JP2526691Y2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2526691Y2
JP2526691Y2 JP7661890U JP7661890U JP2526691Y2 JP 2526691 Y2 JP2526691 Y2 JP 2526691Y2 JP 7661890 U JP7661890 U JP 7661890U JP 7661890 U JP7661890 U JP 7661890U JP 2526691 Y2 JP2526691 Y2 JP 2526691Y2
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眞一 伊東
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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプリンタや複写機に用いられる記録装置に関
するものである。
さらに詳しくは、感光体に形成された静電潜像に対応
して、被現像体上に現像し、この被現像体上のトナーと
最終記録支持体を重ねて、加熱及び加圧して転写と同時
に定着する記録装置において、最終記録支持体が搬送不
良になったとき、既に現像された被現像体上のトナーを
除去する記録装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、プリンタや複写機等の記録装置において画像を
形成する場合、一般にカールソン方式による電子写真記
録方法が用いられている(電子写真学会編「電子写真技
術の基礎と応用」(昭和63年6月15日コロナ社発行)P2
8,46,47参照)。
第12図はカールソン方式による電子写真記録方法を用
いた画像形成装置の概念図である。
図において、光学手段によって読み取られた原稿上の
像は、まずコロナ放電器1のコロナ放電によって帯電さ
れた感光体ドラム2の露光装置3により露光され、静電
潜像として形成される。この静電潜像は、現像装置4に
よって現像された後、転写装置5によって最終記録支持
体(以下、「記録紙」と言う。)8上に転写され、定着
装置6によって定着されて画像が形成されるようになっ
ている。
上記感光体ドラム2を繰り返し使用するため、転写後
の残留トナーはクリーニング装置7によって清掃され
る。
しかしながら、上記従来の画像形成装置においては、
静電的な作用による転写プロセスを用いているため転写
率が悪く、転写後における感光体ドラム2上に残留トナ
ーをクリーニングするプロセスを必要とし、さらに、こ
こで回収されたトナーを廃棄する保守作業が必要であ
る。そして、トナーの廃棄の際に身体や衣類を汚したり
装置内外にトナーが飛散するなどの問題がある。
また、静電潜像を形成してから記録紙8にトナー像を
定着させるまでのプロセスが多く、装置が複雑となるば
かりでなく大型になってしまうという問題がある。そこ
で、感光体ドラム2上のクリーニング装置が不要で、装
置を小型にすることができる画像形成装置が提供されて
いる。
第13図は感光体ドラム上のクリーニング装置を不要と
した画像形成装置の概略構成図である。
図において、導電性支持体101a上に光導電層101bを設
けて構成されるドラム状の静電潜像担持体101が、図示
しない駆動手段により矢印方向に一定周速度で回転す
る。102は無端状の被現像体であり、静電潜像担持体101
と加圧ロール103間に張架されている。上記被現像体102
は絶縁性の性質を有しフィルム状に形成され、静電潜像
担持体101との摩擦力により矢印方向に移動する。
次に上記構成の画像形成装置の動作について説明す
る。
初めに、静電潜像担持体101がその表面に対向して設
けられた帯電装置104を用いて一様かつ均一に帯電され
る。そして、帯電プロセスと露光プロセス間で被現像体
102は静電潜像担持体101に密着して等速度で移動する。
次に、露光装置105によって被現像体102を透過して画
像信号に対応して光が静電潜像担持体101に照射され、
静電潜像が形成される。
現像装置106は、静電潜像担持体101に密着した被現像
体102に対向して配設され、トナー担持体107上にトナー
