JP2526776B2 - 遠隔手続き呼出し装置 - Google Patents
遠隔手続き呼出し装置Info
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- JP2526776B2 JP2526776B2 JP5073014A JP7301493A JP2526776B2 JP 2526776 B2 JP2526776 B2 JP 2526776B2 JP 5073014 A JP5073014 A JP 5073014A JP 7301493 A JP7301493 A JP 7301493A JP 2526776 B2 JP2526776 B2 JP 2526776B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オンライン分散トラン
ザクションシステムにおける1つのホストコンピュータ
(以下、「ホストコンピュータ」を単に「ホスト」とい
う)上のトランザクション処理プログラムが当該1つの
ホストに対して遠隔に存在するホスト上の手続き(以
下、「遠隔手続き」という)を呼び出して実行する際に
当該呼出し(当該呼出しに基づく遠隔手続きの実行を含
む)を行う遠隔手続き呼出し装置に関する。なお、遠隔
手続き呼出し装置は、当該1つのホスト(以下、「呼出
し側ホスト」という)および当該遠隔に存在するホスト
(以下、「遠隔ホスト」という)の両者の上に実現され
る。
ザクションシステムにおける1つのホストコンピュータ
(以下、「ホストコンピュータ」を単に「ホスト」とい
う)上のトランザクション処理プログラムが当該1つの
ホストに対して遠隔に存在するホスト上の手続き(以
下、「遠隔手続き」という)を呼び出して実行する際に
当該呼出し(当該呼出しに基づく遠隔手続きの実行を含
む)を行う遠隔手続き呼出し装置に関する。なお、遠隔
手続き呼出し装置は、当該1つのホスト(以下、「呼出
し側ホスト」という)および当該遠隔に存在するホスト
(以下、「遠隔ホスト」という)の両者の上に実現され
る。
【0002】
【従来の技術】オンライン分散トランザクションシステ
ムにおいて、呼出し側ホスト上のトランザクション処理
プログラムの実行の過程で遠隔ホスト上の遠隔手続きを
呼び出すことは、オンライン分散トランザクションシス
テムの資源の有効利用や処理の効率化等のために有益で
ある。このような呼出しに関する従来の技術には、例え
ば、「特開平3−90953号(手順呼出しシステム及
び方法)」が存在する。
ムにおいて、呼出し側ホスト上のトランザクション処理
プログラムの実行の過程で遠隔ホスト上の遠隔手続きを
呼び出すことは、オンライン分散トランザクションシス
テムの資源の有効利用や処理の効率化等のために有益で
ある。このような呼出しに関する従来の技術には、例え
ば、「特開平3−90953号(手順呼出しシステム及
び方法)」が存在する。
【0003】従来、この種の呼出しを行う遠隔手続き呼
出し装置では、呼出し側ホスト上のトランザクション処
理プログラムによって遠隔ホスト上の遠隔手続きが呼び
出される際に、当該呼出しが行われてから遠隔ホスト上
の遠隔手続きが完了し応答(遠隔手続き完了通知)が呼
出し側ホストに返却されるまでの間、呼出し側ホスト上
のトランザクション処理プログラムを実行するタスクは
待ち合わせている必要があり、その待ち合わせの間には
資源(当該タスクや当該タスクが占有している資源)は
当該トランザクション処理プログラムによって専有され
たままであった。
出し装置では、呼出し側ホスト上のトランザクション処
理プログラムによって遠隔ホスト上の遠隔手続きが呼び
出される際に、当該呼出しが行われてから遠隔ホスト上
の遠隔手続きが完了し応答(遠隔手続き完了通知)が呼
出し側ホストに返却されるまでの間、呼出し側ホスト上
のトランザクション処理プログラムを実行するタスクは
待ち合わせている必要があり、その待ち合わせの間には
資源(当該タスクや当該タスクが占有している資源)は
当該トランザクション処理プログラムによって専有され
たままであった。
【0004】また、従来の遠隔手続き呼出し装置では、
遠隔ホスト上の遠隔手続きが呼び出される際のデータ転
送において、呼出し側ホスト上のトランザクション処理
プログラムが使用している共有データ(多くのトランザ
クション処理プログラムによって共有される可能性のあ
るデータ。このデータは呼出し側ホスト上の静的作業領
域に存在する)の全てを転送することは、データ転送量
が膨大となるために、高性能を要求されるオンライン分
散トランザクションシステム(データ転送時間等のオー
バヘッドを無駄に消費できないオンライン分散トランザ
クションシステム)ではそのような共有データの転送は
行われていなかった。したがって、従来の遠隔手続き呼
出し装置において、呼出し側ホスト上のトランザクショ
ン処理プログラムから遠隔ホスト上の遠隔手続きに渡す
ことができる情報は、アーギュメント(パラメータ)の
みであった。
遠隔ホスト上の遠隔手続きが呼び出される際のデータ転
送において、呼出し側ホスト上のトランザクション処理
プログラムが使用している共有データ(多くのトランザ
クション処理プログラムによって共有される可能性のあ
るデータ。このデータは呼出し側ホスト上の静的作業領
域に存在する)の全てを転送することは、データ転送量
が膨大となるために、高性能を要求されるオンライン分
散トランザクションシステム(データ転送時間等のオー
バヘッドを無駄に消費できないオンライン分散トランザ
クションシステム)ではそのような共有データの転送は
行われていなかった。したがって、従来の遠隔手続き呼
出し装置において、呼出し側ホスト上のトランザクショ
ン処理プログラムから遠隔ホスト上の遠隔手続きに渡す
ことができる情報は、アーギュメント(パラメータ)の
みであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の遠隔手
続き呼出し装置では、遠隔手続きが呼び出される際の呼
出し側ホストから遠隔ホストへのデータ転送において、
呼出し側ホスト上のトランザクション処理プログラムが
遠隔ホスト上の遠隔手続きに渡すことができる情報はア
