JP2525270B2 - 構築廃材の水力利用選別方法及び構築廃材の水力利用選別装置 - Google Patents

構築廃材の水力利用選別方法及び構築廃材の水力利用選別装置

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JP2525270B2
JP2525270B2 JP2102345A JP10234590A JP2525270B2 JP 2525270 B2 JP2525270 B2 JP 2525270B2 JP 2102345 A JP2102345 A JP 2102345A JP 10234590 A JP10234590 A JP 10234590A JP 2525270 B2 JP2525270 B2 JP 2525270B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は構築廃材の水力利用選別方法及び構築廃材
の水力利用選別装置に係り、その目的は構築廃材からコ
ンクリートやアスファルト等の有用材を少ない工程数や
装置数で簡便且つ効率良く、しかも純度良く回収するこ
とができ、その上粉塵公害等を伴わないクリーンな方法
で有用材を選別できる構築廃材の水力利用選別方法及び
構築廃材の水力利用選別装置を提供して、資源の再利用
に役立てることにある。
(従来の技術) 従来より、構築廃材からコンクリートやアスファルト
等の有用材を取り出して再利用する方法としては、破砕
された構築廃材の中から風力により木屑や紙屑等を吹き
飛ばしてコンクリートやアスファルト等の有用材を選別
する方法、或いは破砕された構築廃材を水槽等に入れ、
浮力差を利用して木屑や紙屑等を受かび上がらせること
によりコンクリートやアスファルト等の有用材を選別す
る方法が行なわれている。
しかしながら、前者の構築廃材を風力を用いて選別す
る方法では大量の粉塵を発生させ公害問題を引き起こす
ばかりでなく、出力の大きな風力発生装置が必要であり
実用的なものではなかった。
また、後者の構築廃材を水槽等に入れ、浮力差を利用
して木屑や紙屑等を浮かび上がらせる方法も、水槽内に
ヘドロが溜まり悪臭を発生させて公害問題を引き起こす
等の欠点があった。
一方、都市ごみから資源を回収する方法として、特開
昭54−19471号公報、特開昭52−33369号公報開示の技術
が存在している。
特開昭54−19471号公報開示の技術は非鉄金属及び未
燃分の選別工程と、鉄分選別工程と、小砂利類選別工程
と、砂類選別工程と、汚泥類選別工程と、選別された汚
泥をセメントにより無害化処理する工程とを連続して行
う処理方法である。
また、特開昭52−33369号公報開示の技術は都市固形
廃棄物を破砕する破砕機と連設した磁気選別機の次に一
次カスケード振動分別機を設置して、この振動分別機に
よりプラスチックシート類、紙類および軽量の厨芥類を
主体とする第一グループと硬質プラスチック、木片やゴ
ム等の有機分、アルミニウムを主体とする第2グループ
および石、土砂、ガラスを主体とする第3グループとに
分別するか、または各グループ毎に分別し、さらに第一
カスケード振動分別機の次に第2および第3グループま
たは第3グループおよび厨芥類をそれぞれ分別する二次
カスケード振動分別機を設けるようにした資源回収装置
である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した都市ごみを処理する方法で
は、コンクリートやアスファルト廃材等の構築廃材から
有用物を簡便且つ効率良く、しかも純度良く回収するこ
とはできないという課題が存在した。
すなわち、前記開示技術は篩による分別を多段階で行
うから、装置の数や工程数が多く必要とされ、且つこれ
ら装置の設置にも膨大な面積が必要となる。
しかも比重の異なる廃材を瞬時に簡便に選別すること
ができず、分別に非常に時間がかかるという課題が存在
した。
そこで上記実情に鑑み、業界では装置の数や工程数を
多数必要とせず、構築廃材からコンクリートやアスファ
