JP2522273Y2 - バルブボディ構造 - Google Patents

バルブボディ構造

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JP2522273Y2
JP2522273Y2 JP6185691U JP6185691U JP2522273Y2 JP 2522273 Y2 JP2522273 Y2 JP 2522273Y2 JP 6185691 U JP6185691 U JP 6185691U JP 6185691 U JP6185691 U JP 6185691U JP 2522273 Y2 JP2522273 Y2 JP 2522273Y2
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valve body
valve
port
ports
spool
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雅道 加川
泰 大川
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車用自動変
速機の油圧制御装置等に用いられるバルブに関し、特
に、そのバルブの弁体を収納するバルブボディの構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用自動変速機の油圧制御装置は共
通のバルブボディの内部に収納された複数のスプールバ
ルブを備え、各々のスプールバルブのスプール弁体はバ
ルブボディに形成したバルブ孔に摺動自在に支持され
る。前記バルブ孔を囲繞する複数のポートは、バルブボ
ディの鋳造時に鋳抜きにより形成できるように該バルブ
ボディの端面に開口し、他のバルブボディあるいはカバ
ープレートにより閉塞される。
【0003】ところで上記バルブボディのバルブ孔には
複数のポートが軸方向に隣接して形成されるため、隣接
するポート間を仕切る壁の肉厚が薄くなって剛性が低下
し、スプール弁体のこじれや隣接するポート間での油洩
れ等の問題が生じ易くなる。そこで、バルブボディの裏
面(ポートが開口するバルブボディの端面の反対側の
面)にスプール弁体の軸方向に沿う補強リブを突設して
バルブボディの剛性を高めたものが提案されている(実
開昭60−62643号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、バルブ
ボディのバルブ孔周辺で最も剛性が低い部分は隣接する
ポート間を仕切る壁が前記バルブボディの端面に接続す
る部分であるため、上記公報に記載されているようにバ
ルブボディの裏面を補強しても隣接するポート間を仕切
る壁の剛性を充分に高めることは困難であり、しかもバ
ルブボディどうしを重ね合わせる場合には使用すること
ができない。
【0005】本考案は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、簡単な構造でバルブボディのバルブ孔周辺の剛性を
向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案は、バルブボディに該バルブボディの端面に
開口部を有する複数のポートを形成し、それらポートを
貫通するバルブ孔に弁体を収納し、前記複数のポートの
少なくとも1個に、バルブボディの端面の前記開口部を
軸方向に架橋するリブを形成したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
【0008】図1〜図4は本考案の一実施例を示すもの
で、図1はバルブボディの部分平面図(図2の1−1線
断面図)、図2は図1の2−2線断面図、図3は図2の
3−3線断面図、図4は図2に対応する加工工程の説明
図である。
【0009】図1〜図3に示すように、自動車用自動変
速機の油圧制御装置は、内部に複数のスプールバルブが
組み込まれたバルブボディ1と、そのバルブボディ1の
端面11 に接合されて複数のボルト2で固定されるカバ
ープレート3とを備える。バルブボディ1の内部には複
数のスプールバルブが設けられるが、ここではスロット
ル開度に応じた油圧を出力するスロットルバルブが図示
される。
【0010】バルブボディ1の互いに対向する一対の側
面12 ,13 間には段付きのバルブ孔4が穿設され、そ
のバルブ孔4には段付き円柱状のスプール弁体5が摺動
自在に収納される。バルブ孔4の左側には該バルブ孔4
の内部に突出する調節ボルト6が螺入され、その調節ボ
ルト6により前記スプール弁体5との間に装着した戻し
バネ7の弾発力が調整される。一方バルブ孔4の右端に
はブッシュ8が嵌合し、ボルト9で固定した押え板10
で抜け止めが施される。バルブ孔4の右側には前記ブッ
シュ8に軸部111 をガイドされた円柱状の制御ピスト
ン11が摺動自在に支持され、その制御ピストン11と
前記スプール弁体5間には制御バネ12が装着される。
バルブボディ1の側面13 の近傍には、アクセルペダル
に連動して軸13まわりに回転し、前記制御ピストン1
1の軸部111 を押圧する制御カム14が設けられる。
【0011】バルブ孔4の外周に軸方向に離間して形成
される8個のポートP1 〜P8 は、バルブ孔4の外周を
囲繞するとともにバルブボディ1の端面11 に開口し、
その開口部は前記カバープレート3により閉鎖される。
これらポートP1 〜P8 はバルブボディ1をアルミニュ
ームで鋳造する際に鋳抜きにより形成される。スロット
ルバルブはその主要なポートとして、ライン圧よりも低
い一定圧に調圧されたモジュレータ圧が入力するポート
3 、スロットル開度に応じた油圧を出力するポートP
4 、前記ポートP4 の油圧をオリフィスを介してスプー
ル弁体5にフィードバックするポートP2 を備える。ス
プール弁体5の外周には前記ポートP3とポートP4
相互に連通可能なグルーブ51 が削設されるとともに、
ポートP2 からのフィードバック油圧を受ける肩部52
が形成される。更にスロットルバルブは、4速クラッチ
圧の排圧ポートP7 、マニュアルバルブに接続するポー
トP8 、およびタンクに連通するポートP1 ,P5 、P
