JP2526174B2 - カルテ管理方法とそのための装置 - Google Patents
カルテ管理方法とそのための装置Info
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Description
イル状カルテを、1以上の診療科などの場所に対し、迅
速かつ合理的に仕分け搬送することができるカルテ管理
方法、並びに、そのための装置に関するものである。
ファイル状カルテを、複数の診療科に向け個々に仕分し
て搬送するようにしたカルテ管理装置に関しては、例え
ば、特公昭55−48616号、特開昭61−287605号、同61−1
83780号、特公平1−39374号などの発明が提案されてい
る。
容されている複数種類のファイル状カルテの中から出庫
要求のあった特定のカルテを抽出し、この抽出されたカ
ルテを所定の送付先に、自動又は手動により搬送するよ
うにした点で共通した機能が付与されている。
は、複数の診療科ごとに多数の患者について夫々にカル
テが作成されているため、このような複数種かつ多数の
カルテの中から、日々に乃至は時々刻々に全く区々のカ
ルテについて、それぞれに出庫要求がなされても、出庫
要求が出されたすべてのカルテを出来るだけ迅速に要求
先に届けることである。
要請に対して未だ充分ではないという問題がある。
保管手段単体としては、指定された特定のカルテを十分
に短かい時間で迅速に抽出できる機能を具備した装置が
実際に提供されており、また、一の発送元から複数の届
け先、つまり搬送先に、書類等の物品を仕分けして搬送
する運搬手段単体も、種々の機構,構造のものが実際に
提供されているが、従来装置の開発者らが腐心している
ところは、出庫要求された特定カルテの抽出機能を有す
る自動倉庫状のカルテ収納保管手段から抽出される個々
のカルテを、いかに合理的に運搬手段に積み込み、個々
の搬送先に搬送するかの点であり、この点で、従来提案
されている装置は未だ十分満足すべき機能を具備したも
のとはいえない。
のファイル状カルテが収納され、その中から指定された
特定カルテを自動抽出する機能を具備したカルテの自動
収納保管手段から抽出される個々のカルテを自動運搬手
段に積み込み、各カルテを複数の搬送先に合理的に仕分
け搬送することができるカルテの管理方法、並びに、そ
のための装置を開発することを課題としてなされたもの
である。
として説明するが、本発明はその名称に拘らずカルテ以
外のファイル状をなす書類等の取扱いにも適用できるこ
と勿論である。従って、本発明において、ファイル状の
カルテとは、ファイル状の書類や書籍なども含むものと
する。
は、多数のファイル状カルテを夫々の収容位置を決めて
収納すると共に、指令により特定のカルテを抽出して所
定位置まで保持搬送するカルテ収納保管手段と、前記で
抽出された特定のカルテを複数の搬送先の中から選択さ
れた特定搬送先に運搬するため各搬送先まで搬送路を形
成した運搬手段とを接続するに当り、前記カルテ収納保
管手段において抽出されたカルテを該収納保管手段内の
所定位置に形成したカルテ貯留部に一旦集めるようにす
ると共に、前記カルテ貯留部まで延設された搬送路上に
おいてこのカルテ貯留部に直接結合される運搬台車によ
り、前記貯留部に集められる抽出カルテをその貯留部ご
と運搬することを特徴とするものである。
イル状カルテを夫々の収納位置を決めて棚状をなす収納
部に収納すると共に、出庫指令により特定のカルテをピ
ッカーによって抽出し、該抽出カルテを前記ピッカーに
より所定位置まで保持搬送するようにしたカルテ収納保
管手段における当該所定位置を、このカルテ収納保管手
段の前記収納部の一部に、カルテ保持手段を具備したカ
ルテ貯留部として形成する一方、該カルテ貯留部に集め
られるカルテを複数の搬送先のいずれかに選択的に運搬
する運搬台車の搬送路を、前記カルテ貯留部まで延長敷
設し、前記運搬台車に前記カルテ保持手段を直接結合さ
せて当該台車により前記カルテをそのカルテ保持手段ご
と所望搬送先に運搬するようにしたことを特徴とするも
のである。
抽出されたカルテを一旦貯留するためのカルテ貯留部
