JP2524146Y2 - 付勢機構 - Google Patents

付勢機構

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JP2524146Y2
JP2524146Y2 JP1990008479U JP847990U JP2524146Y2 JP 2524146 Y2 JP2524146 Y2 JP 2524146Y2 JP 1990008479 U JP1990008479 U JP 1990008479U JP 847990 U JP847990 U JP 847990U JP 2524146 Y2 JP2524146 Y2 JP 2524146Y2
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rotary drive
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裕史 杉浦
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転駆動軸の外周部に中心角が180°未満
となる作用部を設け、前記回転駆動軸が自己の軸心回り
に回転した場合に、前記作用部の変位によって前記回転
軸の周囲に配置したスイッチや従節体等の被付勢機構を
作動させるようにした付勢機構に関する。
〔従来の技術〕
第3図は、この種の付勢機構を概念的に示したもので
ある。この付勢機構は、回転駆動軸1の周面1aから径外
方向に向けて突設された突出部(作用部)2を有してお
り、上記回転駆動軸1の回動に伴うこの突出部2の移動
によってリミットスイッチ(被付勢機構)3を特定位置
で作動させ、該回転駆動軸1の回転角度等を検出するよ
うにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来の付勢機構では、回転駆動軸
1と作用部2とを一体に構成しているため、該作用部2
の上記回転駆動軸1に対する配置位置、すなわち作用部
2の回転駆動軸1に対する位相を変更することができな
い。
本考案の目的は、上記実情に鑑みて、作用部の回転駆
動軸に対する位相を容易に変更することのできる付勢機
構を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、回転駆動軸の外周部に中心角が180°未満
となる作用部を設け、前記回転駆動軸が自己の軸心回り
に回転した場合に、前記作用部の変位によって前記回転
軸の周囲に配置した被付勢機構を作動させるようにした
付勢機構において、前記回転駆動軸の周囲を囲繞する態
様で該回転駆動軸に嵌挿し、かつその外周面に前記作用
部を有した摺接部材と、前記摺接部材の周面における前
記作用部の領域外に、前記回転駆動軸の径方向に貫通
し、かつ該回転駆動軸の周方向に沿う態様で延在してお
り、ボルトを挿通させた場合に、このボルトを180°以
上の連続した中心角の範囲で移動させる溝と、前記回転
駆動軸に該回転駆動軸の軸心を通過し、かつその径方向
に沿って直線状に貫通しており、前記摺接部材の溝を介
して前記ボルトを締結した場合に、前記回転駆動軸に対
する前記摺接部材の相対的な回転移動を阻止するネジ孔
とを備えている。
〔作用〕
上記構成によれば、回転駆動軸のネジ孔に締結したボ
ルトと摺接部材の溝との相対位置を変更することによ
り、該溝の周方向長さに対応する中心角度だけ作用部の
回転駆動軸に対する位相が変更される。
また、ボルトを締結果させるネジ孔を変更することに
より、作用部の回転駆動軸に対する位相が変更される。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳細に説
明する。
第2図は、本考案に係る付勢機構を適用したテーブル
旋回装置を概念的に示したもので、装置本体10の中央部
に回転駆動軸11を備えている。回転駆動軸11は、上下方
向に向けて配置され、一対のベアリング12,13を介して
回動自在に保持されており、その上端に円板状のテーブ
ル14を固着している。
また、上記回転駆動軸11には、ウォームホイール15を
固着している。ウォームほいーる15は、上記一対のベア
リング12,13間に位置する部位に、該回転駆動軸11と同
心になる態様で配設したもので、その歯に駆動モータ16
の駆動軸に固着したウォーム17が歯合している。
さらに、上記回転駆動軸11には、その下端部に複数の
ネジ孔18,18…が形成されている。ネジ孔18は、第1図
(a)および第1図(b)に示すように、それぞれ回転
駆動軸11の軸心を通過する態様で該回転駆動軸11の径方
向に沿って貫設したもので、個々の開口18a,18bがそれ
ぞれリング状部材(摺接部材)21によって覆われてい
る。
リング状部材21は、第1図(a)に示すように、上記
回転駆動軸11に嵌挿する円環状を成しており、それぞれ
の外周面の一部に作用突出部(作用部)20を有している
とともに、個々の外周面における上記作用突出部20の形
成領域外にボルト挿通溝(溝)22を有している。
作用突出部20は、第1図(a)乃至第1図(c)に示
すように、個々の厚さが上記リング状部材21の幅よりも
僅かに小さく、かつ側面視がほぼ台形状を成すもので、
いずれも領域の中心角αが180°未満となる態様で各リ
ング状部材21の幅方向中央部から径外方向に向けて突設
している。
ボルト挿通溝22は、各リング状部材21の幅方向中央部
において該リング状部材21の径方向に貫通し、かつ個々
の周方向に沿って延在するもので、上記ネジ孔18と同等
以上の幅を有し、かつそれぞれにボルト30を挿通させた
場合に、該ボルト30を180°以上の連続した中心角βの
範囲で移動させる長さをもって形成している。
上記のような構成を有した複数のリング状部材21は、
それぞれボルト挿通溝22を介して対応するネジ孔18の一
方の開口18aにボルト30を締結させることにより、上記
回転駆動軸11に対してそれぞれ軸心方向および軸心回り
の移動が規制された状態で保持されている。なお、図に
は明示していないが、上記複数の作用突出部20,20…
は、上記回転駆動軸11に対する位相を互いに異にした状
態で該回転駆動軸11に配置されている。
一方、第2図に示すように、上記テーブル旋回装置
は、装置本体10に複数のリミットスイッチ(被付勢機
