JP2524621B2 - オフセット図形の自動作成装置 - Google Patents

オフセット図形の自動作成装置

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【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題(第10図) 課題を解決するための手段 作用 実施例 オフセット図形自動作成装置(第2図、第3図) 動作(第4図) 微小円弧が3個連続した場合(第5図、第6図) 微小円弧が無い場合(第7図) 微小円弧が2個連続した場合(第8図) 微小円弧が5個連続した場合(第9図) 発明の効果 〔概要〕 金型設計等に用いられる図形の自動作成装置に係り、
特に、半導体集積回路のリードフレーム作成用の金型図
形を自動オフセット処理により作図するに好適なオフセ
ット図形作成装置に関し、 規定値以下の半径を有する円弧が3個以上連続した場
合においても確実に接円し、正しいオフセット図形を得
ることができるオフセット図形の自動作成装置を提供す
ることを目的とし、 2次元原図形内で規定値以下の半径を有する円弧が3
個連続する部分を検出する手段と、この円弧連続部分を
検出したときに、第1番目及び第3番目のみオフセット
補正量を計算し、第2番目の円弧にはオフセット補正を
行わないようにした手段を備えて構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、金型設計等に用いられる図形の自動作成装
置に係り、特に、半導体集積回路のリードフレーム作成
用の金型図形を自動オフセット処理により作図するに好
適なオフセット図形作成装置に関する。
半導体集積回路のリードフレームやコネクタ等を製作
するための精密金型設計においては、リードフレーム等
の原寸に対してクリアランスと呼ぶ隙間の量を付加して
作図する(これをオフセットという。)必要がある。こ
れは、切り刃部分がその強度、精度を確保するため丸み
付けされているからである。特にダイの穴形状では角の
部分についてクリアランスを大きく取る必要がある。
このため、2次元図形を構成する要素(以下、セグメ
ントと呼ぶ。)である線分ごとに一定量(以下、この量
をオフセット量と呼ぶ。)シフトした図形を自動作成す
るCADシステムが提供されている。さらに、このCADシス
テムにおいては、規定値以下の半径を有する円弧(以
下、微小円弧という。)部分を角の部分と判断し、オフ
セット量をさらに自動的に補正(これをオフセット補正
と呼び、単なるオフセットと区別する。)して図形を作
成している。
〔従来の技術〕
従来のオフセット図形作成装置においては、オフセッ
トを施す場合の判断に最大3個のセグメントしか用いて
おらず、また、規定値以下の半径を有する円弧について
も、全てオフセット補正が施されていた(オフセット及
びオフセット補正の詳細については、特願昭61−282124
号を参照のこと。)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のオフセット図形作成装置においては、原図
形中に微小円弧が3個以上連続する部分があった場合で
もこれらの円弧全てに補正のオフセットが施されるた
め、オフセット量とオフセット補正量との関係によって
は、隣接する円弧同士の接円ができなくなり、正しいオ
フセット図形が得られなくなる場合があるという問題点
があった。
この問題点について第10図を用いて説明する。
第10図(a)において、オフセット前の原図形PAが、
二つの直線セグメントLa1及びLa2に並びに連続する3個
の円弧セグメントCa1、Ca2及びCa3により構成されてい
るものとする。また、各円弧セグメントCa1、Ca2及びC
a3の半径を夫々ra1、ra2及びra3とし、夫々の値を、
「1.0」とする。
ここで、第10図(a)に示す原図形PAに対して、オフ
セット量「0.8」のオフセットのみを施すと、第10図
(b)に示すオフセット図形が得られる。第10図(b)
において、オフセット後のオフセット図形PBは、二つの
直線セグメントLb1及びLb2並びに連続する3個の円弧セ
グメントCb1、Cb2及びCb3により構成されることとな
る。このとき、各円弧セグメントCb1、Cb2及びCb3の半
径を夫々rb1、rb2及びrb3とすると、夫々の値は、 rb1=rb3=1.0−0.8=0.2 rb2=1.0+0.8=1.8 となる。ここで、円弧セグメントCb1及びCb3についてオ
フセット量を減算するのは、オフセット前の円弧セグメ
ントCa1及びCa3がオフセット方向に対して外回りである
ことによるものであり、円弧セグメントCb2についてオ
フセット量を加算するのは、オフセット前の円弧セグメ
ントCa2がオフセット方向に対して内回りであることに
よるものである(上記特願昭61−282124号参照)。
また、原図形PAを構成する各円弧セグメントの中心位
置とオフセット図形PBを構成する各円弧セグメントの中
心位置は夫々に一致することとなる。
従来技術においては、第10図(b)に示すオフセット
図形PBを構成する夫々の円弧セグメントに対して、全て
上記のオフセット補正を行うのであるが、始めに、第10
図(b)に示す円弧セグメントCb1に対してオフセット
補正量「0.8」でオフセット補正を行うことを第10図
(c)を用いて考えると、当該オフセット補正処理にお
いては、円弧セグメントCa2を上記オフセット量(=0.
