JP2527249B2 - Cリング装着装置の分離供給装置 - Google Patents

Cリング装着装置の分離供給装置

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JP2527249B2 JP2078692A JP7869290A JP2527249B2 JP 2527249 B2 JP2527249 B2 JP 2527249B2 JP 2078692 A JP2078692 A JP 2078692A JP 7869290 A JP7869290 A JP 7869290A JP 2527249 B2 JP2527249 B2 JP 2527249B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はCリング装着装置の分離供給装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のCリング装着装置の分離供給装置としては、以
下に記載する(1)および(2)のものがある。
(1)Cリングを整列して段積みしたストッカーの最下
段から1個のCリングが、シリンダの駆動でガイドに案
内されて摺動する突出し板によって分離され、該分離さ
れたCリングの2つの孔に、開閉爪の2本のピンをそれ
ぞれ挿入した後、該開閉爪を閉じてCリングの径を縮小
させるもの(特開昭60−197324号公報第1頁右欄参
照)。
(2)一定方向に整列されたCリングを段積みしたスト
ッカーの最下段から1個のCリングが、シリンダの駆動
でガイドに案内されて摺動する突出し板によって分離さ
れ、該分離されたCリングを搬送用シリンダ(チャージ
用シリンダ)によりテーパー部を摺動させて、その径を
縮小させるもの(特開昭60−197324号公報第2頁右下欄
〜第3頁左上欄参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のCリング装着装置の分離供給装置のう
ち、 (1)のものは、2本のピンを、分離されたCリング
の2つの孔にそれぞれ挿入する際、Cリングが固定され
ていないため、Cリングの位置ずれが発生し、前記挿入
が困難であるという問題点がある。
一方、(2)のものは、分離されたCリングはテーパ
ー部を摺動して、その径が縮小されるものなので、大型
の搬送用シリンダ(チャージ用シリンダ)を使用しなけ
ればならず、このため、装置全体が大型になるという問
題点がある。
本発明は、上記従来の技術が有する問題点に鑑みてな
されたものであり、フィンガー手段の2本のピンをCリ
ングの2つの孔に容易に挿入でき、しかも、小型なチャ
ージするための駆動手段を用いることができる、Cリン
グ装着装置の分離供給装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のCリング装着装置
の分離供給装置は、Cリングを縦方向に段積みして貯蔵
するマガジンと、該マガジンの下側供給開口に沿って往
復移動自在なエスケープ部とを備え、該エスケープ部
に、1個のCリングの外周を規制する凹部が形成された
一対のアームを間隔をおいて設け、少なくとも一方のア
ームをエスケープ部に回動自在に支持し、また、該少な
くとも一方のアームを他方のアーム側へ回動させて凹部
内のCリングをチャージするための駆動手段を備えてい
る。
〔作用〕
上記のとおり構成された本発明においては、エスケー
プ部をマガジンの下側供給開口に沿って移動させ、一対
のアームの凹部を前記下側供給開口の下方に位置させる
と、マガジン内の最下段のCリングは自重により落下
し、1個のCリングが凹部に収容される。ついで、エス
ケープ部を元の位置に戻した後、チャージするための駆
動手段を駆動して、少なくとも一方のアームを他方のア
ーム側へ回動させると、一対のアームは閉じるので、C
リングは凹部の内壁により径方向へ押圧されチャージさ
れる。ついで、フィンガー手段の2本のピンをCリング
の2つの孔にそれぞれ挿入した後、前記チャージするた
めの駆動手段により一方のアームを他方のアーム側とは
反対側へ回動させ、一対のアームを開く。すると、Cリ
ングはそれ自身の弾発力により2本のピンに支持され
る。
〔実 施 例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
先ず、本発明の分離供給装置の第1実施例を備えたC
リング装着装置の概略について第1図を参照して説明す
る。
符号Aは搬送手段である3軸直交型ロボットを示して
おり、この3軸直交型ロボットAは、基台1のコラム2
に固定されたX軸方向に延びるX軸アーム3と、該X軸