108を吸着した矢印方向に搬送し、静電潜像担持体101上
に形成された静電潜像に対応して被現像体102上に付着
させる。この時、トナー担持体107と被現像体102との空
間には、静電潜像担持体101に形成された静電潜像に伴
う電気力線が被現像体102を貫通して発生する。このた
めトナー担持体107上の帯電したトナー108は、静電気力
により被現像体102上に付着し、現像されトナー像が形
成される。
その後、静電潜像担持体101と分離した被現像体102は
加圧ロール103と発熱ロール113で構成される転写・定着
部へ搬送される。トナー像が形成された被現像体102と
給紙カセット120から送紙ロール115を介して送られた記
録紙114がここで重ねられ、加熱、加圧される。発熱ロ
ール113の熱が記録紙114を介して被現像体102上のトナ
ー108を溶融し、記録紙114の繊維間に加圧作用によって
浸透して転写、定着が同時に行われる。
一方、転写、定着後の被現像体102にはわずかなトナ
ー108が残留する場合があるが、加圧ロール103を圧接す
るように設けられた定着クリーナ118によって除去され
る。このときのトナー108の状態はまだ定着部における
溶融状態が継続しているので容易に残留トナーを除去す
ることができる。
一方、静電潜像担持体101は現像プロセス後で被現像
体102と分離した後は、除電手段である除電ランプ119に
よって全面に光が照射され、残留電荷が除去される。こ
うして、静電潜像担持体101は繰り返し利用される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の記録装置においては、一般
の複写機やプリンタと同様に記録紙の搬送不良が発生す
ることがあり、その場合、極めて大きな弊害を引き起こ
す。例えば、転写・定着部に記録紙が介在しない場合、
被現像体上に形成されたトナー像は発熱ロールと圧接ロ
ールにより加熱圧接されて発熱ロールに転移してしま
い、その後の記録において、記録紙の裏面を著しく汚し
てしまう。また、定着フェルトにも多量のトナーが転移
してその寿命を著しく短くする。
本考案は、上記従来の記録装置の問題点を解決して、
記録紙が転写・定着部へ送紙されない場合、あるいは搬
送途中でジャムが発生したとき、転写・定着部の発熱ロ
ールにトナーが転移するのを防止し、その後の記録にお
いて記録紙の裏面が汚れることがなく、更に、定着フェ
ルトへのトナーの転移をも防止して定着フェルトの寿命
を長くすることができ、しかも被現像体から除去したト
ナーを廃棄することなく、トナーを有効に利用すること
ができる記録装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本考案の記録装置においては、駆動手段
によって回転させられる静電潜像担持体と、該静電潜像
担持体と一部が密着させて重ねられ、静電潜像担持体の
回転に伴って搬送される被現像体と、上記静電潜像担持
体の表面に静電潜像を形成する手段と、上記静電潜像担
持体に密着させて重ねられた被現像体に対向させて配設
され、上記静電潜像に対応するトナー像を被現像体上に
形成する現像装置と、接離自在に配設された一対のロー
ルによって構成され、接触状態において上記被現像体と
最終記録支持体とを重ねて、上記被現像体上のトナー像
の最終記録支持体への転写と定着とを同時に行う転写・
定着手段と、最終記録支持体のジャムの発生を検出する
ジャム検出手段と、該ジャム検出手段によってジャムの
発生を検出したときに、上記転写・定着手段を非接触状
態にして、トナー像が形成された上記被現像体を順方向
に搬送する手段とを有する。
そして、上記現像装置は、上記ジャム検出手段によっ
てジャムの発生が検出されたときに、近傍に搬送された
上記被現像体上のトナーを現像装置に回収する手段を備
える。
本考案の他の記録装置においては、駆動手段によって
回転させられる静電潜像担持体と、該静電潜像担持体と
一部が密着させて重ねられ、静電潜像担持体の回転に伴
って搬送される被現像体と、上記静電潜像担持体の表面
に静電潜像を形成する手段と、上記静電潜像担持体に密
着させて重ねられた被現像体に対向させて配設され、上
記静電潜像に対応するトナー像を被現像体上に形成する
