JP2523938B2 - 血小板純化用フィルタ― - Google Patents
血小板純化用フィルタ―Info
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- JP2523938B2 JP2523938B2 JP2131242A JP13124290A JP2523938B2 JP 2523938 B2 JP2523938 B2 JP 2523938B2 JP 2131242 A JP2131242 A JP 2131242A JP 13124290 A JP13124290 A JP 13124290A JP 2523938 B2 JP2523938 B2 JP 2523938B2
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- platelet
- blood
- porous body
- platelets
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D39/00—Filtering material for liquid or gaseous fluids
- B01D39/14—Other self-supporting filtering material ; Other filtering material
- B01D39/16—Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of organic material, e.g. synthetic fibres
- B01D39/1669—Cellular material
- B01D39/1676—Cellular material of synthetic origin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M2202/00—Special media to be introduced, removed or treated
- A61M2202/04—Liquids
- A61M2202/0413—Blood
- A61M2202/0427—Platelets; Thrombocytes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M2202/00—Special media to be introduced, removed or treated
- A61M2202/04—Liquids
- A61M2202/0413—Blood
- A61M2202/0439—White blood cells; Leucocytes
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は血小板純化用フィルターに関するものであ
る。詳しく述べると本発明は、血小板浮遊液中から、該
血小板浮遊液中に混入している白血球を選択的に除去す
る血小板純化用フィルターに関するものである。
る。詳しく述べると本発明は、血小板浮遊液中から、該
血小板浮遊液中に混入している白血球を選択的に除去す
る血小板純化用フィルターに関するものである。
（従来の技術） 現在、輸血の形態は全血輸血から、患者が必要として
いる成分のみを輸血する成分輸血へと移行し、血小板製
剤についてもその使用数は年々増加している。また、近
年の悪性腫瘍患者に対する化学療法剤の大量投与による
血小板減少症患者の増加とともに、血小板輸血の重要性
はますます増大してきている。
いる成分のみを輸血する成分輸血へと移行し、血小板製
剤についてもその使用数は年々増加している。また、近
年の悪性腫瘍患者に対する化学療法剤の大量投与による
血小板減少症患者の増加とともに、血小板輸血の重要性
はますます増大してきている。
血小板製剤としては、現在、血液バッグに採血後調製
されるバッグPC（濃縮血小板血漿 Platelet Concentra
te）と成分採血装置によって得られるアフェーレシスPC
とがあるが、いずれも遠心分離法により血小板成分を分
離したものである。
されるバッグPC（濃縮血小板血漿 Platelet Concentra
te）と成分採血装置によって得られるアフェーレシスPC
とがあるが、いずれも遠心分離法により血小板成分を分
離したものである。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、現行の遠心分離法では、PC中に白血球
（主にリンパ球）の混入が避けられず、このPC中の白血
球は、血小板輸血後の発熱等の副作用の誘発や、頻回の
血小板輸血を受けた患者の多くが、輸血効果の不応症を
引起すとされている。この原因として、患者に抗HLA