アーム3にX軸方向に移動自在に支持されかつ図示しな
いX軸駆動手段によりX軸方向に往復移動されるY軸ア
ーム4と、該Y軸アーム4にY軸方向に移動自在に支持
されかつ図示しないY軸駆動手段によりY軸方向に往復
移動されるZ軸アーム取付体6とを備えている。
Z軸アーム取付体6には、Z軸方向に延びるZ軸アー
ム5bが軸支されており、該Z軸アーム5bはモータ5aによ
り駆動される公知のボールねじ機構により、Z軸方向に
往復移動される。
一方、フィンガー手段7は、Z軸アーム5bの下端部に
回動自在に軸支されており、モータ6aによって駆動され
る、Z軸方向の移動位置に係わらず回転力が伝達される
公知の伝動機構を具備している。このモータ6aを起動す
ることにより、フィンガー手段7は周方向に回転され位
置決めされる。
基台1に載置された分離供給装置8は、複数のCリン
グ(図示せず)を貯蔵する供給手段11と、該供給手段11
より1個のCリングを分離して受け、該受けたCリング
をチャージするための分離チャージ手段14とから構成さ
れている。また、Cリングを装着すべき、挿入穴9aおよ
び図示しないCリング装着溝を有する2段円柱状のワー
ク(部品)9も基台1に載置されている。
次に、上述したCリング装着装置の各部の詳細につい
て、第2図、第3図(A),(B),(C)および第4
図(A),(B)を参照して説明する。
第2図に示すように、分離供給装置8(第1図参照)
の供給手段11は、一定方向に整列されたCリング(図示
せず)を縦方向に段積みして貯蔵するマガジン12と、該
マガジン12の下端部を支持し、マガジン12の下側供給開
口に連通する本体13とから構成されている。一方、分離
チャージ手段14の一部である板状のエスケープ部15は、
本体13を貫通しており、その一端には、図示しないシリ
ンダのロッド15aが固着されている。これにより、エス
ケープ部15aは前記シリンダによりY軸方向に往復移動
される。
第3図(A),(B)に示すように、一対の開閉アー
ム16,17は、それぞれの一端部がピン20,21を支点として
エスケープ部15の先端部上面に回動自在にそれぞれ支持
されている。これら一対の開閉アーム16,17の互いに対
向する側面間には、圧縮ばね15b(第3図(C)参照)
が介在されていることにより、一対の開閉アーム16,17
は、常時、開いた状態となるように構成されている。こ
れら一対の開閉アーム16,17の上面とエスケープ部15の
上面とは同一平面上にあり、一対の開閉アーム16,17の
先端部上面には、自由径のCリング26の半分が嵌り込む
のに充分な大きさの凹部18,19がそれぞれ形成されてお
り、これら凹部18,19の深さはCリング26の厚さとほぼ
等しくなっている。凹部18,19内に収容されるCリング2
6は、その外周部が凹部18,19の内壁に規制される。これ
らの構成により、前記図示しないシリンダによりエスケ
ープ部15をY軸方向に往復移動させると、凹部18,19が
マガジン12内に段積みされたCリングの下方に位置した
とき、最下段のCリングが自重により落下して凹部18,1
9に1個のCリング26が収容され、こののち、エスケー
プ部15は元の位置(第3図(A)の状態)に戻ることに
より、1個のCリング26が分離される。
一方、ロッド22a,23aをそれぞれ有し、Cリング26を
チャージするための駆動手段である一対のシリンダ22,2
3は、ロッド22a,23aの先端が一対の開閉アーム16,17の
先端部外側面にそれぞれ対向するよう、基台1に固定さ
れている。1個のCリング26を収容した一対の開閉アー
ム16,17がエスケープ部15とともに元の位置に戻ったと
きに、前記シリンダ22,23を同期して起動し、両ロッド2
2a,23aを突出させることにより、一対の開閉アーム16,1
7は、それらの先端が互いに当接するまで若干回動して
閉じるので、凹部18,19内のCリング26はチャージされ
る。また、第3図(C)に示すように、ピン20,21と凹
部18,19との距離l1に対して、ピン20,21と、ロッド22a,
23aの開閉アーム16,17への作用点との距離l2を充分に長
くすると、Cリング26をチャージする際、ロッド22a,23
aの開閉アーム16,17への作用力が小さく済むので、小型
なシリンダ22,23を用いることができる。
第4図(A),(B)に示すように、フィンガー手段
7は、Z軸アーム5b(第1図参照)の下端部に回動自在
に支持された円柱状の本体7aと、該本体7aに固着された
2段円柱状の下部材7bとを備えている。前記下部材7bの
下部は、環形状の挿入部7cとなっており、該挿入部7cの
