JP2521614B2 - バンド調節具 - Google Patents
バンド調節具Info
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- JP2521614B2 JP2521614B2 JP4179854A JP17985492A JP2521614B2 JP 2521614 B2 JP2521614 B2 JP 2521614B2 JP 4179854 A JP4179854 A JP 4179854A JP 17985492 A JP17985492 A JP 17985492A JP 2521614 B2 JP2521614 B2 JP 2521614B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンド調節具に関する
ものであり、詳しくは、カメラ、ビデオ、バッグあるい
はその他の物品を吊り下げようとする場合に広く用いる
バンド調節具に関するものである。
ものであり、詳しくは、カメラ、ビデオ、バッグあるい
はその他の物品を吊り下げようとする場合に広く用いる
バンド調節具に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】カメラ、
ビデオ等の各種機器類あるいはバッグ等の物品を、例え
ば肩から吊り下げて用いる場合には、長さを適宜調節す
る必要があるためにバンド調節具が用いられている。
ビデオ等の各種機器類あるいはバッグ等の物品を、例え
ば肩から吊り下げて用いる場合には、長さを適宜調節す
る必要があるためにバンド調節具が用いられている。
【0003】このようなバンド調節具としては、図6、
図7に示すようなものがある(実開昭63−61924
号参照)。
図7に示すようなものがある(実開昭63−61924
号参照)。
【0004】すなわち、方形枠状の調整具本体2に、前
後に間隔をおいて前部横杆4と後部横杆6および中間部
の横杆5が一体的に設けられている。また、前記中間部
の横杆5には、裏側に突出するように、バンド至着を抜
止め状に係着するための係止杆8が突設されている。
後に間隔をおいて前部横杆4と後部横杆6および中間部
の横杆5が一体的に設けられている。また、前記中間部
の横杆5には、裏側に突出するように、バンド至着を抜
止め状に係着するための係止杆8が突設されている。
【0005】調整具本体2の裏側には、一端の枢支部9
cを支点に開閉可能な開閉蓋9が設けられている。前記
開閉蓋9は係止杆8を左右から挟むように縦割部12を
有し、その遊端部の側面には本体への嵌合用突起が設け
られている。
cを支点に開閉可能な開閉蓋9が設けられている。前記
開閉蓋9は係止杆8を左右から挟むように縦割部12を
有し、その遊端部の側面には本体への嵌合用突起が設け
られている。
【0006】そして、バンド1を調整具本体2の一端側
から挿通するとともに折り返し、予め係止孔1dがあけ
られてなるバンド先端部1aを再挿入させて、前記係止
孔1dに係止杆8を係止させて、バンド1を調整具本体
2に係着させるものである。しかしながら、上記構成の
バンド調整具A´にあっては、バンド1の自由端部であ
るバンド先端部1aを、調整具本体2と開閉蓋9との間
に再挿入させる場合に、バンド1の先端が、中間部の横
杆5から突出する係止杆8に当たってしまい、スムーズ
な挿入ができなかった。
から挿通するとともに折り返し、予め係止孔1dがあけ
られてなるバンド先端部1aを再挿入させて、前記係止
孔1dに係止杆8を係止させて、バンド1を調整具本体
2に係着させるものである。しかしながら、上記構成の
バンド調整具A´にあっては、バンド1の自由端部であ
るバンド先端部1aを、調整具本体2と開閉蓋9との間
に再挿入させる場合に、バンド1の先端が、中間部の横
杆5から突出する係止杆8に当たってしまい、スムーズ
な挿入ができなかった。
【0007】また、仮にバンド先端1aが前記係止杆8
を乗り越えたとしても、バンド先端1aを調整具本体2
に沈み込ませること、言い換えればバンド先端1aの係
止孔1dに係止杆8を嵌め込ませることが困難であっ
た。
を乗り越えたとしても、バンド先端1aを調整具本体2
に沈み込ませること、言い換えればバンド先端1aの係
止孔1dに係止杆8を嵌め込ませることが困難であっ
た。
【0008】したがって、ユーザーが調整具本体2をバ
ンド1に取り付けるときは、まずバンド先端1aが係止
杆8を乗り越えるようにバンド先端1aを少し持ち上げ