構)40,40…を備えている。これらリミットスイッチ40,
40…は、それぞれの先端に配設された接触子41,41…に
外力が加えらた際に信号を出力するもので、上記複数の
作用突出部20,20…のそれぞれの配設位置に対応する部
位に配置されている。
なお、実施例におけるリミットスイッチ40,40…は、
上記回転駆動軸11の左・右回転端、同減速域および左・
右回転中間停止位置、同減速域を検出する位置に配置さ
れている。
上記のように構成されたテーブル旋回装置では、上述
した駆動モータ16を駆動させると、ウォーム17およびウ
ォームホイール15を介して回転駆動軸11が回動され、こ
の回転駆動軸11の回動にともなってテーブル14が回動さ
れるとともに、上記作用突出部20,20…の装置本体10に
対する配置位置が移動される。
作用突出部20,20…が移動すると、個々の先端部が対
応するリミットスイッチ40の接触子41に接触し、該リミ
ットスイッチ40が作動することにより、上記回転駆動軸
11を介して上記テーブル14の回転角度が制御される。
一方、このテーブル旋回装置において上記作用突出部
20の回転駆動軸11に対する位相を調整変更する場合に
は、上記ボルト30を緩めるとともに、リング状部材21を
回動させ、該ボルト30とこのリング状部材21に形成され
たボルト挿通溝22との相対位置を変更して再びボルト30
を締結させればよい。この場合には、ボルト挿通溝22の
周方向長さに対応する中心角βだけ、すなわち少なくと
も180°の範囲で上記作用突出部20の上記回転駆動軸11
に対する位相を変更することができる。
さらに、上記作用突出部20の回転駆動軸11に対する位
相を180°以上の範囲で調整変更する場合には、上記ボ
ルト30を回転駆動軸11から脱着させるとともに、リング
状部材21を回動させ、回転駆動軸11に貫設されたネジ孔
18の他方の開口18bにボルト挿通溝22を介してボルト30
を締結させればよい。この場合には、残りの180°の範
囲で上記作用部20の回転駆動軸11に対する位相を変更す
ることができる。
なお、上記実施例では、接触子を備えるリミットスイ
ッチを付勢作動させるための付勢機構を例示している
が、近接スイッチ等のように非接触で付勢される被付勢
機構にももちろん適用することができる。
さらに、上記実施例では、円環状の摺接部材を採用し
ているが、必ずしも完全な円筒状である必要はなく、円
筒の一部を形作る形状であってもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る付勢機構によれ
ば、作用部と回転駆動軸とを別体に構成し、摺接部材の
溝を介してボルトをネジ孔に締結させることにより上記
作用部を上記回転駆動軸に保持させるようにしているた
め、上記摺接部材の溝に対する上記ボルトの相対位置を
変更することにより、上記回転駆動軸に対する上記作用
部の位相を容易に変更することができる。
しかも、上記回転駆動軸に設けられたネジ孔を適宜変
更すれば、上記回転駆動軸に対する上記作用部の位相を
360°の範囲で変更することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本考案に係る付勢機構の要部を概念的
に示した横断面図、第1図(b)および(c)は、本考
案に係る付勢機構の要部を概念的に示した縦断面図、第
2図は、本考案に係る付勢機構を適用したテーブル旋回
装置を概念的に示した断面図、第3図は、従来の付勢機
構を示した要部概念図である。 11……回転駆動軸、18……ネジ孔、20……作用部、21…
…摺接部材、22……溝、30……ボルト、40……被付勢機
構、α……作用部の中心角、β……溝の中心角。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動軸の外周部に中心角が180°未満
    となる作用部を設け、前記回転駆動軸が自己の軸心回り
    に回転した場合に、前記作用部の変位によって前記回転
    軸の周囲に配置した被付勢機構を作動させるようにした
    付勢機構において、 前記回転駆動軸の周囲を囲繞する態様で該回転駆動軸に
    嵌挿し、かつその外周面に前記作用部を有した摺接部材
    と、 前記摺接部材の周面における前記作用部の領域外に、前
    記回転駆動軸の径方向に貫通し、かつ該回転駆動軸の周
    方向に沿う態様で延在しており、ボルトを挿通させた場
    合に、このボルトを180°以上の連続した中心角の範囲
    で移動させる溝と、 前記回転駆動軸に該回転駆動軸の軸心を通過し、かつそ
    の径方向に沿って直線状に貫設しており、前記摺接部材
    の溝を介して前記ボルトを締結した場合に、前記回転駆
    動軸に対する前記摺接部材の相対的な回転移動を阻止す
    るネジ孔と を備えたことを特徴とする付勢機構。
JP1990008479U 1990-01-31 1990-01-31 付勢機構 Expired - Fee Related JP2524146Y2 (ja)

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JPH0399262U JPH0399262U (ja) 1991-10-16
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JP2006153382A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Mitsubishi Electric Corp 冷凍空調装置
JP5886096B2 (ja) * 2012-03-16 2016-03-16 中国電力株式会社 自動逆洗式ストレーナ

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JPS59125643U (ja) * 1983-02-10 1984-08-24 三菱鉛筆株式会社 タイミングカム装置

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JPH0399262U (ja) 1991-10-16

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