JP2525447Y2 - ロール成形装置 - Google Patents

ロール成形装置

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JP2525447Y2
JP2525447Y2 JP9082489U JP9082489U JP2525447Y2 JP 2525447 Y2 JP2525447 Y2 JP 2525447Y2 JP 9082489 U JP9082489 U JP 9082489U JP 9082489 U JP9082489 U JP 9082489U JP 2525447 Y2 JP2525447 Y2 JP 2525447Y2
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繁隆 島崎
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日本建工 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はロール成形装置、特に建築用金属製角柱を
成形するためのロール成形装置に関する。
[従来の技術] 従来の長尺な金属板材を断面矩形状にロール成形して
角柱を形成するロール成形装置を第5図乃至第7図に示
す。
第5図において、ロール成形装置1は、外ローラ2,3
のそれぞれ中央部に凹状の周溝2a,3aを形成し、軸4,4に
よりこの外ローラ2,3を回転させて長尺な金属板材5を
折曲して断面矩形状の角柱50を形成するようにしてい
る。この角柱50は金属板材5の両側縁部5a,5bを外ロー
ラ2,3の間で折曲する際に、第6図に示すような、接合
治具6により接合する。この接合治具6は本体7をロッ
ド8によりローラ2,3間に支持固定している。上記本体
7は略U字状で、凹部7a内には、接合された両側縁部5
a,5bを一方側へ折曲した状態で支持する支持部7bと折曲
された接合部分を堅締めして接合する噛合ローラ9aと、
この噛合ローラ9aと平行して回転する送りローラ9bとか
ら成る内部ローラ9とにより形成されている。
上記ロール成形装置1による角柱50の成形過程につい
て説明する。前段階において、金属板材5の両側縁部5
a,5bはそれぞれ角柱50の内側へ折曲され重ね合わされ
る。この場合、第7図に示すように、重ね合わされる両
側縁部5a,5bの長さを違わせて、長い方の側縁部5bの先
端側を折曲して短いほうの側縁部5bを挾持するようにし
て接合している。そして上記接合部分は外ローラ2,3及
び接合治具6の三者の間隙に連続供給されて接合治具6
の支持部7bで一方側へ折曲され、噛合ローラ9a,送りロ
ーラ9bと外部ローラ2の周溝2aとの間で圧接される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記従来のロール成形装置によれば、金
属板材5の一端5aを直接他端5bで挾持するようにして接
合し、この接合部分を一方側へ折曲してこの部分を圧接
しているが、接合構造上、この接合部分が外れやすい。
例えば、角柱50にボードをビス止めする際に接合部分が
ゆるんで、この接合部分が外れてしまったり、あるいは
角柱50にねじれが発生して、壁面を平坦にできなくな
る、また、接合治具6及び1組の外ローラ2,3で金属板
材5の接合部分を急激に成形するため、装置への金属板
材5の導入速度を速くすることができず、生産性が悪く
なる。更に、接合治具6に溝状に設けられた支持部7bの
中に無理やり接合部分を入れながら成形するため、接合
部分が支持部7bから外れることが往々にして発生し、そ
の都度、成形機を止めて調製しなければならない手間が
かかる問題がある。
この考案は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、接合部分が外れにくく、ねじれの発生し
にくい角柱を成形でき、かつ生産性を高めることができ
るロール成形装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案におけるロール成形装置は、ロール巻きされ
た長尺な第1金属板材をロール成形によりほぼ筒状に成