て、さらに、バンド先端1aが係止杆8を通過した後
に、バンド先端1aを調整具本体2に指で押し込んで、
前記係止孔1dに係止杆8を嵌め込むようにしなければ
ならなかった。
ンド1に取り付けるときは、まずバンド先端1aが係止
杆8を乗り越えるようにバンド先端1aを少し持ち上げ
て、さらに、バンド先端1aが係止杆8を通過した後
に、バンド先端1aを調整具本体2に指で押し込んで、
前記係止孔1dに係止杆8を嵌め込むようにしなければ
ならなかった。
【0009】また、バンド先端1aを本体内に挿入する
際には、開閉蓋9は、通常調整具本体2に対してほぼ直
立した状態に維持されるので、係止孔1dに係止杆8を
嵌め込んだあと、改めて開閉蓋9を調整具本体2に対し
て被嵌させる動作が必要であった。
際には、開閉蓋9は、通常調整具本体2に対してほぼ直
立した状態に維持されるので、係止孔1dに係止杆8を
嵌め込んだあと、改めて開閉蓋9を調整具本体2に対し
て被嵌させる動作が必要であった。
【0010】さらに、係止孔1dから係止杆8を抜き取
るには、バンド1における前記係止孔1d近傍を手でつ
まみ、それから係止杆8にそって上に持ち上げるという
操作が必要であった。
るには、バンド1における前記係止孔1d近傍を手でつ
まみ、それから係止杆8にそって上に持ち上げるという
操作が必要であった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、上記の種々の問
題を解決するために、次のような手段を講じた。
題を解決するために、次のような手段を講じた。
【0012】本発明のバンド調節具は、前後部にそれぞ
れ開口部を備えた方形枠状の調節具本体と、前記調節具
本体に対して被嵌自在に取付けられてなる開閉蓋とから
なり、一方の開口部から、予め先端に係止孔が設けられ
てなるバンドを挿通したのち折り返し、折返し部を他方
の開口部から再挿入するとともに、前記係止孔に係止突
部を差し込んで前記バンドを係止してなるバンド調節具
において、前記係止突部が前記開閉蓋に設けられてなる
ものである。
れ開口部を備えた方形枠状の調節具本体と、前記調節具
本体に対して被嵌自在に取付けられてなる開閉蓋とから
なり、一方の開口部から、予め先端に係止孔が設けられ
てなるバンドを挿通したのち折り返し、折返し部を他方
の開口部から再挿入するとともに、前記係止孔に係止突
部を差し込んで前記バンドを係止してなるバンド調節具
において、前記係止突部が前記開閉蓋に設けられてなる
ものである。
【0013】請求項2のように、前記開閉蓋の基部より
バンド先端検知部が延設されてなることが好適である。
バンド先端検知部が延設されてなることが好適である。
【0014】また、請求項3のように、前記開閉蓋を調
節具本体に被嵌させた際、前記係止突部の先端部が嵌ま
る凹部を調節具本体に設けることが好ましい。
節具本体に被嵌させた際、前記係止突部の先端部が嵌ま
る凹部を調節具本体に設けることが好ましい。
【0015】
【作用】本発明のバンド調節具において、係止突部が開
閉蓋側に設けられているので、本体内面がフラットとな
り、バンドの先端の挿入をスムーズに行える。詳しく言
えば、バンド先端が進入する際、バンド先端の進入を妨
害するような突部が調節具本体にないので、前記バンド
先端がこれに引掛かることなく、円滑に挿入させること
ができる。
閉蓋側に設けられているので、本体内面がフラットとな
り、バンドの先端の挿入をスムーズに行える。詳しく言
えば、バンド先端が進入する際、バンド先端の進入を妨
害するような突部が調節具本体にないので、前記バンド
先端がこれに引掛かることなく、円滑に挿入させること
ができる。
【0016】係止突部は、前述したように開閉蓋に設け
られており、バンド先端の挿入時には該開閉蓋は開放し
ているので、バンドの進行の邪魔にはならない。
られており、バンド先端の挿入時には該開閉蓋は開放し
ているので、バンドの進行の邪魔にはならない。
【0017】そして、開閉蓋の被嵌状態における係止突
部に相当する位置に係止孔が来るようにバンド先端を進
入させ、のち開閉蓋を被嵌させると、自ずと係止孔に係
止突部が嵌め込まれることになる。
部に相当する位置に係止孔が来るようにバンド先端を進
入させ、のち開閉蓋を被嵌させると、自ずと係止孔に係
止突部が嵌め込まれることになる。
【0018】すなわち、従来のバンド調整具のように、
バンド先端が突部を通過する際にバンド先端を持ち上げ
