JP2526207Y2 - 電力ヒューズの取付構造 - Google Patents
電力ヒューズの取付構造Info
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- JP2526207Y2 JP2526207Y2 JP5545791U JP5545791U JP2526207Y2 JP 2526207 Y2 JP2526207 Y2 JP 2526207Y2 JP 5545791 U JP5545791 U JP 5545791U JP 5545791 U JP5545791 U JP 5545791U JP 2526207 Y2 JP2526207 Y2 JP 2526207Y2
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- clip
- conductor
- power
- power fuse
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電力ヒューズの取付構
造に関する。
造に関する。
【0002】
【従来の技術】電力ヒューズは、同種のもの2本が並列
接続で用いられることがある。このような場合、従来
は、図3および図4に示すような取付構造により、2本
の電力ヒューズが被取付導体に取り付けられる。
接続で用いられることがある。このような場合、従来
は、図3および図4に示すような取付構造により、2本
の電力ヒューズが被取付導体に取り付けられる。
【0003】図3は取付構造の正面図、図4はその要部
であるクリップの斜視図で、図中、符号Fは電力ヒュー
ズ、21は被取付導体、22はクリップである。クリッ
プ22は、2つの抱持部22a,22aを有するもの
で、各抱持部22a内に電力ヒューズFを抱き込んだ形
で、その外側の重合部22b,22bがそれぞれボルト
23,23により締め付けられ、外端部が被取付導体2
1にボルト24により接続固定される。
であるクリップの斜視図で、図中、符号Fは電力ヒュー
ズ、21は被取付導体、22はクリップである。クリッ
プ22は、2つの抱持部22a,22aを有するもの
で、各抱持部22a内に電力ヒューズFを抱き込んだ形
で、その外側の重合部22b,22bがそれぞれボルト
23,23により締め付けられ、外端部が被取付導体2
1にボルト24により接続固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な取付構造では、次のような問題がある。
な取付構造では、次のような問題がある。
【0005】 被取付導体21から各電力ヒューズF
までの通電経路の長さが異なるので、両電力ヒューズ
F,Fの間で分流のアンバランスが生じやすく、安定的
な通電が阻害されるおそれがある。
までの通電経路の長さが異なるので、両電力ヒューズ
F,Fの間で分流のアンバランスが生じやすく、安定的
な通電が阻害されるおそれがある。
【0006】 クリップ22が2本用として一体構造
であるから、1本の電力ヒューズ取付用と共用すること
ができず、用意しておくべき部品点数が増える。
であるから、1本の電力ヒューズ取付用と共用すること
ができず、用意しておくべき部品点数が増える。
【0007】 被取付導体21に対して、2本の電力
ヒューズF,Fが一方側に大きく張り出すことになるの
で、被取付導体21の一方側に充分に大きなスペースを
確保しなければならない。
ヒューズF,Fが一方側に大きく張り出すことになるの
で、被取付導体21の一方側に充分に大きなスペースを
確保しなければならない。
【0008】 クリップ22は、2つの抱持部22
a,22aを有する比較的に複雑な形状であるので、コ
スト高になる。
a,22aを有する比較的に複雑な形状であるので、コ
スト高になる。
【0009】 電力ヒューズFを取り替えるような場
合、作業者がクリップ22を支えた状態で、このクリッ
プ22を被取付導体21に取り付けたり取り外したりす
る必要があり、取り替え作業が面倒で、手数がかかる。
合、作業者がクリップ22を支えた状態で、このクリッ
プ22を被取付導体21に取り付けたり取り外したりす
る必要があり、取り替え作業が面倒で、手数がかかる。
【0010】本考案は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、簡単な構造のもので、2本の電
