JP2524277Y2 - 田植機における苗のせ台保持構造 - Google Patents

田植機における苗のせ台保持構造

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JP2524277Y2 JP1990093690U JP9369090U JP2524277Y2 JP 2524277 Y2 JP2524277 Y2 JP 2524277Y2 JP 1990093690 U JP1990093690 U JP 1990093690U JP 9369090 U JP9369090 U JP 9369090U JP 2524277 Y2 JP2524277 Y2 JP 2524277Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、田植機における苗のせ台保持構造に関す
る。
〔従来の技術〕
田植機における苗のせ台保持構造としては、苗のせ台
を機体に対して横方向に往復動しながら、この苗のせ台
上の苗を苗植付機構によって所定箇所から1株分ずつ取
出して田面に植付けることができるように、苗のせ台の
下部の左右全幅にわたって側面視コの字状のガイド部材
を、機体がわに固定設置した摺動レールに外嵌させて、
苗のせ台の荷重をガイド部材を介して摺動レールの上面
で受け止める状態で、ガイド部材と摺動レールとを横方
向で摺動可能にした構造のものが、例えば第5図に示す
ように、知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記従来構造のものは、第5図に示す
ように、苗のせ台(5)のガイド部材(10)の内面に対
して、摺動レール(4)の上面が、その横移動方向の全
幅にわたって摺接する構造であり、かつ、苗のせ台
(5)がストロークエンドに達したときに、そのストロ
ークエンドがわと反対の摺動レール(4)は外部に露出
する状態となるため、その露出した摺動レール(4)の
ガイド部材(10)との摺動箇所に田面から跳ね上がった
泥等が付着して、その泥等により、摺動レール(4)と
ガイド部材(10)との摺接部分が摩耗し易いものであ
り、この摩耗した摺動レール(4)を新しいものに交換
する場合は、横方向全幅にわたって交換しなければなら
ず、その作業の手間が大であるとともに、摺動レール
(4)という長尺部品の交換であるので、コスト的に割
高になるという欠点があった。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであって、
苗のせ台の摺動部分の摩耗を極力小さくしてその耐久性
を高いものにするとともに、摩耗したその摺動部分の交
換も簡易、かつ安価に行うことのできる田植機における
苗のせ台保持構造の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかる田植機における苗のせ台保持構造は、
上記目的を達成するために、苗のせ台の下部の左右全幅
にわたって設けた側面視下向きコの字状のガイド部材
を、機体がわに固定設置した側面視上向きコの字状の摺
動レールに上方から外嵌するとともに、前記摺動レール
の両端及び中間に、前記ガイド部材に前記摺動レールと
共に嵌合して前記苗のせ台の荷重を受ける受け部材を、
前記摺動レールに嵌合させた状態での下方側からのネジ
の締結及び締結解除により着脱自在に取付け、かつ、前
記摺動レールの両端の受け部材は、前記苗のせ台のスト
ロークエンドにおいても前記ガイド部材との係合状態が
維持される横方向長さに設定してあることを特徴構成と
する。
かかる特徴構成による作用・効果は次の通りである。
〔作用〕
すなわち、摺動レールの両端及び中間に、ガイド部材
と摺動レールとともに嵌合して苗のせ台の荷重を受ける
受け部材を、摺動レールに嵌合させた状態での下方側か
らのネジの締結及び締結解除により着脱自在に取付けて
あるから、各受け部材とガイド部材とが苗のせ台の往復
横移動の際の摺動箇所となり、その摺動に伴って受け部
材が摩耗することがあっても、摩耗した受け部材のみ新
しいものに交換するだけで良く、全ての受け部材を交換
しなくても良いとともに、比較的空間的に余裕のある摺
動レールの下方からネジの締結や締結解除を行えるの
で、受け部材の取り付け取り外し作業が簡易に行える。
また、摺動レールに嵌合させた受け部材をさらにガイド
レールに嵌合させる構造によりガイド部材に対する摺動
レール及び受け部材の密着性が高まり、泥土等が摺動部
へ入り込むのを阻止する密閉性の機能を高める。そし
て、摺動レールの両端の受け部材は、苗のせ台のストロ
ークエンドにおいてもガイド部材と係合状態が維持され
る横方向長さに設定してあるから、例えストロークエン
ドがわと反対がわの受け部材が外部に露出して、そこに
泥等が付着しても、受け受材と係合するガイド部材端部
が、苗のせ台の往復動に伴って受け部材から泥等の付着
物を掻き取るようにできるので、両端の受け部材から内
がわの摺動レール部分やガイド部材に泥等が入り込まな
いようにでき、それらの摩耗をより一層抑制できる。
〔考案の効果〕
従って、本考案によれば、苗のせ台の往復動に伴って
苗のせ台がわのガイド部材と直接摺動するのは各受け部
材であるため、摺動によって受け部材に摩耗が生じて
も、各受け部材毎に新しいものと交換すれば良く、従来
のように摺動レール全体を交換するような手間を掛ける
ことなく簡単な交換作業となるとともに、個別に交換す
るので部品コストも小さくて済むという利点がある。
又、摺動レールの両端の受け部材とガイド部材との係合
が苗のせ台のストロークエンドでも外れないように設定
してあるので、摺動部分の摩耗を促進するような泥等が
摺動レールやガイド部材の中間がわに入り込むことが抑