ルト等の有用材の簡便且つ効率良く、そのうえ純度良く
回収することができ、しかも粉塵公害等を伴わないクリ
ーンな方法で有用材を選別できる構築廃材の選別方法及
び装置の創出が望まれていた。
(発明の解決手段) この発明は上記課題を解決するためになされたもので
あって、水を供給して湿潤させた構築廃材を破砕装置に
て一次破砕し、一次破砕された被破砕物を分離装置へ運
搬するとともに、この運搬工程中に破砕物中の金属類を
除去し、金属類が除去された破砕物を分離装置の上方よ
り下方向に供給するとともに、分離装置内部には上段に
目の粗い第一スクリーンを、且つこの下段に目の細かい
第二スクリーンをそれぞれ傾斜状態で配設し、破砕物を
第一スクリーンから第二スクリーンへと順次通過させる
とともに、第一スクリーンオンの破砕物は該スクリーン
の傾斜方向先端部より回収して搬送装置上へ供給し、搬
送装置から二次破砕装置へと供給し、二次破砕装置にて
二次破砕した破砕物を再び分離装置へ供給し、第一スク
リーン及び第二スクリーンとを通過した破砕物は回収装
置により回収し、第一スクリーンパスで第二スクリーン
オンの破砕物は該スクリーンの傾斜方向先端部より回収
して送り出し装置上へ供給し、送り出し装置では破砕物
を先端部へと送り出して落下させ、この落下された破砕
物へ向けて高圧水を噴射して、高圧水により遠く吹き飛
ばされる比重の小さい破砕物と、高圧水を噴射しても吹
き飛ばされない比重の高い破砕物とに分別し、比重の高
い破砕物を前記送り出し装置の近傍直下部に設けた回収
装置により回収してなることを特徴とする構築廃材の水
力利用選別方法及び水を供給して湿潤させた構築廃材を
破砕する一次破砕装置と、破砕物を運搬する運搬装置
と、該運搬装置の中途部に設けられる除鉄装置と、運搬
装置と連結される分離装置と分離装置と連結される高圧
水分離装置とを備えてなり、前記分離装置は上部に破砕
物の供給口が設けられ、この供給口の下方内部には上段
に目の粗い第一スクリーンが、且つこの下段に目の細か
い第二スクリーンがそれぞれ傾斜状態で配設されてな
り、第一スクリーンの傾斜方向先端部にはスクリーン面
上と接続される排出路が設けられるとともにこの排出路
は二次破砕装置と連結され、この二次破砕装置は前記運
搬装置と連結され、前記第二スクリーンの下方部には回
収シュートが設けられ、且つ第二スクリーンの傾斜方向
先端部にはスクリーン面上と接続される案内シュートが
設けられるとともにこの案内シュートは高圧水分離装置
と連結され、高圧水分離装置は前記案内シュートの先端
部に設けられる送り出し装置とこの送り出し装置の下方
に設けられる高圧水噴射装置とからなり、送り出し装置
は案内シュートより供給される破砕物をその先端部へ送
り出して落下させ、高圧水噴射装置は該落下された破砕
物へ向けて高圧水を噴射してなるとともに前記送り出し
装置の近傍直下部には回収装置が配設されてなることを
特徴とする構築廃材の水力利用選別装置を提供すること
によって、前記課題を悉く解消する。
(発明の構成) この発明に係る構築廃材の水力利用選別方法及び構築
廃材の水力利用選別装置の構成について図面に基づいて
説明する。
第1図はこの発明に係る1実施例を示す模式図、第2
図(A)は高圧水分離装置の側面図、第2図(B)は高
圧水分離装置の平面図である。
この実施例ではこの発明に係る構築廃材の水力利用選
別装置(1)の構築廃材を供給する供給装置として、ホ
ッパー(2)を用いる。
この発明に用いる構築廃材としては、コンクリート構
築廃材、アスファルト構築廃材等が好適に使用できる。
このホッパー(2)には、構築廃材が供給されると共
に給水管(3)より水が供給され、構築廃材を湿潤す
る。
この給水する理由は、構築廃材を湿潤させることによ
り次工程の破砕工程により破砕された構築廃材が粉塵と
して舞い上がること等なく、クリーンな環境を保持する
ためである。
また、構築廃材を湿潤させることにより次工程の破砕
装置の加熱を防止するので破砕装置を長寿化されるため
でもある。