8)でオフセットした円弧Cb2に対応する仮の線分(第10
図(c)中、破線で示す。)と直線セグメントLa1を上
記オフセット量(=0.8)でオフセットした直線セグメ
ントLb1に基づいて、これらに接続すると共に、半径を
上記rb1(=0.2)からオフセット補正量(=0.8)によ
り補正された半径rb1′に補正する。このとき、 rb1′=0.2+0.8=1.0 となる。これにより、円弧セグメントCb1より半径の大
きな円弧セグメントCb1′が得られる。
次に、第10図(b)に示す円弧セグメントCb2につい
て、上記オフセット補正量によりオフセット補正を行う
ことを第10図(d)を用いて考えると、当該オフセット
補正処理においては、円弧セグメントCa3を上記オフセ
ット量(=0.8)でオフセットした円弧セグメントCb3
対応する仮の線分(第10図(d)中、破線で示す。)と
上記オフセット後の円弧セグメントCb1に基づいて、こ
れらに接続するように円弧セグメントCb2をオフセット
補正するのであるが、その際従来技術のように円弧セグ
メントCb2に対しても円弧セグメントCb1と同じオフセッ
ト補正を施すと、オフセット補正後の円弧セグメントC
b2の半径rb2′は、 rb2′=1.8−0.8=1.0 となり、この半径rb2′の値では、第10図(d)に示す
ように、上記円弧セグメントCb3に対応する仮の線分と
円弧セグメントCb1に同時に接続することができなくな
るという問題点があるのである。
そこで、本発明は、規定値以下の半径を有する円弧が
3個以上連続した場合においても確実に接円し、正しい
オフセット図形を得ることができるオフセット図形の自
動作成装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図に本発明の原理説明フローチャートを示す。本
発明に係るオフセット図形の自動作成装置は2次元原図
形内で微小円弧が3個連続する部分を検出する手段(10
1)と、この円弧連続部分を検出したときに、第1番目
及び第3番目の円弧についてオフセット補正量を計算
し、第2番目の円弧にはオフセット補正を行わないよう
にした手段(102)を備えるように構成する。
〔作用〕
第1図において、オフセット図形自動作成装置は図形
データベースから目的図形のセグメントを読込み(10
0)、微小円弧が3個連続しているかどうかを検出し(1
01)、3個連続していると検出した場合には、連続する
円弧の第1番目及び第3番目の円弧についてオフセット
補正を施し、第2番目の円弧についてはオフセットのみ
を施して補正を行わず(102)、検出しなかった場合に
は、通常のオフセットを施す(103)。そして、以上の
処理を繰返し、全てのセグメントに対するオフセットを
施して作業を終了する(104)。
このようにして、微小円弧が3個以上連続した場合
に、第1及び第3の円弧にのみオフセットの補正を施
し、第2の円弧にはオフセットの補正を施さず通常のオ
フセットのみを行うこととしたので、微小円弧が3個以
上連続した場合においても、確実に接円し、正しいオフ
セット図形を得ることが出来る。
〔実施例〕
以下、本発明に係るオフセット図形自動作成装置につ
いて、第2図乃至第8図を参照して説明する。
オフセット図形自動作成装置 第2図にCADシステムの概要を示す。
第2図(a)はスタンドアロン方式、第2図(b)は
大形計算機直結方式、第2図(c)は大形計算機用イン
テリジェント端末方式をそれぞれ示している。第2図
(a)、(b)の場合においては、本発明に係る微小円
弧が3個連続する部分を検出する手段及びこの部分を検
出した時に1番目及び3番目のみ補正の円弧オフセット
を計算し、2番目の円弧には補正を行わないようにする
手段は大形計算機1内若しくは小形計算機2内に有して
いる。一方、第2図cの場合においては、これらの手段
はインテリジェント端末機3内に有していても良いし、
大形計算機1内に有していても良い。以下の説明におい
ては、第2図(c)のシステムを使用した場合で、イン
テリジェント端末機3内に本発明に係る手段を有してい
るものとする。