現像装置と、一対のロールによって構成され、上記被現
像体と最終記録支持体とを重ねて、上記被現像体上のト
ナー像の最終記録支持体への転写と定着とを同時に行う
転写・定着手段と、最終記録支持体のジャムの発生を検
出するジャム検出手段と、該ジャム検出手段によってジ
ャムの発生を検出したときに、トナー像が形成された上
記被現像体を逆方向に搬送する手段とを有する。
そして、上記現像装置は、上記ジャム検出手段によっ
てジャムの発生が検出されたときに、近傍に搬送された
上記被現像体上のトナーを現像装置に回収する手段を備
える。
(作用) 本考案によれば、上記のように記録装置においては、
駆動手段によって回転させられる静電潜像担持体と、該
静電潜像担持体と一部が密着させて重ねられ、静電潜像
担持体の回転に伴って搬送される被現像体と、上記静電
潜像担持体の表面に静電潜像を形成する手段と、上記静
電潜像担持体に密着させて重ねられた被現像体に対向さ
せて配設され、上記静電潜像に対応するトナー像を被現
像体上に形成する現像装置と、接離自在に配設された一
対のロールによって構成され、接触状態において上記被
現像体と最終記録支持体とを重ねて、上記被現像体上の
トナー像の最終記録支持体への転写と定着とを同時に行
う転写・定着手段と、最終記録支持体のジャムの発生を
検出するジャム検出手段と、該ジャム検出手段によって
ジャムの発生を検出したときに、上記転写・定着手段を
非接触状態にして、トナー像が形成された上記被現像体
を順方向に搬送する手段とを有する。
そして、上記現像装置は、上記ジャム検出手段によっ
てジャムの発生が検出されたときに、近傍に搬送された
上記被現像体上のトナーを現像装置に回収する手段を備
える。
この場合、駆動手段によって回転させられた静電潜像
担持体と被現像体の一部とが密着させて重ねられ、静電
潜像担持体の回転に伴って被現像体が搬送される。
そして、上記静電潜像担持体の表面に静電潜像が形成
されると、現像装置が前記静電潜像に対応するトナー像
を被現像体上に形成する。
次に、転写・定着手段は、接触状態に置かれ、上記被
現像体と最終記録支持体とを重ねて転写と定着とを同時
に行う。
また、ジャム検出手段によってジャムの発生が検出さ
れると、上記転写・定着手段が非接触状態に置かれ、上
記被現像体が順方向に搬送される。そして、被現像体の
トナーは、被現像体の搬送に伴って現像装置の近傍に送
られ、現像装置によって回収される。
本考案の他の記録装置においては、駆動手段によって
回転させられる静電潜像担持体と、該静電潜像担持体と
一部が密着させて重ねられ、静電潜像担持体の回転に伴
って搬送される被現像体と、上記静電潜像担持体の表面
に静電潜像を形成する手段と、上記静電潜像担持体に密
着させて重ねられた被現像体に対向させて配設され、上
記静電潜像に対応するトナー像を被現像体上に形成する
現像装置と、一対のロールによって構成され、上記被現
像体と最終記録支持体とを重ねて、上記被現像体上のト
ナー像の最終記録支持体への転写と定着とを同時に行う
転写・定着手段と、最終記録支持体のジャムの発生を検
出するジャム検出手段と、該ジャム検出手段によってジ
ャムの発生を検出したときに、トナー像が形成された上
記被現像体を逆方向に搬送する手段とを有する。
そして、上記現像装置は、上記ジャム検出手段によっ
てジャムの発生が検出されたときに、近傍に搬送された
上記被現像体上のトナーを現像装置に回収する手段を備
える。
この場合、駆動手段によって回転させられた静電潜像
担持体と被現像体の一部とが密着させて重ねられ、静電
潜像担持体の回転に伴って被現像体が搬送される。
そして、上記静電潜像担持体の表面に静電潜像が形成
されると、現像装置が前記静電潜像に対応するトナー像
を被現像体上に形成する。
次に、転写・定着手段は、上記被現像体と最終記録支
持体とを重ねて転写と定着とを同時に行う。
また、ジャム検出手段によってジャムの発生が検出さ
れると、上記被現像体が逆方向に搬送される。そして、
被現像体上のトナーは、被現像体の搬送に伴って現像装
置の近傍に送られ、現像装置によって回収される。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図は本考案の実施例を示す記録装置の概略構成図
