JP2524267Y2 - 版面温度検知器の取付構造 - Google Patents

版面温度検知器の取付構造

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JP2524267Y2
JP2524267Y2 JP1989106157U JP10615789U JP2524267Y2 JP 2524267 Y2 JP2524267 Y2 JP 2524267Y2 JP 1989106157 U JP1989106157 U JP 1989106157U JP 10615789 U JP10615789 U JP 10615789U JP 2524267 Y2 JP2524267 Y2 JP 2524267Y2
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JP1989106157U
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典雄 広瀬
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株式会社 小森コーポレーション
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、平版印刷機における版面温度検知器の取付
構造に関するものである。
〈従来の技術〉 近年、平版印刷機においては、水なし平版を用いて湿
しローラ群や水だめ等からなる湿し装置を使用しない
(又は廃した)印刷方式が普及しているが、この方式に
は、湿し水による冷却効果が失われることから、版胴の
版面温度が上昇し易くなって印刷物に地汚れ等の障害が
発生するという問題点が包含される。
そのため、前記方式を採用するのにあたっては、印刷
中の版面温度を検出し、この検出温度に応じた種々の条
件の基で印刷を行っている。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、従来では、前記版面温度の検出にあたっ
て、作業者(オペレータ)が各種測定器を用いて行って
いた。
そのため、測定位置が特定されず、版面温度を正確に
測定し得ないとともに、作業者の負担が増大しかつ危険
も伴うという問題点があった。
そこで、最近では、特開昭64-72846号公報や実開昭64
-48238号公報等のように、版面温度を温度検知器等で検
出するとともに、この検出温度に応じて冷却水等の流量
及び温度のうち少なくとも一方をコントロールして、版
面温度を自動的に制御するシステムが開発されてきた
が、これらにおいても温度検知器等を如何に簡単に取付
けるかが大きな課題であった。
そこで、本考案は、版面に対する距離と方向におい
て、常に一定の位置で安全に版面温度を検出し得て版面
温度の自動制御システムに最適な版面温度検知器の取付
構造を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するために、本考案に係る版面温度検
知器の取付構造は、版胴の版面に近接して印刷機のフレ
ーム間に、該フレームに設けたローラ保持用のホルダを
介して架設されたシャフトと、該シャフトをホルダに対
し円周方向の所定位置に位置決め・固定する固定手段
と、該シャフトに基端部がシャフトの長手方向へスライ
ド可能でかつ所定位置に固定可能に支持された支持部材
と、該支持部材に固定されて前記版胴の版面温度を検出
する非接触式の温度検知器とを有したことを特徴とす
る。
〈作用〉 前記構成によれば、例えば、湿し装置を使用しない印
刷方式の場合は、ホルダ間に水移しローラ等に代えて温
度検知器付きのシャフトを架設することで、版面温度が
常に一定の位置で安全に検出される。即ち、ホルダに対
し回動不能なシャフト上に位置決め・固定された温度検
知器により、版面に対する距離と方向において一定の位
置で温度が検出されるのである。また、支持部材をシャ
フトに沿ってスライドさせることにより、温度検知器が
任意の位置に固定される。
一方、湿し装置を使用する印刷方式の場合は、前記シ
ャフトに代えて水移しローラ等を架設すれば良い。
〈実施例〉 以下添付図面に基づいて、本考案の一実施例を説明す
る。
第1図に示すように、平版印刷機の左右両フレーム1,
1間に版胴2が回動自在に支持されるとともに、この版
胴2の版面Aに近接して丸棒からなるシャフト3が前記
両フレーム1,1間に回動不能に架設される。
図示例では、湿し装置の湿しローラ群のうちの水移し
ローラ4(この際、予め取り外されている)を保持する
ためのローラホルダ5にシャフト3の両軸端が支持され
ている。
即ち、前記シャフト3の少なくともいずれか一方の軸
端とこの軸端に対応するローラホルダ5には、第2図及
び第4図にも示すように、めねじ6及び7が加工されて
おり、これらめねじ6及び7によりローラホルダ5とシ
ャフト3とがプレート8を介して角度を規制された(即
ち、回り止めされた)状態でボルト9及び10で固定され
るのである。従って、前記めねじ6及び7、プレート
8、ボルト9及び10でシャフト3の固定手段が構成され
る。
尚、前記ローラホルダ5は、第6図にも示すように、
フレーム1に回動自在に支持された回転軸11にレバー12
を介して連結され、前記回転軸11の軸端に結合する図示