を、カルテ保持手段を具備させて移動可能に形成すると
共に、該貯留部までカルテ運搬手段のガイドレールを延
長敷設し、運搬台車に前記貯留部のカルテ保持手段を結
合させて前記貯留部のカルテ保持手段ごとカルテの送付
先まで運搬することができるようにしたので、従来技術
においてカルテ収納保管手段とカルテ運搬手段の間に不
可欠であった移載手段が全く不要となる。
管理装置の一例におけるカルテ抽出から運搬までの作動
順序をそれぞれ概念的に示した斜視図、第2図はカルテ
管理装置の応用例の概要を示す平面図、第3図は第2図
の装置の正面図、第4図は第2図,第3図に示す装置の
要部の側面図、第5図は同じく第4図に示す装置の要部
の正面図、第6図は同じく第5図に示す装置の平面図、
第7図(a)は第2図〜第6図に示したカルテハンガー
の正面図、第7図(b)は第7図(a)の部分側面図、
第8図は第4図〜第6図に示す装置における要部の斜視
図、第9図は本発明方法を実施するカルテ管理装置の別
例の要部の概要を示す斜視図である。
一例において、ファイル状カルテ(以下、単にカルテと
いう)の収納保管手段は、第1図(c)に示されるよう
に、個々のカルテCaを立ち姿勢で吊下支持して収納でき
るように形成したハンガー状ラックによる収容部1aを多
数具備する棚状庫体1bの2本が、その収容部1aにおける
各カルテの出入口側を対向させて一個のカルテ収納部1A
として形成されている。
状庫体1b,1bの間に配設したカルテ抽出,収納用のピッ
カーである。このピッカー2Bは、前記庫体1b,1bの間の
上,下において設置されたガイドレール2a,2bと、この
レール2a,2bに支持案内されて走行するように形成され
た走行ポール2cと、このポール2cに昇降自在に架装され
たピッカー本体2dとから形成されている。
平行な向きで配設されると共に、カルテ収容部1aに対し
進退し、かつ、カルテCaを保持したカルテホルダーChに
対し開閉することにより、該ホルダーChを挟持,開放す
るように作用するハンドル(図に表われず)を具備して
形成されている。
方法の実施に使用するカルテ収納保管手段の一例を形成
する。
ピッカー本体2dが、外部の操作制御部3などから出され
るカルテ出庫指令を受け指令された特定カルテの収容部
1aに位置付けられ、前記ハンドルがその開閉動作を伴い
カルテ収容部1aのカルテホルダーChに対し進退して指令
された特定カルテを抽出する。
2cのガイドレール2a,2bに沿った走行とピッカー本体2d
のポール2c上での昇降位置決めによって、カルテ収納部
1Aの特定の位置まで移送されるが、本発明ではその特定
位置にカルテ貯留部4を形成する。
ルテ収納部1Aの手前側上部において、内部にカルテ収容
部1aと同じ構成の収容部4aを形成し、かつ、この収容部
4aの前面を開閉する蓋4bを設けた箱体4cにより形成して
いる。
れ、適宜開閉手段又は機構によって自動的に開閉される
ように取付けられている。この蓋体4bは箱体4cの姿勢が
変化しても、内部のカルテCaが箱体4cから脱落するのを
防ぐためのものである。
図(b),(d),(f)に示すようにカルテ運搬手段
5のレール5aが引込み敷設されている。
に沿って各カルテの搬送先、つまり、各診療科まで、中
間適宜の位置にレール分岐部5bを介在させ乍ら敷設され
る。
る箱体4cに結合される運搬台車5cの複数台が走行自在に
架装されている。
ール5aから隣のレール5aに乗せ替えるシフター5dとシフ
トされた台車5cが他の台車5cとの衝突などの走行障害を
回避するための待避路5eとが併設されている。
機械的結合などの適宜結合手段を用い、また、結合され
た箱体4cによるカルテ貯留部4のカルテ収容部4aを形成
するハンガーには、ピッカー本体2dによりカルテ収納部
1Aから抽出された特定のカルテCaが当該ピッカー本体2d
の作動により収容吊下される。
数枚のカルテCaの収容が可能であるから、1個のカルテ
貯留部4、つまり箱体4cには同じ診療科向けの複数のカ
ルテCaをピッカー本体2dにより収容するようにすること
により、この貯留部4を形成する箱体4cはそのまま当該
箱体4cと結合された台車5cごと特定の診療科へ向けて走
