JP2522969B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents
硬貨処理装置Info
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- JP2522969B2 JP2522969B2 JP62271124A JP27112487A JP2522969B2 JP 2522969 B2 JP2522969 B2 JP 2522969B2 JP 62271124 A JP62271124 A JP 62271124A JP 27112487 A JP27112487 A JP 27112487A JP 2522969 B2 JP2522969 B2 JP 2522969B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は自動販売機に組込まれる硬貨処理装置に関
し、特に投入硬貨が自動補給される硬貨パイプ内の硬貨
貯蔵枚数を最適に制御することができる硬貨処理装置に
関する。
し、特に投入硬貨が自動補給される硬貨パイプ内の硬貨
貯蔵枚数を最適に制御することができる硬貨処理装置に
関する。
（ロ）従来の技術 このような硬貨処理装置としては実開昭56-113974号
公報に示されている技術がある。これは硬貨パイプにお
いて最大貯蔵枚数を任意に設定しておくとともに、硬貨
パイプへの投入硬貨を加算し払出枚数を減算することで
該パイプの硬貨貯蔵枚数を検出し、貯蔵枚数が最大貯蔵
枚数に達すると、以後投入される硬貨は硬貨パイプに導
くことなく金庫へ導入する構成である。これにより自動
販売機の管理者が任意に設定した最大貯蔵枚数を最適枚
数として硬貨パイプへの硬貨の導入が制御される。
公報に示されている技術がある。これは硬貨パイプにお
いて最大貯蔵枚数を任意に設定しておくとともに、硬貨
パイプへの投入硬貨を加算し払出枚数を減算することで
該パイプの硬貨貯蔵枚数を検出し、貯蔵枚数が最大貯蔵
枚数に達すると、以後投入される硬貨は硬貨パイプに導
くことなく金庫へ導入する構成である。これにより自動
販売機の管理者が任意に設定した最大貯蔵枚数を最適枚
数として硬貨パイプへの硬貨の導入が制御される。
（ハ）発明が解決しようとする問題点 自動販売機において一回の販売取引で投入される硬貨
は、商品の販売前では何時でも返却可能なのが一般的で
ある。そして一回の販売取引で投入される硬貨枚数には
自動販売機の計数能力に見合う限度があって、これ以上
投入される硬貨は返却するようになっている。しかしな
がら上記の従来技術のごとく硬貨パイプの最大貯蔵枚数
を任意に設定してこれ以上投入される硬貨を金貨に導く
ようにすると、このときの最大貯蔵枚数が一回の販売取
引で最大限受入可能な硬貨枚数以下に設定されている場
合は、最大貯蔵枚数を越えて最大限受入可能枚数以下の
範囲で硬貨が投入されると返却をもとめられてもこれに
対処できない不具合がある。例えば或る種硬貨の最大限
の受入枚数が30枚であるとして、いま最大貯蔵枚数が20
枚に自動販売機の管理者によって設定されたとする。そ
してこの設定の下で、客が販売のために此種硬貨を21枚
以上投入したとすると、投入により硬貨パイプの貯蔵枚
数が20枚になった時点で投入硬貨は金庫へ導かれるが、
客がこの投入硬貨の返却をもとめても硬貨パイプには20
枚の硬貨しかないために、20枚を越える分の投入硬貨は
返却できないことになる。
は、商品の販売前では何時でも返却可能なのが一般的で
ある。そして一回の販売取引で投入される硬貨枚数には
自動販売機の計数能力に見合う限度があって、これ以上
投入される硬貨は返却するようになっている。しかしな
がら上記の従来技術のごとく硬貨パイプの最大貯蔵枚数
を任意に設定してこれ以上投入される硬貨を金貨に導く
ようにすると、このときの最大貯蔵枚数が一回の販売取