（ヒトリンパ球抗原 Human Leucocyte Antigen）抗
体、LCT（リンパ球障害性抗原 Lymphocytotoxic Antig
en）抗体が生じたためとされている。
（主にリンパ球）の混入が避けられず、このPC中の白血
球は、血小板輸血後の発熱等の副作用の誘発や、頻回の
血小板輸血を受けた患者の多くが、輸血効果の不応症を
引起すとされている。この原因として、患者に抗HLA
（ヒトリンパ球抗原 Human Leucocyte Antigen）抗
体、LCT（リンパ球障害性抗原 Lymphocytotoxic Antig
en）抗体が生じたためとされている。
血小板輸血は、頻回でかつ大量の輸血が必要となるた
めに、患者は不特定多数の抗原に感作される結果とな
り、特に100単位以上の血小板製剤を輸血された患者で
は、その90％以上にLCT抗体が検出されるといわれてい
る。これらの抗体を持つ患者に血小板を輸血しても、血
小板が体内で破壊されるために予期した輸血効果が得ら
れなくなる。
めに、患者は不特定多数の抗原に感作される結果とな
り、特に100単位以上の血小板製剤を輸血された患者で
は、その90％以上にLCT抗体が検出されるといわれてい
る。これらの抗体を持つ患者に血小板を輸血しても、血
小板が体内で破壊されるために予期した輸血効果が得ら
れなくなる。
また、これまで白血球除去フィルターとしては種々の
ものが開発され市販されているが、これらはいずれも天
然セルロースなどの天然繊維、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリアクリロニトリルなどの合成繊維あるいはガラ
ス繊維等の繊維をカラム内にそのまま詰めたものや不織
布等に二次加工したフィルター部を有するものであり、
主としてCRC（赤血球濃厚液）などの赤血球製剤中に混
入する白血球を除去することを目的とするものであっ
た。これらの白血球除去フィルターは、白血球の除去に
関してはある程度以上の性能を発揮するものの、同時に
血小板も除去してしまい、血小板浮遊液や全血からの白
血球除去に用いた場合には、その効果は不適当なものと
なるものであった。
ものが開発され市販されているが、これらはいずれも天
然セルロースなどの天然繊維、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリアクリロニトリルなどの合成繊維あるいはガラ
ス繊維等の繊維をカラム内にそのまま詰めたものや不織
布等に二次加工したフィルター部を有するものであり、
主としてCRC（赤血球濃厚液）などの赤血球製剤中に混
入する白血球を除去することを目的とするものであっ
た。これらの白血球除去フィルターは、白血球の除去に
関してはある程度以上の性能を発揮するものの、同時に
血小板も除去してしまい、血小板浮遊液や全血からの白
血球除去に用いた場合には、その効果は不適当なものと
なるものであった。
そのため血小板輸血をより安全にかつ輸血効果を長く
保つため、血小板浮遊液、全血等のごとき白血球および
血小板を含有する血液成分から白血球、特にリンパ球を
除去し、純粋な血小板を輸血するための方法ないし装置
が求められている。
保つため、血小板浮遊液、全血等のごとき白血球および
血小板を含有する血液成分から白血球、特にリンパ球を
除去し、純粋な血小板を輸血するための方法ないし装置
が求められている。
従って、本発明は新規な血小板純化用フィルターを提
供することを目的とする。本発明はまた、血小板浮遊
液、全血等のごとき白血球および血小板を含有する血液
成分中から、該浮遊液中に混入している白血球を選択的
に除去し得る血小板純化用フィルターを提供することを
目的とする。
供することを目的とする。本発明はまた、血小板浮遊
液、全血等のごとき白血球および血小板を含有する血液
成分中から、該浮遊液中に混入している白血球を選択的
に除去し得る血小板純化用フィルターを提供することを
目的とする。
（問題点を解決するための手段） 上記諸目的は、血液成分中から、該血液成分中に混入
している白血球を選択的に除去するフィルターであっ
て、平均気孔径６〜12μｍ、気孔径分布２〜30μｍの範
囲にある連続開放気孔を有する三次元網目状連続組織を
有し、該気孔内に鋭角的な突起が実質的に存在しない多
孔質体を主要部とする血小板純化用フィルターによって
達成される。
している白血球を選択的に除去するフィルターであっ
て、平均気孔径６〜12μｍ、気孔径分布２〜30μｍの範
囲にある連続開放気孔を有する三次元網目状連続組織を
有し、該気孔内に鋭角的な突起が実質的に存在しない多
孔質体を主要部とする血小板純化用フィルターによって
達成される。
本発明はまた、前記多孔質体がポリウレタン樹脂より
