JP2527324Y2 - 静電容量型燃料センサの通電制御装置 - Google Patents

静電容量型燃料センサの通電制御装置

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JP2527324Y2
JP2527324Y2 JP1988041017U JP4101788U JP2527324Y2 JP 2527324 Y2 JP2527324 Y2 JP 2527324Y2 JP 1988041017 U JP1988041017 U JP 1988041017U JP 4101788 U JP4101788 U JP 4101788U JP 2527324 Y2 JP2527324 Y2 JP 2527324Y2
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fuel
fuel sensor
sensor
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energization
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忠樹 太田
寿男 広田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、内燃機関等において異種類の燃料、例えば
ガソリンとアルコールとを切り換えて、若しくは混合し
て使用する場合に、燃料の種類若しくは混合割合を検出
する静電容量型燃料センサへの通電を制御する装置に関
する。
〈従来の技術〉 近年、消費資源分散化のため、ガソリンとアルコール
(メタノール,エタノール等)とを切り換えて使用した
り、ガソリンとアルコールとの混合燃料を使用すること
のできる内燃機関の開発が進められている。
この場合、使用される燃料の種類若しくは混合燃料の
混合割合を検出する必要があり、該検出用の代表的なセ
ンサとして、静電容量型燃料センサが開発されている
(特開昭56−98540号等参照)。
上記燃料センサによる検出の概要を説明すると、燃料
中に間隙を隔てて配設された一対の電極を浸したとき、
該電極間の静電容量が燃料の種類若しくは混合割合に応
じて変化する。これは、燃料の種類によって誘導率が異
なる(ガソリン:2.1,アルコール:34.0)ためである。
そこで、前記電極に通電して静電容量を検出すること
により、燃料の種類若しくは混合燃料の混合割合を検出
できるのである。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、かかる従来の検出方式では、静電容量
型燃料センサの電極が常時通電されているため、電極の
腐食消耗が大きく耐久性に劣るという問題を生じてい
た。
本考案は、このような従来の問題に鑑みなされたもの
で、通電時間を必要最小限に抑えることにより、電極の
消耗を抑制し、耐久性を向上させた静電容量型燃料セン
サの信号処理装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため本考案は、第1図に示すように、内燃機関の
燃料中に浸される電極間の静電容量を検出することによ
り、燃料の種類若しくは混合された異種燃料の混合割合
を検出する静電容量型燃料センサへの通電を制御する装
置において、機関の始動後所定時間経過後、前記燃料セ
ンサの検出値の変化状態を監視する変化状態監視手段
と、機関の始動と同時に燃料センサへの通電を開始し、
前記変化状態監視手段によって監視された、燃料センサ
検出値の変化量が所定値以下となるまで通電を行わせ、
その後通電を停止する通電制御手段とを備えて構成す
る。
〈作用〉 静電容量型燃料センサの電極には、機関の始動後所定
時間経過後、変化状態監視手段で監視された燃料センサ
検出値の変化量が所定値以下となるまで、通電制御手段
によって通電が行われ、その後通電が停止される。
〈実施例〉 以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
一実施例の構成を示す第2図において、静電容量型燃
料センサ1は、図示しない内燃機関の燃料通路の末端部
(後述する燃料噴射弁近傍)の燃料中に電極を浸して配
設する。
前記静電容量型燃料センサ1は、マイクロコンピュー
タ11から後述するようにして設定された機関の運転状態
のみ通電され、該通電時に検出された燃料混合割合の信
号は、マイクロコンピュータ11に出力される。
前記マイクロコンピュータ11には、この他エンジンキ
ースイッチ2から、イグニッションON,OFF信号、スター
タON,OFF信号、クランク角センサ3からの機関回転数信
号、エアフローメータ4からの吸入空気流量信号、水温
スイッチ5からの冷却水温度信号、排気通路中に装着さ
れ空燃比検出のため排気中酸素濃度を検出するO2センサ
6からの排気中酸素濃度信号、燃料タンクに装着され燃
料の残量を検出する残量センサ8からの信号等が出力さ
れる。
マイクロコンピュータ11は、I/O11A,CPU11B,ROM11C,R
AM11D,不揮発性RAM11Eを備えて構成され、前記各種セン
サ類からの信号に基づいて燃料噴射量を演算し、機関の
吸気系に装着された燃料噴射弁7に燃料噴射信号を出力
すると共に、燃料の混合割合が変化する可能性のある運
転状態を検出し、該運転状態のみ静電容量型燃料センサ
1を通電させる制御を行うようになっている。
次に、上記マイクロコンピュータ11によって行われる
静電容量型燃料センサ1への通電制御の各種実施例を第
3図及び第4図に基づいて説明する。尚、変化状態監視
手段と通電制御手段とは、マイクロコンピュータ11がソ
フトウエア機能によって備える。
第3図は、本考案の基本的な実施例を示す。
ステップ11でスタータのON,OFF判定を行い、スタータ
