JP2525120B2 - 装飾合成樹脂板 - Google Patents
装飾合成樹脂板Info
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- JP2525120B2 JP2525120B2 JP5204949A JP20494993A JP2525120B2 JP 2525120 B2 JP2525120 B2 JP 2525120B2 JP 5204949 A JP5204949 A JP 5204949A JP 20494993 A JP20494993 A JP 20494993A JP 2525120 B2 JP2525120 B2 JP 2525120B2
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Description
具の材料などに適した透光性のある装飾合成樹脂板に関
するものである。
いる透光性のある装飾合成樹脂板としては、透明合成樹
脂板の片面に模様印刷を施すか、模様印刷を施した合成
樹脂フィルムを貼り付けて全面的或いは部分的に和紙状
半透明化したものが多用されているが、いずれも模様が
平面的で立体感が乏しいものであった。そこで、装飾合
成樹脂板片を部分的に貼着して立体感を付与したものも
提案されているが、製作上の問題から高価となり実用的
なものとは言えなかった。
するところは、前記のような問題点を解決して両面が平
滑であるにもかかわらず外見上は立体感があって装飾的
に優れており、しかも、製作容易で安価に量産できる装
飾合成樹脂板を提供しようとすることにある。
した本発明に係る装飾合成樹脂板は、合成樹脂素板の片
面に複数の平板状隆起模様層を配設して各平板状隆起模
様層間を凹状模様部とした一方の透光性合成樹脂板と、
合成樹脂素板の片面に前記凹状模様部に対応する平板状
隆起模様層を配設して各平板状隆起模様層間を前記した
一方の透光性合成樹脂板の平板状隆起模様層に対応する
凹状模様部とした他方の透光性合成樹脂板とを、両者間
に全ての平板状隆起模様層に添う半透明の透光性シート
を介在させるとともに、両透光性合成樹脂板の平板状隆
起模様層で凹状模様部を埋めて積層一体化してあること
を特徴とするものであり、好ましくは前記したような装
飾合成樹脂板において、透光性合成樹脂板の表裏面を平
板状隆起模様層よりも透明度の大な軽い艶消し面に形成
したもの、および透光性シートを和紙状シートとしたも
のである。
裁断して間仕切りや照明器具に加工すれば、表裏の透光
性合成樹脂板間に透明でない透光性シートが介在させて
あるので、この半透明の透光性シートにより外部光線を
遮断して内部を隠蔽する効果と、内部光線を適度に放散
して風情のある装飾効果を発揮することとなる。
説明する。1は透明な合成樹脂素板2の片面に同材より
なる複数の平板状隆起模様層3を配設して各平板状隆起
模様層3、3間に凹状模様部4を形成した一方の透光性
合成樹脂板、11は前記した一方の透光性合成樹脂板1
と同様に合成樹脂素板12の片面に複数の平板状隆起模
様層13を配設して各平板状隆起模様層13、13間に
凹状模様部14を形成した他方の透光性合成樹脂板であ
る。これら透光性合成樹脂板1、11はいずれも例えば
板厚100μmの無色透明なアクリル樹脂シートなどの
透明な合成樹脂素板2の片面に50mm角で厚みが0.5
mmの無色透明なアクリル樹脂板を140℃程度の熱圧に
より千鳥状に接着一体化するなどしてなるものである
が、一方の透光性合成樹脂板1と他方の透光性合成樹脂
板11とでは平板状隆起模様層3、13と凹状模様部
4、14の配置が逆としてある。そして、両透光性合成
樹脂板1、11は相互間に和紙や和紙状の不織布或いは
木成色の和紙状印刷が施された印刷フィルムなどの半透
明の透光性シート5を介在させてその平板状隆起模様層
3、13が凹状模様部14、4を埋めた状態として透明
合成樹脂系の接着剤を介して積層一体化してある。
となる合成樹脂素板2、12の外面は透明のままでもよ
いが、透光性合成樹脂板1、11を金型間で熱圧をかけ
て接着一体化する際に金型と透光性合成樹脂板1、11
との間にシリコーン樹脂加工された紙型を介在させてお
くなどして表裏全体に紙型による前記した透明でない透
光性シート5よりも透明度の大な軽い艶消し面を形成し
ておけば、極めて風情のある外観および感触を呈するの
で特に好ましい。
さに裁断して間仕切りや照明器具に加工すれば、表裏の
透光性合成樹脂板1、11間に透明でない透光性シート
5が介在させてあるので、この透明でない透光性シート
5により全体が和紙状半透明化されて外部光線を遮断し
内部を隠蔽する効果と、内部光線を適度に放散して風情
のある装飾効果を発揮することとなるが、本発明では特
に半透明の透光性シート5が平板状隆起模様層3、13
および凹状模様部4、14に添って凹凸状をなし、一方
の透光性合成樹脂板1の合成樹脂素板2側からみると平
板状隆起模様層3がある部分はその厚み分だけ透光性シ
ート5が遠くにあって透視しにくいのに対し、平板状隆
起模様層3がない凹状模様部4の部分は合成樹脂素板2
の裏側に透光性シート5があって透視し易いのでこれが
濃淡となるうえに、平板状隆起模様層3の周縁において
透光性シート5が折れ曲がってこの折曲線が強調される