制できて、摺動レールの中間がわで著しく摩耗する等の
不具合も解消でき、きわめて耐久性の高い苗のせ台保持
構造を得ることができた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に、乗用型田植機の苗植付装置(A)を示して
いる。
この苗植付装置(A)は、植付ミッションケース
(1)より後方に延出された伝動ケース(2)に植付ア
ーム(3)を備え、伝動ケース(2)の上方位置で左右
方向に架設したアルミ合金の引抜き材からなる摺動レー
ル(4)に、苗のせ台(5)を左右往復動自在に支持し
て構成している。この苗植付装置(A)は、図外の走行
本機から延出された図示しない油圧昇降式の四連リンク
機構に連結されている。
植付ミッションケース(1)より左右に一本の横送り
軸(8)が突出しているとともに、この横送り軸(8)
の両端と、苗のせ台(5)の背面とにわたり、連結アー
ム(9),(9)を架設している。これにより、横送り
軸(8)が植付ミッションケース(1)に対して左右に
送り駆動されて、第2図に示すように、マット状苗
(W)の横幅(L)に相当するストロークで苗のせ台
(5)が摺動レール(4)に沿って往復横送り駆動され
るのであり、摺動レール(4)で後方に延設された苗受
止め辺(4A)の苗取出口(a)から、植付アーム(3)
によって苗が順次切り出されて田面に植付けられていく
のである。
前記摺動レール(4)に苗のせ台(5)を左右往復動
自在に支持する構造について説明する。
第1図に示すように、苗のせ台(5)の背面下部に、
その左右にわたって、ガイド部材(10)をボルト固定し
ている。このガイド部材(10)は、摺動レール(4)に
上方から外嵌させて、前記左右往復動における案内を行
う外嵌構造(10A)を、側面視下向きコの字状に左右両
端にわたって形成して備えている。一方、摺動レール
(4)は、ガイド部材(10)の外嵌構造(10A)を外嵌
させる案内溝(4B)を側面視上向きコの字状に、左右両
端にわたって形成して備えている。そして、第1図乃至
第4図に示すように、摺動レール(4)の左右方向の両
端とその中央部分には、ガイド部材(10)を摺動レール
(4)に外嵌した状態でガイド部材(10)を介して苗の
せ台(5)の荷重を受け止めてガイド部材(10)を摺動
案内する耐摩耗性の高い合成樹脂からなる受け部材(1
1),(11),(11)を、内嵌させた状態で下方よりビ
ス止め、すなわちネジで締結固定している。そして、受
け部材(11)は、その上面部(11A)を、摺動レール
(4)の案内溝(4A)の前後の側壁(4a),(4b)の上
端位置間にわたる荷重受け面(S)として形成して、ガ
イド部材(10)からの荷重を受け止める面積を極力大き
くしている。また、左右両端の受け部材(11),(11)
は、その左右方向長さを、苗のせ台(5)の往復動のス
トローク長(L)より大きく設定してあり、苗のせ台
(5)がストロークエンドに達した状態であっても、そ
のストロークエンドと反対がわ端の受け部材(11)とガ
イド部材(10)との係合が維持されるようにしている。
尚、第1図及び第2図に示すように、苗のせ台(5)
において隣り合うマット状苗(W)間を仕切る仕切壁部
(5A)の下端と、摺動レール(4)の苗受止め辺(4A)
端部とにわたって、苗のせ台保持金具(12)を架設して
いる。この苗のせ台保持金具(12)は、摺動レール
(4)の苗受止め辺(4A)端部に対して、鉤状部分によ
って左右往復動できる状態に係合させており、これによ
って、苗のせ台(5)が摺動レール(4)に対して上方
へ外れないようにしている。
上記構成により、摩耗等により古くなった受け受材
(11)を新しいものに交換する場合は、受け部材(11)
毎に個別にその付け替えを行う。
尚、中間の受け部材を複数個設けて実施することもで
きる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面中、第1図乃至第4図は本考案に係る田植機におけ
る苗のせ台保持構造の実施例を示し、第1図は苗のせ台
保持構造の要部を示す縦断側面図、第2図は苗のせ台を
示す背面図、第3図は摺動レール及び受け部材を示す分
解斜視図、第4図は苗植付装置を示す側面図であって、
図面中、第5図は従来例の苗のせ台保持構造を示す縦断
側面図である。 (4)……摺動レール、(5)……苗のせ台、(10)…
…ガイド部材、(11)……受け受材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】苗のせ台(5)の下部の左右全幅にわたっ
    て設けた側面視下向きコの字状のガイド部材(10)を、
    機体がわに固定設置した側面視上向きコの字状の摺動レ
    ール(4)に上方から外嵌するとともに、前記摺動レー
    ル(4)の両端及び中間に、前記ガイド部材(10)に前
    記摺動レール(4)と共に嵌合して前記苗のせ台(5)
    の荷重を受ける受け部材(11)を、前記摺動レール
    (4)に嵌合させた状態での下方側からのネジの締結及
    び締結解除により着脱自在に取付け、かつ、前記摺動レ
    ール(4)の両端の受け部材(11)は、前記苗のせ台
    (5)のストロークエンドにおいても前記ガイド部材
    (10)との係合状態が維持される横方向長さに設定して
    ある田植機における苗のせ台保持構造。
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JPS60135919U (ja) * 1984-02-20 1985-09-10 ヤンマー農機株式会社 農作業機における操作レバ−装置

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