JP2525115Y2 - ラベル配列体 - Google Patents

ラベル配列体

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JP2525115Y2
JP2525115Y2 JP7453590U JP7453590U JP2525115Y2 JP 2525115 Y2 JP2525115 Y2 JP 2525115Y2 JP 7453590 U JP7453590 U JP 7453590U JP 7453590 U JP7453590 U JP 7453590U JP 2525115 Y2 JP2525115 Y2 JP 2525115Y2
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JP
Japan
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thin film
resin thin
thermoplastic resin
adhesive layer
Prior art date
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JP7453590U
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JPH0433068U (ja
Inventor
孝 小村
Original Assignee
株式会社サヤマ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプリント用の台紙に複数のラベルを所定のパ
ターンで配列し、各ラベルの表示をプリンタによって連
続的に印刷し、かつ個々のラベルを被着体への貼着およ
び商品管理のために用いるようにしたラベル配列体に関
する。
(従来の技術および考案の解決すべき課題) 前記ラベル配列体としては、たとえば第4図および第
5図に示すように、裏面の感圧性接着剤層3によって被
着体に貼着される貼着ラベル部1Aとこの貼着ラベル部1A
に切離し可能に隣接する管理ラベル部1Bとからなる複数
の多連ラベル1を所定のパターンでプリンタ用の台紙2
に配列して形成されたものが知られている。
このようにして台紙2上に配列された各多連ラベル1
にはプリンタによって所定の表示印刷が施され、使用時
には個々の多連ラベル1を台紙2から剥離し、裏面に感
圧性接着剤層3を有する貼着ラベル部1Aは商品等の被着
体に貼着して用いられ、一方接着性のない管理ラベル部
1Bはこの貼着ラベル部1Aから切離されて商品管理等のた
めに保管される。
しかしこのようなラベル配列体を実際に製造する際に
は、各多連ラベル1の貼着ラベル部1Aの裏面のみに感圧
性接着剤層3が存在するように感圧性接着剤層3がたと
えば流れと直角の方向にパターンコートされるがこの作
業は極めて繁雑である。また、台紙2上に多連ラベル1
を配列した状態での印刷もしくは印刷後の台紙2の保管
の際に裏面に感圧性接着剤層3を有しない管理ラベル部
1Bが台紙2から浮上るために印刷のずれもしくはラベル
自体のはがれ等を生じる恐れがある。
したがって多連ラベルについての感圧性接着剤層のパ
ターンコートの繁雑さを解消しかつラベル配列後の管理
ラベル部の浮上りを防止することのできるラベル配列体
の提供が望まれていた。
(課題を解決するための手段) 前記従来技術の課題は、裏面の感圧性接着剤層によっ
て被着体に貼着される貼着ラベル部とこの貼着ラベル部
に切離し可能に隣接する管理ラベル部とからなる複数の
多連ラベルを表面に平滑な剥離処理を施した台紙に対し
て所定のパターンで配列してなるラベル配列体におい
て、 前記多連ラベルの裏面の実質的な全面にわたって感圧
性接着剤層が塗工され、かつ前記各多連ラベルの管理ラ
ベル部に対応する台紙の各領域に軟質の熱可塑性樹脂薄
膜が剥離可能に圧着されていることを特徴とするラベル
配列体によって解決される。