である。
図において、ドラム状に形成された静電潜像担持体10
1が図示しない駆動手段によって矢印方向に一定周速度
で回転する。この静電潜像担持体101は、導電性支持体1
01a上に光導電層101bを設けたもので、セレン感光体、
有機系感光体、酸化亜鉛感光体、アモルファスシリコン
感光体等いずれのものも使用することができる。
102は無端状の被現像体であり、この被現像体102は静
電潜像担持体101、加圧ロール103及び引張りロール111
に張架されている。被現像体102は静電潜像担持体101の
摩擦力によって矢印方向に移動する。そして、被現像体
102が静電潜像担持体101と同速度で移動するように、引
張りロール111には張力機構が設けられ、被現像体102に
適度な張力を与える。
ここで用いる被現像体102は、露光の際の光源の波長
に対応する透光性と、現像の際の絶縁性と、転写・定着
の際の耐熱性が必要となり、これらを考慮してポリエス
テル、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテル
サルフォン、ポリエーテルエーテルケトン等の材料を用
いたフィルムが用いられる。
次に、この実施例における画像形成プロセスについて
説明する。
初めに、静電潜像担持体101はその表面に対向して設
けられた帯電手段としての帯電装置104により一様かつ
均一に帯電される。該帯電装置104には、一般に図示さ
れるようなコロナ帯電器が用いられるが、ブラシ帯電器
なども利用することができる。この帯電プロセスと次の
露光プロセス間で被現像体102は静電潜像担持体101と密
着する。
露光プロセスでは、露光手段としての露光装置105に
よって画像信号に対応した光が被現像体102を透過して
静電潜像担持体101に照射され静電潜像が形成される。
露光装置105としては、ここで用いたLEDアレイとセルフ
ォックレンズ(商品名)を組み合わせたもののほかに、
レーザと作像光学系を組み合わせたものなどいずれのも
のも利用することができる。
次に、静電潜像担持体101に密着した被現像体102上に
対向して現像装置106が設けられる。この現像装置106
は、トナー担持体107上にトナー108を吸着して図示矢印
方向に搬送し、それを静電潜像担持体101上に形成され
た静電潜像に密着した被現像体102上に付着させて現像
する。本実施例では反転現像が利用され、静電潜像担持
体101の導電性支持体101aとトナー担持体107間にはバイ
アス電位が印加される。
上記構成の記録装置においては、静電潜像担持体101
に形成された静電潜像に伴う電気力線がトナー担持体10
7と被現像体102の空間で、被現像体102を貫通して発生
する。このため、トナー担持体107上の帯電したトナー1
08は、静電気力によって被現像体102上に付着し現像さ
れてトナー像となる。現像装置106としては、二成分磁
気ブラシ現像器、一成分磁気ブラシ現像器、一成分非磁
性現像器等いずれのものも利用することができる。
その後、静電潜像担持体101と分離した被現像体102は
加圧ロール103と発熱ロール113で構成される転写・定着
部へ搬送される。
一方、紙カセット120に収容された記録紙114は、給紙
ロール115によって取り出され、回転が停止された送紙
ロール116に送られて記録紙114のスキューが矯正され
る。ここで、上記送紙ロール116が起動して記録紙114は
転写・定着部へ搬送される。この送紙ロール116と転写
・定着プロセスとの間に紙検出センサ121が設けられて
おり、該紙検出センサ121が記録紙114を検出すると送紙
ロール116の回転動作は停止され、記録紙114の先端が転
写・定着部の手前で一時停止する。
そして、被現像体102上に形成されたトナー像の先端
と転写・定着部との距離が記録紙114の先端と転写・定
着部との距離にほぼ等しくなった時点で、再び送紙ロー
ル116が起動され、記録紙114は転写・定着部へ搬送され
る。ここでトナー像の形成された被現像体102と記録紙1
14が重ねられ、加熱及び加圧される。すなわち、発熱ロ
ール113の熱が記録紙114を伝達した被現像体102上のト
ナー108を溶融し、溶融したトナー108は加圧の作用によ