6 を備える。図1および図2から明らかなように、前記
ポートP4 をその左右に位置するポートP3 ,P5から
仕切る壁14 ,15 は、バルブ孔4とバルブボディ1の
端面1の間において補強用のリブ16 により接続され
る。
【0012】前記補強用のリブ16 は以下のようにして
形成される。図4に示すように、バルブボディ1を鋳造
する際に鋳抜きにより形成されるポートP4 は、その底
部からバルブボディ1の端面11 に向かって延びるリブ
6 ′によって二つの凹部に仕切られる。この状態から
バルブボディ1の一方の側面13 から他方の側面12
向かってバルブ孔4を穿設すると前記リブ16 ′の基部
が切除され、その先端部が図2に示すリブ16 として残
される。上記加工方法により、少ない工数でリブ16
合理的に形成することができる。
【0013】次に、前述の構成を備えた本考案の実施例
の作用を説明する。
【0014】スロットル弁が全閉の時にスプール弁体5
は図3の位置にあり、入力ポートP3 がスプール弁体5
で閉塞されるために出力ポートP4 には油圧が伝達され
ない。この状態からスロットル弁を開放してゆくと、そ
の開度に応じて制御カム14が反時計方向に回転し、制
御ピストン11を左方向に押圧する。制御ピストン11
の変位は制御バネ12を介してスプール弁体5を左方向
に押圧し、入力ポートP3 はスプール弁体5のグルーブ
1 により出力ポートP4 に連通する。その結果、入力
ポートP3 から出力ポートP4 に油圧が伝達されるが、
その油圧はポートP2 を介してスプール弁体5の肩部5
2 に作用し、該スプール弁体5を右方向に押し戻して釣
合い位置に停止させる。而して、出力ポートP4 にスロ
ットル開度、すなわち制御カム14の位置に応じた油圧
を発生させることができる。
【0015】さて、上記スロットルバルブを鋳造により
形成する際、ポートP4 の両側の壁14 ,15 の部分は
湯が廻り難いためにエア溜りが発生し易いが、前記両壁
4,15 をリブ16 (16 ′)により相互に接続した
ことにより湯廻りが良好になり、エア溜りの発生を効果
的に防止することができる。また、予め鋳抜きにより形
成した8個のポートP1 〜P8 を貫通するようにドリル
でバルブ孔4を穿設する際に、ポートP3 の両側の壁1
4 ,15 がドリルの圧力で歪んでスプール弁体5の滑ら
かな摺動が阻害される場合があるが、前記リブ16 (1
6 ′)によって壁14 ,15 の剛性が増加し、歪みの発
生が防止される。このようにポートP4にリブ16 を形
成することにより、バルブボディ1の剛性および精度を
向上させることが可能となる。
【0016】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は前記実施例に限定されるものでなく、実用新案登録
請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種々
の小設計変更を行うことが可能である。
【0017】例えば、実施例では8個のポートP1 〜P
8 のうちの1個のポートP4 のみにリブ16 を形成して
いるが、必要に応じて他の任意のポートにリブを形成す
ることができる。また、本考案は自動変速機用のスプー
ルバルブに限らず、他の任意の用途のスプールバルブ、
あるいはロータリバルブに対しても適用可能である。
【0018】
【考案の効果】以上のように本考案の特徴によれば、バ
ルブボディの端面に開口部を有するポートをリブで補強
したので、前記開口部によって剛性が低下したポートの
壁を補強して歪みの発生を防止することができる。その
結果ポートの加工精度が向上し、弁体のかじりによる作
動不良を確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルブボディの部分平面図(図2の1−1線断
面図)
【図2】図2は図1の2−2線断面図
【図3】図3は図2の3−3線断面図
【図4】図2に対応する加工工程の説明図
【符号の説明】
1・・・・・バルブボディ 11 ・・・・端面 16 ・・・・リブ 4・・・・・バルブ孔 5・・・・・スプール弁体(弁体) P1 〜P8 ・・・ポート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブボディ(1)に該バルブボディ
    (1)の端面(11 )に開口部を有する複数のポート
    (P1 〜P8 )を形成し、それらポート(P1 〜P8
    を貫通するバルブ孔(4)に弁体(5)を収納し、前記
    複数のポート(P 1 〜P8 )の少なくとも1個に、バル
    ブボディ(1)の端面(11 )の前記開口部を軸方向に
    架橋するリブ(16 )を形成したことを特徴とする、バ
    ルブボディ構造。
JP6185691U 1991-08-06 1991-08-06 バルブボディ構造 Expired - Lifetime JP2522273Y2 (ja)

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JPH0514752U JPH0514752U (ja) 1993-02-26
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003040599A1 (fr) * 2001-11-09 2003-05-15 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Soupape hydraulique
KR20190087296A (ko) 2016-09-30 2019-07-24 퍼블릭 조인트 스톡 컴퍼니 “머신-빌딩 플랜트 “지오-포돌스크” 증기 과열기

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CN100390448C (zh) * 2001-11-09 2008-05-28 本田技研工业株式会社 液压阀
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