第3図は、第2図におけるインテリジェント端末機3
の内部構成について示したものである。端末機内部は主
制御部4、ワーキングメモリ5、インターフェイス制御
部(IF制御部)6、セグメントオフセット補正手段7及
びセグメントデータ補正手段8よりなるオフセット図形
作成システムよりなっている。
主制御部4は各手段の動作及びシステム全体の動作を
制御する。
ワーキングメモリ5はホストコンピュータ1より入力
された原図形のセグメントデータ及び、端末機内部の各
手段及び各部で行われる中間処理の結果を格納するワー
キングエリアを有している。
IF制御部6はホストコンピュータ1とインテリジェン
ト端末機3間のインタフェース制御を行い、各種データ
の送受信を行う。
オフセット図形作成システムは、セグメントオフセッ
ト補正手段7により、入力されたセグメントデータのオ
フセットを補正すべきかどうかを判断し、補正をすべき
場合にはオフセットを補正し、セグメントデータ補正手
段8により当該及び隣接するオフセットセグメントのセ
グメントデータを補正する。
セグメントオフセット補正手段7はセグメントオフセ
ット手段9、セグメント種類判別手段10、円弧半径チェ
ック手段11、及び円弧半径補正手段12よりなる。この補
正手段7は入力されたセグメントデータ、すなわち直線
や円弧等の線分データを解析して、入力されたセグメン
トが直線であるか円弧であるかを判別し、補正が必要な
円弧の場合にはオフセットを補正し、その他の場合には
所定のオフセットを施す。
セグメントオフセット手段9は、原図形の各セグメン
トを所定量だけオフセットする処理を行う。
セグメント種類判別手段10は原図形のセグメントデー
タより各セグメントが直線であるか円弧であるかを判別
し、円弧の場合には更に内回りであるか外回りであるか
を判別する。
円弧半径チェック手段11は、セグメント種類判別手段
において円弧と判別された場合に原図形の円弧の半径が
規定値rS以下であるか否かを判別する。
円弧半径補正部12は、原図形の円弧が内回りであるか
外回りであるかによって補正半径の計算を行う。
セグメントデータ補正手段8は、セグメント接続点補
正手段13及び、セグメントデータハンドラ手段14よりな
り、セグメントオフセット補正手段7によって求められ
たデータに基づき、各オフセットセグメントのセグメン
トデータを補正する。
セグメント接続点補正手段13は原図形において隣接す
るオフセットセグメントの接点または交点の座標を計算
する。
セグメントデータハンドラ手段14はセグメント接続点
補正手段13によって計算された接点または交点の座標デ
ータに基づいてオフセットセグメントデータを補正し、
その結果を登録する処理を行う。
動作 次に、第3図の動作を第4図乃至第8図を参照して説
明する。
微小円弧が3個連続した場合 まず最初に、規定値以下の半径を有する円弧が3個連
続している場合について説明する。
第4図は本発明における処理フローチャートを示して
いる。
ここで、第5図において、PAは原図形、aは所定オフ
セット量、PBは本発明に係るオフセット図形自動作製装
置によって作成した図形であり円弧セグメントCa1
Ca2、Ca3、Cb1、Cb2、Cb3の半径をそれぞれra1、ra2、r
a3、rb1、rb2、rb3とし、ra1、ra2、ra3はいずれも規定
値rS以下であるとする。
また、直線セグメントをそれぞれLa1、La2、Lb1、Lb2
とする。
S1) 主制御部4はIF制御部6を介してホストコンピュータ
1の図形データベースより原図形PAのセグメントデータ
をワーキングメモリ5内のセグメントデータエリアに格
納する。この場合ワーキングメモリ5内のセグメントデ
ータエリアには、直線セグメントLa1、円弧セグメントC
a1、Ca2、Ca3、直線セグメントLa2の順番でセグメント
データが格納されているものとする。次いで、主制御部
4はセグメントオフセット補正手段7に各セグメントの
処理を行うように指示する。
セグメントオフセット補正手段7はワーキングメモリ
5内のセグメントデータエリアの第1番目のアドレスに
