JP2522548B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2522548B2
JP2522548B2 JP1176854A JP17685489A JP2522548B2 JP 2522548 B2 JP2522548 B2 JP 2522548B2 JP 1176854 A JP1176854 A JP 1176854A JP 17685489 A JP17685489 A JP 17685489A JP 2522548 B2 JP2522548 B2 JP 2522548B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスク装置におけるトラッキングエラ
ー信号検出に回折素子により分割された1次回折光を用
いる光ピックアップ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、光ディスク装置におけるトラッキングエラ
ー信号検出としては、プッシュプル法、3ビーム法など
がよく知られている。
例えば、第9図(a)に示すようなプッシュプル法で
は、プリズムミラー21を通過した光ビームは、対物レン
ズ22によりディスク23に集光されて、ディスク23から反
射された後、対物レンズ22を経てプリズムミラー21に反
射される。プリズムミラー21からの光ビームは、受光素
子24に導かれて、受光素子24の受光部24a・24aに集光さ
れる。受光素子24からは、受光部24a・24bが受光した光
強度に応じた検出信号がそれぞれ出力される。トラッキ
ングずれが生じていない場合、受光部24a・24bからの出
力信号は等しい大きさであるが、トラッキングずれが生
じた場合、受光部24a・24b上における光ビームの集光位
置がずれるため、受光部24a・24bの両検出信号に差が生
じる。これらの検出信号は、減算器25により減算処理が
施され、その差がトラッキングエラー信号として出力さ
れる。
しかしながら、1つの光ビームをトラッキングエラー
信号検出に用いたプッシュプル法では、ディスク23が水
平な状態にある場合は問題ないが、第9図(b)に示す
ように、ディスク23が傾いた場合は、トラッキングずれ
が生じていないにも関わらず、ディスク23からの反射光
ビームが、あたかもトラッキングずれが生じたかのよう
な光路をたどって受光素子24に導かれる。このため、ト
ラッキングエラー信号にオフセットが生じて、正常な再
生が行えなくなるという問題が生じる。従って、この場
合は、上記オフセットを補正する必要があった。また、
対物レンズ22を駆動することにより、トラッキング制御
を行う場合、ディスク半径方向へのシフトによっても上
記と同様な現象が生じており、正しくトラッキングを制
御するには、対物レンズ22を光ピックアップ装置と一体
的に駆動するなどの策を講じる必要があった。このよう
に、プッシュプル法を用いる場合、種々の条件を満たさ
ねばならないという問題点を有していた。
一方、3ビーム法では、2つの光ビームをトラッキン
グエラー信号検出に用いるので、上記のような問題点は
解消されている。このような3ビーム法は、第10図に示
すような凹凸の格子面を有する回折素子26により、入射
光ビームが0次回折光および±1次回折光の3つに分割
された光ビームが利用される。これらの光ビームは、第
11図に示すように、0次回折光がディスク27の目標とす
るトラック28にメインスポットS21として集光される一
方、±1次回折光がメインスポットS21の前後でディス
ク半径方向へわずかにずれた位置にサブスポットS22・S
23として集光されるようになっている。記録信号は、メ
インスポットS21によりトラック28…に形成されたピッ
ト29…が検出されることにより読み取られる一方、トラ
ッキングエラー信号は、サブスポットS22・S23の光強度
の差として検出される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の3ビーム法では、再生を行う場
合、サブスポットS22・S23は、すでにピット29…が形成
されたトラック28上を移動するため、正しくトラッキン
グエラー信号の検出が行われるが、記録を行う場合、ト
ラック28においてメインスポットS21に先行するサブス
ポットS22は、ピット29…が形成されていない領域に集
光される一方、メインスポットS21後方のサブスポットS
23は、すでにピット29…が形成された領域に集光され
る。このため、トラッキングずれが生じていないにも関
わらず、サブスポットS22・S23の光強度に差が生じ、ト
ラッキングエラー信号にオフセットが生じてしまう。従
って、3ビーム法では、記録時にトラッキングエラー信
号の検出を行うことが困難であるという問題点を有して
いた。
また、記録時には、信号が正しく記録されているかど
うかを確認するため、記録された信号を1単位ごとに再
生していた。このため、実際の記録では、記録のみを行