(作用) 本考案においては、前記各多連ラベルの裏面の実質的
な前面にわたって感圧性接着剤層が塗工され、かつ前記
配列パターンの各多連ラベルの管理ラベル部に対応する
台紙の各領域に軟質の熱可塑性樹脂薄膜が剥離可能に圧
着されている。各多連ラベルの貼着ラベル部は裏面の感
圧性接着剤層で台紙の剥離処理面に仮着されており、こ
ゝから剥離することによって被着体に接着させて用いら
れる。一方管理ラベル部の裏面にも同様に感圧性接着剤
層が塗工されているが台紙の管理ラベル部配置領域には
予め熱可塑性樹脂薄膜が剥離可能に圧着されており、管
理ラベル部はこの熱可塑性樹脂薄膜と共に台紙表面から
剥されて裏面に粘着性を有しないので管理用ラベルとし
て保管するのに適している。
この場合熱可塑性樹脂薄膜の台紙に対する結合はシリ
コン等の剥離処理によって平滑化された台紙表面に対す
る柔軟な合成樹脂薄膜の密着によって生じるいわゆる
「濡れ」の現象によるものであり、その剥離力は感圧性
接着剤層の熱可塑性樹脂薄膜面に対するそれよりは充分
に小さいので剥離は必ず合成樹脂薄膜と台紙との間で生
じる。
台紙表面に充分な平滑性を与えるようにシリコン処理
等を施し、一方熱可塑性樹脂薄膜として後述する特定の
材料および膜厚の軟質フィルムを用い、台紙と樹脂薄膜
とを通常のラベルラミネーション時に加えられる程度の
圧力で互いに圧着した場合、両者間に濡れによって生じ
る密着力(90°剥離力)は約1〜2g/cmの範囲になる。
この「濡れ」による剥離力は管理ラベル部を台紙に対
して常時密着させておくのには充分であるので、すくな
くとも管理ラベル部が通常の取扱いで台紙表面から浮上
するようなことはなく、印刷時にこの部分にづれを生じ
たり、多連ラベル自体がはがれるようなおそれはない。
本考案のラベル配列体を製造する際には、台紙に熱可
塑性樹脂薄膜を気密に圧着して「濡れ」によって密着さ
せ、次いで後に多連ラベルの管理ラベル部が位置する台
紙上の所定領域にこの熱可塑性樹脂薄膜が残るようにし
てハーフダイカットが施される。
次いで裏面全体に感圧性接着剤層を塗工したラベル紙
をこの台紙の上方から貼合せるとラベルの一部は感圧性
接着剤層によって直接にまた他の一部は感圧性接着剤層
および熱可塑性樹脂薄膜を介して台紙に密着される。
ついで貼着ラベル部と管理ラベル部とからなる多連ラ
ベルが所定の配列パターンで得られるようにラベル紙に
対してハーフダイカットを施す。
このように本考案のラベル配列体は台紙に対する熱可
塑性樹脂薄膜の圧着、熱可塑性樹脂薄膜のハーフダイカ
ット、裏面に感圧性接着剤層を塗工したラベル用紙の貼
り合せおよびその個々のラベルへのハーフダイカットに
より得られるので、一連の流れ工程によるワンパスで多
連ラベルの配列体が得られる。
尚台紙の表面に「濡れ」によって圧着される熱可塑性
樹脂薄膜は台紙の平滑な剥離処理表面に充分なじんで密
着状態で保持されることが必要であるため、その厚さは
10〜20μmの範囲内とする。厚さが10μm以下では圧着
時にフィルムに伸びを生じて加工が困難となりまた20μ
m以上ではフィルムの腰が強過ぎて「濡れ」による密着
が得られない。
熱可塑性樹脂薄膜としてはC2〜C4の低級オレフィンモ
ノマの重合もしくは共重合によってポリエチレン、ポリ
プロピレンおよびポリブテン等のポリオレフィン、ポリ
塩化ビニルおよびポリ塩化ビニリデン等の軟質熱可塑性
樹脂薄膜が好ましい。
(実施例) 以下本考案を図面に示す実施例によって説明する。
第1図に示すように表面にシリコ剥離処理を施した厚
さ約110μmのパーフォレーションKを有するプリンタ
用紙を台紙2として用い、その表面に厚さ11μmのポリ
エチレンのフィルム4を重ねて両者が密着する程度にロ
ーラで挟持して加圧する。これによってフィルム4は台
紙2の表面に対して気密に密着され約1〜2g/cmの剥離
力(90°方向)で結合する。このような「濡れ」による
剥離力は通常の感圧性接着剤層の剥離力に比較すれば極
めて低いが、常時の取扱いでの際に両者を剥離を生じさ
せずに保持しておくには充分である。
