JP2525305B2 - 対象物体結像装置 - Google Patents

対象物体結像装置

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JP2525305B2
JP2525305B2 JP4047847A JP4784792A JP2525305B2 JP 2525305 B2 JP2525305 B2 JP 2525305B2 JP 4047847 A JP4047847 A JP 4047847A JP 4784792 A JP4784792 A JP 4784792A JP 2525305 B2 JP2525305 B2 JP 2525305B2
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ゲルハルト・ツインザー
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ハイデルベルク・エンジニアリング・オプテイシエ・メスジステム・ゲーエムベーハー
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に立体的な対象物体
を結像する装置であって、対象物体を2方向、特に互い
に直交する2方向に走査するべく、各々1つのミラーを
具備した第1及び第2のスキャナを含む装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような装置はPCT出願第WO
90/00025号から公知であり、この出願に開示さ
れた装置は結像されるべき対象物体上に集束され得る光
線を発する光源を含む。光線の集束点は走査装置によっ
て対象物体の全体にわたって三次元的に誘導され得、個
々の地点で対象物体により反射された光が検出装置によ
って感知され得る。走査を2方向に行なうために、2つ
のスキャナもしくは光線偏向要素が設置されている。光
路内で上記2つの光線偏向手段間に、少なくとも2つの
光学結像要素から成るアセンブリが配置されており、こ
のアセンブリは水平偏向角度を変更するべく交換され得
る。2つの光線偏向要素間に配置される上記のような光
学要素はかなりの占有スペースを要する。その時々の構
成に関わりなく、2方向走査が2つの光線偏向要素(以
後“スキャナ”と呼称)によって行なわれる場合に光学
的に問題の無い走査を実現するためには原則として上記
のような付加的な光学要素が必要となる。念のために付
言するなら、2方向走査は2軸線方向に運動可能なスキ
ャナによっても行なわれ得よう。しかし、このような走
査は、例えば共振スキャナや多面鏡によって高速走査が
行なわれる場合の大きい走査速度の下では実現不可能で
ある。
【0003】更に、米国特許第4,318,582号か
ら、第1のミラーとして多面鏡を含む二次元走査装置が
公知である。光源から多面鏡に入射し、かつ該多面鏡に
よって反射された光はレンズ系を経て、多面鏡の回転軸
線に垂直な軸線の周囲にやはり回転もしくは回動可能で
ある第2のミラーに達する。この第2のミラーによって
光線は対象物体へと反射され、かつ対象物体によって反
射し返される。対象物体は、第1のミラーである多面鏡
の軸線と直交し、かつ第2のミラーの軸線に対して実質
的に平行である平面内に配置されている。上記2つのミ
ラーは適当なプロセッサ及び制御装置によって同期化さ
れて、平面的な対象物体を互いに垂直な2方向において
線状に走査する。第1及び第2のミラーの2方向走査の
ための回転運動の中心が空間的に互いに分離されている
ので、第1のミラーで反射された光線は原則として必ず
しも正確に第2のミラーの同じ箇所に当たらない。従っ
て、両回転ミラー間には上記レンズ系が不可欠であり、
レンズ系は第1のミラーの像を第2のミラー上に結び、
それによって第2のミラー上での光線の移動を低減す
る。このレンズ系の適用によって必然的に構成上の手間
が増し、かつ装置が大型化することを別にしても、レン
ズ系自体が結像エラーを招く。特に走査角度が比較的大
きい場合は、走査システムは比較的大型となる。
【0004】最後に、東独特許第266 654号から
は2つのミラーを含む光学的走査装置が公知であり、こ
の装置の2つのミラーは対象物体照射の際、または対象
物体によって反射され、もしくは発せられた光線の検出
の際に共働する。2つのミラーのうち、第1のミラーは
装置の瞳付近に配置されている。第2のミラーは、透過
光を第1のミラーの方へ向ける位置か、または第1のミ
ラーによって反射され、もしくは発せられた光を受ける
位置に配置されている。2つのミラーのこのような配置
は走査装置を構成するべく実現され得、その際第1のミ