う時間の2倍の時間を要し、記録効率の低下を招来して
いた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る光ピックアップ装置は、記録時において
も安定したトラッキング制御を行うことができ、さらに
は、記録信号のモニタを記録と平行して行うことができ
るようになされたものである。
すなわち、請求項第1項の光ピックアップ装置は、光
源から出射された光をディスク上に導くとともに、ディ
スクからの反射された光を受光素子に導く光学系と、光
源とディスクとの間の光路上に配されて、光源から出射
された光を分割する回折素子とを備えた光ピックアップ
装置において、上記回折素子は、入射光を0次回折光お
よび2つの+1次回折光に分離して、0次回折光がディ
スクのトラック上にメインスポットを形成し、2つの+
1次回折光が同一トラックにおけるメインスポットから
先行した位置にメインスポットのトラックずれを検出す
るための2つのサブスポットを形成するように、円板を
その直径で2分割した領域の各々にブレーズ形状をなす
回折格子がそれぞれ異なる方向およびピッチで形成され
ていることを特徴としている。
また、請求項第2項の光ピックアップ装置は、光源か
ら出射された光をディスク上に導くとともに、ディスク
からの反射された光を受光素子に導く光学系と、光源と
ディスクとの間の光路上に配されて、光源から出射され
た光を分割する回折素子とを備えた光ピックアップ装置
において、上記回折素子は、入射光を0次回折光および
3つの+1次回折光に分離して、0次回折光がディスク
のトラック上にメインスポットを形成し、2つの+1次
回折光が同一トラックにおけるメインスポットから先行
した位置にメインスポットのトラックずれを検出するた
めの第1および第2のサブスポットを形成し、かつ、他
の1つの+1次回折光が同一トラックにおけるメインス
ポットから遅れた位置に第3のサブスポットを形成する
ように、3分割された領域にブレーズ形状をなす回折格
子がそれぞれ異なる方向およびピッチで形成されている
と共に、上記第3のサブスポットを形成するための領域
は、円板状に形成された上記回折素子の同心円内部とし
て、上記第1および第2のサブスポットを形成するため
の領域は、上記同心円の外周部を該同心円の直径で2分
割した領域の各々として形成されることを特徴としてい
る。
〔作用〕
請求項第1項の構成によれば、ディスクのトラック上
には、メインスポットから先行した位置にサブスポット
が形成されるので、メインスポットによりトラック上に
記録を行う場合、2つのサブスポットは、同一トラック
の未記録領域を移動することになる。それゆえ、このと
き検出されたトラッキングエラー信号には、2つのサブ
スポットの光強度の差によってオフセットが生じること
はなく、安定したトラッキング制御を行うことができ
る。
なお、上記の2つのサブスポットをそれぞれ形成する
ための回折格子は、円板を直径で2分割した領域に、互
いに異なる方向およびピッチでそれぞれ形成されてい
る。これにより、1つの回折素子によって2つの+1次
回折光を分離することが可能となる。
なお、ブレーズ形状の回折格子は、−1次回折光をほ
とんど発生させないので、+1次回折光のみを0次回折
光に対し目標の位置にサブスポットとして集光させるこ
とができる。
また、請求項第2項の構成によれば、請求項第1項の
構成に加え、第3のサブスポットが同一トラックのメイ
ンスポットから遅れた位置に形成されるので、メインス
ポットにより記録された領域を、上記第3のサブスポッ
トにより記録後すぐに再生することができる。それゆ
え、記録と記録信号のモニタとを平行して行うことがで
き、記録効率を向上させることができる。
なお、第1ないし第3のサブスポットを形成するため
の回折格子は互いに異なる方向およびピッチで形成され
ており、第3のサブスポットを形成するための回折格子
は円板状の回折素子の同心円内部の領域に、一方、上記
第1および第2のサブスポットを形成するための領域
は、上記同心円の外周部を該同心円の直径で2分割した
領域の各々に、それぞれ形成されている。これにより、
1つの回折素子によって3つの+1次回折光を分離する
ことが可能となる。
〔実施例1〕 本発明の請求項第1項に係る実施例を第1図ないし第
5図に基づいて説明すれば、以下の通りである。
第3図に示すように、光ピックアップ装置は、光源と
なる半導体レーザ1から出射された光ビームが、回折素
子2の格子面により0次回折光および2つの+1次回折
光に分割され、ハーフミラー3に反射されてコリメート
レンズ4へ導かれるようになっている。また、コリメー
トレンズ4によって平行光束となった光ビームが、対物
レンズ5により記録媒体となるディスク6へ集光され、
ディスク6から反射した光ビームが、対物レンズ5、コ
リメートレンズ4およびハーフミラー3を通過し、平凹
レンズ7により受光素子8に集光されるようになってい
る。上記光ピックアップ装置においては、ハーフミラー
3、コリメートレンズ4、対物レンズ5および平凹レン