存在する第1セグメントLa1のデータを取出し、所定の
オフセット量aだけオフセットしてオフセットセグメン
トLb1のセグメントデータを生成する。主制御部4はこ
のセグメントデータをワーキングメモリ5内に格納す
る。
S2) 主制御部4は次のアドレスに格納された第2セグメン
トCa1のセグメントデータを取出し、セグメント種類判
別手段10に転送する。
S3) セグメント種類判別手段10は転送された第2のセグメ
ントデータが直線か円弧かを判別するとともにその結果
を主制御部4へ通知する。
主制御部4は第2のセグメントデータが直線である場
合にはS17の処理を行うが、第2のセグメントデータCa1
は円弧であるので、円弧半径チェック手段11へセグメン
トデータを転送する。
円弧半径チェック手段11は第2のセグメントデータの
半径が規定値rS以下であるかどうかを判別しその結果を
主制御部4に通知する。
主制御部4は第2のセグメントデータの半径が規定値
rSより大きい場合にはS17)の処理を行うが、第2のセ
グメントデータの半径ra1は規定値rS以下であるので、
その結果を主制御部4に通知する。
S4) 主制御部4は次のアドレスに格納された第3セグメン
トCa2のセグメントデータを取出し、セグメント種類判
別手段10に転送する。
S5) セグメント種類判別手段10は転送された第3のセグメ
ントデータが直線か円弧かを判別するとともにその結果
を主制御部4へ通知する。
主制御部4は第3のセグメントデータが直線である場
合にはS8)の処理を行うが、第3のセグメントデータC
a2は円弧であるので、円弧半径チェック手段11へセグメ
ントデータを転送する。
円弧半径チェック手段11は第3のセグメントデータの
半径が規定値rS以下であるかどうかを判別しその結果を
主制御部4に通知する。
主制御部4は第3のセグメントデータの半径が規定値
rSより大きい場合には、S8)の処理へ移すが、第3のセ
グメントデータの半径ra2は規定値rS以下であるので、S
6)の処理へ移る。
S6) 主制御部4は次のアドレスに格納された第4セグメン
トCa3のセグメントデータを取出し、セグメント種類判
別手段10に転送する。
S7) セグメント種類判別手段10は転送された第4のセグメ
ントデータが直線か円弧かを判別するとともにその結果
を主制御部4へ通知する。
主制御部4は第4のセグメントデータが直線である場
合にはS22)の処理を行うが、第4のセグメントデータC
a3は円弧であるので、円弧半径チェック手段11へセグメ
ントデータを転送する。
円弧半径チェック手段11は第4のセグメントデータの
半径ra3が規定値rS以下であるかどうかを判別し、その
結果を主制御部4に通知する。
S8) 主制御部4はS1)と同様にして第3セグメントCa2
セグメントオフセット手段9へ転送し、セグメントオフ
セット手段9は第3セグメントをオフセットし、半径r
b2の円弧Cb2を生成する。
S9) 主制御部4は第2セグメントCa1を円弧半径補正手段1
2に転送し、円弧半径補正手段12は第2セグメントの円
弧半径の補正値rb1を計算し、その結果を主制御部4に
通知する。主制御部4は通知された第2セグメントの円
弧半径の補正値及びオフセットした第1セグメントデー
タをセグメント接続点算出手段13に転送する。
S10) セグメント接続点算出手段13は第2セグメントの円弧
半径の補正値rb1及びオフセットした第1セグメントデ
ータより接続点の計算を行い、更に、それ等のデータを
セグメントデータハンドラ手段14に転送し、オフセット
セグメントデータを補正して、その結果を主制御部4へ
通知する。
S11) 主制御部4は通知されたデータによりワーキングメモ
リ5上の第1セグメント終点及び第2セグメント始点を
書替える。さらに第2セグメントの円弧半径の補正値r
b1及びオフセットした第3セグメントデータCb2をセグ
メント接続点算出手段13に転送する。
S12) セグメント接続点算出手段13は第2セグメントの円弧
半径の補正値及び第3セグメントデータより接続点の計
算を行い、更に、それ等のデータをセグメントデータハ
