JP2001336372A - ブラインド用シート材 - Google Patents

ブラインド用シート材

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JP2001336372A
JP2001336372A JP2000158433A JP2000158433A JP2001336372A JP 2001336372 A JP2001336372 A JP 2001336372A JP 2000158433 A JP2000158433 A JP 2000158433A JP 2000158433 A JP2000158433 A JP 2000158433A JP 2001336372 A JP2001336372 A JP 2001336372A
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JP
Japan
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sheet
light
blind
transmitting fiber
sheet material
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JP2000158433A
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English (en)
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Tadashi Mimura
忠始 三村
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KOTEC KK
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KOTEC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】意匠性に富み、しかも使用時にカールやフレア
ーなどの形状変化を引き起こし難いブラインド用シート
材を提供すること。 【解決手段】複数の光透過性繊維基材12と、前記光透
過性繊維基材12間に設けた柄付きシート13とからな
り、前記柄付きシート13の図柄部分13aを前記光透
過性繊維基材12よりも光透過性に乏しくすることで、
前記柄付きシート13に造り出された図柄が、前記光透
過性繊維基材12からの透過光によって浮かび上がるよ
うにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロールブラインド
やプリーツブラインドに用いるブラインド用シート材に
関する。詳細には意匠性に富み、しかも使用時にカール
やフレアーなどの形状変化を引き起こし難いブラインド
用シート材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロールブラインドやプリーツブラ
インドに用いるブラインド用シート材には、織物、編み
物、不織布、あるいはプラスチックフィルムなどが用い
られている。これらのブラインド用シート材にあって
は、当該シート材を染色加工やプリント加工すること
で、着色したり、柄付けしたりして、意匠性を持たせた
ものが大部分を占めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のブラ
インド用シート材にあっては、日光が当該シート材を通
して部屋側に映し出されるシルエットは単調で意匠性に
乏しく、部屋内部の照明で見るよりも薄暗くなってい
た。
【0004】またこれらのブラインド用シート材にあっ
ては、当該シート材の片面に着色顔料を含む樹脂をコー
ティングしたり、フィルムをラミネートをすると、カー
ルやフレアーなどの形状変化を引き起こしやすいという
欠点があった。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みなされた
ものであり、意匠性に富み、しかも使用時にカールやフ
レアーなどの形状変化を引き起こし難いブラインド用シ
ート材を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数の光透過性繊維基材
と、前記光透過性繊維基材間に設けた柄付きシートとか
らなり、前記柄付きシートの図柄部分を前記光透過性繊
維基材よりも光透過性に乏しくすることで、前記柄付き
シートに造り出された図柄が、前記光透過性繊維基材か
らの透過光によって浮かび上がるようにしたことを特徴
とするブラインド用シート材をその要旨とした。
【0007】請求項2記載の発明は、柄付きシートが繊
維質シート、樹脂シート、および接着剤層のいずれか、
または2種以上を組み合わせた複合体からなることを特
徴とするブラインド用シート材をその要旨とした。
【0008】請求項3記載の発明は、柄付きシートを中
心して表裏対象構造となっていることを特徴とするブラ
インド用シート材をその要旨とした。
【0009】
【作用】本発明のブラインド用シート材(以下単にシー
ト材と称す)は、日光または照明が当該シート材の一方
表面側から入射し、表面側に配されている光透過性繊維
基材を通り抜け、光透過性繊維基材間に設けた柄付きシ
ートに到達する。
【0010】柄付きシートの図柄部分は、光透過性繊維
基材よりも光透過性に乏しいことから、光透過性繊維基
材を透過した光のうち、図柄部分に当たった光は透過が
阻害されるのに対し、図柄部分以外の部分に当たった光
は阻害されないでそのまま通り抜けるので、当該シート
材の他方表面側には、柄付きシートの図柄がシルエット
として浮かび上がるようになっている。
【0011】尚、柄付きシートの一部に図柄を設ける場
合の他、柄付きシート全体の形状、色の濃淡によって図
柄が造り出されるようにすることもできる。この場合、
柄付きシート全体の形状、色の濃淡が図柄として、当該
シート材の他方表面側に浮かび上がるようになる。
【0012】またこのシート材を柄付きシートを中心し
て表裏対象構造とすることもでき、この場合、強度、寸
法安定性といった機械的性能が表裏でアンバランスとな
らないので、カーリングやフレアーなどの形状変化を起
こし難くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシート材を図面に
示した一実施の形態に従ってさらに詳しく説明する。図
1及び図2に示すシート材11は、2枚の光透過性繊維
基材12と、これら各光透過性繊維基材12間にそれぞ
れ接着剤層14を介して設けた柄付きシート13とから
なっていて、柄付きシート13を中心とした表裏対象の