って記録紙114の繊維間に浸透し、記録紙114への転写・
定着が同時に行われる。そして、転写・定着された記録
紙114は排紙ロール117によって装置外部へ送出される。
また、発熱ロール113と加圧ロール103で構成される転写
・定着部と排紙ロール117間には紙検出センサ122が設け
られており、記録紙114が正常に送紙されている場合に
それを検出する。
一方、転写、定着後の被現像体102にはわずかな量の
トナー108が残留する場合があるが、加圧ロール103上の
被現像体102を圧接するように設けられた定着クリーナ1
18によって除去される。このときのトナー108はまだ定
着部における溶融状態が継続しているので容易に除去す
ることができる。
また、静電潜像担持体101は現像プロセス後に被現像
体102と分離し、除電手段である除電ランプ119により全
面に光が照射され、静電潜像担持体101上の残留電荷が
除去される。こうして、静電潜像担持体101は繰り返し
利用される。
次に、本発明の記録装置の動作について詳細に説明す
る。
第2図は本考案の記録装置の画像形成プロセスのタイ
ムチャート、第3図は記録紙の搬送のためのフローチャ
ートである。
ステップ 初めに、記録装置の主電源をオンにする
と、発熱ロール113が作動状態になり、図示しない制御
手段によってある一定の温度に制御される。この状態で
印字開始パルスが立ち上がると静電潜像担持体101と被
現像体102が起動する。そして、帯電手段がオン状態に
設定され静電潜像担持体101の表面に一様に帯電する。
ステップ 給紙ロール115が起動して、紙カセット1
20内に収容される記録紙114が取り出され、回転を停止
した給紙ロール116まで搬送される。ここで、記録紙114
のスキューが矯正され、その後停止していた送紙ロール
116が起動され、転写・定着部に向かって送紙される。
ステップ 紙検出センサ121によって記録紙114が検
知されると、送紙ロール116は再び停止し、記録紙114も
転写・定着部の手前で停止する。この時、紙検出センサ
121が記録紙114を送紙ロール116の立上げタイミングか
らある一定時間(t1)の間に検出しないときは、搬送路
の途中で記録紙114のジャムが発生したと判定し、すべ
ての動作を停止する(ジャムA)。
記録紙114が正常に搬送されてるときは、記検出セン
サ121で検出後一定時間が経過すると、静電潜像担持体1
01への印字データの露光が開始され、静電潜像が形成さ
れる。そして、静電潜像担持体101に形成された静電潜
像に対応して上記被現像体102上にトナー像が形成さ
れ、現像された被現像体102は転写・定着部へ向かう。
そして、露光の開始タイミングからある一定時間経過
後、トナー像の先端と記録紙114の先端が転写・定着部
で一致するようなタイミングで再び送紙ロール116が起
動され、記録紙114が転写・定着部へ搬送される。該転
写・定着部では被現像体102上のトナー108が記録紙114
に転写され、同時に定着される。
ステップ 転写された記録紙114は、紙検出センサ1
22によって検出されると、正常に記録紙114が搬送され
ていることが確認される。これに対して、送紙ロール11
6が再起動したタイミングからある一定時間(t2)が経
過しても記録紙114が紙検出センサ122によって検出され
ない場合には、ジャムと判定される(ジャムB)。
ステップ さらに、その後紙検出センサ121,122で
記録紙114が検出されたタイミングからある一定時間(t
3)後にオン(紙を検知する)状態からオフ(紙がな
い)状態に変化すると、記録紙114が正常に搬送されて
いることが確認される。また、このときもある一定時間
が経過しても紙検出センサ121がオフにならない場合に
は、ジャムと判定される(ジャムC)。
ステップ そして記録紙114の全長すべてが転写・
定着部を通過して最後に紙検出センサ122で記録紙114が
排出されることが確認される。同様に、ここでも紙検出
センサ121を記録紙114が通過したタイミングからある一
定時間(t4)経過しても排出が確認されない場合には、
ジャムと判定される(ジャムD)。
続いて、本考案の記録装置における転写・定着部の機
構について説明する。
第4図は本考案の記録装置における転写・定着部の機