次いでこのフィルム4に対して第1図中点線Pで示す
ようにハーフダイカットを施し、カス取りを行う。残さ
れた領域は後述する各多連ラベルの管理ラベル部に対応
する寸法形状を有する。
次いで第2図に示すように裏面全体に感圧性接着剤層
3を塗工した通常のラベル用紙5を前記台紙2の表面全
体にわたって接着させ、さらに第3図に示すように貼着
ラベル部1Aおよび管理ラベル部1Bからなる各多連ラベル
1が台紙2の表面に残されるようにハーダイカットを施
す。
したがって、多連ラベル1の貼着ラベル部1Aは下面の
感圧性接着剤層3によって直接台紙2の表面に仮着され
ており、これに隣接する管理ラベル部1Bは台紙2の表面
に「濡れ」によって結合されたフィルム4を介して感圧
性接着剤層3で結合されている。図中6は管理ラベル部
1Bと貼着ラベル部1Aとの間に設けたミシン目である。
このように台紙2上に所定パターンで貼着されたラベ
ル配列体が得られこれに対してプリンタにより各多連1
ラベルの1Aおよび1Bに所定の表示印刷が施される。
この場合各多連ラベル1の貼着ラベル部1Aは感圧性接
着剤層3によって接着されている。また管理ラベル部1B
は感圧性接着剤層3およびフィルム4の台紙2に対する
「濡れ」による結合によって台紙2に対して支持されて
おり、印刷時に台紙2の面から浮上って表示印刷にずれ
を生じることがなく、かつラベル自体が台紙2から剥離
されることもない。
多連ラベル1の貼着ラベル部1Aは裏面に塗工された感
圧性接着剤層3によって被着体に接着するラベルとして
用いられ、一方管理ラベル部1Bは裏面の感圧性接着剤層
3がフィルム4によって覆われているので粘着性がなく
貼着ラベル部1Aから切離して管理用ラベルとして用いら
れる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、裏面に粘着性を有する
粘着ラベル部と裏面が非粘着性の管理ラベル部とからな
る多連ラベルの配列体を極めて簡単に製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は夫々本考案の一実施例の製造手順
を示す図であり、第4図および第5図は夫々従来の多連
ラベルの配列体の平面図および縦断面図である。 1……多連ラベル、1A……貼着ラベル部、1B……管理ラ
ベル部、2……台紙、3……感圧性接着剤層、4……フ
ィルム、5……ラベル用紙、6……ミシン目

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面の感圧性接着剤層3によって被着体に
    貼着される貼着ラベル部1Aとこの貼着ラベル部1Aに切離
    し可能に隣接する管理ラベル部1Bとからなる複数の多連
    ラベル1を表面に平滑な剥離処理を施した台紙2に対し
    て所定のパターンで配列してなるラベル配列体におい
    て、 前記多連ラベル1の裏面の実質的な全面にわたって感圧
    性接着剤層3が塗工され、かつ前記各多連ラベル1の管
    理ラベル部1Bに対応する台紙2の各領域に軟質の熱可塑
    性樹脂薄膜が剥離可能に圧着されていることを特徴とす
    るラベル配列体。
  2. 【請求項2】前記熱可塑性樹脂薄膜が厚さ10〜20μmの
    軟質ポリオレフィンフィルムからなる前記第1項記載の
    ラベル配列体。
  3. 【請求項3】前記熱可塑性樹脂薄膜が厚さ10〜20μmの
    軟質ポリ塩化ビニルフィルムからなる前記第1項記載の
    ラベル配列体。
  4. 【請求項4】前記熱可塑性樹脂薄膜が厚さ10〜20μmの
    軟質ポリ塩化ビニリデンフィルムからなる前記第1項記
    載のラベル配列体。
JP7453590U 1990-07-14 1990-07-14 ラベル配列体 Expired - Lifetime JP2525115Y2 (ja)

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