JP2524147Y2 - 折畳型電子機器 - Google Patents

折畳型電子機器

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JP2524147Y2
JP2524147Y2 JP1990011213U JP1121390U JP2524147Y2 JP 2524147 Y2 JP2524147 Y2 JP 2524147Y2 JP 1990011213 U JP1990011213 U JP 1990011213U JP 1121390 U JP1121390 U JP 1121390U JP 2524147 Y2 JP2524147 Y2 JP 2524147Y2
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hinge
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宏之 鈴木
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Casio Computer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は折畳型電子機器に関するものである。
[従来の背景] 従来、小型電子式計算機等の小型電子機器には折畳型
をなしたものがある。このような折畳型電子機器は種々
の電子部品(例えば、小型電子式計算機の場合、キーボ
ード、回路基板及び液晶表示パネル等)が機器ケースの
上ケース、及び下ケース等の各ケースに分散して収納さ
れ、ヒンジで結合されている。従来のヒンジは各ケース
の対向側部の両端に一体成型で設けられた筒状のヒンジ
部材と、これら筒状のヒンジ部材の軸芯穴に回動可能に
嵌挿されたヒンジピンとによって構成する。また、その
ヒンジ間には回路用フィルム(ヒートシール)が入れら
れていて、各ケースに分散収納する電子部品を電気的に
接続するようになっている。
依って、各ケースは両端のヒンジピンを中心として回
動を可能とし、その回動によって上ケースと下ケースと
が開けば電子機器を使用可能とし、閉じれば電子機器不
使用の折畳み状態となるようにしている。
しかし、上記ヒンジを採用した折畳型電子機器では、
機器ケースの開閉のいずれの場合でも、上ケースと下ケ
ースとの間にヒンジによる隙間を生じ、見栄えが悪いば
かりでなく、その隙間から各ケース内に配設されている
回路用フィルムが外部に露出し、外部要因によって損傷
を受ける虞れがあった。
そこで、最近では、各ケース間にヒンジによる隙間が
生ぜず、しかも回路用フィルムが外部要因によって損傷
を受けないようにした折畳型電子機器が開発されてい
る。この折畳型電子機器は対向する1組の上ケース及び
下ケース等、各ケースの一側部に1本の長い切欠部を形
成し、その切欠部に1個の長い中空ヒンジを配置するも
のであって、この中空ヒンジの長手方向両端のそれぞれ
には一対のヒンジピン又はヒンジピン穴を有し、それに
軸着するヒンジピン穴又はヒンジピンが前記各ケースの
切欠部に設けられている。そして、回路用フィルムが長
い中空ヒンジの中央部を貫挿し、各ケースに分散して収
納する電子部品間が接続されている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、このようなヒンジ機構を設けた折畳型電子機
器は、各ケースの一側部が、その長い中空ヒンジを取付
ける為に殆んど大部分を占められることになり、その長
い切欠部で各ケースが電子部品の実装に制約を生じ、影
響が出ていた。だからといって、中空ヒンジ幅を小さく
した場合にはヒンジ強度を低下してしまうという欠点が
あった。特に、1個のヒンジが機器ケースを開閉する場
合には、その捻りによって破損することともなり、ま
た、その破損を積極的に防止しようとすると、中空ヒン
ジ幅が機器ケースの側部幅と略同じ広さにされる必要を
生じ、各ケースの切欠きが更に大きくなり、強度の低下
と、電子部品等の実装スペースの縮小とになる虞れがあ
った。
この考案の目的は、ケースの強度を強化するととも
に、実装スペースを拡張することである。
[課題を解決するための手段] この考案は、一対のケースと、この一対のケース内に
それぞれ固定された電子部品と、前記各ケースの一側部
に離間して形成された一対の切欠部と、この一対の切欠
部内にそれぞれ配置されて前記各ケースを異芯の回転軸
で軸支するヒンジと、この一対のヒンジの少なくとも一
