JP2525879Y2 - ワイヤリングハーネスの保持具 - Google Patents

ワイヤリングハーネスの保持具

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JP2525879Y2
JP2525879Y2 JP6415791U JP6415791U JP2525879Y2 JP 2525879 Y2 JP2525879 Y2 JP 2525879Y2 JP 6415791 U JP6415791 U JP 6415791U JP 6415791 U JP6415791 U JP 6415791U JP 2525879 Y2 JP2525879 Y2 JP 2525879Y2
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明典 平
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワイヤリングハーネス
の保持具に関する。すなわち車輌において、例えばバッ
テリー電源からメーター,ランプ等の各種電装品に至る
様々な配線等を途中で束ねたワイヤリングハーネスを、
車輌本体に取り付ける保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来例のワイヤリングハーネス
の保持具等を示す斜視図である。同図にも示すように、
ワイヤリングハーネス1は従来、保持具であるクリップ
2を用い車輌本体3に取り付けられていた。すなわちワ
イヤリングハーネス1は、所定間隔で配された多数のク
リップ2を用い、車輌本体3側の板金等に取り付けられ
ており、例えば、板金等に形成された取付穴にナットを
溶接し(図示せず)、ワイヤリングハーネス1を保持し
たクリップ2の重なった両端部を、ボルトにてナットに
螺合させ止着していた。図5中、4は車輌本体3側のイ
ンストルメントパネル、5は運転席である。他方、この
図5に示した従来例とは異なり、保持具としてリテーナ
状樹脂クリップを用い、これによりワイヤリングハーネ
ス1を車輌本体3に取り付けることも、従来行われてい
た。すなわち、ワイヤリングハーネス1は、所定間隔で
配された多数のリテーナ状樹脂クリップを用いて、車輌
本体3側の板金等に取り付けられ、ワイヤリングハーネ
ス1を保持したこのリテーナ状樹脂クリップは、板金等
に形成された取付穴に弾性変形を利用してその頭部を嵌
着し、止着されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1
に、前者の従来例、つまり図5に示したように、ワイヤ
リングハーネス1を保持するクリップ2をボルト,ナッ
トにて車輌本体3に取り付ける従来例にあっては、取付
作業に手間取るという問題があった。すなわち、多数の
クリップ2についてそれぞれ、ナットの溶接およびボル
トの螺合による止着等の作業を要し、しかも、その取付
対象である車輌本体3側の位置が、キャブ下部の狭い場
所であったり装備品の側面,背面である等、一般に取付
条件の悪い場所であることも相まって、取付作業が面倒
であり容易でなく、作業効率が悪かった。第2に、後者
の従来例、つまりリテーナ状樹脂クリップを用いて、ワ
イヤリングハーネス1を車輌本体3に取り付ける従来例
にあっては、まず取付強度に問題があった。すなわち、
リテーナ状樹脂クリップは、弾性変形を利用して車輌本
体3側の取付穴に止着されるので、仕掛り代つまり止め
代が小さく、もってワイヤリングハーネス1の重量が大
の場合、取付強度に不安が生じ、取付穴から離脱してし
まうこともあった。
【0004】第3に、更にこのリテーナ状樹脂クリップ
を用いた従来例にあっては、コスト面にも問題があっ
た。すなわち、車輌の型式・車種等が異なると、メータ
ー,ランプ,その他の電装品の数・種類等も異なり、ワ
イヤリングハーネス1の径・太さも異なってくる。そこ
で、このように大小各種の径・太さのワイヤリングハー
ネス1を、安定的に確実に保持するためには、それぞれ
に対応した形状・大きさの保持空間を備えたリテーナ状