形しつつその両端縁を、内側方向でかつ内面に近接する
如く成形して内曲がり片を形成する複数の第1成形ロー
ラと、この第1成形ローラによる成形工程と同時に、ロ
ール巻きされかつ上記第1金属板材よりも幅狭で長尺な
第2金属板材をロール成形によりほぼ断面M字状に成形
しつつその両端縁を、内面に近接しかつ上記内曲がり片
の内面に係止する如く成形して内曲がり係止片を成形す
る複数の第2成形ローラと、この第2成形ローラにより
成形された上記内曲がり係止片を上記第1金属板材の内
曲がり片に係止させた状態で、内曲がり片近傍の外面側
と第2金属板材とに内外方向からプレス圧を加えて圧接
する複数の第3成形ローラとを備えたものである。
[作用] 第3成形ローラは、第1成形ローラで成形された第1
金属板材の内曲がり片に、第2成形ローラで成形された
第2金属板材の内曲がり係止片を係止した状態で、第1,
第2金属板材を接合し、圧接する。
[考案の実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図乃至第4図(a)
〜(d)に基づいて説明する。
各図において、11はアンコイラー12にロール巻きされ
た長尺でかつ成形する角柱の外周長に略等しい幅の第1
金属板材、13a,13b…はこの第1金属板材11を導入し、
ロール成形によりほぼ筒状に成形しつつその両端縁を、
内側方向でかつ内面11i,11iに近接する如く成形して内
曲がり片11a,11aを形成する成形ローラ群(複数の第1
成形ローラ)、14はミニアンコイラー15にロール巻きさ
れた長尺でかつ上記第1金属板材11よりも幅狭な第2金
属板材、16Aはこの第2金属板材14の導出ローラ、16Bは
第2金属板材14のガイドローラ、16a,16b…は上記成形
ローラ群13a,13b…による第1金属板材11の成形工程と
同時に上記第2金属板材14をロール成形によりほぼM字
状に成形しつつその両端縁を、内面に近接しかつ上記第
1金属板材11の内曲がり片11a,11aの内面11b,11bに係止
する如く成形して内曲がり係止片14a,14aを成形する成
形ローラ群(複数の第2成形ローラ)、17a〜17dは上記
成形ローラ群13a,13b…で形成された第1金属板材11
と、成形ローラ群16a,16b…で形成された第2金属板材1
4とを同期的に導入し、第2金属板材14の内曲がり係止1
4a,14aを上記第1金属板材11の内曲がり片11a,11aの内
面11b,11bに係止させ、かつこの状態で、内曲がり片14
a,14a近傍の外面W側と第2金属板材14とに内外方向か
らプレス圧を加えて圧接する成形ローラ群(複数の第3
成形ローラ)である。この成形ローラ群のうち成形ロー
ラ群17c,17dのそれぞれの上下ローラ間には中芯型17C,1
7Dが位置されていて、この中芯型17C,17Dを挟むように
上記第1金属板材11、第2金属板材14が導入され、この
中芯型17C,17Dで第2金属板材14を圧接している。尚、
第2金属板材の進路F2は第1金属板材11の進路F1の真下
を平行に進行させた後、上記ガイドローラ16Bで成形ロ
ーラ17aの方向に向くようにしている。
次に、成形過程を第2図乃至第4図(a)〜(b)に
基づいて説明する。
アンコイラー12から導かれた第1金属板材11は成形ロ
ーラ群13a,13b…でロール成形され、第2図に示すよう
な断面形状に成形される。また、ミニアンコイラー15か
ら導かれた第2金属板材14も同時に成形ローラ群16a,16
b…によりロール成形され、第3図に示すような断面ほ
ぼM字状に成形される。そして、各成形ローラ13a,13b
…、16a,16b…によりロール成形された上記第1金属板
材11及び第2金属板材14は同期的に成形ローラ17aに導
入され、(第4図(a))、その後、第4図(b)〜
(d)に示すような順序で接合,圧接される。即ち、成
形ローラ17bで第2金属板材14の内曲がり係止片14a,14a
は上記第1金属板材11の内曲がり片11a,11aの内面11b,1
1bに係止状態とされ、(第4図(b))、成形ローラ17
c,17d(第4図(c),(d))を経て、当該第2金属
板材14は第1金属板材11の内曲がり片11a,11aに圧接接