このようにして湿潤させた構築廃材は、1次破砕装置
(4)に送られ、破砕される。
この1次破砕装置(4)としては、0〜100ミリの大
きさに破砕できる装置であればよく、この実施例ではジ
ョークラッシャーを使用している。
この破砕された構築廃材は、送りベルト(5)により
分離装置(6)に送られる。
この送りベルト(5)の分離装置(6)への途中に除
鉄マグネット(7)が設けられ、構築廃材中の金属類等
を除去する。
除去された金属類は除鉄ベルト(8)より搬出され回
収される。
尚、この除鉄マグネット(7)は電磁石となってお
り、金属類等の付着脱離を自在に行なえる。
この金属類を除去された構築廃材は、分離装置(6)
へ送られる。
この実施例での分離装置(6)は第1図示の如く装置
内に目の粗い第1スクリーン(9)が斜めに設けられ、
この第1スクリーン(9)の下方には目の細かい第2ス
クリーン(10)が斜めに設けられている。
また、この分離装置(6)上方には給水管(11)が設
けられている。
送りベルト(5)から送られた構築廃材は、目の粗い
第1スクリーン(9)により、第1スクリーンオンの構
築廃材と第1スクリーンパスの構築廃材とに分離され
る。
この第1スクリーンの網目の大きさは、構築廃材の種
類により異なるが、コンクリート又はアスファルトの構
築廃材では30ミリ網目のスクリーンが好適に使用でき
る。
また、この第1分離装置(6)の上方に設けられた給
水管(10)からの水流により構築廃材の分離作用を促進
し、且つ構築廃材の湿潤状態を補っている。
このようにして分離された第1スクリーン(9)オン
の構築廃材は、第1スクリーン(9)前方部の落下口
(12)の下に設けられた第1戻りベルト(13)により2
次破砕装置(14)の破砕工程に送られて再破砕される。
この2次破砕装置(14)は30ミリ以下に細破砕できる
破砕装置であればよく、この実施例ではインペラーブレ
ーカーを使用している。
この細破砕された構築廃材は第2戻りベルト(15)に
より送りベルト(5)に戻され、再び除鉄マグネット
(7)を経て分離装置(6)へ送られる。
第1スクリーン(9)パスの構築廃材は落下して第2
スクリーン(10)に送られる。
この斜めに設けられた第2スクリーン(10)の下方に
回収シュート(16)、前方に案内シュート(18)が設け
られている。
この目の細かい第2スクリーン(10)で第2スクリー
ン(10)パスの構築廃材と第2スクリーン(10)オンの
構築廃材とに分離される。
この第2スクリーン(10)の網目の大きさは、構築廃
材の種類等により異なるが、13〜20ミリの大きさが好適
に使用できる。
この理由は、30ミリ以下で且つ13〜20ミリ以上の大き
さに木屑等の構築廃材が集中することをこの発明者らが
実験的に見い出したからである。
この第2分離装置(13)で分離された第2スクリーン
(10)パスの構築廃材は、第2スクリーン(10)下方の
回収シュート(16)を通って回収ベルト(17)へ送ら
れ、リサイクル可能な有用材として回収される。
また、第2スクリーン(10)オンの構築廃材は案内シ
ュート(18)から高圧水分離装置(19)上に落下するよ
うに送られる。
この実施例では高圧水分離装置(19)は第2図
(A)、(B)示の如くモーター(19a)と破砕物送り
出し部(19b)とからなる送り出し装置(19c)と、高圧
水を発生するノズル(19d)とから構成されている装置
である。
この送り出し装置(19c)は送り出し部(19b)上に送
られた第2スクリーン(10)オンの様々な形状からなり
不均一な破砕物をモーター(19a)で振動させながら送
りだすことにより、均一にならし且つ均一な速度と幅で
送り出し部(19b)前方部から落下させる。
この落下した均一な破砕物は高圧水を発生するノズル
(19d)により吹き飛ばされて比重の異なる破砕物が分
離される。
この高圧水分離装置(19)は均一且つ水平に高圧水を
噴射するノズル(19d)を使用することが望ましく、こ
の実施例では扇型ノズルを2個使用している。
また、このノズル(19d)はパイプライン(L)でポ
