JP2523847B2 - 直流リアクトル兼用カップリングコイル - Google Patents

直流リアクトル兼用カップリングコイル

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JP2523847B2
JP2523847B2 JP1021415A JP2141589A JP2523847B2 JP 2523847 B2 JP2523847 B2 JP 2523847B2 JP 1021415 A JP1021415 A JP 1021415A JP 2141589 A JP2141589 A JP 2141589A JP 2523847 B2 JP2523847 B2 JP 2523847B2
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coupling coil
welding
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magnetic permeability
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一美 桑田
順三 谷本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、非消耗電極式ガスシールドアーク溶接電源
に用いる溶接電流を平滑する直流リアクトルと、溶接電
流が流れる主回路に無接触アーク起動を行うための高周
波電圧を重畳するカップリングコイルに関するものであ
る。
従来の技術 従来の非消耗電極式ガスシールドアーク溶接電源の二
次側回路は、第3図に示すようになっていた。
溶接用変圧器1の二次出力は、整流用ダイオード2で
整流されたのち、直流リアクトル3で平滑される。その
平滑された出力電流はカップリングコイル4による高周
波電圧によってトーチ6と母材8間に溶接アーク7とな
って通電される。ここで、カップリングコイル4によっ
て発生された高周波電圧はクリーニングユニット5によ
ってトーチ6と母材8間に誘導される。次に第4図は従
来の直流リアクトルの構成を示す。第2コア9上に絶縁
材13を巻き、その上に溶接電流を流すコイル10を巻く構
造となっている。この直流リアクトルの第2コア9は第
5図に示すような透磁率の特性を示し、おおよそ0.1MHz
程度迄は高透磁率μBを保ち、整流用ダイオード2によ
って平滑された0.1MHz迄の整流電流を十分に平滑する能
力を持っている。次に従来のカップリングコイルの構成
を第6図に示す。第1コア11の上に1次巻線12を巻く。
そしてその1次巻線12の上に絶縁材13を巻く。そしてそ
の絶縁材13の上に2次巻線14を巻く。このカップリング
コイルの1次巻線12の巻数n1と2次巻線14の巻数n2の巻
数比n2/n1は通常2〜4に選定されている。ここで第1
コア11の透磁率の特性は第7図に示すような20MHzの周
波数までμの透磁率を有する特性を示し、1次巻線12
に印加される周波数が約2MHz、電圧が交流3000Vの高周
波電圧を前述の巻数比n2/n1に近い電圧として2次巻線
に誘起する性能を有する。ここで、第1コア11の透磁率
μは第2コア9の透磁率μの1/10程度である。
発明が解決しようとする課題 このような従来の溶接電源の構成では、溶接電流を平
滑するための直流リアクトル3と、ケースとの絶縁距離
を大きくとる必要がある高電圧重畳用のカップリングコ
イル4とを2ケ電源内に収納しなければならなかった。
そのため、溶接電源のケースを小さくし、また軽く設計
するには前述の2つの部品収納は大きな障害となってい
た。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、非消耗性電極と溶
接母材との間にアークを発生させて溶接母材の溶接を行
なう非消耗電極式ガスシールドアーク溶接機に用いら
れ、20MHzの周波数領域まで透磁率が低下しない磁性体
を用いた第1コアと、0.1MHz程度迄高透磁率を保つ磁性
体を用いた第2コアの2種類のコアを組合せたコアに、
高周波電圧重畳用の一次巻線を巻き、該一次巻線上に絶
縁材を介して、溶接電流を流す2次巻線を巻いたことを
特徴とするものである。
作 用 本発明は上記した構成により、カップリングコイルに
使用する第1コアと直流リアクトルに使用する第2コア
を組合せているため、2つのコア特性を有することが可
能となる。すなわち、主回路に高周波電圧を重畳するた
めのカップリングコイルと溶接電流を平滑するための直
流リアクトルを1つの直流リアクトル兼用カップリング
コイルとして実現できる。また、20MHzの周波数帯域ま
