JP2523093Y2 - ラジコンヘリコプターに備えられた農薬散布装置 - Google Patents

ラジコンヘリコプターに備えられた農薬散布装置

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JP2523093Y2
JP2523093Y2 JP1991084620U JP8462091U JP2523093Y2 JP 2523093 Y2 JP2523093 Y2 JP 2523093Y2 JP 1991084620 U JP1991084620 U JP 1991084620U JP 8462091 U JP8462091 U JP 8462091U JP 2523093 Y2 JP2523093 Y2 JP 2523093Y2
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精克 古市
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株式会社こうべ技研
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、畑や田圃等の農場に
農薬をラジコン操作によって、無人で散布することが可
能なラジコンヘリコプターに関し、特に、このラジコン
ヘリコプターの農薬散布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、畑や田圃等の農場に農薬をラジコ
ン操作によって、無人で行うことができるようにしたラ
ジコンヘリコプターの農薬散布装置として、例えば、特
公平1−18784号公報に開示されたものがある。
【0003】 すなわち、上記公報のラジコンヘリコプ
タ3の農薬散布装置は、図乃至図に示すように、ラ
ジコンヘリコプタ3の機体4内のエンジン部30を始動
させてメインシャフト21を連動回転させることによっ
てプロペラ20を回転しながら飛行させ、このメインシ
ャフト21の回転とともに左右管軸f内のシャフト24
を連動回転させて、このシャフト24の先端に設けられ
たギヤボックスhを介して傘型カバー14内の回転軸2
5を回転させ、この回転軸25の回転によって、傘型カ
バー14内の二重円盤8を回転させるようにしている。
【0004】 上記二重円盤8は、図に示すように、
2枚の円盤k,kを重層してなり、最下層の円盤kを
いて中央に薬液注入口26が設けられ、最下層の円盤に
対して上記回転軸25が固定されている。
【0005】 そして、コックサーボ16に指令を発信
してコック15を開弁することによって、機体4に設け
られたタンク2より給液管9を介してノズル10から
円盤8の薬液注入口26から農薬が供給され、この農
薬が回転している二重円盤の遠心力によって、該二重
盤8の先端の噴出口7から下方に噴霧されるようにして
いる
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記ラジコ
ンヘリコプター3の積載量には限度があり、同じ積載量
で広範囲の散布を可能にするためには、濃度の高い農薬
を用いる必要がある。このように、農薬の濃度を高くす
ると、単位面積あたりに散布される薬量が少なくなるこ
とは当然であるが、この少ない薬量を単位面積に均等に
むらなく散布するには、農薬の散布粒子を小さくしなけ
ればならない。
【0007】一方、上記従来の構成による農薬散布装置
では、上記重層円盤k,kの回転数で農薬の粒子の大き
さが決まるようになっている。ところが、プロペラ20
を駆動するメインシャフト21の回転と、ギヤボックス
23と回転軸25を介して重層円盤8を回転させる左右
管軸22内のシャフト24の回転とが連動されているた
めに、重層円盤8の回転数がメインシャフト21の回転
数によって決められてしまうので、農薬の粒子の大きさ
が固定されてしまう。
【0008】したがって、上記従来の構成では農薬の粒
子の大きさを任意に変更することができないといった問
題があった。更に、今日農薬の種類は多種に及び、どの
農薬でも一律に同じ粒径で散布するのではなく、農薬の
種類や作物の種類に応じてその粒子の大きさを変える必
要がある。
【0009】この考案は、上記の事情に鑑みて提案され
たものであって、散布農薬の粒子の大きさを調整できる
ラジコンヘリコプターに備えられた農薬散布装置を提供
することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記目的を