合され、角柱18が成形される。上記のように第2金属板
材14を予めほぼ断面M字状に成形しておくことにより、
上面が平坦に成形されたものと比べて、中芯型17C,17D
による圧接時に、M字状の上面が平坦状態に延びる分だ
け圧接方向にさらに力を加えることができるので、内曲
がり片11a,11aと第2金属板材14の圧接力を高めること
ができる。さらに第8図乃至第17図に基づいて詳細に説
明する。
本考案によるロール成形装置では、第1金属板材11,
第2金属板材14を、第8図に示すように、それぞれ成形
した後、接合して角柱18を成形する。
上記第1金属板材11は、第1成形ローラ群13a,13b・
・・によって、例えば第8図のA〜Dに示すような過程
を経て第2図の形状に成形される。
例えば第1図の成形ローラ13cにより第8図のBの状
態のように第1金属板材11を成形するとしたならば、こ
の成形ローラ13cは、例えば、第9図,第10図に示すよ
うな形状の上,下ロール130,131を有するものを用いれ
ばよい。また、第1図の成形ローラ13gにより第8図の
Dの状態のように第1金属板材11を成形するとしたなら
ば、この成形ローラ13gは、例えば、第11図,第12図に
示すような形状の上,下ロール132,133を有するものを
用いればよい。
尚、この場合、第1図の成形ローラ13bは第1金属板
材11を第8図のAの状態のように成形する成形ローラ、
成形ローラ13aはAの状態の前段階の成形を行なう成形
ローラ、成形ローラ13dはCの状態の前段階の成形を行
なう成形ローラ、成形ローラ13eはCの状態のように成
形する成形ローラ、13fはDの状態の前段階の成形を行
なう成形ローラとして説明しているが、第1金属板材11
の送り速度などによって各第1成形ローラの形状や第1
成形ローラ群の数を決めればよいことはいうまでもな
い。
また上記第2金属板材14は、第2成形ローラ群16a,16
b・・・によって、例えば第8図のE〜Gに示すような
過程を経て第3図の形状に成形される。これら第2成形
ローラ群16a,16b・・・は、例えば第13図に示すような
形状の上,下ロールを有するものを用いればよい。この
場合、上,下ロール134,135により成形ローラ16aが、
上,下ロール136,137で成形ローラ16bが、上,下ロール
138,139で成形ローラ16cが構成される。
第8図のHの工程(第4図(a)の工程)では、例え
ば第14図,第15図に示すような形状の上,下ロール140,
141を有する成形ローラ17aを用いて、第1,第2金属板材
11、14を一緒に搬送する。
第8図のIの工程(第4図(b)の工程)では、例え
ば第16図,第17図に示すような形状の上,下ロール142,
143を有する成形ローラ17bを用いることにより、角柱に
近い形状に成形される。
第8図のJの工程(第4図(c)の工程)では、上,
下ロールから成る成形ローラ17cと、第4図(c)に示
すような中芯型17Cとにより成形が行われる。この時、
中芯型17Cにより、第2金属板材14が第1金属板材11の
内曲がり片11a,11aに圧接され始める。
第8図のKの工程(第4図(d))の工程)では、
上,下ロールから成る成形ローラ17dと、第4図(d)
に示すような中芯型17Dとにより成形が行われ、第4図
(d)のような製品としての角柱18が完成する。この
時、中芯型17Dによって、第2金属板材14が完全に圧接
され、第2金属板材14が第1金属板材11に完全に接合さ
れる。
すなわち、中芯型17C,17Dによって、第2金属板材14
が第1金属板材11の内曲がり片11a,11aに圧接するよう
に接合され、角柱18が成形される。
上記実施例によれば、第1の金属板材11の両端の内曲
がり片11a,11aは第2金属板材14の内曲がり係止片14a,1
4aに係止された係合状態となって接合されているので、
接合構造上、接合部分が外れにくい。また、この接合部
分を強固に圧接せきるので、角柱18にボードをビス止め
する際においても、接合部分がゆるみにくく、この接合
部分が外れてしまったりすることがない。例え、もし接
合部分がゆるんだとしても、この接合部分は上記の如く
