JP2523124Y2 - 電子レンジのターンテーブル支持ローラ - Google Patents

電子レンジのターンテーブル支持ローラ

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JP2523124Y2
JP2523124Y2 JP1989072563U JP7256389U JP2523124Y2 JP 2523124 Y2 JP2523124 Y2 JP 2523124Y2 JP 1989072563 U JP1989072563 U JP 1989072563U JP 7256389 U JP7256389 U JP 7256389U JP 2523124 Y2 JP2523124 Y2 JP 2523124Y2
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JP
Japan
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support roller
turntable
resin
microwave oven
turntable support
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JP1989072563U
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JPH0313012U (ja
Inventor
喬 西田
Original Assignee
株式会社タカテック
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば、電子レンジの加熱室内部に配設
されたターンテーブルの水平回転を円滑にする電子レン
ジのターンテーブル支持ローラに関する。
(ロ)従来の技術 従来、上述のターンテーブル支持ローラは、電子レン
ジに備えられたマグネトロンの発振するマイクロ波を受
けても発熱せず、かつ、調理時に発熱する食品の熱でも
溶解することのない耐熱性に優れた四フッ化エチレン樹
脂により一体成形していた。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、上述のターンテーブル支持ローラを四フッ化
エチレン樹脂により一体形成した場合、この四フッ化エ
チレン樹脂は他の樹脂材料に比べて表面張力が高く、成
形品の支持ローラと金型とを分離するときの抵抗が大き
いため離型が困難であり、また、四フッ化エチレン樹脂
は溶融時の粘度が高く流動性が悪いため、ターンテーブ
ル支持ローラのような小さい部品の成形が困難であり、
さらに、他の樹脂材料に比べて四フッ化エチレン樹脂は
材料費が高く、一個の支持ローラに要する製作コストが
高価となる問題点を有している。
この考案は上記問題に鑑み、ターンテーブル支持ロー
ラをポリメチルペンテン樹脂(Polymethylpentene)と
耐熱ガラス粉および四フッ化エチレン樹脂とで一体成形
することにより、上記問題点を解決でき、成形が容易に
行え、製作コストの低減を図ることができると共に、ロ
ーラの回転円滑性向上、耐熱性向上を図ることができる
電子レンジのターンテーブル支持ローラの提供を目的と
する。
(ニ)問題点を解決するための手段 この考案は、電子レンジの加熱室内部に配設したター
ンテーブルの水平回転を支持するターンテーブル支持ロ
ーラであって、上記ターンテーブル支持ローラを、主成
分としてのポリメチルペンテン樹脂と適量の耐熱ガラス
粉および適量の四フッ化エチレン樹脂とで一体成形した
電子レンジのターンテーブル支持ローラであることを特
徴とする。
(ホ)作用 この考案は、主成分としてのポリメチルペンテン樹脂
のもつ特性によりターンテーブル支持ローラの成形が容
易となり、精度の高い成形が行えると共に、電気特性が
よく、マグネトロンの発振するマイクロ波により高率よ
くレンジ加熱することができ、ポリメチルペンテン樹脂
を耐熱ガラス粉で強化することにより耐熱性が向上す
る。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、ポリプロピレンに対してクリープ
性が優れるポリメチルペンテン樹脂を主成分としてター
ンテーブル支持ローラを一体成形しているので、絶縁体
として優れた電気特性を発揮し、この種の合成樹脂材料
の中で最小の誘電率が得られ、マグネトロンの発振する
マイクロ波を有効に利用してターンテーブル上に載置さ
れた食品を高率よく加熱処理することができる。
しかも、ポリメチルペンテン樹脂に適量の耐熱ガラス
粉を混合しているので、耐熱性が飛躍的に向上し、か
つ、表面張力が小さいため、成形品の支持ローラと金型
とを簡単に離型することができ、溶融時の粘度が小さく
流動性に優れているので、ターンテーブル支持ローラの
ような小さい部品の成形が容易となり、精度の高い成形
が行えると共に、四フッ化エチレン樹脂よりもポリメチ
ルペンテン樹脂は材料費が安く、一個の支持ローラに要
する製作コストが安価となる。
加えて上述のポリメチルペンテン樹脂に適量の四フッ
化エチレン樹脂を混合しているので、この樹脂の特性に
より支持ローラの回転円滑性の向上を図ることができ
る。
すなわち、本考案によればターンテーブル支持ローラ
を、主成分としてのポリメチルペンテン樹脂と適量の耐
熱ガラス粉と適量の四フッ化エチレン樹脂との三者によ
り一体成形しているので、金属に対する離型性の向上、
成形性の向上、コストダウン、耐熱性向上、支持ローラ
の回転円滑性の向上を全て達成することができる効果が
ある。
(ト)実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は電子レンジに備えられたターンテーブルの水平
回転を支持するターンテーブル支持ローラを示し、第1
図において、この電子レンジ1は、箱形状に形成したレ
ンジ本体2の正面側出入口にドア3を開閉自在に枢着
し、金属製または金属で覆われた加熱室4をレンジ本体
2の内部に形成すると共に、食品等を載置するためのタ
ーンテーブル5を加熱室4内の底面中央部に配設してい
る。
上述の加熱室4の外側部にはマグネトロン6と電源供
給部7とを配設しており、このマグネトロン6は、加熱
時において電源供給部7から供給される電力によりマイ
クロ波を発振し、このマイクロ波は加熱室4の上面中央
部に形成した波導管8を伝わって加熱室4内に導かれ、
ターンテーブル5上に載置した食品等を加熱処理する。
前述の加熱室4の底面中央部には、耐熱性の合成樹脂
により形成したテーブル載置台9を水平回転可能に軸支
し、このテーブル載置台9の下面中央部に垂設した回転
軸9aと、レンジ本体2の底面中央部に配設した駆動モー
タ10の駆動軸10aとを係合して、この駆動モータ10の駆
動力によりテーブル載置台9に載置されたターンテーブ
ル5を水平回転させ、ターンテーブル5上に載置した食
