JP2525107B2 - 破砕機の粒径分布制御方法 - Google Patents

破砕機の粒径分布制御方法

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JP2525107B2
JP2525107B2 JP4105112A JP10511292A JP2525107B2 JP 2525107 B2 JP2525107 B2 JP 2525107B2 JP 4105112 A JP4105112 A JP 4105112A JP 10511292 A JP10511292 A JP 10511292A JP 2525107 B2 JP2525107 B2 JP 2525107B2
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crusher
crushed
roll
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理 石川
昌幸 山本
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NGK Insulators Ltd
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  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば下水汚泥溶融ス
ラグの破砕機の粒径分布制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば下水汚泥溶融スラグを粉砕して路
床材、路盤材、コンクリート用の骨材等として利用する
場合には、粗破砕された溶融スラグをロールクラッシャ
式の破砕機に供給して破砕し、振動篩式の分級機によっ
て粗、中、細、微の4ランクに分級したうえでそれぞれ
を貯留ホッパへストックしている。このロールクラッシ
ャ式の破砕機には手動ハンドルによって制御できるロー
ル間隔、バネ推力等の制御因子があり、運転開始時には
適当な調整が行われるが、運転中はすべてが固定された
ままである。
【0003】このために原料スラグの性状が変化した場
合には破砕状態が変化し、粗、中、細、微の4種類の破
砕物の発生量に変化が生ずる。もしこの変化が粒径分布
が大きい側への変化である場合には粗粒や中粒を再度粉
砕機にかけることによって調整できるが、逆に粒径分布
が小さくなる側への変化であった場合には後工程で調整
することができず、目的とする粒径の破砕物が不足した
り不要な粒径の破砕物が過剰となったりする。しかも従
来は目的とする粒径分布を得るためにどの制御因子を操
作すればよいのかが不明であったため、安定した粒径分
布の破砕物を得ることはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解消して、原料スラグの性状が変化した場合
にも常に安定した粒径分布の破砕物を得ることができる
破砕機の粒径分布制御方法を提供するために完成された
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、破砕機の制御因子のうちの原料
投入量、ロール間隔、バネ推力の調整が目的とする粒径
分布を得るために発揮する効果特性を学習させておき、
破砕品の粒径分布が目的とする粒径分布からずれたとき
に効果特性の最も大きい制御因子を選択してフィードバ
ック制御をかけることを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例とともに更
に詳細に説明する。図1は実施例で使用される装置を示
すブロック図であり、下水汚泥溶融スラグをジョークラ
ッシャー1で粗破砕した後、ロールクラッシャー2、3
で2段階に細破砕することが示されている。実施例では
1段目の破砕機であるロールクラッシャー2はロール間
隔を4mmとして固定してあるが、2段目の破砕機である
ロールクラッシャー3については、その制御因子のうち
の原料投入量、ロール間隔、バネ推力の調整が自動的に
できるようになっている。
【0007】ロールクラッシャー3により破砕された破
砕物は分級機4により分級されて、粗、中、細、微の4
種類の粒径別の貯留ホッパー5a〜5dに貯留される。
本実施例では貯留ホッパー5aは2250〜3350μm の粒径
の破砕物を貯留し、貯留ホッパー5bは1050〜2250μm
の粒径の破砕物を貯留し、貯留ホッパー5cは 350〜10
50μm の粒径の破砕物を貯留し、貯留ホッパー5dは 3
50μm 以下の粒径の破砕物を貯留する。各貯留ホッパー
5a〜5dにはそれぞれロードセル6が設置されてお
り、破砕物の発生量をリアルタイムで検知することがで
きる。7は演算装置であり、各ロードセル6からのデー
タが入力され、それに応じて2段目の破砕機であるロー
ルクラッシャー3の原料投入量、ロール間隔、バネ推力
の調整を自動的に行う。
【0008】本発明では、この図1に示したような装置
を使用して破砕機の制御因子のうちの原料投入量、ロー
ル間隔、バネ推力をそれぞれ個別に変化させ、各制御因
子の調整が目的とする粒径分布を得るために発揮する効
果特性を演算する。ここでは目的とする粒径分布とし
て、例えば表1に示す3つのケースを設定するものとす
る。
【0009】
【表1】
【0010】そして例えばケース2の粒径分布を得るこ
とを目的とし、表2のように原料投入量とロール間隙及
びバネ推力を直交表を基に変化させ、得られる破砕物の
粒径分布を測定する。
【0011】
【表2】
【0012】上記の結果で得られた各テストの粒径分布
と目標粒径分布の差を基に、品質管理手法を用いて制御
因子の効果比較を行うと、図2に示すとおりの結果とな
る。図2の縦軸は、原料投入量、ロール間隔、バネ推力
の調整が目的とする粒径分布を得るために発揮する効果
特性をSN比(単位デシベル)で示したものである。
【0013】この図2から、ケース1についてはどの制
御因子を調整しても高い効果が得られず、これらの3つ
の制御因子によっては安定した制御ができないことが明
らかである。ケース2についてはロール間隙を1.5mm と
すると最も高い制御効果が得られ、次に投入量2000kg/H
の効果が大きく、次いでバネ推力である。バネ推力は75
0kg と1130kgとでは同程度の効果であることが分かる。
この場合にはロール摩耗を抑制するためにバネ推力は75
0kg とすべきである。ケース3についてはどの制御因子
も高い効果を示しており、かつ水準による差異もはっき
りと出ているので、最も安定した制御が可能な粒径分布
であるといえる。
【0014】上記の例では予めテストを繰り返して各制
御因子の効果特性を評価したが、実際の運転の際にもこ
のようなデータは継続的に収集され、演算装置7がこれ
を学習する。そして実際の運転の際において破砕品の粒
径分布が目的とする粒径分布からずれたときには、演算
装置7が学習の結果に基づいて効果特性の最も大きい制
御因子を選択し、破砕機である2段目のロールクラッシ
ャー3に対してフィードバック制御をかける。
【0015】
【発明の効果】このように、本発明によれば目的とする
粒径分布を得るためにどの制御因子を操作すればよいの
かを定量的に把握することができるので、原料スラグの
性状が変化した場合にも常に安定した粒径分布の破砕物
を得ることが可能となる。従って、従来のように目的と
する粒径の破砕物が不足したり不要な粒径の破砕物が過
剰となったりすることがなくなるという大きい効果を得
ることができる。よって本発明は従来の問題点を解決し
た破砕機の粒径分布制御方法として、産業の発展に寄与
するところは極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の工程を示すブロック図である。
【図2】各制御因子の効果特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ジョークラッシャー 2 1段目の破砕機であるロールクラッシャー 3 2段目の破砕機であるロールクラッシャー 4 分級機 5 粒径別の貯留ホッパー 6 ロードセル 7 演算装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕機の制御因子のうちの原料投入量、
    ロール間隔、バネ推力の調整が目的とする粒径分布を得
    るために発揮する効果特性を学習させておき、破砕品の
    粒径分布が目的とする粒径分布からずれたときに効果特
    性の最も大きい制御因子を選択してフィードバック制御
    をかけることを特徴とする破砕機の粒径分布制御方法。
JP4105112A 1992-04-24 1992-04-24 破砕機の粒径分布制御方法 Expired - Lifetime JP2525107B2 (ja)

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