ンドラ手段14に転送し、オフセットセグメントデータの
補正をし、その結果を主制御部4へ通知する。
S13) 主制御部4は通知されたデータによりワーキングメモ
リ5上の第2セグメント終点及び第3セグメント始点を
書替える。
S14) 次に、主制御部4はオフセットした第1セグメントデ
ータ及び第2セグメントデータをIF制御手段6を介して
ホストコンピュータのデータベースへ登録する。
S15) さらに、主制御部4は第3セグメントデータのアドレ
スを第1セグメントデータアドレスとして取扱うように
セグメントデータエリア用ベースアドレスを書替える。
S16) 次に、主制御部4は処理をへ移し、第1セグメント
データ(これは最初の状態では、第3セグメントにあた
る)が最後のデータであるかどうかを判断する。最後の
データである場合には作業を終了する。
この場合においては、最後のデータではないので、第
2セグメント(これは最初の状態では、第4セグメント
にあたる)を取出し、S2)からS5)およびS8)からS1
6)の処理を行い、半径rb3の円弧Cb3及び直線Lb2を生成
して作業を終了する。
以上のようにして、この場合には3個連続する微小円
弧に対して、第1、第3の円弧(Ca1、Ca3)に補正のオ
フセットを施し、第2の円弧Ca2には所定のオフセット
を施すことになる。
以上の処理を施したオフセット図形について、上述の
第10図に対応する第6図(a)を用いて説明すると、以
上説明した処理を行えば、第6図(a)に示すように、
原図形PAのうち、オフセット処理及びオフセット補正処
理を施して半径rb1′及びrb3′を夫々「1.0」とした円
弧セグメントCb1′及びCb3′に対して、オフセット処理
のみを施して半径rb2を「1.8」のままとした円弧セグメ
ントCb2を接続させて、完全なオフセット図形PBを得る
ことができるのである。
なお、上記以外の微小円弧が連続しない原図形PAにつ
いては、後述の処理により、従来技術の通り当該原図形
PAにおける全ての円弧セグメントに対してオフセット及
びオフセット補正が行われ、例えば、第6図(b)に示
すようなオフセット図形PBが得られる。このとき、第6
図(b)においては、オフセット図形PBのうち、円弧セ
グメントCb1′、Cb3′、Cb4′、Cb5′及びCb6′に対し
てオフセット及びオフセット補正が行われている。そし
て、円弧セグメントCb1′及びCb3′については、オフセ
ットのみを施した場合(例として半径0.2)に比してそ
の半径が大きく(半径1.0)なっており、円弧セグメン
トCb4′、Cb4′及びCb6′については、オフセットのみ
を施した場合に比してその半径が小さくなっている。
上記において説明しなかった処理フローチャート部分
については更に第6図乃至第8図を参照して説明する。
微小円弧が無い場合 第7図の場合において、PAは原図形、aは所定オフセ
ット量、PBは本発明に係るオフセット図形自動作製装置
によって作製した図形であり、円弧Ca4の半径ra4は規定
値rSより大きいものとする。
また、直線セグメントをそれぞれLa1、La2、Lb1、Lb2
とする。
この場合において、S1)からS3)の処理を行った後、
第2セグメントCa4は円弧でかつその半径ra4がrSより大
きいので、主制御部4は第2セグメントのデータをセグ
メントオフセット手段9に転送する。
S17) セグメントオフセット手段9は、第2セグメントデー
タCa4を所定のオフセット量aだけオフセットして、半
径rb4の円弧Cb4を生成し、その結果を主制御部4に通知
する。
S18) 主制御部4はオフセットされた第1及び第2セグメン
トデータ(Lb1、Cb4)をセグメント接続点算出手段13に
転送し、セグメント接続点算出手段13はオフセットされ
た第1及び第2セグメントデータより接続点の計算を行
い、更にそれ等のデータをセグメントデータハンドラ手
段14に転送し、オフセットセグメントのセグメントデー
タを補正し、その結果を主制御部4へ通知する。
S19) 主制御部4は通知されたデータによりワーキングメモ
リ5上の第1セグメント終点及び第2セグメント始点を
書替える。
S20) 次に、主制御部4は第1セグメントデータをIF制御手
段6を介してホストコンピュータ1のデータベースへ登
録する。
S21) さらに、主制御部4は第2セグメントデータのアドレ
スを第1セグメントデータアドレスとして取扱うように
セグメントデータエリア用ベースアドレスを書替える。
その後、主制御部4は処理をへ移し、第1セグメン
トデータ(これは最初の状態では、第2セグメントにあ
たる)が最後のデータであるかどうかを判断する。最後
のデータである場合には、作業を終了するが、この場合
には最後のデータではないので、S2)と同様に第2セグ
メントLa2(これは最初の状態では第3セグメントにあ
たる)を取出し、S3)及びS17)からS21)まで及びS1
6)と同様の処理を行い、Lb2を生成し、作業を終了す
る。
以上のようにして、この場合には全てのセグメントに
所定のオフセットが施されることになる。
微小円弧が2個連続した場合 第8図の場合において、PAは原図形、aは所定オフセ
ット量、PBは本発明に係るオフセット図形自動作成装置
によって作成した図形であり、円弧Ca5、Ca6の半径をそ
れぞれra5、ra6とし、ra5、ra6は規定値rS以下であるも
のとする。
また、直線セグメントをそれぞれLa1、La2、Lb1、Lb2
とする。
この場合において、S1)からS7)と同様の処理を行
う。
S22) ここで、第4セグメントLa2は直線であるので、主制
御部4は第2セグメントの終点に接する直線Lc1を生成
し、セグメントオフセット手段9に転送し、オフセット
して、Lc2を生成する。
S23) 主制御部4は第2セグメントデータCa5を円弧半径補
正手段12に転送し、円弧半径の補正値rb5を計算させ
る。
S24) 主制御部4はオフセットされた第1セグメントとS2
2)において生成し、オフセットした接線Lc2のデータ及
び第2セグメント円弧半径補正値rb5をセグメントデー
タ補正手段に転送し、オフセットされた第1セグメント
Lb1と接線Lc2に接する円弧Cb5を計算する。
S25) 主制御部4は計算結果によりワーキングメモリ5上の
第1セグメント終点及び第2セグメント始点を書替え
る。
S26) 主制御部4は第4セグメントデータLa2をセグメント
オフセット手段9に転送しオフセットを施す。
S27) 主制御部4は第3セグメントデータCa6を円弧半径補
正手段12へ転送し、円弧半径の補正値rb6を計算する S28) 主制御部4はオフセットされた第4セグメントLb2とS
22)おいて生成し、オフセットした接線Lc2のデータ及
び第3セグメント円弧半径補正値rb6をセグメントデー
タ補正手段に転送し、オフセットされた第4セグメント
と接線に接する円弧Cb6を計算する。
S29) 主制御部4は第2セグメント終点と第3セグメント始
点が一致しているかどうかを判断し、もし一致していれ
ばS31)の処理へ移る。一致していない場合には、S30)
の処理を行う。
S30) 主制御部4は第2、第4セグメントデータ及び第3セ
グメント円弧半径補正値をセグメントデータ補正手段8
に転送し、オフセットされた第2、第4セグメントに接
する円弧を計算する。
S31) 主制御部4は計算結果によりワーキングメモリ5上の
第2セグメント終点及び第3セグメント始点と終点さら
に第4セグメント始点を書替える。
S32) 主制御部4は第1セグメントデータLb1及び第2セグ
メントデータCb5をIF制御手段6を介してホストコンピ
ュータ1のデータベースに登録する。
S33) 主制御部4は第4セグメントデータのアドレスを第1
セグメントデータアドレスとして取扱うようにセグメン
トデータエリア用ベースアドレスを書替える。
次に、主制御部4は処理をへ移しS16)と同様の処
理によって第1セグメントデータLa1(これは最初の状
態では、第4セグメントにあたる)が最後のデータであ
るかどうかを判断する。最後のデータである場合には作
業を終了する。この場合においては、最後のデータであ
るので、ここで作業は終了する。
以上のようにして、この場合には第1、第2の円弧に
は、オフセット補正が施され、その他の部分には通常の
オフセット量aが施される。
微小円弧が5個連続する場合 第9図の場合において、PAは原図形、aは所定オフセ
ット量、PBは本発明に係るオフセット図形自動作成装置
によって作成した図形であり、円弧Ca7、Ca8、Ca9、C
a10、Ca11の半径をそれぞれra7、ra8、ra9、r10,ra11
し、ra7、ra8、ra9、ra10,ra11は全て規定値rS以下であ
るとする。
また、直線セグメントをそれぞれLa1、La2、Lb1、Lb2
とする。
この場合においては、直線セグメントLa1及び円弧セ
グメントCa7、Ca8及びCa9を第1乃至第4セグメントと
して(円弧セグメントCa7、Ca8及びCa9を3個の連続す
る円弧として)、S1)からS16)と同様の処理を行った
後、円弧セグメントCa8、Ca9、Ca10及びCa11を第1乃至
第4セグメントとして(円弧セグメントCa9、Ca10及びC
a11を3個の連続する円弧として)、再びS3)からS16)
と同様の処理を行い、その後更に円弧セグメントCa10
Ca11及び直線セグメントLa2を第1乃至第3セグメント
としてS3)からS5)及びS8)からS16)と同様の処理を
行い、作業を終了する。
以上のようにして、この場合には、第1、第3、第5
の円弧(Ca7、Ca9、Ca11)には補正のオフセットが施さ
れ、その他の部分には、所定のオフセット量aが施され
る。
〔発明の効果〕
本発明は、以上のように構成したので、 原図形中に規定値より小さな半径を持つ円弧が3個連
続していると検出した場合には、そのうち第2番目の円
弧に対してはオフセット処理のみ行い、他の二つの円弧
に対してはオフセット処理及びオフセット補正処理の双
方を施すことにより、第2番目の円弧にオフセット補正
を施すことによりオフセット量とオフセット補正量との
関係(第10図参照)から夫々の連続する円弧が接円でき
ないという問題点を解決して正しいオフセット図形を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成図、 第2図はCADシステムの基本構成図、 第3図は本発明に係るオフセット図形の自動作成装置の
基本構成図、 第4図は本発明に係る図形処理のフローチャート、 第5図は微小円弧が3個連続している場合の原図形及び
オフセット図形の説明図、 第6図は微小円弧が3個連続している場合の処理結果の
説明図、 第7図は微小円弧が無い場合の原図形及びオフセット図
形の説明図、 第8図は微小円弧が2個連続している場合の原図形及び
オフセット図形の説明図、 第9図は微小円弧が5個連続している場合の原図形及び
オフセット図形の説明図、 第10図は課題の説明図である。 1……ホストコンピュータ、 2……小型計算機、 3……端末機、 4……主制御部、 5……ワーキングメモリ、 6……インタフェース制御部、 7……セグメントオフセット補正手段、 8……セグメントデータ補正手段、 9……セグメントオフセット手段、 10……セグメント種類判別手段、 11……円弧半径チェック手段、 12……円弧半径補正手段、 13……セグメント接続点算出手段、 14……セグメントデータハンドラ手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元図形を所定のオフセット量に従って
    シフトしたオフセット図形を作成する2次元図形のオフ
    セット図形自動作成装置において、 2次元原図形内で規定値以下の半径を有する円弧が3個
    連続する部分を検出する手段(101)と、 この円弧連続部分を検出したときに、第1番目及び第3
    番目の円弧についてのみオフセット補正量を計算し、第
    2番目の円弧にはオフセット補正を行わないようにした
    手段(102)とを備えたことを特徴とするオフセット図
    形の自動作成装置。
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