行させれば足りる。
て、ランダムに要求される各診療科向けの多数のカルテ
の出庫要求を、前記制御部3などにおいて各診療科ごと
にまとめた出庫要求データに編成し直して、各診療科ご
とにまとめて出庫要求されたカルテを抽出し、カルテ貯
留部4の箱体4cに収容貯留するようにすると合理的なカ
ルテ抽出運搬準備が出来ることとなる。
カルテ貯留部4の箱体4cを、各診療科単位で独立して複
数個形成すると、ランダムになされる出庫要求データを
上記制御部3などにおいて並べ直すことなく、ピッカー
2Bに出庫要求順に各カルテCaを抽出させ、抽出した各カ
ルテCaをそのピッカー本体2dにより夫々の診療科ごとの
カルテ貯留部4の箱体4cに収容させるようにすることも
できる。
と独立して設ければ、各収納部1Aに形成する夫々のカル
テ貯留部4は、そのまま各診療科向け専用のカルテ貯留
部となるので、このようにすることにより各診療科ごと
のカルテ運搬の制御ルーチンをより簡易なものにするこ
とができる。
るとき、その出発タイミングを一例として、次のように
制御すると、各診療科ごとのカルテ出庫要求の実態に合
ったカルテ配送を実現することが出来る。
てその容量一ぱいにカルテが収容されることを条件に台
車5cが出発させられるように制御されている場合におい
て、例えば、出庫要求カルテが多い診療科に対しては、
台車5cが頻繁に出発できるが、出庫要求の少ない診療科
に対しては、そのカルテ貯留部4がなかなか上記出発条
件をみたさないので出庫要求から長い時間経過しても要
求カルテの配送が出来ないという問題が生じる。
ることを出発条件とするほか、この条件に又はこの条件
とは別に、各診療科ごと前回出発した時刻から経た時間
を計時したり、或は、各診療科ごと単位時間内における
出発回数を計数することにより、出発タイミングを調整
又は補正し、待ち時間の少ないカルテ配送を実現できる
ようにするのである。
庫要求に従い抽出した個々のカルテCaをカルテ貯留部4a
に一旦留保する一方、この貯留部4を形成している箱体
4c自体をそのまま運搬台車5cに結合させてカルテ要求先
に運搬するようにしたので、従来装置で不可欠であった
いわゆる移載装置を省略できるという大きな利点が得ら
れる。
ルテ収納部1Aとピッカー2B、カルテ運搬手段5、並び
に、カルテ貯留部4を第9図に示すように形成すること
によっても得られるので、本発明の第2実施例を第9図
並びに第7図により説明する。
に、ピッカー2Bにおいて、ガイドレール2aを収納部1Aの
最上段より少し高く形成する一方、このピッカー2Bにお
いて、最上位に位置付けられるピッカー本体2dに対向す
る棚状庫体1bの天板の上に、第7図(a),(b)に示
すハンガー状のカルテハンガー41とそれを支持する箱体
41cを、カルテ貯留部4の別例として形成し配置した。
敷設された運搬手段5のレール5aに架装されている運搬
台車51cに、当該ハンガー41が直接結合又は箱体41cを介
して間接に接合可能に、ここでは前記台車51cに懸吊状
態で結合されるように、上面を開放した箱体41cに載架
支持されているか、又は、蓋41bを有する箱体41cの内部
に吊下支持されて配置されている。
に、複数のカルテCaを懸吊支持できる構造であるから、
前述のピッカー本体2dによって収納部1Aから抽出された
各カルテCaは前記ハンガー41に懸吊スタイルで支持替え
させられたあと、第9図に示すように、該ハンガー41
が、それ自体が直接結合、又は、箱体4cを介して間接に
結合される運搬台車51cによって目的地に向けて運搬さ
れることとなる。
関接の結合関係の内容について説明する。
9図に示すように、カルテ貯留部4として前記庫体1bの
上に上面開口箱体41cに支持させて設けるハンガー41自
体が、複数のカルテを吊下支持して、そのまま、又は、
箱体41cとともに台車51cに結合され、目的地に運搬され
ることをいい、本発明の第2実施例を具体化したもので
ある。
前記台車51cに結合するため、そのカルテ貯留部4が形
成されている位置から前記ハンガー41、或は、箱体41c
を少し移動させ運搬台車51cに結合させる必要がある場
