JP2522637B2 - コンクリ―ト打設装置 - Google Patents

コンクリ―ト打設装置

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JP2522637B2
JP2522637B2 JP5302078A JP30207893A JP2522637B2 JP 2522637 B2 JP2522637 B2 JP 2522637B2 JP 5302078 A JP5302078 A JP 5302078A JP 30207893 A JP30207893 A JP 30207893A JP 2522637 B2 JP2522637 B2 JP 2522637B2
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concrete
cylinder
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filling
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廣行 新井
冨美夫 岡田
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KOEI KOGYOSHO KK
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
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KOEI KOGYOSHO KK
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル形成用のコン
クリートセグメント等を成形する場合等に用いられるコ
ンクリート打設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、コンクリート製品は、通
常型枠内に流動化コンクリートを流入させてこれを固化
成形するものであるが、この際、型枠として密閉型の型
枠を用いてコンクリート製品を得るには、通常コンクリ
ートの充填方法として型枠の上部にコンクリートの供給
管を接続し、この供給管を通じてコンクリートを型枠内
に充填するようにしている。例えば、これをトンネル構
築用の円弧版状のコンクリートセグメントを成形する場
合について図5を参照して説明する。図中、符号1は、
セグメントを製造するための型枠である。この型枠1
は、コンクリート打設時には型枠1の湾曲して膨出する
側を上面にして配置され、その上端部にコンクリートの
充填部2が形成されており、この充填部2にコンクリー
トの供給管3が接続される。この構成において、図示し
ない生コンクリート供給部から供給管3を通じてコンク
リートを型枠1内に充填する。この場合、必要に応じ
て、内部に気泡等が残置すること等を防止するために、
コンクリートの充填時に圧力を加える等の対策を講じる
場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記型枠1
へのコンクリートの打設においては、コンクリートを重
力により自然落下させる場合、圧をかける場合のいづれ
かにかかわらず、型枠1へのコンクリート充填が完了し
た時点でコンクリートの充填量が不足してコンクリート
の仕上げ面に凹みが生じたり、コンクリートの量が過剰
であった場合に充填部2に突部が生じたりするため、凹
みにモルタル等を充填したり、突出部をはつり作業によ
って除去したりすることが必要であり、したがって、コ
ンクリート製品を得るにはコンクリート脱型後に仕上げ
を別途手間をかけて行なわねばならず、作業が面倒であ
り製品のコストアップを招来するといった不都合が生じ
ていた。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、コンクリート充填部部分のはつり作業やモルタル
充填作業の必要を無くしてセグメントの製造の工数を減
少することができるコンクリート打設装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコンクリート打
設装置では、型枠の上側に形成されたコンクリート充填
部に接続されて該型枠内に流動化コンクリートを充填す
るコンクリート打設装置であって、前記コンクリート充
填部から上方に向けて立設される筒体と、該筒体の壁部
に形成されたコンクリート供給孔に接続され、該筒体内
を通して前記型枠内に流動化コンクリートを充填するコ
ンクリート供給管路と、前記筒体内に嵌挿・配置され、
その下面が前記コンクリート充填部の開口部を閉塞自在
とする仕上げ面形成部とされた止め部材と、前記筒体の
上端部に設けられ、前記型枠内に前記筒体を通して流動
化コンクリートが充填されたときに、前記止め部材を下