形成されるものである血小板純化用フィルターを示すも
のである。本発明はさらに、気孔径分布が５〜20μｍの
範囲にある血小板純化用フィルターを示すものである。
形成されるものである血小板純化用フィルターを示すも
のである。本発明はさらに、気孔径分布が５〜20μｍの
範囲にある血小板純化用フィルターを示すものである。
（作用） 血小板浮游液中に混入している白血球を選択的に除去
するには、粘着性の高い血小板を捕捉させずに、粘着性
の低い白血球を捕捉させる必要がある。そして、本発明
の血小板純化用フィルターは、平均気孔径６〜12μｍ、
気孔径分布２〜30μｍの範囲にある連続開放気孔を有す
る三次元網目状連続組織を有し、該気孔内に鋭角的な突
起が実質的に存在しない多孔質体を主要部とすることを
特徴とするものであるから、血小板浮遊液、全血等のご
とき白血球および血小板を合成する血液成分を処理した
場合、該血液成分中に混在していた白血球は、多孔質体
のマトリックス間に形成される上記一定範囲の気孔径を
有する連続開放気孔よりなる複雑な流路を通過する間
に、効率よく捕捉される。一方、血小板は、流路が多孔
質体のマトリックス間に形成される連続開放気孔からな
るものであるため、フィルター材として細い繊維を絡合
させたものを用いた従来の白血球除去フィルターにおけ
る場合のごとく流路上に血小板の粘着性を高く惹起させ
るような立体構造も存在せず、また該連続開放気孔の気
孔径は血小板の直径に比べて十分大きなものであるため
捕捉されることなく流出するものであり、効率のよい血
小板純化がなされるものである。
するには、粘着性の高い血小板を捕捉させずに、粘着性
の低い白血球を捕捉させる必要がある。そして、本発明
の血小板純化用フィルターは、平均気孔径６〜12μｍ、
気孔径分布２〜30μｍの範囲にある連続開放気孔を有す
る三次元網目状連続組織を有し、該気孔内に鋭角的な突
起が実質的に存在しない多孔質体を主要部とすることを
特徴とするものであるから、血小板浮遊液、全血等のご
とき白血球および血小板を合成する血液成分を処理した
場合、該血液成分中に混在していた白血球は、多孔質体
のマトリックス間に形成される上記一定範囲の気孔径を
有する連続開放気孔よりなる複雑な流路を通過する間
に、効率よく捕捉される。一方、血小板は、流路が多孔
質体のマトリックス間に形成される連続開放気孔からな
るものであるため、フィルター材として細い繊維を絡合
させたものを用いた従来の白血球除去フィルターにおけ
る場合のごとく流路上に血小板の粘着性を高く惹起させ
るような立体構造も存在せず、また該連続開放気孔の気
孔径は血小板の直径に比べて十分大きなものであるため
捕捉されることなく流出するものであり、効率のよい血
小板純化がなされるものである。
さらにフィルターの流路は、多孔質体のマトリックス
間に形成される連続開放気孔であり、フィルターの流路
は多孔質体の成形時に形成されることとなるゆえ、該多
孔質体を用いて血小板純化フィルターを製造する際の製
造工程は極めて簡易なもので、また製品の性能のバラツ
キは少ないものとなる。さらに多孔質体のマトリックス
は連続組織であるだけでなく、該連続開放気孔の内部に
は鋭角的な突起が実質的に存在せず、かつ前記多孔質体
を切断して形成されるフィルターの表面にもなんら突起
が存在しないために安定したものであり、操作時におけ
る該多孔質体からの異物の流出あるいは流路のチャンネ
リングなどの問題も本質的に生じないものである。
間に形成される連続開放気孔であり、フィルターの流路
は多孔質体の成形時に形成されることとなるゆえ、該多
孔質体を用いて血小板純化フィルターを製造する際の製
造工程は極めて簡易なもので、また製品の性能のバラツ
キは少ないものとなる。さらに多孔質体のマトリックス
は連続組織であるだけでなく、該連続開放気孔の内部に
は鋭角的な突起が実質的に存在せず、かつ前記多孔質体
を切断して形成されるフィルターの表面にもなんら突起
が存在しないために安定したものであり、操作時におけ
る該多孔質体からの異物の流出あるいは流路のチャンネ
リングなどの問題も本質的に生じないものである。
以下、本発明を実施態様に基づきより詳細に説明す
る。
る。
本発明の血小板純化用フィルターは、連続開放気孔を
有する三次元網目状連続組織を有し、該気孔内に鋭角的
な突起が実質的に存在せず、望ましくは、フィルター表
面にフィルター内部と同様な構造か、または平滑である
多孔質体を主要部とするものである。
有する三次元網目状連続組織を有し、該気孔内に鋭角的
な突起が実質的に存在せず、望ましくは、フィルター表
面にフィルター内部と同様な構造か、または平滑である
多孔質体を主要部とするものである。
本発明に係わる上記のごとき構造を有する多孔質体に
おいて、連続開放気孔の平均気孔径は６〜12μｍ、さら