引で最大限受入可能な硬貨枚数以下に設定されている場
合は、最大貯蔵枚数を越えて最大限受入可能枚数以下の
範囲で硬貨が投入されると返却をもとめられてもこれに
対処できない不具合がある。例えば或る種硬貨の最大限
の受入枚数が30枚であるとして、いま最大貯蔵枚数が20
枚に自動販売機の管理者によって設定されたとする。そ
してこの設定の下で、客が販売のために此種硬貨を21枚
以上投入したとすると、投入により硬貨パイプの貯蔵枚
数が20枚になった時点で投入硬貨は金庫へ導かれるが、
客がこの投入硬貨の返却をもとめても硬貨パイプには20
枚の硬貨しかないために、20枚を越える分の投入硬貨は
返却できないことになる。
したがって本発明は、最大貯蔵枚数が一回の販売取引
で最大限受入可能な硬貨枚数以下に設定されている場合
には、硬貨パイプの貯蔵枚数が最大貯蔵枚数を越えても
投入硬貨を金庫へ導入することがないようにした硬貨処
理装置を提供するものである。
で最大限受入可能な硬貨枚数以下に設定されている場合
には、硬貨パイプの貯蔵枚数が最大貯蔵枚数を越えても
投入硬貨を金庫へ導入することがないようにした硬貨処
理装置を提供するものである。
（ニ）問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明による硬貨処理装
置は、払出すべき硬貨を収納しており投入硬貨にて自動
補給される硬貨パイプと、投入硬貨のうち払出す必要の
ない硬貨が導入される金庫と、投入硬貨を前記硬貨パイ
プ及び前記金庫の何れか一方に導く振分装置と、前記硬
貨パイプに導入される硬貨枚数を加算し該硬貨パイプか
ら払出される硬貨枚数を減算してその貯蔵枚数を検出す
るカウンタと、前記硬貨パイプの最大貯蔵枚数が設定さ
れる枚数設定装置と、前記硬貨パイプの貯蔵枚数が前記
最大貯蔵枚数に達すると以後の投入硬貨を前記金庫に導
く金庫振分管理モードを指定するためのスイッチと、該
スイッチが操作されると前記枚数設定装置に設定される
前記最大貯蔵枚数が一回の販売取引で最大限受入可能な
硬貨枚数以上であることを条件として該最大貯蔵枚数以
上に投入される硬貨は前記金庫へ導くように前記振分装
置を付勢する制御装置とを具備している。
置は、払出すべき硬貨を収納しており投入硬貨にて自動
補給される硬貨パイプと、投入硬貨のうち払出す必要の
ない硬貨が導入される金庫と、投入硬貨を前記硬貨パイ
プ及び前記金庫の何れか一方に導く振分装置と、前記硬
貨パイプに導入される硬貨枚数を加算し該硬貨パイプか
ら払出される硬貨枚数を減算してその貯蔵枚数を検出す
るカウンタと、前記硬貨パイプの最大貯蔵枚数が設定さ
れる枚数設定装置と、前記硬貨パイプの貯蔵枚数が前記
最大貯蔵枚数に達すると以後の投入硬貨を前記金庫に導
く金庫振分管理モードを指定するためのスイッチと、該
スイッチが操作されると前記枚数設定装置に設定される
前記最大貯蔵枚数が一回の販売取引で最大限受入可能な
硬貨枚数以上であることを条件として該最大貯蔵枚数以
上に投入される硬貨は前記金庫へ導くように前記振分装
置を付勢する制御装置とを具備している。
（ホ）作用 枚数設定装置は硬貨パイプへの投入硬貨を加算し、硬
貨パイプからの払出硬貨を減算して貯蔵枚数を演算して
いる。そして余剰硬貨の金庫への振分け管理を行なうた
めに、自動販売機の管理者が枚数設定装置に任意の最大
貯蔵枚数を設定してスイッチを操作すると、制御装置は
この最大貯蔵枚数が一回の販売取引で最大限受入可能な
硬貨枚数であるかを判定し、最大貯蔵枚数が最大限受入
可能な硬貨枚数以上である場合に、制御装置は金庫振分
管理モードとなる。この金庫振分管理モードにおいて制
御装置は最大貯蔵枚数以上に投入される硬貨は金庫へ導
くように振分装置を付勢する。
貨パイプからの払出硬貨を減算して貯蔵枚数を演算して
いる。そして余剰硬貨の金庫への振分け管理を行なうた
めに、自動販売機の管理者が枚数設定装置に任意の最大