樹脂クリップを、予め各種調製準備しておくことが必要
とされていた。又、このようなリテーナ状樹脂クリップ
の頭部が嵌着,止着される車輌本体3側の取付穴も、こ
れに見合った各種の径・大きさにて形成することを要し
ていた。このように、車輌の型式・車種そして電装品の
数・種類毎に異なるワイヤリングハーネス1の径・太さ
に対応して、各種の形状・大きさのリテーナ状樹脂クリ
ップが用いられ、又、車輌本体3側にも各種の取付穴が
形成されていたので、コスト負担が大きく問題となって
いた。
【0005】本考案は、このような実情に鑑み上記従来
例の問題点を解決すべくなされたものであって、所定径
の展開状態と収納状態に可変な複数の係止片が付設さ
れ、車輌本体の取付穴に止着されるクランプ本体と、所
定径の段部とつば部を介し連設され、ワイヤリングハー
ネスを保持するバンド部と、両者のロック部およびロッ
ク受と、を有してなることにより、第1に取付作業が簡
単容易化し、第2に取付強度に不安がなく、第3にコス
ト面にも優れた、ワイヤリングハーネスの保持具を提案
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本考
案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
ワイヤリングハーネスの保持具は、車輌においてワイヤ
リングハーネスを車輌本体に取り付けるものである。そ
して、クランプ本体と、該クランプ本体の外周に付設さ
れ常態である外方に張り出された展開状態と止め具を用
い外周に沿って折り畳まれた収納状態とに可変な複数の
係止片と、該クランプ本体の基端に段部を介し形成され
たつば部と、該つば部に連設され可撓材よりなりわん曲
により内側に前記ワイヤリングハーネスを保持可能なバ
ンド部と、該バンド部の先端部に形成されたロック部
と、該クランプ本体に形成され該ロック部と係合可能な
ロック受と、を有してなる。そして、車輌本体側に形成
された取付穴に対し、まず該クランプ本体部分は、付設
された前記係止片の展開状態では径大となり収納状態で
は径小となり、又、該取付穴に対し前記段部は径小であ
り、更に、前記つば部は径大となっている。
【0007】
【作用】本考案に係るワイヤリングハーネスの保持具
は、このような手段よりなるので、次のごとく作用す
る。すなわち、バンド部をわん曲させてワイヤリングハ
ーネスを保持し、ロック部をロック受と係合させる。こ
れとともに、係止片が収納状態とされたクランプ本体
を、車輌本体側の取付穴に挿通し、係止片を展開状態と
することにより、係止片とつば部が両側から取付穴に係
止されてクランプ本体が取付穴に止着され、もって、ワ
イヤリングハーネスが車輌本体に取り付けられる。そこ
で第1に、このようにバンド部でワイヤリングハーネス
を保持するとともに、クランプ本体を取付穴に止着する
ことにより、ワイヤリングハーネスが取り付けられ、溶
接,螺合等を要せず取付作業が簡単容易化される。第2
に、係止片とつば部が取付穴に両側から係止されること
により、クランプ本体が車輌本体に確実かつ強固に止着
され、ワイヤリングハーネスの取付強度に不安がない。
第3にワイヤリングハーネスの径・太さは各種異なる
が、この保持具は、1種類の形状・大きさでこのような
各種のワイヤリングハーネスに対応でき、又、車輌本体
側の取付穴の径・大きさも1種類でよい。
【0008】
【実施例】以下本考案を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1,図2,図3,図4は本考
案の実施例を示し、図1は製作時の展開斜視図、図2の
(1)図は準備段階の斜視図、図2の(2)図は止め輪
の斜視図、図3の(1)図は取付段階の正断面図、図3
の(2)図は同平面図、図4の(1)図は取付完了段階
の正断面図、図4の(2)図は同平面図、図4の(3)
図はロック部とロック受の拡大した正断面図である。
【0009】この保持具Aは、車輌においてワイヤリン
グハーネス1を車輌本体3に取り付けるものであり、例
