JP2524154Y2 - 電磁パウダーブレーキ - Google Patents
電磁パウダーブレーキInfo
- Publication number
- JP2524154Y2 JP2524154Y2 JP1990055880U JP5588090U JP2524154Y2 JP 2524154 Y2 JP2524154 Y2 JP 2524154Y2 JP 1990055880 U JP1990055880 U JP 1990055880U JP 5588090 U JP5588090 U JP 5588090U JP 2524154 Y2 JP2524154 Y2 JP 2524154Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed
- powder brake
- electromagnetic powder
- rotor
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は制御系に組み込まれて使用されるのに好適な
電磁パウダーブレーキに関する。
電磁パウダーブレーキに関する。
［従来の技術］ この種用途に使用される従来の電磁パウダーブレーキ
は，第３図のように構成されていた。
は，第３図のように構成されていた。
同図において,1は固定側の磁極、２は磁極１内の凹所
に収納される励磁コイル,3は固定側のブラケット,4は入
力側のブラケットである。
に収納される励磁コイル,3は固定側のブラケット,4は入
力側のブラケットである。
５は側板,6は入力軸である。
また、７はシリンダ,8は非磁性体の遮断リングであ
る。
る。
なお,9は軸受,10は固定ロータ,11は固定ロータ10とシ
リンダ７間の空隙に封入された磁性粉体である。
リンダ７間の空隙に封入された磁性粉体である。
上記構成において，入力軸6,従ってシリンダ７が回転
している状態において，コイル２を励磁すると，破線で
示すように磁極１→シリンダ７→ロータ10を結ぶ経路で
磁束が流れ，磁性粉体を介してシリンダ７従って入力軸
６に制動力が加わる。この制動力は励磁コイル２に供給
される電流の大きさに対応したものとなり，いわゆるス
リップサービスの制動作用がなされる。
している状態において，コイル２を励磁すると，破線で
示すように磁極１→シリンダ７→ロータ10を結ぶ経路で
磁束が流れ，磁性粉体を介してシリンダ７従って入力軸
６に制動力が加わる。この制動力は励磁コイル２に供給
される電流の大きさに対応したものとなり，いわゆるス
リップサービスの制動作用がなされる。
［考案が解決しようとする課題］ ところで，従来の電磁ブレーキでは，次のような問題
点があった。
点があった。
電磁ブレーキ側には，その制動トルクまたは負荷か
らの荷重を検出する手段を備えていないため，その制動
トルク等の荷重を測定したい場合には，別途トルク測定
器等の荷重検出手段を設けて測定する必要があった。
らの荷重を検出する手段を備えていないため，その制動
トルク等の荷重を測定したい場合には，別途トルク測定
器等の荷重検出手段を設けて測定する必要があった。
とくに，電磁パウダーブレーキ等の電磁ブレーキ
は，最近張力制御などの各種の高精度を必要とする自動
制御に組み込まれて使用され，この場合フィードバック
制御を行うためにトルク等の荷重の検出は必須となる。
は，最近張力制御などの各種の高精度を必要とする自動
制御に組み込まれて使用され，この場合フィードバック
制御を行うためにトルク等の荷重の検出は必須となる。
このため、従来のものでは荷重検出手段を別置せねば
ならず，付帯設備を大型化し、高価としてしまうという
問題点があった。
ならず，付帯設備を大型化し、高価としてしまうという
問題点があった。
本考案は従来の上記課題（問題点）を解決するように
したトルク等の荷重検出手段を備えた電磁パウダーブレ
ーキを提供することを目的とする。
したトルク等の荷重検出手段を備えた電磁パウダーブレ
ーキを提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 本考案の電磁パウダーブレーキは，上記目的を達成す
るために，固定側の磁極と，該磁極内に収納される励磁
コイルと，前記固定側の磁極に設けられた入力側及び固
定側のブラケットと，該ブラケット内に収納されたシリ
ンダーと，前記励磁コイルに対向して前記シリンダーと
所定の空隙をもって配設されたボス部を有する固定ロー
タと，前記シリンダーと前記固定ロータとの前記空隙に
設けられた磁性材とを備える電磁パウダーブレーキにお
いて，前記固定ロータのボス部の外周に環状の溝を形成
し，この溝内に２個の歪ゲージより成る荷重センサを対
向して配設するように構成した。
るために，固定側の磁極と，該磁極内に収納される励磁
コイルと，前記固定側の磁極に設けられた入力側及び固
定側のブラケットと，該ブラケット内に収納されたシリ
ンダーと，前記励磁コイルに対向して前記シリンダーと
所定の空隙をもって配設されたボス部を有する固定ロー
タと，前記シリンダーと前記固定ロータとの前記空隙に
設けられた磁性材とを備える電磁パウダーブレーキにお
いて，前記固定ロータのボス部の外周に環状の溝を形成
し，この溝内に２個の歪ゲージより成る荷重センサを対
向して配設するように構成した。