貯蔵枚数を設定してスイッチを操作すると、制御装置は
この最大貯蔵枚数が一回の販売取引で最大限受入可能な
硬貨枚数であるかを判定し、最大貯蔵枚数が最大限受入
可能な硬貨枚数以上である場合に、制御装置は金庫振分
管理モードとなる。この金庫振分管理モードにおいて制
御装置は最大貯蔵枚数以上に投入される硬貨は金庫へ導
くように振分装置を付勢する。
（ヘ）実施例 図に於いて、（２）は硬貨投入口（１）に連通する硬
貨通路で一対の基板（16）と硬貨レール（17）とで形成
されるが図では上側の基板を取外した状態を示してい
る。そして（３）は硬貨測定センサーで硬貨通路（２）
を転動する硬貨に発振磁界をあてて、硬貨の通過による
磁界への影響度を発振周波数や電圧の変化にて捉えるこ
とで硬貨の材質，外径，板厚等の特性を測定するもので
ある。（５）は正貨ゲートで硬貨通路（２）より導入さ
れる硬貨を受入れ或いは返却するもので、通常基板（1
6）より突出して硬貨通路（２）と返却通路（18）を連
通させている。そして正貨ゲート（５）の下方には更に
振分装置である硬貨ゲート（６）が配置されており、硬
貨を硬貨パイプ（20）（21）（22）或いは金庫に連通す
る金庫導入路（19）へ振分けるものである。また硬貨パ
イプ（20）（21）（22）の上方には受入れる金種硬貨の
外径に相当するスリット（23）（24）（25）が配設され
て各種硬貨を硬貨パイプ（20）（21）（22）へ導入する
ものである。尚、スリット（23）は特に設ける必要はな
く、スリット（24）（25）を通過する外径の大きい硬貨
は直接硬貨パイプ（20）に導入する構成でもよい。また
硬貨パイプ（20）（21）（22）の内部上方には揺動自在
に枢支されている振分片（29）（30）（31）をそれぞれ
設けている。各振分片（29）（30）（31）は対応の硬貨
パイプ（20）（21）（22）の貯蔵硬貨が満杯となると、
その最上位の硬貨との当接により揺動して、以後の投入
硬貨を金庫導入路（19）につながる通路（26）に導くよ
うになっている。かかる振分片（29）（30）（31）は各
硬貨パイプ（20）（21）（22）が満杯となったときしか
投入硬貨の金庫への振分けを行なわない。したがって本
発明は硬貨パイプ（20）（21）（22）の貯蔵枚数が満杯
となる前の任意の枚数となったときに、以後の投入硬貨
を金庫に導くようにするものである。
貨通路で一対の基板（16）と硬貨レール（17）とで形成
されるが図では上側の基板を取外した状態を示してい
る。そして（３）は硬貨測定センサーで硬貨通路（２）
を転動する硬貨に発振磁界をあてて、硬貨の通過による
磁界への影響度を発振周波数や電圧の変化にて捉えるこ
とで硬貨の材質，外径，板厚等の特性を測定するもので
ある。（５）は正貨ゲートで硬貨通路（２）より導入さ
れる硬貨を受入れ或いは返却するもので、通常基板（1
6）より突出して硬貨通路（２）と返却通路（18）を連
通させている。そして正貨ゲート（５）の下方には更に
振分装置である硬貨ゲート（６）が配置されており、硬
貨を硬貨パイプ（20）（21）（22）或いは金庫に連通す
る金庫導入路（19）へ振分けるものである。また硬貨パ
イプ（20）（21）（22）の上方には受入れる金種硬貨の
外径に相当するスリット（23）（24）（25）が配設され
て各種硬貨を硬貨パイプ（20）（21）（22）へ導入する
ものである。尚、スリット（23）は特に設ける必要はな
く、スリット（24）（25）を通過する外径の大きい硬貨
は直接硬貨パイプ（20）に導入する構成でもよい。また
硬貨パイプ（20）（21）（22）の内部上方には揺動自在
に枢支されている振分片（29）（30）（31）をそれぞれ
設けている。各振分片（29）（30）（31）は対応の硬貨
パイプ（20）（21）（22）の貯蔵硬貨が満杯となると、
その最上位の硬貨との当接により揺動して、以後の投入