構図、第5図は本考案の記録装置における転写・定着部
のジャム発生時の機構図である。
上述したように、搬送の途中で記録紙114のジャムが
発生したことが検出されると、一旦すべての動作がスト
ップする。そして、それまで(記録時)第4図に示すよ
うに加圧ロール103に圧接していた発熱ロール113は、第
5図に示すように接触・非接触の選択手段、例えばソレ
ノイド125等により加圧ロール103から解除される。その
ため、加圧ロール103が取り付けられた本体フレーム126
と発熱ロール113が取り付けられた補助フレーム127は、
ピン128を中心に回動可能な構成となっている。そし
て、記録時には両フレーム126,127のスプリングポスト1
29,130間に掛けられたスプリング131の力によって発熱
ロール113が加圧ロール103に圧接させられる。
そして、第5図に示すように、補助フレーム127にソ
レノイド125の可動シャフト132が取り付けられており、
ソレノイド125を励磁すると可動シャフト132は吸引さ
れ、発熱ロール113が加圧ロール103から解除される。ま
た、同時に定着クリーナ133も被現像体102から解除され
る。その場合、被現像体102に付着していたトナー108は
発熱ロール113と定着クリーナ133に転移することなく転
写・定着部を通過して搬送され、現像装置106へ搬送さ
れる。
次に、ジャム発生時のトナー回収について説明する。
第6図は現像装置の記録時の状態図、第7図は現像装
置のトナー回収時の状態図である。
第6図に示すように、本考案の記録装置においては、
トナー担持体107はバイアス極性選択手段140を介してバ
イアス電位付与手段141に接続され、それによってバイ
アス電位が印加されるようになっている。
そして、ジャム発生時においては、被現像体102上に
トナー像を形成するトナーは、記録紙114に転写・定着
されることなく、また、定着クリーナ133に転移するこ
ともなく、そのままの状態で現像装置106に搬送され
る。
この時、被現像体102上のトナーを現像装置106に回収
するため、トナー担持体107のバイアス電位がバイアス
極性選択手段140によって記録時とは逆極性に設定され
る。本実施例ではトナー108はプラス極性のものを、現
像は反転現像を用いているので、記録時にはバイアス電
位付与手段141はプラス側が選択されている。
一方、トナー回収時においては、バイアス極性選択手
段140は、マイナス側が選択される。このバイアス電位
における静電気の作用によって被現像体102上に付着し
ていたトナー108は現像装置106に回収され、次の記録に
使用される。
次に、本考案の第二の実施例を示す記録装置における
トナー回収装置について説明する。
第8図は本考案の第二の実施例における現像装置の記
録時の状態図、第9図は本考案の第二の実施例における
現像装置のトナー回収時の状態図である。
この場合、現像装置106の手前にトナー除去手段であ
るブレード145が設けられる。このブレード145は通常の
記録時には被現像体102と非接触状態(第8図)に置か
れ、記録紙114のジャムが発生し被現像体102上のトナー
108を除去する必要がある時に被現像体102に当接する
(第9図)。すなわち、ジャムが発生すると、図示しな
い接触・非接触の選択手段、例えばソレノイドが作動
し、被現像体102にブレード145を接触させる。こうし
て、被現像体102上のトナー108を清掃するとともに、除
去したトナー108を重力の力を利用して現像装置106内に
導き回収するようになっている。
次に、本考案の第三の実施例を示す記録装置における
トナー回収装置について説明する。
第10図は本考案の第三の実施例における現像装置の記
録時の状態図、第11図は本考案の第三の実施例における
現像装置のトナー回収時の状態図である。
発熱ロール113の圧力を解除することなく現像装置に
トナー108を回収する方法であり、この場合、ジャムが
発生すると、静電潜像担持体101や被現像体102の動作を
停止させた後、逆方向に搬送し、第二の実施例と同様に
現像装置106の上方に設けられたトナー除去手段である
ブレード146を被現像体102に押し当ててトナー108を除
去、清掃し、重力の作用によって現像装置106内に回収