る必要がなく、また、突部を通過した後にバンド先端を
調整具本体に嵌め込むという作業も必要としない。
バンド先端が突部を通過する際にバンド先端を持ち上げ
る必要がなく、また、突部を通過した後にバンド先端を
調整具本体に嵌め込むという作業も必要としない。
【0019】また、前記係止突部を開閉蓋側に設けたこ
とにより、バンド調節具とバンドとの取り外しが容易に
なるという効果も奏する。すなわち、開閉蓋を開放させ
ると、これに伴って係止突部も一緒に持ち上げられるこ
とになるので、前記係止突部をバンドから抜き取るに
は、開閉蓋を開放させるだけでよい。
とにより、バンド調節具とバンドとの取り外しが容易に
なるという効果も奏する。すなわち、開閉蓋を開放させ
ると、これに伴って係止突部も一緒に持ち上げられるこ
とになるので、前記係止突部をバンドから抜き取るに
は、開閉蓋を開放させるだけでよい。
【0020】請求項2のバンド調節具のように、前記開
閉蓋の基部よりバンド先端検知部が延設されていれば、
前記バンド先端検知部が再挿入されたバンドの先端部を
検知するとともに、前記バンド先端検知部はバンドの先
端部により押圧されることになる。そして、バンド先端
部からの力はバンド先端検知部を介して開閉蓋に伝達さ
れ、これに伴って開閉蓋は基部を中心にして自動的に閉
着する。この時、前記バンド先端検知部から係止突部ま
での寸法と、バンド先端から係止孔までの寸法とを合致
させておけば、係止突部が係止孔に自動的に嵌め込まれ
ることになる。また、前記バンド先端検知部を設けるこ
とにより、これがストッパーとして働き、バンド先端部
が前記基部より外方に進行してしまうという心配はなく
なる。
閉蓋の基部よりバンド先端検知部が延設されていれば、
前記バンド先端検知部が再挿入されたバンドの先端部を
検知するとともに、前記バンド先端検知部はバンドの先
端部により押圧されることになる。そして、バンド先端
部からの力はバンド先端検知部を介して開閉蓋に伝達さ
れ、これに伴って開閉蓋は基部を中心にして自動的に閉
着する。この時、前記バンド先端検知部から係止突部ま
での寸法と、バンド先端から係止孔までの寸法とを合致
させておけば、係止突部が係止孔に自動的に嵌め込まれ
ることになる。また、前記バンド先端検知部を設けるこ
とにより、これがストッパーとして働き、バンド先端部
が前記基部より外方に進行してしまうという心配はなく
なる。
【0021】請求項3の調節具のように調節具本体に凹
部を設ければ、バンドを係止した係止突部を、その取付
け側、すなわち開閉蓋側と、調節具本体側の両側から支
持することができ、すなわち両持ち構造をとれ、強度の
点で信頼性が増す。
部を設ければ、バンドを係止した係止突部を、その取付
け側、すなわち開閉蓋側と、調節具本体側の両側から支
持することができ、すなわち両持ち構造をとれ、強度の
点で信頼性が増す。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0023】図1〜図3はバンド調節具Aを示すもので
ある。このバンド調節具Aは、方形枠状をなし、バンド
Bが収まる収納空間21を有してなる調節具本体20
と、前記収納空間21を覆うように調節具本体20に対
して被嵌自在に取付けられてなる開閉蓋22とからなっ
ている。
ある。このバンド調節具Aは、方形枠状をなし、バンド
Bが収まる収納空間21を有してなる調節具本体20
と、前記収納空間21を覆うように調節具本体20に対
して被嵌自在に取付けられてなる開閉蓋22とからなっ
ている。
【0024】前記調節具本体20は、平行する左右両側
枠24、24に、バンドBを側面蛇行状に挿通支持する
ための第1支持杆26、第2支持杆28および第3支持
杆30を一体的に連結させてなるものである。また、前
記調節具本体20の前後には、それぞれバンドBを挿入
するための開口部32、32が形成している。
枠24、24に、バンドBを側面蛇行状に挿通支持する
ための第1支持杆26、第2支持杆28および第3支持
杆30を一体的に連結させてなるものである。また、前
記調節具本体20の前後には、それぞれバンドBを挿入
するための開口部32、32が形成している。
【0025】前記左右両側枠24、24における第1支
持杆26の上方には、開閉蓋22を取り付けるための枢
支孔34が、また第3支持杆30の上方には、取り付け
た開閉蓋22に閉蓋状態を維持させるための嵌入孔36
がそれぞれ設けられている。符号40は、対向配置して