方のヒンジに、前記回転軸の軸方向に形成されたスリッ
トと、前記各電子部品を互いに電気的に接続するための
ものであって、一部を前記スリット内に前記回転軸の軸
方向から貫挿された回路用フィルムとを備え、前記各ヒ
ンジを回転中心として前記各ケースを折り畳み可能とし
たものである。
[作用] この考案によれば、各ケースの一側部に離間して形成
された一対の切欠部内にそれぞれヒンジを配置している
ので、一対の切欠部間に各ケースが存在し、これにより
捻り等に対する強度が強化され、かつ電子部品等の実装
スペースが拡張される。
[実施例] 以下、この考案の折畳型電子機器におけるヒンジ機構
の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は折畳型小型電子機器におけるヒンジ機構の要
部断面構造を示し、第2図はヒンジ機構の断面構造を示
す。
図によれば、機器ケース1は合成樹脂製の矩形をなし
た1組の上ケース11と下ケース12等とによって構成さ
れ、これらは中空ヒンジ3により結合されている。各ケ
ース11、12には、所定のデータを入力するためのキーボ
ード、その入力データを処理する回路基板、及び処理さ
れた結果等を表示する液晶表示パネル等の電子部品2が
収納されている。そして、各ケース11、12に分散して収
納された電子部品2をヒートシール等のフレキシブルな
回路用フィルム4により電気的に接続している。
1組の上ケース11及び下ケース12等からなる各ケース
は、これらが対向する一側部の左右端に離間して切欠部
13、15及び14、16を形成し、これら切欠部の外側に有す
るフランジ17、19及び18、20の各々にはヒンジピン穴
(回転穴)21、22、23、24が設けられている。
中空ヒンジ3は、外観上、カマボコ型をなす上ヒンジ
部材31と下ヒンジ部材32とがフランジ部を付き合せてビ
ス33、34止めされて一体化結合し、中空楕円柱形状を構
成する。上ヒンジ部材31及び下ヒンジ部材32には中央部
にビス穴を有するボス35、36が設けられると共に、下ヒ
ンジ部材32の外側壁を厚肉壁とする。この厚肉壁の外観
壁には植込まれたヒンジピン(回転軸)5と打込みヒン
ジピン(回転軸)6のヒンジピン穴とが設けられる。そ
して、上記上ケース11に形成されたヒンジピン穴21、23
へと中空ヒンジ3に植込まれたヒンジピン52を軸着し、
また、下ケース12のヒンジピン穴22、24へ中空ヒンジ3
に嵌挿された鍵型頭付打込みヒンジピン6を嵌挿して軸
着する。ビス33が、中空ヒンジ3のボス35、36のビス穴
に螺合されて上ヒンジ部材31と下ヒンジ部材32とを一体
組付けすると共に、打込みヒンジピン6の抜止めの為
に、その鍵型頭を押え止めする。なお、植込みヒンピン
5は、予め、上ケース11のフランジ17、19に植込み、中
空ヒンジ3に形成されたヒンジピン穴に軸着してもよ
く、また、植込みヒンジピンと打込みヒンジピンとの軸
着個所を入れ換えても機能に差異が生じない。
回路用フィルム4はフレキシブルなフィルムであっ
て、各ケースに収納された電子部品2を電気的に接続す
る為、各ケースの左右端に振分けて設けられた2個の中
空ヒンジ3の少なくとも一方の中空ヒンジ3の内側壁
と、各ケースの切欠部とに形成されたスリット7に貫挿
する。なお、この際、回路用フィルムは電子部品2を接
続する線数が多い場合には、両方の中空ヒンジ3に貫挿
すればよい。そして、該回路用フィルムを貫挿するスリ
ットの構造は、各ケースが回動するヒンジピン5、6の
軸方向の延長線上を通るスリット7が各ケースの切欠部
13、14、15、16及び中空ヒンジ3の内側壁に形成され、
該スリット7に回路用フィルム4の一部(ほぼ逆コ字状
部)が各ヒンジピン5、6の軸方向から貫挿されること
により機器ケースの開閉に作用されることなく、また、
機器ケースより露出することなく、各ケースの電子部品
2を接続することになる。
上記の如く構成された折畳型電子機器においては、上
ケース11及び下ケース12等の各ケースがその左右端の切
欠部13、14、15、16に設けられた各々の2個よりなる中
空ヒンジ3によって回動する。この各ケースの回動は、
中空ヒンジ3に設けられた植込みヒンジピン5と打込み
ヒンジピン6とを、中心軸として開くこと(第3図参
照)ができ、閉じて折畳むこと(第4図及び第5図参
照)ができる。この場合、各ケースの対向側部には開閉
のいずれの場合でも隙間を生じず、見栄えがよい。ま
た、2個に分けられたことによって中空ヒンジ3を小型
化出来、中空ヒンジ3を嵌挿する各ケースの切欠部13と