［実施例］ 以下第１図および第２図に示す一実施例により本考案
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
各図において従来のものと同等の構成については，第
３図のものと同一の符号を付して示した。
３図のものと同一の符号を付して示した。
12は固定ロータのボス部10aの外周部に形成したやや
深い環状の切り込み溝である。
深い環状の切り込み溝である。
13はこの切り込み溝12に装備される荷重センサで，こ
の荷重センサ13は同図に示すように２個の歪みゲージ14
a,14bを溝12の対向位置に貼り付け等で固着することで
構成される。
の荷重センサ13は同図に示すように２個の歪みゲージ14
a,14bを溝12の対向位置に貼り付け等で固着することで
構成される。
図示しないが，この歪みゲージ14a,14bの部分にリー
ド線が設けられ，荷重センサ13の出力端子を構成するも
のとする。
ド線が設けられ，荷重センサ13の出力端子を構成するも
のとする。
なお、15は支持用のスタンドである。
本考案の電磁パウダーブレーキは上記のように構成さ
れる。
れる。
［作用］ 本考案の電磁パウダーブレーキの場合も，コイル２の
励磁により破線で示すように磁束が流れることにより磁
性粉体11を介してロータ10に制動力が働く。
励磁により破線で示すように磁束が流れることにより磁
性粉体11を介してロータ10に制動力が働く。
ところで、本考案のものでは，荷重センサ13がロータ
10のボス部10aに装備されているので、制動トルクはロ
ータ10を介して荷重センサ13に伝達され，制動トルクの
方向，大きさに応じた歪みが発生するので，これを荷重
センサ13中で電気信号の形で出力端子から取り出すこと
ができる。
10のボス部10aに装備されているので、制動トルクはロ
ータ10を介して荷重センサ13に伝達され，制動トルクの
方向，大きさに応じた歪みが発生するので，これを荷重
センサ13中で電気信号の形で出力端子から取り出すこと
ができる。
したがって，本考案の電磁パウダーブレーキは張力制
御等の用途の自動制御システムに使用しているときは，
本装置自体で検出した制動トルク対応の荷重信号をフィ
ードバック制御にそのまま使用することができる。
御等の用途の自動制御システムに使用しているときは，
本装置自体で検出した制動トルク対応の荷重信号をフィ
ードバック制御にそのまま使用することができる。
［考案の効果］ 本考案は上記のように固定ロータのボス部に設けた環
状の溝に対して歪みゲージから成る荷重センサを設ける
ようにした電磁パウダーブレーキであるから，次のよう
な優れた効果を有する。
状の溝に対して歪みゲージから成る荷重センサを設ける
ようにした電磁パウダーブレーキであるから，次のよう
な優れた効果を有する。
荷重センサによって，制動トルク等の荷重を的確に
検出することができるから，フィードバック制御等の自
動制御系に組み込むもの等で有効である。
検出することができるから，フィードバック制御等の自
動制御系に組み込むもの等で有効である。
このような荷重検出機能の付与を従来の標準品に対
して固定ロータボス部に溝加工をして，歪みゲージを貼
り付けるという僅かな作業で実現できる。
して固定ロータボス部に溝加工をして，歪みゲージを貼
り付けるという僅かな作業で実現できる。
荷重センサは１対の歪みゲージをロータボス部の外
径よりも小径となる溝部分の対向位置に装着して構成す
るものであるため，外径部分に歪みゲージを貼付けする
ものに比べ検出歪み量がその部分に集中できるから，検
出精度も良好である。
径よりも小径となる溝部分の対向位置に装着して構成す
るものであるため，外径部分に歪みゲージを貼付けする
ものに比べ検出歪み量がその部分に集中できるから，検
出精度も良好である。
第１図および第２図は本考案の一実施例を示すもので，
その内第１図は全体の構成を示す半部縦断正面図，第２
図は荷重センサの装着部分を示す要部拡大正面図であ
る。 第３図は従来例の半部縦断正面図である。 10:ロータ 10a:ボス部 12:溝 13:荷重センサ 14a,14b:歪みゲージ
その内第１図は全体の構成を示す半部縦断正面図，第２
図は荷重センサの装着部分を示す要部拡大正面図であ
る。 第３図は従来例の半部縦断正面図である。 10:ロータ 10a:ボス部 12:溝 13:荷重センサ 14a,14b:歪みゲージ
Claims (1)
- 【請求項１】固定側の磁極と、該磁極内に収納される励
磁コイルと、前記固定側の磁極に設けられた入力側及び
固定側のブラケットと、該ブラケット内に収納されたシ
リンダーと、前記励磁コイルに対向して前記シリンダー
と所定の空隙をもって配設されたボス部を有する固定ロ
ータと、前記シリンダーと前記固定ロータとの前記空隙
に設けられた磁性材とを備える電磁パウダーブレーキに
おいて、 前記固定ロータのボス部の外周に環状の溝を形成し、こ
の溝内に２個の歪ゲージより成る荷重センサを対向して
