JP2522092Y2 - 草刈機 - Google Patents

草刈機

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JP2522092Y2
JP2522092Y2 JP1991005143U JP514391U JP2522092Y2 JP 2522092 Y2 JP2522092 Y2 JP 2522092Y2 JP 1991005143 U JP1991005143 U JP 1991005143U JP 514391 U JP514391 U JP 514391U JP 2522092 Y2 JP2522092 Y2 JP 2522092Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cutting blade
lock pin
blade shaft
case
rotating body
Prior art date
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JP1991005143U
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English (en)
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JPH0497523U (ja
Inventor
健史 山越
満男 大野
匡弘 佐藤
Original Assignee
石川島芝浦機械株式会社
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Application filed by 石川島芝浦機械株式会社 filed Critical 石川島芝浦機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、刈刃を刈刃軸から着脱
する際において、刈刃軸の回転をロックするロック機構
を備えた草刈機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなロック機構を備えた草
刈機の構造としては、図8乃至図10に示すものが一般
的である。まず、上端側に電源(図示せず)が取付けら
れるとともに操作用のハンドル(図示せず)が取付けら
れたパイプ1の下端側にはケース2,3が取付けられて
いる。なお、これらのケース2,3は二つ割りに分割形
成されたもので、ボルト(図示せず)に連結固定されて
いる。前記ケース2,3内には、位置決め用突部4,
5,6により固定された電動モータ7,8が収納されて
おり、さらに、前記ケース2,3内には、前記電動モー
タ7,8のモータ軸9に圧入固定されたピニオンギヤ1
0と、刈刃軸11に圧入固定されるとともに前記ピニオ
ンギヤ10と噛み合ったドライブギヤ12とが収納され
ている。前記刈刃軸11は、前記ケース2,3内に収納
された軸受13,14により回転自在に保持されてお
り、刈刃軸11の下端部はケース2,3外へ延出されて
いる。前記ケース2,3外へ延出した前記刈刃軸11の
下端部には刈刃ホルダ15が圧入固定され、この刈刃ホ
ルダ15とナット16とにより円板状の刈刃17が締付
固定されている。
【0003】つぎに、前記刈刃ホルダ15の外周部には
四個の係合凹部18が形成されており、さらに、前記ケ
ース2の下部には前記係合凹部18に対向する位置にロ
ックピン穴19が形成され、このロックピン穴19に着
脱自在に挿入されるとともに先端部が前記係合凹部18
に係合されるロックピン20が設けられている。
【0004】なお、前記電動モータ7,8と前記電源と
は、前記パイプ1内に配線された電線(図示せず)によ
り電源スイッチ(図示せず)を介して接続されている。
【0005】このような構成において、電源スイッチを
“オン”させることにより電動モータ7,8のモータ軸
9が回転し、モータ軸9の回転はピニオンギヤ10とド
ライブギヤ12とにより減速されて刈刃軸11へ伝達さ
れ、刈刃17が刈刃軸11と一体的に回転することによ
り草刈作業が行われる。
【0006】つぎに、刈刃17を交換する場合は、ロッ
クピン20をロックピン穴19から挿入するとともにロ
ックピン20の先端部を係合凹部18に係合させ、刈刃
軸11をロックする。そして、刈刃軸11をロックした
後にナット16を取外し、刈刃17を交換する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ロックピン20は草刈
機から分離した状態で保管されているものであり、紛失
しやすい。
【0008】また、ロックピン穴19は草刈作業時にお
いてほこりが発生する場所に形成されているため、発生
したほこりによりこのロックピン穴19が詰まってしま
う場合がある。
【0009】さらに、刈刃17の交換中に誤って電源ス
イッチを“オン”にすると、極めて危険である。
【0010】
【課題を解決するための手段】刈刃が固定された刈刃軸
を回転自在に保持する軸受を収納保持するケースを設
け、前記刈刃軸と一体的に回転する回転体を設け、前記
回転体に係合部を形成するとともにこの係合部に係脱自
在に係合されるロックピンを前記ケース内に抜け止めし
つつ摺動自在に設け、前記ロックピンを前記係合部から
離脱した位置に維持する保持部を前記ケースに設けた。
【0011】また、電動モータを動力源とする草刈機に
おいて、刈刃が固定された刈刃軸と一体的に回転する回
転体を設け、前記回転体に係合部を形成するとともにこ