外径は、第6図(A),(B)に示すワーク9の挿入穴
9aの径よりも若干小さくかつチャージされたCリング26
の外径とほぼ等しく、またその内径はワーク9の軸9cの
ねじ部の外径よりも若干大きくなっている。この下部材
7bには円柱状の穴であるシリンダ室10cが形成されてお
り、さらに該シリンダ室10cの上端および下端にそれぞ
れ連通する、加圧流体の通路である2つの導孔10a,10b
が形成されている。前記シリンダ室10c内には、該シリ
ンダ室10cを摺動自在なピストン10が収容されており、
該ピストン10の下面に2本のピン33,34の一端がそれぞ
れ固着されている。これら2本のピン33,34はZ軸方向
に延びかつ挿入部7cをZ軸方向に摺動自在であり、それ
らの径はCリング26の2つの孔26a,26bの径よりも若干
小さくなっている(第3図(B)参照)。さらに、2本
のピン33,34の間隔は、チャージされたCリング26の2
つの孔26a,26bの間隔と等しくなっている。上述の構成
により、一方の導孔10aより加圧流体をシリンダ室10c内
に供給すると、ピストン10は下方へ移動することによ
り、2本のピン33,34も下方へ摺動し、それらの先端は
Cリング26の厚さだけ挿入部7cの下端面7dより突出す
る。一方、他方の導孔10bより加圧流体をシリンダ室10c
内に供給すると、2本のピン33,34は下部材7b内に完全
に引込まれる。
上述の3軸直交型ロボットAは、入力されるプログラ
ムに基いて、前記X軸駆動手段、Y軸駆動手段および2
つのモータ5a,6aを制御するコントローラ(図示せず)
を備えている。
このコントローラに、フィンガー手段7の原点位置か
ら分離チャージ手段14への第1位置移動量、フィンガー
手段7の分離チャージ手段14からワーク9への挿入位置
への第2位置移動量、およびフィンガー手段7のワーク
9への挿入位置からCリング装着溝への第3位置移動量
が予め設定されたプログラムを入力し、3軸直交型ロボ
ットAを起動する。すると、コントローラは、3軸直交
型ロボットAの前記X軸駆動手段、Y軸駆動手段および
モータ5aを駆動制御するので、フィンガー手段7は3軸
方向へ自動的に移動される。すなわち、原点位置に予め
位置するフィンガー手段7は、分離チャージ手段14へ自
動的に移動されたのち、ワーク9の挿入穴9aの真上すな
わち挿入位置へ自動的に移動されて位置決めされる。こ
ののち、フィンガー手段7はさらに移動し、フィンガー
手段7に保持されたCリングがワーク9の前記Cリング
装着溝に位置決めされる。
次に、本実施例の動作について第5図(A)〜(F)
および第6図(A),(B)も参照して説明する。
先ず、コントローラに、フィンガー手段7の原点位置
から分離チャージ手段14への第1位置移動量、フィンガ
ー手段7の分離チャージ手段14からワーク9への挿入位
置への第2位置移動量、およびフィンガー手段7の前記
挿入位置からCリング装着溝9bへの第3位置移動量が設
定されたプログラムを入力する。
エスケープ部15を図示しないシリンダにより第2図に
示す位置より矢印イ方向へ移動(以下、「後退」とい
う。)させて、一対の開閉アーム16,17の凹部18,19を縦
積みされたCリングの下方に位置させると、最下段のC
リングが自重により落下して凹部18,19に1個のCリン
グ26が収容される(第5図(A)参照)。ついで、エス
ケープ部15を矢印ロ方向へ移動(以下、「前進」とい
う。)させて、元の位置に戻す(第5図(B)参照)。
ここで、一対のシリンダ22,23を同期して起動し、それ
ぞれのロッド22a,23aを突出させることにより、一対の
開閉アーム16,17を閉じると、Cリング26は、凹部18,19
の内壁により径方向へ押圧されてチャージされる。この
のち、フィンガー手段7の2本のピン33,34の先端を挿
入部7cの下端面7dよりCリング26の厚さだけ突出させ
る。3軸直交型ロボットAを起動すると、3軸直交型ロ
ボットAは、コントローラからの指令に基き、原点位置
に予め位置するフィンガー手段7を第1位置移動量だけ
3軸方向に移動させることにより(第5図(C)参
照)、2本のピン33,34は、一対の開閉アーム16,17によ
りチャージされたCリング26の2つの孔26a,26b(第3
図(B)参照)にそれぞれ挿入され、またCリング26の
上面が挿入部7cの下端面7dに当接する。次に、一対のシ
リンダ22,23を同期して起動し、それぞれのロッド22a,2
3aを引込ませると、Cリング26はそれ自身の弾発力によ
り2本のピン33,34に支持される。3軸直交型ロボット
Aは、フィンガー手段7を第2位置移動量だけ3軸方向