ーギュメントのみであるので、遠隔手続きの呼出しに関
するインタフェースは限定されたものになり、トランザ
クション処理プログラムおよび遠隔手続きに係るプログ
ラムを作成する上での自由度が小さくなるという問題点
があった。なお、この問題点を回避するために、共有デ
ータの転送を行うと、データ転送量およびデータ転送時
間が多大となり、オンライン分散トランザクションシス
テムの性能が悪くなる(オーバヘッドの増大等)という
問題点があった。
続き呼出し装置では、遠隔手続きが呼び出される際の呼
出し側ホストから遠隔ホストへのデータ転送において、
呼出し側ホスト上のトランザクション処理プログラムが
遠隔ホスト上の遠隔手続きに渡すことができる情報はア
ーギュメントのみであるので、遠隔手続きの呼出しに関
するインタフェースは限定されたものになり、トランザ
クション処理プログラムおよび遠隔手続きに係るプログ
ラムを作成する上での自由度が小さくなるという問題点
があった。なお、この問題点を回避するために、共有デ
ータの転送を行うと、データ転送量およびデータ転送時
間が多大となり、オンライン分散トランザクションシス
テムの性能が悪くなる(オーバヘッドの増大等)という
問題点があった。
【0006】本発明の目的は、上述の点に鑑み、遠隔手
続きが呼び出される際に呼出し側ホストから遠隔ホスト
への共有データのデータ転送を少ないオーバヘッドで実
現し、トランザクション処理プログラムおよび遠隔手続
きに係るプログラム作成の自由度を向上させることがで
きる遠隔手続き呼出し装置を提供することにある。
続きが呼び出される際に呼出し側ホストから遠隔ホスト
への共有データのデータ転送を少ないオーバヘッドで実
現し、トランザクション処理プログラムおよび遠隔手続
きに係るプログラム作成の自由度を向上させることがで
きる遠隔手続き呼出し装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の遠隔手続き呼出
し装置は、呼出し側ホスト上のトランザクション処理プ
ログラムから遠隔ホスト上の遠隔手続きを呼び出すこと
が可能なオンライン分散トランザクションシステムにお
いて、トランザクション再開情報をデータ退避領域に退
避/復元する呼出し側ホスト上のデータ退避領域アクセ
ス手段と、トランザクション処理プログラムにおける遠
隔手続き呼出し要求により呼び出され遠隔ホストに対し
て遠隔手続き起動通知を発行しその発行の後にトランザ
クション中断手段に当該トランザクション処理プログラ
ムの一時終了を行わせる呼出し側ホスト上の遠隔手続き
呼出し手段と、この遠隔手続き呼出し手段によって起動
され、当該トランザクション処理プログラムのトランザ
クション再開情報を前記データ退避領域アクセス手段に
よって退避させ当該トランザクション処理プログラムが
専有している資源を解放し当該トランザクション処理プ
ログラムの一時終了を行う呼出し側ホスト上の前記トラ
ンザクション中断手段と、前記遠隔手続き呼出し手段に
よって発行される遠隔手続き起動通知により起動されそ
の遠隔手続き起動通知で指定された遠隔手続きを実行し
その実行後に遠隔手続き完了通知を発行する遠隔ホスト
上の遠隔手続き実行手段と、この遠隔手続き実行手段に
よって発行される遠隔手続き完了通知により起動され前
記トランザクション中断手段の制御によって退避された
当該トランザクション処理プログラムのトランザクショ
ン再開情報を前記データ退避領域アクセス手段によって
復元させ当該トランザクション処理プログラムを再開さ
せる呼出し側ホスト上のトランザクション再開手段と、
呼出し側ホスト上の静的作業領域と同一のサイズを持ち
同一のページ単位に分割されておりアクセス可能領域と
アクセス不可能領域とに区分されている遠隔ホスト上の
仮想データ領域と、前記遠隔手続き実行手段から呼び出
され当該遠隔手続きの起動に際して前記仮想データ領域
の割付けを行い前記仮想データ領域を全てアクセス不可
能領域として設定し前記仮想データ領域の割付けに基づ
いて当該遠隔手続きのリロケーション処理を行う遠隔ホ
スト上の遠隔手続き初期化手段と、該当ページ転送要求
を受信してデータ退避領域に退避されている静的作業領
域内の該当ページ中のデータを遠隔ホストに対して送信
する呼出し側ホスト上のデータ送受信手段と、当該遠隔
手続きの処理における共有データアクセスが前記仮想デ
ータ領域内のアクセス不可能領域に属するページに対す
るアクセスである場合に生じるアクセス例外を検出する
遠隔ホスト上のアクセス例外処理手段と、このアクセス
例外処理手段によってアクセス例外が検出された場合に
前記アクセス例外処理手段によって起動され前記データ
送受信手段に該当ページ転送要求を送信し前記データ送
受信手段から転送されてくる該当ページ内のデータを受
信しその該当ページ内のデータを前記仮想データ領域内
のアクセス対象のページに設定しそのページの属性を
「アクセス可能」に変更する遠隔ホスト上のデータ管理
手段とを有する。
し装置は、呼出し側ホスト上のトランザクション処理プ
ログラムから遠隔ホスト上の遠隔手続きを呼び出すこと
が可能なオンライン分散トランザクションシステムにお
いて、トランザクション再開情報をデータ退避領域に退
避/復元する呼出し側ホスト上のデータ退避領域アクセ
ス手段と、トランザクション処理プログラムにおける遠
隔手続き呼出し要求により呼び出され遠隔ホストに対し
て遠隔手続き起動通知を発行しその発行の後にトランザ
クション中断手段に当該トランザクション処理プログラ
ムの一時終了を行わせる呼出し側ホスト上の遠隔手続き
呼出し手段と、この遠隔手続き呼出し手段によって起動
され、当該トランザクション処理プログラムのトランザ
クション再開情報を前記データ退避領域アクセス手段に
よって退避させ当該トランザクション処理プログラムが
専有している資源を解放し当該トランザクション処理プ
ログラムの一時終了を行う呼出し側ホスト上の前記トラ
ンザクション中断手段と、前記遠隔手続き呼出し手段に
よって発行される遠隔手続き起動通知により起動されそ
の遠隔手続き起動通知で指定された遠隔手続きを実行し
その実行後に遠隔手続き完了通知を発行する遠隔ホスト
上の遠隔手続き実行手段と、この遠隔手続き実行手段に