力ヒューズを分流のアンバランスが発生しない状態で、
比較的に狭いスペース内に、容易に取り付け取り外しが
できる取付構造を提供することを課題とする。
なされたものであって、簡単な構造のもので、2本の電
力ヒューズを分流のアンバランスが発生しない状態で、
比較的に狭いスペース内に、容易に取り付け取り外しが
できる取付構造を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の課題を
達成するために、単一の電力ヒューズを抱持しうるクリ
ップと、このクリップを被取付導体に接続するための接
続金具とからなり、接続金具は、その片側もしくは両側
に配置した1個もしくは2個のクリップと共締めされる
ものであって、外端に、被取付導体を貫通するボルトに
係止しうるJ字形の鈎部を有する構成とした。
達成するために、単一の電力ヒューズを抱持しうるクリ
ップと、このクリップを被取付導体に接続するための接
続金具とからなり、接続金具は、その片側もしくは両側
に配置した1個もしくは2個のクリップと共締めされる
ものであって、外端に、被取付導体を貫通するボルトに
係止しうるJ字形の鈎部を有する構成とした。
【0012】
【作用】上記の構成において、2本の電力ヒューズを並
列接続する場合は、接続金具の両側にそれぞれクリップ
を配置した形で、これらのクリップと接続金具とを共締
めにより結合し、その接続金具の鈎部を、被取付導体に
貫通するボルトに引っ掛けて、接続金具と被取付導体と
を結合すればよい。このように取り付ければ、接続金具
の両側に対称的に電力ヒューズが位置することになり、
両電力ヒューズの間で分流のバランスがとれる。
列接続する場合は、接続金具の両側にそれぞれクリップ
を配置した形で、これらのクリップと接続金具とを共締
めにより結合し、その接続金具の鈎部を、被取付導体に
貫通するボルトに引っ掛けて、接続金具と被取付導体と
を結合すればよい。このように取り付ければ、接続金具
の両側に対称的に電力ヒューズが位置することになり、
両電力ヒューズの間で分流のバランスがとれる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の詳細を図1および図2に示す
一実施例に基づいて説明する。図1は、本考案の一実施
例に係る電力ヒューズの取付構造の正面図、図2はその
要部の分解斜視図である。
一実施例に基づいて説明する。図1は、本考案の一実施
例に係る電力ヒューズの取付構造の正面図、図2はその
要部の分解斜視図である。
【0014】これらの図において、Fは電力ヒューズ、
1はこの電力ヒューズFが接続される被取付導体であっ
て、この実施例に係る電力ヒューズの取付構造は、クリ
ップ2と、接続金具3とからなる。図示例では、電力ヒ
ューズFに2本に対応して、クリップ2の2組(4個)
が用いられる。
1はこの電力ヒューズFが接続される被取付導体であっ
て、この実施例に係る電力ヒューズの取付構造は、クリ
ップ2と、接続金具3とからなる。図示例では、電力ヒ
ューズFに2本に対応して、クリップ2の2組(4個)
が用いられる。
【0015】クリップ2は、1本の電力ヒューズFを抱
き込み固定しうるもので、帯板材を曲げ加工すること
で、図2に明示するように、単一の割筒形の抱持部2a
と、抱持部2aの開口縁から外側に張り出す重合部2b
とが形成され、重合部2bのほぼ中央にはボルト孔2c
が穿設されている。このクリップ2の重合部2bは、他
の逆向きのクリップ2の重合部2bと重ね合わせること
で、単一のボルト4とナット5とにより共締めしうるよ
うになっている。
き込み固定しうるもので、帯板材を曲げ加工すること
で、図2に明示するように、単一の割筒形の抱持部2a
と、抱持部2aの開口縁から外側に張り出す重合部2b
とが形成され、重合部2bのほぼ中央にはボルト孔2c
が穿設されている。このクリップ2の重合部2bは、他
の逆向きのクリップ2の重合部2bと重ね合わせること
で、単一のボルト4とナット5とにより共締めしうるよ
うになっている。
【0016】接続金具3は、前記のクリップ2を被取付
導体1に接続固定するためのもので、比較的幅狭の板材
からなり、図2に明示するように、その一端にはボルト
孔3aが穿設され、他端にはJ字形の鈎部3bが曲げ加
工により形成されている。この接続金具3は、そのボル
ト孔3aをクリップ2のボルト孔2cと合わせること