に移動させることにより(第5図(D)参照)、2本の
ピン33,34および挿入部7cに保持されたCリング26はワ
ーク9の挿入穴9aの真上すなわち挿入位置に位置決めさ
れる。フィンガー手段7は第3位置移動量だけ下方に移
動することにより、挿入部7cおよびCリング26がワーク
9の挿入穴9aに挿入され(第5図(E)および第6図
(A)参照)、Cリング26はCリング装着溝9bに位置決
めされる。このとき、挿入部7cは環形状となっているの
で、ワーク9の軸9cに干渉しない。
ついで、一方の導孔10bより加圧流体をシリンダ室10c
内に供給して、2本のピン33,34を挿入部7c内に完全に
引込ませると、Cリング26はそれ自身の弾発力より径が
拡大し、Cリング装着溝9bに嵌め込まれる(第5図
(F)および第6図(B)参照)。こののち、3軸直交
型ロボットAによりフィンガー手段7は原点位置に戻さ
れ、これ以降、ワークが交換され、上述した動作が自動
的に繰り返されることにより、順次多数のワークにCリ
ングを装着できる。
上記実施例においては、2本のピン33,34の駆動手段
として、1つのピストンおよびシリンダ室により駆動す
るものを示したが、これに限らず、2本のピンをそれぞ
れ別のピストンおよびシリンダ室により同期駆動させる
こともできる。また、ピストンおよびシリンダ室に代え
て、ソレノイド等の電気的駆動手段を用いることもでき
る。
次に、第2実施例について説明する。
第7図に示すように、基台(図示)には空所が形成さ
れており、この空所には、分離チャージ手段の一対のシ
リンダ35,36が収容され、各シリンダ35,36は、それぞれ
のシリンダ底壁が互いに対向して前記基台に配設されて
いる。また、一対のレバー37,38は、それらの先端部が
2本のピン31,32を支点として基台に回動自在にそれぞ
れ支持されており、大部分が前記空所に収容されてい
る。これら一対のレバー37,38の下端には、前記一対の
シリンダ35,36のロッド35a,36aの先端がそれぞれ連結さ
れており、一対のレバー37,38の先端は、一対の開閉ア
ーム16,17の先端部外側面にそれぞれ当接している。上
述の一対のシリンダ35,36、ロッド35a,36aおよび一対の
レバー37,38によりCリングをチャージするための駆動
手段が構成されている。その他の構成は第1実施例のそ
れと同一である。
本実施例においては、1個のCリングが凹部18,19に
収容され、エスケープ部15が前進して元の位置すなわち
チャージ位置に戻ったときに、一対のシリンダ35,36を
同期して起動し、それぞれのロッド35a,36aを突出させ
ることにより、一対のレバー37,38を若干回動させる。
すると、一対の開閉アーム16,17が閉じ、前記Cリング
はチャージされる。
なお、ピン31,32と一対のレバー37,38の先端との距離
l3に対して、ピン31,32と、ロッド35a,36aの一対のレバ
ー37,38への作用点との距離l4を充分に長くすると、C
リングをチャージする際、ロッド35a,36aの一対のレバ
ー37,38への作用力が小さく済むので、小型なシリンダ3
5,36を用いることができる。
次に、第3実施例について説明する。
第8図に示すように、分離チャージ手段のエスケープ
部41は、本体41aと、該本体41aに固着された2段板状の
端部41bとを備えている。該端部41bには、第4図
(A),(B)に示したシリンダ室と同様なシリンダ室
42が形成され、さらに該シリンダ室42の両端にそれぞれ
連通する、加圧流体の通路である2つの導孔43a,43bが
形成されている。ピストン44はシリンダ室42内に収容さ
れている。前記ピストン44は、エスケープ部41の先端面
から突出するロッド45を有し、ロッド45の先端には断面
が矩形状の係止片46が固着されている。凹部47a,48aを
それぞれ有する一対の開閉アーム47,48は、それらの一
隅部がピン49,50を支点としてエスケープ部41の端部41b
に回動自在にそれぞれ支持されている。これら一対の開
閉アーム47,48の互いに対向する内側部には、切欠47b,4
8bがそれぞれ形成され、この切欠47b,48bには上述の係
止片46が収容されている。上述のシリンダ室42、導孔43
a,43b、ピストン44、ロッド45、係止片46および切欠47
b,48bによりCリングをチャージするための駆動手段が
構成されている。その他の構成は第1実施例のそれと同
一である。
本実施例においては、1個のCリングが凹部47a,48に
収容され、エスケープ部41がチャージ位置に戻ったとき
に、導孔43aより加圧流体をシリンダ室42内に供給す