よって発行される遠隔手続き完了通知により起動され前
記トランザクション中断手段の制御によって退避された
当該トランザクション処理プログラムのトランザクショ
ン再開情報を前記データ退避領域アクセス手段によって
復元させ当該トランザクション処理プログラムを再開さ
せる呼出し側ホスト上のトランザクション再開手段と、
呼出し側ホスト上の静的作業領域と同一のサイズを持ち
同一のページ単位に分割されておりアクセス可能領域と
アクセス不可能領域とに区分されている遠隔ホスト上の
仮想データ領域と、前記遠隔手続き実行手段から呼び出
され当該遠隔手続きの起動に際して前記仮想データ領域
の割付けを行い前記仮想データ領域を全てアクセス不可
能領域として設定し前記仮想データ領域の割付けに基づ
いて当該遠隔手続きのリロケーション処理を行う遠隔ホ
スト上の遠隔手続き初期化手段と、該当ページ転送要求
を受信してデータ退避領域に退避されている静的作業領
域内の該当ページ中のデータを遠隔ホストに対して送信
する呼出し側ホスト上のデータ送受信手段と、当該遠隔
手続きの処理における共有データアクセスが前記仮想デ
ータ領域内のアクセス不可能領域に属するページに対す
るアクセスである場合に生じるアクセス例外を検出する
遠隔ホスト上のアクセス例外処理手段と、このアクセス
例外処理手段によってアクセス例外が検出された場合に
前記アクセス例外処理手段によって起動され前記データ
送受信手段に該当ページ転送要求を送信し前記データ送
受信手段から転送されてくる該当ページ内のデータを受
信しその該当ページ内のデータを前記仮想データ領域内
のアクセス対象のページに設定しそのページの属性を
「アクセス可能」に変更する遠隔ホスト上のデータ管理
手段とを有する。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
【0009】図1は、本発明の遠隔手続き呼出し装置の
一実施例を含むオンライン分散トランザクションシステ
ムの構成を示すブロック図である。
一実施例を含むオンライン分散トランザクションシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【0010】このオンライン分散トランザクションシス
テムは、ホスト1と、ホスト2とを含んで構成されてい
る。ホスト1は呼出し側ホストに該当し、ホスト2は遠
隔ホストに該当する。
テムは、ホスト1と、ホスト2とを含んで構成されてい
る。ホスト1は呼出し側ホストに該当し、ホスト2は遠
隔ホストに該当する。
【0011】ホスト1は、遠隔手続き呼出し要求31を
発行するトランザクション処理プログラム3と、遠隔手
続き呼出し手段5と、トランザクション中断手段6と、
トランザクション再開手段7と、データ退避領域アクセ
ス手段9と、データ退避領域10と、共有データが存在
する領域である静的作業領域21と、データ送受信手段
22とを含んで構成されている。
発行するトランザクション処理プログラム3と、遠隔手
続き呼出し手段5と、トランザクション中断手段6と、
トランザクション再開手段7と、データ退避領域アクセ
ス手段9と、データ退避領域10と、共有データが存在
する領域である静的作業領域21と、データ送受信手段
22とを含んで構成されている。
【0012】ホスト2は、遠隔手続き4と、遠隔手続き
呼出し手段5が発行する遠隔手続き起動通知32により
起動される遠隔手続き実行手段8と、アクセス例外処理
手段23と、該当ページ転送要求34を遠隔手続き呼出
し要求元(ホスト1)に発行しホスト1から転送されて
くる該当ページ内のデータを受信するデータ管理手段2
4と、ホスト1上の静的作業領域21と同一のページ単
位に分割されておりアクセス可能領域26とアクセス不
可能領域27とを有する仮想データ領域25と、遠隔手
続き初期化手段28とを含んで構成されている。
呼出し手段5が発行する遠隔手続き起動通知32により
起動される遠隔手続き実行手段8と、アクセス例外処理
手段23と、該当ページ転送要求34を遠隔手続き呼出
し要求元(ホスト1)に発行しホスト1から転送されて
くる該当ページ内のデータを受信するデータ管理手段2
4と、ホスト1上の静的作業領域21と同一のページ単
位に分割されておりアクセス可能領域26とアクセス不
可能領域27とを有する仮想データ領域25と、遠隔手
続き初期化手段28とを含んで構成されている。
【0013】ここで、本実施例の遠隔手続き呼出し装置
は、遠隔手続き呼出し手段5と、トランザクション中断
手段6と、トランザクション再開手段7と、遠隔手続き
実行手段8と、データ退避領域アクセス手段9と、デー
タ送受信手段22と、アクセス例外処理手段23と、デ
ータ管理手段24と、仮想データ領域25と、遠隔手続
き初期化手段28とを含んで実現されている。
は、遠隔手続き呼出し手段5と、トランザクション中断
手段6と、トランザクション再開手段7と、遠隔手続き
実行手段8と、データ退避領域アクセス手段9と、デー
タ送受信手段22と、アクセス例外処理手段23と、デ
ータ管理手段24と、仮想データ領域25と、遠隔手続
き初期化手段28とを含んで実現されている。
【0014】図2は、本実施例の遠隔手続き呼出し装置
の動作を説明するためのブロック図である。
の動作を説明するためのブロック図である。
【0015】図3(a)および(b)は、本実施例の遠
隔手続き呼出し装置の処理(ホスト1での制御による処
理)を示す流れ図である。この処理は、遠隔手続き呼出
し要求発行ステップ111と、遠隔手続き起動通知発行
ステップ112と、トランザクション中断手段呼出しス
テップ113と、トランザクション再開情報退避ステッ
プ114と、トランザクション処理プログラム一時終了
ステップ115と、遠隔手続き完了通知受信ステップ1
16と、トランザクション再開情報復元ステップ117
と、トランザクション処理プログラム再起動ステップ1
18とからなる。
隔手続き呼出し装置の処理(ホスト1での制御による処
理)を示す流れ図である。この処理は、遠隔手続き呼出
し要求発行ステップ111と、遠隔手続き起動通知発行
ステップ112と、トランザクション中断手段呼出しス
テップ113と、トランザクション再開情報退避ステッ
プ114と、トランザクション処理プログラム一時終了