品等をマグネトロン6の発振するマイクロ波により均一
に加熱処理する。
上述のテーブル載置台9は、第2図に示すように、回
転軸9aを中心とする三方向に形成した各支持部9b…の先
端部に、ポリメチルペンテン樹脂を主成分として形成し
た3個の各支持ローラ11…をそれぞれ回転可能に軸支し
ている。
すなわち、第3図および第4図に示すように、上述の
支持部9bの先端部に突設した支軸9cを、支持ローラ11の
回転中心に形成した軸受孔11aに圧入し、この支軸9cの
先端部を軸受孔11aの外周縁部に係止して回転可能に軸
支している。
これら各支持ローラ11…は、 ポリメチルペンテン樹脂を60%〜70%含有し、 四フッ化エチレン樹脂を10%含有し、 耐熱ガラス粉を20〜30%含有して成る合成樹脂材料に
より一体成形している。
上述のポリメチルペンテン樹脂の一般式は、 4−メチルペンテン−1をベースとするポリオレフィン
である。
以上のようにテーブル載置台9に軸支した3個の各支
持ローラ11…をポリメチルペンテン樹脂を主成分として
一体成形しているので、絶縁体として優れた電気特性を
発揮し、この種の合成樹脂材料の中で最小の誘電率が得
られ、マグネトロン6の発振するマイクロ波を有効に利
用して、ターンテーブル5上に載置された食品等を高率
良く加熱処理することができる。
しかも、ポリメチルペンテン樹脂に対して四フッ化エ
チレン樹脂と耐熱ガラス粉とをそれぞれ適量混合してい
るので、四フッ化エチレン樹脂の特性により支持ローラ
11の回転が円滑となり、ターンテーブル5およびテーブ
ル載置台9を円滑に水平回転して、ターンテーブル5上
に載置された食品等を均一に加熱処理することができ、
かつ、耐熱ガラス粉の特性により加熱時における支持ロ
ーラ11の耐熱性が飛躍的に向上する。
さらに、ポリメチルペンテン樹脂は表面張力が小さい
ため、成形品の支持ローラ11と金型とを簡単に離型する
ことができ、溶融時の粘度が小さく流動性に優れている
ので、支持ローラ11のような小さい部品の成形が容易と
なり、精度の高い成形が行えると共に、ポリメチルペン
テン樹脂は四フッ化エチレン樹脂よりも材料費が安く、
四フッ化エチレン樹脂だけで支持ローラ11を一体成形す
るよりも、一個の支持ローラ11に要する製作コストが安
価となる。
すなわち、本考案によればターンテーブル支持ローラ
を、主成分としてのポリメチルペンテン樹脂と適量の耐
熱ガラス粉と適量の四フッ化エチレン樹脂との三者によ
り一体成形しているので、金属に対する離型性の向上、
成形性の向上、コストダウン、耐熱性向上、支持ローラ
の回転円滑性の向上を全て達成することができる効果が
ある。
なお、上述のポリメチルペンテン樹脂を射出成形や中
空成形、押出成形等の成形方法を用いて成形するもよ
い。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案のターンテーブル支持ローラは、実施例の支
持ローラ11と対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
例えば、上述の加熱室4の底面部に複数個の各支持ロ
ーラ11…を回転可能に軸支して、これら各支持ローラ11
…によりターンテーブル5の水平回転を支持するもよ
い。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は電子レンジの構成側面図、 第2図はテーブル載置台の外観斜視図、 第3図は支持ローラの取付け部を示す拡大断面図、 第4図は支持ローラの拡大斜視図である。 1……電子レンジ、4……加熱室 5……ターンテーブル、11……支持ローラ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子レンジの加熱室内部に配設したターン
    テーブルの水平回転を支持するターンテーブル支持ロー
    ラであって、 上記ターンテーブル支持ローラを、主成分としてのポリ
    メチルペンテン樹脂と適量の耐熱ガラス粉および適量の
    四フッ化エチレン樹脂とで一体成形した 電子レンジのターンテーブル支持ローラ。
JP1989072563U 1989-06-20 1989-06-20 電子レンジのターンテーブル支持ローラ Expired - Lifetime JP2523124Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989072563U JP2523124Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 電子レンジのターンテーブル支持ローラ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1989072563U JP2523124Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 電子レンジのターンテーブル支持ローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0313012U JPH0313012U (ja) 1991-02-08
JP2523124Y2 true JP2523124Y2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=31610605

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989072563U Expired - Lifetime JP2523124Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 電子レンジのターンテーブル支持ローラ

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Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5223745A (en) * 1975-08-18 1977-02-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd High frequency heating device
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JPH0713163B2 (ja) * 1984-04-28 1995-02-15 三井石油化学工業株式会社 ガラス強化ポリ4―メチル―1―ペンテン組成物およびガラス強化変性ポリ4―メチル―1―ペンテン組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0313012U (ja) 1991-02-08

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