ズ7が光学系9をなしている。
回折素子2の格子面は、第1図に示すように、2つの
領域2a・2bに分割されており、これら領域2a・2bにより
入射光ビームを0次回折光および2つの+1次回折光に
分離するようになっている。領域2a・2bは、上記のよう
に入射光ビームを分離して、0次回折光がディスク6の
トラック10上にメインスポットS1を形成し、2つの+1
次回折光が同一のトラック10におけるメインスポットS1
から先行した位置に、メインスポットS1のトラックずれ
を検出するための2つのサブスポットS2・S3を形成する
ように、ブレーズ形状をなす回折格子がそれぞれ異なる
方向およびピッチで形成されている。この回折格子は、
第2図に示すように、0次回折光を直進させ、+1次回
折光を所定の方向へ分離するとともに、−1次回折光を
ほとんど分離しないようになされている。また、領域2a
・2bは、メインスポットS1とサブスポットS2との中心間
のトラック方向の距離D2が、従来と同様、15〜25μmと
なるように設計される一方、サブスポットS2・S3の中心
間のトラック方向の距離D1が、受光素子8の形状にもよ
るが、おおよそ5〜10μmとなるように設計されてい
る。
ところで、サブスポットS2・S3の位相差は、回折素子
2の光軸に対する回転調整により得られるものでなく、
領域2a・2bに形成された回折格子のトラックに対する相
対角θ1・θ2によって得られるため、上記中心間のトラ
ック方向の距離D1は、領域2a・2bの設計段階において短
く設定するほど望ましい。なお、回折素子2の光軸に対
する回転調整は、メインスポットS1およびサブスポット
S2・S3を同一のトラック10上に形成するとともに、トラ
ッキングエラー信号のオフセットを調整するために行わ
れる。
受光素子8は、第4図に示すように、6つの受光部8a
〜8fを有している。受光部8a〜8dは、メインスポットS1
からの反射光強度を検出するために、メインスポットS1
に対応する集光スポットS11が、受光部8a〜8dに共通し
て形成され、それぞれが受光したメインスポットS1の反
射光強度に応じた検出信号を出力するようになってい
る。また、受光部8e・8fは、サブスポットS2・S3からの
反射光強度を検出するために、対応する集光スポットS
12・S13が形成され、それぞれが集光スポットS12・S13
の光強度に応じた検出信号を出力するようになってい
る。
上記の構成において、半導体レーザ1から光ビームが
出射されると、回折素子2により分離された0次回折光
および2つの+1次回折光が、ハーフミラー3、コリメ
ートレンズ4および対物レンズ5を介してディスク6に
照射される。0次回折光が目標のトラック10上に集光さ
れメインスポットS1を形成すると、このメインスポット
S1がディスク6の回転に従って上記トラック10上を走査
する。また、2つの+1次回折光がメインスポットS1
ら先行する位置に集光され、回折素子2の領域2aにより
分離された+1次回折光がサブスポットS2を形成し、回
折素子2の領域2bにより分離された+1次回折光がサブ
スポットS3を形成すると、これらサブスポットS2・S3
メインスポットS1と同様トラック10上を走査する。
ディスク6におけるメインスポットS1およびサブスポ
ットS2・S3からの反射光ビームは、光学系9を経て受光
素子8に導かれ、受光部8a〜8f上に集光されて、それぞ
れ集光スポットS11・S12・S13を形成する。受光部8a〜8
dからは、集光スポットS11の各受光部8a〜8dにおける光
強度に応じた検出信号Sa〜Sdに出力され、これら検出信
号Sa〜Sdに外部回路で下記の演算が施されて、再生信号
RFおよびフォーカスエラー信号FESが得られる。
RF=Sa+Sb+Sc+Sd FES=(Sa+Sc)−(Sb+Sd) 一方、受光部8e・8fからは、それぞれ集光スポットS
12・S13の光強度に応じた検出信号Se・Sfが出力され、
これら検出信号Se・Sfに外部回路により下記の演算が施
されて、トラッキングエラー信号TESが得られる。
TES=Se−Sf ところで、信号の記録を行う場合、第5図に示すよう
に、トラック10上には、メインスポットS1により光ビー
ムの照射時間に応じた長さのピット11…が形成される。
このとき、サブスポットS2・S3は、メインスポットS1
先行する位置で、同一トラック10の未記録領域上を走査
して、ピット11…上を走査することはない。従って、記
録時において、トラッキングエラー信号の検出にピット
11…の影響が及ばなくなり、受光部8e・8fがピット11…
からの反射光ビームを検出することにより、トラッキン
グエラー信号に生じるオフセットをなくすことができ
る。なお、メインスポットS1とサブスポットS2・S3との
光強度の比は10:1程度であるため、サブスポットS2・S3
によって記録が行われることはない。
〔実施例2〕 続いて、本発明の請求項第2項に係る実施例を第2
図、第3図、第6図、第7図および第8図に基づいて説