配設したことを特徴とする電磁パウダーブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990055880U JP2524154Y2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 電磁パウダーブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990055880U JP2524154Y2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 電磁パウダーブレーキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0417685U JPH0417685U (ja) | 1992-02-13 |
| JP2524154Y2 true JP2524154Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=31579220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990055880U Expired - Lifetime JP2524154Y2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 電磁パウダーブレーキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2524154Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019026558A1 (ja) * | 2017-08-03 | 2019-02-07 | アルプス電気株式会社 | トルク発生装置 |
| WO2019026566A1 (ja) * | 2017-08-03 | 2019-02-07 | アルプス電気株式会社 | 操作装置 |
| WO2019039293A1 (ja) * | 2017-08-22 | 2019-02-28 | アルプスアルパイン株式会社 | トルク発生装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60164066A (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-27 | Shimadzu Corp | 回転伝動機構における運転監視装置 |
| JPS62105023A (ja) * | 1985-10-31 | 1987-05-15 | Honda Motor Co Ltd | トルク検出装置 |
-
1990
- 1990-05-30 JP JP1990055880U patent/JP2524154Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0417685U (ja) | 1992-02-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4566338A (en) | Noncontact torque sensor | |
| JPS6316226A (ja) | レベル計測装置 | |
| JPH01187424A (ja) | トルクセンサ | |
| JPH01296101A (ja) | マルチターンシャフト位置センサ | |
| JP2002502962A (ja) | 回転シャフトのためのトルクセンサ | |
| US4665362A (en) | Magnetic-type of analog distance sensor having a hall effect sensing element | |
| JP3125376B2 (ja) | 回転速度検出用転がり軸受ユニット | |
| JP2524154Y2 (ja) | 電磁パウダーブレーキ | |
| JP2001124640A (ja) | トルク検出装置 | |
| JPH0767906B2 (ja) | トルクセンシングブレ−キ | |
| JPH05299240A (ja) | 磁気回路 | |
| US20060137475A1 (en) | Eddy current sensor assembly for shaft torque measurement | |
| JP2594840Y2 (ja) | 電磁パウダーブレーキ | |
| JP2591655Y2 (ja) | 電磁パウダーブレーキ | |
| JP2931032B2 (ja) | 差動変圧器を備えたチップレベル表示器 | |
| JPS5946526A (ja) | 電磁ストレスセンサ | |
| US4563905A (en) | Shaft torquemeter | |
| US6636032B2 (en) | Angular measurement system having an integrated ferraris sensor | |
| JPH0611402A (ja) | トルクセンサ | |
| JPH0231020A (ja) | 磁気軸受装置 | |
| CN220918022U (zh) | 一种阻力轮 | |
| JP2000266619A (ja) | トルクセンサ及びステアリングシャフトのトルク検出装置 | |
| JPH0626521A (ja) | 磁気軸受装置 | |
| JPH0464733A (ja) | 磁性粒子式電磁連結装置 | |
| JPH04329327A (ja) | トルクセンサ |