JP2524913Y2 - グロメットのシール構造 - Google Patents

グロメットのシール構造

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JP2524913Y2 JP1990036561U JP3656190U JP2524913Y2 JP 2524913 Y2 JP2524913 Y2 JP 2524913Y2 JP 1990036561 U JP1990036561 U JP 1990036561U JP 3656190 U JP3656190 U JP 3656190U JP 2524913 Y2 JP2524913 Y2 JP 2524913Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等の電気配線に関してボックス孔等に
装着して用いられ、該孔部に挿通される電線を保護する
と共に密封性を保持するようにしたグロメットのシール
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図に示される如く、ケースaの電線挿通用切欠き
bの周縁において、該切欠きbに臨んだ半環状の凸板部
cと同じく半環状の凹溝部dを設け、電線集束筒部eと
取付膨出部fから成るグロメットgにおいて、該取付膨
出部fの周縁に半環状の凹溝部hと同じく半環状の突板
部iを設け、使用時においてはグロメットgの取付膨出
部fをケースaの切欠きbに対して嵌合するもので、こ
の際に凹溝部hを凸板部cと、また突板部iを凹溝部d
とそれぞれ係合させる。
ところで、グロメットgは軟質ゴム材から形成されて
いるので、シール性能を向上させるために嵌合部分の密
着性を高めると挿入がしにくくなる欠点がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記した点に着目して為されたものであり、
ケース等の取付部分に対する嵌合操作が容易であると共
に密封性を確保し得るようにしたグロメットのシール構
造を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案においては、ケー
ス等の電線挿通用切欠きの内周縁に半環状凹溝を形成す
ると共に軟質ゴム材から成るグロメットの取付膨出部の
外周縁において該半環状凹溝に嵌合される半環状凸板部
を形成し、該半環状凹溝を形成する外壁に該半環状凹溝
の両始端部から該半環状凹溝の環状の延長方向における
中心部にかけて次第に厚みが増加して該半環状凹溝を該
中心部にかけて次第に狭くするテーパ状内面を形成する
と共に該半環状凸板部の該テーパ状内面に対向する外面
に該中心部に対向する嵌合端より該テーパ状内面に対応
して次第に厚みが増加するテーパ状外面を形成する構成
を採用し、更には、ケース等の電線挿通用切欠きの内周
縁に半環状凹溝を形成すると共に軟質ゴム材から成るグ
ロメットの取付膨出部の外周縁において該半環状凹溝に
嵌合される半環状凸板部を形成し、該半環状凹溝を形成
する外壁に該半環状凹溝の両始端部から該半環状凹溝の
環状の延長方向における中心部にかけて次第に厚みが増
加して該半環状凹溝を該中心部にかけて次第に狭くする
テーパ状内面を形成すると共に該半環状凹溝の両始端部
に対する嵌合端より該テーパ状内面に対応して次第に厚
みが増加するテーパ状外面と直状内面を有する略二又状
の楔を該半環状凹溝内において該半環状凸板部との間に
嵌合して該楔のテーパ状外面を該半環状凹溝のテーパ状
内面に接触させると共に該楔の直状内面を該半環状凸部
に接触させる構成を採用した。
〔作用〕
グロメットをケース等の電線挿通用切欠きに装着する
際し、グロメットの取付膨出部に形成された半環状凸板
部を該電線挿通用切欠きの内周縁に形成された半環状凹
溝内に円滑に挿入可能であると共に挿入完了段階におい
て該半環状凸板部のテーパ状外面が該半環状凹溝のテー
パ状内面に全面的に圧接し、または、グロメットの半環
状凸板部を半環状凹溝内に挿入した後に該半環状凹溝の
外壁と該半環状凸板部内に楔を円滑に挿入可能であり、
挿入完了段階において該楔のテーパ状外面が該半環状凹
溝のテーパ状内面に前面的に圧接すると共に該楔の直状
内面が半環状凸板部に全面的に圧接する。
〔実施例〕
第1図乃至第3図において、Aは軟質ゴム材から成る
グロメットであり、電線集束筒1に対して蛇腹上連結筒
2を介して取付膨出部3から連設されている。
取付膨出部3の外周縁に半環状の凸板部3aと半環状の
凹溝3bが形成され、該凹溝3bを形成する外壁3cの内面に
は半環状の突条3dが連続して形成されている。
外壁3cはケースの半環状の凹溝3bに最初に挿入される
嵌合端3C2より両側における環状の延長方向にかけて厚
さが次第に増加するようにしたテーパ状外面3C1を有す
る。
他方、ケースBの電線挿通用切欠き4の内周縁におい
て、該切欠き4に臨んで半環状の凸板部4aとその両側に
おいて2個の半環状凹溝4b,4cが形成され、半環状の凹
溝4cを形成する外壁4dは凹溝4cの両始端部4c1,4c1から
半環状凹溝4cの環状の延長方向における中心部4c2にか
けて厚さが次第に増加するようにテーパ状内面4d1を有
する。
上記構成において、使用時においては、電線(図示せ
ず)を挿通したグロメットAの取付膨出部3をケースB
の切欠き4に嵌合するものであり、この際、半環状凸板
部3aは半環状凹溝4bに係入すると共に半環状凹溝3bは半
環状突板部4aを受け入れつつその外壁3cが半環状凹溝4c
に係入するものであり、相互に逆方向に対向するテーパ
状の外面3c1とテーパ状内面4d1が嵌合の度合いの増加に
つれて圧着面全体にわたって略均一に密着度を増す。
第4図及び第5図の実施例においては、グロメット