なる一組のガイド用突部であり、前記左右両側枠24、
24における内面から内方に向かって延びている。
持杆26の上方には、開閉蓋22を取り付けるための枢
支孔34が、また第3支持杆30の上方には、取り付け
た開閉蓋22に閉蓋状態を維持させるための嵌入孔36
がそれぞれ設けられている。符号40は、対向配置して
なる一組のガイド用突部であり、前記左右両側枠24、
24における内面から内方に向かって延びている。
【0026】前記開閉蓋22は、平面Y字状の縦割部4
2を略中央部に有するとともに、外方に延びる係止突部
44を有している。前記縦割部42を有していることに
より、前記開閉蓋22は左右方向において弾力性が付与
されている。
2を略中央部に有するとともに、外方に延びる係止突部
44を有している。前記縦割部42を有していることに
より、前記開閉蓋22は左右方向において弾力性が付与
されている。
【0027】また、開閉蓋22の前部において、前記枢
支孔34に遊挿させる枢支軸46が設けられており、後
部において、前記嵌入孔36に遊挿させる嵌入軸50が
設けられている。さらに前記開閉蓋22は、バンド先端
検知部である延出部52が、該開閉蓋22の基部である
枢支軸46から嵌入軸50とは反対側に延出されてい
る。
支孔34に遊挿させる枢支軸46が設けられており、後
部において、前記嵌入孔36に遊挿させる嵌入軸50が
設けられている。さらに前記開閉蓋22は、バンド先端
検知部である延出部52が、該開閉蓋22の基部である
枢支軸46から嵌入軸50とは反対側に延出されてい
る。
【0028】なお、前記調節具本体20の第2支持杆2
8には凹部54が設けられており、前記開閉蓋22を調
節具本体20に被嵌させた際、該開閉蓋22に設けた係
止突部44の先端部44aが、前記凹部54に収まるよ
うになっている。
8には凹部54が設けられており、前記開閉蓋22を調
節具本体20に被嵌させた際、該開閉蓋22に設けた係
止突部44の先端部44aが、前記凹部54に収まるよ
うになっている。
【0029】上記構成の調節具本体20と開閉蓋22と
を組み立てるには、枢支軸46を枢支孔34に押し込ん
で開閉蓋22を調節具本体20に枢支させればよい。
を組み立てるには、枢支軸46を枢支孔34に押し込ん
で開閉蓋22を調節具本体20に枢支させればよい。
【0030】調節具本体20と開閉蓋22とを一体的に
組み立てたバンド調節具Aに対するバンドBの挿入は、
下記の通り行う(図3参照)。すなわち、調節具本体2
0の前部における開口部32からバンド先端B1を差し
込み、第1支持杆26の内側を通したのち、第2支持杆
28の外側にまでもっていく。第2支持杆28の外側を
通ったバンド先端B1は再びバンド調節具Aの内側に入
り、そのまま後部の開口部32から出ていく。このよう
に、バンドBは、第1支持杆26、第2支持杆28およ
び第3支持杆30によって蛇行状に挿通支持されること
になる。
組み立てたバンド調節具Aに対するバンドBの挿入は、
下記の通り行う(図3参照)。すなわち、調節具本体2
0の前部における開口部32からバンド先端B1を差し
込み、第1支持杆26の内側を通したのち、第2支持杆
28の外側にまでもっていく。第2支持杆28の外側を
通ったバンド先端B1は再びバンド調節具Aの内側に入
り、そのまま後部の開口部32から出ていく。このよう
に、バンドBは、第1支持杆26、第2支持杆28およ
び第3支持杆30によって蛇行状に挿通支持されること
になる。
【0031】その後、バンドBを長さ調節して折り返
し、折返し部bの先端B1を前記開口部32に再挿入さ
せる。再挿入させたバンドBの折返し部bは、第3支持
杆30、第2支持杆28および第1支持杆26の内側を
順に通り、開閉蓋22における延出部52にまで達す
る。この時、調節具本体20の左右両側枠24、24に
設けたガイド用突部40によって、再挿入させたバンド
先端B1を浮き上がらせることなく、前記延出部52ま
での誘導が容易に行える。
し、折返し部bの先端B1を前記開口部32に再挿入さ
せる。再挿入させたバンドBの折返し部bは、第3支持
杆30、第2支持杆28および第1支持杆26の内側を
順に通り、開閉蓋22における延出部52にまで達す
る。この時、調節具本体20の左右両側枠24、24に
設けたガイド用突部40によって、再挿入させたバンド
先端B1を浮き上がらせることなく、前記延出部52ま
での誘導が容易に行える。
【0032】なお、本実施例では、ガイド用突部40を