硬貨を金庫導入路（19）につながる通路（26）に導くよ
うになっている。かかる振分片（29）（30）（31）は各
硬貨パイプ（20）（21）（22）が満杯となったときしか
投入硬貨の金庫への振分けを行なわない。したがって本
発明は硬貨パイプ（20）（21）（22）の貯蔵枚数が満杯
となる前の任意の枚数となったときに、以後の投入硬貨
を金庫に導くようにするものである。
第２図は制御回路をブロック図にて示し、（４）は硬
貨測定センサー（３）の検出々力に基づき投入硬貨の正
偽及び種類を判定する硬貨判別装置、（33）はORゲー
ト、（34）はORゲート（33）を通して導入される硬貨判
別装置（４）よりの硬貨種判定出力ａ・ｂ・ｃにて正貨
ゲート（５）を一定時間開放させるゲート駆動回路、
（11）（12）（13）は硬貨パイプ（20）（21）（22）に
それぞれ対応しているカウンタで、ANDゲート（35）（3
6）（37）より導入される硬貨種判定出力ａ・ｂ・ｃを
計数することで該当する硬貨パイプに導入される硬貨枚
数を加算しそしてこのパイプから払出される硬貨枚数を
減算してその貯蔵枚数を検出する。そして（８）（９）
（10）は硬貨パイプ（20）（21）（22）の最大貯蔵枚数
が自動販売機の管理者によりそれぞれ任意に限定される
枚数設定装置、（38）（39）（40）は各硬貨パイプ（2
0）（21）（22）の硬貨種に対して金庫振分管理モード
を指定するためのスイッチである。（14）は制御装置で
管理者によってスイッチ（38）（39）（40）が操作され
ると、このスイッチに該当する枚数設定装置（８）
（９）（10）に設定されている最大貯蔵枚数が一回の販
売取引で最大限受入可能な硬貨枚数以上であることを条
件として、最大貯蔵枚数以上に投入される硬貨は金庫導
入路（19）へ導くように振分装置である硬貨ゲート
（６）を付勢する。制御装置（14）は金庫振分管理モー
ドとなると、枚数設定装置（８）（９）（10）に設定さ
れている最大貯蔵枚数と硬貨パイプ（20）（21）（22）
の貯蔵枚数とが等しい場合に、硬貨種類毎の金庫導入信
号I1・I2・I3を出力する。この金庫導入信号I1・I2・I3が生
じるとANDゲート（35）（36）（37）は出力が禁止さ
れ、各カウンタ（11）（12）（13）へは硬貨種判定出力
ａ・ｂ・ｃが導入されなくなる。ANDゲート（41）（4
2）（43）の各入力端の一方はそれぞれ硬貨種判定出力
ａ・ｂ・ｃが入力するよう硬貨判別装置（４）に接続さ
れ、また他方はそれぞれ金庫導入信号I1・I2・I3が入力す
るよう制御装置（14）に接続されている。（44）は、OR
ゲート（45）を通してANDゲート（41）（42）（43）の
出力が導入されると、硬貨ゲート（６）を一定時間開放
するゲート駆動回路である。
貨測定センサー（３）の検出々力に基づき投入硬貨の正
偽及び種類を判定する硬貨判別装置、（33）はORゲー
ト、（34）はORゲート（33）を通して導入される硬貨判
別装置（４）よりの硬貨種判定出力ａ・ｂ・ｃにて正貨
ゲート（５）を一定時間開放させるゲート駆動回路、
（11）（12）（13）は硬貨パイプ（20）（21）（22）に
それぞれ対応しているカウンタで、ANDゲート（35）（3
6）（37）より導入される硬貨種判定出力ａ・ｂ・ｃを
計数することで該当する硬貨パイプに導入される硬貨枚
数を加算しそしてこのパイプから払出される硬貨枚数を
減算してその貯蔵枚数を検出する。そして（８）（９）
（10）は硬貨パイプ（20）（21）（22）の最大貯蔵枚数
が自動販売機の管理者によりそれぞれ任意に限定される
枚数設定装置、（38）（39）（40）は各硬貨パイプ（2
0）（21）（22）の硬貨種に対して金庫振分管理モード
を指定するためのスイッチである。（14）は制御装置で
管理者によってスイッチ（38）（39）（40）が操作され