A′の取付膨出部5の外周縁に2個の半環状凸板部5a,5
bが形成され、ケースB′の電線挿通用切欠き6の内周
縁に大,小2個の半環状凹溝6a,6bが形成されると共に
半環状凹溝6bを形成する外壁6cは凹溝6bの両始端部6b3,
6b3から半環状溝6bの延長方向における中心部6b4にかけ
て厚さが次第に増加するようにテーパ状内面6c1を有す
る。
使用時においては、グロメットA′の取付膨出部5を
ケースB′の切欠き6に嵌合するに際し、半環状凸板部
5a,5bを半環状凹溝6a,6bに係入させ、次いで半環状凹溝
6b内に略二又状の楔7を圧入して係止突起7aを外壁6cの
係合部6c2に係合させる。二又状の楔7において、両脚
部7bは先端7b1,7b1より次第に厚さが増加するようにテ
ーパ状外面7cが形成されると共に他側には直状内面7dが
形成されており、テーパ状外面7cが半環状凹溝6bにおけ
るテーパ状内面6c1に圧接してグロメットAの半環状突
板部5bの全面を略均一に圧縮する。
〔考案の効果〕
本考案は上記した如くに、ケース等の電線挿通用切欠
きの内周縁に半環状凹溝を形成すると共に軟質ゴム材か
ら成るグロメットの取付膨出部の外周縁において該半環
状凹溝に嵌合される半環状凸板部を形成し、該半環状凹
溝を形成する外壁に該半環状凹溝の両始端部から該半環
状凹溝の環状の延長方向における中心部にかけて次第に
厚みが増加して該半環状凹溝を該中心部にかけて次第に
狭くするテーパ状内面を形成すると共に該半環状凸板部
の該テーパ状内面に対向する外面に該中心部に対向する
嵌合端より該テーパ状内面に対応して次第に厚みが増加
するテーパ状外面を形成し、また、ケース等の電線挿通
用切欠きの内周縁に半環状凹溝を形成すると共に軟質ゴ
ム材から成るグロメットの取付膨出部の外周縁において
該半環状凹溝に嵌合される半環状凸板部を形成し、該半
環状凹溝を形成する外壁に該半環状凹溝の両始端部から
該半環状凹溝の環状の延長方向における中心部にかけて
次第に厚みが増加して該半環状凹溝を該中心部にかけて
次第に狭くするテーパ状内面を形成すると共に該半環状
凹溝の両始端部に対する嵌合端より該テーパ状内面に対
応して次第に厚みが増加するテーパ状外面と直状内面を
有する略二又状の楔を該半環状凹溝内において該半環状
凸板部との間に嵌合して該楔のテーパ状外面を該半環状
凹溝のテーパ状内面に接触させると共に該楔の直状内面
を該半環状凸部に接触させるものであるから、ケース等
の取付部に対するグロメットの嵌合作業を容易にしつ
つ、そのシール性能を向上させることができる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例についての嵌合前の斜視図、 第2図は同上の一部を破断した側面図、 第3図は同上の嵌合状態における要部の断面図、 第4図は本考案の他の実施例についての嵌合前の斜視
図、 第5図は同上の嵌合状態における断面図、 第6図は従来例の嵌合前の斜視図である。 A,A′……グロメット、B,B′……ケース、3,5……取付
膨出部、3a,5b……半環状凸板部、3c1……テーパ状外
面、4,6……電線挿通用切欠き、4c,6b……半環状凹溝、
4d1,6c1……テーパ状内面、7……略二又状楔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 毅 愛知県豊田市福受町大字上ノ切159―1 矢崎部品株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−117723(JP,A) 実開 昭63−36762(JP,U) 実開 昭62−185704(JP,U) 実公 昭46−33458(JP,Y1) 実公 昭63−19609(JP,Y2) 登録実用新案34677(JP,Z1)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース等の電線挿通用切欠きの内周縁に半
    環状凹溝を形成すると共に軟質ゴム材から成るグロメッ
    トの取付膨出部の外周縁において該半環状凹溝に嵌合さ
    れる半環状凸板部を形成し、該半環状凹溝を形成する外
    壁に該半環状凹溝の両始端部から該半環状凹溝の環状の
    延長方向における中心部にかけて次第に厚みが増加して
    該半環状凹溝を該中心部にかけて次第に狭くするテーパ
    状内面を形成すると共に該半環状凸板部の該テーパ状内
    面に対向する外面に該中心部に対向する嵌合端より該テ
    ーパ状内面に対応して次第に厚みが増加するテーパ状外
    面を形成して成ることを特徴とするグロメットのシール
    構造。
  2. 【請求項2】ケース等の電線挿通用切欠きの内周縁に半
    環状凹溝を形成すると共に軟質ゴム材から成るグロメッ
    トの取付膨出部の外周縁において該半環状凹溝に嵌合さ
    れる半環状凸板部を形成し、該半環状凹溝を形成する外
    壁に該半環状凹溝の両始端部から該半環状凹溝の環状の
    延長方向における中心部にかけて次第に厚みが増加して
    該半環状凹溝を該中心部にかけて次第に狭くするテーパ
    状内面を形成すると共に該半環状凹溝の両始端部に対す
    る嵌合端より該テーパ状内面に対応して次第に厚みが増
    加するテーパ状外面と直状内面を有する略二又状の楔を
    該半環状凹溝内において該半環状凸板部との間に嵌合し
    て該楔のテーパ状外面を該半環状凹溝のテーパ状内面に
    接触させると共に該楔の直状内面を該半環状凸部に接触
    させることを特徴とするグロメットのシール構造。
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