JP2525199Y2 - 磁気検出装置 - Google Patents

磁気検出装置

Info

Publication number
JP2525199Y2
JP2525199Y2 JP6146191U JP6146191U JP2525199Y2 JP 2525199 Y2 JP2525199 Y2 JP 2525199Y2 JP 6146191 U JP6146191 U JP 6146191U JP 6146191 U JP6146191 U JP 6146191U JP 2525199 Y2 JP2525199 Y2 JP 2525199Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
printed circuit
magnet
magnetic flux
hall element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6146191U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0514829U (ja
Inventor
正裕 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP6146191U priority Critical patent/JP2525199Y2/ja
Publication of JPH0514829U publication Critical patent/JPH0514829U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2525199Y2 publication Critical patent/JP2525199Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はマグネットの移動による
磁束密度の変化を検出し電信号として出力する磁気検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図3により説明する。同図
によると、1は磁電変換素子であるホール素子、2は両
面実装用のプリント基板であり、ホール素子1はプリン
ト基板2の表面に半田付けにより実装されている。プリ
ント基板2は磁気検出装置を構成する他の電子回路部品
を実装している。3はハウジングであり、この磁気検出
装置の形状を形作っており、プリント基板2を含むすべ
ての構成部品をこの中に納め、樹脂5により封止してい
る。4はホール素子1の前面に配置された非磁性材料で
構成された目止め板であり、ハウジング3にインサート
成形により固定されており、ハウジング3内を樹脂にて
封止する際に樹脂5の流出を防止し、かつホール素子1
の前面をできる限り薄くして円筒形状の円周面に着磁さ
れているマグネット6との距離をできるだけ小さくする
ためのものである。
【0003】図4は磁気検出装置の回路図であり、1は
ホール素子、7はコンパレータ、8は抵抗器でありコン
パレータ7にヒステリシス幅を持たせている。
【0004】図5はマグネット6から発せられる磁束が
ホール素子1を横切る様子を示している。
【0005】この従来の磁気検出装置の動作について説
明すると、マグネット6が円筒軸を中心として回転した
場合、マグネット6の表面から洩れる漏洩磁束がホール
素子1を貫通する交番磁界となってホール素子1に加わ
るため、コンパレータ7の出力、すなわち図4SIG端
子にはマグネット6の回転に応じた矩形波信号が検出さ
れることとなり、この矩形波信号の周波数を測定するこ
とによってマグネット6の回転速度を測定するものであ
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の磁気検出装置では、図5に示すようにマグネット
6から洩れる漏洩磁束の減衰が激しいため、マグネット
6の表面とホール素子1との距離(エアギャップ)がわ
ずかでも大きくなるとホール素子1を貫通する磁束密度
が著しく減少してしまい、コンパレータを反転させ得る
ホール素子出力が得られなくなり、ひいては所要の出力
信号が得られないという課題を有していた。これを避け
るためにはマグネット1の表面磁束密度をあげるため高
価な磁石材を用いたり、エアギャップをきびしく管理し
たりする必要があり、このエアギャップ管理のため部品
ごとに厳しい加工精度が要求され、特別の調整検査工程
が必要となっていた。
【0007】従来、このような磁束の減衰を抑え磁束を
集中させるために、プリント基板2の表面のホール素子
1の真裏に相当する位置に軟鉄材やフェライト材による
バックヨークを設け磁束の発散を抑止する方法も用いら
れているが、プリント基板2の表面実装可能面積を占有
するため、その分プリント基板2が大きくなり、製品形
状の小型化を妨げるものとなっていた。
【0008】本考案は、このような従来の課題を解決す
るものであり、バックヨーク材を用いることなく磁束を
効果的に集中させることにより、表面磁束密度をあげる
ための特別な磁石や、厳しいエアギャップ管理を必要と
しない優れた磁気検出装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために、鉄系金属のコムを端子とする集積回路部品
を磁電変換素子の実装されたプリント基板のほぼ裏側に
実装したものである。
【0010】
【作用】上記のように鉄系金属のコムを端子とする集積
回路部品を、磁電変換素子を装着したプリント基板のほ
ぼ裏側に実装したことにより、コム端子にバックヨーク
と同様の磁束の集束効果を持たせることができ、磁束の
発散を防止するとともに、プリント基板上に新たな部品
を追加しないので製品形状を小型に保つことができるも
のである。
【0011】
【実施例】本考案の磁気検出装置を図1の実施例により
説明する。なお、説明にあたっては従来技術と同一部分
には同一番号を付与し、説明は省略する。図1は側断面
図であり、9は鉄系のリードフレーム(コム)を端子と
する集積回路部品としての面実装形のコンパレータであ
り、この端子(一般的にこの端子はコムと呼ばれている
ので、以下コムと称す)が鉄系であり、鉄系金属が磁束
の集束効果を有することに着目し、この鉄系コムを端子
とするコンパレータ9をプリント基板2を介してホール
素子1のほぼ真裏に実装配置している。
【0012】以上のように構成された磁気検出装置にお
いては、図2に示すようにマグネット6から発せられた
磁束はコンパレータ9の鉄系金属のコム端子に向かって
集まろうとするため、磁束は効果的にホール素子1を横
切ることとなり、すなわち見かけ上のホール素子1の感
度が向上したこととなる。このためエアギャップが多少
の変動をしてもホール素子1部分の磁束密度変動は少な