降させて前記仕上げ面形成部を前記型枠内製品の仕上げ
面に至らせる駆動源とを備えてなることを前記課題の解
決手段とした。
【0006】
【作用】本発明のコンクリート打設装置によれば、コン
クリートを打設する場合には、装置を型枠に設けたコン
クリート充填部に取り付け、止め部材をコンクリート供
給孔より上方に位置させた状態として、筒体を通じて型
枠内にコンクリートを充填する。コンクリートの充填が
完了した後、駆動源を駆動させて止め部材を筒体内部に
おいて下降させ、筒体内にある流動化コンクリートを加
圧しつつ止め部材下面を製品の仕上げ面まで圧下させこ
の状態を維持する。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1ないし図4を
参照して説明する。この実施例は、本発明をトンネル用
コンクリートセグメントを製造する装置に適用した例で
ある。図中符号10は型枠、11はこの型枠10の上壁
部10aに形成されたコンクリート打設装置である。型
枠10の上壁部10aにはコンクリート充填部12が形
成されている。この充填部12は、型枠10の上壁部1
0aに形成されたコンクリート充填部の開口部13に設
けられたもので、筒部(筒体)14と、この筒部14の
上方に設けられたフランジ部15とから構成されてい
る。
【0008】コンクリート打設装置11の構成は以下の
通りである。図1および図2において符号16で示す筒
体は、充填部12に接続されるものであって、その下端
に前記フランジ部15と接続金具Kで接続される接続フ
ランジ17を有している。また、この筒体16の側面に
は、開口部(コンクリート供給孔)16aが開口され、
この開口部16aにコンクリート圧送用管路(コンクリ
ート供給管路)Pが接続されている。管路Pの筒体16
に対して反対側の端部は、図示しないコンクリート供給
装置に接続されるようになっている。筒体16の外側に
は半割円筒体18,18が装着されており、これら半割
円筒体18,18は、筒部14の外側に突設された立上
部19,19にボルト20およびナット21により緊締
されている。この構成のもとに、管路Pは、外部から操
作することにより、半割円筒体18,18とともに筒体
16の周囲を旋回可能になっており、半割円筒体18の
管路Pが接続されている部分に設けられている開口部1
8aと前記筒体16の開口部16aとが合致する位置お
よびこれら開口部16a,18aが閉塞する位置との間
を移動できるようになっている。
【0009】筒体16の内部には、止めボール(止め部
材)22が昇降自在に配置されている。図3に示すよう
に、止めボール22は、円柱状の本体23と、この本体
23の下端に固定された硬質ゴム製のゴムパッキン24
と、このゴムパッキン24を介して止めボール22の下
面に固定された鉄板(仕上げ面形成部)25とで構成さ
れている。ゴムパッキン24は、筒体16内壁面との間
を常に密に保つものであり、鉄板25は止めボール22
に螺子Nで固定されており後述するように止めボール2
2を充填部12の下端に移動した際に製造すべきセグメ
ントの仕上げ面に合致する曲面に形成されている。鉄板
25は、螺子Nを着脱することにより容易に交換でき、
適宜、コンクリート製品の仕上げ面と一致したものを適
用する。また、図1に示すように、この筒体16の上部
にはエアシリンダ(駆動源)26が取り付けられてい
る。すなわち、この筒体16の上端部外側には、係合壁
部27,27が形成されており、一方、エアシリンダ2
6の下端には係合壁部28,28が固定されている。係
合壁部28は回動ピン29を介して係合壁部27に垂直
面内を回動自在に取り付けられており、筒体16の上部
開口部に前記エアシリンダ26を着脱するようになって
いる。また、係合壁部28は、係合壁部27に係合ピン
30を介して取り付けられた係合部材31に係合自在に
なっている。この場合、係合部材31は、係合壁部27
の側壁部に形成された凹部32内に配置されたバネ33
によって矢印B方向に付勢されており、常時係合壁部2
8と係合できるような構成とされている。係合部材31
にはレバーRが固定されており、このレバーRを操作す
ることにより係合壁部28と係合した係合部材31を手
動で係合解除できるようになっている。エアシリンダ2
6のロッド34の下端にはマグネット35が設けられて
おり、このマグネット35は止めボール22の上面に設
けられた凹所36に嵌入して磁気的に連結自在となって
いる。なお、図において、符号37は、前記止めボール
22を螺着するボルトであり、筒体16内の所望の位置
に止めボール22を固定するためのものである。
【0010】以下、型枠10内にコンクリートを充填す
る作業について説明する。まず、図4に示すように、コ
ンクリート打設装置11を型枠10の上端部に設置し、
エアシリンダ26のロッド34を上方に移動させた状態