で透磁率が低下しない磁性体を用いているため、容易に
磁束が通ることとなり、磁路としての機能を十分に果た
すことができるとともに、アークスタート性能を十分に
確保することができる。
実施例 第1図は本発明の直流リアクトル兼用カップリングコ
イルの一実施例を示す構成図、第2図は本発明の直流リ
アクトル兼用カップリングコイルを用いた場合の溶接電
源の一実施例を示すブロック図である。以下、第1図,
第2図を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図において、11は第7図に示すような周波数に対
する透磁率の特性を有する第1コア(例えばフェライト
コア)、9は第5図に示すような周波数に対する透磁率
の特性を有する第2コア(例えば硅素鋼板)、12は高周
波電圧を重畳するための1次巻線、13は1次巻線12と2
次巻線14間の絶縁を保つ絶縁材である。この直流リアク
トル兼用カップリングコイルは、溶接アーク起動時に
は、第1コア11をコアとした従来のカップリングコイル
として動作し、溶接アーク起動後には第2コア9をコア
とした従来の直流リアクトルとして動作する。つまり、
第1コア11と第2コア9を組合せることにより、直流リ
アクトルとカップリングコイルの機能を有する直流リア
クトル兼用カップリングコイルが構成される。
第2図において、溶接用変圧器1の二次出力は、整流
ダイオード2で整流されたのち、直流リアクトル兼用カ
ップリングコイル15で平滑される。その平滑された出力
電流は、同じ直流リアクトル兼用カップリングコイル15
による高周波電圧によってトーチ6と母材8間に溶接ア
ーク7となって通電される。ここで、直流リアクトル兼
用カップリングコイル15によって発生された高周波電圧
はクリーニングユニット5によってトーチ6と母材8間
に誘導される。
発明の効果 以上述べたように、本発明によれば2つの異なった特
性を有するコア材を組合せることにより、2つの異なっ
た機能を有する直流リアクトルとカップリングコイルを
1つにすることが可能となり、従来の溶接電源と比較し
て、極めて小さく、軽く、低コストの溶接電源を提供す
ることができる。また、20MHzの周波数帯域まで透磁率
が低下しない磁性体を用いているため、容易に磁束が通
ることとなり、磁路としての機能を十分に果たすことが
できるとともに、アークスタート性能を十分に確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す直流リアクトル兼用カ
ップリングコイルの斜視図、第2図は同直流リアクトル
兼用カップリングコイルを用いた場合の溶接電源のブロ
ック図、第3図は従来の溶接電源のブロック図、第4図
は従来の直流リアクトルの斜視図、第5図は直流リアク
トルに用いられるコア材(第2コア)の周波数に対する
透磁率の特性図、第6図は従来のカップリングコイルの
斜視図、第7図はカップリングコイルに用いられるコア
材(第1コア)の周波数に対する透磁率の特性図であ
る。 1……溶接用変圧器、2……整流ダイオード、3……直
流リアクトル、4……カップリングコイル、5……クリ
ーニングユニット、6……トーチ、7……溶接アーク、
8……母材、9……第2コアB、10……コイル、11……
第1コア、12……1次巻線、13……絶縁材、14……2次
巻線、15……直流リアクトル兼用カップリングコイル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非消耗性電極と溶接母材との間にアークを
    発生させて溶接母材の溶接を行なう非消耗電極式ガスシ
    ールドアーク溶接機に用いられ、20MHzの周波数領域ま
    で透磁率が低下しない磁性体を用いた第1コアと0.1MHz
    程度迄高透磁率を保つ磁性体を用いた第2コアの2種類
    のコアを組合せたコアに、高周波電圧重畳用の一次巻線
    を巻き、該一次巻線上に絶縁材を介して、溶接電流を流
    す2次巻線を巻いたことを特徴とする直流リアクトル兼
    用カップリングコイル。
JP1021415A 1989-01-31 1989-01-31 直流リアクトル兼用カップリングコイル Expired - Lifetime JP2523847B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101960542B (zh) * 2008-03-04 2012-06-06 三菱电机株式会社 变压装置

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