明する。なお、前記第1実施例と同様の機能を有する部
材には、同一の番号を付記してその説明を省略する。
本実施例では、第3図に示すように、半導体レーザ
1、光学系9、回折素子12および受光素子13を備えてい
る。回折素子12は、第6図に示すように、格子面が円形
をなす領域12aおよび領域12aの外周部を2分する領域12
b・12cに分割されており、第2図に示すように、それぞ
れブレーズ形状をなす回折格子が異なる方向およびピッ
チで形成されている。領域12a〜12cは、0次回折光を直
進させ、ディスク6のトラック10上にメインスポットS1
を形成するようになっている。領域12aは、入射光ビー
ムから1つの+1次回折光を分離し、上記トラック10上
におけるメインスポットS1から遅れた位置にサブスポッ
トS4を形成するようになっている。領域12b・12cは、そ
れぞれ入射光ビームから2つの+1次回折光を分離し、
上記トラック10上におけるメインスポットS1から先行す
る位置にサブスポットS2・S3を形成するようになってお
り、メインスポットS1とサブスポットS2・S3との位置関
係は、第1図に示す前記第1実施例と同一である。
受光素子13は、第7図に示すように、7つの受光部13
a〜13gを有している。受光部13a〜13fは、第4図に示す
受光部8a〜8fと同様、メインスポットS1およびサブスポ
ットS2・S3からの反射光ビームにより、集光スポットS
11・S12・S13が形成され、それぞれの光強度に応じた検
出信号を出力するようになっている。また、受光部13g
は、サブスポットS4からの反射光ビームにより集光スポ
ットS14が形成され、その光強度に応じた検出信号を出
力するようになっている。
上記の構成において、信号の記録を行う場合、第8図
に示すように、メインスポットS1によりディスク6の目
標のトラック10上にピット11…が形成されるとともに、
サブスポットS2・S3によりメインスポットS1のトラック
ずれが検出される。一方、サブスポットS4は、上記トラ
ック10におけるメインスポットS1から遅れた位置に形成
されてトラック10上を走査する。このとき、メインスポ
ットS1は、記録のために強度変調されており、サブスポ
ットS4も同様に強度変調されているが、メインスポット
S1とサブスポットS4との間は所定の間隔が保たれている
ので、これらの検出信号に位相差が生じる。それゆえ、
上記の位相差を判断して、サブスポットS4の検出信号か
ら変調信号を除去すれば、再生信号が得られる。
〔発明の効果〕 本発明の請求項第1項に係る光ピックアップ装置は、
以上のように、光源から出射された光をディスク上に導
くとともに、ディスクからの反射された光を受光素子に
導く光学系と、光源とディスクとの間の光路上に配され
て、光源から出射された光を分割する回折素子とを備え
た光ピックアップ装置において、上記回折素子は、入射
光を0次回折光および2つの+1次回折光に分離して、
0次回折光がディスクのトラック上にメインスポットを
形成し、2つの+1次回折光が同一トラックにおけるメ
インスポットから先行した位置にメインスポットのトラ
ックずれを検出するための2つのサブスポットを形成す
るように、円板をその直径で2分割した領域の各々にブ
レーズ形状をなす回折格子がそれぞれ異なる方向および
ピッチで形成されている構成である。
これにより、上記0次回折光の照射によりトラック上
に記録を行う場合、2つのサブスポットがメインスポッ
トと同一トラックの未記録領域を移動することになり、
トラックずれが生じていないにも関わらず両サブスポッ
ト間に光強度差が生じることはなくなる。従って、記録
時においても確実にトラッキングエラー信号を検出する
ことができ、安定したトラッキング制御を行うことがで
きるという効果を奏する。また、1つの回折素子によっ
て2つの+1次回折光を分離することが可能となるとい
う効果を奏する。
また、本発明の請求項第2項に係る光ピックアップ装
置は、光源から出射された光をディスク上に導くととも
に、ディスクからの反射された光を受光素子に導く光学
系と、光源とディスクとの間の光路上に配されて、光源
から出射された光を分割する回折素子とを備えた光ピッ
クアップ装置において、上記回折素子は、入射光を0次
回折光および3つの+1次回折光に分離して、0次回折
光がディスクのトラック上にメインスポットを形成し、
2つの+1次回折光が同一トラックにおけるメインスポ
ットから先行した位置にメインスポットのトラックずれ
を検出するための第1および第2のサブスポットを形成
し、かつ、他の1つの+1次回折光が同一トラックにお
けるメインスポットから遅れた位置に第3のサブスポッ
トを形成するように、3分割された領域にブレーズ形状
をなす回折格子がそれぞれ異なる方向およびピッチで形
成されていると共に、上記第3のサブスポットを形成す
るための領域は、円板状に形成された上記回折素子の同
心円内部として、上記第1および第2のサブスポットを
形成するための領域は、上記同心円の外周部を該同心円