に望ましくは８〜10μｍであることが好ましい。すなわ
ち平均気孔径が６μｍ未満であると血小板がその大きさ
により捕捉される虞れも生じてくる、および白血球が多
孔質体の表層部分にほとんど捕捉され、目詰まりを引起
こす恐れがあるためであり、一方、平均気孔径が12μｍ
を越えるものであると白血球の大きさによる捕捉能が低
下してしまうためである。
おいて、連続開放気孔の平均気孔径は６〜12μｍ、さら
に望ましくは８〜10μｍであることが好ましい。すなわ
ち平均気孔径が６μｍ未満であると血小板がその大きさ
により捕捉される虞れも生じてくる、および白血球が多
孔質体の表層部分にほとんど捕捉され、目詰まりを引起
こす恐れがあるためであり、一方、平均気孔径が12μｍ
を越えるものであると白血球の大きさによる捕捉能が低
下してしまうためである。
さらにこの多孔質体において、孔径分布が小さすぎて
も、白血球が多孔質体の表層部分にほとんど捕捉され、
目詰まりを引起こす恐れがあるため、気孔径分布が２〜
30μｍの範囲、さらに好ましくは５〜20μｍの範囲にあ
ることが望ましい。このように多孔質体が適度な孔の大
きさと分布を有していると、該多孔質体を流れる血液成
分中に混在する白血球は、該多孔質体の表層部ないしは
内部における孔の直径の小さな部分に捕捉されるか、あ
るいは内部において流れのよどむ部分に粘着して除去さ
れるものである。
も、白血球が多孔質体の表層部分にほとんど捕捉され、
目詰まりを引起こす恐れがあるため、気孔径分布が２〜
30μｍの範囲、さらに好ましくは５〜20μｍの範囲にあ
ることが望ましい。このように多孔質体が適度な孔の大
きさと分布を有していると、該多孔質体を流れる血液成
分中に混在する白血球は、該多孔質体の表層部ないしは
内部における孔の直径の小さな部分に捕捉されるか、あ
るいは内部において流れのよどむ部分に粘着して除去さ
れるものである。
なお、本明細書における「平均気孔径」は、水銀圧入
法で測定したものであり、水銀が多孔質体の孔に全く入
っていない状態を０％、多孔質体の全ての孔に入ってい
る状態の水銀量を100％とした時、50％変化した点に当
る直径が、本明細書でいう「平均気孔径」である。従っ
て、該多孔質体よりなるフィルターに様々な粒子を通し
た時に、多孔質フィルターの平均直径以上の直径の粒子
は通過し難いという径を表わすものであって、これ以上
の直径の粒子は絶対に通過しないというものではない。
法で測定したものであり、水銀が多孔質体の孔に全く入
っていない状態を０％、多孔質体の全ての孔に入ってい
る状態の水銀量を100％とした時、50％変化した点に当
る直径が、本明細書でいう「平均気孔径」である。従っ
て、該多孔質体よりなるフィルターに様々な粒子を通し
た時に、多孔質フィルターの平均直径以上の直径の粒子
は通過し難いという径を表わすものであって、これ以上
の直径の粒子は絶対に通過しないというものではない。
また、本明細書における「孔径分布」とは、水銀圧入
法での測定時の水銀の体積変化が、10〜90％の範囲に対
応する気孔径を表わすものである。従って、孔径分布以
外の気孔径は少ないということであって、存在しないと
いうものではない。
法での測定時の水銀の体積変化が、10〜90％の範囲に対
応する気孔径を表わすものである。従って、孔径分布以
外の気孔径は少ないということであって、存在しないと
いうものではない。
またこのような多孔質体の気孔率は、平均気孔径等に
よっても左右されるが、30〜95％、より望ましくは75〜
95％程度であることが好ましい。すなわち気孔率が30％
未満であると血小板純化処理操作に長持間を有するもの
となる虞れがあり、一方気孔率が95％を越えるものであ
ると強度的に十分なものとならない虞れがあるからであ
る。
よっても左右されるが、30〜95％、より望ましくは75〜
95％程度であることが好ましい。すなわち気孔率が30％
未満であると血小板純化処理操作に長持間を有するもの
となる虞れがあり、一方気孔率が95％を越えるものであ
ると強度的に十分なものとならない虞れがあるからであ
る。
さらにこの多孔質体の厚さは、平均気孔径、気孔率お
よびマトリックスである三次元網目状連続組織の微細構
造などによっても左右されるが0.3〜10.0mm、より望ま
しくは0.5〜3mm程度であることが好ましい。すなわち、
多孔質体の厚さが0.3mm未満であると白血球を捕捉しき
れない虞れがあり、一方、多孔質体の厚さが5.0mmを越
えるものであると濾過層長が長くなり処理操作に長持間
を要する可能性が生じる虞れがあるためである。
よびマトリックスである三次元網目状連続組織の微細構
造などによっても左右されるが0.3〜10.0mm、より望ま
しくは0.5〜3mm程度であることが好ましい。すなわち、