左右1組設けたが、2組であっても3組であっても構わ
ない。また、前記ガイド用突部40に代えて、図5に示
すように、左右両側枠24、24に架設するようなガイ
ド用板体40´を設けても構わない。ガイド用板体40
´とすることにより、バンド調節具における機械的強度
が向上するので好ましい。
左右1組設けたが、2組であっても3組であっても構わ
ない。また、前記ガイド用突部40に代えて、図5に示
すように、左右両側枠24、24に架設するようなガイ
ド用板体40´を設けても構わない。ガイド用板体40
´とすることにより、バンド調節具における機械的強度
が向上するので好ましい。
【0033】バンド先端B1が前記ガイド用突部40に
まで達したら、そのままさらに前記バンド先端B1を延
出部52に向けて押し込む。バンド先端B1を延出部5
2にまで進行させると、該延出部52は前記バンド先端
B1を検知するとともに、前記延出部52はバンド先端
B1により押圧されることになる。これにより、バンド
先端B1からの力は開閉蓋22に伝達され、これに伴っ
て開閉蓋22は基部である枢支軸46を中心にして自動
的に閉着する。この時、バンド最先端から該バンド先端
部に予め設けた係止孔B2までの寸法を、開閉蓋22に
おける延出部52から係止突部44までの寸法と略合致
させておけば、前記係止突部44が係止孔B2に自動的
に嵌挿されることになり(図4参照)、自動的に嵌入軸
50を嵌入孔36に嵌入させることができる。これによ
り、開閉蓋22は閉蓋状態を維持し得、使用中に開閉蓋
22が開いてしまうような心配はない。閉蓋状態を維持
させるには、上記したような方法のみならず、例えば磁
石を利用する方法、面ファスナーを利用する方法により
行っても構わない。また延出部52により、バンド先端
B1はそれ以上の進入が規制されることになる。すなわ
ち、前記延出部52がバンドBのストッパーとしても作
用する。
まで達したら、そのままさらに前記バンド先端B1を延
出部52に向けて押し込む。バンド先端B1を延出部5
2にまで進行させると、該延出部52は前記バンド先端
B1を検知するとともに、前記延出部52はバンド先端
B1により押圧されることになる。これにより、バンド
先端B1からの力は開閉蓋22に伝達され、これに伴っ
て開閉蓋22は基部である枢支軸46を中心にして自動
的に閉着する。この時、バンド最先端から該バンド先端
部に予め設けた係止孔B2までの寸法を、開閉蓋22に
おける延出部52から係止突部44までの寸法と略合致
させておけば、前記係止突部44が係止孔B2に自動的
に嵌挿されることになり(図4参照)、自動的に嵌入軸
50を嵌入孔36に嵌入させることができる。これによ
り、開閉蓋22は閉蓋状態を維持し得、使用中に開閉蓋
22が開いてしまうような心配はない。閉蓋状態を維持
させるには、上記したような方法のみならず、例えば磁
石を利用する方法、面ファスナーを利用する方法により
行っても構わない。また延出部52により、バンド先端
B1はそれ以上の進入が規制されることになる。すなわ
ち、前記延出部52がバンドBのストッパーとしても作
用する。
【0034】なお、前記押圧部56は前記係止突部44
と同方向に延びるものであるが、これに限らず、枢支軸
46と同方向に延びるものであっても構わない。
と同方向に延びるものであるが、これに限らず、枢支軸
46と同方向に延びるものであっても構わない。
【0035】また、本実施例では、前記延出部52を開
閉蓋22に設けたが、これに限らず、延出部52をバン
ドBのストッパーとしてのみ考えるのであれば、開閉蓋
22とは無関係に、例えば調節具本体20から延びるよ
うに設けても構わない。
閉蓋22に設けたが、これに限らず、延出部52をバン
ドBのストッパーとしてのみ考えるのであれば、開閉蓋
22とは無関係に、例えば調節具本体20から延びるよ
うに設けても構わない。
【0036】前記第2支持杆28に係止突部44の先端
44aが収まる凹部54を設けたが、必ずしも前記凹部
54は必要ではない。しかし、前記凹部54を設けた方
が、バンドBを係止した係止突部44を、その取付け
側、すなわち開閉蓋22側と、調節具本体20側の両側
から支持することができるので、すなわち両持ち構造を
とれるので好ましい。また、前記延出部52を設けない
場合において、折返し部bのための目印にもなるので好
適である。すなわち、凹部54がなければ、再挿入させ
たバンドBにおける折返し部bの先端部B1をどこまで
進行させればよいかが分からないが、前記係止突部44