の直径で2分割した領域の各々として形成される構成で
ある。
これにより、請求項第1項の構成に加え、メインスポ
ットから遅れた位置に形成されるサブスポットを用い
て、記録された領域を上記の+1次回折光により記録後
すぐに再生して、記録信号のモニタを記録と並行して行
うことができ、記録効率を向上させることができるとい
う効果を奏する。また、1つの回折素子により、3つの
+1次回折光を分離することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第4図および第5図は本発明の第1実施例を示
すものである。 第1図は領域に形成された回折格子とディスク上のメイ
ンスポットおよびサブスポットの位置とを示す説明図で
ある。 第4図は受光素子の構成を示す説明図である。 第5図は記録時におけるディスク上のメインスポットお
よびサブスポットの位置を示す説明図である。 第6図ないし第8図は本発明の第2実施例を示すもので
ある。 第6図は領域に形成された回折格子とディスク上のメイ
ンスポットおよびサブスポットの位置とを示す説明図で
ある。 第7図は受光素子の構成を示す説明図である。 第8図は記録時におけるディスク上のメインスポットお
よびサブスポットの位置を示す説明図である。 第2図および第3図は第1実施例および第2実施例に共
通するものである。 第2図は回折素子の断面形状と回折素子により分離され
た0次回折光および+1次回折光を示す説明図である。 第3図は光ピックアップ装置の構成を示す説明図であ
る。 第9図ないし第11図は従来例を示すものである。 第9図(a)および(b)はプッシュプル法におけるト
ラッキングエラー信号の検出を説明する説明図である。 第10図は回折素子の断面形状と回折素子により分離され
た0次回折光および±1次回折光とを示す説明図であ
る。 第11図は3ビーム法の記録時におけるディスク上のメイ
ンスポットおよびサブスポットの位置を示す説明図であ
る。 1は半導体レーザ(光源)、2・12は回折素子、2a・2b
・12a〜12cは領域、6はディスク(記録媒体)、8は受
光素子、9は光学系である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 泰造 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−147823(JP,A) 特開 昭63−249941(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源から出射された光をディスク上に導く
    とともに、ディスクからの反射された光を受光素子に導
    く光学系と、光源とディスクとの間の光路上に配され
    て、光源から出射された光を分割する回折素子とを備え
    た光ピックアップ装置において、 上記回折素子は、入射光を0次回折光および2つの+1
    次回折光に分離して、0次回折光がディスクのトラック
    上にメインスポットを形成し、2つの+1次回折光が同
    一トラックにおけるメインスポットから先行した位置に
    メインスポットのトラックずれを検出するための2つの
    サブスポットを形成するように、円板をその直径で2分
    割した領域の各々にブレーズ形状をなす回折格子がそれ
    ぞれ異なる方向およびピッチで形成されていることを特
    徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】光源から出射された光をディスク上に導く
    とともに、ディスクからの反射された光を受光素子に導
    く光学系と、光源とディスクとの間の光路上に配され
    て、光源から出射された光を分割する回折素子とを備え
    た光ピックアップ装置において、 上記回折素子は、入射光を0次回折光および3つの+1
    次回折光に分離して、0次回折光がディスクのトラック
    上にメインスポットを形成し、2つの+1次回折光が同
    一トラックにおけるメインスポットから先行した位置に
    メインスポットのトラックずれを検出するための第1お
    よび第2のサブスポットを形成し、かつ、他の1つの+
    1次回折光が同一トラックにおけるメインスポットから
    遅れた位置に第3のサブスポットを形成するように、3
    分割された領域にブレーズ形状をなす回折格子がそれぞ
    れ異なる方向およびピッチで形成されていると共に、上
    記第3のサブスポットを形成するための領域は、円板状
    に形成された上記回折素子の同心円内部として、上記第
    1および第2のサブスポットを形成するための領域は、
    上記同心円の外周部を該同心円の直径で2分割した領域
    の各々として形成されることを特徴とする光ピックアッ
    プ装置。
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