る。すると、ピストン44は本体41a側へ移動し、一対の
開閉アーム47,48に係止片46が係止されるので、一対の
開閉アーム47,48は、それらの先端が互いに当接するま
で若干回動して閉じる。この結果、前記Cリングはチャ
ージされる。一方、導孔43bより加圧流体をシリンダ室4
2内に供給すると、一対の開閉アーム47,48は開いて第8
図の状態になり、前記チャージが解除される。
上記各実施例においては、搬送手段として3軸直交型
ロボットを用いたが、これに限らず、2軸直交型ロボッ
トを使用してもよい。この場合、フィンガー手段の2本
のピン、チャージ位置にある一対の開閉アームの凹部お
よびワークのCリング装着溝を同一直線上に配設する必
要がある。また、直交型ロボットに限らず、円筒型ロボ
ットや他の搬送装置を使用してもよい。
また、上記各実施例においては、一対の開閉アームは
エスケープ部にそれぞれ回動自在なものを示したが、こ
れに限らず、一方の開閉アームのみを回動自在に支持し
てもよく、この場合、第1および第2実施例において、
他方の開閉アーム用のシリンダが不要になり、分離供給
装置が小型になる。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したとおり構成されているので、
以下に記載するような効果を奏する。
分離されたCリングを一対のアームによりチャージし
た後、フィンガー手段の2本のピンをCリングの2つの
孔にそれぞれ挿入するものなので、Cリングの位置ずれ
が発生せず、前記挿入が容易になる。また、一対のアー
ムを閉じてCリングをチャージするものなので、該チャ
ージを確実に行え、さらに、てこの原理を利用するもの
なので、チャージするための駆動手段として小型なもの
を用いることができて装置全体が小型となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の分離供給装置の第1の実施例を備えた
Cリング装着装置の概略斜視図、第2図は第1図の分離
供給装置の拡大概略斜視図、第3図(A)は第2図の要
部拡大斜視図、第3図(B)は第3図(A)の要部拡大
上面図、第3図(C)は第3図(A),(B)の変形例
を示す上面図、第4図(A)は第1図のフィンガー手段
の要部拡大縦断面図、第4図(B)はフィンガー手段の
要部拡大斜視図、第5図(A)〜(F)は本実施例で、
Cリングをワークに装着する際の各過程を説明するため
の要部斜視図、第6図(A)は第5図(E)の要部縦断
面図、第6図(B)は第5図(F)の要部縦断図、第7
図は第2実施例の一部を断面にした要部概略正面図、第
8図は第3実施例の一部を断面にした要部概略上面図で
ある。 A……3軸直交型ロボット、 1……基台、2……コラム、 3……X軸アーム、4……Y軸アーム、 5a……モータ、5b……Z軸アーム、 6……Z軸アーム取付体、6a……モータ、 7……フィンガー手段、7a……本体、 7b……下部材、7c……挿入部、 7d……下端面、8……分離供給装置、 9……ワーク(部品)、9a……挿入穴、 9b……Cリング装着溝、9c……軸、 10,44……ピストン、 10a,10b,43a,43b……導孔、 10c,42……シリンダ室、 11……供給手段、12……マガジン、 13……本体、14……分離チャージ手段、 15,41……エスケープ部、 15a,22a,23a,35a,36a,45……ロッド、 15……圧縮ばね、 16,17,47,48……開閉アーム、 18,19,47a,48a……凹部、 20、21、31、32、33、34、49、50……ピン、 22,23,35,36……シリンダ、 26……Cリング、26a,26b……孔、 37,38……レバー、41a……本体、 41b……端部、46……係止片、 47b,48b……切欠、 l1,l2,l3,l4……寸法。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Cリングを縦方向に段積みして貯蔵するマ
    ガジンと、該マガジンの下側供給開口に沿って往復移動
    自在なエスケープ部とを備え、該エスケープ部に、1個
    のCリングの外周を規制する凹部が形成された一対のア
    ームを間隔をおいて設け、少なくとも一方のアームをエ
    スケープ部に回動自在に支持し、また、該少なくとも一
    方のアームを他方のアーム側へ回動させて凹部内のCリ
    ングをチャージするための駆動手段を備えている、Cリ
    ング装着装置の分離供給装置。
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