において、ロッド34の先端に止めボール22を吸着さ
せて筒体16の上端に位置させておく。次いで、図2お
よび図3に示すように、筒体16の開口部16aに半割
円筒体18の開口部18aを合わせておき、この状態に
おいて、図示しないコンクリート供給装置から管路Pを
介して型枠10内にコンクリートを充填する。この充填
を終えた状態においては、コンクリートが筒体16内の
所定高さまで充填された状態とし、そして、筒体16に
対して半割円筒体18を回動させて筒体16の開口部1
6aと半割円筒体18の開口部18aとの位置をずらす
ことにより互いに閉塞状態におく。次いで、エアシリン
ダ26を駆動させて止めボール22を筒体16内で圧下
させ、この筒体16内に充填されているコンクリートを
型枠10内に加圧状態で流入させる。そして、図3に示
すように、最終的に鉄板25の底面がセグメントの仕上
げ面に達した時点でエアシリンダ26を停止させ、止め
ボール22をボルト37で充填部12の筒部14に固定
する。その後、接続金具Kを解除して充填部12からコ
ンクリート打設装置11の止めボール22を除く部分を
離脱させる。止めボール22を筒部14にボルト37で
固定後、一定の養生期間を置くことにより型枠10内の
コンクリートを固化させ、製品を得る。脱型時において
は、型枠10を脱型すると同時に充填部12および止め
ボール22も型枠10とともに除去する。
【0011】養生状態において、鉄板25の下面が製品
の仕上げ面と一致しているために、製品の充填部12付
近の仕上げ面は他の面と一致し、外観美麗な製品を得る
ことができる。したがって、前記の装置を用いてセグメ
ントを製造すれば、充填部12部分のはつり作業やモル
タル充填作業の必要が無くなり、セグメントの製造の工
数を少なくすることができ、コストの低減も可能とな
る。また、本願のコンクリート打設装置11は、止めボ
ール22を圧下させた際に、筒部14および筒体16に
残存するコンクリートを型枠10内に圧入することとな
り、型枠10内に充填したコンクリートの型枠10内全
体への回りが良好となる等、コンクリート製品の品質の
向上も期待できる。
【0012】なお、前記の実施例においては、本発明を
トンネル用セグメントの製造に適用したものについて説
明したが、この発明はこれに限られず、各種コンクリー
ト製品の製造に適用できるものである。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート打設装置によれば、駆動源により止め部材の底面を
コンクリート製品の仕上げ面に位置させて成形を行なう
ので、コンクリート製品のコンクリートの充填部付近が
他の面と一致して外観美麗な製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部を断面視した正面
図である。
【図2】筒体を示す平面図である。
【図3】コンクリートを充填後の養生状態を示す側断面
図である。
【図4】コンクリートセグメントを製造するための型枠
に取り付けたコンクリート打設手段を示す全体斜視図で
ある。
【図5】コンクリートセグメントを製造するための型枠
を用いた従来のコンクリート打設方法を示す全体斜視図
である。
【符号の説明】
10 型枠 12 コンクリート充填部 13 開口部 14 筒部(筒体) 16 筒体 16a 開口部(コンクリート供給孔) 22 止めボール(止め部材) 25 鉄板(仕上げ面形成部) 26 エアシリンダ(駆動源) P 管路(コンクリート供給管路)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠の上側に形成されたコンクリート充
    填部に接続されて該型枠内に流動化コンクリートを充填
    するコンクリート打設装置であって、前記コンクリート
    充填部から上方に向けて立設される筒体と、該筒体の壁
    部に形成されたコンクリート供給孔に接続され、該筒体
    内を通して前記型枠内に流動化コンクリートを充填する
    コンクリート供給管路と、前記筒体内に嵌挿・配置さ
    れ、その下面が前記コンクリート充填部の開口部を閉塞
    自在とする仕上げ面形成部とされた止め部材と、前記筒
    体の上端部に設けられ、前記型枠内に前記筒体を通して
    流動化コンクリートが充填されたときに、前記止め部材
    を下降させて前記仕上げ面形成部を前記型枠内製品の仕
    上げ面に至らせる駆動源とを備えてなることを特徴とす
    るコンクリート打設装置。
JP5302078A 1993-12-01 1993-12-01 コンクリ―ト打設装置 Expired - Lifetime JP2522637B2 (ja)

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