合がある。この場合、従来は、カルテ収納保管手段1Aと
運搬手段5のレール5aの間に、独立した移載手段を設け
ていたが、本発明は独立した移載手段を必要としない移
載態様へ発展可能であり、これが本発明の応用例であ
る。
図,第8図を中心に説明する。
ー41に、それが吊下支持したカルテCaを台車51cの上面
側に設けた容器51fに積み変えるように機能するための
機構が付与されている。
いる。
における庫体1bの上部の棚板を2段程度取外すと共にそ
の上の天板を除去し、残った棚板11bの上面側であっ
て、ピッカー2Bの走行ポール2cにおける上昇位置のピッ
カー本体2dに対向する位置に、カルテ貯留部4のコラム
42を庫体1bの開口面に沿って前後動可能にして立設す
る。そして、該コラム42に対して自動昇降し、かつ、収
納部1Aにおける庫体1bの開口面に平行な水平アーム43を
前記コラム42に架装し、このアーム43の下面側に、当該
アーム43の長さ方向に沿って自動的に進退可能にしたカ
ルテハンガー41を取付け、前記ハンガー41がカルテ貯留
部4の上で昇降,進退自在の移動型のカルテ貯留部に形
成した。
たアーム43に吊下されたカルテハンガー41は、先の本発
明装置におけるカルテ貯留部4と略同じ位置に位置付け
られてピッカー2Bにより抽出される特定カルテCaを貯留
する。つまり、このハンガー41に、カルテ収納部1Aから
抽出された各カルテCaがピッカー本体2dによって一旦貯
留されるようにセットされるのである(第5図の,
参照)。
に達するか、又は、所定タイミングが計時されると、こ
のハンガー41を保持したアーム43が上昇させられ、台車
51cの上に配置された運搬容器51fの上方まで前記ハンガ
ー41を持上げる(第4図の参照)。
し、カルテハンガー41を運搬容器51fの真上に位置付け
てから降下し、カルテハンガー41に吊下されているカル
テCaを前記容器51fの内部に入れる(第4図の,参
照)。
方向にスライドすることにより、前記カルテハンガー41
に吊下支持されていた各カルテCaは、このハンガー41の
挟持部41aから前記スライドにより外れ、上記台車51cと
一体の容器51f内に収容されるのである(第5図の,
参照)。
一体の台車51cは、そのままこれらカルテCaの送付先、
即ち、第2図,第3図に示したレール5a,5a′上を特定
の診療科に向け走行させられることとなる。
いてそのピッカー2Bにより抽出される出庫要求にあった
カルテは、カルテ貯留部として形成したカルテハンガー
41に一旦保持され、当該ハンガー41のカルテが走行台車
51cの容器51fに収容されて送付先に向け運搬されるの
で、カルテ抽出→カルテ貯留部に一旦保持→保持されて
いたカルテを運搬台車で運搬する点で先の本発明装置と
ほぼ同等の搬送形態をとることができる。
装されたアーム43を設けず、これに代えて搬送レール5a
を前記コラム42が設けられたカルテ貯留部まで延長敷設
することにより、カルテハンガー41を直接台車51cに保
持させ、このハンガー41によるカルテ貯留部を運搬台車
51cに直結した型式、つまり、先に説明した本発明の第
2実施例と同様の構成のカルテ管理装置が形成できる。
態を採用するかは、本発明装置を設置する場所の空間の
広狭,形態,カルテ管理規膜などに応じ、任意に選択す
ることができる。
診療科で用済みとなった各カルテCaは、各診療科まで運
搬されたカルテ保持手段4c又は41に収容又は保持させて
返却することにより、運搬台車によってカルテ収納保管
手段のカルテ貯留部4に返却運搬させることにより、返
却も自動的になすことができる。
又は41にカルテが返却されれば、当該貯留部のカルテは
ピッカー2Bのピッカー本体2dによって自動的にカルテ収
納部1Aの元の位置に返却収納されそこで保管されること
となる。
は、これらを手押運搬台車により各搬送先からカルテ収
納部1Aに返却するようにしてもよいこと勿論である。
では、出庫要求に従ってカルテを抽出するカルテの収納
保管手段と、抽出されたカルテを所定の送付先に搬送す
る運搬手段との間に、ロボットやコンベアなどによるい
わゆる移載手段を不可欠としたが、本発明では前記カル