達成するために、以下の手段を採用している。すなわ
ち、図1乃至図3に示すように、農薬が収容されるタン
ク2がラジコンヘリコプター3の機体4もしくは離着陸
用脚部5に設置され、この機体4もしくは離着陸用脚部
5に左右両方向に突出する支持杆6が取付けられている
とともに、この支持杆6の左右両端部に散布器1を構成
する重層円盤8が設けられ、前記タンク2内の農薬が給
液管9を介してノズル10より前記重層円盤8内に供給
されて、この重層円盤8を回転することによって粒子状
の農薬Mが散布されるように構成されたラジコンヘリコ
プター3に備えられた農薬散布装置において、前記支持
杆6の左右両端部に前記重層円盤8を駆動するモータ1
1が配置されるとともに、このモータ11の回転数を手
動もしくはラジコン操作によって切り換えることによっ
て前記重層円盤8から散布される農薬Mの濃度もしくは
種類に応じてこの農薬Mの粒子の大きさを調整する構成
としたラジコンヘリコプターに備えられた農薬散布装置
である。
【0011】
【作用】上記構成によると重層円盤8の回転を調整でき
るので、それに応じて散布される農薬粒子の大きさを調
整することになる。
【0012】
【実施例】以下、この考案に係るラジコンヘリコプター
に備えられた農薬散布装置の実施例を、図面に基づいて
説明する。
【0013】図1はこの考案に係るラジコンヘリコプタ
ーに備えられた農薬散布装置の一実施例の要部破断正面
図、図2は図1の農薬散布装置が設置されたラジコンヘ
リコプターの斜視図、図3は同じくその正面図、図4は
本考案に係る農薬散布装置の系統図である。
【0014】この考案の農薬散布装置は、農薬が収容さ
れるタンク2がラジコンヘリコプター3の機体4もしく
は離着陸用脚部5に設置され、この機体4もしくは離着
陸用脚部5に左右両方向に突出する支持杆6が取付けら
れているとともに、この支持杆6の左右両端部に、散布
器1を構成する重層円盤8が設けられ、前記タンク2内
の農薬Mが給液管9を介してノズル10より重層円盤8
内に供給されて、この重層円盤8を回転することによっ
て粒子状になった農薬Mが散布されるように構成されて
いる。
【0015】そして、前記した支持杆6の左右両端部に
モータ11が配置されてこのモータ11の回転軸11a
に散布器1を構成する重層円盤8が取付けられ、このモ
ータ11の回転軸11aの回転数が飛行前に手動で切り
換えできるようになっている。そして、この回転軸11
aの回転によって回転駆動される重層円盤8から散布さ
れる農薬Mの濃度もしくは種類に応じてこの農薬Mの粒
子の大きさが調整可能となされている。
【0016】この実施例では、図示の如く、支持杆6と
タンク2とが機体4に取付けられたものについて説明す
る。すなわち、機体4の外側部にスライダック、あるい
は電子的な切り換え回路と連動する回転数切り換え変更
用の切り換えスイッチ12が取付けられており、飛行前
における切り換えスイッチ12(12a,12b,12
c)の切り換え変更によって、モータ11の回転軸11
aの回転数を例えば3段階に切り換え変更できるように
構成されている。
【0017】前記した散布器1は、この実施例では、モ
ータ11の下部に取付けられている。すなわち、重層円
盤8が、傘型カバー14内に回転可能に配されており、
この傘型カバー14に回転可能に挿通されたモータ11
の回転軸11aの下端部に上記重層円盤8の中心が取付
けられている。更に、上記傘型カバー14の外部壁14
bと内部壁14cとに、斜め方向から挿通させたノズル
10が取付けられている。
【0018】重層円盤8の上部は開放されて、傘型カバ
ー14の内部壁14cの下部開放部分と開通されてい
て、この開通部分にノズル10からタンク2内の農薬が
給液管9を介して供給され、該重層円盤8の回転数に応
じて、すなわち、モータ11の回転軸11aの回転数が
大きくなる程粒子の小さい農薬Mが散布口7から散布さ
れる。
【0019】このタンク2内の農薬Mは、図4に示すコ
ック15の開弁によって、給液管9を通ってノズル10
から重層円盤8内に供給されるように構成され、上記コ
ック15は、ラジコン操作によって指令を受けるコック
サーボ16によって、開弁閉弁操作及び開弁の開き度合
いの操作が行われる。
【0020】上記構成において、飛行前に上記モータ1
1の回転数を農薬の濃度あるいは種類に応じてスイッチ
12を押すことによって予め設定した後、ラジコンヘリ
コプター3の飛行を開始する。