ると、このスイッチに該当する枚数設定装置（８）
（９）（10）に設定されている最大貯蔵枚数が一回の販
売取引で最大限受入可能な硬貨枚数以上であることを条
件として、最大貯蔵枚数以上に投入される硬貨は金庫導
入路（19）へ導くように振分装置である硬貨ゲート
（６）を付勢する。制御装置（14）は金庫振分管理モー
ドとなると、枚数設定装置（８）（９）（10）に設定さ
れている最大貯蔵枚数と硬貨パイプ（20）（21）（22）
の貯蔵枚数とが等しい場合に、硬貨種類毎の金庫導入信
号I1・I2・I3を出力する。この金庫導入信号I1・I2・I3が生
じるとANDゲート（35）（36）（37）は出力が禁止さ
れ、各カウンタ（11）（12）（13）へは硬貨種判定出力
ａ・ｂ・ｃが導入されなくなる。ANDゲート（41）（4
2）（43）の各入力端の一方はそれぞれ硬貨種判定出力
ａ・ｂ・ｃが入力するよう硬貨判別装置（４）に接続さ
れ、また他方はそれぞれ金庫導入信号I1・I2・I3が入力す
るよう制御装置（14）に接続されている。（44）は、OR
ゲート（45）を通してANDゲート（41）（42）（43）の
出力が導入されると、硬貨ゲート（６）を一定時間開放
するゲート駆動回路である。
第３図は制御装置（14）の具体的な構成を示してい
る。同図は硬貨パイプ（20）に対応する硬貨種について
のみ示しており、同様な構成が硬貨パイプ（21）（22）
に対応する硬貨種についても必要である。金庫導入管理
判定装置（51）は枚数設定装置（10）に硬貨パイプ（2
0）における任意の最大貯蔵枚数が設定されると、この
設定枚数が当該パイプの硬貨種について一回の販売取引
で最大限受入可能な硬貨枚数を越えていないかを判定
し、越えている場合には金庫振分管理モードへの指定を
可能とする。ANDゲート（52）は金庫導入管理判定装置
（51）が金庫振分管理モードへの指定を可能と判定し
て、且つスイッチ（40）が操作されたときに出力を生
じ、フリップフロップ回路（53）はANDゲート（52）の
出力によりセットされる。そしてフリップフロップ回路
（53）はスイッチ（40）のOFFによりリセットされる。
金庫導入判定装置（54）はフリップフロップ回路（53）
がセット状態にあると、カウンタ（13）に計数されてい
る硬貨パイプ（20）内の硬貨貯蔵枚数と枚数設定装置
（10）に設定されている最大貯蔵枚数とを常に比較し
て、両者が等しい場合に金庫導入信号I1を出力する。
る。同図は硬貨パイプ（20）に対応する硬貨種について
のみ示しており、同様な構成が硬貨パイプ（21）（22）
に対応する硬貨種についても必要である。金庫導入管理
判定装置（51）は枚数設定装置（10）に硬貨パイプ（2
0）における任意の最大貯蔵枚数が設定されると、この
設定枚数が当該パイプの硬貨種について一回の販売取引
で最大限受入可能な硬貨枚数を越えていないかを判定
し、越えている場合には金庫振分管理モードへの指定を
可能とする。ANDゲート（52）は金庫導入管理判定装置
（51）が金庫振分管理モードへの指定を可能と判定し
て、且つスイッチ（40）が操作されたときに出力を生
じ、フリップフロップ回路（53）はANDゲート（52）の
出力によりセットされる。そしてフリップフロップ回路
（53）はスイッチ（40）のOFFによりリセットされる。
金庫導入判定装置（54）はフリップフロップ回路（53）
がセット状態にあると、カウンタ（13）に計数されてい
る硬貨パイプ（20）内の硬貨貯蔵枚数と枚数設定装置
（10）に設定されている最大貯蔵枚数とを常に比較し
て、両者が等しい場合に金庫導入信号I1を出力する。
上記構成による動作を説明する。硬貨が投入されると
硬貨測定センサー（３）は硬貨の材質・板厚・直径に依
存する測定出力を発生し、硬貨判別装置（４）はこの測
定出力により投入硬貨の適正及び金種を判定し正貨の場
合その金種に応じた硬貨種判定出力ａ・ｂ・ｃを生じ
