JPH0739566B2 - 医療用粘着テープもしくはシートの製造方法 - Google Patents

医療用粘着テープもしくはシートの製造方法

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JPH0739566B2
JPH0739566B2 JP61037672A JP3767286A JPH0739566B2 JP H0739566 B2 JPH0739566 B2 JP H0739566B2 JP 61037672 A JP61037672 A JP 61037672A JP 3767286 A JP3767286 A JP 3767286A JP H0739566 B2 JPH0739566 B2 JP H0739566B2
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JP
Japan
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sheet
plastic film
layer
mount
plastic
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和雄 北広
均 井筒
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は被着体に順応性のある、台紙付きの、略透明な
医療用粘着テープもしくはシートの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
最近、傷の手当用品、手術用滅菌布等として、順応性の
ある薄いプラスチックフイルムの一面に粘着剤層が積層
された粘着シートが使用されている。この種の粘着シー
トとしては、プラスチックフイルムとしてポリウレタン
フイルムを用い、粘着剤層を介して離型紙に積層したも
のが市販されているが使用する際に離型紙から粘着シー
トを剥離するとポリウレタンフイルムの弾性によりブロ
ッキングをおこし非常に取り扱いにくいという欠点を有
していた。
上記欠点を解消する方法としてプラスチックフイルムの
背面(粘着剤層が積層された面の反対面)に剥離可能な
台紙を積層することが提案されている。(特開昭57-115
480号公報) しかしながら台紙が紙である場合は貼着部を見ることが
できず、貼着すべき位置を間違えやすく、又台紙が透明
なプラスチックシートである場合は台紙を剥離後プラス
チックフイルムの光沢により反射するため、特に手術用
滅菌布等の医療用の用途には適さないという欠点を有し
ていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は上記欠点に鑑み、台紙が積層された状態
で略透明であり、台紙を剥離した後は基材シートが凹凸
模様を有し、光沢がなく、かつ被着体に順応しやすい台
紙付きの略透明な医療用な粘着テープもしくはシートの
製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明で使用するプラスチック台紙は略透明であり、一
表面に微細な凹凸が形成されている。台紙を形成するプ
ラスチックは略透明であって、順応性のあるプラスチッ
クフイルム層を補強する効果を有するものであればよ
く、たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリアセテート、エチレン−酢酸
ビニル共重合体等があげられ、プラスチックフイルム層
の積層条件、使用方法等により適宜決定すればよい。
微細な凹凸の形成は任意の方法が採用されてよく、たと
えばマット加工、エンボス加工等があげられ、その凹凸
模様は任意の模様が採用されてよい。
尚凹凸は台紙の両面に設けられてもよいが、透明性が低
下するのでプラスチックフイルム層が積層される表面だ
けに設けられるのが好ましい。本発明におけるプラスチ
ックフイルム層は被着体に対する順応性のあるプラスチ
ックフイルムにより形成され、前記プラスチック台紙の
凹凸面に積層されることにより、プラスチック台紙に接
する面に凹凸模様が形成される。
上記プラスチックフイルムとしては、被着体に対し順応
性を有する任意のプラスチックのフイルムが使用でき、
たとえば軟質塩化ビニル樹脂、エチレン・酢酸ビニル樹
脂、ポリウレタン等のフイルムがあげられ、医療用等透
湿性が要求される場合はポリウレタンが好適に使用され
る。上記プラスチックフイルム層の積層方法は任意の方
法が採用されてよく、たとえばキャスティング法、押出
法、カレンダー法等があげられるが、プラスチックフイ
ルム層が上記台紙によくなじみ、台紙の凹凸がプラスチ
ックフイルム層の台紙に接する面に均一に転写されるた
めにキャスティング法が好適に採用される。