ラーは装置の対称軸に垂直な軸線の周囲に回転する。第
2のミラーの軸線は第1のミラーの軸線に対して垂直に
伸長し、その際互いに交叉しない両軸線の間隔は2つの
ミラーの中心同士の平均間隔に等しい。2つのミラー間
に光学レンズ系は存在しないが、両ミラー上で光線が移
動するので、対応してミラーが大型となる。特に第1の
ミラー上での光線の移動が比較的甚だしい場合は、不都
合な結像エラーが起こる。光線がミラー上で移動するこ
とによって惹起されるエラーは走査プロセスにとって不
都合であり、しかもこのエラーは光線の前記移動が甚だ
しいほど、また走査角度が大きいほど増大する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、冒頭
に述べたような装置を改良して、コンパクトな構造なが
ら光学的に問題の無い走査プロセスを保証する装置を提
供することを目的とする。2つの走査ミラー間でレンズ
による光学的結像が行なわれることを必要としないと同
時に光学的結像エラーを免れる二次元走査システムが創
出されるべきである。本発明による装置は、単純でかつ
確実に機能する構造を有するべきであり、また特に共振
スキャナ及び多面鏡の適用によって大きい走査速度を実
現し得るべきである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1
記した諸特徴によって達成される。
【0007】本発明による装置は、構造がコンパクトで
ある点で優れており、光学的に単純な走査プロセスを保
証する。本発明の装置において2つのスキャナは、第1
のスキャナのミラー即ち第1のミラーが第1のスキャナ
の回転軸線に対して一定の距離を有し、かつ第2のスキ
ャナのミラー即ち第2のミラーの中心が第1のスキャナ
の回転軸線と第1のミラーとの間の上記距離の真ん中に
位置するように設置されている。共焦点レーザ走査シス
テムが創出され、このシステムにおいて第1のミラーは
第1のスキャナの回転軸線から横方向に離隔して配置さ
れている。第1のミラーは好ましくは、実質的に第1の
スキャナの回転軸線に対して平行に配置されており、そ
の際光源、特にレーザによって発せられる光線は第1の
ミラーの中心を取り囲む所与の領域内に入射する。この
領域は第1のミラーの回転の程度に従属して変化する。
光源と第1のミラーとの間に部分光透過性の偏向要素、
例えば半透鏡が配置されており、この偏向要素は、対象
物体により第2のミラーを介して第1のミラーへと反射
された光線を評価装置に送る。第2のミラーによって第
1のミラーへと反射された光線も、第1のミラーの中心
を取り囲む上記領域内に入射する。対応して、第2のミ
ラーは該ミラーの中心付近の領域内で光線が入射し、ま
たは反射されるように配置されている。第1のミラーの
回転に対応して第1の方向での対象物体走査が実現し、
第2のミラーの回転に対応して第2の方向での対象物体
走査が実現する。第1及び第2のミラーとその回転軸線
とは、2つの走査方向が好ましくは実質的に互いに直交
するように配置されている。本発明の範囲内で、走査方
向は必要であればここに示したのと異なる角度位置も取
り得る。第1及び第2のスキャナの回転軸線は、実質的
に互いに直交する2平面内にそれぞれ位置する。第1の
スキャナの回転軸線と第2のスキャナの回転軸線とは、
実質的に互いに垂直であるが交叉はしない。第2のスキ
ャナの回転軸線は実質的に第2のミラーの中心を通り、
その際第2のミラーの平面は実質的に第2のスキャナの
回転軸線に対して平行に配置されている。必要であれ
ば、対象物体を走査する2方向を互いに直交する以外の
方向に設定するべく第1及び第2のミラーを、それぞれ
のスキャナの回転軸線に対して僅かな角度だけ傾斜して
いる平面内に配置することも可能である。第1及び第2
のミラーが関連する回転軸線に対して平行に位置するこ
と、及び第1のスキャナの回転軸線と第2のスキャナの
回転軸線とが互いに対して垂直であることによって、対
象物体は互いに直交する2方向に好ましく走査される。
【0008】
【作用】 第1のスキャナが具備する第1のミラーは第1
のスキャナの回転軸線からずらして配置されており、一
方第2のスキャナが具備する第2のミラーの中心は第1
のスキャナの回転軸線と第1のミラーとの間の真ん中に
位置決めされている。本発明の構成によって光線の、第
1のミラー上でのミラー中心からの移動も第2のミラー
上でのミラー中心からの移動も最小限にまで低減され
る。従って、第1及び第2のミラーは非常に小さい寸法
を有し得、また走査の際に光線がミラー上で移動するこ
とによって生起するエラーは光学的中間結像を行なうこ
となしにきわめて僅かに留められる。本発明によるこの