の係合部に係脱自在に係合されるロックピンを設け、前
記係合部に係合する位置へ摺動させた前記ロックピンに
より前記電動モータへの通電状態を遮断されるスイッチ
を設けた。
【0012】
【作用】ケース内に抜け止めしつつ設けられたロックピ
ンを回転体の係合部に係合させることにより刈刃軸がロ
ックされ、刈刃軸に固定した刈刃の交換時において刈刃
軸が回転することが防止され、刈刃の交換を容易に行え
る。
【0013】また、ロックピンを回転体の係合部に係合
させて刈刃軸をロックした際において、このロックピン
によりスイッチが作動されて電動モータへの通電状態が
遮断される。
【0014】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1乃至図
4に基づいて説明する。なお、図8乃至図10において
説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略
する。パイプ1の下端側には二つ割りに分割形成される
とともにボルト(図示せず)により連結固定されたケー
ス21,22が取付けられており、これらのケース2
1,22内には、二個の電動モータ7,8と、モータ軸
9に圧入固定されたピニオンギヤ10と、刈刃軸11に
圧入固定されるとともにピニオンギヤ10と噛み合った
ドライブギヤ12と、刈刃軸11を回転自在に保持する
軸受13,14とが収納されている。また、前記ケース
21,22外へ延出した前記刈刃軸11の下端部にはこ
の刈刃軸11と一体的に回転する回転体である刈刃ホル
ダ15が圧入固定され、この刈刃ホルダ15とナット1
6とにより円板状の刈刃17が締付固定されている。な
お、前記刈刃ホルダ15の外周部には、係合部である四
個の係合凹部18が形成されている。
【0015】つぎに、前記ケース21には、上下方向の
軸心を有するロックピン23が上下方向摺動自在に設け
られており、ロックピン23の下端部は前記係合凹部1
8に対向されている。また、前記ロックピン23の外周
部には、スプリングシート24とクリップ25とを介し
てこのロックピン23を前記係合凹部18へ係合する下
方向きに付勢するスプリング26が取付けられている。
なお、前記ロックピン23の上端側は前記ケース21外
へ延出されており、さらに、ロックピン23の上端部に
は屈曲部27が形成され、前記ケース21にはこの屈曲
部27を係合保持するための保持部として作用する溝2
8が形成されている。
【0016】また、前記刈刃ホルダ15と前記ナット1
6とにより、前記刈刃17とともにダストスリンガー2
9が締付固定されており、このダストスリンガー29は
草刈作業時に発生したほこりが前記刈刃ホルダ15の周
囲に入り込むことを防止する位置に配設されている。
【0017】このような構成において、図1はロックピ
ン23による刈刃軸11のロックを行っていない通常状
態を示すものであり、ロックピン23の屈曲部27を溝
28に係合させることによってロックピン23の下方へ
の摺動が阻止されている。この状態で電源スイッチ(図
示せず)を“オン”にすると、電動モータ7,8のモー
タ軸9が回転し、この回転がピニオンギヤ10とドライ
ブギヤ12とを介して刈刃軸11へ伝達され、刈刃17
が刈刃軸11と一体的に回転することにより草刈作業が
行われる。
【0018】つぎに、刈刃17を交換する場合は、屈曲
部27を溝28から外すとともにロックピン23を回動
させる。すると、図3において示すようにロックピン2
3はスプリング26の付勢力により下方へ摺動し、ロッ
クピン23の下端部が係合凹部18に係合され、刈刃軸
11がロックされる。従って、刈刃軸11がロックされ
ることによってナット16の取外し及び締付けを容易に
行うことができ、刈刃17の交換を簡単に行える。
【0019】ここで、ロックピン23はケース21に常
時取付けられており、紛失するということがない。ま
た、ロックピン23はケース21内に収納されているた
め、ロックピン23が摺動する穴部へほこりが詰まると
いうことが防止される。
【0020】ついで、請求項2記載の発明の一実施例を
図5乃至図7に基づいて説明する。なお、図1乃至図4
において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説
明も省略する。ケース21の内側にはスイッチであるノ
ルマンクローズタイプのマイクロスイッチ30が取付け
られており、このマイクロスイッチ30は、電源スイッ
チ31に対して直列に接続されるとともにパイプ1の上
端側に取付けられた電源32と電動モータ7,8との間
に接続されている。前記マイクロスイッチ30には接点
33が設けられており、前記ロックピン23には、ロッ
クピン23の下端部を前記係合凹部18へ係合させた際
に前記接点33を押圧してこのマイクロスイッチ30を
通電遮断状態とする大型のスプリングシート34が取付
けられている。
【0021】このような構成において、刈刃17を交換
するために図6に示すようにロックピン23を下方へ摺
動させてその下端部を係合凹部18へ係合させた際にお
いて、スプリングシート34により接点33が押圧さ
れ、マイクロスイッチ30が通電遮断状態となる。この
ため、刈刃17の交換時に誤って電源スイッチ31を
“オン”にしても電動モータ7,8は駆動されず、刈刃
ホルダ15やロックピン23等の破損事故の発生が防止
されるとともに作業者の安全性が確保される。
【0022】また、図1乃至図4において説明した実施
例と同様に、ロックピン23がケース21に常時取付け