る。そして硬貨種判定出力ａ・ｂ・ｃによりゲート駆動
回路（34）が一定時間動作して正貨ゲート（５）が開放
し、更に制御装置（14）より金庫導入信号I1・I2・I3が発
生していないとすると、この硬貨は硬貨パイプ（20）
（21）（22）側に導かれその外径に応じたスリット（2
3）（24）（25）より所定の釣銭パイプ（20）（21）（2
2）に導入される。また硬貨種判定出力ａ・ｂ・ｃはAND
ゲート（35）（36）（37）を通してカウンタ（11）（1
2）（13）に加算信号として導入され、カウンタ（11）
（12）（13）は硬貨パイプ（20）（21）（22）の硬貨貯
蔵枚数に硬貨投入枚数を加算する。一方カウンタ（11）
（12）（13）は硬貨パイプ（20）（21）（22）からの硬
貨の払出しを指令する信号A1,A2,A3が減算信号として入
力すると、硬貨貯蔵枚数から硬貨払出枚数を減算する。
硬貨測定センサー（３）は硬貨の材質・板厚・直径に依
存する測定出力を発生し、硬貨判別装置（４）はこの測
定出力により投入硬貨の適正及び金種を判定し正貨の場
合その金種に応じた硬貨種判定出力ａ・ｂ・ｃを生じ
る。そして硬貨種判定出力ａ・ｂ・ｃによりゲート駆動
回路（34）が一定時間動作して正貨ゲート（５）が開放
し、更に制御装置（14）より金庫導入信号I1・I2・I3が発
生していないとすると、この硬貨は硬貨パイプ（20）
（21）（22）側に導かれその外径に応じたスリット（2
3）（24）（25）より所定の釣銭パイプ（20）（21）（2
2）に導入される。また硬貨種判定出力ａ・ｂ・ｃはAND
ゲート（35）（36）（37）を通してカウンタ（11）（1
2）（13）に加算信号として導入され、カウンタ（11）
（12）（13）は硬貨パイプ（20）（21）（22）の硬貨貯
蔵枚数に硬貨投入枚数を加算する。一方カウンタ（11）
（12）（13）は硬貨パイプ（20）（21）（22）からの硬
貨の払出しを指令する信号A1,A2,A3が減算信号として入
力すると、硬貨貯蔵枚数から硬貨払出枚数を減算する。
自動販売機の管理者が枚数設定装置（10）に最大貯蔵
枚数を設定し、これが当該硬貨種についての最大限受入
可能な硬貨枚数以上であると金庫導入管理判定装置（5
1）はANDゲート（52）に出力を生じる。そして管理者が
スイッチ（40）を操作するとANDゲート（52）に出力が
得られフリップフロップ回路（53）がセットして、硬貨
パイプ（20）へ導入する硬貨種について金庫振分管理モ
ードとなる。このモードにおいて、金庫導入判定装置
（54）はカウンタ（13）の計数値と枚数設定装置（10）
の設定値が等しいと金庫導入信号I1を出力する。この金
庫導入信号I1が発生している状態で当該硬貨種の投入に
より硬貨種判定出力ａが発生しても、ANDゲート（37）
は出力が禁止されているためにカウンタ（13）は加算動
作しない。またANDゲート（41）には硬貨種判定出力ｃ
と金庫導入信号I1とで出力が得られ、ORゲート（45）を
通してこの出力の導入によるゲート駆動回路（44）の一
定時間の動作にて硬貨ゲート（６）は開放し、正貨ゲー
ト（５）より受入れられた硬貨は金庫導入路（19）を通
って金庫に導かれる。硬貨パイプ（20）の貯蔵枚数が硬
貨の払出しにより枚数設定装置（10）の設定値が下回る
と、金庫導入判定装置（51）は金庫導入信号I1の出力を
停止する。このときに当該硬貨種の硬貨が投入される
と、この硬貨は硬貨パイプ（20）に導かれるとともに、
カウンタ（13）はANDゲート（37）の出力が与えられて
貯蔵枚数に投入枚数を加算する。
枚数を設定し、これが当該硬貨種についての最大限受入
可能な硬貨枚数以上であると金庫導入管理判定装置（5
1）はANDゲート（52）に出力を生じる。そして管理者が
スイッチ（40）を操作するとANDゲート（52）に出力が