ンプ(P)に接続されている。
この実施例でのポンプ(P)の出力は100Kg/cm2、水
量は3000/hrである。
この高圧水分離装置(19)からの高圧水で比重の重い
コンクリート破砕物、アスファルト破砕物等の比重の重
い廃材は近くに飛ばされて落下し、調整シュート(20)
から回収シュート(21)を通って回収ベルト(17)に送
られ、有用材として回収される。
尚、この調整シュート(20)は簡単に移動調整できる
シュートであり、この実施例で調整シュート(20)を設
けた理由は、構築廃材の種類や高圧水分離装置(19)か
らの高圧水の圧力、或いは得るべき有用材の種類等によ
り、構築廃材を吹き飛ばして分離する際の有用材と廃棄
材との飛距離が異なるので、この調整可能な調整シュー
ト(20)を有用材と廃棄材との落下点の間に設けるよう
にして有用材と廃棄材とを分離するためである。
一方、高圧水で木屑や紙屑等の比重の軽い廃材は遠く
に飛ばされ、回収スクリーン(22)に飛ばされる。
この回収スクリーン(22)は13ミリ網目の大きさのス
クリーンで、13ミリ以下の廃材は13ミリ網目から落下し
て回収ベルト(17)に送られ、有用材として回収され
る。
尚、この実施例で回収スクリーン(22)を設けた理由
は、通常13ミリ網目パスの物質の殆どがコンクリート破
砕物、アスファルト破砕物等であることをこの発明者ら
が実験的に見い出したことにより設けたものである。
回収スクリーン(22)オンの木屑や紙屑等の比重の軽
い廃材は廃棄シュート(23)からゴミ搬出ベルト(24)
に送られて廃棄される。
以上のようにしてこの発明に係る構築廃材の水力利用
選別方法では、構築廃材の中から有用材を簡便且つ効率
良く選別できる。
特に、このようにして選別されたコンクリート破砕
物、アスファルト破砕物は路盤材として、道路、河川や
池の堤防等に用いることができる。
(発明の効果) 以上詳述した如く、この発明は水を供給して湿潤させ
た構築廃材を破砕装置にて一次破砕し、一次破砕された
被破砕物を分離装置へ運搬するとともに、この運搬工程
中に破砕物中の金属類を除去し、金属類が除去された破
砕物を分離装置の上方より下方向に供給するとともに、
分離装置内部には上段に目の粗い第一スクリーンを、且
つこの下段に目の細かい第二スクリーンをそれぞれ傾斜
状態で配設し、破砕物を第一スクリーンから第二スクリ
ーンへと順次通過させるとともに、第一スクリーンオン
の破砕物は該スクリーンの傾斜方向先端部より回収して
搬送装置上へ供給し、搬送装置から二次破砕装置へと供
給し、二次破砕装置にて二次破砕した破砕物を再び分離
装置へ供給し、第一スクリーン及び第二スクリーンとを
通過した破砕物は回収装置により回収し、第一スクリー
ンパスで第二スクリーンオンの破砕物は該スクリーンの
傾斜方向先端部より回収して送り出し装置上へ供給し、
送り出し装置では破砕物を先端部へと送り出して落下さ
せ、この落下された破砕物へ向けて高圧水を噴射して、
高圧水により遠くへ吹き飛ばされる比重の小さい破砕物
と、高圧水を噴射しても吹き飛ばされない比重の高い破
砕物とに分別し、比重の高い破砕物を前記送り出し装置
の近傍直下部に設けた回収装置により回収してなること
を特徴とする構築廃材の水力利用選別方法及び水を供給
して湿潤させた構築廃材を破砕する一次破砕装置と、破
砕物を運搬する運搬装置と、該運搬装置の中途部に設け
られる除鉄装置と、運搬装置と連結される分離装置と分
離装置と連結される高圧水分離装置とを備えてなり、前
記分離装置は上部に破砕物の供給口が設けられ、この供
給口の下方内部には上段に目の粗い第一スクリーンが、
且つこの下段に目の細かい第二スクリーンがそれぞれ傾
斜状態で配設されてなり、第一スクリーンの傾斜方向先
端部にはスクリーン面上と接続される排出路が設けられ
るとともにこの排出路は二次破砕装置と連結され、この
二次破砕装置は前記運搬装置と連結され、前記第二スク
リーンの下方部には回収シュートが設けられ、且つ第二
スクリーンの傾斜方向先端部にはスクリーン面上と接続