特別の構成によって先に述べた光学的中間結像が不要と
なり、構造体積は従来公知の装置に比べて著しく減小さ
れ得る。構成上の手間は最小限にまで減少され、2つの
スキャナを機械的に結合する必要無い。
【0009】本発明による共焦点走査システムでは、走
査プロセスの焦平面を対象物体に関して、特に対象物体
中で変位させ得、それによって全体として三次元走査が
可能となる。光源、特にレーザ光源は結像されるべき対
象物体上に集束され得る光線を発し、その際走査運動の
回転中心が、対象物体と例えば1つのレンズとに関連す
る入射瞳内に結像される。本発明の構成によって、光線
は、走査角度から十分独立に2つのミラーのその時々の
中心領域に入射する。このようにして対象物体が鮮鋭に
結像されることによって、大きい信号密度が得られる。
【0010】本発明の特定例では、結像レンズを不動に
配置し、それ以外の走査システム部分はスライド可能と
することによって第3の方向用の走査ユニットが構成さ
れている。この構成によって、走査プロセスの焦平面を
対象物体中で変位させることができる。この特定例では
中間像平面が変位する。付加的な光学要素を用いること
なく、焦点が合わない状態でも光学的に問題の無い光路
が実現される。
【0011】発明による装置は、結像されるべき対象
物体上に集束され得る光線を発する光源と、光線の集束
点を対象物体の全体にわたって三次元的に誘導する走査
装置と、個々の地点で対象物体により反射された光を感
知する検出装置とを含む。共焦点構成によって、光軸に
平行な方向においても高い解像度が保証される。2つの
ミラーもしくは二重スキャナによって、実質的に直交す
る2方向での走査が行なわれる。2方向走査が行なわれ
る走査平面と直交する第3の方向での走査には、中間像
平面の変位が適用される。
【0012】特別の一例において、本発明による装置は
距離の測定に適用される。その際、本発明により対象物
体が鮮鋭に結像されることによって大きい信号密度が得
られるという事実が利用される。対象物体の前方または
後方では、信号密度は甚だしく減小する。本発明の構成
がもたらす光学的データから、焦点距離との関連で対象
物体までの距離が計算される。本発明の装置は、コンパ
クトな構造ながら確実な距離測定を可能にし、その際評
価装置において検出される、結像された対象物体の最大
信号密度が、調節された焦点距離に基づいての距離算出
のための基準値とされる。
【0013】本発明の、他の特定構成例及び長所は請求
項2から請求項10に記してあり、また以下の実施例の
説明にも述べてある。
【0014】
【実施例】本発明を、添付図面に基づき以下に詳述す
る。
【0015】図1に、第1のスキャナ1及び第2のスキ
ャナ2を概略的に示す。第1のスキャナ1に第1のミラ
ー3が機械的に結合されており、このミラー3は図平面
に垂直な軸線5の周囲に回動し得るように配置されてい
る。第2のスキャナ2には第2のミラー4が付属し、ミ
ラー4は図平面に平行な軸線6の周囲に回動し得る。軸
線5及び6は、互いに直交する2平面内にそれぞれ位置
し、かつ互いに対して垂直である。該図1においては、
ミラー3がゼロ位置にある場合が示されている。この場
合、図示されるように、ミラー3により反射された光線
は、ミラー4の中心に当たる。重要であるのは、ミラー
3がスキャナ1に対して距離7を置いて配置されてお
り、そのうえスキャナ2の回転軸線6がスキャナ1の回
転軸線5とミラー3との中間に位置することである。ミ
ラー4の中心は本発明によれば、ミラー3の中心とスキ
ャナ1の回転軸線5との間の距離7の1/2のところに
位置する。ミラー3の回転軸線5は実質的にミラー3の
平面に平行に伸長するが、ミラー3の中心と回転軸線5
との間には距離7が存在する。ミラー4の回転軸線6も
実質的にミラー4に平行に伸長する。回転軸線6はまた
実質的にミラー4の中心を通るが、必要であれば間隔を
設けることも可能である。ミラー4の中心が回転軸線5
から距離7の1/2だけ離隔していることが重要であ
る。ミラー3と4との間にレンズもしくは光学的結像手
段は存在せず、従って装置内部で光線9はミラー3及び
4の一方から他方に直接到達する。概略的に図示した光
線8は、光分割装置22から射出され、または該装置2
2に入射する光線である。特にレーザである光源24が
発する光線はまず上記装置22に達し、その後図1に示
した本発明装置を経て対象物体に達する。対象物体によ
って反射された光線も本発明による装置を経て光分割装
置22に達し、この時は装置22は入射光線を、その後
の評価のために評価装置もしくは検出器26に送る。対
象物体へと射出され、または対象物体によって反射され
た光線10は実質的に、光線8と9との両方がその内を