多孔質体の厚さが0.3mm未満であると白血球を捕捉しき
れない虞れがあり、一方、多孔質体の厚さが5.0mmを越
えるものであると濾過層長が長くなり処理操作に長持間
を要する可能性が生じる虞れがあるためである。
本発明に係わる多孔質体は、所望の構造を有するもの
であれば、特にこの材質を限定されるものではないが、
血小板が付着しにくく、血球に損傷を与えにくいもので
あることが望まれ、例えばポリウレタン、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネートな
どが挙げられるが、特にポリウレタンなどの合成樹脂発
泡体、あるいは合成樹脂多孔質体の表面にセグメント化
ポリウレタン等の血球の付着しにくい材料などをコーテ
ィングしたものが好ましい。
であれば、特にこの材質を限定されるものではないが、
血小板が付着しにくく、血球に損傷を与えにくいもので
あることが望まれ、例えばポリウレタン、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネートな
どが挙げられるが、特にポリウレタンなどの合成樹脂発
泡体、あるいは合成樹脂多孔質体の表面にセグメント化
ポリウレタン等の血球の付着しにくい材料などをコーテ
ィングしたものが好ましい。
第１図は本発明の血小板純化用フィルターの一実施態
様を示す断面図である。本実施態様において血小板純化
用フィルター１は、血液成分入口２と血液成分流出口３
とを備えてなるハウジング４内に上記したような構成を
有する多孔質体５がハウジング４の内部空間を横切って
設けられているものである。なおこのような血小板純化
用フィルター１において、多孔質体５をハウジング４内
に保持するために、例えば多孔質体５の前後に通液性の
支持材6a、6bを設け、該支持材6a、6bにより多孔質体５
を挟持することは任意である。
様を示す断面図である。本実施態様において血小板純化
用フィルター１は、血液成分入口２と血液成分流出口３
とを備えてなるハウジング４内に上記したような構成を
有する多孔質体５がハウジング４の内部空間を横切って
設けられているものである。なおこのような血小板純化
用フィルター１において、多孔質体５をハウジング４内
に保持するために、例えば多孔質体５の前後に通液性の
支持材6a、6bを設け、該支持材6a、6bにより多孔質体５
を挟持することは任意である。
この血小板純化用フィルター１は、例えば第２図に示
されるような装置構成において使用される。すなわち、
第２図に示される装置において、処理しようとする白血
球含有PRP（多血小板血漿 Platelet Rich Plasma）を
入れた容器７内より伸ばされた導液チューブ8aは、吸引
ポンプ９を介して、血小板純化用フィルター１の血小板
浮遊液流入口２へと接続されており、さらに、血小板純
化用フィルター１の血小板浮遊液流出口３に接続された
導液チューブ8bは、血小板浮遊液回収容器10内へと延長
されている。血小板純化操作は、吸引ポンプ９を作動さ
せることにより容器７より白血球含有PRPを導出させ、
血小板浮遊液流入口２より血小板純化フィルター１内へ
と導き、フィルター１内において多孔質体５の連続開放
気孔からなる流路を通過させる。多孔質体５により白血
球を捕捉され、多孔質体５を通過してきたPRPは、血小
板浮遊液流出口３よりフィルター１外部へと導かれ、血
小板浮遊液回収容器10内へと回収されるものである。
されるような装置構成において使用される。すなわち、
第２図に示される装置において、処理しようとする白血
球含有PRP（多血小板血漿 Platelet Rich Plasma）を
入れた容器７内より伸ばされた導液チューブ8aは、吸引
ポンプ９を介して、血小板純化用フィルター１の血小板
浮遊液流入口２へと接続されており、さらに、血小板純
化用フィルター１の血小板浮遊液流出口３に接続された
導液チューブ8bは、血小板浮遊液回収容器10内へと延長
されている。血小板純化操作は、吸引ポンプ９を作動さ
せることにより容器７より白血球含有PRPを導出させ、
血小板浮遊液流入口２より血小板純化フィルター１内へ
と導き、フィルター１内において多孔質体５の連続開放
気孔からなる流路を通過させる。多孔質体５により白血
球を捕捉され、多孔質体５を通過してきたPRPは、血小
板浮遊液流出口３よりフィルター１外部へと導かれ、血
小板浮遊液回収容器10内へと回収されるものである。
また、全血より白血球を除去して血小板濃度の高い成
分を得る場合には、例えば第３図に示すような血液流入
口２と血液流出口３とを備えてなるハウジング４内に固
定し、このようにして作製したフィルター１の血液流入
口２にポリ塩化ビニル製チューブ12b,13bを用いて血液
収納容器11の血液導出口12aを接続し、一方、該フィル
