録音・再生位置
    とテープ停止位置とに往復移動させるサブシャーシを搭
    載し、カセットテープを装着・脱着可能位置と録音・再
    生位置とに回動させるカセットホルダーを備えたカセッ
    トテープレコーダにおいて、 上記カセットホルダーが、アルミニウム合金やマグネシ
    ウム合金などからなる低比重金属板の絞り加工によって
    成形されてピンチローラ、磁気ヘッドおよびサブシャー
    シを搭載するメインホルダー部と、このメインホルダー
    部の両端部にそれぞれメインホルダー部とは別体に設け
    られてカセットテープの保持部材を取り付け固定する鋼
    材製の2つのサブホルダー部とからなることを特徴とす
    るカセットテープレコーダ。
JP1990027535U 1990-03-16 1990-03-16 カセットテープレコーダ Expired - Lifetime JP2527401Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60135851U (ja) * 1984-02-20 1985-09-09 ソニー株式会社 カセツトテ−プレコ−ダ

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