の先端44aが収まる凹部54があれば、該凹部54と
係止孔B2とが合致するところまで折返し部bを進行さ
せればよいことになり、前記凹部54が目印になる。
44aが収まる凹部54を設けたが、必ずしも前記凹部
54は必要ではない。しかし、前記凹部54を設けた方
が、バンドBを係止した係止突部44を、その取付け
側、すなわち開閉蓋22側と、調節具本体20側の両側
から支持することができるので、すなわち両持ち構造を
とれるので好ましい。また、前記延出部52を設けない
場合において、折返し部bのための目印にもなるので好
適である。すなわち、凹部54がなければ、再挿入させ
たバンドBにおける折返し部bの先端部B1をどこまで
進行させればよいかが分からないが、前記係止突部44
の先端44aが収まる凹部54があれば、該凹部54と
係止孔B2とが合致するところまで折返し部bを進行さ
せればよいことになり、前記凹部54が目印になる。
【0037】
【発明の効果】本発明のバンド調節具によれば、係止突
部が開閉蓋側に設けられているので、本体内面がフラッ
トとなり、バンド先端が進入する際、バンド先端の進入
を妨害するような突部が調節具本体にないので、前記バ
ンド先端がこれに引掛かることなく、円滑に挿入させる
ことができる。
部が開閉蓋側に設けられているので、本体内面がフラッ
トとなり、バンド先端が進入する際、バンド先端の進入
を妨害するような突部が調節具本体にないので、前記バ
ンド先端がこれに引掛かることなく、円滑に挿入させる
ことができる。
【0038】開閉蓋の被嵌状態における係止突部に相当
する位置に係止孔が来るようにバンド先端を進入させ、
この状態で開閉蓋を被嵌させると、自ずと係止孔に係止
突部が嵌め込まれることになる。
する位置に係止孔が来るようにバンド先端を進入させ、
この状態で開閉蓋を被嵌させると、自ずと係止孔に係止
突部が嵌め込まれることになる。
【0039】すなわち、従来のバンド調整具のように、
バンド先端が突部を通過する際にバンド先端を持ち上げ
る必要がなく、また、突部を通過した後にバンド先端を
調整具本体に嵌め込むという作業も必要としない。
バンド先端が突部を通過する際にバンド先端を持ち上げ
る必要がなく、また、突部を通過した後にバンド先端を
調整具本体に嵌め込むという作業も必要としない。
【0040】また、前記係止突部を開閉蓋側に設けたこ
とにより、バンド調節具とバンドとの取り外しが容易に
なるという効果も奏する。すなわち、開閉蓋を開放させ
ると、これに伴って係止突部も一緒に持ち上げられるこ
とになるので、前記係止突部をバンドから抜き取るに
は、開閉蓋を開放させるだけでよい。
とにより、バンド調節具とバンドとの取り外しが容易に
なるという効果も奏する。すなわち、開閉蓋を開放させ
ると、これに伴って係止突部も一緒に持ち上げられるこ
とになるので、前記係止突部をバンドから抜き取るに
は、開閉蓋を開放させるだけでよい。
【0041】請求項2のバンド調節具のように、前記開
閉蓋の基部よりバンド先端検知部が延設されていれば、
前記バンド先端検知部が再挿入されたバンドの先端部を
検知するとともに、前記バンド先端検知部はバンドの先
端部により押圧されることになる。そして、バンド先端
部からの力はバンド先端検知部を介して開閉蓋に伝達さ
れ、前記開閉蓋は基部を中心にして自動的に閉着する。
この時、前記バンド先端検知部から係止突部までの寸法
と、バンド先端から係止孔までの寸法とを合致させてお
けば、係止突部が係止孔に自動的に嵌め込まれることに
なり、バンド取付けの操作が極めて容易になる。
閉蓋の基部よりバンド先端検知部が延設されていれば、
前記バンド先端検知部が再挿入されたバンドの先端部を
検知するとともに、前記バンド先端検知部はバンドの先
端部により押圧されることになる。そして、バンド先端
部からの力はバンド先端検知部を介して開閉蓋に伝達さ
れ、前記開閉蓋は基部を中心にして自動的に閉着する。
この時、前記バンド先端検知部から係止突部までの寸法
と、バンド先端から係止孔までの寸法とを合致させてお
けば、係止突部が係止孔に自動的に嵌め込まれることに
なり、バンド取付けの操作が極めて容易になる。
【0042】請求項3のバンド調節具のように、調節具
本体に凹部を設ければ、バンドを係止した係止突部を、
その取付け側、すなわち開閉蓋側と、調節具本体側の両
側から支持することができ、すなわち両持ち構造をと
れ、強度の点で信頼性が増す。
本体に凹部を設ければ、バンドを係止した係止突部を、