で、前記した単一のボルト4とナット5とにより、クリ
ップ2自体の締め付けと同時にクリップ2の重合部2b
に固定されるようになっている。また、接続金具3の鈎
部3bは、被取付導体1を貫通するボルト6に係止可能
で、その係止状態で該ボルト6とナット7との締め付け
により、被取付導体1に接続固定しうるようになってい
る。
導体1に接続固定するためのもので、比較的幅狭の板材
からなり、図2に明示するように、その一端にはボルト
孔3aが穿設され、他端にはJ字形の鈎部3bが曲げ加
工により形成されている。この接続金具3は、そのボル
ト孔3aをクリップ2のボルト孔2cと合わせること
で、前記した単一のボルト4とナット5とにより、クリ
ップ2自体の締め付けと同時にクリップ2の重合部2b
に固定されるようになっている。また、接続金具3の鈎
部3bは、被取付導体1を貫通するボルト6に係止可能
で、その係止状態で該ボルト6とナット7との締め付け
により、被取付導体1に接続固定しうるようになってい
る。
【0017】上記の構成において、電力ヒューズFの2
本を並列接続する場合は、接続金具3の両側にそれぞれ
クリップ2を配置し、各クリップ2の抱持部2a内には
それぞれ電力ヒューズFの端部を抱き込ませるととも
に、両クリップ2の重合部2b,…を互いに食い違い状
に重ね合わせた後、これらの重合部2bのボルト孔2c
と、接続金具3のボルト孔3aとにボルト4を挿通し、
このボルト4とナット5とを締め付ける。これで、各ク
リップ2が電力ヒューズFの端部に締め付け結合される
とともに、クリップ2の重合部2bには、接続金具3が
締め付け結合される。
本を並列接続する場合は、接続金具3の両側にそれぞれ
クリップ2を配置し、各クリップ2の抱持部2a内には
それぞれ電力ヒューズFの端部を抱き込ませるととも
に、両クリップ2の重合部2b,…を互いに食い違い状
に重ね合わせた後、これらの重合部2bのボルト孔2c
と、接続金具3のボルト孔3aとにボルト4を挿通し、
このボルト4とナット5とを締め付ける。これで、各ク
リップ2が電力ヒューズFの端部に締め付け結合される
とともに、クリップ2の重合部2bには、接続金具3が
締め付け結合される。
【0018】このようにして、電力ヒューズFとクリッ
プ2と接続金具3との結合体ができ、この結合体から
は、接続金具3の鈎部3bが上下に突出しているのであ
るが、一方、被取付導体1の端部には、予めボルト6を
貫通させておき、このボルト6の突出端に接続金具3の
鈎部3bを引っ掛ける。これで、結合体は被取付導体1
の側に支持されることになり、この後は、被取付導体1
を貫通するボルト6にナット7を締め付けることで、被
取付導体1と接続金具3とが接続固定されて、電力ヒュ
ーズFの取付が完了する。
プ2と接続金具3との結合体ができ、この結合体から
は、接続金具3の鈎部3bが上下に突出しているのであ
るが、一方、被取付導体1の端部には、予めボルト6を
貫通させておき、このボルト6の突出端に接続金具3の
鈎部3bを引っ掛ける。これで、結合体は被取付導体1
の側に支持されることになり、この後は、被取付導体1
を貫通するボルト6にナット7を締め付けることで、被
取付導体1と接続金具3とが接続固定されて、電力ヒュ
ーズFの取付が完了する。
【0019】この取付状態では、被取付導体1に直結す
る接続金具3の両側に対称的に電力ヒューズFが位置す
ることになり、各電力ヒューズFへの通電経路の長さが
等しく、両電力ヒューズF,Fの間で分流のバランスが
とれる。また、スペース的にも、2本の電力ヒューズ
F,Fは、中央の被取付導体1の側に寄った比較的狭い
範囲内に収まる。
る接続金具3の両側に対称的に電力ヒューズFが位置す
ることになり、各電力ヒューズFへの通電経路の長さが
等しく、両電力ヒューズF,Fの間で分流のバランスが
とれる。また、スペース的にも、2本の電力ヒューズ
F,Fは、中央の被取付導体1の側に寄った比較的狭い
範囲内に収まる。
【0020】なお、1本の電力ヒューズFを取り付ける
場合は、片側のクリップ2を省略すればよい。
場合は、片側のクリップ2を省略すればよい。
【0021】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、従
来の取付構造にはない、次のような効果が得られる。
来の取付構造にはない、次のような効果が得られる。