ステップ115と、遠隔手続き完了通知受信ステップ1
16と、トランザクション再開情報復元ステップ117
と、トランザクション処理プログラム再起動ステップ1
18とからなる。
【0016】図4は、遠隔手続き起動通知32の構成を
示す図である。遠隔手続き起動通知32は、遠隔手続き
4の識別情報である遠隔手続き名321と、ホスト1上
のトランザクション処理プログラム3からホスト2上の
遠隔手続き4に渡されるアーギュメントの集合であるア
ーギュメント列322と、ホスト1上の静的作業領域2
1の位置を特定する情報(ここでは、静的作業領域21
の先頭アドレスとする)および静的作業領域21のサイ
ズをホスト2に提供するための情報である静的作業領域
情報323とを有している。
示す図である。遠隔手続き起動通知32は、遠隔手続き
4の識別情報である遠隔手続き名321と、ホスト1上
のトランザクション処理プログラム3からホスト2上の
遠隔手続き4に渡されるアーギュメントの集合であるア
ーギュメント列322と、ホスト1上の静的作業領域2
1の位置を特定する情報(ここでは、静的作業領域21
の先頭アドレスとする)および静的作業領域21のサイ
ズをホスト2に提供するための情報である静的作業領域
情報323とを有している。
【0017】図5(a)および(b)も、図3(a)お
よび(b)と同様に、本実施例の遠隔手続き呼出し装置
の処理を示す流れ図である((a)はホスト2での制御
による処理を示しており、(b)はホスト1での制御に
よる処理を示している)。この処理は、該当ページ転送
要求受信ステップ211と、該当ページ内データ読込み
ステップ212と、該当ページ内データ送信ステップ2
13と、遠隔手続き起動通知受信ステップ221と、仮
想データ領域属性設定およびリロケーション処理ステッ
プ222と、遠隔手続き起動ステップ223と、遠隔手
続き処理開始ステップ224と、仮想データ領域アクセ
ス検出ステップ225と、アクセス可能領域/アクセス
不可能領域判定ステップ226と、アクセス例外検出ス
テップ227と、該当ページ転送要求発行ステップ22
8と、該当ページ内データ受信ステップ229と、アク
セス不可能領域データセットステップ230と、ページ
属性変更ステップ231と、遠隔手続き処理再開ステッ
プ232と、遠隔手続き処理ステップ実行ステップ23
3と、遠隔手続き処理終了判定ステップ234と、遠隔
手続き完了通知発行ステップ235とからなる。
よび(b)と同様に、本実施例の遠隔手続き呼出し装置
の処理を示す流れ図である((a)はホスト2での制御
による処理を示しており、(b)はホスト1での制御に
よる処理を示している)。この処理は、該当ページ転送
要求受信ステップ211と、該当ページ内データ読込み
ステップ212と、該当ページ内データ送信ステップ2
13と、遠隔手続き起動通知受信ステップ221と、仮
想データ領域属性設定およびリロケーション処理ステッ
プ222と、遠隔手続き起動ステップ223と、遠隔手
続き処理開始ステップ224と、仮想データ領域アクセ
ス検出ステップ225と、アクセス可能領域/アクセス
不可能領域判定ステップ226と、アクセス例外検出ス
テップ227と、該当ページ転送要求発行ステップ22
8と、該当ページ内データ受信ステップ229と、アク
セス不可能領域データセットステップ230と、ページ
属性変更ステップ231と、遠隔手続き処理再開ステッ
プ232と、遠隔手続き処理ステップ実行ステップ23
3と、遠隔手続き処理終了判定ステップ234と、遠隔
手続き完了通知発行ステップ235とからなる。
【0018】なお、図3(a)中のステップ112の処
理によって図5(a)の処理が開始され、図5(a)中
のステップ235の処理によって図3(b)の処理が開
始される。
理によって図5(a)の処理が開始され、図5(a)中
のステップ235の処理によって図3(b)の処理が開
始される。
【0019】次に、図1,図2,図3,図4および図5
を用いて、上述のように構成された本実施例の遠隔手続
き呼出し装置の動作について説明する。
を用いて、上述のように構成された本実施例の遠隔手続
き呼出し装置の動作について説明する。
【0020】仮想データ領域25は、プログラム(ここ
では、遠隔手続き4)からのアクセスが許可される領域
であるアクセス可能領域26と、プログラムからのアク
セスが禁止される領域であるアクセス不可能領域27と
からなる。仮想データ領域25においては、ページ単位
に、アクセス可能領域26に属するか、アクセス不可能
領域27に属するかを設定することができる。アクセス
不可能領域27に対するアクセスが行われると、再実行
可能な例外であるアクセス例外が発生し、このアクセス
例外の例外ハンドラとしてアクセス例外処理手段23が
起動される(アクセス例外処理手段23がアクセス例外
を検出する)。
では、遠隔手続き4)からのアクセスが許可される領域
であるアクセス可能領域26と、プログラムからのアク
セスが禁止される領域であるアクセス不可能領域27と
からなる。仮想データ領域25においては、ページ単位
に、アクセス可能領域26に属するか、アクセス不可能
領域27に属するかを設定することができる。アクセス
不可能領域27に対するアクセスが行われると、再実行
可能な例外であるアクセス例外が発生し、このアクセス
例外の例外ハンドラとしてアクセス例外処理手段23が
起動される(アクセス例外処理手段23がアクセス例外
を検出する)。
【0021】ホスト1上のトランザクション処理プログ
ラム3の実行中に遠隔手続き4に対する遠隔手続き呼出
し要求31が発行されると(ステップ111)、遠隔手
続き呼出し手段5が呼び出される。
ラム3の実行中に遠隔手続き4に対する遠隔手続き呼出
し要求31が発行されると(ステップ111)、遠隔手
続き呼出し手段5が呼び出される。
【0022】遠隔手続き呼出し手段5は、ホスト2上の
遠隔手続き実行手段8に対して、呼び出すべき遠隔手続
き4の識別名を有する遠隔手続き名321とトランザク
ション処理プログラム3から遠隔手続き4に渡すべきア
ーギュメントの集合であるアーギュメント列322と静
的作業領域21に関する情報である静的作業領域情報3