得られフリップフロップ回路（53）がセットして、硬貨
パイプ（20）へ導入する硬貨種について金庫振分管理モ
ードとなる。このモードにおいて、金庫導入判定装置
（54）はカウンタ（13）の計数値と枚数設定装置（10）
の設定値が等しいと金庫導入信号I1を出力する。この金
庫導入信号I1が発生している状態で当該硬貨種の投入に
より硬貨種判定出力ａが発生しても、ANDゲート（37）
は出力が禁止されているためにカウンタ（13）は加算動
作しない。またANDゲート（41）には硬貨種判定出力ｃ
と金庫導入信号I1とで出力が得られ、ORゲート（45）を
通してこの出力の導入によるゲート駆動回路（44）の一
定時間の動作にて硬貨ゲート（６）は開放し、正貨ゲー
ト（５）より受入れられた硬貨は金庫導入路（19）を通
って金庫に導かれる。硬貨パイプ（20）の貯蔵枚数が硬
貨の払出しにより枚数設定装置（10）の設定値が下回る
と、金庫導入判定装置（51）は金庫導入信号I1の出力を
停止する。このときに当該硬貨種の硬貨が投入される
と、この硬貨は硬貨パイプ（20）に導かれるとともに、
カウンタ（13）はANDゲート（37）の出力が与えられて
貯蔵枚数に投入枚数を加算する。
しかしながら管理者が枚数設定装置（10）に設定した
最大貯蔵枚数が最大限受入可能な硬貨枚数未満である
と、金庫導入管理判定装置（51）はANDゲート（52）に
出力を生じないために、管理者がスイッチ（40）を操作
しても制御装置（14）は金庫振分管理モードとならな
い。したがってこの場合は硬貨パイプ（20）の貯蔵枚数
が管理者の設定した最大貯蔵枚数以上となっても、此種
投入硬貨は全て硬貨パイプ（20）に導かれる。但し硬貨
パイプ（20）が満杯となると、振分片（29）の作用によ
りその後の投入硬貨は金庫に導かれることになる。この
ようにスイッチ（40）を操作しても枚数設定装置（10）
の設定に応じては金庫振分管理モードとならない場合が
あるために、フリップフロップ回路（53）の出力に応じ
て点灯する表示器（55）を設けて、硬貨パイプ（20）に
対応する硬貨種について装置が金庫振分管理モードであ
るか否かを示すように構成するのが好ましい。
最大貯蔵枚数が最大限受入可能な硬貨枚数未満である
と、金庫導入管理判定装置（51）はANDゲート（52）に
出力を生じないために、管理者がスイッチ（40）を操作
しても制御装置（14）は金庫振分管理モードとならな
い。したがってこの場合は硬貨パイプ（20）の貯蔵枚数
が管理者の設定した最大貯蔵枚数以上となっても、此種
投入硬貨は全て硬貨パイプ（20）に導かれる。但し硬貨
パイプ（20）が満杯となると、振分片（29）の作用によ
りその後の投入硬貨は金庫に導かれることになる。この
ようにスイッチ（40）を操作しても枚数設定装置（10）
の設定に応じては金庫振分管理モードとならない場合が
あるために、フリップフロップ回路（53）の出力に応じ
て点灯する表示器（55）を設けて、硬貨パイプ（20）に
対応する硬貨種について装置が金庫振分管理モードであ
るか否かを示すように構成するのが好ましい。
（ト）発明の効果 本発明によると、投入硬貨を金庫に導くときの硬貨パ
イプ内の最大貯蔵枚数を任意に設定可能にした装置にお
いて、設定枚数に不都合があると投入硬貨を金庫に導入
することがないために、それによって引起こされる誤動
作が防止される。
イプ内の最大貯蔵枚数を任意に設定可能にした装置にお
いて、設定枚数に不都合があると投入硬貨を金庫に導入
することがないために、それによって引起こされる誤動
作が防止される。
第１図は硬貨処理装置の正面構成図、第２図はブロック
にて示す制御回路図、第３図は制御装置の構成図であ
る。 （６）……振分装置（硬貨ゲート）、（８）（９）（1
0）……枚数設定装置、（11）（12）（13）……カウン
タ、（14）……制御装置、（20）（21）（22）……硬貨