【0021】この飛行中に、コックサーボ16へのラジ
コン操作による指令発信に基づいてコック15が開弁し
て、タンク2内の農薬Mが、給液管9を通ってノズル1
0より重層円盤8内に供給される。この重層円盤8は、
モータ11の駆動による回転軸11aの回転によって回
転されて、前記のようにして供給された農薬Mの粒子を
散布する。このとき、モータ11の回転軸11aの回転
数が飛行前に手動で設定されているので、散布口7より
散布される農薬Mは濃度もしくは種類に応じて常に適正
な大きさにすることができる。
【0022】 尚、図4において上記スイッチ12に代
えて、モータ11の回転軸11aの回転数をラジコン操
作によって切換変更できる受信用切換ボックス13を機
体4に取り付け、飛行中においても地上からのラジコン
操作によって散布される農薬の粒子の大きさを変更でき
るようにすることもできる。さらに図5に示すように、
上記重層円盤8の各円盤の外側に鋸歯81を形成するこ
ともでき、これによって噴出口7から噴出される農薬が
霧状の極めて小さな液滴となる。さらに上記重層円盤8
は、図1に示すような2枚の円盤のみで構成される場合
に限定されず、3枚以上の円盤を重層する構成でもよ
い。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、散布器の重層円盤をモータで回転させることによっ
て農薬を散布する重層円盤の回転がプロペラの回転に左
右されることがなく、この重層円盤を回転させるモータ
の回転数を容易に切り換え変更することができて重層円
盤から散布される農薬の粒子の大きさをこの農薬の濃度
もしくは種類によって調整することができ、このことに
よって、濃度の高い農薬であっても粒子を小さくして従
来と変わらない定散布量を散布範囲の農場全体に均等に
効率良く散布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る農薬散布装置の一実施例の要部
破断正面図である。
【図2】図1の農薬散布装置が設置されたラジコンヘリ
コプターの斜視図である。
【図3】図2のラジコンヘリコプターの正面図である。
【図4】本考案に係る農薬散布装置の系統図である。
【図5】本考案に係る他の実施例の要部拡大断面図であ
る。
【図6】従来の農薬散布装置を備えたラジコンヘリコプ
ターの正面図である。
【図7】従来の農薬散布装置の系統図である。
【図8】従来の農薬散布装置の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 散布器 2 タンク 3 ラジコンヘリコプター 4 機体 5 離着陸用脚部 6 支持杆 8 重層円盤 9 給液管 10 ノズル 11 モータ 11a 回転軸 M 農薬

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農薬が収容されるタンク(2) がラジコン
    ヘリコプター(3) の機体(4) もしくは離着陸用脚部(5)
    に設置され、この機体(4) もしくは離着陸用脚部(5) に
    左右両方向に突出する支持杆(6) が取付けられていると
    ともに、この支持杆(6) の左右両端部に散布器(1) を構
    成する重層円盤(8) が設けられ、前記タンク(2) 内の農
    薬が給液管(9) を介してノズル(10)より前記重層円盤
    (8) 内に供給されて、この重層円盤(8) を回転すること
    によって粒子状の農薬(M) が散布されるように構成され
    たラジコンヘリコプター(3) に備えられた農薬散布装置
    において、 前記支持杆(6) の左右両端部に前記重層円盤(8) を駆動
    するモータ(11)が配置されるとともに、このモータ(11)
    の回転数を手動もしくはラジコン操作によって切り換え
    ることによって前記重層円盤(8)から散布される農薬(M)
    の濃度もしくは種類に応じてこの農薬(M) の粒子の大
    きさを調整する構成としたことを特徴とするラジコンヘ
    リコプターに備えられた農薬散布装置。
JP1991084620U 1991-10-17 1991-10-17 ラジコンヘリコプターに備えられた農薬散布装置 Expired - Lifetime JP2523093Y2 (ja)

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