ター１の血液流出口３には、前記チューブ12bとほぼ等
しい長さを有するポリ塩化ビニル製チューブ13bを接続
し、このチューブ13bの開口末端14下に血液回収容器15
を配置する。なお、血液収納容器11に入れた血液の液面
16とチューブの開口末端14までの距離を70cmとする。そ
してこの70cmの落差で50mlの血液を流す。
分を得る場合には、例えば第３図に示すような血液流入
口２と血液流出口３とを備えてなるハウジング４内に固
定し、このようにして作製したフィルター１の血液流入
口２にポリ塩化ビニル製チューブ12b,13bを用いて血液
収納容器11の血液導出口12aを接続し、一方、該フィル
ター１の血液流出口３には、前記チューブ12bとほぼ等
しい長さを有するポリ塩化ビニル製チューブ13bを接続
し、このチューブ13bの開口末端14下に血液回収容器15
を配置する。なお、血液収納容器11に入れた血液の液面
16とチューブの開口末端14までの距離を70cmとする。そ
してこの70cmの落差で50mlの血液を流す。
（実施例） 以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明す
る。
る。
実施例１ 参考第１図に示す構造を有し、気孔内に鋭角的な突起
が実質的に存在しない平均孔径10μｍのポリカーボネー
ト系ポリウレタン樹脂製連続多孔質体（東洋ポリマー株
式会社製）を、厚さ1mm、直径25mmの大きさに打抜き、
第１図に示すようなフィルター構造中に組込み（有効面
積2.4cm2）、このようにして作製された血小板純化フィ
ルター１を、第２図に示すような構成の装置中に配置し
た。
が実質的に存在しない平均孔径10μｍのポリカーボネー
ト系ポリウレタン樹脂製連続多孔質体（東洋ポリマー株
式会社製）を、厚さ1mm、直径25mmの大きさに打抜き、
第１図に示すようなフィルター構造中に組込み（有効面
積2.4cm2）、このようにして作製された血小板純化フィ
ルター１を、第２図に示すような構成の装置中に配置し
た。
一方、健常人のCPD加新鮮血から採取したPRPに、密度
勾配遠心法によって分離した自己リンパ球を浮游させ、
これをリンパ球含有PRP（血小板数3.5×105〜5.5×105/
μ、白血球数3.5×103〜4.5×103/μ）とした。
勾配遠心法によって分離した自己リンパ球を浮游させ、
これをリンパ球含有PRP（血小板数3.5×105〜5.5×105/
μ、白血球数3.5×103〜4.5×103/μ）とした。
第２図に示すような構成の装置において、このリンパ
球含有PRPを、流速1ml/mm・cm2（フィルター1cm2当り1m
l/min）の流量でフィルター１に流し、フィルターの通
過前後における白血球および血小板数を血球算定装置
（オーソ・ダイアグノスティック・システム社製、ELT
−８）を用いて算定したのち、下記により白血球除去率
および血小板回収率を求めた。
球含有PRPを、流速1ml/mm・cm2（フィルター1cm2当り1m
l/min）の流量でフィルター１に流し、フィルターの通
過前後における白血球および血小板数を血球算定装置
（オーソ・ダイアグノスティック・システム社製、ELT
−８）を用いて算定したのち、下記により白血球除去率
および血小板回収率を求めた。
白血球除去率（％） ＝［１−（濾過後白血球数／濾過前白血球数）］×100 血小板回収率（％） ＝（濾過後血小板数／濾過前血小板数）×100 その結果を、第１表に示す。
実施例２ 実施例１と同様のポリカーボネート系ポリウレタン樹
脂製多孔質体（東洋ポリマー株式会社製）を厚さ、1m
m、直径47mm大きさに打抜き、第１図に示すようなフィ
ルター構造中に組込み（有効面積13.8cm2）、このよう
にして作製された血小板純化フィルター１を、第３図に
示すような構成の装置中に配置した。
脂製多孔質体（東洋ポリマー株式会社製）を厚さ、1m
m、直径47mm大きさに打抜き、第１図に示すようなフィ
ルター構造中に組込み（有効面積13.8cm2）、このよう
にして作製された血小板純化フィルター１を、第３図に
示すような構成の装置中に配置した。
第３図に示すような構成の装置に、70cmの落差で50ml
の健常人CPD加血液を流し、フィルター１の通液前後に
おける白血球および血小板数を血球算定装置（オーソ・
ダイアグノスティック・システム社製、ELT−８）を用
いて算定したのち、実施例１と同様にして白血球除去率
および血小板回収率を求めた。その結果を、第１表に示
す。
の健常人CPD加血液を流し、フィルター１の通液前後に
おける白血球および血小板数を血球算定装置（オーソ・
ダイアグノスティック・システム社製、ELT−８）を用
いて算定したのち、実施例１と同様にして白血球除去率