テの収納保管手段と運搬手段とを、移載手段を介在させ
ることなくカルテ収納保管手段における棚状庫体の中又
は上にカルテ保持手段を有するカルテ貯留部を形成し、
この貯留部のカルテ保持手段を運搬台車に直結したの
で、出庫要求されたカルテの抽出と送付先への運搬を移
載手段を経由させることなくきわめて迅速かつ合理的に
なし得るという利点がある。
理装置の一例におけるカルテ抽出から運搬までの作動順
序をそれぞれ概念的に示した斜視図、第2図はカルテ管
理装置の応用例の概要を示す平面図、第3図は第2図の
装置の正面図、第4図は第2図,第3図に示す装置の要
部の側面図、第5図は同じく第4図に示す装置の要部の
正面図、第6図は同じく第5図に示す装置の平面図、第
7図(a)は第2図〜第6図に示したカルテハンガーの
正面図、第7図(b)は第7図(a)の部分側面図、第
8図は第4図〜第6図に示す装置における要部の斜視
図、第9図は本発明方法を実施するカルテ管理装置の別
例の要部の概要を示す斜視図である。 1A……カルテ収納部、1a……収容部、1b……棚状庫体、
2B……ピッカー、2a,2b……ガイドレール、2c……走行
ポール、2d……ピッカー本体、Ca……カルテ、Ch……カ
ルテホルダー、3……操作制御部、4……カルテ貯留
部、4a……収容部、4b……蓋、4c……箱体、41……カル
テハンガー、5……カルテ運搬手段、5a,5a′……搬送
レール、5b……分岐部、5c……運搬台車、5d……シフタ
ー
Claims (8)
- 【請求項1】多数のファイル状カルテを夫々の収容位置
を決めて収納すると共に、指令により特定のカルテを抽
出して所定位置まで保持搬送するカルテ収納保管手段
と、前記で抽出された特定のカルテを複数の搬送先の中
から選択された特定搬送先に運搬するため各搬送先まで
搬送路を形成した運搬手段とを接続するに当り、前記カ
ルテ収納保管手段において抽出されたカルテを該収納保
管手段内の所定位置に形成したカルテ貯留部に一旦集め
るようにすると共に、前記カルテ貯留部まで延設された
搬送路上においてこのカルテ貯留部に直接結合される運
搬台車により、前記貯留部に集められる抽出カルテをそ
の貯留部ごと運搬することを特徴とするカルテ管理方
法。 - 【請求項2】搬送台車に直接結合されるカルテ貯留部
は、カルテを収容支持する容器状、又は、カルテを懸吊
支持するハンガー状をなすカルテ保持手段を配置するこ
とにより形成する請求項1のカルテ管理方法。 - 【請求項3】カルテ貯留部は、出庫要求されるカルテの
搬送先ごとに別個に形成する請求項1又は2のカルテ管
理方法。 - 【請求項4】カルテ収納保管手段に形成する搬送先ごと
のカルテ貯留部は、当該搬送先にカルテを運搬した回
数、又は、前回搬送時刻を基準にして、各搬送先ごとに
カルテ貯留部の搬送出発タイミングを形成する請求項1
〜3のいずれかのカルテ管理方法。 - 【請求項5】多数のファイル状カルテを夫々の収納位置
を決めて棚状をなす収納部に収納すると共に、出庫指令
により特定のカルテをピッカーによって抽出し、該抽出
カルテを前記ピッカーにより所定位置まで保持搬送する
ようにしたカルテ収納保管手段における当該所定位置
を、このカルテ収納保管手段の前記収納部の一部に、カ
ルテ保持手段を具備したカルテ貯留部として形成する一
方、該カルテ貯留部に集められるカルテを複数の搬送先
のいずれかに選択的に運搬する運搬台車の搬送路を、前
記カルテ貯留部まで延長敷設し、前記運搬台車に前記カ
ルテ保持手段を直接結合させて当該台車により前記カル
テをそのカルテ保持手段ごと所望搬送先に運搬するよう
にしたことを特徴とするカルテ管理装置。 - 【請求項6】カルテ貯留部は、1個のカルテ収納保管手
段について、抽出されるカルテの2以上の搬送先に応じ
2箇所以上形成した請求項5のカルテ管理装置。 - 【請求項7】カルテ貯留部は、2以上のカルテを収納で
きる容器で形成した請求項5又は6のカルテ管理装置。 - 【請求項8】カルテ貯留部は、2以上のカルテを懸吊で
きるハンガーで形成した請求項5又は6のカルテ管理装
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