23とからなる遠隔手続き起動通知32を発行する(ス
テップ112)。さらに、その後に、トランザクション
中断手段6を呼び出す(ステップ113)。
遠隔手続き実行手段8に対して、呼び出すべき遠隔手続
き4の識別名を有する遠隔手続き名321とトランザク
ション処理プログラム3から遠隔手続き4に渡すべきア
ーギュメントの集合であるアーギュメント列322と静
的作業領域21に関する情報である静的作業領域情報3
23とからなる遠隔手続き起動通知32を発行する(ス
テップ112)。さらに、その後に、トランザクション
中断手段6を呼び出す(ステップ113)。
【0023】呼び出されたトランザクション中断手段6
は、現時点でのトランザクション処理プログラム3の状
態を示す情報(トランザクション処理プログラム3を後
に再開するために必要な情報。この情報を「トランザク
ション再開情報」という)をデータ退避領域アクセス手
段9によってデータ退避領域10に退避させる(トラン
ザクション処理プログラム3が使用している静的作業領
域21内の共有データも退避対象の情報に含まれる)
(ステップ114)。これによって、実行中のトランザ
クション処理プログラム3を一時終了(中断)させ(ス
テップ115)、トランザクション処理プログラム3に
よって専有されていた資源(トランザクション処理プロ
グラム3を実行するためのタスクおよび当該タスクが占
有している資源)を解放する。
は、現時点でのトランザクション処理プログラム3の状
態を示す情報(トランザクション処理プログラム3を後
に再開するために必要な情報。この情報を「トランザク
ション再開情報」という)をデータ退避領域アクセス手
段9によってデータ退避領域10に退避させる(トラン
ザクション処理プログラム3が使用している静的作業領
域21内の共有データも退避対象の情報に含まれる)
(ステップ114)。これによって、実行中のトランザ
クション処理プログラム3を一時終了(中断)させ(ス
テップ115)、トランザクション処理プログラム3に
よって専有されていた資源(トランザクション処理プロ
グラム3を実行するためのタスクおよび当該タスクが占
有している資源)を解放する。
【0024】ホスト2上の遠隔手続き実行手段8は、遠
隔手続き起動通知32を受信し(ステップ221)、そ
の遠隔手続き起動通知32中の遠隔手続き名321およ
び静的作業領域情報323を指定して遠隔手続き初期化
手段28を起動し、アーギュメント列322を指定して
遠隔手続き4を呼び出す(遠隔手続き4がホスト2上の
メモリに存在しない場合には遠隔手続き4をロードした
後に遠隔手続き4を呼び出す)。
隔手続き起動通知32を受信し(ステップ221)、そ
の遠隔手続き起動通知32中の遠隔手続き名321およ
び静的作業領域情報323を指定して遠隔手続き初期化
手段28を起動し、アーギュメント列322を指定して
遠隔手続き4を呼び出す(遠隔手続き4がホスト2上の
メモリに存在しない場合には遠隔手続き4をロードした
後に遠隔手続き4を呼び出す)。
【0025】遠隔手続き初期化手段28は、静的作業領
域21と同じ大きさ(静的作業領域情報323によって
示されるサイズ)の領域である仮想データ領域25の割
付けを行い、その仮想データ領域25内の全てのページ
がアクセス不可能領域27に属するように属性設定を行
い、遠隔手続き4(遠隔手続き名321によって示され
る遠隔手続き4)による静的作業領域21へのアクセス
が仮想データ領域25へのアクセスとなるようにアドレ
スのリロケーション処理を行う(ステップ222)。な
お、遠隔手続き初期化手段28は、このリロケーション
処理に基づいて、マッピング情報を生成し、メモリ上に
そのマッピング情報を設定する。ここで、マッピング情
報とは、静的作業領域21の位置を特定する情報(ここ
では、先頭アドレスとする)と、仮想データ領域25の
位置を特定する情報(ここでは、先頭アドレスとする)
と、静的作業領域21のサイズ(仮想データ領域25の
サイズでもある)とを含む情報をいう。
域21と同じ大きさ(静的作業領域情報323によって
示されるサイズ)の領域である仮想データ領域25の割
付けを行い、その仮想データ領域25内の全てのページ
がアクセス不可能領域27に属するように属性設定を行
い、遠隔手続き4(遠隔手続き名321によって示され
る遠隔手続き4)による静的作業領域21へのアクセス
が仮想データ領域25へのアクセスとなるようにアドレ
スのリロケーション処理を行う(ステップ222)。な
お、遠隔手続き初期化手段28は、このリロケーション
処理に基づいて、マッピング情報を生成し、メモリ上に
そのマッピング情報を設定する。ここで、マッピング情
報とは、静的作業領域21の位置を特定する情報(ここ
では、先頭アドレスとする)と、仮想データ領域25の
位置を特定する情報(ここでは、先頭アドレスとする)
と、静的作業領域21のサイズ(仮想データ領域25の
サイズでもある)とを含む情報をいう。
【0026】以上のようなリロケーション処理によっ
て、遠隔手続き4の処理の過程で静的作業領域21内の
ページに対するアクセスが行われると、それは仮想デー
タ領域25内のページに対するアクセスとなる。また、
マッピング情報の設定によって、遠隔手続き4によるデ
ータのアクセスが静的作業領域21内の共有データのア
クセスに相当するか否かを判定することができ、静的作
業領域21内のページと仮想データ領域25内のページ
との対応を認識することが可能になる(ページの大きさ
はあらかじめ認識されている)。
て、遠隔手続き4の処理の過程で静的作業領域21内の
ページに対するアクセスが行われると、それは仮想デー
タ領域25内のページに対するアクセスとなる。また、
マッピング情報の設定によって、遠隔手続き4によるデ
ータのアクセスが静的作業領域21内の共有データのア
クセスに相当するか否かを判定することができ、静的作
業領域21内のページと仮想データ領域25内のページ
との対応を認識することが可能になる(ページの大きさ
はあらかじめ認識されている)。
【0027】遠隔手続き初期化手段28による処理の終
了後に、遠隔手続き実行手段8は遠隔手続き4を起動し
(ステップ223)、遠隔手続き4はいくつかの処理ス
テップからなる処理を開始する(ステップ224)。
了後に、遠隔手続き実行手段8は遠隔手続き4を起動し
(ステップ223)、遠隔手続き4はいくつかの処理ス
テップからなる処理を開始する(ステップ224)。
【0028】遠隔手続き4は、処理ステップ(例えば、
1つの命令に対応して1つの処理ステップが存在する)
毎に実行を進めていくが、実行対象の処理ステップの中
に「静的作業領域21内のページに対するアクセス」に
相当する「仮想データ領域25内のページに対するアク
セス」(共有データへのアクセスである共有データアク
セス)を検出すると(この検出はマッピング情報の参照
に基づいて行われる)(ステップ225)、アクセス対
象のページがアクセス可能領域26に属するかアクセス
不可能領域27に属するかを判定する(ステップ22
6)。
1つの命令に対応して1つの処理ステップが存在する)
毎に実行を進めていくが、実行対象の処理ステップの中
に「静的作業領域21内のページに対するアクセス」に
相当する「仮想データ領域25内のページに対するアク
セス」(共有データへのアクセスである共有データアク
セス)を検出すると(この検出はマッピング情報の参照
に基づいて行われる)(ステップ225)、アクセス対
象のページがアクセス可能領域26に属するかアクセス
不可能領域27に属するかを判定する(ステップ22
6)。
【0029】なお、ステップ225において実行対象の
処理ステップの中に「仮想データ領域25内のページに
対するアクセス」を検出しなかった場合には、その処理
ステップを直ちに実行する(ステップ233)。
処理ステップの中に「仮想データ領域25内のページに
対するアクセス」を検出しなかった場合には、その処理
ステップを直ちに実行する(ステップ233)。
【0030】ステップ226で「アクセス対象のページ
がアクセス不可能領域27に属する」と判定された場合
には、その判定に基づいてアクセス例外(仮想データ領
域25内のアクセス不可能領域27中のページに対する
アクセスに起因するページ単位のアクセス例外)が発生
する。
がアクセス不可能領域27に属する」と判定された場合
には、その判定に基づいてアクセス例外(仮想データ領
域25内のアクセス不可能領域27中のページに対する
アクセスに起因するページ単位のアクセス例外)が発生
する。
【0031】アクセス例外処理手段23は、そのアクセ
ス例外を検出すると(ステップ227)、遠隔手続き4
の処理を中断させ、データ管理手段24を起動する。
ス例外を検出すると(ステップ227)、遠隔手続き4
の処理を中断させ、データ管理手段24を起動する。
【0032】アクセス例外処理手段23によって起動さ
れたデータ管理手段24は、静的作業領域21内の該当
ページ(仮想データ領域25内のアクセス対象のページ
に対応する静的作業領域21内のページ)内のデータの
転送要求(該当ページ転送要求34)をホスト1上のデ
ータ送受信手段22に対して発行する(ステップ22
8)。
れたデータ管理手段24は、静的作業領域21内の該当
ページ(仮想データ領域25内のアクセス対象のページ
に対応する静的作業領域21内のページ)内のデータの
転送要求(該当ページ転送要求34)をホスト1上のデ
ータ送受信手段22に対して発行する(ステップ22
8)。
【0033】データ送受信手段22は、該当ページ転送
要求34を受信し(ステップ211)、データ退避領域
アクセス手段9を介してデータ退避領域10から該当ペ
ージ転送要求34によって要求された該当ページ内のデ
ータ(データ退避領域10に退避されている静的作業領
域21内の該当ページ中のデータ)を読み込み(ステッ
プ212)、そのデータをホスト2上のデータ管理手段
24に対して送信(転送)する(ステップ213)。
要求34を受信し(ステップ211)、データ退避領域
アクセス手段9を介してデータ退避領域10から該当ペ
ージ転送要求34によって要求された該当ページ内のデ
ータ(データ退避領域10に退避されている静的作業領
域21内の該当ページ中のデータ)を読み込み(ステッ
プ212)、そのデータをホスト2上のデータ管理手段
24に対して送信(転送)する(ステップ213)。
【0034】ホスト2上のデータ管理手段24は、ホス
ト1から転送されてきた該当ページ内のデータを受信し
(ステップ229)、マッピング情報の参照に基づいて
該当ページに対応する仮想データ領域25内のページ
(アクセス対象のページであってこの時点ではアクセス
不可能領域27に属するページ)に該当ページ内のデー
タをセットし(ステップ230)、該当ページに対応す
るアクセス不可能領域27内のページの属性を「アクセ
ス可能」に変更する(そのページがアクセス可能領域2
6に属するようにする)(ステップ231)。
ト1から転送されてきた該当ページ内のデータを受信し
(ステップ229)、マッピング情報の参照に基づいて
該当ページに対応する仮想データ領域25内のページ
(アクセス対象のページであってこの時点ではアクセス
不可能領域27に属するページ)に該当ページ内のデー
タをセットし(ステップ230)、該当ページに対応す
るアクセス不可能領域27内のページの属性を「アクセ
ス可能」に変更する(そのページがアクセス可能領域2
6に属するようにする)(ステップ231)。
【0035】アクセス例外処理手段23は、データ管理
手段24によるステップ231の処理の後に、遠隔手続
き4の処理を再開させる(ステップ232)。
手段24によるステップ231の処理の後に、遠隔手続
き4の処理を再開させる(ステップ232)。
【0036】ステップ226で「アクセス対象のページ
がアクセス可能領域26に属する」と判定された場合ま
たはステップ232によって処理が再開された場合に
は、遠隔手続き4は仮想データ領域25内のページへの
アクセスを含む処理ステップの実行を行う(ステップ2
33)。
がアクセス可能領域26に属する」と判定された場合ま
たはステップ232によって処理が再開された場合に
は、遠隔手続き4は仮想データ領域25内のページへの
アクセスを含む処理ステップの実行を行う(ステップ2
33)。
【0037】ステップ233における各処理ステップの
実行が終了する毎に、遠隔手続き4は自己の処理が終了
しているか否かを判定し(ステップ234)、終了して
いなければステップ225に制御を戻して次の処理ステ
ップの実行を行い、終了していれば遠隔手続き実行手段
8による終了処理に制御を移す。
実行が終了する毎に、遠隔手続き4は自己の処理が終了
しているか否かを判定し(ステップ234)、終了して
いなければステップ225に制御を戻して次の処理ステ
ップの実行を行い、終了していれば遠隔手続き実行手段
8による終了処理に制御を移す。
【0038】遠隔手続き実行手段8は、遠隔手続き4の
処理の終了を契機として、遠隔手続き完了通知をホスト
1上のトランザクション再開手段7に発行し(ステップ
235)、ホスト2上のトランザクション処理(トラン
ザクションとしての遠隔手続き4の実行に関する処理)
を終了させる。
処理の終了を契機として、遠隔手続き完了通知をホスト
1上のトランザクション再開手段7に発行し(ステップ
235)、ホスト2上のトランザクション処理(トラン
ザクションとしての遠隔手続き4の実行に関する処理)
を終了させる。
【0039】ホスト1上のトランザクション再開手段7
は、ホスト2上の遠隔手続き実行手段8によって発行さ
れた遠隔手続き完了通知33(図2参照)を受信し(ス
テップ116)、トランザクション処理プログラム3を
再開するために必要な情報(トランザクション再開情
報)をデータ退避領域アクセス手段9によってデータ退
避領域10から復元させ(ステップ117)、復元した
トランザクション再開情報に基づいてトランザクション
処理プログラム3を中断点から再起動し(ステップ11
8)、本実施例の遠隔手続き呼出し装置の処理を終了さ
せる。
は、ホスト2上の遠隔手続き実行手段8によって発行さ
れた遠隔手続き完了通知33(図2参照)を受信し(ス
テップ116)、トランザクション処理プログラム3を
再開するために必要な情報(トランザクション再開情
報)をデータ退避領域アクセス手段9によってデータ退
避領域10から復元させ(ステップ117)、復元した
トランザクション再開情報に基づいてトランザクション
処理プログラム3を中断点から再起動し(ステップ11
8)、本実施例の遠隔手続き呼出し装置の処理を終了さ
せる。
【0040】ここで、ステップ114のトランザクショ
ン再開情報の退避からステップ117のトランザクショ
ン再開情報の復元までの間において、トランザクション
処理プログラム3によって専有されていた資源を他の目
的に有効に利用することが可能になる。
ン再開情報の退避からステップ117のトランザクショ
ン再開情報の復元までの間において、トランザクション
処理プログラム3によって専有されていた資源を他の目
的に有効に利用することが可能になる。
【0041】なお、遠隔手続き4の処理終了後の処理態
様を表す矢線等は、図1中には示さず、図2中に示して
いる。
様を表す矢線等は、図1中には示さず、図2中に示して
いる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、呼出し側
ホスト上のトランザクション処理プログラムが使用して
いた静的作業領域内の共有データを必要に応じてページ
単位で呼出し側ホストから遠隔ホストに転送することに
より、少ないデータ転送負荷(データ転送量およびデー
タ転送時間)によって静的作業領域内の共有データを呼
出し側ホストと遠隔ホストとの間で受け渡すことが可能
になるという効果がある。このような「遠隔手続きが呼
び出される際の共有データのデータ転送を少ないオーバ
ヘッドで実現することができる」という効果により、ト
ランザクション処理プログラムおよび遠隔手続きにおい
てアーギュメントだけでなく共有データをも受け渡すこ
とができるということを前提としてトランザクション処
理プログラムおよび遠隔手続きに係るプログラム作成に
対処することができるので、トランザクション処理プロ
グラムおよび遠隔手続きに係るプログラム作成の自由度
を向上させることができる。
ホスト上のトランザクション処理プログラムが使用して
いた静的作業領域内の共有データを必要に応じてページ
単位で呼出し側ホストから遠隔ホストに転送することに
より、少ないデータ転送負荷(データ転送量およびデー
タ転送時間)によって静的作業領域内の共有データを呼
出し側ホストと遠隔ホストとの間で受け渡すことが可能
になるという効果がある。このような「遠隔手続きが呼
び出される際の共有データのデータ転送を少ないオーバ
ヘッドで実現することができる」という効果により、ト
ランザクション処理プログラムおよび遠隔手続きにおい
てアーギュメントだけでなく共有データをも受け渡すこ
とができるということを前提としてトランザクション処
理プログラムおよび遠隔手続きに係るプログラム作成に
対処することができるので、トランザクション処理プロ
グラムおよび遠隔手続きに係るプログラム作成の自由度
を向上させることができる。
【図1】本発明の遠隔手続き呼出し装置の一実施例を含
むオンライン分散トランザクションシステムの構成を示
すブロック図である。
むオンライン分散トランザクションシステムの構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す遠隔手続き呼出し装置の動作を説明
するための図である。
するための図である。
【図3】図1に示す遠隔手続き呼出し装置の処理を示す
流れ図である。
流れ図である。
【図4】図1中の遠隔手続き起動通知の構成を示す図で
ある。
ある。
【図5】図1に示す遠隔手続き呼出し装置の処理を示す
流れ図である。
流れ図である。
1 ホスト(呼出し側ホスト) 2 ホスト(遠隔ホスト) 3 トランザクション処理プログラム 4 遠隔手続き 5 遠隔手続き呼出し手段 6 トランザクション中断手段 7 トランザクション再開手段 8 遠隔手続き実行手段 9 データ退避領域アクセス手段 10 データ退避領域 21 静的作業領域 22 データ送受信手段 23 アクセス例外処理手段 24 データ管理手段 25 仮想データ領域 26 アクセス可能領域 27 アクセス不可能領域 28 遠隔手続き初期化手段 31 遠隔手続き呼出し要求 32 遠隔手続き起動通知 33 遠隔手続き完了通知 34 該当ページ転送要求 321 遠隔手続き名 322 アーギュメント列 323 静的作業領域情報