えば樹脂製よりなり、次のクランプ本体6,係止片7,
つば部8,バンド部9,ロック部10,ロック受11等
を、有してなる。まずクランプ本体6は、図示例では短
円柱状をなし、例えば、図1に示すように縦に2分割さ
れたものを、図2以下に示すように円柱状に接合して使
用される。係止片7は、このクランプ本体6の外周に複
数付設され、常態である外方に張り出された展開状態
(図1,図4参照)と、止め輪12等を用い外周に沿っ
て折り畳まれた収納状態(図2,図3参照)とに、可変
となっている。図示例の係止片7は、縦長の略細板状を
なし、縦の側縁がクランプ本体6の外周にそれぞれ取り
付けられるとともに、常態では放射方向に張り出され展
開状態となるよう付勢され、略花弁形状をなす。
【0010】止め輪12は、このような付勢力に抗し各
係止片7を、クランプ本体6の外周に沿って折り畳んだ
収納状態に保持する止め具の1例であるが、止め具は、
これに限定されることなく他に各種のものが考えられ、
例えば、係止片7が展開状態とされた場合には不使用と
して処分される輪ゴムを用いることも考えられる。さ
て、図示例の止め輪12は、リング部分13とフランジ
部分14とが一体成形されてなり、断面略凸字状をなし
(図2の(2)図等参照)、リング部分13が係止片7
の下部を内側に係止した場合、係止片7は収納状態に保
持される(図2,図3参照)。次につば部8は、クラン
プ本体6の基端に段部15を介し形成され、クランプ本
体6,段部15,つば部8は一体成形されている。
【0011】バンド部9は、つば部8に基端が連設さ
れ、フレキシブルな樹脂等の可撓材よりなり、帯状をな
し、わん曲により内側にワイヤリングハーネス1を保持
可能となっている。このバンド部9の自由端たる先端部
には、ロック部10が形成されており、図示例のロック
部10は、外側に複数の凹凸が形成されてなる。そして
このロック部10は、クランプ本体6内に形成されたロ
ック受11と係合可能となっており、図示例では、クラ
ンプ本体6内に角形の貫通穴たる縦穴16が設けられ、
この縦穴16内上部に、ロック受11が形成されてい
る。図示例のロック受11は、ロック部10の複数の凹
凸と係合可能な複数の係合小片が形成されてなり、この
ロック受11の係合小片は、先端側が図面上では上方に
傾斜しているので(図4の(3)図等参照)、バンド部
9のロック部10は、このロック受11との係合状態に
おいて、図面上では上方に更に移動可能ではあるが、下
方には移動不能となってる。つまり、両者の係合は可能
であるが、係合解除は不能となっている。
【0012】17は、車輌本体3側の板金等に複数形成
された、例えば円形の取付穴である。そしてこの取付穴
17に対し、クランプ本体6部分は、外周に付設された
係止片7の展開状態では径大となり収納状態では径小と
なり、又、この取付穴17に対し、段部15は径小であ
り、つば部8は径大となっている。更に、この取付穴1
7に対し、止め輪12のリング部分13はほんの僅か径
小であり、止め輪12のフランジ部分14は径大となっ
ているが、これらのリング部分13およびフランジ部分
14の内径は、クランプ本体6側の段部15よりは、い
ずれも僅かに径大となっている。又、図示例において、
止め輪12は、そのフランジ部分14で常に段部15に
外嵌され、かつ、フランジ部分14より段部15の方が
高さ距離が大きく設定されているので、止め輪12は、
クランプ本体6とつば部8間を移動可能となっている。
なお、ワイヤリングハーネス1は、車輌本体3側のキャ
ブの例えばインストルメントパネル4(図5参照)付近
に配された、メーター,ランプ,ヒーター,クーラー,
カーステレオ等の各種電装品と例えばバッテリー電源間
の様々な配線,ケーブル,ファイバー等を、途中で束ね
た結線部よりなる。そしてワイヤリングハーネス1は、
例えば、インストルメントパネル4付近と運転席5の床
との間を、車輌本体3の装備品に沿って配される(図5
参照)。
【0013】本考案のワイヤリングハーネス1の保持具
Aは、以上のように構成されているので、以下のように