係合状態となっているため、外れてしまったり、あるい
は角柱18にねじれを発生させるようなことはない。さら
に、ロール成形が段階的なので成形ロールへの金属板材
の導入速度を速くでき、生産性を高めることができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案のロール成形装置によ
れば、ロール巻きされた長尺な第1金属板材をロール成
形によりほぼ筒状に成形しつつその両端縁を、内側方向
でかつ内面に近接する如く成形して内曲がり片を形成す
る複数の第1成形ローラと、この第1成形ローラによる
成形工程と同時に、ロール巻きされかつ上記第1金属板
材よりも幅狭で長尺な第2金属板材をロール成形により
ほぼ断面M字状に成形しつつその両端縁を、内面に近接
しかつ上記内曲がり片の内面に係止する如く成形して内
曲がり係止片を成形する複数の第2成形ローラと、この
第2成形ローラにより成形された上記内曲がり係止片を
上記第1金属板材の内曲がり片に係止させた状態で、内
曲がり片近傍の外面側と第2金属板材とに内外方向から
プレス圧を加えて圧接する複数の第3成形ローラとを備
えているので、接合部分が外れにくく、ねじれが発生し
にくい角柱を成形でき、かつ生産性も高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図(a)〜(b)は本考案のロール成形
装置の一実施例を示し、第1図は全体構成図、第2図は
成形ロール群13a,13b…最終段での第1金属板材の断面
図、第3図は成形ロール群16a,16b…最終段での第2金
属板材の断面図、第4図(a)〜(b)は各成形ロール
17a〜17dにおける第1,2金属板材の状態を示す断面図、
第5図乃至第7図は従来のロール成形装置の一例を示
し、第5図は斜視図、第6図は接合治具の斜視図、第7
図は角柱の断面図、第8図は本考案のロール成形装置に
よる角柱成形過程を説明するための図、第9図,第10図
は第1成形ローラ群のうちの1つの成形ローラの例を示
す斜視図,正面図、第11図,第12図は第1成形ローラ群
のうちの1つの成形ローラの例を示す斜視図,正面図、
第13図は第2成形ローラ群の一例を示す斜視図、第14
図、第15図は第3成形ローラ群のうちの1つの成形ロー
ラの例を示す斜視図,正面図、第16図,第17図は第3成
形ローラ群のうちの1つの成形ローラの例を示す斜視
図,正面図である。 11…第1金属板材、13a,13b…、16a,16…、17a〜17d…
成形ローラ群、14…第2金属板材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール巻きされた長尺な第1金属板材をロ
    ール成形によりほぼ筒状に成形しつつその両端縁を、内
    側方向でかつ内面に近接する如く成形して内曲がり片を
    形成する複数の第1成形ローラと、この第1成形ローラ
    による成形工程と同時に、ロール巻きされかつ上記第1
    金属板材よりも幅狭で長尺な第2金属板材をロール成形
    によりほぼ断面M字状に成形しつつその両端縁を、内面
    に近接しかつ上記内曲がり片の内面に係止する如く成形
    して内曲がり係止片を成形する複数の第2成形ローラ
    と、この第2成形ローラにより成形された上記内曲がり
    係止片を上記第1金属板材の内曲がり片に係止させた状
    態で、内曲がり片近傍の外面側と第2金属板材とに内外
    方向からプレス圧を加えて圧接する複数の第3成形ロー
    ラとを備えて成ることを特徴とするロール成形装置。
JP9082489U 1989-08-01 1989-08-01 ロール成形装置 Expired - Lifetime JP2525447Y2 (ja)

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CN102218484B (zh) * 2011-02-22 2013-06-12 宁波邦达智能停车设备股份有限公司 嵌套式复合型材构件的制造方法及其制造设备

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