本発明においてはプラスチック台紙の凹凸面にプラスチ
ックフイルム層を積層し、次にプラスチックフイルム層
に粘着剤層を積層する。
上記粘着剤は公知の任意のものが使用でき、たとえばア
クリル系、ゴム系、ビニルエーテル系、シリコン系等の
粘着剤があげられる。又積層方法も任意の方法が採用さ
れてよく、たとえば粘着剤の溶液やエマルジョンを塗布
乾燥する方法、ホットメルト塗工法等があげられ、プラ
スチックフイルム層に直接積層してもよいし、離型紙に
粘着剤層を形成し、プラスチックフイルム層に転写して
もよい。
本発明における医療用粘着テープもしくはシートの構成
はプラスチック台紙、プラスチックフイルム層及び粘着
剤層の3層構造であり、各層の厚みは用途により適宜決
定されればよいが、好ましくはプラスチック台紙の厚み
は10〜300μであり、プラスチックフイルム層の厚みは1
0〜200μであり、粘着剤層の厚みは10〜80μである。
又プラスチックフイルム層と粘着剤層の接着力を高める
ために、間に下塗剤層を形成してもよいし、得られた医
療用粘着テープもしくはシートが略透明性を失なわれな
い範囲で各層に着色剤、充填剤等が添加されてもよい。
尚、本発明の医療用粘着テープもしくはシートは、一般
に粘着剤層に離型紙が積層されて保存され、使用される
が、使用する際には離型紙を剥離して被着体に貼着し、
その後プラスチック台紙を剥離するのが好ましく、従っ
てプラスチック台紙とプラスチックフイルム層の接着力
が粘着剤層と離型紙の接着力より大になされているのが
好ましい。
〔発明の効果〕
本発明の医療用粘着テープもしくはシートの構成は上述
の通りであり、基材が順応性のあるプラスチックフイル
ムであって、背面に凹凸模様が形成された粘着テープも
しくはシートを容易に製造することができ、得られた粘
着テープもしくはシートは略透明であって、プラスチッ
ク台紙が積層されているから、使用する際に、特に離型
紙が積層されている場合には離型紙を剥離する際にプラ
スチックフイルム層がブロッキングをおこすことがな
く、又被着部を透視できるので被着部をまちがえること
なく容易かつ確実に貼着することができる。
又貼着後プラスチック台紙を剥離するとプラスチックフ
イルム層が表面に出、該層の表面はプラスチック台紙の
凹凸模様が転写されて、微細な凹凸模様が形成されてい
るから、光沢がなく、光を反射しないので目立ちにく
く、高級感があり、手術用滅菌布等の医療用の用途に好
適に使用できる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例を参照して説明する。
実施例 一面にマット加工の施された、厚さ70μのポリエチレン
テレフタレートフイルムの一面にポリウレタンの30重量
%トルエン−メチルエチルケント混合溶液(グッドリッ
チ社製、商品名エスタン707-F1)をロールコーターで塗
布し、100〜150℃に設定された乾燥炉を5分間通過させ
て、ポリエチレンテレフタレートフイルムよりなる台紙
に厚さ40μのポリウレタンフイルム層が積層された積層
フイルムを得た。得られた積層フイルムのポリウレタン
フイルム層に、透湿性粘着剤(ブチルアクリレート1モ
ルと1,6−ヘキサンジオール−ジ−アクリレート0.00008
モルとの共重合体の25重量%酢酸エチル溶液)をロール
コーターで塗布し、100℃で1分間乾燥して、厚さ30μ
の粘着剤層を形成し、粘着剤層に離型紙を積層して本発
明の粘着テープを得た。
得られた粘着テープは透明であり、長方形に打抜いて離
型紙を剥離したところ、粘着テープがブロッキングをお
こすことなく容易に剥離できた。次に腹部に貼着したと
ころ透明なので目的の位置に容易に貼着でき、貼着後台
紙を剥離すると、ポリウレタンフイルムの背面はマット
加工が施された状態になっており、光の反射がなく、目
立たなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/00 M 8413−4F C09J 7/02 JJC

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微細な凹凸表面を有する、略透明なプラス
    チック台紙の凹凸面に、被着体に対し順応性のあるプラ
    スチックフィルム層を積層し、次に該フィルム層に粘着
    剤層を積層することを特徴とする台紙付きの、略透明な
    医療用粘着テープもしくはシートの製造方法。
JP61037672A 1986-02-21 1986-02-21 医療用粘着テープもしくはシートの製造方法 Expired - Lifetime JPH0739566B2 (ja)

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