する。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
これらを本考案の範囲から排除するものではない。
例えば、第二、第三実施例において、記録時とトナー
回収時でブレード145,146の接触と非接触を選択してい
るが、常時接触状態にしてもよい。常に接触させておい
ても記録の妨げにはならない。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば、記録装
置においては、駆動手段によって回転させられる静電潜
像担持体と、該静電潜像担持体と一部が密着させて重ね
られ、静電潜像担持体の回転に伴って搬送される被現像
体と、上記静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成する
手段と、上記静電潜像担持体に密着させて重ねられた被
現像体に対向させて配設され、上記静電潜像に対応する
トナー像を被現像体上に形成する現像装置と、接離自在
に配設された一対のロールによって構成され、接触状態
において上記被現像体と最終記録支持体とを重ねて、上
記被現像体上のトナー像の最終記録支持体への転写と定
着とを同時に行う転写・定着手段と、最終記録支持体の
ジャムの発生を検出するジャム検出手段と、該ジャム検
出手段によってジャムの発生を検出したときに、上記転
写・定着手段を非接触状態にして、トナー像が形成され
た上記被現像体を順方向に搬送する手段とを有する。
そして、上記現像装置は、上記ジャム検出手段によっ
てジャムの発生が検出されたときに、近傍に搬送された
上記被現像体上のトナーを現像装置に回収する手段を備
える。
この場合、ジャム検出手段によってジャムの発生が検
出されると、上記転写・定着手段が非接触状態に置か
れ、上記被現像体上のトナーが被現像体の搬送に伴って
現像装置の近傍に送られ、該現像装置によって回収され
る。
したがって、ジャムが発生した時点において、既に被
現像体上に形成されているトナー像を除去することがで
きるとともに、転写・定着手段へのトナーの転移を防止
することができる。その結果、最終記録支持体に裏面汚
れのない画像を形成することができる。
さらに、被現像体上のトナーは現像装置によって回収
され、再び現像に使用されるので、トナーを装置外へ廃
棄する必要がなくトナーの使用効率がよい。
本考案の他の記録装置においては、駆動手段によって
回転させられる静電潜像担持体と、該静電潜像担持体と
一部が密着させて重ねられ、静電潜像担持体の回転に伴
って搬送される被現像体と、上記静電潜像担持体の表面
に静電潜像を形成する手段と、上記静電潜像担持体に密
着させて重ねられた被現像体に対向させて配設され、上
記静電潜像に対応するトナー像を被現像体上に形成する
現像装置と、一対のロールによって構成され、上記被現
像体と最終記録支持体とを重ねて、上記被現像体上のト
ナー像の最終記録支持体への転写と定着とを同時に行う
転写・定着手段と、最終記録支持体のジャムの発生を検
出するジャム検出手段と、該ジャム検出手段によってジ
ャムの発生を検出したときに、トナー像が形成された上
記被現像体を逆方向に搬送する手段とを有する。
そして、上記現像装置は、上記ジャム検出手段によっ
てジャムの発生が検出されたときに、近傍に搬送された
上記被現像体上のトナーを現像装置に回収する手段を備
える。
この場合、ジャム検出手段によってジャムの発生が検
出されると、上記被現像体が逆方向に搬送されるととも
に、該被現像体上のトナーが、被現像体の逆方向への搬
送に伴って現像装置の近傍に送られ、該現像装置によっ
て回収される。
したがって、ジャムが発生した時点において、既に被
現像体上に形成されているトナー像を除去することがで
きるとともに、転写・定着手段へのトナーの転移を防止
することができる。その結果、最終記録支持体に裏面汚
れのない画像を形成することができる。
さらに、被現像体上のトナーは現像装置によって回収
され、再び現像に使用されるので、トナーを装置外へ廃
棄する必要がなくトナーの使用効率がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す記録装置の概略構成図、
第2図は本考案の記録装置の画像形成プロセスのタイム