パイプ、（38）（39）（40）……スイッチ。
にて示す制御回路図、第３図は制御装置の構成図であ
る。 （６）……振分装置（硬貨ゲート）、（８）（９）（1
0）……枚数設定装置、（11）（12）（13）……カウン
タ、（14）……制御装置、（20）（21）（22）……硬貨
パイプ、（38）（39）（40）……スイッチ。
Claims (1)
- 【請求項１】自動販売機に組込まれて自動販売機への投
入硬貨を受入れるとともに、硬貨を払出す硬貨処理装置
において、払出すべき硬貨を収納しており投入硬貨にて
自動補給される硬貨パイプと、投入硬貨のうち払出す必
要のない硬貨が導入される金庫と、投入硬貨を前記硬貨
パイプ及び前記金庫の何れか一方に導く振分装置と、前
記硬貨パイプに導入される硬貨枚数を加算し該硬貨パイ
プから払出される硬貨枚数を減算してその貯蔵枚数を検
出するカウンタと、前記硬貨パイプの最大貯蔵枚数が設
定される枚数設定装置と、前記硬貨パイプの貯蔵枚数が
前記最大貯蔵枚数に達すると以後の投入硬貨を前記金庫
に導く金庫振分管理モードを指定するためのスイッチ
と、該スイッチが操作されると前記枚数設定装置に設定
される前記最大貯蔵枚数が一回の販売取引で最大限受入
可能な硬貨枚数以上であることを条件として該最大貯蔵
枚数以上に投入される硬貨は前記金庫へ導くように前記
振分装置を付勢する制御装置とを備えた硬貨処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62271124A JP2522969B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | 硬貨処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62271124A JP2522969B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | 硬貨処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01112392A JPH01112392A (ja) | 1989-05-01 |
| JP2522969B2 true JP2522969B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=17495663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62271124A Expired - Lifetime JP2522969B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | 硬貨処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2522969B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104732642A (zh) * | 2013-12-20 | 2015-06-24 | 刘艳红 | 一种硬币分拣器 |
| JP6227453B2 (ja) | 2014-03-24 | 2017-11-08 | 株式会社日本コンラックス | 硬貨処理装置 |
-
1987
- 1987-10-26 JP JP62271124A patent/JP2522969B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01112392A (ja) | 1989-05-01 |
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Legal Events
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