なる。すなわちまず、バンド部9をわん曲させ、その内
側にワイヤリングハーネス1を巻くように保持し、又、
バンド部9の先端部のロック部10を縦穴16中に挿通
し、クランプ本体6内のロック受11と係合させる(図
3,図4参照)。
【0014】これとともに、止め輪12にて各係止片7
が外周に沿って折り畳まれた収納状態とされ、径小とな
ったクランプ本体6等を、車輌本体3側の取付穴17に
挿通する(図3参照)。そして径小な段部15を介し、
取付穴17の一方側つまり図面上では上側にクランプ本
体6等を、他方側つまり図面上では下側につば部8を、
それぞれ位置せしめる(図4参照)。なお図示例では、
つば部8を取付穴17の下側に向け押し付けると、クラ
ンプ本体6そして係止片7のみが、取付穴17の上側に
位置せしめられ、段部15に沿って若干下降した止め輪
12は、リング部分13が取付穴17に嵌着され、フラ
ンジ部分14が取付穴17とつば部8間に係止される。
このようにして図示例では、止め輪12が係止片7から
解放され、係止片7を外方に張り出された展開状態とす
ることにより、径大となったクランプ本体6部分つまり
係止片7と、径大なつば部8が(図示例では止め輪12
のフランジ部分14を介し)、両側から取付穴17に係
止される。従って、クランプ本体6が取付穴17に抜き
出し不能に止着され、もって、ワイヤリングハーネス1
が車輌本体3に取り付けられるに至る。
【0015】なおこのような保持具Aにおいて、前述し
たバンド部9によるワイヤリングハーネス1の保持,ロ
ック係合と、上述したクランプ本体6の車輌本体3の取
付穴17への止着とは、そのいずれを先に実施してもよ
い。すなわち、まず、各保持具Aのバンド部9にワイヤ
リングハーネス1を保持,ロック係合させ、しかる後、
各保持具Aをクランプ本体6にて取付穴17に止着する
ようにしてもよく、又これとは逆に、まず、各保持具A
をクランプ本体6にて取付穴17に止着し、しかる後、
各保持具Aのバンド部9にワイヤリングハーネス1を保
持,ロック係合させるようにしてもよい。
【0016】さてこの保持具Aは、以上述べたところに
基づき、次の第1,第2,第3のようになる。第1に、
このようにバンド部9でワイヤリングハーネス1を保持
し、ロック部10とロック受11を係合させるととも
に、クランプ本体6を係止片7とつば部8にて車輌本体
3の取付穴17に止着することにより、ワイヤリングハ
ーネス1が車輌本体3に取り付けられる。このように溶
接,螺合等を要せず、この保持具Aでは、ワイヤリング
ハーネス1の取付作業が簡単容易化される。第2に、ク
ランプ本体6の係止片7と、つば部8が(図示例では止
め輪12のフランジ部分14を介し)、車輌本体3の取
付穴17に両側から係止されるので、クランプ本体6が
車輌本体3に確実かつ強固に止着される。このように、
この保持具Aを用いると、ワイヤリングハーネス1の取
付強度に不安がない。
【0017】第3に、車輌の型式・車種そして電装品の
数・種類毎に、ワイヤリングハーネス1の径・太さは各
種異なるが、この保持具Aは、1種類の形状・大きさで
このように各種のワイヤリングハーネス1に対応でき、
又、車輌本体3側の取付穴3の径・大きさも1種類でよ
い。すなわち、ワイヤリングハーネス1の径・太さに応
じ、バンド部8のわん曲を大小変化させ、わん曲長さを
伸縮させて、ロック部10とロック受11を適宜位置で
係合させることにより、同一の保持具Aでも、各種のワ
イヤリングハーネス1用にその保持空間を調整できる。
つまり同一の保持具Aで、各種の太い又は細いワイヤリ
ングハーネス1に対応可能である。又、同一のクランプ
本体6,係止片7,つば部8等が用いられるので、図示
例では止め輪12を介しこれらを止着,係合する車輌本
体3側の取付穴17の形状・大きさも、1種類でよい。
つまり、同一の取付穴17を複数形成するようにしてよ
い。
【0018】
【考案の効果】本考案に係るワイヤリングハーネスの保
持具は、以上説明したように、所定径の展開状態と収納
状態に可変な複数の係止片が付設され車輌本体の取付穴