られているために紛失するということがなく、さらに、
ロックピン23はケース21内に収納されているために
ロックピン23が摺動する穴部へほこりが詰まるという
ことが防止される。
【0023】
【考案の効果】本考案は、上述のように刈刃軸と一体的
に回転する回転体に形成した係合部に係脱自在に係合す
るロックピンを設け、このロックピンを刈刃軸を回転自
在に保持する軸受を収納したケース内に抜け止めしつつ
摺動自在に設け、前記ロックピンを前記係合部から離脱
した位置に維持する保持部を前記ケースに設けたことに
より、ロックピンが不要な場合にもケースの保持部で保
持してケース内に位置させておくことにより、そのロッ
クピンの紛失を防止することができ、かつ、ロックピン
による刈刃軸のロックを必要なときに直ちに行うことが
でき、さらに、ロックピンが摺動する穴部がケース内に
位置するために草刈作業時に発生するほこりがその穴部
に詰まってロックピンをロック位置へ摺動させることが
不能になるということを防止することができ、また、係
合部に係合する位置へ摺動させたロックピンにより電動
モータへの通電状態を遮断されるスイッチを設けたこと
により、ロックピンにより刈刃軸をロックしている際に
誤って電動モータへ通電されるということを防止するこ
とができ、草刈機自体の保護及び作業者の安全性を図る
ことができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示す縦断正面
図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】ロックピンにより刈刃軸をロックした状態を示
す縦断正面図である。
【図4】図3におけるB−B線断面図である。
【図5】請求項2記載の発明の一実施例を示す縦断正面
図である。
【図6】ロックピンにより刈刃軸をロックした状態を示
す縦断正面図である。
【図7】回路図である。
【図8】従来例を示す縦断側面図である。
【図9】図8におけるC−C線断面図である。
【図10】図9におけるD−D線断面図である。
【符号の説明】
7,8 電動モータ 11 刈刃軸 13,14 軸受 15 回転体 18 係合部 21,22 ケース 23 ロックピン 30 スイッチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈刃が固定された刈刃軸を回転自在に保
    持する軸受を収納保持するケースを設け、前記刈刃軸と
    一体的に回転する回転体を設け、前記回転体に係合部を
    形成するとともにこの係合部に係脱自在に係合されるロ
    ックピンを前記ケース内に抜け止めしつつ摺動自在に設
    、前記ロックピンを前記係合部から離脱した位置に維
    持する保持部を前記ケースに設けたことを特徴とする草
    刈機。
  2. 【請求項2】 電動モータを動力源とする草刈機におい
    て、刈刃が固定された刈刃軸と一体的に回転する回転体
    を設け、前記回転体に係合部を形成するとともにこの係
    合部に係脱自在に係合されるロックピンを設け、前記係
    合部に係合する位置へ摺動させた前記ロックピンにより
    前記電動モータへの通電状態を遮断されるスイッチを設
    けたことを特徴とする請求項1記載の草刈機。
JP1991005143U 1991-01-18 1991-01-18 草刈機 Expired - Lifetime JP2522092Y2 (ja)

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JP1991005143U JP2522092Y2 (ja) 1991-01-18 1991-01-18 草刈機

Applications Claiming Priority (1)

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JP1991005143U JP2522092Y2 (ja) 1991-01-18 1991-01-18 草刈機

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Publication Number Publication Date
JPH0497523U JPH0497523U (ja) 1992-08-24
JP2522092Y2 true JP2522092Y2 (ja) 1997-01-08

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ID=31735463

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JP1991005143U Expired - Lifetime JP2522092Y2 (ja) 1991-01-18 1991-01-18 草刈機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6149106A (ja) * 1984-08-15 1986-03-11 Hitachi Ltd 原子炉のタ−ビン制御装置

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JPH0497523U (ja) 1992-08-24

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Effective date: 19960820