く、安定した動作が可能となる。しかも磁束を集中させ
るために新たな部材をなんら使用していないため、基板
面積の拡大や追加部分を必要としないものとなってい
る。
【0013】
【考案の効果】本考案は上記実施例でも明らかなよう
に、磁電変換素子と、上記磁電変換素子を実装する両面
実装型のプリント基板と、上記磁電変換素子の実装面と
は反対の上記プリント基板の実装面に実装した鉄系金属
のコムを端子とする集積回路部品とを有し、上記プリン
ト基板に対して上記集積回路部品を上記磁電変換素子の
ほぼ裏側に実装配置したことにより、集積回路部品のコ
ム端子にバックヨークと同様の磁束の集束効果を持たせ
ることができるとともに、プリント基板上に新たな部品
を追加しないので、製品形状を小型に保つことができる
という効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の磁気検出装置の一実施例の側断面図
【図2】同マグネットの磁束が磁電変換素子であるホー
ル素子を横切る状態を説明する要部断面図
【図3】従来の磁気検出装置の側断面図
【図4】同回路図
【図5】同マグネットの磁束が磁電変換素子であるホー
ル素子を横切る状態を説明する要部断面図
【符号の説明】
1 ホール素子 2 プリント基板 6 マグネット 9 コンパレータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネットの移動による磁束密度の変化
    を検出する磁電変換素子と、上記磁電変換素子を実装し
    た両面実装型のプリント基板と、上記磁電変換素子の実
    装面とは反対の上記プリント基板の実装面に実装した鉄
    系金属のコムを端子とする集積回路部品とを備え、上記
    プリント基板に対して上記集積回路部品を上記磁電変換
    素子のほぼ裏側に配置した磁気検出装置。
JP6146191U 1991-08-05 1991-08-05 磁気検出装置 Expired - Lifetime JP2525199Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6146191U JP2525199Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 磁気検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6146191U JP2525199Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 磁気検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0514829U JPH0514829U (ja) 1993-02-26
JP2525199Y2 true JP2525199Y2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=13171701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6146191U Expired - Lifetime JP2525199Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 磁気検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2525199Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3714204B2 (ja) * 2001-06-29 2005-11-09 株式会社デンソー 回転検出装置及びその製造方法
JP2004093254A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Nsk Ltd センサ装置
JP2005242324A (ja) * 2004-01-30 2005-09-08 Pentax Corp 像ブレ補正装置
JP4759275B2 (ja) * 2004-01-30 2011-08-31 Hoya株式会社 像ブレ補正装置
JP4688660B2 (ja) 2005-01-14 2011-05-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 回転検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0514829U (ja) 1993-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5814985A (en) Incremental sensor of speed and/or position for detecting low and null speeds
US5021736A (en) Speed/position sensor calibration method with angular adjustment of a magnetoresistive element
US6922052B2 (en) Measuring device for contactless detecting a ferromagnetic object
JP3065129B2 (ja) 可動強磁性素子検出用装置
JPH07260413A (ja) 位置センサ
JPH02278175A (ja) 磁気センサ
JPS63135816A (ja) 永久磁石とホール発電機を有する磁界発信器
JPS63151866A (ja) 電流検出装置
JPH11211409A (ja) 磁気式検出器
JP2525199Y2 (ja) 磁気検出装置
US6140727A (en) Pulse signal generator
JP3086563B2 (ja) 回転角度センサ
JPS5931878B2 (ja) 磁気センタ−装置
JP3329977B2 (ja) 回転位置検出装置
JPH05126512A (ja) 角度検出器
JP3427489B2 (ja) 位置検出装置
CN110658354B (zh) 传感器装置和制造传感器装置的方法
JP3233129B2 (ja) 磁気検出装置
JP2003194580A (ja) 回転角度センサ
JP3341518B2 (ja) 磁気検出装置
JPH0127368B2 (ja)
JP4727772B2 (ja) センサ
JPH10300763A (ja) 磁気センサ
JP2000304838A (ja) 磁気センサ
JPH0666504A (ja) 直線変位検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term