チャート、第3図は記録紙の搬送のためのフローチャー
ト、第4図は本考案の記録装置における転写・定着部の
機構図、第5図は本考案の記録装置における転写・定着
部のジャム発生時の機構図、第6図は現像装置の記録時
の状態図、第7図は現像装置のトナー回収時の状態図、
第8図は本考案の第二の実施例における現像装置の記録
時の状態図、第9図は本考案の第二の実施例における現
像装置のトナー回収時の状態図、第10図は本考案の第三
の実施例における現像装置の記録時の状態図、第11図は
本考案の第三の実施例における現像装置のトナー回収時
の状態図、第12図はカールソン方式による電子写真記録
方法を用いた画像形成装置の概念図、第13図は感光体ド
ラム上のクリーニング装置を不要とした画像形成装置の
概略構成図である。 101……静電潜像担持体、101a……導電性支持体、101b
……光導電層、102……被現像体、104……帯電装置、10
5……露光装置、106……現像装置、107……トナー担持
体、108……トナー、111……引張りロール、114……記
録紙、116……送紙ロール、121,122……紙検出センサ、
133……定着クリーナ、145……ブレード。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 駆動手段によって回転させられる
    静電潜像担持体と、 (b) 該静電潜像担持体と一部が密着させて重ねら
    れ、静電潜像担持体の回転に伴って搬送される被現像体
    と、 (c) 上記静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成す
    る手段と、 (d) 上記静電潜像担持体に密着させて重ねられた被
    現像体に対向させて配設され、上記静電潜像に対応する
    トナー像を被現像体上に形成する現像装置と、 (e) 接離自在に配設された一対のロールによって構
    成され、接触状態において上記被現像体と最終記録支持
    体とを重ねて、上記被現像体上のトナー像の最終記録支
    持体への転写と定着とを同時に行う転写・定着手段と、 (f) 最終記録支持体のジャムの発生を検出するジャ
    ム検出手段と、 (g) 該ジャム検出手段によってジャムの発生を検出
    したときに、上記転写・定着手段を非接触状態にして、
    トナー像が形成された上記被現像体を順方向に搬送する
    手段とを有するとともに、 (h) 上記現像装置は、上記ジャム検出手段によって
    ジャムの発生が検出されたときに、近傍に搬送された上
    記被現像体上のトナーを現像装置に回収する手段を備え
    ることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】(a) 駆動手段によって回転させられる
    静電潜像担持体と、 (b) 該静電潜像担持体と一部が密着させて重ねら
    れ、静電潜像担持体の回転に伴って搬送される被現像体
    と、 (c) 上記静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成す
    る手段と、 (d) 上記静電潜像担持体に密着させて重ねられた被
    現像体に対向させて配設され、上記静電潜像に対応する
    トナー像を被現像体上に形成する現像装置と、 (e) 一対のロールによって構成され、上記被現像体
    と最終記録支持体とを重ねて、上記被現像体上のトナー
    像の最終記録支持体への転写と定着とを同時に行う転写
    ・定着手段と、 (f) 最終記録支持体のジャムの発生を検出するジャ
    ム検出手段と、 (g) 該ジャム検出手段によってジャムの発生を検出
    したときに、トナー像が形成された上記被現像体を逆方
    向に搬送する手段とを有するとともに、 (h) 上記現像装置は、上記ジャム検出手段によって
    ジャムの発生が検出されたときに、近傍に搬送された上
    記被現像体上のトナーを現像装置に回収する手段を備え
    ることを特徴とする記録装置。
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