ことにより、実際は合成樹脂素板2の表面が平滑である
にもかかわらず一種の目視錯覚により立体的にあらわれ
ることとなり、反対に透光性合成樹脂板11の合成樹脂
素板12側からみると平板状隆起模様層13がある部分
はその厚み分だけ透光性シート5が遠くにあって透視し
にくいのに対して平板状隆起模様層13がない凹状模様
部14の部分は合成樹脂素板12の裏側に透光性シート
5があって透視し易いのでこれが濃淡となるうえに、平
板状隆起模様層13の周縁において透光性シート5が折
れ曲がってこの折曲線が強調されることにより、実際は
合成樹脂素板12の表面が平滑であるにもかかわらず一
種の目視錯覚により立体的にあらわれることとなり、い
ずれの面から見ても立体的な模様があるかのごとき外観
を呈し、極めて興趣に富んだ外観を呈する。
乃至和紙状半透明であれば無色でも有色でもよく、ま
た、その板厚も用途あるいは製造仕様等によって異なる
が、30μm〜1、0mm厚の範囲で任意に選択でき、
さらに、材質としてはアクリル樹脂の外に塩化ビニ−ル
やポリエステル樹脂など任意の合成樹脂を用いることが
できる。また、平板状隆起模様層3、13の種類として
は特に限定されることはないが前記合成樹脂素板2、1
2と同系のものが両者の接着性がよいので好ましく、そ
の厚みも特に限定されることはないが前記合成樹脂素板
2、12よりも厚い方が立体感が増して好ましい。
両面とも実際は平滑であるにもかかわらず装飾模様に立
体感があって装飾的に優れており、しかも、印刷やラミ
ネート技法の組合せで簡単に量産できるので安価に提供
できる利点がある。従って、本発明は従来のこの種装飾
合成樹脂板の問題点を解決したものとして業界に寄与す
るところ極めて大きいものがある。
る。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂素板(2) の片面に複数の平板状
隆起模様層(3) を配設して各平板状隆起模様層(3) 、
(3) 間を凹状模様部(3a)とした一方の透光性合成樹脂板
(1) と、合成樹脂素板(2) の片面に前記凹状模様部(3a)
に対応する平板状隆起模様層(13)を配設して各平板状隆
起模様層(13)、(13)間を前記した一方の透光性合成樹脂
板(1) の平板状隆起模様層(3) に対応する凹状模様部(1
3a) とした他方の透光性合成樹脂板(11)とを、両者間に
全ての平板状隆起模様層(3) 、(13)に添う半透明の透光
性シート(5) を介在させるとともに、両透光性合成樹脂
板(1) 、(11)の平板状隆起模様層(3) 、(13)で凹状模様
部(13a) 、(3a)を埋めて積層一体化してあることを特徴
とする装飾合成樹脂板。 - 【請求項2】 透光性合成樹脂板(1) 、(11)の表裏面が
平板状隆起模様層(3) 、(13)よりも透明度の大な軽い艶
消し面に形成されている請求項1に記載の装飾合成樹脂
板。 - 【請求項3】 透光性シート(5) が和紙状シートである
請求項1または2に記載の装飾合成樹脂板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5204949A JP2525120B2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 装飾合成樹脂板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5204949A JP2525120B2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 装飾合成樹脂板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0752327A JPH0752327A (ja) | 1995-02-28 |
JP2525120B2 true JP2525120B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=16498994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5204949A Expired - Fee Related JP2525120B2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 装飾合成樹脂板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525120B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102848678B (zh) * | 2011-06-28 | 2015-04-22 | 比亚迪股份有限公司 | 一种纤维复合材料及其制造方法 |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP5204949A patent/JP2525120B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0752327A (ja) | 1995-02-28 |
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