【0022】 2本の電力ヒューズを分流のアンバラ
ンスがない状態で取り付けることができ、これにより、
安定的な通電を確保することができる。
ンスがない状態で取り付けることができ、これにより、
安定的な通電を確保することができる。
【0023】 クリップは、電力ヒューズを1本取り
付ける場合にも2本取り付ける場合にも共用することが
でき、用意しておくべき部品点数が少なくて済む。
付ける場合にも2本取り付ける場合にも共用することが
でき、用意しておくべき部品点数が少なくて済む。
【0024】 2本の電力ヒューズを取り付ける場合
でも、被取付導体の両側にそれぞれ電力ヒューズが位置
することになるから、一方側への電力ヒューズの張り出
し寸法が短く、所要スペースが小さくて済む。
でも、被取付導体の両側にそれぞれ電力ヒューズが位置
することになるから、一方側への電力ヒューズの張り出
し寸法が短く、所要スペースが小さくて済む。
【0025】 2つの抱持部を有する従来のクリップ
に比べ、本考案のクリップや接続金具は形状が簡単で、
安価に製作しうる。
に比べ、本考案のクリップや接続金具は形状が簡単で、
安価に製作しうる。
【0026】 接続金具の鈎部の引っ掛けにより、ク
リップや電力ヒューズを被取付導体の側に支持させた状
態で、クリップを被取付導体に取り付けたり、取り外し
たりすることができ、電力ヒューズの取り替え作業が容
易に行える。
リップや電力ヒューズを被取付導体の側に支持させた状
態で、クリップを被取付導体に取り付けたり、取り外し
たりすることができ、電力ヒューズの取り替え作業が容
易に行える。
【図1】本考案の一実施例に係る電力ヒューズの取付構
造の正面図。
造の正面図。
【図2】上記実施例の要部の分解斜視図。
【図3】従来例の正面図。
【図4】上記従来例のクリップの斜視図。
F 電力ヒューズ 1 被取付導体 2 クリップ 3 接続金具 3b 鈎部 4,6 ボルト 5,7 ナット
Claims (1)
- 【請求項1】 単一の電力ヒューズ(F)を抱持しうる
クリップ(2)と、このクリップ(2)を被取付導体
(1)に接続するための接続金具(3)とからなり、 接続金具(3)は、その片側もしくは両側に配置した1
個もしくは2個のクリップ(2)と共締めされるもので
あって、外端に、被取付導体(1)を貫通するボルト
(6)に係止しうるJ字形の鈎部(3b)を有する、 ことを特徴とする電力ヒューズの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5545791U JP2526207Y2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 電力ヒューズの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5545791U JP2526207Y2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 電力ヒューズの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058858U JPH058858U (ja) | 1993-02-05 |
JP2526207Y2 true JP2526207Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=12999133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5545791U Expired - Fee Related JP2526207Y2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 電力ヒューズの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526207Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP5545791U patent/JP2526207Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH058858U (ja) | 1993-02-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |