JP2524488B2 - ニップ式ダイコ―タ装置 - Google Patents

ニップ式ダイコ―タ装置

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JP2524488B2
JP2524488B2 JP6212692A JP21269294A JP2524488B2 JP 2524488 B2 JP2524488 B2 JP 2524488B2 JP 6212692 A JP6212692 A JP 6212692A JP 21269294 A JP21269294 A JP 21269294A JP 2524488 B2 JP2524488 B2 JP 2524488B2
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眞司 藤野
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Chugai Ro Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックアップロールの
外周に支持され搬送される帯状材料に塗装を施すニップ
式ダイコータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属、フィルム、紙などの帯
状材料に塗液を塗布するダイコータでは、走行する帯状
材料をバックアップロールの外周で支持し、ダイコータ
本体の先端リップ部を上記帯状材料に所定ギャップをも
って対向配置させ、上記先端リップ部から塗液を吐出し
て帯状材料に塗布している。この場合、帯状材料の表面
に塗膜厚が均一で光沢のある塗布面を常に形成し得る安
定した塗布を行うには、上記先端リップ部と帯状材料と
のギャップが常に一定となるように保つ必要がある。
【0003】上記ギャップは通常ウエット時の塗膜厚の
1〜1.7倍程度に初期設定され、ウエット時の塗膜厚
を30μmとする場合には、上記ギャップが約30〜5
0μmの範囲となる。このように初期設定されたギャッ
プは、長手方向に厚さが均一で表面が平担なフィルム、
紙などの帯状材料ではダイコータ本体を固定した状態で
もほぼ一定に保たれ、安定した塗布状態が得られる。し
かし、亜鉛メッキ鉄板等の金属製帯状材料では板厚変動
があるために、ダイコータ本体を固定した状態では帯状
材料の板厚変動に伴って上記ギャップも変動し、塗布状
態が不安定になる。
【0004】特に、亜鉛メッキ鉄板についてのJIS許
容厚みはその板厚や幅によって異なるが、上記ギャップ
範囲を越える大きい値となっている。このため、上記ギ
ャップを初期設定したままの状態ではダイコータ本体の
先端リップ部が亜鉛メッキ鉄板に接触して上記先端リッ
プ部を損傷することから、従来はダイコータで亜鉛メッ
キ鉄板に塗液を塗布することはできなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ダイコータ本体の先端
リップ部と帯状材料との接触を防止して、亜鉛メッキ鉄
板のような板厚変動の大きい帯状材料についてもダイコ
ータで塗液を安定塗布できるようにするため、走行する
帯状材料とのギャップを電気的、光学的または磁気的に
計測し、この計測結果に基づき帯状材料の板厚変動に応
じてダイコータ本体を帯状材料に対して進退させことに
より、ギャップが常に一定となるように制御する方法が
知られている。
【0006】しかしながら、この方法ではギャップの計
測、ダイコータ本体の移動はいずれもミクロン単位で行
うため、高精度でかつ高価な計測機器、駆動装置、制御
機器などが必要となるだけでなく、帯状材料が高速搬送
される場合の制御応答性にも問題があった。
【0007】この他にも、帯状材料の板厚変動のいかん
に拘わらず上記ギャップを一定に保つための方法や装置
が従来より種々提案されているが、実用化されている技
術はなく、ダイコータ本体の先端リップ部と亜鉛メッキ
鉄板との接触を回避できる程度までにギャップを広げて
塗布する技術が未だ開発途上にあるのが現状である。し
たがって、亜鉛メッキ鉄板のような板厚変動の大きい帯
状材料にも塗布可能なダイコータの提供が待ち望まれて
いた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、簡単
かつ安価な構成で上記ギャップを常に一定に保持し、亜
鉛メッキ鉄板のような板厚変動の大きい帯状材料にも塗
布可能なニップ式ダイコータ装置を提供するもので、バ
ックアップロールの外周に支持され搬送される帯状材料
に塗装を施すニップ式ダイコータ装置において、上記帯
状材料にギャップ調節機構により所定のギャップを隔て
て対向させ得るダイコータ本体と該ダイコータ本体近傍
の帯状材料搬送方向上流側で上記バックアップロール外
周に帯状材料を介して当接するニップロールとを上記バ
ックアップロールに対して進退可能な移動台に設けると
ともに、上記バックアップロールを上記移動台に対して
進退可能な状態で付勢した一対の可動軸受により回転自
在に軸支する構成とした。
【0009】また、上記移動台に、上記ニップロールに
当接して回転する補助ロールを設けてもよい。
【0010】
【作用】上記の構成を有するニップ式ダイコータ装置に
おいては、移動台が通常の塗布状態ではバックアップロ
ールに対向する所定位置に固定され、この移動台に設け
られたニップロールと、一対の可動軸受を介して付勢さ
れるバックアップロールとの間で帯状材料が挾持された
状態になっており、ダイコータ本体は帯状材料とのギャ
ップを初期設定した状態で上記移動台に固定されてい
る。このため、走行する帯状材料に板厚変動があると、
位置が固定されているニップロールに対してバックアッ
プロールが板厚の変化量だけ進退することとなり、ダイ
コータ本体が対向する位置での帯状材料の外周面の位置
は殆んど変化しない。したがって、帯状材料に板厚変動
があっても帯状材料とダイコータ本体のギャップは初期
設定された状態で常に一定に保たれる。
【0011】また、ニップロールに当接して回転する補
強ロールを設けることにより、ニップロールの撓みと回
転振れが防止される。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1、図2は本発明にかかるニップ式
ダイコータ装置を示し、このニップ式ダイコータ装置1
は、概略、帯状材料Wに向かって塗液を吐出する塗布部
2と、この塗布部2に対向配置され、バックアップロー
ル20の外周に帯状材料Wが支持されつつ搬送される搬
送部3とから構成されている。
【0013】上記塗布部2におけるベッド4はL字状断
面を有し、このベッド4の上部4aには直線状のレール
5が設けある。このレール5に移動台6の底部に取り付
けたリニア軸受け7,7がはめ込まれている。また、ベ
ッド4の背面上部には駆動装置8が固定され、この駆動
装置8からベッド4の後壁4bを貫通して伸びるロッド
9が上記移動台6の下部に連結されている。これによ
り、駆動装置8を作動させると、移動台6がレール5に
沿って滑らかに、かつ素早くバックアップロール20に
対して前進または後退する。
【0014】上記移動台6のバックアップロール20に
対向する前部にはニップロール10が設けてあり、バッ
クアップロール20に支持されながら搬送される帯状材
料Wに当接して矢印a方向に回転する。このニップロー
ル10は、図2に示すように、バックアップロール20
とほぼ等しい長さを有し、ニップロール10の側方には
ドクターナイフ11が設けてあり、その楔状の先端部が
ニップロール10の外周面に軸方向に亘って当接してい
る。このドクターナイフ11は、ニップロール10の外
周に付着した塗液、ゴミ等を掻き取るためのもので、所
定の角度をもって移動台6に固定されている。
【0015】また、ドクターナイフ11の下方には、ニ
ップロール10の中央部近傍でニップロール10に接し
ながら矢印b方に回転する補強ロール12を設けるのが
好ましく、さらに、補強ロール12とニップロール10
の接点が、ニップロール10と帯状材料Wとの接点10
aからほぼ180°ずれた位置、すなわちバックアップ
ロール20の中心軸21とニップロール10の中心軸1
3とを結ぶ直線X上またはこの近傍に位置するように、
補強ロール12を上記移動台6に配設するのが好まし
い。
【0016】上記移動台6の上部には、バックアップロ
ール20に向かって前下がりに傾斜する傾斜面6aと、
それと垂直な上方向に突出する壁6bが形成されてい
る。この傾斜面6aにダイコータ本体15が載置され、
その後部に上記壁6bに形成されているネジ孔に移動台
6後方より挿入、螺合されたギャップ調節機構としての
ネジ16の先端が回動自在に連結されている。このネジ
16を回転させることによりダイコータ本体15は傾斜
面6aに沿って移動し、ダイコータ本体15の先端リッ
プ部17と帯状材料Wとのギャップを調整できるように
なっている。なお、ダイコータ本体15の先端リップ部
17に形成されるスロット部15cの出口と、ニップロ
ール10と帯状材料Wとの接点10aは、移動台6がバ
ックアップロール20に対して進退する方向と平行で、
かつバックアップロール20の中心軸21を通る直線Y
に関してほぼ対称に配設されている。
【0017】上記搬送部3の金属性のバックアップロー
ル20には、その中心に回転軸22が固定され、この回
転軸22の両端部は可動軸受23により回転可能にそれ
ぞれ支持されており、帯状材料Wの移動にしたがって矢
印c方向に回転するようになっている。バックアップロ
ール20はまた、その表面にハードクロムメッキやセラ
ミック溶射などを施して耐摩耗性を高くしてあり、その
振れ精度は10μm以下であることが好ましい。
【0018】上記可動軸受23の上,下縁部は、コ字状
のスライドベース24の内面24a,24bに形成された溝
部25,26にそれぞれ嵌め込まれ、これら溝部25,2
6に沿って上記直線Yと平行に滑らかに移動できるよう
にしてある。また、上記スライドベース24の背部24
cには、例えば空気等の圧縮性流体が所定圧力で充填さ
れたエアシリンダ27が取り付けてあり、このエアシリ
ンダ27からスライドベース24を貫通して伸びるシリ
ンダロッド28が上記可動軸受23に連結されている。
これにより、バックアップロール20は可動軸受23を
介して矢印n方向に付勢され、後述するように帯状材料
Wの板厚変動に伴うバックアップロール20の移動をエ
アシリンダ27によって吸収できるようになっている。
【0019】なお、上記スライドベース24、エアシリ
ンダ27およびシリンダロッド28は、バックアップロ
ール20の他端側にも同様に設けられている。また、可
動軸受23を付勢する手段として、上記エアシリンダ2
7に代えてバネやゴム等の弾性体を用いてもよい。さら
に、本実施例では可動軸受23が上記直線Yに沿って移
動するようにしてあるが、帯状材料Wに左右の板厚変動
があると左右の可動軸受23が単独に付勢されて板厚に
追従する。
【0020】次に、以上の構成を有するニップ式ダイコ
ータ装置1におけるギャップ調整および塗布動作につい
て説明する。まず、帯状材料Wを走行させない状態で駆
動装置8を作動し、ニップロール10を帯状材料Wに圧
接してバックアップロール20との間で帯状材料Wを挾
持し、かつ帯状材料Wにニップロール10が接触してい
ないときよりもバックアップロール20が矢印m方向に
僅かに押し込まれた状態となる所定位置まで、移動台6
を前進させる。この状態でネジ16を操作してダイコー
タ本体15を移動させ、先端リップ部17と帯状材料W
のギャップをウエット時の塗膜厚の1〜1.7倍程度に
初期設定する。例えば、塗膜厚を30μmとする場合に
は、上記ギャップは30〜50μmの範囲に設定する。
【0021】その後、帯状材料Wを走行させるととも
に、塗液を図示しない塗液供給装置からダイコータ本体
15上面に形成された塗液供給口15aに供給する。ダ
イコータ本体15に供給された塗液は、ダイコータ本体
15内部のマニホールド部15b、スロット部15cを介
して先端リップ部17から吐出し、帯状材料Wに塗布さ
れる。なお、ダイコータ本体15からニップロール10
上にこぼれた塗液は、ドクターナイフ11により掻き取
られる。
【0022】ニップロール10はバックアップロール2
0との間に帯状材料Wを挾持しつつ、搬送される帯状材
料にしたがって矢印a方向に回転する。このニップロー
ル10の回転精度は上記ギャップを一定に保つうえで大
きな影響を及ぼすため、その振れ精度は5μm以下とす
るのが好ましい。また、このニップロール10に当接す
る補強ロール12を設けた場合には、補強ロール12は
ニップロール10の回転にしたがって矢印b方向に回転
する。
【0023】搬送されてくる帯状材料Wに数十μm程度
の板厚変動があった場合、以下のように動作する。移動
台6が駆動装置8によって所定の前進位置に固定されて
いるため、この移動台6に設けられたニップロール10
の回転する位置も固定されている。一方、バックアップ
ロール20は、上述のように、その両端側にそれぞれ設
けられた可動軸受23およびエアシリンダ27により、
ニップロール10に向かって付勢されながら上記直線Y
に沿ってニップロール10に対して進退可能になってい
る。なお、エアシリンダ27の圧接力は帯状材料Wの張
力以上とする。また、大きな押付圧が必要なときは、エ
アシリンダの代わりに油圧シリンダを用いてもよい。
【0024】したがって、帯状材料Wの板厚が厚くなれ
ばバックアップロール20が板厚の変化量だけ矢印m方
向に後退し、逆に、板厚が薄くなればバックアップロー
ル20が板厚の変化量だけ矢印n方向に前進することに
なる。これにより、帯状材料Wに板厚変動があっても、
ダイコータ本体15の先端リップ部17が対向する位置
での帯状材料Wの外周面の位置は殆んど変化することが
なく、帯状材料Wとの間のギャップは常に初期設定値の
まま一定に保たれる。
【0025】このように、上記ニップ式ダイコータ装置
1では、従来法のような高精度で高価な測定機器や制御
機器は必要なく、簡易かつ安価な構成で常にギャップを
一定に保持できるので、装置の大巾なコストダウンを図
ることができる。
【0026】また、ダイコータ本体15による塗布直前
の帯状材料Wをニップロール10とバックアップロール
20との間で挾持するため、帯状材料Wの平担性が増し
て、より安定した塗布面を形成することができる。さら
に、幅方向に切断された帯状材料Wに塗布する場合、切
断装置の刃が悪いためにエッジ部に返りが生じてダイコ
ータ本体15の先端リップ部17を傷付けるおそれがあ
るが、ニップロール10で挾持することによって返り部
がなくなり、このような危険性も解消される。
【0027】さらに、ニップロール10に当接して回転
する補強ロール12を設けた場合には、ニップロール1
0の強度が増すことによりニップロール10の撓みと回
転振れを防止することができ、ギャップの一定保持がよ
り好適に達成される。
【0028】そして、帯状材料Wに板継ぎ部やゴミ傷等
の板厚方向の寸法変動が局部的に大きくなる部分がある
場合、図示しないセンサからの信号に基づき上記駆動装
置8を作動させ、移動台6を素早く所定距離だけ後退さ
せる。これにより、板継ぎ部等との接触を回避してダイ
コータ本体15の先端リップ部17の損傷を防止するこ
とができる。また、板継ぎ部等が上記先端リップ部の対
向位置を通過した後、再び駆動装置8を作動させて移動
台6を素早く所定距離だけ前進させ、ニップロール10
が帯状材料Wに圧接してバックアップロール20が僅か
に後退する通常の塗布位置に戻せば、ギャップは初期設
定値に容易かつ確実に設定される。さらに、操業終了時
には移動台6を後退させた位置で停止させれば、バック
アップロール20の表面を傷付けることなくダイコータ
本体15の取り外し、取り付けが容易に行える。さらに
また、移動台6を固定しておいてバックアップロール2
0の付勢用エアシリンダ27を矢印m方向に移動させて
もよい。
【0029】なお、従来のダイコータでは帯状材料Wの
板継ぎ部回避のための進退機構によってギャップ調整も
行っていたため、機構が複雑化するうえ、ギャップ調整
にも時間を要してしたが、上記ニップ式ダイコータ装置
1では、上記のように駆動装置8で移動台6を所定位置
まで前進させるだけでギャップ調整も完了するので、動
きを単純化することができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
にかかるニップ式ダイコータ装置では、バックアップロ
ールの外周に支持されて搬送される帯状材料に所定ギャ
ップを隔てて対向するダイコータ本体を固定した移動台
に、バックアップロールとの間で帯状材料を挾持しつつ
回転するニップロールを設け、上記バックアップロール
の両端側をニップロールに向かって付勢され、かつニッ
プロールに対して進退可能な可動軸受で支持している。
【0031】このため、搬送される帯状材料に板厚変動
があった場合、回転する位置が変わらないニップロール
に対してバックアップロールが板厚の変化量だけ進退す
ることで、板厚変動が吸収される。したがって、ダイコ
ータ本体が対向する位置での帯状材料の外周面の位置は
殆んど変化せず、ギャップは初期設定値のまま常に一定
に保たれる。よって、請求項1のニップ式ダイコータ装
置によれば、ギャップよりも板厚の変動幅の大きい亜鉛
メッキ鉄板についても、ダイコータ本体の先端リップ部
が亜鉛メッキ鉄板と接触することなく、かつ塗膜厚が均
一で光沢のある塗布面が得られる安定した塗布が可能と
なる。
【0032】また、上記ニップ式ダイコータ装置では、
従来法のような高精度で高価な制御機器等は必要なく、
簡易かつ安価な構成でギャップの一定保持を達成できる
ので、装置の大巾なコストダウンを図ることができる。
【0033】さらに、帯状材料を塗布直前でバックアッ
プロールとニップロールの間で挾持することにより、帯
状材料の平担性が増して安定した塗布状態を得ることが
でき、高速塗布時には帯状材料の表面に付随する空気膜
をニップロールで遮断して、塗膜への空気の巻き込みを
防止する効果もある。
【0034】また、請求項2のニップ式ダイコータ装置
によれば、補強ロールによってニップロールの強度が増
すことにより、ニップロールの撓みと回転振れを防止す
ることができ、ギャップの一定保持がより好適に達成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるニップ式ダイコータ装置の側
面図である。
【図2】 本発明にかかるニップ式ダイコータ装置の概
略構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ニップ式ダイコータ装置、6…移動台、10…ニッ
プロール、12…補強ロール、15…ダイコータ本体、
20…バックアップロール、23…可動軸受、24…ス
ライドベース、27…エアシリンダ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックアップロールの外周に支持され搬
    送される帯状材料に塗装を施すニップ式ダイコータ装置
    において、 上記帯状材料にギャップ調節機構により所定のギャップ
    を隔てて対向させ得るダイコータ本体と該ダイコータ本
    体近傍の帯状材料搬送方向上流側で上記バックアップロ
    ール外周に帯状材料を介して当接するニップロールとを
    上記バックアップロールに対して進退可能な移動台に設
    けるとともに、上記バックアップロールを上記移動台に
    対して進退可能な状態で付勢した一対の可動軸受により
    回転自在に軸支した構成としたことを特徴とするニップ
    式ダイコータ装置。
  2. 【請求項2】 上記移動台に、上記ニップロールに当接
    して回転する補助ロールを設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のニップ式ダイコータ装置。
JP6212692A 1994-09-06 1994-09-06 ニップ式ダイコ―タ装置 Expired - Lifetime JP2524488B2 (ja)

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