および血小板回収率を求めた。その結果を、第１表に示
す。
比較例１ 参考第２図に示す表面構造を有し、気孔内に多数の鋭
角な突起が存在し、かつフィルター表面にとげ状物があ
る平均孔径が10μｍのポリビニルホルマール樹脂製連続
多孔質体（鐘紡株式会社製）を用い、実施例１と同様の
実験を行ない、白血球除去率および血小板回収率を求め
た。その結果を、第１表に示す。
角な突起が存在し、かつフィルター表面にとげ状物があ
る平均孔径が10μｍのポリビニルホルマール樹脂製連続
多孔質体（鐘紡株式会社製）を用い、実施例１と同様の
実験を行ない、白血球除去率および血小板回収率を求め
た。その結果を、第１表に示す。
比較例２ 比較例１と同様のポリビニルホルマール樹脂製連続多
孔質体（鐘紡株式会社製）を用い、実施例２と同様の実
験を行ない、白血球除去率および血小板回収率を求め
た。その結果を第１表に示す。 第１表 白血球除去率（％） 血小板回収率（％） 実施例１ 100 95 実施例２ 100 72 比較例１ 100 60 比較例２ 100 35 実施例３〜６および比較例３〜４ 参考第１図と同様な構造を有し、気孔内に鋭角的な突
起が実質的に存在しない第２表に示すような種々の平均
気孔径および気孔径分布を有するポリカーボネート系ポ
リウレタン樹脂製多孔質体（東洋ポリマー株式会社製）
をそれぞれ厚さ1mm、直径25mmの大きさに打抜き、第１
図に示すようなフィルター構造中に組込み（有効面積2.
4cm2）、このように作製された血小板純化フィルター１
を第２図に示すような構成の装置中に配置した。
孔質体（鐘紡株式会社製）を用い、実施例２と同様の実
験を行ない、白血球除去率および血小板回収率を求め
た。その結果を第１表に示す。 第１表 白血球除去率（％） 血小板回収率（％） 実施例１ 100 95 実施例２ 100 72 比較例１ 100 60 比較例２ 100 35 実施例３〜６および比較例３〜４ 参考第１図と同様な構造を有し、気孔内に鋭角的な突
起が実質的に存在しない第２表に示すような種々の平均
気孔径および気孔径分布を有するポリカーボネート系ポ
リウレタン樹脂製多孔質体（東洋ポリマー株式会社製）
をそれぞれ厚さ1mm、直径25mmの大きさに打抜き、第１
図に示すようなフィルター構造中に組込み（有効面積2.
4cm2）、このように作製された血小板純化フィルター１
を第２図に示すような構成の装置中に配置した。
一方、健常人のCPD加新鮮血から採取したPRPに、密度
勾配遠心法によって分離した自己リンパ球を浮遊させ、
これをリンパ球含有PRP（血小板数33.5×105〜5.5×105
/μ、白血球数3.5×103〜4.5×103/μ）とした。
勾配遠心法によって分離した自己リンパ球を浮遊させ、
これをリンパ球含有PRP（血小板数33.5×105〜5.5×105
/μ、白血球数3.5×103〜4.5×103/μ）とした。
第２図に示すような構成の装置において、このリンパ
球含有PRPを流速1ml/min・cm2（フィルター1cm2当り1ml
/min）の流量でフィルター１に流し、フィルター１の通
過前後における白血球および血小板濃度を血球算定装置
（オーソ・ダイアグノスティック・システム社製、ELT
−８）を用いて算定の後、液量に基づいて各血球成分の
絶対数を求め、これより白血球除去率および血小板回収
率を求めた。結果を第２表に示す。
球含有PRPを流速1ml/min・cm2（フィルター1cm2当り1ml
/min）の流量でフィルター１に流し、フィルター１の通
過前後における白血球および血小板濃度を血球算定装置
（オーソ・ダイアグノスティック・システム社製、ELT
−８）を用いて算定の後、液量に基づいて各血球成分の
絶対数を求め、これより白血球除去率および血小板回収
率を求めた。結果を第２表に示す。
（発明の効果） 以上述べたように、本発明は、平均気孔径６〜12μｍ
の連続開放気孔を有する三次元網目状連続組織を有し、
該気孔内に鋭角的突起が実質的に存在せずしない多孔質
体を主要部として有することを特徴とする血小板純化用
フィルターであるから、白血球に対して高く安定した捕
捉能を有し、一方、血小板に対しては粘着性を惹起させ
ないような孔構造を有することから、血小板濃厚液（P
C）などのような血小板浮遊液あるいは全血中から、該
浮遊液または全血中に混入する白血球成分を効率良く分
離し、血小板浮遊液または全血を純化しうるものであ
り、このように純化された血小板浮遊液または全血を用
いることで、血小板輸血における血小板輸血後の発熱等
の副作用の誘発や輸血効果の不応症の発生を有効に防止
することが期待されるものである。また三次元網目状連
続組織の多孔質体をフィルターの主要部とするものであ
るので、ハウジング等の容器への封入が非常に容易で製
造上有利であり、また操作時におけるフィルター材の脱