Claims (1)
- 【請求項1】 呼出し側ホスト上のトランザクション処
理プログラムから遠隔ホスト上の遠隔手続きを呼び出す
ことが可能なオンライン分散トランザクションシステム
において、 トランザクション再開情報をデータ退避領域に退避/復
元する呼出し側ホスト上のデータ退避領域アクセス手段
と、 トランザクション処理プログラムにおける遠隔手続き呼
出し要求により呼び出され、遠隔ホストに対して遠隔手
続き起動通知を発行し、その発行の後にトランザクショ
ン中断手段に当該トランザクション処理プログラムの一
時終了を行わせる呼出し側ホスト上の遠隔手続き呼出し
手段と、 この遠隔手続き呼出し手段によって起動され、当該トラ
ンザクション処理プログラムのトランザクション再開情
報を前記データ退避領域アクセス手段によって退避さ
せ、当該トランザクション処理プログラムが専有してい
る資源を解放し、当該トランザクション処理プログラム
の一時終了を行う呼出し側ホスト上の前記トランザクシ
ョン中断手段と、 前記遠隔手続き呼出し手段によって発行される遠隔手続
き起動通知により起動され、その遠隔手続き起動通知で
指定された遠隔手続きを実行し、その実行後に遠隔手続
き完了通知を発行する遠隔ホスト上の遠隔手続き実行手
段と、 この遠隔手続き実行手段によって発行される遠隔手続き
完了通知により起動され、前記トランザクション中断手
段の制御によって退避された当該トランザクション処理
プログラムのトランザクション再開情報を前記データ退
避領域アクセス手段によって復元させ、当該トランザク
ション処理プログラムを再開させる呼出し側ホスト上の
トランザクション再開手段と、 呼出し側ホスト上の静的作業領域と同一のサイズを持ち
同一のページ単位に分割されており、アクセス可能領域
とアクセス不可能領域とに区分されている遠隔ホスト上
の仮想データ領域と、 前記遠隔手続き実行手段から呼び出され、当該遠隔手続
きの起動に際して前記仮想データ領域の割付けを行い、
前記仮想データ領域を全てアクセス不可能領域として設
定し、前記仮想データ領域の割付けに基づいて当該遠隔
手続きのリロケーション処理を行う遠隔ホスト上の遠隔
手続き初期化手段と、 該当ページ転送要求を受信してデータ退避領域に退避さ
れている静的作業領域内の該当ページ中のデータを遠隔
ホストに対して送信する呼出し側ホスト上のデータ送受
信手段と、 当該遠隔手続きの処理における共有データアクセスが前
記仮想データ領域内のアクセス不可能領域に属するペー
ジに対するアクセスである場合に生じるアクセス例外を
検出する遠隔ホスト上のアクセス例外処理手段と、 このアクセス例外処理手段によってアクセス例外が検出
された場合に前記アクセス例外処理手段によって起動さ
れ、前記データ送受信手段に該当ページ転送要求を送信
し、前記データ送受信手段から転送されてくる該当ペー
ジ内のデータを受信し、その該当ページ内のデータを前
記仮想データ領域内のアクセス対象のページに設定し、
そのページの属性を「アクセス可能」に変更する遠隔ホ
スト上のデータ管理手段とを有することを特徴とする遠
隔手続き呼出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5073014A JP2526776B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 遠隔手続き呼出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5073014A JP2526776B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 遠隔手続き呼出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06259380A JPH06259380A (ja) | 1994-09-16 |
JP2526776B2 true JP2526776B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=13506063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5073014A Expired - Fee Related JP2526776B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 遠隔手続き呼出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526776B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4501788B2 (ja) * | 2005-06-13 | 2010-07-14 | セイコーエプソン株式会社 | マルチcpu装置およびcpu間通信方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01288954A (ja) * | 1988-05-16 | 1989-11-21 | Nec Corp | マルチプロセッサシステムにおけるサービスプログラム実行方式 |
DE69029441T2 (de) * | 1989-08-24 | 1997-06-12 | Ibm | System für den Aufruf von Prozeduren von einem Fernnetzwerkknotenpunkt |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP5073014A patent/JP2526776B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06259380A (ja) | 1994-09-16 |
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Legal Events
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