される案内シュートが設けられるとともにこの案内シュ
ートは高圧水分離装置と連結され、高圧水分離装置は前
記案内シュートの先端部に設けられる送り出し装置とこ
の送り出し装置の下方に設けられる高圧水噴射装置とか
らなり、送り出し装置は案内シュートより供給される破
砕物をその先端部へ送り出して落下させ、高圧水噴射装
置は該落下された破砕物へ向けて高圧水を噴射してなる
とともに前記送り出し装置の近傍直下部には回収装置が
配設されてなることを特徴とする構築廃材の水力利用選
別装置であるから、以下の効果を奏する。
すなわち、構築廃材の一次破砕した後、金属類を除鉄
装置により除去して分離装置に供給するが、この分離装
置は上段に目の粗い第一スクリーンが、この下段に目の
細かい第二スクリーンとがそれぞれ傾斜状態で配設され
ているから、分離装置の上方より破砕物を下方向に供給
すると、破砕物がその自重により順次第一スクリーン、
第二スクリーン上へ落下されるとともに、スクリーンを
通過されない破砕物はスクリーンの傾斜方向先端部へ自
然に集められることとなる。
しかもこのスクリーンの傾斜方向先端部にはそれぞれ
回収装置が設けられているから、分離装置内にて分別さ
れた破砕物を効率良く次工程へと送ることができる。
また、第一スクリーンパスで第二スクリーンオンの破
砕物は、第二スクリーンの傾斜方向先端部より高圧水分
離装置へと落下され、この工程において落下されている
破砕物に高圧水が噴射され、高圧水により比重の小さい
ものと比重の高いものとに選別するとともに高圧水分離
装置の近傍直下部に回収装置を設け、高圧水によって遠
くに吹き飛ばされない破砕物を回収することとしている
から、スクリーンにて粒度別に分別された破砕物をさら
にその比重により選別することができる。従って、構築
廃材中のコンクリートやアスファルト等の有用材を純度
良く回収することができ、そのうえこれら分別、選別は
いずれも破砕物自身の自重による落下工程中に行われる
から、極めて効率の良い分別、選別を行うことができ
る。その上、分別、選別工程を上下方向で行うから、装
置の設置に膨大な面積が必要とされない。
以上のように金属類を除去した破砕物をその落下工程
中に第一スクリーン、第二スクリーンで粒度別に分別
し、且つ分別された特定破砕物を落下させ、この落下中
に高圧水を噴射し、遠くに吹き飛ばされない破砕物を送
り出し装置の近傍直下部に配設した回収装置で回収して
粒度による分別と比重による選別とを連続的に行うこと
としており、その回収方法も落下している破砕物をその
下方に設けた回収装置により回収するだけであるから、
構築廃材からコンクリートやアスファルト等の有用材を
少ない工程数、装置数で極めて簡便且つ効率良く、しか
も純度の良く短時間で回収することができるとともに、
粉塵公害等を伴わないクリーンな方法で有用材を回収す
ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る1実施例を示す模式図、第2図
(A)は高圧水分離装置の側面図、第2図(B)は高圧
水分離装置の平面図である。(1) ……構築廃材の水力利用選別装置 (2)……ホッパー、(3)……給水管 (4)……1次破砕装置、(5)……送りベルト (7)……除鉄マグネット、(8)……除鉄ベルト (9)……第1スクリーン、(10)……第2スクリーン (13)……第1戻りベルト、(14)……2次破砕装置 (15)……第2戻りベルト、(16)……回収シュート (17)……回収ベルト、(18)……案内シュート (19)……高圧水分離装置、(19d)……ノズル (19c)……送り出し装置、(21)……回収シュート

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を供給して湿潤させた構築廃材を破砕装
    置にて一次破砕し、一次破砕された被破砕物を分離装置
    へ運搬するとともに、この運搬工程中に破砕物中の金属
    類を除去し、金属類が除去された破砕物を分離装置の上