進む平面に対して直角に進む。
【0016】従って、ミラー4の中心をその原点とする
直交座標系が存在すると考えられ、この座標系のXY平
面は図平面に一致する。光線8はY方向に対して平行に
進み、光線9はミラー3と4との間をX方向に沿って進
む。スキャナ2の回転軸線6はY方向に伸長し、一方回
転軸線5はXY平面に直角である。
【0017】図2に、図1の装置を矢印IIの方向から
見たところを示す。この図では、軸線5は図平面内に位
置し、また軸線6は図平面に垂直である。ミラー3はス
キャナ1とアーム11を介して結合されており、それに
よって回転軸線5に対して距離7を有する。図2の平面
は、ミラー4の中心を原点とする座標系のXZ平面に相
当する。ミラー4によって反射され、または対象物体に
よってミラー4へと送り返される光線10はZ方向に進
む。ミラー4もしくはスキャナ2の回転軸線6もしくは
回転中心は、回転軸線5とミラー3の回転中心との中間
に位置する。図2にも、ミラー4から対象物体へと射出
され、または対象物体によって反射し返された光線10
を示す。光分割装置22からスキャナ1のミラー3に達
し、またはミラー3によって反射された光線8は、図平
面手前で該平面に直角に進む。
【0018】図3を参照して、図1に示した装置の機能
方法の原理を説明する。スキャナ1のミラー3がそのゼ
ロ位置から角度wだけ回転されると、本発明による構成
に基づき、光線9はスキャナ2のミラー4の回転中心に
角度2wを成して入射する。このことは、角度wが数度
程度と比較的小さく、最大でも10または5度である場
合に該当する。光線9がミラー4に入射する地点は通常
ミラー4の中心であるべきであろうし、走査角度wから
は独立であるべきであろう。本発明による装置の場合、
光線9の入射地点は角度wの変化と共に、次の式 g=(s/2)×w2(1−w) によって得られる量gだけ走査軸線沿いに変化する。上
記式中、変数sは距離7に対応する。本発明の範囲内
で、距離7もしくは変数sは約20mmとされ、それに
よって走査角度w=±5°の場合、入射地点の変化は0
〜0.08mmと非常に僅かとなる。本発明によりミラ
ー4がスキャナ1とミラー3との中間に配置されること
によって2つの走査運動は同じ回転中心を有し、即ちス
キャナ2のミラー4の回転中心が両走査運動の回転中心
となる。その際、光学的中間結像も2つのスキャナの機
械的結合も不要である。
【0019】本発明の、特にZ方向とも呼称される第3
の方向での走査に有用な特別の構成を図4を参照して説
明する。最初に、走査プロセスの焦平面を対象物体中で
変位させるためには走査システムと対象物体との間隔
を、特に対象物体を走査システムのレンズ下で移動させ
ることによって変更し得るか、または走査光線の発散を
変更し得ることが留意されよう。例えば眼底検査でのよ
うに最後方のレンズと対象物体との間隔が変化しない場
合は、走査光線の発散が変更され得る。この変更は通
常、付加的なレンズ系を用いることによってか、または
走査運動の回転中心をレンズ14及び対象物体20から
成る系の入射瞳内に結像する2つのレンズの一方を変位
させることによって行なわれる。付加的なレンズ系は付
加的な光学要素と対応する占有スペースとを必要とし、
また結像レンズの変位は、走査プロセスの回転中心即ち
走査瞳が変位することになるので結像エラーを招く。図
4に示した本発明の構成によれば、最後方の2つのレン
ズ13及び14が互いに対しても対象物体20に対して
も不動に保持される一方、走査システム16のレンズ1
3及び14以外の部分は軸線12に沿って第3の方向に
スライドされる。上記レンズ13及び14によって、走
査運動の回転中心はレンズ14及び対象物体20から成
る系の入射瞳内に結像される。それによって中間像平面
18が変位し、焦点が合わない状態でも光学的に問題の
無い光路が付加的な要素を用いずに保証される。レンズ
13及び14の互いとの間隔も対象物体20との間隔も
不変のままである。単純化のため、図4には先に述べた
走査システムのミラー4のみを示す。走査システムの構
造がコンパクトであることによって、走査システムを変
位させること、及びそれと共に本発明により最後方の2
つのレンズ及び対象物体を互いに対して不動の関係に組
み合わせることが特に好ましく可能となることが留意さ
れよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の基本構造を示す説明図である。
【図2】図1の装置を矢印IIの方向から見たところを
示す説明図である。
【図3】本発明装置の機能方法の説明図である。
【図4】焦平面を対象物体中で変位させる方法の概略的
説明図である。