しない駆動手段により、前記水移しローラ4が後述の金
ローラ14に対し対接すべく揺動可能になっている(第6
図中一点鎖線参照)。そして、湿し装置を使用しない印
刷の場合は、前記水移しローラ4に代えて温度検知器付
きシャフト3を架設する(第6図中二点鎖線参照)。
また、前記湿し装置は前述した水移しローラ4と水元
ローラ13と金ローラ14等からなる湿しローラ群と水だめ
15等で構成され、当該湿し装置を使用する時は、前記レ
バー12の揺動により水移しローラ4が金ローラ14に対接
される。尚、図中16はインキ装置を構成するインキロー
ラ群のうちの着けローラをそれぞれ示す。
そして、前記シャフト3には、支持アーム17の基端部
がシャフト3の長手方向(左右方向)へスライド可能に
支持され、この支持アーム17の先端部に前記版胴2の版
面温度を検出する放射温度計等の非接触式の温度検知器
18が固定される。
図示例では、第3図にも示すように、支持アーム17の
基端部に形成した嵌合孔17aがキー溝19付きのシャフト
3に嵌合するとともに、前記キー溝19に嵌まったキー20
により回り止めされている。また、前記キー20は支持ア
ーム17に螺じ込まれたボルト21によりシャフト3側に押
し付けられている。尚、図中22は、ボルト21を緩めて支
持アーム17を左右方向へ移動させる際に、キー20が支持
アーム17から外れるのを防止するためのボルトである。
前記温度検知器18は、その取付け部が支持アーム17の
側面に二本のボルト23で結合される。また、この温度検
知器18は図示しない制御装置に結線され、この制御装置
により、前述したインキ装置の振りローラ内を通した冷
却水等の流量や温度を前記温度検知器18からの信号に応
じてコントロールするようになっている。
このように構成されるため、印刷中の版面Aの温度
を、シャフト3上に支持アーム17を介して固定された温
度検知器18により、常に一定の位置で安全に検出でき
る。
また、支持アーム17をシャフト3の長手方向に位置決
め固定するボルト21を緩めることで、支持アーム17がキ
ー20により角度を規制された状態でシャフト3の長手方
向(左右方向)へ移動可能であり、温度検知器18を任意
の位置に固定可能となる。
また、本実施例の平版印刷機で通常の印刷(湿し装置
を使用する)を行う場合は、ローラホルダ5よりシャフ
ト3を外して、ローラホルダ5に水移しローラ4を支持
させれば良い。
第5図は、本考案の別の実施例を示すものである。
これは、シャフト3の両端外周に平面部3aを加工し
て、この平面部3aへローラホルダ5にボルト10で結合さ
れたプレート8Aの当り面を押し付けることでシャフト3
の回り止めをするようにした例である。
尚、前記実施例にて、温度検知器18を支持するシャフ
ト3を、水移しローラ4のローラホルダ5に支持させる
ようにしたが、インキローラ用のローラホルダに支持さ
せても良い。
また、温度検知器18を版面温度の自動制御システムに
おける制御装置ではなく単に表示器に結線しても良い。
また、湿し装置を使用する通常の印刷においても、シ
ャフト3を余剰のインキローラ用のローラホルダに支持
させるなどして、本考案による温度検知器18で版面温度
を検出しても良いことは言う迄もない。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、常に一定の位置
で安全に版面温度を検出し得るとともに、検出位置の変
更も容易に可能であり、版面温度の自動制御システムに
最適な取付構造を提供し得るという効果が得られる。ま
た、水移しローラやインキローラ等のホルダが兼用でき
るように、取付けのための特別な構成が不要となる利点
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第2図はそ
の平面図、第3図及び第4図は同じく要部拡大平断面図
及び要部拡大側断面図、第5図は本考案の別の実施例を
示す側断面図、第6図は水移しローラと温度検知器付き
シャフトとの着脱作用の説明図である。 また、図面中1はフレーム、2は版胴、3はシャフト、
17は支持アーム、18は温度検知器、Aは版面である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】版胴の版面に近接して印刷機のフレーム間
    に、該フレームに設けたローラ保持用のホルダを介して
    架設されたシャフトと、該シャフトをホルダに対し円周
    方向の所定位置に位置決め・固定する固定手段と、該シ
    ャフトに基端部がシャフトの長手方向へスライド可能で
    かつ所定位置に固定可能に支持された支持部材と、該支
    持部材に固定されて前記版胴の版面温度を検出する非接
    触式の温度検知器とを有したことを特徴とする版面温度
    検知器の取付構造。
JP1989106157U 1989-09-12 1989-09-12 版面温度検知器の取付構造 Expired - Lifetime JP2524267Y2 (ja)

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JPH0346839U JPH0346839U (ja) 1991-04-30
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