その取付け側、すなわち開閉蓋側と、調節具本体側の両
側から支持することができ、すなわち両持ち構造をと
れ、強度の点で信頼性が増す。
【図1】本発明の一実施例を示すバンド調節具の分解斜
視図である。
視図である。
【図2】前図の組立斜視図である。
【図3】前図の縦断面図であり、開閉蓋が開放状態にあ
る図。
る図。
【図4】前図の状態から開閉蓋が調節具本体に被嵌した
状態を示す縦断面図である。
状態を示す縦断面図である。
【図5】他の実施例を示すバンド調節具の斜視図であ
る。
る。
【図6】従来のバンド調節具を示す断面図である。
【図7】前図のバンド調整具を開閉蓋側から見た図であ
る。
る。
A……バンド調節具 B……バンド B1…バンド先端部 B2…係止孔 b……折返し部 20……調節具本体 22……開閉蓋 26……第1支持杆 28……第2支持杆 30……第3支持杆 44……係止突部 52……延出部
Claims (3)
- 【請求項1】前後部にそれぞれ開口部を備えた方形枠状
の調節具本体と、前記調節具本体に対して被嵌自在に取
付けられてなる開閉蓋とからなり、 一方の開口部から、予め先端に係止孔が設けられてなる
バンドを挿通したのち折り返し、折返し部を他方の開口
部から再挿入するとともに、前記係止孔に係止突部を差
し込んで前記バンドを係止してなるバンド調節具におい
て、 前記係止突部が前記開閉蓋に設けられてなることを特徴
とするバンド調節具。 - 【請求項2】前記開閉蓋の基部よりバンド先端検知部が
延設されてなることを特徴とする請求項1に記載のバン
ド調節具。 - 【請求項3】前記開閉蓋を調節具本体に被嵌させた際、
前記係止突部の先端部が嵌まる凹部を調節具本体に設け
たことを特徴とする請求項1または2に記載のバンド調
節具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4179854A JP2521614B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | バンド調節具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4179854A JP2521614B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | バンド調節具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622809A JPH0622809A (ja) | 1994-02-01 |
JP2521614B2 true JP2521614B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=16073082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4179854A Expired - Lifetime JP2521614B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | バンド調節具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521614B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200461831Y1 (ko) * | 2010-12-13 | 2012-08-07 | 주식회사 니프코코리아 | 벨트 연결구 |
KR101336334B1 (ko) * | 2012-10-04 | 2013-12-06 | 송광수 | 버클 연결용 어셈블리 |
JP2019198563A (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | 株式会社丸正 | 衣服用ベルトのピンバックルと長尺帯状体とを連結する連結留め具 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP4179854A patent/JP2521614B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0622809A (ja) | 1994-02-01 |
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