【符号の説明】
1,2 スキャナ 3,4 ミラー 20 対象物体

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のスキャナ(1,2)を具
    備してなり、該第1及び第2のスキャナは、対象物体を
    2方向に走査するための第1及び第2のミラー(3,
    4)をそれぞれ有し、前記第1及び第2のスキャナの回
    転軸線(5,6)は実質的に相互に垂直な平面内に延在
    し、前記第1のスキャナ(1)の前記第1のミラー
    (3)がゼロ位置にあるとき、該第1のミラー(3)に
    よって反射された光線が前記第2のスキャナ(2)の前
    記第2のミラー(4)の中心に当たり、前記第1のスキ
    ャナ(1)の前記第1のミラー(3)の中心が該第1の
    スキャナ(1)の前記回転軸線(5)から一定の距離を
    置いて配置されている対象物体結像装置において、 前記第2のスキャナ(2)の前記第2のミラー(4)の
    中心が前記第1のスキャナ(1)の回転軸線(5)と前
    記第1のミラー(3)の中心との間の前記距離(7)の
    真ん中に位置するよう に配置されていることを特徴とす
    る対象物体結像装置。
  2. 【請求項2】 第1のミラー(3)からの光線が第2の
    ミラー(4)に直接、光学的偏向手段を経ずに到達する
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 第1のミラー(3)が最大で10度まで
    の数度程度の僅かな角度しか回転されないことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 第1のミラー(3)が第1のスキャナ
    (1)にアーム(11)を介して取り付けられており、
    アーム(11)の長さは実質的に第1のミラー(3)
    と第1のスキャナ(1)の回転軸線(5)との間の前記
    距離(7)に等しいことを特徴とする請求項1から請求
    3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 【請求項5】 光分割装置(22)から第1のミラー
    (3)に入射するか、または第1のミラー(3)によっ
    反射された光線(8)が実質的に、対象物体へと反射
    されたか、または対象物体から反射された光線(10)
    に対して垂直であることを特徴とする請求項1から請求
    4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 走査プロセスの焦平面を変位させるため
    に走査システム全体(16)がスライドされ、その際最
    後方の2つのレンズ(13,14)は互いに対しても対
    象物体に対しても不動のままであることを特長とする請
    求項1から 求項5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 源(24)から発せられた光線が部分
    光透過性の偏向装置(22)を透過して第1のミラー
    (3)の新に達し、第1のミラー(3)によって反射さ
    れた光線は部分光透過性の前記偏向装置(22)を経て
    評価装置(26)に達することを特徴とする請求項1か
    請求項6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 【請求項8】 第1のスキャナ(1)の回転軸線(5)
    が実質的に第1のミラー(3)の平面に対し平行に配置
    されており、及び/又は第2のスキャナ(2)の回転軸
    (6)は実質的に第2のミラー(4)の平面に対して
    平行に配置されていることを特徴とする請求項1から
    求項7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 第1及び第2のスキャナ(1、2)の回
    転軸線(5、6)が互いに直交する2方向にそれぞれ伸
    長することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれ
    か一項に記載の装置。
  10. 【請求項10】 第2のスキャナ(2)の回転軸線
    (6)が実質的に第2のミラー(4)の中心を通ること
    を特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記
    載の装置。
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