落による異物の混入の恐れもないものである。さらに、
本発明の血小板純化用フィルターにおいて、前記多孔質
体がポリウレタン樹脂より形成されるものであり、また
気孔径分布が２〜30μｍの範囲にあるものであると、そ
の白血球除去率および血小板回収率はより良好なものに
なる。
の連続開放気孔を有する三次元網目状連続組織を有し、
該気孔内に鋭角的突起が実質的に存在せずしない多孔質
体を主要部として有することを特徴とする血小板純化用
フィルターであるから、白血球に対して高く安定した捕
捉能を有し、一方、血小板に対しては粘着性を惹起させ
ないような孔構造を有することから、血小板濃厚液（P
C）などのような血小板浮遊液あるいは全血中から、該
浮遊液または全血中に混入する白血球成分を効率良く分
離し、血小板浮遊液または全血を純化しうるものであ
り、このように純化された血小板浮遊液または全血を用
いることで、血小板輸血における血小板輸血後の発熱等
の副作用の誘発や輸血効果の不応症の発生を有効に防止
することが期待されるものである。また三次元網目状連
続組織の多孔質体をフィルターの主要部とするものであ
るので、ハウジング等の容器への封入が非常に容易で製
造上有利であり、また操作時におけるフィルター材の脱
落による異物の混入の恐れもないものである。さらに、
本発明の血小板純化用フィルターにおいて、前記多孔質
体がポリウレタン樹脂より形成されるものであり、また
気孔径分布が２〜30μｍの範囲にあるものであると、そ
の白血球除去率および血小板回収率はより良好なものに
なる。
第１図は本発明の血小板純化用フィルターの一実施態様
を示す概略断面図、第２図および第３図は本発明の血小
板純化用フィルターの一実施態様を組込んだ血液処理装
置を示す概略図である。 １……血小板純化用フィルター、２……血小板浮遊液流
入口、３……血小板浮遊液流出口、４……ハウジング、
５……多孔質体、6a,6b……支持材、７……容器、8a,8b
……導液チューブ、９……吸引ポンプ、10……血小板浮
遊液回収容器、11……血液納容器、12b,13b……チュー
ブ、15……血液回収容器。
を示す概略断面図、第２図および第３図は本発明の血小
板純化用フィルターの一実施態様を組込んだ血液処理装
置を示す概略図である。 １……血小板純化用フィルター、２……血小板浮遊液流
入口、３……血小板浮遊液流出口、４……ハウジング、
５……多孔質体、6a,6b……支持材、７……容器、8a,8b
……導液チューブ、９……吸引ポンプ、10……血小板浮
遊液回収容器、11……血液納容器、12b,13b……チュー
ブ、15……血液回収容器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｄ 69/00 Ｂ０１Ｄ 29/04 ５１０Ｄ ５１０Ｆ ５３０Ａ 35/02 Ｚ
Claims (5)
- 【請求項１】血液成分中から、該血液成分中に混入して
いる白血球を選択的に除去するフィルターであって、平
均気孔径６〜12μｍ、気孔径分布２〜30μｍの範囲にあ
る連続開放気孔を有する三次元網目状連続組織を有し、
該気孔内に鋭角的な突起が実質的に存在しない多孔質体
を主要部とする血小板純化用フィルター。 - 【請求項２】前記気孔径分布が５〜20μｍの範囲にある
請求項１に記載の血小板純化用フィルター。 - 【請求項３】前記多孔質体がポリウレタン樹脂より形成
されるものである請求項１または２に記載の血小板純化
用フィルター。 - 【請求項４】血液成分が血小板浮游液である請求項１な
いし３に記載の血小板純化用フィルター。 - 【請求項５】血液成分が全血である請求項１ないし３に
記載の血小板純化用フィルター。
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|---|---|---|---|
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| AU62500/90A AU631923B2 (en) | 1989-09-18 | 1990-09-13 | Filter for purification of platelets |
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| JP1-240221 | 1989-09-18 | ||
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|---|---|
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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