    方より下方向に供給するとともに、分離装置内部には上
    段に目の粗い第一スクリーンを、且つこの下段に目の細
    かい第二スクリーンをそれぞれ傾斜状態で配設し、破砕
    物を第一スクリーンから第二スクリーンへと順次通過さ
    せるとともに、第一スクリーンオンの破砕物は該スクリ
    ーンの傾斜方向先端部より回収して搬送装置上へ供給
    し、搬送装置から二次破砕装置へと供給し、二次破砕装
    置にて二次破砕した破砕物を再び分離装置へ供給し、第
    一スクリーン及び第二スクリーンとを通過した破砕物は
    回収装置により回収し、第一スクリーンパスで第二スク
    リーンオンの破砕物は該スクリーンの傾斜方向先端部よ
    り回収して送り出し装置上へ供給し、送り出し装置では
    破砕物を先端部へと送り出して落下させ、この落下され
    た破砕物へ向けて高圧水を噴射して、高圧水により遠く
    へ吹き飛ばされる比重の小さい破砕物と、高圧水を噴射
    しても吹き飛ばされない比重の高い破砕物とに分別し、
    比重の高い破砕物を前記送り出し装置の近傍直下部に設
    けた回収装置により回収してなることを特徴とする構築
    廃材の水力利用選別方法。
  2. 【請求項2】水を供給して湿潤させた構築廃材を破砕す
    る一次破砕装置と、破砕物を運搬する運搬装置と、該運
    搬装置の中途部に設けられる除鉄装置と、運搬装置と連
    結される分離装置と分離装置と連結される高圧水分離装
    置とを備えてなり、前記分離装置は上部に破砕物の供給
    口が設けられ、この供給口の下方内部には上段に目の粗
    い第一スクリーンが、且つこの下段に目の細かい第二ス
    クリーンがそれぞれ傾斜状態で配設されてなり、第一ス
    クリーンの傾斜方向先端部にはスクリーン面上と接続さ
    れる排出路が設けられるとともにこの排出路は二次破砕
    装置と連結され、この二次破砕装置は前記運搬装置と連
    結され、前記第二スクリーンの下方部には回収シュート
    が設けられ、且つ第二スクリーンの傾斜方向先端部には
    スクリーン面上と接続される案内シュートが設けられる
    とともにこの案内シュートは高圧水分離装置と連結さ
    れ、高圧水分離装置は前記案内シュートの先端部に設け
    られる送り出し装置とこの送り出し装置の下方に設けら
    れる高圧水噴射装置とからなり、送り出し装置は案内シ
    ュートより供給される破砕物をその先端部へ送り出して
    落下させ、高圧水噴射装置は該落下された破砕物へ向け
    て高圧水を噴射してなるとともに前記送り出し装置の近
    傍直下部には回収装置が配設されてなることを特徴とす
    る構築廃材の水力利用選別装置。
  3. 【請求項3】前記第一スクリーンが30ミリ網目のスクリ
    ーンで且つ前記第二スクリーンが13〜20ミリ網目のスク
    リーンであることを特徴とする請求項1記載の構築廃材
    の水力利用選別方法。
  4. 【請求項4】前記第一スクリーンが30ミリ網目のスクリ
    ーンで且つ前記第二スクリーンが13〜20ミリ網目のスク
    リーンであることを特徴とする請求項2記載の構築廃材
    の水力利用選別装置。
  5. 【請求項5】前記高圧水を扇型ノズルにより均一且つ水
    平に噴射してなることを特徴とする請求項1又は3記載
    の構築廃材の水力利用選別方法。
  6. 【請求項6】前記高圧水噴射装置が扇型ノズルにより高
    圧水を均一且つ水平に噴射してなることを特徴とする請
    求項2又は4記載の構築廃材の水力利用選別装置。
JP2102345A 1990-04-18 1990-04-18 構築廃材の水力利用選別方法及び構築廃材の水力利用選別装置 Expired - Lifetime JP2525270B2 (ja)

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