5層構造を有している。
【0014】図1及び図2に示す形態では、光透過性繊
維基材12としてポリエステル繊維を構成繊維とする不
織布を用いている。この光透過性繊維基材12は、十分
な光透過性(シースルー感)を引き出すため、目付10
0g/m2以下が望ましい。
【0015】この光透過性繊維基材12には、不織布の
他に従来よりブラインド用基材として使用されている織
物、編み物、紙、あるいはこれらの1種若しくは2種以
上を積層一体化した複合物を用いることができる。尚、
光透過性繊維基材12の構成繊維としては、耐候性、強
度、寸法安定性、加工性の点からポリエステル繊維が好
ましい。
【0016】尚、光透過性繊維基材12の枚数は、図1
及び図2に示す例に限定されず、光透過性繊維基材12
の種類によって異なる光透過性の度合いや強度、当該シ
ート材11を適用するブラインドに要求される遮光性な
どを考慮して適宜決定すれば良い。
【0017】光透過性繊維基材12と柄付きシート13
とを接着する接着剤層14には、光透過性を阻害しない
透明または半透明なものがよい。特には耐候性、強度、
寸法安定性、加工性の点から、ポリアクリル酸エステル
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン−酢ビ共重合体
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂などが好
適である。尚、接着剤層14には、難燃剤を適当量だけ
含ませて難燃性を付与することもできる。
【0018】また図1及び図2に示す形態では、柄付き
シート13として前記光透過性繊維基材12よりも濃い
色で鳥の図柄を描いた不織布を用いている。図2に示す
ように、柄付きシート13の図柄部分13aには、光透
過性繊維基材12よりも濃い色(光吸収性が高い色)の
着色顔料を含む樹脂が付着していて、前記光透過性繊維
基材12よりも光が透過し難くなっている。一方、柄付
きシート13の図柄部分13a以外の部分は、光透過性
繊維基材12とほぼ同程度の光透過性を有している。
【0019】このため、光透過性繊維基材12を透過し
た光のうち、図柄部分13aに当たった光は透過が阻害
されるのに対し、図柄部分13a以外の部分に当たった
光は阻害されないでそのまま通り抜けるので、当該シー
ト材11の他方表面側には、柄付きシート13の図柄が
そのままシルエットとして浮かび上がるようになってい
る。
【0020】尚、柄付きシート13には、不織布以外
に、織物、編み物、プラスチックフィルム、紙、あるい
はこれらの1種若しくは2種以上を積層一体化した複合
物を用いることができる。また柄付きシート13には、
模様やマーク、文字なども図柄として設けることができ
る。
【0021】尚、図1及び図2に示す接着剤層14中に
光透過性繊維基材12よりも濃い色(光吸収性が高い
色)の着色顔料を含ませて、接着剤層14自体を柄付き
シートとすることもできる。この場合、接着剤層14自
体が柄付きシートも兼ねることになるので、該シート材
11は2枚の光透過性繊維基材12とそれらの間に介さ
れる接着剤層14の3層構造となり、より薄くすること
ができる。
【0022】尚、本発明は、図面に示す形態に限定され
ず、例えば柄付きシート13の全体形状で特定の図柄が
造り出されるようにした場合であって、柄付きシート1
3全体を光透過性繊維基材12よりも光透過性に乏しい
高吸光性材料で構成したり、複数の柄付きシート13を
透過した透過光で1つの図柄が構成されるようにするな
ど、特許請求の範囲の欄に記載した範囲で自由に変更す
ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明のシート材にあっては、複数の光
透過性繊維基材間に設けた柄付きシートの図柄部分を前
記光透過性繊維基材よりも光透過性に乏しくすること
で、前記柄付きシートに造り出された図柄が、前記光透
過性繊維基材からの透過光によって浮かび上がるように
したので、従来のシート材に比べて趣きがあり、意匠性
に富んでいる。
【0024】またこのシート材は、柄付きシートを中心
とした表裏対象構造とすることもでき、この場合、強
度、寸法安定性といった機械的性能が表裏でアンバラン
スとならないので、カーリングやフレアーなどの形状変
化を起こし難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のシート材の分解斜視図であ
る。
【図2】 図2は同じく要部拡大断面図である。
【符号の説明】
12・・・光透過性繊維基材 13・・・柄付きシート 13a・・・図柄部分 14・・・接着剤層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光透過性繊維基材と、前記光透過
    性繊維基材間に設けた柄付きシートとからなり、前記柄
    付きシートの図柄部分を前記光透過性繊維基材よりも光
    透過性に乏しくすることで、前記柄付きシートに造り出
    された図柄が、前記光透過性繊維基材からの透過光によ
    って浮かび上がるようにしたことを特徴とするブライン
    ド用シート材。
  2. 【請求項2】 柄付きシートが繊維質シート、樹脂シー
    ト、および接着剤層のいずれか、または2種以上を組み
    合わせた複合体からなることを特徴とする請求項1記載
    のブラインド用シート材。
  3. 【請求項3】 柄付きシートを中心して表裏対象構造と
    なっていることを特徴とする請求項1または2記載のブ
    ラインド用シート材。
JP2000158433A 2000-05-29 2000-05-29 ブラインド用シート材 Pending JP2001336372A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115672A (ja) * 2006-11-08 2008-05-22 Kawashima Selkon Textiles Co Ltd バーチカルブラインド、スラットおよびスラットの製造法
JP2013019254A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Dynic Corp 和紙調ブラインド用素材
JP2020059261A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 立川ブラインド工業株式会社 生地および遮蔽装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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