のON時にステップ12へ進んで静電容量型燃料センサ1へ
の通電を開始する。
ステップ13では、無条件で所定時間T0(例えば30秒)
静電容量型燃料センサ1への通電を継続する。これは、
燃料通路中に残留していた元の燃料が消費し尽くされる
までの間は燃料センサ1で検出される燃料の混合割合は
変化しないので、変化するまでの間変化状態の検出を保
留するためである。
次いでステップ14へ進み、燃料センサ1から入力した
信号に基づいて燃料の混合割合ALCNを演算によって検出
する。
ステップ15では、前回運転時に不揮発性RAM11Eに記憶
されている燃料の混合割合の検出値ALCOを入力する。
ステップ16では、前記ALCNとALCOとの偏差ΔALCを演
算する。
次いで、ステップ17では前記偏差の絶対値が所定値C1
未満となったか否かを判定する。
そして、C1以上と判定されたときはステップ18へ進
み、今回のALCNを前回値ALCOとして置き換えた上でステ
ップ14へ戻り、また、C1未満と判定されたときは、ステ
ップ19へ進んで当該状態が判定された回数nをカウント
アップし、ステップ20でカウント値nが所定回数nOとな
ったか否かを判定し、nO未満のときはステップ14に戻っ
て新たな検出値の変化状態の監視を継続する。
ステップ20でnOとなったと判定されたときは、ステッ
プ21へ進んで所定時間T1(例えば30秒)静電容量型燃料
センサへの通電を継続した後、ステップ22へ進んで静
電容量型燃料センサへの通電を停止(OFF)とする。
即ち、ステップ11〜ステップ20までで燃料の混合割合
の変化状態を検出しつつ、変化量が所定値未満の安定状
態となってから所定時間経過後に通電を停止するのであ
る。
このようにすれば、実際の燃料混合割合を監視しなが
ら通電時間が制御されるため、給油が行われず、混合割
合が変化しないときはステップ17の判定が直ちにイエス
となって、速やかに通電を停止でき、また、燃料を切り
換えた場合でも、実際の、混合状態の変化に対応して通
電時間をより短縮できる。
第4図は、給油の有無を前記残量センサ8からの信号
によって検出し、給油後のみ静電容量型燃料センサ1の
較正が終了する(検出値が燃料の混合が完了した後の定
常値を示す状態となる)までの間通電を行うようにした
実施例を示す。
ステップ31では、スタータのON,OFF判定を行い、ON判
定時には、ステップ32に進んで残量センサ8によって検
出されている現在の燃料残量が、前回運転終了時に検出
して記憶されている燃料残量を上回っているか否かによ
って、給油の有無を判定する。
給油が行われていないと判定されたときは、燃料の混
合割合は前回運転終了時から変化していないため、ステ
ップ33へ進み、静電容量型燃料センサ1への通電を停止
(OFF)状態に保持する。
一方、給油が行われたと判定された場合は、ステップ
34へ進んで、静電容量型燃料センサ1への通電を開始す
る。
次いでステップ35へ進み、静電容量型燃料センサ1の
検出値の較正を行う。
前記較正は、前記第3図で示した実施例のステップ14
〜ステップ20で行ったのと同様の方法で行えばよい。
次いでステップ36へ進み、上記の方法で行われる静電
容量型燃料センサ1の較正をさらに継続する必要がある
か否かを判定する。
較正の継続が必要であると判定されたときは、ステッ
プ34へ戻って静電容量型燃料センサ1への通電及び較正
を継続するが、較正の継続が必要でなく終了して良いと
判定されたときは、ステップ33へ進んで静電容量型燃料
センサ1への通電を停止(OFF)する。
かかる通電制御方式によれば、給油後でないと判定さ
れた時は当初から静電容量型燃料センサ1への通電は行
わず、給油後と判定された時のみ必要最小限の通電を行
うようにしたため、より一層通電時間を短縮でき、静電
容量型燃料センサ1の電極の消耗の抑制効果を高め耐久
性を向上できる。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、燃料センサへ
の通電を機関の始動から開始し、始動後所定時間経過後
からセンサの検出値を監視し、検出値の変化量が所定値
以下となるまで通電を行い、その後通電を停止するよう
にしたため、センサの通電による消耗を可及的に抑制す
ることができ、もって、センサの耐久寿命を大幅に向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の構成を示すブロック図、第2図は、
本考案の一実施例のハードウエア構成を示す図、第3図
及び第4図は、それぞれ静電容量型燃料センサへの通電
制御の異なる実施例を示すフローチャートである。 1……静電容量型燃料センサ、2……エンジンキースイ
ッチ、6……O2センサ、8……残量センサ、11……マイ
クロコンピュータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の燃料中に浸される電極間の静電
    容量を検出することにより、燃料の種類若しくは混合さ
    れた異種燃料の混合割合を検出する静電容量型燃料セン
    サへの通電を制御する装置において、 機関の始動後所定時間経過後、前記燃料センサの検出値
    の変化状態を監視する変化状態監視手段と、 機関の始動と同時に燃料センサへの通電を開始し、前記
    変化状態監視手段によって監視された、燃料センサ検出
    値の変化量が所定値以下となるまで通電を行わせ、その
    後通電を停止する通電制御手段と、 を備えて構成したことを特徴とする静電容量型燃料セン
    サの通電制御装置。
JP1988041017U 1988-03-30 1988-03-30 静電容量型燃料センサの通電制御装置 Expired - Lifetime JP2527324Y2 (ja)

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