に止着されるクランプ本体と、所定径の段部とつば部を
介し連設されワイヤリングハーネスを保持するバンド部
と、両者のロック部およびロック受と、を有してなるこ
とにより、次の効果を発揮する。
【0019】第1に、ワイヤリングハーネスの取付作業
が簡単容易化する。すなわちこの保持具では、バンド部
でワイヤリングハーネスを保持するとともに、クランプ
本体を車輌本体に止着することにより、ワイヤリングハ
ーネスが取り付けられ、この種従来例のように、取付条
件の悪い場所での各ナットの溶接,ボルトによる螺合等
の面倒な取付作業を要せず、取付作業が手間取らず簡単
容易化され、作業効率が向上する。第2に、ワイヤリン
グハーネスの取付強度に不安がない。すなわちこの保持
具では、係止片とつば部が取付穴に両側から係止される
ことにより、クランプ本体が車輌本体に止着され、この
種従来例のように弾性変形を利用した止着ではないの
で、止め代が大きく止着が確実かつ強固であり、ワイヤ
リングハーネスの重量が大の場合も、取付強度に不安が
なく取付穴からの離脱は生じない。
【0020】第3に、コスト面にも優れている。すなわ
ち、この保持具は、1種類で各種の径・太さのワイヤリ
ングハーネスに対応でき、又、車輌本体側の取付穴も1
種類でよい。つまり、この種従来例のように、予め各種
形状・大きさのものを調製し準備する必要がなく、又、
各種の径・大きさの取付穴を車輌本体に形成することも
不要となる等、コスト面にも優れている。このように、
この種従来例に存した問題点が一掃される等、本考案の
発揮する効果は顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るワイヤリングハーネスの保持具の
実施例を示し、その製作時の展開斜視図である。
【図2】同実施例を示し、(1)図は準備段階の斜視
図、(2)図は止め輪の斜視図である。
【図3】同実施例を示し、(1)図は取付段階の正断面
図、(2)図は取付段階の平面図である。
【図4】同実施例を示し、(1)図は取付完了段階の正
断面図、(2)図は取付完了段階の平面図、(3)図は
そのロック部とロック受の拡大した正断面図である。
【図5】従来例のワイヤリングハーネスの保持具等を示
す、斜視図である。
【符号の説明】
1 ワイヤリングハーネス 2 クリップ 3 車輌本体 4 インストルメントパネル 5 運転席 6 クランプ本体 7 係止片 8 つば部 9 バンド部 10 ロック部 11 ロック受 12 止め輪(止め具) 13 リング部分 14 フランジ部分 15 段部 16 縦穴 17 取付穴 A 保持具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌においてワイヤリングハーネスを車
    輌本体に取り付ける保持具であって、クランプ本体と、
    該クランプ本体の外周に付設され常態である外方に張り
    出された展開状態と止め具を用い外周に沿って折り畳ま
    れた収納状態とに可変な複数の係止片と、該クランプ本
    体の基端に段部を介し形成されたつば部と、該つば部に
    連設され可撓材よりなりわん曲により内側に前記ワイヤ
    リングハーネスを保持可能なバンド部と、該バンド部の
    先端部に形成されたロック部と、該クランプ本体に形成
    され該ロック部と係合可能なロック受と、を有してな
    り、車輌本体側に形成された取付穴に対し、まず該クラ
    ンプ本体部分は、付設された前記係止片の展開状態では
    径大となり収納状態では径小となり、又、該取付穴に対
    し前記段部は径小であり、更に、前記つば部は径大とな
    っていること、を特徴とするワイヤリングハーネスの保
    持具。
JP6415791U 1991-07-19 1991-07-19 ワイヤリングハーネスの保持具 Expired - Lifetime JP2525879Y2 (ja)

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