15、14と16間スペースを有効利用出来る。更に、回路用
フィルム4がヒンジを貫挿している為、各ケースより露
出することがなく、外部要因によって損傷を受けること
がない。また、一方のヒンジ3の内側壁にスリットを各
ヒンジピン5、6の軸方向に形成し、このスリット内に
回路用フィルム4の一部を各ヒンジピン5、6の軸方向
から貫挿しているので、回路用フィルム4の一部がヒン
ジ3内から各ヒンジピン5、6の軸方向に延出して配置
され(つまり、ヒンジ3内から各ヒンジピン5、6の軸
方向に対して直交する方向に延出されていない。)、こ
の結果、第2図及び第4図に示すように、ケース1の厚
さをヒンジ3の所定方向の大きさとほぼ同じとしても、
回路用フィルム4がケース1の外部に露出しないように
することが出来、ひいてはケース1を薄型化することが
出来る。
なお、上記実施例においては、各ケース11、12は、そ
れぞれヒンジピン5、6によって中空ヒンジ3と回転可
能な構造としているが、ヒンジピン5、6の代わりに各
ケース11、12と中空ヒンジ3に回転軸と軸受けを一体成
型するようにしてもよい。この場合、さらに、回転軸と
軸受けの中心部に貫通孔を形成し、回路用フィルムをこ
の回転軸の貫通孔に挿通することもできる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、各ケースの
一側部に離間して形成された一対の切欠部内にそれぞれ
ヒンジを配置しているので、一対の切欠部間に各ケース
が存在し、これにより捻り等に対する強度を強化するこ
とが出来、また電子部品等の実装スペースを拡張するこ
とが出来る。また、少なくとも一方のヒンジにスリット
を回転軸の軸方向に形成し、このスリット内に回転用フ
ィルムの一部を回転軸の軸方向から貫挿しているので、
回路用フィルムの一部がヒンジ内から回転軸の軸方向に
延出して配置され、この結果ケースの厚さをヒンジの所
定方向の大きさとほぼ同じとしても、回路用フィルムが
ケースの外部に露出しないようにすることが出来、ひい
てはケースを薄型化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による折畳型電子機器ヒン
ジ機構を示す要部構造断面図、第2図はそのヒンジ部の
縦割断面図である。第3図は折畳型電子機器を開いた状
態の斜視図、第4図及び第5図は閉じて折畳んだ状態を
示し、第4図はヒンジ部側からの斜視図、第5図はその
反対側から見た斜視図である。 1……ケース、3……中空ヒンジ、4……回路用フィル
ム、5、6……ヒンジピン(回転軸)、7……スリッ
ト、11……上ケース、12……下ケース、13、14、15、16
……切欠部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のケースと、 この一対のケース内にそれぞれ固定された電子部品と、 前記各ケースの一側部に離間して形成された一対の切欠
    部と、この一対の切欠部内にそれぞれ配置されて前記各
    ケースを異芯の回転軸で軸支するヒンジと、 この一対のヒンジの少なくとも一方のヒンジに、前記回
    転軸の軸方向に形成されたスリットと、 前記各電子部品を互いに電気的に接続するためのもので
    あって、一部を前記スリット内に前記回転軸の軸方向か
    ら貫挿された回路用フィルムとを備え、 前記各ヒンジを回転中心として前記各ケースを折り畳み
    可能としたことを特徴とする折畳型電子機器。
JP1990011213U 1990-02-07 1990-02-07 折畳型電子機器 Expired - Lifetime JP2524147Y2 (ja)

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JPH03105571U JPH03105571U (ja) 1991-10-31
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5036125U (ja) * 1973-07-28 1975-04-16
JPH057628Y2 (ja) * 1986-06-30 1993-02-25

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JPH03105571U (ja) 1991-10-31

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